JPH0198625A - 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造方法 - Google Patents

芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造方法

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JPH0198625A
JPH0198625A JP25475687A JP25475687A JPH0198625A JP H0198625 A JPH0198625 A JP H0198625A JP 25475687 A JP25475687 A JP 25475687A JP 25475687 A JP25475687 A JP 25475687A JP H0198625 A JPH0198625 A JP H0198625A
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JP
Japan
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thio
aromatic
ether
polymer
carbon tetrachloride
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JP25475687A
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Haruo Yoshida
晴雄 吉田
Kunio Matsuki
松木 邦夫
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造方
法に関する。さらに詳しくは機械的性質、電気的性質、
耐熱性、耐薬品性、寸法安定性に優れたエンジニアリン
グプラスチックスとして有用な芳香族ポリ(チオ)エー
テルケトンの製造方法に関する。
[従来の技術] 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの合成法については
種々な方法が提案されており、大別すると求電子置換反
応による合成法と求核的置換反応による合成法とがある
。前者の例としては、フェノキシ安息香酸をポリリン酸
中で反応させる方法〔岩倉ら、ジャーナル・オブ・ポリ
マm−サイエンス(J、 Polymer 5cl) 
A−1,8,3845(1988))、フェノキシ安息
谷酸ハライドを無水塩化アルミニウムあるいは無水塩化
鉄のごときフリーデルクラフッ触媒を用いて反応させる
方法(例えば英国特許第971227号明細書あるいは
英国特許第1086021号明細書など)、フェノキシ
安息香酸あるいはその酸ハライドを三フッ化ホウ素/フ
ッ化水素中で反応させる方法(例えばオランダ特許第8
611019号明細書、英国特許第1387103号明
細書、西独国特許第3418448号明細書など)、ジ
フェニルエーテルとイソフタル酸クロライドおよび/ま
たはテレフタル酸クロライドを無水塩化アルミニウムの
存在下で反応させる方法〔例えば米国特許130652
05号明細書、シー争ニスΦマーベル(C,S、 Ma
rvel)ら、ジャーナルψオブ・ポリマー・サイエン
ス5 ポリマm−ケミストリー・エデイジョン(J、 
Polymer Sci、、 Po1y+ger Ch
ei。
Ed) 21.2189 (1983)など〕、ジフェ
ニルエーテルとホスゲンを無水塩化アルミニウム存在下
で反応させる方法〔例えば特開昭80−72923号公
報、シーoニス・マーベル(C,S、Marvel)ら
、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス、ポリマー
・ケミストリー〇エデイジョン(J、 Po1y■er
 Sc1.。
Polymer Chet Ed) 23.2205 
(1985)なく〕などが挙げられる。また後者の例と
しては、4.4’  −ジハロゲノベンゾフェノンと二
価フェノールのアルカリ金属塩または4−フルオロ−4
′ −ヒドロキシベンゾフェノンのアルカリ金属塩を高
沸点の非プロトン性極性溶媒中で反応させる方法〔例え
ばエイOジー・ファンファム(A、 G、 Farnh
a■)ら、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエンス(
J、 Polymer 5c1) A−1,5,237
5(1987)、英国特許第1177183号明細書、
ティー・イー・アトラード(T、 E、 Attvoo
d)ら、ポリ? −(Polymer)18、369 
(1977)、ティー・イー・アトラード(T、 E、
 Attvood)ら、ポリv −(Polymer)
  25(8)、 1096 (1981)など〕が挙
げられる。
さらに芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの合成法の別
の方法として、例えばジハロテレフタロフェノンとジメ
ルカプトベンゼンとをアルカリ金属炭酸塩もしくはアル
カリ金属重炭酸塩の存在下、(チオ)キサントン中、高
゛温で反応させる方法(特開昭61−197834号公
報)などの方法が挙げられる。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、これらの芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンは
、しばしば結晶性のポリマーであるため、求電子置換反
応で用いられる様な比較的温和な温度での合成条件では
、重合過程でポリマーが析出してしまうため、高分子量
体が得られにくい欠点を有する。高分子量体を得るため
共重合等の方法も試みられているが、得られるポリマー
の結晶性が損われ、耐熱性が低下する。一方、高分子量
体を得る別の試みとして、三フッ化ホウ素/フッ化水素
のごとき腐蝕性の極めて高い特殊な溶媒系を用いる方法
が提案されているが、反応容器として特殊な材質のもの
を用いなければならない欠点を有している。
一方、求核置換反応によるポリ(チオ)エーテルケトン
の合成法においては、高分子量体を得るためには脱離基
として、より活性の高いフッ素基を有するジフルオロベ
ンゾフェノンのごとき高価な原料を用いるとともに、例
えばジフェニルスルホンのごとき高沸点の溶媒中、高温
で反応させることが必要である。また、このようにして
得られたポリマーには腐蝕性の高いフッ素塩等の副生成
物が残り易い欠点を有するとともに、これら残留塩はポ
リマーの成形に際して、ゲル化等の好ましくない副反応
を起し易い欠点も有している。
一方、芳香族化合物と四塩化炭素とをフリーデルクラフ
ッ触媒の存在下反応させ、次いで加水分解することによ
り、ベンゾフェノン誘導体を得る方法は公知である。こ
れらの例としては、ベンゼンを原料として、ベンゾフェ
ノンを得る方法〔シー−ニス・マーベル(C,S、 M
arvel)ら。
オルガニック・シンセシスΦコレクティブΦボリューム
I  (erg、 Syn、 Co11. Vol、I
)  p、95(1941)) 、ジフェニルエーテル
を原料として反応させ、生成物を強アルカリ存在下高温
で加水分解して4.4′  −ジヒドロキシベンゾフェ
ノンを得る方法(K、 A、 Chernyakovs
kayaら、 Uch、 Zap。
yaros+au Tekhttol、 In5t、 
1971 (27)、 85 ) 、クロルベンゼンを
原料として、4,4°−ジクロルベンゾフェノンを得る
方法(K、 A、 Chernykovskayaら。
Uch、 Zap、 Yaroslau Tekhno
l、  In5t、 1972 (13)。
92〕などが挙げられる。しかしながら、これらの公知
のいずれの例においても本発明に記載のような芳香族ポ
リ(チオ)エーテルケトン合成についての報告はなされ
ていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、前記従来技術の欠点を解決すべく鋭意研
究した結果、芳香族(チオ)エーテル化合物と四塩化炭
素をフリーデルクラフッ触媒の存在下で反応させた後、
生成物を加水分解することにより、容易に芳香族ポリ(
チオ)エーテルケトンが得られることを見出して本発明
を達成した。
すなわち、本発明は一般式(I) 〔式中、X およびX2は同じでも異っていてもよい酸
素原子または硫黄原子を表わし、Arは二価の芳香族残
基を表わし、mはOまたは1を表わす〕 で表わされる芳香族(チオ)エーテル化合物と四塩化炭
素とをフリーデルクラフッ触媒の存在下で反応せしめた
後、生成物を加水分解することを特徴とする芳香族ポリ
(チオ)エーテルケトンの製造方法に関する。
本発明において用いられる一般式(1)で表わされる芳
香族(チオ)エーテル化合物としては、ジフェニルエー
テル、ジフェニルサルファイド、1.4−Qスフエノキ
シベンゼン、l、3 −ビスフェノキシベンゼン、■、
3−ビス(フェニルチオ)ベンゼン、l、4−ビス(フ
ェニルチオ)ベンゼン、4−フェノキシジフェニルスル
フィド、4.4’  −ビスフェノキシベンゾフェノン
、4.4’  〜ビスフェノキシジフェニルスルホン、
ビス(4−フェノキシフェニル)エーテル、ビス(3−
フェノキシフェニル)エーテル、ビス(4−フェノキシ
フェニル)スルフィド、ビス(3−フェノキシフェニル
)スルフィド、4.4’  −とスフエノキシビフェニ
ル、4.4’−ビス(フェニルチオ)ビフェニルなどが
挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるものではな
い。
これらの芳香族(チオ)エーテル化合物は単独で、もし
くは混合して使用してもよい。
四塩化炭素の使用量は、一般式(1)で表わされる芳香
族(チオ)エーテル化合物に対し、モル比で1〜30、
好ましくは2〜20である。モル比が1未満あるいは3
0を越えるいずれの範囲においても重合体は得られにく
い。
本発明で用いられるフリーデルクラフッ触媒としては、
塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、塩化第二鉄、塩
化第二錫、四塩化チタン、三フッ化ホウ素、五塩化アン
チモンなどが挙げられるが、必ずしもこれらに限定され
るものではない。これの使用量は、一般式(1)で表わ
される芳香族(チオ)エーテル化合物に対し、モル比で
0.5〜IO1好ましくは2〜7である。モル比が0.
5未満では高重合体が得られに<<、一方、モル比が1
0を越える場合は架橋重合体を生じやすく好ましくない
本発明において用いられる反応温度は、−50〜100
℃、好ましくは一10〜80℃である。反応温度が一5
0℃未満では、反応は進むものの速度が遅く、経済的で
ない。一方、反応温度が100℃を越える場合は、架橋
重合体を生じやすく好ましくない。
また、一般式(I)で表わされる芳香族(チオ)エーテ
ル化合物と四塩化炭素を反応させるに際しては、溶媒は
用いても用いずともよく、溶媒を用いる場合は、溶媒と
してニトロベンゼン、二硫化炭素、クロロホルムなどが
使用される。溶媒の使用量は一般式(I)で表わされる
芳香族(チオ)エーテル化合物1モルに対し2gまで、
好ましくは1.51までである。
[実 施 例] 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
なお、本発明によって得られたポリマーの対数粘度(η
1nh)は97%濃硫酸中、1.0 g/dIの濃度で
30℃で測定した。
実施例 1 撹拌機、温度計、窒素導入口、滴下ロートを付した50
0 mlの四ツロフラスコに、窒素気流下、四塩化炭素
153.9 g(1,0モル)、窒素気流中で粉砕した
無水塩化アルミニウム108.7 g(0,8モル)を
入れ、6〜12℃に冷却する。混合液を撹拌しながら、
ジフェニルエーテル34.04 、 (0,2モル)お
よびニトロベンゼン50m1からなる溶液を反応温度が
5〜10℃になるように調節しながら滴下ロートを通じ
て加えた。滴下終了後、20時間室温で撹拌した。得ら
れた濃赤色の粘稠な反応物を水21中に注ぎ、反応を停
止した。得られたポリマーをメタノール1gで2回、8
%塩酸水溶液1.41で3回それぞれ洗浄した後、アセ
トンで洗浄し、120℃で一夜真空乾燥した。ポリマー
の収量は29.8.であり、対数粘度は0.41であっ
た。このポリマーの濃硫酸溶液中のUVスペクトルは、
424.8ni lこλwaxを有していた。また、得
られたポリマーのIRスペクトルは、1645an−’
 (芳香族C−0)、1590゜1495cm  (ν
12(Oan″″l(芳香族エーテ/l/ )、C−C
)ゝ 845cm  (p−置換芳香族のδC−H)に吸収を
示し、目的とする、芳香族ポリエーテルケトンが得られ
ていることを示していた。
実施例 2 溶媒としてニトロベンゼンの代りに乾燥二硫化炭素50
m1を用いた他は、実施例1と同様に反応を行ない、対
数粘度0,38のポリマー34.3gを得た。
このポリマーのUVスペクトル、IRスペクトルは実施
例1で得られた結果に完全に一致した。
実施例 3 実施例1で用いた反応装置に、l、3−ビスフェノキシ
ベンゼン26.2g (0,1モル)、四塩化炭素4B
、2.(04モル)、ニトロベンゼン50m1を入れ、
0℃に氷冷しながら粉砕した無水塩化アルミニウム40
g(0,3モル)を徐々に加えた。0〜5℃で5時間反
応後、室温で15時間反応させ、濃赤色の粘稠な反応物
を得た。実施例1と同様にして加水分解処理して23s
rの芳香族ポリエーテルケトンを得た。ポリマーの対数
粘度は0.45であった。
[発明の効果] 以上のとおり、本発明の方法によれば芳香族ポリ(チオ
)エーテルケトンを容易に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、X^1およびX^2は同じでも異なっていても
    よい酸素原子または硫黄原子を表わし、Arは二価の芳
    香族残基を表わし、mは0または1を表わす〕 で表わされる芳香族(チオ)エーテル化合物と四塩化炭
    素とをフリーデルクラフツ触媒の存在下で反応せしめた
    後、生成物を加水分解することを特徴とする芳香族ポリ
    (チオ)エーテルケトンの製造方法。
JP25475687A 1987-10-12 1987-10-12 芳香族ポリ(チオ)エーテルケトンの製造方法 Pending JPH0198625A (ja)

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