JPH019694Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH019694Y2
JPH019694Y2 JP1982030670U JP3067082U JPH019694Y2 JP H019694 Y2 JPH019694 Y2 JP H019694Y2 JP 1982030670 U JP1982030670 U JP 1982030670U JP 3067082 U JP3067082 U JP 3067082U JP H019694 Y2 JPH019694 Y2 JP H019694Y2
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JP
Japan
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tank
outer tank
plastic
opening
fuel
Prior art date
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Application number
JP1982030670U
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English (en)
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JPS58134138U (ja
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Publication of JPH019694Y2 publication Critical patent/JPH019694Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプラスチツクタンク、特に、自動車
の燃料タンクなどに使用して好適なプラスチツク
タンクに関する。
従来の自動車の燃料タンクなど使用されるプラ
スチツクタンクとしては、例えば、第1図に示す
ようなものがある。第1図において、1に示すプ
ラスチツクタンクは、燃料噴射装置付きの自動車
などに使用される燃料タンクである。このプラス
チツクタンク1は、ブロー成形により一体成形さ
れた中空な外槽2を有し、外槽2の内部の底壁に
は旋回槽などと呼ばれるコツプ状の内槽3が固着
されている。この内槽3は、外槽2とは別体にプ
ラスチツクにより成形されており、外槽2の成形
後、外槽2の開口部2aから内部に入れられ、外
槽2の底壁に、樹脂リベツト4の融着などにより
固定して取付けられる。この内槽3内には、タン
ク1内から図外のエンジン側に燃料を送るアウト
レツトチユーブ5の入口孔5aが配されている。
この内槽3は、タンンク1内の燃料の残量が少な
い場合において、車両が旋回する時や坂道などを
走る時、タンク1内の燃料6がタンク1の一方に
図示のように片寄り、アウトレツトチユーブ5か
ら燃料が図外のエンジン側へ供給されなくなつ
て、アウトレツトチユーブ5内に空気が混入する
のを防止するため、燃料6がタンク1の一方に片
寄つても、この内槽3内に燃料6の一部が残り、
アウトレツトチユーブ5が燃料6を吸入すること
ができるようにしている。なお、内槽3には連通
孔7が設けられており、内槽3内とタンク1の他
の部分とを連絡している。
しかしながら、このような従来のプラスチツク
タンク1にあつては、内槽3と外槽2とは互いに
別々に製作した後、内槽3を外槽2に樹脂リベツ
ト4などで融着固定する構造となつていたため、
外槽2と内槽3とを別々に製作するため製造コス
トが高くなり、また、樹脂リベツト4などで内槽
3を外槽2に取付ける作業を必要とするため製作
工数が多くなり、さらに、樹脂リベツト4の強度
的信頼性が低くく、さらに、樹脂リベツト4を外
槽2に融着させる作業の際、外槽2の底壁もほぼ
融点近くまで昇温させる必要があるためその加熱
作業が面倒なのと、外槽2の形状が温度上昇によ
り変形するおそれがあるという諸問題点があつ
た。
この考案は、このような従来の諸問題点に着目
してなされたもので、プラスチツクタンクの外槽
と内槽とをブロー成形(吹込成形)で一体成形す
るとともに、該内槽は、外槽内部に開放する開口
を有し、かつ、該外槽は、該開口に対向する位置
に、外槽内外を連通する開孔を形成して構成する
ことにより、前記諸問題点を一気に解決すること
を目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
2図ないし第4図は、この考案の一実施例を示す
ものである。第2図に示す11,12はプラスチ
ツクタンクをブロー成形するための一対のブロー
成形用金形である。金型11,12には、相対向
する凹部13,14が設けられている。金型1
1,12が接続されると、これら凹部13,14
は閉空間を形成する。一方の金型11の凹部13
の底面中央部には、他方の金型12の凹部14の
中央部に向かつて略円柱状の突起15が設けられ
ており、突起15の高さは、2つの金型11,1
2が接続されたとき、突起15の先端が他方の金
型12の凹部14の底面と間隙Dを形成する大き
さである。この間隙Dは、成形されるプラスチツ
クタンクの壁厚の1ないし2倍程度の大きさであ
る。16はプラスチツク製の管(パリソン)であ
り、プラスチツクタンクの材料となる。このパリ
ソン16は、2つの金型11,12の間に配され
る。金型11,12は、パリソン16を間に挾み
込んで切断するように接続される。そして、金型
11,12内に閉じ込められたパリソン16の中
空部には気体が圧送され、パリソン16は、中空
部内の気体の圧力により膨張し、第3図に示すよ
うに、金型11,12の凹部13,14の壁面に
押圧される。このため、金型11,12の内部に
は、パリソン16のプラスチツク材によつて形成
される外槽20に囲まれた略ドーナツ状の閉空間
を有するプラスチツクタンク17が成形される。
金型11の突起15の先端側のパリソン16のプ
ラスチツク材は、これに対向する金型12の凹部
14の底面の外槽20を形成するパリソン16の
プラスチツク材に圧接して完全融着されるため、
プラスチツクタンク17の中央部にはコツプ状壁
部18が形成されている。
第4図に示すように、金型11,12から取外
されたプラスチツクタンク17は、中央部のコツ
プ状壁部18の上部が切り取られて外槽20内部
に開放する開口21aを有する内槽21が形成さ
れるとともに、外槽20には、上記開口21aに
対向する位置に開孔20aが形成される。なお、
連通孔19があけられる。このようにして、プラ
スチツクタンク17の外槽20と、外槽20の内
部に設けられた内槽21とがブロー成形により一
体成形される。
以上説明してきたように、この考案によれば、
外槽と、外槽の内部に設けられた内槽と、をブロ
ー成形により一体成形するとともに、該内槽は、
外槽内部に開放する開口を有し、かつ、該外槽
は、該開口に対向する位置に、外槽内外を連通す
る開孔を形成して構成する構造としたため、プラ
スチツクタンクの製造工程が減少して製造コスト
の低減を図ることができ、また、内槽は外槽と一
体成形されているため、外槽から離脱することも
なく強度を増すことができ、さらに、プラスチツ
クタンクの形状の自由度も増大するという効果が
ある。
また、一般に、車両の燃料タンクには燃料の吸
込口がユニツト化されて装着されるが、本考案で
は、外槽の開孔を上記ユニツトの取付部分として
使用できる。しかも、外槽の開孔と内槽の開口と
が対向しているので、ユニツト化された吸込口を
そのまま延長させるだけで内槽内部に到達させる
ことができ、吸込口先端付近の構造を簡単にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプラスチツクタンクの断面図、
第2図はこの考案の第1実施例にかかるプラスチ
ツクタンクのブロー成形用金型とプラスチツクタ
ンクの材料のパリソンとを示す一部断面図、第3
図はこの実施例のプラスチツクタンクのブロー成
形用金型およびその内部のパリソンを示す断面
図、第4図はこの実施例のプラスチツクタンクを
示す断面図である。 11,12……ブロー成形用金型、13,14
……凹部、15……突起、16……パリソン、1
7……プラスチツクタンク、18……コツプ状壁
部、19……連通孔、20……外槽、20a……
開孔、21……内槽、21a……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外槽と、外槽の内部に設けられた内槽と、を有
    するプラスチツクタンクにおいて、外槽と内槽と
    が、ブロー成形により一体成形されているととも
    に、該内槽は外槽内部に開放する開口を有し、か
    つ該外槽は、該開口に対向する位置に、外槽内外
    を連通する開孔を形成して構成されたことを特徴
    とするプラスチツクタンク。
JP3067082U 1982-03-04 1982-03-04 プラスチツクタンク Granted JPS58134138U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067082U JPS58134138U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 プラスチツクタンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3067082U JPS58134138U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 プラスチツクタンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58134138U JPS58134138U (ja) 1983-09-09
JPH019694Y2 true JPH019694Y2 (ja) 1989-03-17

Family

ID=30042372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3067082U Granted JPS58134138U (ja) 1982-03-04 1982-03-04 プラスチツクタンク

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Country Link
JP (1) JPS58134138U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135317A (en) * 1980-03-24 1981-10-22 Toyota Motor Corp Manufacture of fuel tank with synthetic resin

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56171337U (ja) * 1980-05-23 1981-12-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56135317A (en) * 1980-03-24 1981-10-22 Toyota Motor Corp Manufacture of fuel tank with synthetic resin

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Publication number Publication date
JPS58134138U (ja) 1983-09-09

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