JPH0195704A - シイタケ類の栽培具 - Google Patents

シイタケ類の栽培具

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JPH0195704A
JPH0195704A JP62254058A JP25405887A JPH0195704A JP H0195704 A JPH0195704 A JP H0195704A JP 62254058 A JP62254058 A JP 62254058A JP 25405887 A JP25405887 A JP 25405887A JP H0195704 A JPH0195704 A JP H0195704A
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JP
Japan
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bamboo
shiitake mushrooms
bacteria
container
container part
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Pending
Application number
JP62254058A
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English (en)
Inventor
Masahiro Kobayashi
正博 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシイタケ類の栽培具に関し、さらに詳しく言え
ばシイタケ類を効率よく栽培できかつ竹の有効利用を図
ることが可能なシイタケ類の栽培具に関する。
[従来の技術] 従来のシイタケ類の栽培具としてはホダ木が用いられて
いる。このホダ木とはクヌギの木からなるものでありこ
のクヌギの木は一度切ると成長するのに3年はかかるこ
と、及び菌を接種してから栽培するまで1回の使用しか
できなこと、その他森林の伐採によりこのホダ木が不足
してきた等の問題がある。
又近年に至りプラスチック容器によるボトル栽培も行わ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来のホダ木を用いてシイタケ類を栽培する場合におい
ては、ホダ木自体が不足しており又この場合にはシイタ
ケ類が成長するのに約1年もかかるのでその栽培効率は
必ずしも十分といえない。
又上記プラスチック容器によるボトル栽培においては、
単位面積当りの収穫量が小さく、容器の口もとのみ一定
箇所しか発生しない等の問題がある。
本発明は、上記観点においてなされたものであり、自然
界のどこにでも繁茂している竹を用い、又竹公害といわ
れている昨今の事情からいっても竹の有効利用を図るこ
とができこの竹を用いて効率よくシイタケ類を栽培でき
ることを可能とするシイタケ類の栽培具を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明のシイタケ類の栽培具は、一方に節をもち円曲面
部に穴をもつ竹製容器部と、該竹製容器部の内部に充填
される菌培養部材と、上記容器部の内部に配置されシイ
タケ類の菌の接種を可能とする多孔質セラミック製の菌
接種部材と、をもち、竹の通気性、通水性を利用しつつ
かつセラミックスから放出される遠赤外線の作用により
シイタケ類を効率よく栽培できることを特徴とする。
本発明は竹の新しい用途開発ともいえるものである。そ
してこの竹のシイタケ類の栽培に適した特性に本発明者
等は着眼し自然界のどこにでも繁茂している竹を従来用
いられているホダ木の代りに適用したものである。即ち
竹の節部分は上方にも下方にも通水性に富みさらに根元
の部分から上端の方に向って通気するという性質を我々
は見出した。即ち竹の開口部に口を当てて入間が息を吹
きかけると通気する方が根の方向を即ち下端方向を表わ
すものである。このように根の方向から通気するという
性質をもっている。なお竹の円曲面部においても通気性
及び通水性がある。
本栽培具が適用されるシイタケ類とは、マツタケを除き
、窒素、リン、カリを必要としない下等菌から成るもの
をいい、例えばシイタケ、ヤナギタケ、ヒラタケ、マツ
シュルーム、ナメタケ等をいう。なお、マツタケについ
ても以下の実施例で示す条件で栽培したところ成長しな
かった。これは遠赤外線効果による磁力線によって核分
裂がおきなかったと思われること等のためと考えられる
上記竹製容器部は一方に節をもつものである。
そして竹の節を1以上くり抜いて2以上の部間部分を合
体したような大きな空間部を有するものとしてもよく、
少なくとも一方に節をもち容器形状をするものであれば
よい。なお、他方の節は例えば第1図に示すように、完
全にくり抜かなくても菌培養部材および菌接種部材が内
部空間に挿入できるものであればよい。
又この容器部には円曲面部に穴をもつ。この穴はシイタ
ケ類の成長によりこの穴からシイタケ類が露出する作用
を有するものである。この穴の数は目的、用途により1
又は2以上とすることができる。またこの穴の配置場所
は特に限定されないが、この円曲面部の周方向にほぼ等
間隔をおいて3以上の穴が形成されることが多く、さら
に必要に応じて上下に多段に又はたがい違いにこの穴を
形成させてもよい。又この穴の大きさは約10〜12I
III11程度が好ましい。これが9mm未満の場合に
は穴が小さすぎてシイタケ類の成長に好ましくなく、1
2111111を越える場合には菌の接種の作業性が悪
いため好ましくない。
菌培養部材としてはシイタケ類の栽培に適する培養作用
を示すものであればよい。この物としては杉の木のオガ
質、ポプラの木のオガ質又はこれらの木の皮、又はトイ
レットペーパー等を用いることができる。通常これは含
水率的30〜40%が好ましくさらには約35%前後が
好ましい。この含水率が菌の成育に最も好ましいからで
ある。
又この菌培養部材の温度は一定の湿度と湿度に保たれる
のが好ましい。この温度としては約13〜20℃が好ま
しく、より好ましくは15℃である。
これは菌の成育に好ましいからである。湿度は約60〜
90%が好ましく、このうち70%がより好ましい。こ
れは菌の成育により好ましいからである。
菌接種部材としては多孔質のセラミックスが用いられる
。多孔質とするのは菌の接種を可能とするものであり、
セラミックスとするのは遠赤外線効果を有するものとす
ることが好ましいからである。この遠赤外線効果を有す
るセラミック材料としてはアルミナ、シリカ又はチタニ
ア(Ti12)を含むものが一般的であり、特にアルミ
ナを含むものが一般に用いられる。
[発明の効果] 本発明のシイタケ類の栽培具は一方に節をもつ竹製容器
部と該容器部の内部に充填される菌培養部材と、この容
器部の内部に配置されシイタケ類の菌の接種を可能とす
る多孔質セラミック製で遠赤外効果のある閉接種部材と
をもつ。従って本栽培具は竹の通気性及び通水性を利用
するとともにセラミックスによる遠赤外線効果をも併せ
もつので、菌の成育活動が活発となりシイタケ類を効率
よく栽培することができる。
[実施例] 以下、具体的実施例により本発明を説明する。
本実施例に用いられる栽培具の説明断面図を第1図に示
す。この栽培具は、一方に節2をもち(この節が栽培具
を置いた場合下方に位置することとなる)をもつ竹製容
器部1と、菌培養部材4と、閉接種部材5と、穴3の周
辺部に形成されるセラミック塗膜6と、からなる。
この竹製容器部1は一方に節2をもち、その内径は約5
Qn+mであり父性の肉厚は約lQn+mでありこの容
器部1の高さは約350mmである。そしてこの容器部
1の円曲面部にほぼ三等分した位置に計三つの穴3をも
つ。この穴3の大ぎさは径が約lQmmの円形状である
。そしてこの穴3の内周面側にはアルミナを約3%含む
セラミックス塗料(小枝海洋開発研究所製、商品名「セ
ラミ−#400」)が塗布されその塗膜6を有する。
上記菌培養部材4としては杉の木のオガ粉を上記容器部
1の内部に密に充填させた。この部材4の湿度は約70
%であり温度は約15〜20℃である。上記閉接種部材
5はアルミナを約14重量%含む多孔質のアルミナ−シ
リカ系セラミック材料から成り、丸棒形状である。なお
この部材5としては成形品であってもよいし、軽石のよ
うな天然品であってもよい。そしてこの閉接種部材5に
シイタケ類(ヤナギタケ)の菌を接種した。そして接種
したこの部材5を竹製容器1のほぼ中央部に縦型に配置
した。そしてその上部に蓋(合成樹脂製)7を配置した
。そしてこの栽培具の底部を、第2図〜第4図に示すよ
うに、上記容器部1の外径を内径とするやや大きな竹製
支台9の竹筒の中へ挿入して固定した。この竹製支台9
の高さは約30mmであり、この支台の下方側が根元側
となっている。
そしてこれを台所の流し台の下部の戸棚内に置いた。こ
の場所の環境は温度が約15〜20℃であり湿度は60
〜90%であり、光は500ルクス程度の弱い光が当た
るものである。
上記のような環境下においてシイタケ類を栽培した結果
を第2図〜第4図示す。これらの図は実際に写した写真
をそのままトレースしたものである。
第2図に示すように接種後25日目でネギ坊主に似た形
状のもの88が発芽し、これは約35の単一固体が集合
している。なお、この集合体の全体の大きさは約3〜5
mm程度である。これが容器部1の3つの8穴3に同じ
ように発生している。
そしてさらにこの発芽II&2日目の成育状態を第3図
に示す。この状態によると第1図に示すものと比べて2
5〜30倍の範囲にかさが拡大して全一  〇  − 体として約100〜150Illfflの大きさの塊8
bとなっている。
さらに発芽後5日目即ち第3図に示す状態から3日目に
全体として約190mmの大きさの塊8Cとなりほぼ商
業サイズに到達している。
以上のように本実施例の方法によると接種後約30日で
ほぼ商業ベースの大きさのヤナギタケを栽培することが
できた。これは一般に用いられているクヌギの木の場合
の1年かかる場合と比べて約1/12の期間に短縮する
ことができた。
これは竹を用い通気性及び通水性に富むとともに節の部
分で下方から適度な湿度等を有する空気が菌培養部材中
に流入しさらにセラミックスによる遠赤外線効果と併せ
もった結果と考えられる。
本発明においては、上記具体的実施例に示すものに限ら
れず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更し
た実施例とすることができる。
即ち、菌培養部材が適度な湿度を有さず乾燥状態の場合
には竹製容器部の下部側に水を供給すると、この水が節
を通って上方へ移動して菌培養部材に適度な湿度を与え
、かつ保持することもできる。また上記竹製容器部は成
育中の竹を利用することもできるし、切断後の竹を利用
することもできる。また閉接種部材は、丸棒形状に限ら
ず、他の棒形状であってもよいし、その地塊状、球状等
であってもよい。また本発明においては、竹製支台を具
備してもよいし、具備しなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係わるシイタケ類の栽培具の説明断面
図である。第2図は実施例において接種後22日後の成
育状態を示す説明図である。第3図は接種後27日経過
後の成育の状態を示す説明図である。第4図は接種後3
0日経過後の成育の状態を示す説明図である。 1・・・竹製容器部   2・・・節 3・・・穴       4・・・菌培養部材5・・・
閉接種部材   6・・・セラミックス塗膜7・・・蓋
       8・・・ヤナギタケの塊9・・・竹製支

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方に節をもち周曲面部に穴をもつ竹製容器部と
    、該容器部の内部に充填される菌培養部材と、上記容器
    部の内部に配置されシイタケ類の菌の接種を可能とする
    多孔質セラミック製の菌接種部材と、をもち、 竹の通気性及び通水性を利用しつつかつセラミックスか
    ら放出される遠赤外線の作用によりシイタケ類を効率よ
    く栽培できることを特徴とするシイタケ類の栽培具。
  2. (2)竹製容器部の穴の内側周辺部には遠赤外線放出効
    果を有するセラミックス塗料が塗布されている特許請求
    の範囲第1項記載のシイタケ類の栽培具。
JP62254058A 1987-10-08 1987-10-08 シイタケ類の栽培具 Pending JPH0195704A (ja)

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JP62254058A JPH0195704A (ja) 1987-10-08 1987-10-08 シイタケ類の栽培具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01124328A (ja) * 1987-11-06 1989-05-17 Inabata Sangyo Kk エノキダケ栽培用器具
CN1325056C (zh) * 2002-05-20 2007-07-11 大塚制药株式会社 用于改善黑斑病的组合物以及用于减轻肌肤黯淡的组合物
CN104885781A (zh) * 2015-05-12 2015-09-09 杨树东 一种竹林套种木耳的方法

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