JPS6188818A - きのこの原木栽培方法 - Google Patents

きのこの原木栽培方法

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JPS6188818A
JPS6188818A JP59208547A JP20854784A JPS6188818A JP S6188818 A JPS6188818 A JP S6188818A JP 59208547 A JP59208547 A JP 59208547A JP 20854784 A JP20854784 A JP 20854784A JP S6188818 A JPS6188818 A JP S6188818A
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JP
Japan
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mushroom
logs
film
log
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP59208547A
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English (en)
Inventor
中村 収
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は原木を利用したきのこの栽培方法に関するもの
である。とりわけオガクズ栽培に比較して原木栽培の方
が優良な子実体を形成させることができるとされている
マンネンタケに対して利用価値が高い。
〔従来の技術〕
きのこ、特にマンネンタケの原木栽培方法において、種
菌の接種方法に関しては多くの方法が知られているが、
従来種菌が原木に活着した後はいずれも原木を土(また
は砂)中に全部または一部を埋め、散水により水分を管
理して子実体を発生させる方法が行なわれてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の原木栽培方法では原木を土(または砂、以下同じ
)中に埋めるため、広い土地面積と多量の土、そして多
大な労働力を必要とし、また土中の水分を保つために、
−日に一度以上の散水が必要である。さらに従来の原木
栽培方法では簡便な設備としてビニルハウスが多く使用
されるが、この場合、外気の影響を受けるため種菌妾種
から収獲までの栽培期間にj〜タケ月を要し、年に一度
しか収獲できない。また原木が直接上と接触するため雑
菌、に汚染される機会が多く、一度雑菌に汚染されると
他の原木に伝播する確率が高い。さらに木製駒に種菌を
付加して行なう種駒法や、ドリルであけた穴にオガクズ
種菌を接種する方法では接種された種菌が原木に活着す
る率が必ずしも高いとはいえず、また接種された種菌が
原木に活着したかどうかの判定も難しい。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者は種菌接種後の菌の活着を確実に行なわ
せ、また他から水分を補給しなくとも原木の水分含量を
一定に保持し、そして菌の活着の様子と雑菌汚染の有無
を容易に判断できることを目的として鋭意研究の結果、
原木を水および水蒸気の透過性のないまたは透過性の著
しく低い皮膜で被覆することにより所期の目的を達成で
きることを知り、本発明に到達した。こごでいう皮膜は
袋状のものに原木を包み込むだけ醜 の意味でなく、溶牟状の樹脂などに原木を浸したのち樹
脂などを固化させる方法、溶融状の樹脂などを原木のま
わりに噴霧したのち固化させる方法などによっても形成
することができるが、とりわけ熱収縮フィルムで原木を
包んだのちフィルムを熱収縮させる方法による場合は、
フィルムと原木の樹皮との間に微細なすき間が形成され
るため、適度な通気が確保され、菌糸の伸長を促進する
ことができる。またこの熱収縮フィルムを透明または半
透明にすることにより、菌の活着の様子と雑菌汚染の有
無の判オガクズ培地を添加すれば、種菌の活着が確実と
なる。以上の効果はマンネンタケの栽培において特に著
しい。
〔作  用〕
原木を熱収縮フィルムにて被覆することにより原木から
の水分の蒸発を防ぐことができ、この結果、原木を土に
埋めて散水する・という水分管理の方法は必要でなくな
る。
これにより土の運搬、土への原木の埋設、散水といった
多大な労働が不要となり、また土を使用しないために棚
などを使って立体的に栽培することが可能となって床面
積を有効に使用することができる。また皮膜として透明
または半透明の熱収縮フィルムを使用することにより、
If重されたf1菌の原木への活着状態や雑菌の汚染の
有無が外部から一見して判断でき、さらに原木の一本一
本が隔離されているので、仮に雑菌汚染があったとして
も他の原木に雑菌汚染が伝播することはない。そして培
養条件から土を排除することにより、培養場所もビニル
ハウスを使用することなく、屋内の人工環境下で管理で
きるため、栽培期間を3〜Vケ月に短縮したうえ、周年
栽培も可能となる。またオガクズ培地を原木と皮膜との
間に添加することによって接種された種菌の活着も確実
となる。さらに熱収縮フィルムを使用した場合は、熱収
縮フィルムでない袋を使用した場合に比較して、原木の
形が手になじむため取り扱いが容易で、かさばらないた
め作業性が向上する。しかも原木と熱収縮フィルムとの
間のすき間が小さいため菌糸の無駄な伸長がなぐなるの
で、原木内の栄養分が効率よく子実体形成に利用される
なお原基が発生したのち皮膜を取り去り土に埋設して従
来の技術によって栽培することも、もちろん可能である
次に本発明に係る好適な実施例につき添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
〔実 症例〕
第1図において長さ約/jOmmに玉切りした直径約/
jOrntnのコナラ原木/を透明なポリプロピレン製
熱収縮フィルムコで作製した袋に木口面を上下方向とし
て入れ、原木の上面にオガクズ培地3を約jミリメーポ
リプロピレン製パイプqの内側を通したのち、広げて外
側へ折り返しパイプの外周へフィルム固定用輪ゴムjて
固定する。
このようにしてできた種菌接種用開口部に紙で蓋6をし
たのち、/、2/”Cで2時間高圧蒸気滅菌をするとフ
ィルムは熱収縮して原木の周りをぴったりと覆うが原木
の樹皮の細かな凹凸によって適度な通気路を確保してい
る。このようにしてできた培養用原木に別に予しめ培養
しておいたマンネンタケのオガクズ種菌の約3−を無菌
的に接種し、再び紙の蓋6をして適温に保つと、菌糸は
すぐに成長を始めて原木を覆いつくし1.20〜30日
後にはパイプの内側にマンネンタケの原基が形成される
。ここで紙蓋6を取り去り、適当な温湿度と散孔光のも
とて管理を続けると30−40日後にはマンネンタケの
子実体を収獲することができる。
このようにして収獲されたマンネンタケはカサの大きさ
、肉の厚さ、色、艶など土を使用して原木栽培されたも
のと比較して何ら劣る点はなく、むしろ品質のバラツキ
が少ない点で優れている。
以上実施例について具体的に述べたが、本発明の精神を
逸脱しない範囲内において、種々の変更をなし得ること
は勿論である。
〔発明の効果〕
本発明により以下のような効果が得られた。
■ 接種された種菌の活着の度合が容易に判定される。
■ 雑菌汚染の有無が容易に判断される。
■ 仮に雑菌汚染があっても他の原木に伝播しない。
■ 土を使用する必要がない。
■ ■により土の運搬、原木の埋設、頻繁な散水などの
労働が不要となる。
■ ■により棚などを使用した立体的な栽培が可能とな
る。
■ ■により季節・天候に左右されることのない、人工
的な栽培条件設定が可能 になる。
■ ■により栽培期間が短縮され、かつ周年栽培が可能
となる。
■ 一定の品質のものが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例を示す概略図である。 (1)・・・・・・原木 (2)・・・・・・ポリプロピレン製熱収縮フィルム(
3)・・・・・・オガクズ培地 (4)・・・・・・ポリプロピレン製パイプ(5)・・
・・フィルム固定用輪ゴム (6)・・・・・・紙蓋

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原木の種菌を接種すべき部分を除いた全体を、水
    および水蒸気の透過性のないまた は透過性の著しく低い皮膜で被覆すること を特徴とするきのこの原木栽培方法。
  2. (2)皮膜が熱収縮フィルムであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のきのこ の原木栽培方法。
  3. (3)熱収縮フィルムが透明または半透明であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に 記載のきのこの原木栽培方法。
  4. (4)玉切りした原木と皮膜との間にきのこ培養用培地
    を添加することを特徴とする特許請 求の範囲第1項に記載のきのこの原木栽培 方法。
  5. (5)きのこ培養用培地がオガクズ培地であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項およ び第4項に記載のきのこの原本栽培方法。
  6. (6)きのこがマンネンタケであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第5項のい ずれかに記載のきのこの原木栽培方法。
JP59208547A 1984-10-04 1984-10-04 きのこの原木栽培方法 Pending JPS6188818A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63157919A (ja) * 1986-12-20 1988-06-30 有限会社 吉井菌学研究所 シイタケの栽培方法およびその培養容器
JPH0488925A (ja) * 1990-07-31 1992-03-23 Tatsuo Hirayama マンネンタケの栽培法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196455A (en) * 1975-02-17 1976-08-24 Kinokono hifukutsukibaiyokito sono seisakuhoho

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS63157919A (ja) * 1986-12-20 1988-06-30 有限会社 吉井菌学研究所 シイタケの栽培方法およびその培養容器
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