JPH0195127A - 高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合体の製造法 - Google Patents

高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合体の製造法

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JPH0195127A
JPH0195127A JP25215387A JP25215387A JPH0195127A JP H0195127 A JPH0195127 A JP H0195127A JP 25215387 A JP25215387 A JP 25215387A JP 25215387 A JP25215387 A JP 25215387A JP H0195127 A JPH0195127 A JP H0195127A
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Japan
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dicarboxylic acid
polyester
glycol
butanediol
polyether copolymer
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JP25215387A
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Tomiji Matsuki
松木 富二
Joshin Kuwata
桑田 浄伸
Hitoshi Takayama
高山 均
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Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合体
の製造法、特に芳香族ジカルボン酸を主とするジカルボ
ン酸、1,4−ブタンジオールを主とするグリコール、
および分子m400〜6000のポリアルキレングリコ
ールから、溶融状態、および溶液状態での透明性が良好
な高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合体の製造
法に関する。
[従来技術] 芳香族ポリエステルをハードセグメントとし、ポリアル
キレングリコールをソフトセグメントとするポリエステ
ル−ポリエーテル共重合体の製造法としては、ジカルボ
ン酸、グリコール、およびポリアルキレングリコールを
先ずエステル化反応せしめ、次いで重縮合せしめる、所
謂直接重合法と、ジカルボン酸ジエステル、グリコール
、およびポリアルキレングリコールを先ずエステル交換
反応せしめ、次いで重縮合せしめる、エステル交換型合
法とが知られているが、原料コスト面および副生テトラ
ヒドロフランの回収再利用が容易な面などから前者の直
接重合法が経済的には有利である。
ところで、この直接重合法には一般にエステル化反応性
が低いこと、およびテトラヒドロフラン(以下、THE
という)の副生量が多いなどのために、種々の反応触媒
が検討されており、例えば有機チタン化合物がエステル
化触媒として有効であることが知られている(特開昭5
2−18753号公報など)。
このようにポリエステル−ポリエーテル共重合体のエス
テル化反応を有機チタン化合物の存在下で行うと、エス
テル化反応が加速され、THEのDI生最も減少する。
しかしながら、前記エステル化反応において有機チタン
化合物量を充分な触媒効果が得られる程に用いると、生
成ポリマ中に有機チタン化合物に起因する濁りが生じ、
溶融状(m、もしくは溶液状態で不透明となる。そこで
、かかる欠点を解消するだめに、例えば特開昭57−3
8817号公報および特開昭57−38819@公報に
おいて、エステル化触媒である有機チタン化合物と共に
、特定のジオール、あるいは多価アルコール類を併用す
ると、有機チタン化合物に基づくエステル化反応性の向
上に併せて、生成ポリマの溶融状態。
もしくは溶液状態での不透明性は確かに改善されること
が記載されているものの、重縮合反応性については充分
満足できるとは言えなかった。
すなわち、ポリエステル−ポリエーテル共重合体には、
ポリエーテル成分が含まれているため、通常の芳香族ポ
リエステルの重縮合に比較して本質的に反応性が劣って
いるし、一方、ポリエステル−ポリエーテル共重合体成
形物の機械的性質、特に破断強度、引張強度、耐摩耗性
等は主にポリマの重合度に支配されるため、高品質のポ
リエステル−ポリエーテル共重合体を得るためには同ポ
リマの高重合度化が必須要件となる。
このように、ポリエステル−ポリエーテル共重合体の重
縮合反応は、その反応速度が遅いのみならず、その重縮
合速度を補うべく単に反応時間を延長してもポリエーテ
ル成分が本来熱分解を受は易いため、ポリエステル−ポ
リエーテル共重合体の高重合度化が著しく困難である。
従って、直接重合法によるポリエステル−ポリエーテル
共重合体の製造においては、反応触媒によるエステル化
反応性の向上はもとより、更に生成ポリマの溶融状態、
もしくは溶液状態での透明性と共に、重縮合反応性を如
何にして向上させるかは当技術分野での早期に解決すべ
き課題とされていた。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解消し、直接重
合法によるポリエステル−ポリエーテル共重合体のt!
A造において、エステル化反応性や、生成ポリマの溶融
状態、もしくは溶液状態での透明性の改良と共に、重縮
合反応性を向上させることにある。また他の目的は前記
ポリエステル−ポリエーテル共重合体の高重合度化に基
づく高品質化を図ることにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、芳香族ジカルボン酸を主とするジ
カルボン酸、該ジカルボン酸に対して2゜0モル以下の
1,4−ブタンジオールを主とするグリコール、および
分子、!400〜6000のポリアルキレングリコール
から、ポリエステル−ポリエーテル共重合体を製造する
に際し、反応触媒として右はチタン化合物およびリヂウ
ム化合物を。
1.4−ブタンジオール中で、下記式で表される多価ア
ルコールの存在下に加熱処理して得られる化合物を使用
することによって達成することができる。
(ただし、Rは炭化水素基、またはメチロール基である
。) 以下、本発明の構成について説明するが、まず本発明に
おける直接重合法によるポリエステル−ポリエーテル共
重合体のV)Wに当り、ジカルボン酸とグリコールとの
モル比を規定し、かつ反応触媒として有機チタン化合物
およびリチウム化合物を1,4−ブタンジオール中で、
特定の多価アルコールの存在下、有機チタン化合物とリ
チウム化合物とを加熱処理して得られる化合物を使用す
ることについて述べる。
すなわち、本発明における芳香族ジカルボン酸を主とす
るジカルボン酸、該ジカルボン酸に対して2.0モル以
下の1,4−ブタンジオールを主とするグリコール、お
よび分子!400〜6000のポリアルキレングリコー
ルを出発原料とするエステル化反応は、該グリコール/
ジカルボン酸のモル比を通常2.0モル以下、好ましく
は1.2〜1.8の範囲内に保持すべきである。このと
き該モル比が2.0を越えると反応自体は完結するが、
過剰の1,4−ブタンジオールは多量のT HFを副生
ずるため工業的に著しく不利となるし、一方余り低くな
るとエステル化反応が充分進行しなくなることから、最
終的に未反応のジカルボン酸が残存し、反応生成物は不
透明状態になる。
また、本発明における多価アルコールとしては、前記−
数式(I)で表わされる多価アルコールであり、具体的
にはL 1.1−1−リメチロールエタン、1.1.1
−トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が
挙げられるが、特に1.i、i−トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールが好ましい。
加熱処理に供する多価アルコールの量は、有機チタン化
合物のチタン原子に対して0.1〜3モル倍が好ましく
、より好ましくは0.3〜2モル倍である。若し、0.
1モル倍より少ないと透明性向上および高重合度化の効
果が少なく、また3また上記多価アルコールは加熱処理
に供する以外に、必要に応じ追加的に反応系へ直接添加
することもできるが、反応系へ添加される多価アルコー
ルの合計量はジカルボン酸成分に対して0.8モル%以
下が好ましい。ジカルボン酸成分に対して0.8モル%
を越えるとポリマ鎖の分岐41Bによる顕著な増粘など
のポリマ物性変化およびコストアップ等が生じ好ましく
ない。特に分岐による著しい増粘は射出成形性を低下さ
せ、また射出成型品の機械物性を大幅に低下させるので
好ましくない。
また本発明ににおける有機チタン化合物は、式。
(RO)  Tt(OR2>4゜ n [ここでR1,R2は炭素数1〜10の脂肪族、脂環族
、芳香族炭化水素、nは1から3の数字(小数を含む)
である。] で示されるチタン酸エステルであり、具体的にはチタン
酸のメチルエステル、テトラ−n−プロピルエステル、
テトライソプロピルエステル、テトラ−n−ブチルエス
テル、テトライソブチルエステル、テトラ−tert−
ブチルエステル、シクロヘキシルエステル、フェニルエ
ステル、ベンジルエステル、トリルエステル、おるいは
これらのアルキル混合エステルなどでおる。これらのう
ち、特にテトラ−n−プロピルエステル、テトライソプ
ロピルエステル、テトラ−n−ブチルエステルが好まし
く用いられる。
また、該有機チタン化合物と共に加熱処理されるリチウ
ム化合物としては、反応系に可溶なものが好ましく用い
られ、例えば酢酸リチウム、シュウ酸リチウム、クエン
酸リチウム、安息香酸リチウム、等のリチウムの弱酸塩
、炭酸リチウム、FA酸リチウム、ホウ酸リチウム、リ
ン酸リチウム。
塩化リチウム、等の無Iar!i塩、および水酸化リチ
ウム、リチウムのアルコラード、リチウムのフエノラ−
1・等が挙げられる。これらのうち、特にリチウムの弱
酸塩が好ましい。
かかるリチウム化合物の使用量は、有機チタン化合物の
チタン原子に対してリチウム原子が0゜05モル倍以上
2モル倍以下とするのが好ましい。
このとき、リチウム化合物の添加量が上記範囲の下限以
下では目的とする重縮合反応性の向上が望めず、一方上
限以上を添加すると1反ってポリマの熱分解が促進され
るので好ましくない。
また本発明にいう加熱処理とは、1,4−ブタンジオー
ル中に各化合物を添加し、80’C−沸点にて30分〜
数時間程度撹拌下に加熱し反応せしめることをいう。こ
のとき発生する低沸点化合物は系外へ除去することが好
ましい。この加熱処理を行なわないと、透明性向上の効
果および高重合度化効果が不足するものとなる。
また加熱処理に供する有機チタン化合物の1,4−ブタ
ンジオール中での濃度は特に限定されないが、経済性お
よび1,4−ブタンジオール中への溶解性から、有機チ
タン化合物として1〜15重量%程度とするのが望まし
い。
有機チタン化合物およびリチウム化合物を1,4−ブタ
ンジオール中で特定の多価アルコールの存在下に加熱処
理して得られる化合物は、通常生成ポリマに対してチタ
ン原子量として0.001〜0゜06重量%程度、好ま
しくは0.003〜0.05 tzFM%の範囲をエス
テル化反応前、またはその初期までに添加されるが、上
記の加熱処理して得られる化合物は単にエステル化反応
のみならず、重縮合反応に対しても優れた触媒作用を有
するため、エステル化反応後期、または重縮合反応初期
までに追添加する方法が好ましく採用される。
このとき、加熱処理して1qられる化合物の添加岱がチ
タン原子量として0.001重量%以下ではエステル化
反応ないし重縮合反応触媒としての効果が不充分で、特
にエステル化反応時間が長びき、かつTHFの副生mも
増加する。一方添加量がチタン原子量として0.06重
辺%を超えると触媒効果が飽和し、かつ透明性向上剤の
必要量が増加すること、ポリマの色調や耐熱性が悪化す
ること等の欠点が生じ易く好ましくない。
なお、エステル化反応性を高めて副生するTHEを抑制
し、有機チタン化合物の失活を最小限に抑えて透明性の
良好なポリマを得るために、上記の加熱処理して得られ
る化合物と共に、モノアルキルスズ化合物、モノアリー
ルスズ化合物、ジアルキルスズ化合物、ジアリールスズ
化合物、トリアルキルスズ化合物、トリアリールスズ化
合物。
テトラアルキルスズ化合物等の有機スズ化合物を、加熱
処理して得られる化合物のチタン原子に対するスズ原子
のモル比率として、0.05〜2.0の範囲内で用いる
ことができる。
次に本発明における上記以外の構成について)ホベると
、本発明におけるジカルボン酸とは、芳香族ジカルボン
酸を少なくとも50モル%含むジカルボン酸であって、
芳香族ジカルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸、 2.6−ナフタリンジカルボン19.
1.5−ナフタリンジカルボンM、 1.2−ビス(フ
ェノキシ)エタンp、p“−ジカルホン酸、ジフェニル
p、p’−ジカルボン酸などが好ましく用いられる。こ
れらの芳香族ジカルボン酸のうち、特にテレフタル酸、
イソフタル酸が好ましく用いられるし、また該テレフタ
ル酸は所謂高純度テレフタル酸のみならず、テレフタル
酸の合成過程で混入する酢酸を0.3重N%以下含有す
るテレフタル酸であってもよい。ざらにコハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボ
ンM、 1.3−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂
肪族ジカルボン酸、または脂環族ジカルボン酸を50モ
ル%未満で用いることもできる。
またグリコールとしては、1,4−ブタンジオールを少
なくとも70モル%含有するグリコールで必って、エチ
レングリコール、1.3−プロパンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタツールな
どの分子量300以下のグリコール類を30モル%未満
併用してもよい。
更に、分子!400〜6000のポリアルキレングリコ
ールとは、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、およびこれ
らの共重合体、ビスフェノール八などのビスフェノール
のフェノール性水酸基にエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド。
ブチレンオキサイドなどを開環付加させて17られるポ
リエーテル化合物であって、特にポリテトラメチレング
リコール、およびテ1−ラメチレンオキサイド単位を主
成分とするポリアルキレングリコール共重合体、および
ポリプロピレングリコールの末端にエチレンオキサイド
を開環付加させたブロック共重合ポリアルキレングリコ
ールが好ましく用いられる。
このポリアルキレングリコールは分子つが400未満で
はポリエステル−ポリエーテル共重合体のプロラフネス
が低下するため、ポリマ融点が低下するなどの好ましく
ない影響が現れるし、ポリアルキレングリコールの分子
m 6000以上では生成ポリマが不透明になり易く好
ましくない。ざらにp−(β−ヒドロキシエトキシ)安
息香fl、p−オキシメチル安息香酸などのオキシカル
ボン酸。
トワメυト酸、トリメシン酸、ピロメリト酸なと3官能
以上の多価カルボン酸を少量用いることもできる。 か
かる芳香族ジカルボン酸を主とするジカルボン酸、1,
4−ブタンジオールを主とするグリコール、および分子
量400〜6000のポリアルキレングリコールとのエ
ステル化条件としては、前述した如く、先ず反応開始時
におけるグリコール/ジカルボン酸のモル比を2.0以
下に保持することを不可欠とするが、その他必要とあれ
ばエステル化反応開始後任意の段階でグリコールを追添
加し、反応系の全グリコール量を該モル比として1.2
〜1.8の範囲内に保持する等は一層望ましい態様であ
る。このとき、全グリコール量のモル比が1.2以下で
はエステル化反応が完結し難く、また2、0を越えると
1.4−ブタンジオール成分の丁HFへの転化が著しく
、ポリエステル−ポリエーテル共重合体製造の経演性が
不利となる。 またジカルボン酸に対するポリアルキレ
ングリコールの使用比率(ポリアルキレングリコール/
ジカルボン酸;重量品)0.1〜5.0倍とするのが望
ましく、その添加時期としてはエステル化反応開始前か
ら重縮合反応開始時までの任意の段階に添加される。
次にエステル化反応温度としては、150〜245°C
の範囲内がよく、特に245℃を越えると。
1.4−ブタンジオールの分解が激しくなり、THFの
副生量が多くなるため好ましくない。
またエステル化反応の圧力としては、通常、常圧下で行
うが、減圧下で行うこともできる。
かくして得られたエステル化反応生成物は、引続き重縮
合反応を行うが、その重縮合反応条件としては特に限定
されるものではなく、通常のポリエステル−ポリエーテ
ル共重合体の製造に用いられる反応条件そのままを採用
することができ、例えば反応温度として230〜255
°C1好ましくは235〜250℃の条件が採用される
その他、ポリエステル−ポリエーテル共重合体の特性を
損わない範囲内で、各種の添加剤、例えば艶消剤、蛍光
増白剤、安定剤、紫外線吸収剤、難燃化剤、帯電防止剤
、結晶核剤などを適宜添加してもよい。
[発明の効果] 上述のごとく、本発明はポリエステル−ポリエーテル共
重合体を製造するに際し、出発原料中のジカルボン酸と
グリコールとのモル比を規定すると共に、反応触媒とし
て有機チタン化合物、及びリチウム化合物を1,4−ブ
タンジオール中で、特定の多価アルコールの存在下に有
職チタン化合物とリチウム化合物とを加熱処理して1q
られる化合物を用いるところを発明の特徴とし、これに
従えば、生成ポリマは、溶融時の濁りが少なく、溶融状
態。
もしくは溶液状態での透明性に優れ、しかも高重合度品
である。かかる透明性の優れた高重合度化ポリマは不溶
性の異物を含有していないため、ポリマ中の欠点が少な
く、坂械物性のバラツキが小さい等の特長を有する他、
ポリマの融点低下も実質上問題ない程度である等、本発
明のもたらす効果は顕著である。
なお、本発明による小縮合反応性向上の発現は、前記多
価アルコールおよびリチウム化合物が加熱処理によって
有機チタン化合物と反応する結果、加水分解に対して優
れた抵抗性を示すチタン化合物が生成し、従って1重縮
合反応触媒効果が予期以上に発揮されたものと推定され
る。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。なお
、本例中のポリマ特性は次の方法で測定した。
(1)相対粘度 ポリマ87を100mf!のオルソクロロフェノールに
溶解(溶解糸fi 100℃、約1時間)した後敢冷し
、オストワルド粘度計を使用して25°Cで測定した。
(2)溶液へイズ ポリマ5.4gを40mのフェノール・四塩化エタン混
合溶媒(混合比6:4)に溶解(溶解条件100’C,
約1時間)した後放冷し、積分球式濁度比色計(日本精
密光学製、タイプ5EP−■−2)を使用し、10mの
ガラスセルで測定した。溶液へイズ(%)は次式から計
算できる。
溶液へイズ(χ)=(拡散透過光/仝透過光)(3)な
お、部とは重量部である。
実施例1〜3、比較例1〜4 1.4−ブタンジオール100部中にテトラn−ブチル
チタネート5部および第1表に示す量の酢酸リチウムお
よびペンタエリスリトールを添加し、撹拌下に沸点まで
昇温し低沸物を留去しながら2時間反応せしめて触媒溶
液を調製した。
次に、テレフタル酸54.2部、1,4−ブタンジオー
ル50.0部(テレフタル酸に対し1.7モル比)、分
子量1000のポリテトラメチレングリコール31.0
部、および第1表の組成の触媒溶液をチタン原子として
o、oi部となるように。
精沼塔、攪拌機を有するエステル化反応缶に仕込み、1
60℃から230℃まで徐々に昇温しながらエステル化
反応せしめ、生成する水と丁H[を精留塔を通して留去
した。エステル化反応が完結し、未溶解テレフタル酸が
存在しなくなるまでに要する時間は3.5〜4.0時間
であった。
エステル化反応終了後、重縮合触媒として第1表の組成
の触媒溶液をチタン原子として0.02部を少量の1,
4−ブタンジオールに溶解して添加し、ざらに″“IR
GANOX” 1010 (チバ・ガイギー社製>0.
05部を少量の1,4−ブタンジオールに懸濁せしめて
添加する。
ついで、エステル化反応生成物を重縮合反応缶に移行し
、常圧から1 、0m1R]以下まで1時間かけて徐々
に減圧にし、同時に245℃まで昇温し、245℃、 
1 、 OrtwnHg以下で、3.5時間@縮合せし
めた。重縮合時間を一定にした時の生成ポリマの重合度
レベル(相対粘度)、および透明性(溶液へイズ)を第
1表に示す。
この結果から明らかなように、1,4−ブタンジオール
中で多価アルコール、有機チタン化合物、およびリチウ
ム化合物が共存する系を加熱処理した場合に限り、生成
ポリマの重合度レベルが極めて高く、しかも透明性が良
好であることが認められる。
(以下、余白) 実施例4 エステル化反応終了後にペンタエリスリトール0.13
7部を追添加する(ペンタエリスリトールの合訓口は0
.5モル%対テレフタル酸成分)以外は全〈実施例2と
同様にしてポリマを製造した。
17られたポリマの相対粘度は114、溶液へイズは0
.8%でおった。
実施例5 ペンタエリスリ1−−ルにかえて1,1.1−トリメチ
ロールプロパン1.97部(ペンタエリスリトールと同
モル数)を使用した以外は全〈実施例2と同様に加熱処
理し、次いでこの触媒溶液を使い、添加時期、添加但を
実施例2と同一にしてポリマを製造した。
得られたポリマの相対粘度は101、溶液へイズは1.
0%であった。
実施例6 テレフタルM38.7部、イソフタル酸12゜9部、1
,4−ブタンジオール50.4部(酸成分に対し1.8
モル比)、分子量1000のポリテトラメヂレングリコ
ール34.8部、実施例2と同様の触媒溶液をチタン原
子として0.015部に相当する量、およびモノn−ブ
チル−モノヒドロキシスズオキサイド0.03部を、実
施例2と同様にエステル化反応せしめた。エステル化反
応が完結し、未溶解テレフタル酸およびイソフタル酸が
存在しなくなるまでに要する時間は3.5時間であった
エステル化反応終了後、重縮合触媒として更に実施例2
と同様の触媒溶液をチタン原子として0゜02部に相当
する量、および“IRGANOX”1010(チバ・ガ
イギー社製)0.10部を添加する。
ついで、エステル化反応生成物を重縮合反応缶に移行し
、常圧から1 、0#Hg以下まで1時間かけて徐々に
減圧にし、同時に245°Cまで昇温し、245℃、1
.0馴H(]以下で、3.5時間重縮合せしめた。得ら
れたポリマの相対粘度は107゜溶液へイズは0.6%
であった。
比較例5 実施例6において、触媒としてテトラブチルチタネート
をエステル化反応前に0.106部(チタン原子として
0.015部)およびエステル化反応終了後に0.14
2部(チタン原子として0.02部)添加する以外は全
く同様にしてポリマを製造した。
生成ポリマの相対粘度は76、O1溶液へイズは38.
5%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 芳香族ジカルボン酸を主とするジカルボン酸、該ジカル
    ボン酸に対して2.0モル以下の1,4−ブタンジオー
    ルを主とするグリコール、および分子量400〜600
    0のポリアルキレングリコールから、ポリエステル−ポ
    リエーテル共重合体を製造するに際し、反応触媒として
    有機チタン化合物およびリチウム化合物を、1,4−ブ
    タンジオール中で、下記式で表される多価アルコールの
    存在下に加熱処理して得られる化合物を使用することを
    特徴とする高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合
    体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、Rは炭化水素基、またはメチロール基である
    。)
JP25215387A 1987-10-06 1987-10-06 高重合度ポリエステル−ポリエーテル共重合体の製造法 Pending JPH0195127A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5660312A (en) * 1994-10-25 1997-08-26 Suzusho Trading Co. Straps for backpacking apparatus and backpacking apparatus

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