JPH0195040A - 木材製構造用部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木造建物の構造柱材、流し台の面板、扉板やコ
ンテナの壁材等に用いられる木材製構造用部材に関する
ものである。

〔・従来の技術〕

従来この種の木材製構造用部材としては木材や木材薄板
を積層した合板が広く用いられている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この従来の木材製構造用部材の場合水に
弱く腐り易いため耐水構造を配慮しなければならず、ま
た防蟻防虫処理も必要となることがあり、コスト高にな
るとともに作業能率を低下させることがあるという不都
合を有している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこれらの不都合を解消することを目的とするも
ので、その要旨は、木材製部材の外面に繊維強化熱可塑
性合成樹脂シートを加熱加圧成形により被着して成る木
材製構造用部材にある。

〔作用〕

繊維強化熱可塑性合成樹脂シートにより木材は保護され
る。

〔実施例〕

第１図乃至第８図は本発明の実施例を示し、第１図乃至
第５図は第１実施例、第６．７図は第２実施例、第８図
は第３実施例である。

第１図乃至第５図の第１実施例において、■は板状の木
材や合板等の木材製部材であって、木材製部材１の上面
及び左右両側面に繊維強化熱可塑性合成樹脂シート２を
加熱加圧成形により被着している。

この繊維強化熱可塑性合成樹脂シート２としてはポリプ
ロピレン６０％、ガラス長繊維マット４０％のものが用
いられている。

この他、繊維としては炭素繊維、アラミド繊維等が、ま
た合成樹脂としてはナイロン樹脂、ＰＥＴ樹脂等が用い
られる。

また繊維強化熱可塑性合成樹脂シート２の被着にあって
は、先ず第３図の如く繊維強化熱可塑性合成樹脂シート
２を金網上に送り、第４図の如（赤外線加熱装置３によ
り加熱し、第５図の如く下型４上に木材製部材１を載置
し、木材製部材１上に加熱後の繊維強化熱可塑性合成樹
脂シート２を載せ、上型５により加圧すると繊維強化熱
可塑性合成樹脂シート２は木材製部材１の上面及び左右
両側面に接着される。

この場合型４・５により繊維強化熱可塑性樹脂シート２
の表面に凹凸のシボ加工を施している。

この第１実施例は上記構成であるから、繊維強化熱可塑
性合成樹脂シート２により木材製部材１の耐水性、防蟻
防虫性を向上でき、経済性及び作業能率を向上できる。

またこの場合木材製部材１の下面には木肌が露出してい
るため木目調を生かすことができる。

第６．７図の第２実施例は木材製部材ｌの一方側面に桟
部材６を接着等で固定し、桟部材６側に繊維強化熱可塑
性合成樹脂シート２を接着したものである。

この桟部材６は木材製部材１を補強するためであるとと
もに繊維強化熱可塑性合成樹脂シート２の収縮による反
りを防ぐためでもある。

またシボ加工は繊維の浮き上がり露出現象を防止すると
ともに塗料付着性を向上させる。

第８図の第３実施例は木材製部材１の全面に繊維強化熱
可塑性合成樹脂シート２を被着したものである。

この第２．３実施例も第１実施例と同様の作用効果を得
る。

〔発明の効果〕

本発明は上述の如く、繊維強化熱可塑性合成樹脂シート
により木材製部材の耐水性、防蟻防虫性を向上でき、経
済性及び作業能率を向上できる。

以上、所期の目的を充分達成することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は第１実
施例の斜視図、第２図はその断面図、第３．４．５図は
その被着工程図、第６図は第２実施例の斜視図、第７図
はその断面図、第８図は第３実施例の断面図である。 １・・・木材製部材、２・・・繊維強化熱可塑性合成樹
脂シート。 昭和６２年１０月８日 出願人　　金沢樹脂工業株式会社 プ１４ａ ７α４り −’、’　　　　−−−−＋Ｊ’　　−−７ｆ朝 プロ槽 ２７り９ ７シ鑑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 木材製部材の外面に繊維強化熱可塑性合成樹脂シートを
   加熱加圧成形により被着して成る木材製構造用部材。