JPH0193629A - 磁性流体クラッチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は入力軸から出力軸に動力を伝達するクラッチに
係り、操作、構造が簡単な励磁式磁性流体クラッチ装置
に関する。

〔従来の技術〕

一般にクラッチは、入出力側のどちらか一方を移動させ
、相方を接触させて行うものや、相方の間に流体を介し
て行う流体継手、ギヤとギヤを噛合わせるもの、遠心力
によって内周面を膨ませるもの、電磁力を利用した電磁
クラッチなどがある。

【発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術を、例えばエンジンを始動するスタータに
適用する場合、面と面を接触させる摩擦クラッチ、は、
スタータ側またはエンジン側装置を移動する必要がある
。ギヤとギヤを噛合わせる場合も同様である。流体継手
では装置が大きく、複雑化し、油洩れなどを生じ不向き
である。遠心力クラッチでは減速できないし、大形化す
る、電磁クラッチも大形化するし、減速時の発熱が問題
となる。

本発明の目的は、簡単な構造と操作により、確実なりラ
ッチ動作を行うことにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、磁性流体や磁性粉体が励磁により流動的に
吸着することを利用し、入出刃車の一方に、円周状にコ
イルを埋設し、このコイルとあるギャップをへだてて他
の出入刃車に磁性流体を装着させ、コイルの通電により
磁性流体が吸着してクラッチ結合し、動力を伝えること
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。入力
車１の外周部にコイル２が埋設され、リード線３を介し
てスリップリング４に接続されている。ブラシ５によっ
て電流を流す時だけコイル２は励磁される。一方、出力
車６の外周部は入力車１の外周部とあるギャップを隔て
て位置し、磁性流体または磁性粉体７が耐摩耗性のある
弾性膜８によって包装され、装着されている。コイル２
に電流が流れると第２図のａの如く、弾性膜８が入力車
１の外周面に吸着され、入出刃車１，６は連結され、入
力車１が矢印の如く回転すれば出力車６は矢印の方向に
回転する。

第３図は、出力車６の内周側に磁性流体７を装着し、入
力車１の外径が出力車６の内径より小さく減速する場合
を示す。第４図は、入出刃車１゜６の回転数が同一の場
合で、磁性流体７の底部に切離しコイル９を埋設した例
で、入力車１が回転中に確実に連結を切離す場合に、コ
イル２の電流を遮断すると同時に切離しコイル９に電流
を流すことによって、磁性流体７は、今まで入力車１側
に吸着されていたものが出力車６側に移動し、連結が確
実に切離される。第５図はエンジンスタータに本実を適
用した一実施例で、コイル２に電流を流して磁性流体７
を入力車１に吸着させスタータ１０を回転させれば、出
力車６が回転し、エンジンが始動する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、入出刃車の対向部に円周状のコイルと
、磁性流体を設けた簡単な装置で、電流の入切という簡
単な操作で、入出刃車の連結、切離しが可能で、減速、
増速も確実に行うことが出来るなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す外周面接合。 減速時の縦断面図、第２図は第１図の■杭間、第３図は
他の実施例を示す内周面接合、減速時の縦断面図、第４
図は内周面接合、同速時の縦断面図、第５図はエンジン
始動用スタータに適用した場合の縦断面図である。 ２・・・コイル、４・・・スリップリング、７・・・磁
性流体、８・・・弾性膜、９・・・切離しコイル、１０
・・・スタータ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、入力車または出力車のどちらか一方に、円周状のコ
   イルを埋設し、他の出力車または入力車の前記コイルに
   対向した位置に、磁性流体または磁性粉体を耐摩耗性の
   ある弾性膜で包んで装着し、前記コイルに電流を流すこ
   とにより、前記磁性流体または磁性粉体を吸着させ、前
   記弾性膜を接触させて動力を伝達させることを特徴とす
   る磁性流体クラッチ装置。 ２、前記磁性流体または磁性粉体を設けた出力車または
   入力車にもコイルを埋設して、クラッチ切離し効果を向
   上させたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   磁性流体クラッチ装置。