JPH0183A - ピリジルピリミジン誘導体およびそれを有効成分とする植物病害防除剤 - Google Patents

ピリジルピリミジン誘導体およびそれを有効成分とする植物病害防除剤

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JPH0183A
JPH0183A JP62-221754A JP22175487A JPH0183A JP H0183 A JPH0183 A JP H0183A JP 22175487 A JP22175487 A JP 22175487A JP H0183 A JPH0183 A JP H0183A
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次裕 加藤
前田 清人
城下 正男
山下 典久
実光 穣
悟 井上
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住友化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なピリジルピリミジン誘導体、その製造法
およびそれを有効成分とする植物病害防除剤に関する。
〈従来の技術〉 これまで、ピリジルピリミジン誘導体が殺菌活性を有す
ることなどは何ら知られていない。
またピリジルピリミジン誘導体としては、例えば4−メ
チル−2−(2−ピリジル)ピリミジンノ合成例がJ、
 Org、 Chem、、 82.1591 (196
7)に記載されており、N、N−ジメチル−2−(6−
メチル−2−ビリジルーピリミジン−4−イルチオ)エ
チルアミンがフレオマイシン(医薬)の増強剤として用
いられることがAunt。
J、 Chem、、 85.1208(1982)に記
載されているにすぎない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は、多くの植物病害に対して予防的あるいは治療
的に防除効力を有する化合物の開発を目的とするもので
ある・ ぐ間−点を解決するための手段〉 本発明者らは、上記目的を達成するため化、鋭意検討を
重ねた結果、一般式 1式中、nは0〜5の整数を表わし R1は同一マタは
相異なっていてもよく、低級アルキル基、ハロゲン原子
、低級ハロアルキル基または低級アルコキシ基を表わし
、R1およびkIは同一または相異なっていてもよく水
系原子または低級アルキル基を表わし R4は水素原子
または低級アルキル基を表わし R6は水素原子1低級
アルキル基またはノ10ゲン原子を表わし、あるいはk
L4とR’l$−七C出幅で結合し環状構造をとること
もでき、ここでmは8あるいは4を表わす。R6は水素
原子、直鎮状低級アルキル品、低級アルコキシ基、低級
アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基または低
級アルキルチオ基を表わす。]で示されるピリジルピリ
ミジン誘導体(以下、本発明化合物と記す。)が優れた
殺菌活性を有することを見出し、本発明に至った。
本発明化合物によって防除できる植物病害としては、イ
ネのいもち病(Pyricularia oryzae
)、′ごtg枯病(Cochliobolus m1y
abeanus )、紋枯tritici )、斑葉病
(Pyrenophora graminea )、さ
び病(Puccinia 5triiforns、 P
、 grarninis、 P。
recondita、 P、 hordai )、眼款
病(Pseudocercosporel 1aher
potrichoides )、雲形病(Rbynch
osporiumsecalis )、葉枯病(5ep
toria tritici )、ふ枯病(Lepto
sphaeria nodorum )、カンキツの黒
点病(Diaporthe citri )、そうか病
(Elsinoe fawcetti)、リンゴのうど
んこ病(Podosphaera 1eucotric
ha)、斑点落葉病(Alternaria mali
 )、黒星病(Venturiainaequalis
 )、ナシノ黒星病(Venturia nashic
ola)、黒斑病(Alternaria kikuc
hiana )、モモの灰層病(5clerotini
a cinerea )、ブドウの黒とう病(Elsi
noe ampelina )、晩腐病(Glomor
ella cing−ulata )、うどんこ病(U
ncinula necator )、ウリ類の炭そ病
(Colletotrichum lagenariu
m )、うどんこ病(5phaerotheca fu
liginea )、トマトの輪紋病(Alterna
ria 5olani ) 、疫病(Phytopht
horainfestans )、ナスの掲載病(Ph
omopais wxans)、アブラナ科野菜の黒斑
病(Al ternaria japonica )、
白斑病(Cercosporella brassic
ae )、ネギのさび病(Puccinia alli
i )、ダイズの紫斑病(Cercosporakik
uchii )、黒とう病(Elsinoe glyc
ines )、インゲンノ炭そ病(CCo11etot
richu lindemuthianum)、ラッカ
セイの黒渋病(Mycosphaerella per
sonatum)、褐斑病(Cercospora a
rachidicola ) 、xブドウのうどんこ病
(Erysiphe pisi )、ジャガイモの夏痩
病(Alternaria 5olani ) 、テン
サイの褐斑病(Cercospora beticol
a )、バラの黒星病CD1p1o−carpon r
osae )、うどんこ病(5phaerotheca
pannosa )、種々の作物の灰色かび病(Hot
rytiscinerea )、菌核病(5clero
tinia 5clerotiorunn )等があげ
られる。
次に本発明化合物の製造法について詳しく説明する。本
発明化合物のうち一般式 1式中、n、R,R,R,RおよびRは前記と同じ意味
を表わし、R”は水素原子を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体は、一般式 [式中、n 、 R’、 R”、 R”、 R’および
R″ は前記と同じ意味を表わし、Xはハロゲン原子を
表わす。] で示されるハロピリミジン誘導体を還元することにより
得られる。
たとえば、接触還元の場合、標準的には、ハロピリミジ
ン誘導体[l!1を溶媒中、触媒存在下、水素ガスと常
圧あるいは、加圧下、室温〜50℃、0.5時間へ8時
間接触させることにより上記誘導体[I]が得られる。
溶媒としては、水、メタノール、エタノール等の低級ア
ルコール類、ジオキサン、酢−エチル等のエステル類、
トルエン等の芳香族炭化水素類およびそれらの混合物等
があげられる。触媒としてはパラジウム炭素等があげら
れる。水素圧は1〜8気圧が好ましい。
また好ましくは、脱ハロゲン化水素剤の存在下で反応を
行なう。脱ハロゲン化水素剤としては、例えばアンモニ
ア、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、酢酸すトリウ
ム等の饗基あるいはDowex t■(ダウケミカル社
登@商椋)等の塩基性イオン交換m脂が挙げられる。
反応終了後の反応液は、触媒を一過にて除き、減圧濃縮
する。次いで、脱ハロゲン化水素剤を使用しない場合は
、炭酸ナトリウム水溶液等の無機塩基水溶液を加えt:
後、有tAf!11媒抽出し、脱ハロゲン化水素剤を使
用した場合は、水を加えた後、有機溶媒抽出を行う。そ
の後、減圧濃縮等の通常の後処理を行い、必要に応じ、
クロマトグラフィー等の撮作に付すことにより目的化合
物を得る仁とができる。
また一般式[II]で示される化合物は、一般式L式中
、n 、 R’ 、 R”およびR8は前記と同じ意味
を表わす。〕 で示されるピコリンアミジン誘導体または、その塩と一
般式 1式中、R4およびR11は前記と同じ意味を表わし、
Rは低級アルキル基を表わす。〕で示されるβ−オキソ
アセタール誘導体を塩基の存在下に反応させることによ
って得られる。
ピコリンアミジン誘導体の塩としては、塩酸塩、臭化水
素酸塩、酢酸塩、蟻酸塩等があげられる。
上記反応において、標準的には、反応温度は50へ15
0℃、反応時間は80分間に6時間である。また反応に
供される試剤の麗は、ピコリンアミジン誘導体[W]ま
たはその塩1当量に対して、β−オキソアセタール誘導
体[V]は1〜1.5当量であり、塩基は触媒1〜2.
5当量である。
上記反応において、反応溶媒は必ずしも必要ではないが
、一般的には溶媒の存在下に行なわれる。使用しうる溶
媒としては、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ル類、ジオキサン、エトラヒドロフラン等の環状エーテ
ル類、ピリジン、N、N−ジメチルホルムアミド等が皐
げられる。
塩基としては、ナトリウムメトキシド等のアルカリ金属
アルコキシド、トリエチルアミン、N、N−ジエチルア
ニリン等の有機塩基が挙げられる。なお、通常、メタノ
ールあるいはエタノール中ナトリウムメトキシドあるい
はナトリウムエトキシドにより反応することが好ましい
反応終了後の反応液は、減圧濃縮等の通常の後処理を行
い、必要に応じ、クロマトグラフィー等の操作によって
目的化合物が得られる。
また、本発明化合物のうち一般式 り式中、n 、 R’、 R1,R”、 R’およヒR
’は前記と同じ意味を表わし、R6″は低級アルコキシ
基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基
または低級アルキルチオ基を表わす。」 で示されるピリジルピリミジン誘導体は、一般式[ml
で示されるハロピリミジン馳導体と一般式 %式%11 1式中、Rは前記と同じ意味を表わし、Yはアルカリ金
属原子を表わす。] で示されるアルカリ金属誘導体とを反応させることによ
って得られる。
該アルカリ金属誘導体のアルカリ金属原子としては、例
えばナトリウム、カリウム等が挙げられる。
上記反応において標準的には、反応温度は10〜120
℃、反応時間は10分間〜48時間である。
また上記反応に供される試剤の玉は、通常、上記一般式
[劃で示されるハロピリミジン誘導体1当皿に対して、
一般式[■]で示されるアルカリ金属島導体が1〜1.
5当愈である。
上記反応において、反応溶媒は必ずしも必要ではないが
、一般的には溶媒の存在下に行なわれる。使用しうる溶
媒としては、一般式[■〕においてR″@  が低級ア
ルコキシ 基、低級アルケニルオキシ基、低級アルキニ
ルオキシ基であるアルカリ金属化合物の場合は、対応す
るアルコール、例えば、メタノー−ル、エタノール、ア
リルアルコール、プロパルギルアルコール等あるいは、
ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等
のエーテル類、トルエン等の芳香族炭化水素類あるいは
それらの混合物等があげられる。R1が低級アルキルチ
オ基であるアルカリ金属化合物の場合は、ジエチルエー
テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類
、アセトニトリル等のニトリル類、トルエン等の芳香族
炭化水素類、水等あるいはそれらの混合物等があげられ
る。
反応終了後の反応液は、減圧濃縮等の通常の後処理操作
を行ない、必要に応じクロマトグラフィー、再結晶等の
操作により目的化合物が得られる。
さらに本発明化合物のうち一般式 [式中、n 、 R’、 R”、 R”、 R’)rよ
びR6は前記と同じ意味を表わし、Rは直鎮状低級アル
キル基を表わす。〕 で示されるピリジルピリミジン誘導体は一般式[111
1で示されるハロピリミジン誘導体と一般弐R’CH(
COOR’h     tx]L式中、R8は水素原子
または直鎖状低級アルキル基を表わし R9は低級アル
キル基を表わす。」 で示されるマロン酸ジエステル誘導体とを塩基の存在下
反応させた後、加水分解し、さらに脱炭酸することによ
り得られる。
上記一般式[岨で示されるハロピリミジン誘導体と一般
式[K]で示されるマロン酸ジエステル誘導体との反応
において、該反応に用いられる塩基としては、例えば、
水素化ナトリウム等の水素化アルカリ金jRWA、n−
ブチルリチウム等のアルキルリチウム類、リチウムジイ
ソプロピルアミド(LDA)等のリチウムジアルキルア
ミド類、ナトリウムメトキシド等のアルカリ金属アルコ
キシド類、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金属類
等があげられる。
上記反応において標準的には、反応温度は0〜150”
C1反応時間は80分間〜24時間であり、該反応に供
される試剤の皿は、通常、上記一般式[111]で示さ
れるハロピリミジン誘導体1当量に対して、一般式IK
Iで示されるマロン酸ジエステル誘導体および塩基は夫
々1〜2当量である。
上記反応において、反応溶媒は必ずしも必要ではないが
、−膜内には溶媒の存在下に行なわれる。使用しうる溶
媒としては、メタノール、エタノール等の低級アルコー
ル類、アセトニトリル等のニトリル類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、クロロホルム
等のハロ炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類、クロロベンゼン等のハロ芳香族炭化水素類、
アセトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸
エチル等のエステル類、ジメチルスルホキシド、スルホ
ラン等の硫黄化合物またはそれらの混合物等が挙げられ
る。
上記反応の終了後、これを加水分解および脱炭酸するこ
とにより目的化合物に導びくことができる。代表的には
上記、一般式[]l]で示されるハロピリミジン誘導体
1当量に対して2.1へ5当員の塩基例えば水酸化ナト
リウム等の水酸化アルカリ金属類、または炭酸ナトリウ
ム等のアルカリ金属炭酸塩等の水溶液あるいはメタノー
ル、エタノール等の低級アルコールと該塩基の水溶液と
の混合溶液を加えて反応温度10〜100’C,反応時
間10分間〜24時間でアルカリ加水分解反応を行う。
次いで、反応故に上記一般式[11]で示されるハロピ
リミジン誘導体1当量に対して2.6〜6当及の酸、例
えば硫酸等の無機酸または酢酸等の有機酸を加えて、反
応温度20〜150℃、反応時開lO分間〜24時間で
脱炭酸反応を行う。
反応終了後は、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリ金
絢類、水酸化カルシウム等の水酸化アルカリ土類全X類
、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、重曹等のア
ルカリ金属炭酸水素塩、トリエチルアミン等の有機塩基
等で反応液を中性Gこした後、減圧m縮、抽出等の通常
の後処理を行い、必要に応じて再結晶、カラムクロマト
グラフィー等の操作に付すことにより目的化合物を得る
ことができる。
さらに本発明化合物のうち一般式 【式中、n 、 R”、 R”、 R”およびR6は前
記と同じ意味を表わし、R41およびR@′は水素原子
を表わす。1 で示されるピリジルピリミジン誘導体は一般式[1] で示されるピコリンアミジン誘導体と一般式1s 薯 (R”O)雪CHCHC)i(OR1’ )g    
  [X[][式中、R′は前記と同じ意味を表わし、
R111よって合成することができる。
上記反応において、標準的には、反応温度は50〜20
0℃、反応時間は80分間〜6時間である。反応に供さ
れる試剤の社は、ピコリンアミジン誘導体[11または
その塩1当負に対してアセタール誘導体[M]は1.5
〜10当量である。
上記反応において反応溶媒は使用しうるが、好ましくは
反応溶媒を用いずに行う。
ま、た、一般式[1]においてR6がハロゲン原子であ
り、R6が水素原子の場合には、5ynthesis 
March 1984.258〜254  に記載の製
法により、本発明化合物を得ることができる。
尚、前記一般式[11で示される本発明化合物は、これ
に、常法に従かい塩化水素、臭化水素、硫酸、硝酸等の
強酸を作用させることにより、夫々の塩に導びくことが
できる。
これらの塩を製造する場合、一般式[I]で示される本
発明化合物を溶媒に溶解し、水冷下ないし室温にて酸を
気体あるいは水溶液にて1当量加えてlO分〜1時間放
置した後、減圧濃縮等の後処理を行い、必要に応じて再
結晶等によって処理する。
反応溶媒としてはメタノール、エタノール等の低級アル
コール、トルエン、ベンゼン等の芳香族炭化水素、エチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、アセ
トン等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、ヘキサ
ン等の炭化水素類、氷島るいはそれらの混合物心があげ
られる。    ゛ 次に本発明化合物を製造する場合の原料化合物である一
般式[1111で示されるハロピリミジン誘導体および
一般式[3/]で示されるピコリンアミジン誘導体は、
たとえば以下の合成ルートで合成することができる。
[ul[夏j 1VJ 【式中、n # R”j R”、 R”、 R’および
に6は前記と同じ意味を表わし、R11およびRlgは
低級アルキル基を表わし、Mはアルカリ金属原子を表わ
す。」 すなわち、J、 Org、 Cftem、、弧、 18
75〜1877(198B)あるいはJ、 Med、 
Cherr、、、 26.149111−1504(1
988) EJに記載されている方法で得られる一般式
txt[]で示されるシアノピリジン8導体と一般式〔
肩〕で示されるアルコキシドとを反応させることにより
、一般式[ffJで示されるイミデート誘導体が得られ
、該イミデート誘導体とアンモニウム基とを反応させる
ことにより、一般式[ff]で示されるピコリンアミジ
ン誘導体が得られる。
次いでこのようにして得られる該ピコリンアミジン誘導
体またはその塩と一般式[XV]で示されるβ−オキソ
カルボン酸エステルとを塩基の存在下に反応させること
により、一般式[XW]で示されるヒドロキシピリミジ
ン誘導体が得られ、該ヒドロキシピリミジン誘導体とハ
ロゲン化剤とを反応させることにより、一般式[1]で
示されるハロピリミジン誘導体が得られる。
以下に、上記の製法につき詳細に説明する。
一般式[XII]で示されるシアノピリジン誘導体と、
一般式[XII]で示されるアルコキシドとの反応に於
いて、用いられるアルコキシドのアルカリ金属原子とし
ては例えば、ナトリウム原子1カリウム原子等が挙げら
れる。
また該反応において、II準的には反応温度は10〜5
0℃、反応時間は1へ48時間であり、反応に供される
試剤の量は一般式[X[[]で示されるシアノピリジン
誘導体1当量に対して一般式[XI]で示されるアルコ
キシドは0.1〜1当量である。
上記反応において、反応溶媒は必ずしも必要ではないが
、一般的には溶媒の存在下に行なわれる。
使用しうる溶媒としては、一般式ExII]で示される
アルコキシドのRに対応の低級アルコール、例えば、メ
タノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール等であり、
好ましくはメタノール、エタノールがあげられる。
反応終了後の反応液は、酸により中和し、減圧濃縮した
後、有機溶媒に溶解し、不溶のアルカリ金属塩をP去し
、FF/&を減圧濃縮して、必要に応じ、蒸留等の操作
に付し、目的の一般式〔xII]で示されるイミデート
籾導体を得ることができる。
次に上記で得られた一般式〔xy〕で示されるイミデー
ト誘導体とアンモニウム塩との反応−ζおいて、用いら
れるアンモニウム塩としては、例えば塩酸、臭化水素酸
、酢酸、蟻酸等のアンモニウム塩が挙げられる。
また該反応において、標準的には反応温度は80へ10
0℃、反応時間は80分間〜6時間であり、反応に供さ
れる試剤の量は、一般式[xM)で示されるイミデート
誘導停止当量に対してアンモニウム塩は通常1〜1.1
当皿である。
上記反応において溶媒は必ずしも必要ではないが一般的
には溶媒の存在下に行なわれる。
使用しうる溶媒としては低級アルコール、好ましくはエ
タノールと水との混合溶媒があげられる。
反応終了後の反応液は、減圧濃縮等の通常の後処理を行
い、必要に応じ、再結畠尋の操作により一般式IWIで
示されるピコリンアミジン誘導体の塩酸、臭化水素類、
酢酸、蟻酸等の塩を得ることができる。
このようにして得られた塩は、これを水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム等の無機塩基あるいはナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド等のアルカリ金属アルコ
キシドなどにて中和するなどの通電の方法にて分解する
ことにより、一般式[W]で示されるピコリンアミジン
誘導体に導びくことができる。
また、該塩をそのまま次工程の反応に供し、該反応系内
で塩分解を行なうこともできる。
次に、上記で得られた一般式[W]で示されるピコリン
アミジン3導体と一般式[XV]で示されるβ−オキソ
カルボン酸エステルとの反応に於いて、標準的には反応
温度は50〜150℃、反応時間は1〜24時間であり
、反応暑ζ供される試剤の量は、一般式[W]で示され
るピコリンアミジン誘導体またはその塩1当念に対して
、一般式[X%F]で示されるβ−オキソカルボン酸エ
ステルは通常1〜1.5当量1.?!1基は触媒u−S
−1.5当量である。上記反応において溶晶は必ずしも
必要ではないが、一般的には溶媒の存在下に行なわれる
使用しうる溶媒としては、例えばメタノール、エタノー
ル等の低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等の環状エーテル類、ピリジン、N、N−ジメチル
ホルムアミド、水等あるいはそれらの混合物があげられ
、塩基としては例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシ
ド等のアルカリ金属アルコキシド、トリエチルアミン、
N、N−ジエチルアニリン等の有機塩基等があげられる
反応終了後の反応液は必要に応じ、塩を濾過等で除去し
、減圧濃縮等の通常の後処理を行い、必要に応じ、クロ
マトグラフィー、再結晶等の操作により目的の一般式[
X!a]で示されるヒドロキシピリミジン誘導体を得る
ことができる。
次に、上記で得られた一般式[XV]で示されるヒドロ
キシピリミジン誘導体とハロゲン化剤との反応において
、用いられるハロゲン化剤としては、例えば、塩化チオ
ニル、ホスゲン、オキシ塩化リン、五塩化リン、オキシ
臭化リン、三臭化リン等が挙げられる。
上記反応において、標準的には反応温度は50〜150
℃、反応時間は1〜10時間であり、反応に供される試
剤の量は、一般式1XM]で示されるヒドロキシピリミ
ジン詞導体1当麓に対してハロゲン化剤は通7g1〜1
0当址である。
上記反応において溶媒は必ずしも必要ではないが一般的
には溶媒の存在下に行なわれる。
使用しうる溶媒としては、ベンゼン、トルエン等の芳香
族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化度化水素
#A等が挙げられる。
反応終了後の反応液は、減圧濃縮後、水酸化ナトリウム
等の無機塩基等で中和後、有機溶媒佃出および濃縮等の
通常の後処理を行い、必要に応じ、クロマトグラフィー
、再結晶等の操作により目的の一般式[111]で示さ
れるハロピリミジン誘導体を得ることができる。
本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合は、他の何らの成分も加えずそのまま使用しでもよ
いが、通常は、固体担体、液体担体、界面活性剤その他
の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、粒
剤、粉剤、液剤等に製剤して使用する。
これらの製剤には有効成分として本発明化合物を、M量
比で0.1〜99%、好ましくは0.2〜9596含有
する。
固体担体としては、カオリンクレー、アッタパルジャイ
トクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフィライト
、タルク、珪漂土、方解石、トウモロコシ穂軸粉、クル
ミ殻粉、原票、硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素等
の微粉末あるいは粒状物があり、液体担体には、キシレ
ン、メチルナフタレン尋の芳香族炭化水素類、インプロ
パツール、エチレングリコール、セロソルブ等のアルコ
ール類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等の
ケトン類、大豆油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホ
キシド、アセトニトリル、水等が挙げられる。
乳化、分散、湿展等のために用いられる界面活性剤とし
ては、アルキル硫酸エステル塩、アルキル(アリール)
スルホン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテルりん酸エステル塩
、ナフタレンスルホン酸ホルマリン紬金物等の陰イオン
界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリ
マー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等が
挙げられる。
製剤用補助剤としては、リグニンスル本ン酸塩、アルギ
ンahu、ポリビニルアルコール、アラビアガム、CM
C;(カルボキシメチルセルロース)、PAP(Ifi
性りん酸イソプロピル)等が挙げられる。
これらの製剤は、そのi*で使用するか、あるいは水で
希釈して、茎葉散布するか、土壌に散粉、散粒して混和
1°るかあるいは±fMtM用等する。また、他の植物
病害防除剤と混合して用いることにより、防除効力の増
強をも期待できる。さらに、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫
剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料、±9改良剤等と混
合して用いることもできる。
本発明化合物を植物病害防除剤の有効成分として用いる
場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時期、
方法、場所、対象病害、対象作物等によっても異なるが
、通常1アールあたり0.5〜200 f、好ましくは
1〜100jFであり、乳剤、水和剤、懸濁剤、液剤等
を水で希釈して施用する場合、その施用濃度は、0.0
05〜0.5%好ましくは0.01〜0.2%であり、
粒剤、粉剤等は、なんら希釈することなくそのまま施用
する。
〈実施例〉 以下に、本発明を製造例、参考例、製剤例および試験例
に上りさらに詳しく説明する。
まず製造例を示す。
製造例1 (化合物(60)) 6−m−クロロフェニル−2−ピコリンアミジン塩酸塩
1fをメタノール50−に溶解し、28%ナトリウムメ
チラートメタノール溶故1.08F11.1−ジメトキ
シ−8−プタノンo、ry<純度90%)を加え1時間
加熱還流した。
反応液を冷却後、不溶の塩を許去し、減圧濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(俗
出液アセトン:ヘキサン=1:2)に付し、2−(6−
m−クロロフェニル−2−ピリジル)−4−メチルピリ
ミジン0.86ノを得た。
n廿1.6868 PMM CDC15δppm 2.60(8,8H,CHs ) 7.06(d、IH,ピリミジ”、t−H6、J = 
5.4 Hz )8.67(d、IH,ピリミジン−H
6、J=5.4Hz)製造例2 (化合物(19) ) 4−クロロ−6−メチル−2=(5−メチル−6−フェ
ニル−2−ピリジル)ピリミジン1fをトルエン10−
およびエタノール5−の混故に溶解した。これに炭酸ナ
トリウム0、25 Fを水2−に溶解した水溶液を加え
、さらに5%パラジウム炭素0.1gを加えて80分間
室温で水素ガスと接触させた。反応後触媒をP失投、ト
ルエン80−および水2〇−を加え分液し、有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧a縮して4−メ
チル−2−(5−メチル−6−フェニル−2−ピリジル
)ピリミジン0.85Fを得た。
m、p、   104.8℃ PMC(CL)C1s )  δppm2.86 (8
# 8H# CHs )2.59(s、8H,C1i暮
) 7.05(d、IH,ビリミv、y−H、J=5.4H
z)8.28(d、1)1.ピリジン−)i”、  J
=?、2Hz)8.67(d、1)1.ピリミジン−H
’、  J=b、4Hz>製造例8 (化合物(24)
) 4−クロロ−6−メチル−2−(6−o−トリル−2−
ピリジル)ピリミジン2fに金属ナトリウムo、 19
 yとメタノール10−から調製したナトリウムメチラ
ートを加え、室温に30分間放置した。その後反応液に
水80−、クロロホルム100−を加え分液し、クロロ
ホルム層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧濃縮して、4−メトキシ−6−メチル−2−(
6−o−トリル−2−ピリジル)ピリミジン1.9Fを
得た。
m、p、   102.8’C PMR(CDCl1* )  δppm2.51 CB
 、 6H,CHs )4.08 (8、gH,0CH
a ) 6.51(s、111.ピリミジン−H)7.79(t
、IH,ピリジン−H4*  J=7.2Hz)8.8
4(d、l)i、ビリジ:/−H’、  J=7.2H
2)製造例4 (化合物(6)) ジエチルマロン酸1.6Fと60%油性水素化ナトリウ
ム0.40yをテトラヒドロフラン80−に加え、これ
に4−クロロ−6−メチル−2−(6−フェニル−2−
ピリジル)ピリミジン2gを加えた。添加後80分間加
熱還流した後、水酸化ナトリウム0.85Nを水10m
とメタノール10m1に溶解した混液を加え、さらに2
0分間加熱還流した。室温まで放冷した後硫酸1.41
を加えさらに80分間加熱還流した後、INの炭酸ナト
リウム水溶液を加え中性にし減圧濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
:アセトン=8 : 1 )で処理し、4.6−シメチ
ルー2−(6−フェニル−2−ピリジル)ピリミジン1
.6fを得た。
m、p、   117.0°C PMR(CDC15) δppm 2.58(s、6H,CHs) 6.92(8,1B、ピリミジン−H)製造例5 (化
合物(1)) 6−フェニル−2−ピコリンアミジン塩酸塩1.(lに
マロンアルデヒドビス(ジメチルアセタール) 2.1
 Fを加え120℃で1時間加熱した。反応混合物を減
圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:アセトン=1:1)で処理し、2−(6−
フェニル−2−ピリジル)ピリミジン0.7gを得た。
n;、p、   182−1℃ PMI((CDC4* )  δppm7.11 (t
 、 IM、ピリミジン−h’ 、  J=4.8Hz
 )8.76(d、2)1.ピリミジン−H’および”
 #  J = 4.8 fiz )次にこの様な製造
法によって製造できる本発明化合物のいくつかについて
第1表に示す。
第  1  表 一般式 次にこれらの原料化合物の製造例を参考例として示す。
参考例1 [ピコリンアミジン誘導体〔N](塩。
酸塩)の製造〕 2−シアノ〒6−フェニルピリジン20gをメタノール
200−と金属ナトリウム0.77fより調製したナト
リウムメチラートに溶解した。2時間後、酢酸2.Of
を加え減圧IBMし、得られた残渣にエーテル200w
t’に加り不溶物をP去した後減圧濃縮してメチル 6
−フェニル−2−ピコリンイミデートを得た。
次いでこれにエタノール120−を加えさらに塩化アン
モニウム6.94jFを水8ostに溶解したP4故を
加え80分間加熱還流した。反応液を充分に減圧濃縮し
、得られた結晶状残渣をアセトンで洗浄して6−フェニ
ル−2−ピコリンアミジン塩酸塩221を得た。
m、p、   166.5℃ 次にこの様な製造法によって製造されて一般式[Mlで
示されるピコリンアミジン誘導体およびその塩のいくつ
かを第2表に示す。
m2表 一般式 参考例2  [ヒドロキシピリミジン誘導体[X%i]
の製造] 6−フェニル−2−ピコリンアミジン塩酸塩4gをエタ
ノール100−と金属ナトリウム0.471から調製し
たナトリウムエチラートに溶解し、これにアセト酢酸エ
チル2.451を加え1時間加熱還流した。放冷後反応
液に酢酸を加え中性にし減圧濃縮した。得られた残渣を
水で洗浄し次いでヘキサンで洗浄して、4−ヒドロキシ
−6−メチル−2−(6−フェニル−2−ピリジル)ピ
リミジン8.961を得た。
m、1)、   172.2℃ PMR(CDCl s )  δppm2.87 (s
 、 8H,−CR2)6.29 (8、IH,ピリミ
ジン−H5)次にこの様な製造法によって製造できる一
般式[XW]で示されるヒドロキシピリミジン誘導体の
いくつかについて示す。
第  8  表 一般式 参考例8 [ハロピリミジン誘導体[1113の製造]
4−ヒドロキシ−6−メチル−2−(6−m−トリル−
2−ピリジル)ピリミジン5.Ofにトルエン100−
を加え、これにオキシ塩化リン5.Ofを加えて1時間
加熱還流した。
放冷の後、炭酸ナトリウム水溶液で中和し、分液した。
トルエン層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後
、減圧濃縮して、4−クロロ−6−メチル−2−(6−
m−)ツルー2−ピリジル)ピリミジン4.99を得た
ru、p、  104.9−C )’MR(にDC5m)δppln 2.44 (8m B )i e CM s )2.6
8(S、8)1.Cハl) 次にこの様な製造法によって製造でさる一般式1111
]で示されるハロピリミジン誘導体のいくつかについて
m4iに示す。
第4表 一般式 %式%) 次に製剤例を示す。なお本発明化合物は第1表の化合物
番号で示し、部はNネルである。
製剤例1 本発明化合物(1)〜(883B々50部、リクニンス
ルホン酸カルシウム8部、ラウリル硫酸ナトリウム2部
および合成含水酸化珪素45部をよ(粉砕混合して本発
明化合物各々の水和丸を得る。
製剤例2 不発明化合物(1) S(8g)各々25部、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノオレエート8部CMC8t!
Bおよび水69部を混合し、イ4効成分の粒度が5ミク
ロン以下になるまで湿式粉砕して本発明化合物各々の懸
濁剤を得る。
製剤例8 本発明化合物(1)〜(88)各々2部、カオリンクレ
ー88部およびタルク10部をよく粉砕混合して本発明
化合物各々の粉剤を得る。
製剤例4 本発明化合物(1)〜(88)各々20部、ポリ」キシ
エチレンスチリルフェニルエーテル1部、ドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウ−6部、およびキシレン60部
をよく混合し一本発明化合物各々の乳剤を得る。
製剤例5 本発明化合物(1)〜(88)各々2部、合成含l酸化
珪素1部、リグニンスルホン酸カルシ・ム2部、ベント
ナイト80部およびカオリクレー66部をよく粉砕混合
し、水を加え−よく練り合わせた後、造粒乾燥して本発
明イ合物各々の粒剤を得る。
次に、本発明化合物が殺菌剤として有用で(ることを試
験例で示す。なお、本発明化合物は第1表の化合物番号
で示し、比較対原に用いた化合物は第5表の化合物記号
で示す。
第5表 寸た防除効力は、調査時の供試植物の発病状態すなわち
葉、茎等の菌叢、病斑の程度を肉眼性察し、菌叢、病斑
が全く認められなければ1−5コ、10%程度認められ
れば14.J、80%程度認められれば)3」、50%
程度認められれば「:!」、70%程度認められればl
’ IJ、それ以上で化合物を供試していない場合の発
病状態と差が認められなければ10」とし、て、6段階
に評価し、それぞれ5,4,8,2,1.0でしめす。
試毅例1 イネいもち病防除試@(予防効果)プラスチ
ックポットfこ砂壌土を詰め、イネ(近畿88号)を播
種1.・、温室内で20日間育成した。イネの幼酢に、
製剤例2に準じて懸陶剤にした供試薬剤を水で希釈して
所定濃度にし、それを葉面に充分付着するように茎葉散
布した。散布後、植物を凧乾し、いもち病菌の胞子懸濁
液を噴震、接皿した。接穏後、28℃、踏出、多汁下で
4日装置いた後、防除効力を調査した。その結果を第6
表に示す。
第  6  表 試験例2 イネいもち病防除試験(治療効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、イネ(近畿88号)を播種
し、温室内で20日間育成した。イネの幼苗に、いもち
病菌の胞子懸濁液を噴B1接種した。接種後、28”C
1暗黒、多湿下で16時間装いた後、製剤例1に準じて
水和剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、そ
れを葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、
28°C1暗黒・多湿下で8日間生育し、防除効力を調
査した。
その結果を第7表に示す。
第  7  表 試験例8 イネ紋枯病防除試験(予防効果)プラスチッ
クポットに砂壌土を詰め、イネ(近畿88号)を播種し
、温室内で28日間育成した。イネの幼醒に、製剤例4
に準じて乳剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度に
し、それを葉面に充分付着するように茎葉散布した。散
布後、植物を風乾し紋枯病菌の含菌寒天懸淘液を噴秘、
接種した。接種後、28℃、暗黒、多湿下で4日装置い
た後、防除効力を調査した。その結果を第8表に示す。
II8表 試験例4 コムギ[紋唐防除試験(予防効果)、プラス
チックポットに砂壌土を紬め、コムギ(農林78号)を
播種し、温室内で10日間育成した、コムギの幼苗に、
製剤例1に準じて水和剤にした供試薬剤を水で希釈して
所定濃度にし、それを葉面に充分付着するように茎葉散
布した。散布後、植物を風乾しMBC耐性眼紋病菌の胞
子懸f2液を噴霧、接種した。
接種後、15°C1暗黒、多湿下で4日間ユいた後、さ
らに照明、多湿下で4日間生育し、防除効力を調査した
。その結果を第9表に示す。
第  9  表 試験例5 コムギ葉枯病防除試験(治療効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林78号)を播
種し、温室内で8日間育成した。コムギの幼苗に、葉枯
病菌の胞子懸濁液を噴霧、接皿した。接種後、15℃、
暗黒、多湿下で8日間置き、さらに照明下で4日間生育
した後、製剤例4に準じて乳剤にした供試薬剤を水で希
釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着するように
茎葉散布した。散布後、15℃照明下で11日間生育さ
せて、防除効力を調査した。その結果を第10表に示す
第10表 試験例6 リンゴ黒星病防除試験(予防効果)プラスチ
ックポットに砂壌土を詰め、リンゴを播種し°、温室内
で20日間育成した。第4〜5本葉が展開したリンゴの
幼苗に、製剤例2に準じて懸濁剤にした供試薬剤を水で
希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付着するよう
に茎葉散布した。散布後、リンゴ黒星病菌の胞子懸濁液
を噴震、接種した。接種後、16℃、多湿下で4日置い
た後、さらに照明下で15日間生育し、防除効力を調査
した。その結果を第11表に示す。
第11表 試験例7 キュウリ炭そ病防除試験(予防効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半白)を
;IIt4シ、温室内で14日間育成した。子葉が展開
したキュウリの幼苗に、製剤例1に準じて水和剤にした
供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充
分付着するように茎葉散布した。散布後、キュウリ炭そ
病菌の胞子懸濁液を噴震、接種した。接楓後、28℃、
多湿下で18置いた後、さらに照明下で4日間生育し、
防除効力を調査した。その結果を第12表に示す。
第12表 試験例8 コムギうどんこ病防除試験(治療効果)プラ
スチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林78号)
をMuし、温室内で10日間育成した。コムギの幼苗に
うどんこ病菌を接種した。接穏後28℃で8日間生育し
た後、製剤例4に準じて乳剤にした供試薬剤を水で希釈
して所定濃度にし、それを葉面に充分付着するように茎
葉散布した。散布後、28℃、温室内で7日間生育し、
防除効力を調■した。
その結果を第18表に示す。
第18表 試験例9 キュウリ灰色かび病防除試a(予防効果)プ
ラスチックポットに砂壌土を詰め、キュウリ(相模半日
)を播種し、温室内で14日間育成した。子葉が展開し
たキュウリの幼苗に製剤例1に準じて水和剤にした供試
薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充分付
着するように茎葉散布した。散布後、植物を風乾し、ベ
ンズイミダゾール・チオファネールメチ、ル系殺菌剤耐
性キュウリ灰色かび病菌の菌糸を接種した。接種後、1
5”C1暗黒、多湿下で8日間生育し、防除効力を調査
した。その結果を第14表に示す。
第14表 試験例10 コムギ赤さび膚防除効力(治療効果)プラ
スチックポットに砂壌土を詰め、コムギ(農林78号)
を播種し、温室内で8日間育成した。コムギの幼苗に、
赤さび病菌の胞子を散粉、接種した。接種後、28℃、
暗黒、多湿下で1日装置いた後、製剤例2に準じて懸瀾
剤にした供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを
葉面に充分付着するように茎。
葉数布した。散布後、28”C照明下で7日間生育させ
て、防除効力を調査した。その結果を第15表に示す。
第15表 試験例11  トマト疫病防除試験(予防効果)プラス
チックポットに砂壌土を詰め、トマト(ポンチローザ)
を播種し、温室内で20日間育成した。第2〜8本葉が
展開したトマトの幼苗に、製剤例4に準じて乳剤にした
供試薬剤を水で希釈して所定濃度にし、それを葉面に充
分付着するように茎葉散布した。散布後、植物を風乾し
トマト疫病菌の胞子懸澗液を噴り、接種した。接皿後、
20℃、多湿下で18置いた後、さらに照明下で5日間
生育し、防除効力を調査した。その結果を第16表にし
めす。
゛・8、 \ \、 第16表 〈発明の効果〉 本発明化合物は、種々の植物病害菌による植  ゛物病
害に対して優れた効果を有することから植物病害防除剤
の有効成分として穏々の用途に供しうる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    、水素原子または低級アルキル基を 表わし、R^4は水素原子または低級アルキル基を表わ
    し、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン
    原子を表わし、あるいは R^4とR^5は▲数式、化学式、表等があります▼で
    結合し環状構造 をとることもでき、ここでmは8あるいは 4を表わす。R^6は水素原子、直鎖状低級アルキル基
    、低級アルコキシ基、低級アルケ ニルオキシ基、低級アルキニルオキシ基ま たは低級アルキルチオ基を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体またはその塩
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わし、R^4は水素原子または低級アルキル基を表わし
    、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン原
    子を表わし、あるいは R^4とR^5は▲数式、化学式、表等があります▼で
    結合し環状構造 をとることもでき、ここでmは8あるいは 4を表わす。Xはハロゲン原子を表わす。]で示される
    ハロピリミジン誘導体を還元することを特徴とする一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n、R^1、R^2、R^3、R^4およびR
    ^5は前記と同じ意味を表わし、R^6′は水素原子を
    表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体の製造法。
  3. (3)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わす。] で示されるピコリンアミジン誘導体またはその塩と一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^4は低級アルキル基を表わし、R^5は水
    素原子、ハロゲン原子または低級アル キル基を表わし、R^7は低級アルキル基を表わす。] で示されるβ−オキソアセタール誘導体を塩基の存在下
    反応させることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n、R^1、R^2、R^3、R^4およびR
    ^5は前記と同じ意味を表わし、R^6′は水素原子を
    表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体の製造法。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わし、R^4は水素原子または低級アルキル基を表わし
    、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン原
    子を表わし、あるいは R^4とR^5は▲数式、化学式、表等があります▼で
    結合し環状構造をとることもでき、ここでmは8あるい
    は4 を表わす。Xはハロゲン原子を表わす。] で示されるハロピリミジン誘導体と一般式 R^6″Y 〔式中、R^6″は低級アルコキシ基、低級アルケニル
    オキシ基、低級アルキニルオキシ 基または低級アルキルチオ基を表わし、Y はアルカリ金属原子を表わす。] で示されるアルカリ金属化合物とを反応させることを特
    徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n、R^1、R^2、R^3、R^4、R^5
    およびR^6″は前記と同じ意味を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体の製造法。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わし、R^4は水素原子または低級アルキル基を表わし
    、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン原
    子を表わし、あるいは R^4とR^5は▲数式、化学式、表等があります▼で
    結合し環状構造をとることもでき、ここでmは8あるい
    は4 を表わす。Xはハロゲン原子を表わす。] で示されるハロピリミジン誘導体と一般式 R^3CH(COOR^3)_2 〔式中、R^3は水素原子または直鎖状低級アルキル基
    を表わし、R^3は低級アルキル基を表わす。] で示されるマロン酸ジエステル誘導体とを塩基の存在下
    反応させた後、加水分解し、さらに脱炭酸することを特
    徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n、R^1、R^2、R^3、R^4およびR
    ^5は前記と同じ意味を表わし、R^6′″は直鎖状低
    級アルキル基を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体の製造法。
  6. (6)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わす。] で示されるピコリンアミジン誘導体またはその塩と一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロ
    ゲン原子を表わし、R^1^0は低級アルキル基を表わ
    す。] で示されるアセタール誘導体を反応させることを特徴と
    する一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、n、R^1、R^2、R^3およびR^5は前
    記と同じ意味を表わし、R^4′およびR^6′は水素
    原子を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体の製造法。
  7. (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0〜5の整数を表わし、R^1は同一また
    は相異なっていてもよく、低級ア ルキル基、ハロゲン原子、低級ハロアルキ ル基または低級アルコキシ基を表わし、 R^2およびR^3は同一または相異なっていてもよく
    水素原子または低級アルキル基を表 わし、R^4は水素原子または低級アルキル基を表わし
    、R^5は水素原子、低級アルキル基またはハロゲン原
    子を表わし、あるいは R^4とR^5は▲数式、化学式、表等があります▼で
    結合し環状構造をとることもでき、ここでmは8あるい
    は4 を表わす。R^6は水素原子、直鎖状低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、低級アルケニ ルオキシ基、低級アルキニルオキシ基また は低級アルキルチオ基を表わす。] で示されるピリジルピリミジン誘導体またはその塩を有
    効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤
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