JPH018185Y2 - - Google Patents

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JPH018185Y2
JPH018185Y2 JP5644484U JP5644484U JPH018185Y2 JP H018185 Y2 JPH018185 Y2 JP H018185Y2 JP 5644484 U JP5644484 U JP 5644484U JP 5644484 U JP5644484 U JP 5644484U JP H018185 Y2 JPH018185 Y2 JP H018185Y2
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elastic
slider
elastic strut
strut
inner peripheral
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JP5644484U
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JPS60167521U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、スライダー胴体に弾性を利用して引
手をスナツプ式に嵌合させて取付ける合成樹脂製
スライドフアスナー用スライダーに関するもので
ある。
b 従来技術 従来合成樹脂製スライドフアスナー用スライダ
ーS′は、第6,7,8図に示す如く長方形の断面
形状を有する弾性支柱Aをスライダー胴体の上片
に設けて、該弾性支柱の弾性を利用して引手を取
付けるように構成されている(例えば実公昭55−
85号公報参照)が、合成樹脂でもガラス繊維等の
強化材を配合した強化プラスチツクは一般に引張
り応力による伸びが小さいためスライダーの引張
り応力がかかる弾性支柱の内周面が破損され易く
問題があつた。しかしながらこの様な強化プラス
チツク製のスライダーの欠点を解消する構造のも
のは未だ考案されていなかつた。
c 考案の目的 本考案は前記のような強化プラスチツク製のス
ライダーの欠点を解消するために考案されたもの
で、スライダーの胴体の上片に設ける弾性支柱の
形状を、引手の軸部の嵌挿時に生ずる内部応力の
中立軸が、弾性支柱の内周面寄りに位置するよう
に、中立軸に対して非対称な断面形状を有するよ
うに構成して、弾性支柱の内周面にかかる引張り
応力を小さくして、引手の軸部の嵌挿時に弾性支
柱が破損されにくい構造のスライダーを提供する
ことを目的とするものである。
d 考案の構成 本考案の構成は、実用新案登録請求の範囲に記
載したところのものであり、特にスライダーの胴
体上片に設け弾性支柱について、その断面形状
を、弾性変形時に生ずる内部応力の中立軸が、弾
性支柱の内周面寄りに位置するように、中立軸に
対して弾性支柱の外周部と内周部とを非対称形状
となるように構成したことを特徴とするもので、
本考案を図示した実施例にしたがつて具体的に説
明すると、第1図および第2図は夫々本考案のス
ライダーの平面および側面を示すもので、スライ
ダー上片1aのダイヤモンド3側の前端部に、先
端を胴体上面に向つて折曲した鉤状部2aを備え
た弾性支柱の基部2dを設け、弾性支柱2の先端
の鉤状部2aと胴体上面との間には、引手の軸部
7を収納する内空部4を形成するように構成され
ている。そしてスライダー胴体の上片1aの後端
部には、弾性支柱の鉤状部2aの先端との間に、
引手の軸部7を挿入しうる空隙部9をおいて突出
部5が突設されており、該突出部5は第2図およ
び第3図に示すように空隙部9ら内空部4に嵌挿
された引手6を倒伏した時に、突出部5が引手の
窓孔8に嵌合して、フアスナーの使用時の不測の
外力によつて引手6がみだりに回動して弾性支柱
から外れないような位置関係に設けられている。
更に本考案の特徴とする弾性支柱2の構成につ
いて詳しく説明すると、従来の弾性支柱は、第6
図,第7図および第8図に示すようにその断面形
状が長方形であつて外周面と内周面とが同じ一定
の巾をもつた支柱で構成されているのに対して、
本考案の弾性支柱2は、第1図および第2図に示
すように、弾性支柱の外周面2bの中央部が凸字
状に突起しており、その弾性支柱2の断面形状は
第4図に示すように凸字状をなしている。そして
その外周面2bの中央の突起部2eは、引手の軸
部7を内空部4に嵌挿する際に、弾性支柱2が弾
性変形されて曲げられ、弾性支柱の内部に外周部
に圧縮応力が内周部に引張応力が発生するが、こ
の時の内部応力の中立軸N−N′が断面形状の中
央位置より弾性支柱の内周面2c,2c′寄りに位
置するように(第4図および第5図を参照)設け
られたものであつて、具体的には弾性支柱2の断
面形状を、例えば凸字状(第4図)、山形状(第
5図)等のように外周部を中立軸N−N′に対し
て内周部と非対称形状となるように構成したもの
である。そして弾性支柱の外周の突起部2eは、
基部2dより弾性支柱の内周面2cの彎曲部と鉤
状部2aの内周面の平坦部との接合点に対応する
外周面上の位置(第2図のaの2点鎖線との交
点)まで構成されているのが好ましいが、鉤状部
2aの内周面の鉤部に対応る外周面上の位置(第
2図のbの2点鎖線との交点)まで延びていても
差支えない。
弾性支柱は強化プラスチツク製のスライダーに
一体に成形されるもので、ガラス繊維等の強化材
を配合する合成樹脂としては例えばナイロン、ポ
リエステル、ポリアセタール、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)等を使用するものであるが、
強化された合成樹脂は一般に圧縮応力に強いが、
引張り応力による伸びが小さい特性を有するの
で、圧縮側に応力が多くかかり、引張り側には応
力が少なくかかるような弾性支柱の断面構造とし
て、強化プラスチツクの特性に適応させた構造と
したものである。
e 考案の効果 本考案は、スライダーの胴体の上片に設けた弾
性支柱の断面形状を、引手嵌挿時の弾性変形によ
り生ずる内部応力の中立軸を、弾性支柱の内周面
寄りに位置するように、中立軸に対して非対称な
形状として、弾性支柱の引張り側に生ずる応力を
小さくし、圧縮側に生ずる応力を大きくして、強
化プラスチツクの引張りに弱く、圧縮に強い特性
に適応した構造としたものでるから、弾性支柱の
曲げ強度が従来のものより大きくなり、弾性支柱
の破損を著しく減少させることができ、強化プラ
スチツク製のスライダーの耐久性を著しく向上さ
せたもので、従来のものには期待できない優れた
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の具体的な実施例を示すスラ
イダーの平面図、第2図は同じく側面図、第3図
は第1図の−線の断面図、第4図は第2図の
−線の弾性支柱の断面図、第5図は弾性支柱
の他の実施例の断面図、第6図は公知のスライダ
ーの平面図、第7図は同じ一部切欠側面図、第8
図は第7図の−線の弾性支柱の断面図であ
る。 S,S′……スライダー、N−N′……中立軸、
1……スライダー胴体、2……弾性支柱、2a…
…弾性支柱の鉤状部、2b,2b′……弾性支柱の
外周面、2c,2c′……弾性支柱の内周面、2e
……弾性支柱の突起部、4……内空部、5……突
出部、6……引手、7……引手の軸部、8……引
手の窓孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端をスライダー胴体上面に向つて折曲した鉤
    状部2aを備えた弾性支柱2をスライダー胴体上
    片1aに設けたスライダーにおいて、該弾性支柱
    2の断面形状を、引手嵌挿時の弾性変形により生
    ずる内部応力の中立軸N−N′が弾性支柱の内周
    面2c寄りに位置するように、中立軸N−N′に
    対して弾性支柱の外周部と内周部とを非対称形状
    に構成したことを特徴とする強化プラスチツク製
    スライドフアスナー用スライダー。
JP5644484U 1984-04-17 1984-04-17 強化プラスチツク製スライドフアスナ−用スライダ− Granted JPS60167521U (ja)

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JP5644484U JPS60167521U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 強化プラスチツク製スライドフアスナ−用スライダ−

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JP5644484U JPS60167521U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 強化プラスチツク製スライドフアスナ−用スライダ−

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JPS60167521U JPS60167521U (ja) 1985-11-07
JPH018185Y2 true JPH018185Y2 (ja) 1989-03-03

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JP5644484U Granted JPS60167521U (ja) 1984-04-17 1984-04-17 強化プラスチツク製スライドフアスナ−用スライダ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4726820B2 (ja) * 2007-02-20 2011-07-20 Ykk株式会社 スライドファスナー用スライダー
JPWO2012157104A1 (ja) * 2011-05-19 2014-07-31 パイオニア株式会社 照明装置
WO2016181563A1 (ja) * 2015-05-14 2016-11-17 Ykk株式会社 ファスニング部材及びファスナー

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JPS60167521U (ja) 1985-11-07

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