JPH017877Y2 - - Google Patents

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JPH017877Y2
JPH017877Y2 JP10056583U JP10056583U JPH017877Y2 JP H017877 Y2 JPH017877 Y2 JP H017877Y2 JP 10056583 U JP10056583 U JP 10056583U JP 10056583 U JP10056583 U JP 10056583U JP H017877 Y2 JPH017877 Y2 JP H017877Y2
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JP
Japan
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cylindrical
rotating shaft
rotating
shaft
bearing member
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JP10056583U
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JPS608538U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、係止を解くと移動付勢力によつて
ほぼ直線運動や回動運動する部材と、この部材に
係合されて回転させられる回転部材と、この回転
部材に固定された回転軸が回転自在に支持される
筒型軸受部材とよりなり、この筒型軸受部材の筒
内と上記回転部材の回転軸との間にダンパー効果
を得るための粘性油を介在させてなるダーパー装
置の改良に関するものであり、その目的とすると
ころは、上記粘性油が外部に漏洩しないようにす
ることである。
第1図は従来のダンパー装置をテープレコーダ
のカセツトホルダのエジエクト機構部に使用した
側面部で、第2図はその正面図の右半分を示し、
第3図はそのダンパー装置の組立前の側面図で、
第4図はその拡大断面図であり、7はカセツトホ
ルダで、その基端部7aは支軸8によつてシヤー
シ9に回動自在に支持され、両側部7bに設けた
軸10はシヤーシ9に設けた上記軸10の回動軌
跡溝9aに嵌合し案内されて回動するようになつ
ている。
1は係止を解くと移動付勢力によつてほぼ直線
運動や回動運動を行なう部材で、実施例において
は、上記カセツトホルダ7をカセツトテープの装
填位置からエジエクト位置へ回動させるアームで
あり、その基端部1aは支軸2によつてシヤーシ
9に回動自在に支持されるとともに、この支軸2
に中程が巻付けられ両端がシヤーシ9と上記アー
ム1に係止された蔓巻スプリング3によつて図に
おいて反時計方向に回動付勢されており、先端部
1bに設けた長孔1cが上記カセツトホルダ7の
側部に設けた軸10に遊嵌されている。
従つて、カセツトホルダ7をカセツトテープの
装填位置に上記蔓巻スプリング3による回動付勢
力に抗して回動させて係止させた状態を、エジエ
クトボタン(図示せず)などを操作して解くと、
上記アーム1の反時計方向への回動付勢力によつ
てカセツトホルダ7がエジエクト位置に勢いよく
回動し、上記軸10がこの軸の回動軌跡溝9aの
端に来たときに急激に停止させられるため衝撃音
を発し、取り扱いも好ましくない。
そこで、従来、このような衝撃音をなくすため
次のようなダンパー装置を付加していた。すなわ
ち、上記カセツトホルダ7をエジエクト位置に回
動させるアーム1の中程にほぼ直線運動するラツ
ク1dを設け、このラツク1dに係合(噛合)さ
れて回転させられる歯車4aを有する回転部材4
に固定された回転軸4bを、固定部9′に固定さ
れた筒型軸受部材5の筒内5aにダンパー効果を
有するシリコングリースのような粘性油を介して
挿入して回転自在に支持されている。
第3図および第4図はその従来のダンパー装置
の組立前の側面図とその拡大断面図であり、その
組立は、回転部材4の回転軸4bおよびあるいは
筒型軸受部材5の筒内5aにシリコングリースを
塗布して、上記回転軸4bを上記筒内5aに挿入
すると、余剰のシリコングリースは筒型軸受部材
5の取付ねじ孔5bおよび筒口端5cから回転軸
4bの付根部の近傍の鍔面4cに押し出されるの
で、これを拭き取る。上記取付ねじ孔5bはその
後固定部9′に挿通したねじ6がねじ込まれるの
で、その後その部分からのシリコングリースの漏
洩はない。しかし、実際にこのダンパー装置を使
用するときは、上記筒口端5cと上記鍔面4cと
は互いに当接してはいるが、上記回転軸4bは筒
型軸受部材5に対して軸方向と直角方向の側圧を
受けながら回転するため、長期的には上記筒口端
5cと鍔面4cとの透き間からシリコングリース
が徐々に押し出される。
このシリコングリースは高電気絶縁性であり、
これが電気接点などに付着すると悪影響を与え、
また、化学組成からプラスチツクに付着するとひ
び割れなどを起こすことがあり、上記従来のよう
なダンパー装置には常にこのような危険があつ
た。
この考案は、上記従来のような問題をなくした
ダンパー装置を提供するものであり、以下、第5
図に示す実施例によつて上記従来例と同一部には
同一符号を付けて説明する。
この考案が従来例と相違する点は、回転部材4
の回転軸4bの付根部と筒型軸受部材5の筒口部
にはそれぞれ円盤状の鍔4d,5dを形成すると
ともにそれぞれの鍔面4d′,5d′に回転軸と同心
の複数の円筒部4e,4f,4gおよび5e,5
fを、双方の円筒部の間に互いに嵌合するよう
に、すなわち、円筒部4gの半径>円筒部5fの
半径>円筒部4fの半径>円筒部5eの半径>円
筒部4eの半径、となるように形成した点であ
る。
従つて、回転部材4の回転軸4bおよびあるい
は筒型軸受部材5の筒内5aにシリコングリース
を塗布して、回転軸4bを筒内5aに挿入した際
に筒口端5cから回転部材4の鍔面4d′に押し出
される余剰のシリコングリースは、円筒部4e,
5e,4f,5f,4gの壁に遮られ、しかも、
これらの円筒部間には透き間をもたせてあるの
で、円筒部間でシリコングリース溜めができ、外
部に漏洩するようなことは全くない。
また、従来例のように、筒型軸受部材の筒口端
と回転部材の鍔面とを当接させておかなくてもよ
く、従つて、軸方向の圧力がかからないので、ダ
ンパー効果以外の回転摩擦抵抗が少なくなり有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダンパー装置をテープレコーダ
のカセツトホルダのエジエクト機構部に使用した
側面図、第2図はその正面図の右半分を示す図、
第3図はそのダンパー装置の組立前の側面図、第
4図はその拡大断面図、第5図はこの考案のダン
パー装置の組立前の側断面図である。 1……係止を解くと移動付勢力によつてほぼ直
線運動や回動運動する部材であるアーム、1c…
…長孔、1d……ラツク、2……支軸、3……蔓
巻スプリング、4……回転部材、4a……歯車、
4b……回転軸、4d……鍔、4d′……鍔面、4
e,4f,4g……円筒部、5……筒型軸受部
材、5a……筒内、5b……取付ねじ孔、5c…
…筒口端、5d……鍔、5e,5f……円筒部、
6……ねじ、7……カセツトホルダ、8……支
軸、9……シヤーシ、9′……固定部、9a……
軸10の回動軌跡溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 係止を解くと移動付勢力によつてほぼ直線運動
    や回動運動する部材と、この部材に係合されて回
    転させられる回転部材と、この回転部材に固定さ
    れた回転軸が回転自在に支持される筒型軸受部材
    とよりなり、上記回転部材の回転軸の付根部と上
    記筒型軸受部材の筒口部にはそれぞれ円盤状の鍔
    を形成するとともに鍔面に回転軸と同心の複数の
    円筒部を、双方の円筒部の間に互いに嵌合するよ
    うに形成し、上記回転軸と筒型軸受部材との間に
    ダンパー効果を得るために介在させた粘性油が外
    部に漏洩しないように構成したことを特徴とする
    ダンパー装置。
JP10056583U 1983-06-29 1983-06-29 ダンパ−装置 Granted JPS608538U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056583U JPS608538U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 ダンパ−装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10056583U JPS608538U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 ダンパ−装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS608538U JPS608538U (ja) 1985-01-21
JPH017877Y2 true JPH017877Y2 (ja) 1989-03-02

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ID=30237842

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JP10056583U Granted JPS608538U (ja) 1983-06-29 1983-06-29 ダンパ−装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544605B2 (ja) * 1986-06-30 1996-10-16 三和テッキ株式会社 粘性ダンパ
JP2829392B2 (ja) * 1988-02-29 1998-11-25 日本発条株式会社 開閉部材における緩動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS608538U (ja) 1985-01-21

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