JPH0160308B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0160308B2 JPH0160308B2 JP8969980A JP8969980A JPH0160308B2 JP H0160308 B2 JPH0160308 B2 JP H0160308B2 JP 8969980 A JP8969980 A JP 8969980A JP 8969980 A JP8969980 A JP 8969980A JP H0160308 B2 JPH0160308 B2 JP H0160308B2
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- Japan
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- resin
- spray
- slit
- urethane resin
- spray tip
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000007921 spray Substances 0.000 claims description 33
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 16
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 16
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
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- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 2
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 15
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
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- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はミスト状のウレタン樹脂のような合成
樹脂を吐出させるためのエアスプレーヘツドのス
プレーチツプに関し、その要旨とするところは、
円筒部9の下端に設けた逆円錐状の樹脂吐出部1
に、樹脂吐出部1の頂点において互いに交差する
2本のスリツト孔2,2を穿設して成る合成樹脂
吐出用のスプレーチツプに係るものである。
樹脂を吐出させるためのエアスプレーヘツドのス
プレーチツプに関し、その要旨とするところは、
円筒部9の下端に設けた逆円錐状の樹脂吐出部1
に、樹脂吐出部1の頂点において互いに交差する
2本のスリツト孔2,2を穿設して成る合成樹脂
吐出用のスプレーチツプに係るものである。
第1図に示すものはコンベンシヨナルタイプの
エアスプレーヘツドであり、ケーシング3内へウ
レタン樹脂A液4aとウレタン樹脂B液4bとエ
ア5とを導入し、駆動用モータ6にて回転駆動さ
れるミキシングロータ7によりこれらを撹拌し、
撹拌されたミスト状の発泡性ウレタン樹脂4をス
プレーチツプA又はA′から吐出し、下方のバス
リブ裏面等の吹付面材8にミスト状のウレタン樹
脂4を吹きつけるものである。ところが、従来の
スプレーチツプA′は、第2図a,bに示すよう
に下端部の逆円錐状の樹脂吐出部1′に1本のス
リツト孔2′を穿設しただけのものであり、スリ
ツト孔2′の方向を吹付面材8の搬送方向と直角
に配置して使用するようになつていたが、ミキシ
ングロータ7の遠心力により、周辺部の方へ吐出
される樹脂量が多くなり、このため第3図に示す
ように吹付面材8内に吹付けられたウレタン樹脂
4の両側部が盛り上がり、均一に吹付けられない
という欠点があつた。そこでスリツト孔2′の幅
や長さを変えることにより広範囲に、かつ均一に
ウレタン樹脂4を吹付けることができるように改
良しようとしたが、従来例の欠点を除去できなか
つた。そこで、次にスリツト孔2′の両端を絞つ
て狭くすることにより、周辺部の樹脂量を減らそ
うと試みたが、希望する均一なスプレーパターン
を得ることはむずかしく、加えてスプレーチツプ
A′の製作時の加工が困難で一定精度のスプレー
チツプA′を量産することができなかつた。
エアスプレーヘツドであり、ケーシング3内へウ
レタン樹脂A液4aとウレタン樹脂B液4bとエ
ア5とを導入し、駆動用モータ6にて回転駆動さ
れるミキシングロータ7によりこれらを撹拌し、
撹拌されたミスト状の発泡性ウレタン樹脂4をス
プレーチツプA又はA′から吐出し、下方のバス
リブ裏面等の吹付面材8にミスト状のウレタン樹
脂4を吹きつけるものである。ところが、従来の
スプレーチツプA′は、第2図a,bに示すよう
に下端部の逆円錐状の樹脂吐出部1′に1本のス
リツト孔2′を穿設しただけのものであり、スリ
ツト孔2′の方向を吹付面材8の搬送方向と直角
に配置して使用するようになつていたが、ミキシ
ングロータ7の遠心力により、周辺部の方へ吐出
される樹脂量が多くなり、このため第3図に示す
ように吹付面材8内に吹付けられたウレタン樹脂
4の両側部が盛り上がり、均一に吹付けられない
という欠点があつた。そこでスリツト孔2′の幅
や長さを変えることにより広範囲に、かつ均一に
ウレタン樹脂4を吹付けることができるように改
良しようとしたが、従来例の欠点を除去できなか
つた。そこで、次にスリツト孔2′の両端を絞つ
て狭くすることにより、周辺部の樹脂量を減らそ
うと試みたが、希望する均一なスプレーパターン
を得ることはむずかしく、加えてスプレーチツプ
A′の製作時の加工が困難で一定精度のスプレー
チツプA′を量産することができなかつた。
本発明は叙上の従来例の欠点及び実験に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは合
成樹脂を均一に吹付けることができ、構造簡単で
製作時の加工も容易な合成樹脂吐出用のスプレー
チツプを提供するにある。
なされたものであり、その目的とするところは合
成樹脂を均一に吹付けることができ、構造簡単で
製作時の加工も容易な合成樹脂吐出用のスプレー
チツプを提供するにある。
以下本発明を添付図により詳述する。第4図及
び第5図に示すものはスプレーチツプAの一実施
例であり、上面が開口した円筒部9の上端に鍔部
10を設け、円筒部9の下端に逆円錐状の樹脂吐
出部1を設け、この樹脂吐出部1にその頂部にお
いて互いに交差する2本のスリツト孔2,2を穿
設したものである。スリツト孔2は樹脂吐出部1
の表面と平行になるように穿設する必要はなく、
第5図bに示すように下方から水平に切込んでゆ
くだけで良い。しかしてこのスプレーチツプAを
叙上のようなエアスプレーヘツド(第1図)の下
端に取付けてウレタン樹脂4を吐出させる一方の
スリツト孔2と交差する他方のスリツト孔2の存
在によりパターンの中央部の樹脂量が増し、ウレ
タン樹脂が周辺部に片寄ることなく均一に吹付け
られるのである。例えば第6図に示すように吹付
面材8の上方において一方のスリツト孔1を吹付
面材8の搬送方向と直角になるようにスプレーチ
ツプAをセツトすると搬送方向と直角方向を向い
たスリツト孔2によりウレタン樹脂は周辺部へ厚
盛りされるが、他方のスリツト孔2によりウレタ
ン樹脂4が搬送方向へ広がり、この搬送方向へ広
がつたウレタン樹脂4が吹付面材8の搬送に伴な
つて積もり、中央部においてもウレタン樹脂4の
厚みがまし、しかしてウレタン樹脂4の吹付け量
が均一となり、平均したスプレーパターンが得ら
れるのである。この技術思想を敷衍すると、周辺
部に多く吐出するスリツト孔2と中央部に多く吐
出するスリツト孔2とを互いに調整することによ
り、均一なスプレーパターンのみならず、中央部
に集中したスプレーパターンや周辺部に集中した
スプレーパターン等も可能になり、任意のスプレ
ーパターンを作り出すことが可能になるのであ
る。均一なスリツトパターンや希望するスリツト
パターンを得るにはスリツト孔2,2を夫々調整
すれば良いが、それにはスリツト孔2,2の幅
wを変化させる方法、第7図に示すようにスリ
ツト孔2,2の切込み深さaを変えてスリツト孔
2,2の長さlを変える方法、第8図に示すよ
うにスリツト孔2,2同志の交差角αを変化させ
る方法等が考えられる。スリツト孔2,2の幅や
長さ(切込み深さ)、交差角度等は適宜実験的に
決定すれば良い。また2本のスリツト孔2,2に
ついてその幅や長さ等は同じである必要はなく、
個々に決定すれば良い。
び第5図に示すものはスプレーチツプAの一実施
例であり、上面が開口した円筒部9の上端に鍔部
10を設け、円筒部9の下端に逆円錐状の樹脂吐
出部1を設け、この樹脂吐出部1にその頂部にお
いて互いに交差する2本のスリツト孔2,2を穿
設したものである。スリツト孔2は樹脂吐出部1
の表面と平行になるように穿設する必要はなく、
第5図bに示すように下方から水平に切込んでゆ
くだけで良い。しかしてこのスプレーチツプAを
叙上のようなエアスプレーヘツド(第1図)の下
端に取付けてウレタン樹脂4を吐出させる一方の
スリツト孔2と交差する他方のスリツト孔2の存
在によりパターンの中央部の樹脂量が増し、ウレ
タン樹脂が周辺部に片寄ることなく均一に吹付け
られるのである。例えば第6図に示すように吹付
面材8の上方において一方のスリツト孔1を吹付
面材8の搬送方向と直角になるようにスプレーチ
ツプAをセツトすると搬送方向と直角方向を向い
たスリツト孔2によりウレタン樹脂は周辺部へ厚
盛りされるが、他方のスリツト孔2によりウレタ
ン樹脂4が搬送方向へ広がり、この搬送方向へ広
がつたウレタン樹脂4が吹付面材8の搬送に伴な
つて積もり、中央部においてもウレタン樹脂4の
厚みがまし、しかしてウレタン樹脂4の吹付け量
が均一となり、平均したスプレーパターンが得ら
れるのである。この技術思想を敷衍すると、周辺
部に多く吐出するスリツト孔2と中央部に多く吐
出するスリツト孔2とを互いに調整することによ
り、均一なスプレーパターンのみならず、中央部
に集中したスプレーパターンや周辺部に集中した
スプレーパターン等も可能になり、任意のスプレ
ーパターンを作り出すことが可能になるのであ
る。均一なスリツトパターンや希望するスリツト
パターンを得るにはスリツト孔2,2を夫々調整
すれば良いが、それにはスリツト孔2,2の幅
wを変化させる方法、第7図に示すようにスリ
ツト孔2,2の切込み深さaを変えてスリツト孔
2,2の長さlを変える方法、第8図に示すよ
うにスリツト孔2,2同志の交差角αを変化させ
る方法等が考えられる。スリツト孔2,2の幅や
長さ(切込み深さ)、交差角度等は適宜実験的に
決定すれば良い。また2本のスリツト孔2,2に
ついてその幅や長さ等は同じである必要はなく、
個々に決定すれば良い。
本発明は叙述の如く円筒部の下端に設けた逆円
錐状の樹脂吐出部に、樹脂吐出部の頂点において
互いに交差する2本のスリツト孔を穿設してか
ら、パターン中央部の樹脂量を増大させることが
でき、幅の広い均一なスプレーパターンを得るこ
とができる利点がある。更に2本のスリツト孔の
幅や長さ、交差角等を変化させることにより樹脂
を中央部へ集中させたりすることができ、任意の
スプレーパターンを得ることができる利点があ
る。しかも2本のスリツト溝の組合せによつてス
プレーパターンを調整するものであるから、スリ
ツト孔は直線加工のみで良く、構造簡単で製作も
容易であり、一定精度のスプレーチツプを量産す
ることも可能である。
錐状の樹脂吐出部に、樹脂吐出部の頂点において
互いに交差する2本のスリツト孔を穿設してか
ら、パターン中央部の樹脂量を増大させることが
でき、幅の広い均一なスプレーパターンを得るこ
とができる利点がある。更に2本のスリツト孔の
幅や長さ、交差角等を変化させることにより樹脂
を中央部へ集中させたりすることができ、任意の
スプレーパターンを得ることができる利点があ
る。しかも2本のスリツト溝の組合せによつてス
プレーパターンを調整するものであるから、スリ
ツト孔は直線加工のみで良く、構造簡単で製作も
容易であり、一定精度のスプレーチツプを量産す
ることも可能である。
第1図はエアスプレーヘツドの概略断面図、第
2図a,bは従来例のスプレーチツプの下面図及
び断面図、第3図は同上のスプレーチツプを用い
たときのスプレーパターンを示す一部切欠した斜
視図、第4図は本発明の一実施例を示す斜視図、
第5図a,bは同上の下面図及び断面図、第6図
は同上のスプレーチツプを用いたときのスプレー
パターンを示す断面図、第7図は本発明の他例を
示す断面図、第8図は本発明の更に他例を示す下
面図である。 1……樹脂吐出部、2……スリツト孔、9……
円筒部。
2図a,bは従来例のスプレーチツプの下面図及
び断面図、第3図は同上のスプレーチツプを用い
たときのスプレーパターンを示す一部切欠した斜
視図、第4図は本発明の一実施例を示す斜視図、
第5図a,bは同上の下面図及び断面図、第6図
は同上のスプレーチツプを用いたときのスプレー
パターンを示す断面図、第7図は本発明の他例を
示す断面図、第8図は本発明の更に他例を示す下
面図である。 1……樹脂吐出部、2……スリツト孔、9……
円筒部。
Claims (1)
- 1 円筒部の下端に設けた逆円錐状の樹脂吐出部
に、樹脂吐出部の頂点において互いに交差する2
本のスリツト孔を穿設して成る合成樹脂吐出用の
スプレーチツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8969980A JPS5715860A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Spray tip for discharging synthetic resin |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8969980A JPS5715860A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Spray tip for discharging synthetic resin |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5715860A JPS5715860A (en) | 1982-01-27 |
JPH0160308B2 true JPH0160308B2 (ja) | 1989-12-21 |
Family
ID=13978010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8969980A Granted JPS5715860A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Spray tip for discharging synthetic resin |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5715860A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051115U (ja) * | 1991-02-19 | 1993-01-08 | 昭和電線電纜株式会社 | 複合平角リツツ線 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231950U (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-25 | ||
JPH0532232Y2 (ja) * | 1986-06-17 | 1993-08-18 | ||
JP4554782B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2010-09-29 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | 二流体ノズル |
JP4504641B2 (ja) * | 2003-07-30 | 2010-07-14 | 株式会社共立合金製作所 | スプレーノズル及びそれを用いた噴霧方法 |
JP5859879B2 (ja) * | 2012-03-05 | 2016-02-16 | オルガノ株式会社 | 採水用ノズル及びこれを備えた純水装置 |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP8969980A patent/JPS5715860A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH051115U (ja) * | 1991-02-19 | 1993-01-08 | 昭和電線電纜株式会社 | 複合平角リツツ線 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5715860A (en) | 1982-01-27 |
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