JPH0158954B2 - - Google Patents
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- JPH0158954B2 JPH0158954B2 JP4687982A JP4687982A JPH0158954B2 JP H0158954 B2 JPH0158954 B2 JP H0158954B2 JP 4687982 A JP4687982 A JP 4687982A JP 4687982 A JP4687982 A JP 4687982A JP H0158954 B2 JPH0158954 B2 JP H0158954B2
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- Japan
- Prior art keywords
- sugar
- glutamic acid
- sweet sorghum
- sugar solution
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は発酵法によるL−グルタミン酸の製造
法に関し、更に詳細には炭素源としてスイートソ
ルガム搾汁液とケーンモラセス又は澱粉糖化液を
併用することを特徴とする発酵法によるL−グル
タミン酸の製造法に関する。 L−グルタミン酸発酵の原料としてはケーンモ
ラセス、ビートモラセス、澱粉糖化液等が主とし
て使用されているが、本発明者等は安価でより発
酵収率の高い発酵原料を開発することを目的とし
て種々研究した結果、スイートソルガム搾汁液が
かかる目的にかなつた優れた発酵原料であるこ
と、更にスイートソルガム搾汁液をケーンモラセ
ス又は澱粉糖化液に配合して使用する場合、特に
スイートソルガム搾汁液を20%以上配合した場
合、予測される収率よりも高い発酵収率でL−グ
ルタミン酸が生産されることを発見し本発明を完
成するに至つた。 本発明で使用するスイートソルガム搾汁液はス
イートソルガム(Sweet sorghum)、即ちサトウ
モロコシの莖葉の搾汁液であつてシヨ糖を5〜18
%含む糖液で本発明ではこれをそのまま又は濃縮
してシヨ糖濃度30〜60g/dlの糖液として使用さ
る。尚、サトウモロコシのシヨ糖はいわゆるもろ
こし糖、別名ソルガム糖と呼ばれているものであ
るが、不純物が多いため、現在では殆んど使用さ
れていないものである。 本発明ではこのスイートソルガムを安価な糖液
として有効に活用するもので、使用に際しては従
来使用されているケーンモラセス又は澱粉糖化液
に配合して使用される。 配合割合は多い方が効果が大きいが供給量を考
慮してより有効に活用するため、配合割合はシヨ
糖の量を基準とし、スイートソルガム搾汁液を20
%以上望ましくは20〜50%配合して使用する。糖
液は初期の培地に添加される他培養期間中適宜、
連続的又は段階的に培地へ添加して使用される。 本発明で使用する培地は上記特定の糖液を炭素
源として使用する他は通常のL−グルタミン酸発
酵に於て使用されるもので良い。又使用する微生
物についても通常のL−グルタミン酸生産菌、例
えばブレビバクテリウム・デイバリカタム
ATCC14020、ブレビバクテリウム・フラバム
ATCC14067、ブレビバクテリウム・ラクトフエ
ルメンタムATCC13869、コリネバクテリウム・
アセトアシドフイルムATCC13870、コリネバク
テリウム・グルタミクムATCC13032等コリネフ
オームのL−グルタミン酸生産菌が使用される。 培養方法についても従来の方法と同様の方法で
行なえば良く、特に異る方法を採用する必要はな
い。 以下、実施例にて説明する。 実施例 1 シユークロース換算で50%のスイートソルガム
(SSと記す)を同じ糖濃度のケーンモラセス
(CMと記す)又は澱粉糖化液(GLと記す)に20
〜50%配合した2系列の糖液(CM−SS糖液、糖
濃度50%)を調製し、夫々50mlの糖液に第1表に
示す組成の塩類溶液250mlを混合し300mlの培地
(CM−SS培地、GL−SS培地)を調製した。
法に関し、更に詳細には炭素源としてスイートソ
ルガム搾汁液とケーンモラセス又は澱粉糖化液を
併用することを特徴とする発酵法によるL−グル
タミン酸の製造法に関する。 L−グルタミン酸発酵の原料としてはケーンモ
ラセス、ビートモラセス、澱粉糖化液等が主とし
て使用されているが、本発明者等は安価でより発
酵収率の高い発酵原料を開発することを目的とし
て種々研究した結果、スイートソルガム搾汁液が
かかる目的にかなつた優れた発酵原料であるこ
と、更にスイートソルガム搾汁液をケーンモラセ
ス又は澱粉糖化液に配合して使用する場合、特に
スイートソルガム搾汁液を20%以上配合した場
合、予測される収率よりも高い発酵収率でL−グ
ルタミン酸が生産されることを発見し本発明を完
成するに至つた。 本発明で使用するスイートソルガム搾汁液はス
イートソルガム(Sweet sorghum)、即ちサトウ
モロコシの莖葉の搾汁液であつてシヨ糖を5〜18
%含む糖液で本発明ではこれをそのまま又は濃縮
してシヨ糖濃度30〜60g/dlの糖液として使用さ
る。尚、サトウモロコシのシヨ糖はいわゆるもろ
こし糖、別名ソルガム糖と呼ばれているものであ
るが、不純物が多いため、現在では殆んど使用さ
れていないものである。 本発明ではこのスイートソルガムを安価な糖液
として有効に活用するもので、使用に際しては従
来使用されているケーンモラセス又は澱粉糖化液
に配合して使用される。 配合割合は多い方が効果が大きいが供給量を考
慮してより有効に活用するため、配合割合はシヨ
糖の量を基準とし、スイートソルガム搾汁液を20
%以上望ましくは20〜50%配合して使用する。糖
液は初期の培地に添加される他培養期間中適宜、
連続的又は段階的に培地へ添加して使用される。 本発明で使用する培地は上記特定の糖液を炭素
源として使用する他は通常のL−グルタミン酸発
酵に於て使用されるもので良い。又使用する微生
物についても通常のL−グルタミン酸生産菌、例
えばブレビバクテリウム・デイバリカタム
ATCC14020、ブレビバクテリウム・フラバム
ATCC14067、ブレビバクテリウム・ラクトフエ
ルメンタムATCC13869、コリネバクテリウム・
アセトアシドフイルムATCC13870、コリネバク
テリウム・グルタミクムATCC13032等コリネフ
オームのL−グルタミン酸生産菌が使用される。 培養方法についても従来の方法と同様の方法で
行なえば良く、特に異る方法を採用する必要はな
い。 以下、実施例にて説明する。 実施例 1 シユークロース換算で50%のスイートソルガム
(SSと記す)を同じ糖濃度のケーンモラセス
(CMと記す)又は澱粉糖化液(GLと記す)に20
〜50%配合した2系列の糖液(CM−SS糖液、糖
濃度50%)を調製し、夫々50mlの糖液に第1表に
示す組成の塩類溶液250mlを混合し300mlの培地
(CM−SS培地、GL−SS培地)を調製した。
【表】
このようにして調製したCM−SS培地及びGL
−SS培地300mlを1.0容発酵槽に夫々張込み、
115℃にて10分間加熱殺菌した。これに予め培養
したブレビバクテリウム・ラクトフエルメンタム
ATCC13869を接種し、31.5℃にてPHをアンモニ
アガスにて7.8に保ちつつ、通気撹拌下培養した。
培養中培地中のシユークロース濃度が3%を切つ
た時、夫々用いたGL−SS糖液、GL−SS糖液
(同じ配合割合のもの使用)を少量ずつ添加して
シユークロース換算の糖濃度を2〜4%に調節し
つつ36時間培養した。 添加した糖液量は、各実験区共80mlに統一し
た。又培養途中所定の菌量に達した時点で界面活
性剤トウイーン60を培地に対し0.6%になるよ
う添加した。培養液中に蓄積したL−グルタミン
酸の量及び対糖収率を第2表に示す。尚、第2表
にはCM、GL又はSS単独の場合の対糖収率を加
重平均して求めた計算収率を併記した。 実験値と計算値との差がSSの配合によつて得
られる相乗効果である。
−SS培地300mlを1.0容発酵槽に夫々張込み、
115℃にて10分間加熱殺菌した。これに予め培養
したブレビバクテリウム・ラクトフエルメンタム
ATCC13869を接種し、31.5℃にてPHをアンモニ
アガスにて7.8に保ちつつ、通気撹拌下培養した。
培養中培地中のシユークロース濃度が3%を切つ
た時、夫々用いたGL−SS糖液、GL−SS糖液
(同じ配合割合のもの使用)を少量ずつ添加して
シユークロース換算の糖濃度を2〜4%に調節し
つつ36時間培養した。 添加した糖液量は、各実験区共80mlに統一し
た。又培養途中所定の菌量に達した時点で界面活
性剤トウイーン60を培地に対し0.6%になるよ
う添加した。培養液中に蓄積したL−グルタミン
酸の量及び対糖収率を第2表に示す。尚、第2表
にはCM、GL又はSS単独の場合の対糖収率を加
重平均して求めた計算収率を併記した。 実験値と計算値との差がSSの配合によつて得
られる相乗効果である。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 発酵法によるL−グルタミン酸の製造法に於
て、ケーンモラセス又は澱粉糖化液にスイートソ
ルガム搾汁液を配合した糖液を炭素源として使用
することを特徴とする発酵法によるL−グルタミ
ン酸の製造法。 2 炭素源が、スイートソルガム搾汁液をシヨ糖
を基準として20%以上配合した糖液である特許請
求範囲第1項記載の発酵法によるL−グルタミン
酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4687982A JPS58162299A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4687982A JPS58162299A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58162299A JPS58162299A (ja) | 1983-09-26 |
JPH0158954B2 true JPH0158954B2 (ja) | 1989-12-14 |
Family
ID=12759638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4687982A Granted JPS58162299A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 発酵法によるl−グルタミン酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58162299A (ja) |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP4687982A patent/JPS58162299A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58162299A (ja) | 1983-09-26 |
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