JPH0157A - 新規コリン誘導体及びそれを用いたコリンエステラ−ゼ活性測定法 - Google Patents

新規コリン誘導体及びそれを用いたコリンエステラ−ゼ活性測定法

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JPH0157A
JPH0157A JP62-169371A JP16937187A JPH0157A JP H0157 A JPH0157 A JP H0157A JP 16937187 A JP16937187 A JP 16937187A JP H0157 A JPH0157 A JP H0157A
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黒岩 勝昌
勝博 片山
長澤 健
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日東紡績株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3.1  産業上の利用分野 本発明は一般式(I) (式中Xはハロゲン原子を表わす)で表わされる新規コ
リン誘導体及びそれを鼠賀として用いることを特徴とす
るコリンエステラーゼ活性の測定法に関する。
本発明の測定法は、コリンエステラーゼ活性を正確かつ
簡便に測定することができ、血清中のコリンエステラー
ゼを測定するための臨床検査用測定法として極めて有用
である。
3.2  従来の技術 一般的(、例えば肝iI陣害を有する患者のff1Iv
4中のコリンエステラーゼ1lffは低下し、他方、例
えば腎障害を有する患者のコリンエステラーゼ濃度は上
昇することが知られている。従って、これら患者の血清
中のコリンエステラーゼ活性を測定することにより、こ
れら疾患の診断が可能であり、血清中のコリンエステラ
ーゼ活性を正確に測定できる測定法は臨床検査用に使用
し得る。
従来、血清中のコリンエステラーゼ(以下CtlEと記
す)活性の測定法としては、合成基質を使用り°る秤々
の方法が報告され、また日常の臨床検査に実用化されて
いるものもある。それら測定法の例をあげると、ガス分
析法、pHメーター法、pH指示薬比色法、チオコリン
発色法、酵素法、UV法等がある。
(2)、カス分析法[R,八−won; Pfluge
rs Arch、 Ge5Physio1.、233.
487 (1933) ]は合成基質としてアセチルコ
リンを用い、ChEのMA作用で生成した酢酸より炭酸
水素ナトリウムから発生する炭酸ガスを定量する方法で
ある。
0、pHメーター法[H,0,Hichel:J、 L
ab、 &Cl1n、 led、、 34.1564 
(1949) ]もガス分析払と同様に、合成基質とし
てアセデルコリンを用い、ChEの酵素作用によって生
じた酢酸によるONの変化をpHメーターで測定する方
法である。
(ODnm指示薬比色決はpHメーター法とは異なり、
合成IIとしてアセチルコリンを用い、ChEに゛より
生じた酢酸によるpHの変化を指示薬の分子吸光度によ
り測定する方法で、指示薬としてフェノールレッド[6
橋浩、柴田進;医学と生物学、2Ω、96(1951)
]、ブロムチモールブルー[nm,G、  Bioos
  etal:^−er、  J、  Cl1n、  
Path、、30゜181 (1958)]、m−二ト
ロフェノール[佐々木匡秀:臨床病理、二、555 (
1964)1などが使用されている。
鋳、ブーオフリン法[P、 Garry;J、 Cl1
n、 Chcii、。
上ユ、(2)、91 (1965)1は基質としてアセ
チルチオコリン、プロピルチオコリン、ブチルチオコリ
ン等が使用されている。これら基質はChEの酵素作用
でチオコリンを生成し、それが5.51−ジチオビス−
2−・ニトロ安息香酸(DTNB)と反応して黄色を生
じる。この黄色の吸光度を比色語で測定する方法である
(2)、酵素法はベンゾイルコリン[岡部紘明他:臨床
病理、■、751 (1977)]、オルソトルオイル
コリン[特開昭54−138533]などをJulとし
て用い、G t+ Eの酵素作用で生成したコリンをコ
リンオキシダーゼによりベタインに変化させ、その時生
成する過酸化水素によりペル1キシダーゼの存在下で4
−7ミノアンチとリンをフェノールなどとの酸化的縮合
反応で発色させる方法である。
(0、UV法には2種類があり、1つは賛、 Kalo
a(7)ベンゾイルコリン[賀、にalow andに
、 GOnOt  :Canad、 J、 Bioch
es、 & Phyoiol、、35 、 339(1
957)]を基質とする方法であり、もう1つはp−ヒ
ドロキシベンゾイルコリン[5f1開昭57−nm01
98、特開昭58−1299991を基質とする方法で
ある。前者はChEの酵素作用によって基質が加水分解
し、その基質が減少していく様子を測定波長240n−
で追跡していく方法である。後行は、ChFのII?索
作用によって生成するp−ヒドロキシ安息香酸を補酵素
N A D P Hの存在下でp−ヒトOキシ安息香酸
水酸化酵素の作用によりNADPHが酸化されNADP
に変化する際の吸光度の減少を波長34Qna+で測定
追跡する方法である。
3.3 1    L、  〜と るU −これらの測
定法には種々の問題点があり、測定値の不正確さの原因
になっている。即ち、例えばガス分析法(2)、pHメ
ーター法0は、操作が煩雑で多数の検体を処理すること
ができないなど実用上の問題がある。pH指示薬比色決
幻は、操作も簡便で多数の検体を処理することもできる
が、反応時間が長く、反応中にもpHが一定でなく、低
値と高値で再現性があまり良くないなどの欠点がある。
また上述した(2)〜(へ)の方法は、いずれもアセチ
ルコリンを基質として用いる方法であり、これらの方法
では、アセチルコリンは非酵素的加水分解を起しやすく
、また基質特異性もあまりないので、基質そのものにも
問題がある。
チオコリン法ゆは反応性に優れ、91度が高く、操作も
afで多数の検体を処理することができるとともに初速
度広でも測定できるなど優れた点もあるが、呈色が黄色
であるため血清中のビリルビンの影響を強く受け、また
グルタチオンのようなチオール基を有する化合物の影響
もまぬがれえないし、さらにnmそのものが不安定であ
り、測定値の誤差原因になっている。
酵素法(43)は9色が赤色になるので、血清中のビリ
ルビンなどの干渉を受けず、多数の検体を処理づること
もできるが、発色系の試薬として使用するフェノールや
4−アミノ7ンヂピリンがChEに対して拮抗阻害作用
を有するので、それらの使用けが非常に限定され、十分
な発色が難しい。またこれら酵素法は過酸化水素を利用
する方法であり、一般に過酸化水素を経由する定量法は
血清中°のビリルビンやアスコルビン酸などの還元性物
質による彰費はまぬがれえないし、リン脂質の分解など
で生じるコリンの影響も受ける。ベンゾイルコリンを基
質として用いた酵素法の場合は、非酵集的加水分解性も
問題になっているなど種々問題がある。
Uv法(0でベンゾイルコリンを基質として使用するー
、にalowの方法は、直接基質の減少を測定している
ので測定原理は単純明解であるが、測定波長が24On
−であるため血清成分の干渉を受けやすく、ベンゾイル
コリンの非酵素的加水分解が起りやすいので、ChEの
至適pHで反応が行われていない。また測定波長として
M’llの吸収曲線のスロープの所が使われており、こ
れにより波長のずれによる吸光係数のずれが大きくなる
など問題がある。
p−ヒドロキシベンゾイルコリンを1!質と(るUv法
は、はぼ至適pHで反応が行えるし、過酸化水素−発色
系における欠点を除くことができ、チオコリン法の欠点
もなく、さらに多数の検体処理が可能な自動分析装置に
適した優れたChE活性測定測定あるが、使用する補酵
素NADPH!高価な試薬であり、安定性も悪いので一
定の品質に維持および管理するのが難しいし、また酵素
としてp−ヒドロキシ安息香酸水酸化酵素やプ0トカテ
キュj!−3,4−ジオキシゲナーぜなどを使用し、測
定値の誤差要因が多い。
以上に述べたごとく、従来のChEの酵素活性測定法に
は種々の1Filfflがあり、測定値の誤差の原因に
なっている。
3.4  II  を  するための。
我々は従来法の欠点を解決すべく鋭意研究し本発明に′
fq達した。即ち、新規化合物である2−ナツトイルコ
リンアイオダイド(以下2−NClと略称する)を合成
し、かかる化合物を基質として用いるUv法によるCh
Eh性測定について検討した所、測定波長として約33
7〜約355n*の波長を使用することができ、この場
合ChEh外の他のth清酸成分干渉を受けることが少
なく、また2−NClは非酵素的加水分解に対して極め
て安定であり、血清中のChE特にプソイドコリンエス
テラーゼと特異的に反応し、従って2−NClを用いる
ことにより極めて正確に再現性よく血清中のChEh性
を測定することが可能であり、また、非イオン界面活性
剤などの界面活性剤、ジメチルスルホキシドなどの有機
溶媒の存在下にChEh性を測定することにより高単位
のChEh性を測定することが可能となり、その他種々
の利点を有する測定が可lとなることを知見し本発明に
到達した。
即ち、本発明は一般式(1) (式Xはハロゲン原子を表わす)で表わされる新規コリ
ン誘導体、及び該新規コリン誘導体を基質として用いる
ことを特徴とするコリンエステラーゼ活性の測定法であ
る。
一般式(1)のXとしては、例えば沃素、塩素、臭素、
フッ素などのハロゲン原子が挙げられる。
かかる新規コリン誘導体は、2−ナフトイルクロライド
等の2−ナフトイルハライドと2−ジメチルアミノエタ
ノールと反応せしめ、次いで得られる反応生成物と、ヨ
ウ化メチル等のハロゲン化メチルとを反応することによ
り合成できる。かかる反応それ自体は公知であり通常の
反応条件下で合成することが可能である。
次に、新規コリン誘導体として、2−NG Iを例にと
って本発明のChE活伯の測定法について説明する。
第1図に2−NClと2−ナフトイック酸のUvスペク
トルを示した。2−N CIがChEの作用で加水分解
するとコリンと2−ナフトイック酸を生成する。コリン
は波長300 nm以上ではUV吸収はない。2−ナフ
トイック酸は波長337ns以上ではtJ V吸収はは
とんどない。一方、2−NCIは波長355n−以下で
UV吸収する。したがって、UV法によりChE活竹を
測定する方法において2−NClをChF活性を測定す
る基質として使用し、測定波長337から355 no
+で反応を追跡することができ、この場合他の自消成分
の干渉を受けることが少ない。従って基質の2−NCI
の減少を正確に追跡することができ、ChE活性を正確
に測定することが可能である。
また、後述する如<2−NClは多くの優れた利点を有
し、2−NC[以外の伯の一般式(Ilのコリン誘導体
も同様に優れた効果を有する。
従って、一般式II)の新規コリン誘導体を用いた好ま
しいChE活性測定法として、例えば次の測定法が捉供
される。即ち、ChEを含む検体と一般式(I)で表わ
される新規コリン誘導体とを混合し、次いで吸光度、特
に波長約337〜約3550−での吸光度を測定するこ
とによりChE活性を測定する方法である。
前述の賛、にalowのUV法では測定波長が240n
sであるので初期吸収において血清成分の干渉を大きく
受けるが、本発明の測定波長約337から約355 n
mではあまり干渉を受けないので至適な測定条件が容易
である。また賛、 KalowのUV法で基質として使
用しているベンゾイルコリンは、1/15MIJ)1!
1衝液E)H7,40中で230 Fil附近に極大吸
収をもち、測定波長である240nmではスロープであ
る。これは波長のずれによる吸光係数のずれが大きくな
る。本発明の新規1質の2−NCIは335 ns附近
に極大吸収をもち、測定波長をピークに設定する事がで
きる。この事は分析装置の波長精度の問題から発生する
分子吸光係数の違いなどが非常に小さくなり測定値の機
種問差などが非常に小さくなることを示している。
更に、この基質2−NClは非酵素的加水分解に対して
非常に安定である。たとえばpl+が8.0の200m
Mトリス−マレイン酸緩衝液中37℃の条件下で30分
間ではほとんど加水分解は起きなかった(第6図参照)
。この結果は測定中非酵素的加水分解は無?R′r−き
、正確にChE活竹を測定することができることを示し
ている。
pHを一定に保持するための緩衝剤として、バルビター
ル酸塩、リン酸塩、ビロリンFl塩、グリシン、グリシ
ルグリシン、トリスヒドロキシメチルアミノメタンなど
が使用できる。上記以外の緩衝剤でもpHを7.5〜1
0.0の間において緩衝能を輔持できるものであれば用
いることが可能である。
ChEに対する2−NClのに一値はベンゾイルコリン
の約1/8程度で200+eHトリス−マレイン酸緩衝
液(1)nm8.0)では約7.0X10−6sol/
Jである。2−NClのに鴎値が十分小さいので、本発
明の測定法の反応系では十分な基質濃度で反応を行うこ
とができ、経時的直線範囲が広くなり、高甲位の活性ま
で十分測定が可能である。
また、界面活性剤や有機溶媒の存在下で種々条件を検討
した結果、基質8i1度を高くする事ができ、さらにへ
単位のChE活性まで測定可能になった。
前者は非イオン界面活性剤であるNIKKOLNP−1
5(日光ケミカルズ利製:ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル)が特によく、測定系全最に対して1〜
10?fi&t%の範囲で使用可能であるが、好ましく
は2〜7重量%を用いるとよい。後者は、ジメチルスル
ホギシド(DMSO)が特によく、測定系全量に対して
1〜10重開%の範囲で使用可能であるが好ましくは1
〜5重量%を用いるとよい。界面活性剤と有機溶媒を添
加した測定系で、それぞれ直線性を調べたところ、前者
は3000nm1/J(第16図参照)、後者は294
010/J(第17図参照)まで直線性があり、界面活
性剤や有機溶媒を添加しない測定系が250010/l
までしか直線性がない(第15図参照)のに比べ反応全
液暴を70%少なく(実施例9.10)し反応速麿を早
くしたにもかかわらず直線性は20%も高く出来る。
2−NOIを基質として用いた場合、200−Hトリス
−マレイン酸II衝液ではChEの至適pHは8.01
44近であった(第4図参照)。前述のごと<2−NC
lはpH8,0で非醪素的加水分解安定竹があるので、
本発明の測定法はChEの至適のpHで反応を行うこと
ができる。
検体中の共存物質が測定値に影響する場合、測定値の誤
差原因になることは前述の通りである。
本発明の方法は基質そのものがUv吸収をもっており、
それを直接測定する方法であり、測定原理的にみても共
存物質の影響を受は難い。共存物質たとえ−ば、アスコ
ルビンR20q/d1、WFIJ20#F/d 1 、
グルコース500ay/dlヘモグロビン200#I!
F/dJ!、アルブミン5g/d1、ビリルビン20M
3/d 1 、グルタチオン(還元型)50g9/d1
、までは添加試験では問題はなかった(第7図〜第13
図参照)。抗凝固剤EDTA・2Na、クエン酸塩、ヘ
パリン4nm!塩、二重蓚酸等の添加試験でも問題はな
かった(第14図参照)。本発明は共存物質の影響を非
常に受は難い方法であり、測定値の誤差原因が大幅に解
消された。
コリンエステラービには血清中に存在するプソイドコリ
ンエステラーゼと赤血球中に存在するツルーコリンエス
テラーゼの二種が知られている。
通常臨床検査で測定されているのは血清中のプソイドコ
リンエステラーゼであるが、血清中にツルーコリンエス
テラーゼが混入している場合があるので、検査目的とし
てはプソイドコリンエステラーゼのみと選択的に反応す
る基質が望ましい。本発明の方法に用いる2−NCIは
プソイドコリンエステラーゼとは良く反応するが、ツル
ーコリンエステラーゼとはほとんど反応しない非常に特
異性の^い基質である。
外Hおよび精神科領域で麻酔剤とプソイドコリンエステ
ラーゼの関係で異型プソイドコリンエステラーゼ検査が
重要である。即ち、異型プソイドコリンエステラーゼが
多い人は麻酔の際にショック死等を生じる場合があり、
異型プソイドコリン1ステラーゼ活竹を麻酔前に測定す
ることがイセである。本発明の測定方法は反応機構的に
単純明解なのでかかる異型プソイドコリンエステラーゼ
検査法として非常に適している。
また2−NCl以外の他の一般式山のコリン誘導体の場
合においても上記した好ましい測定が可能である。
本発明のChE測定法の具体的方法は、後述する実施例
2に示されており、通常のUv法の手順を採用づること
ができる。
3.5  発明の効果 本発明のChE活性測定法は種々の点で従来法の問題点
が解決されている。本発明の利点を記すと次のごとくで
ある。
(1)  測定系の反応機構が単純明解で、測定値の誤
差原因が非常に少い。
(2)  ピークの*Ee(335,4n+s)で測定
可能である。
(3)  基質に用いる本発明の新規コリン誘導体、例
えば2−NCIが非酵素的加水分解に対して安定なのr
1測定値の再現性が非常に良い。
(4)  本発明の新規コリン誘導体、例えば2−NC
lはプソイドコリンエステラーゼに対して、基質特異性
が高い。
(5)  前記のごと(、ビリルビン、アスコルビン酸
等の検体成分や抗凝固剤の影響をほとんど受けない。
(6)  検体ごとに検体ブランクをたてる必要がない
ので簡易かつ迅速に測定でき、多数の検体を処理するこ
とが可能である。・ (7)  異型プソイドコリンエステラーゼ検査が可能
である。
(8)本発明の新規コリン誘導体、例えば2−NClが
安定なので、至適pH(8,0〜8.2)での反応が可
能である。
(9)  高単位まで測定可能である。
(至)界面活性剤や有Ill溶媒の存在下で基質nm度
を古くする事が出来、さらに高単位まで測定可能である
。また測定時間の大幅な延長が可能になり、これは多種
の自動分析製品に適用でき、測定精度の白子ができる。
以上のごとく、本発明のChE活+IFalll定方法
は従来法の有する問題点を解決し、多くの利点や特徴を
有し、正確かつ簡便にChE活性を測定でき、日常の臨
床検査のChE活性測定に充分貢献できるものである。
従って本発明のChE活竹測定法は、正常人、肝疾患患
者、腎障害を右する患苫等の血清中のChE活牲を測定
する方法として、極めて有用である。
3.6  実施例 以下に実施例により、本発明をさらに詳細に説明−46
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
2−ナフトイル゛クロライド9.59をベンゼン5ON
1に溶解した液を、2−ジメチルアミノエタノール10
dlをベンゼン200dに溶解した液に5〜10℃に冷
却しながら滴下した。滴下後、室温で一晩攪拌し、反応
させた後、水及び飽和食塩水で洗浄しベンゼン相を無水
硫酸マグネシウム上で乾燥し、?nm媒を減圧留去し、
13.79の油状吻を得た。これをアセトン300−に
溶解し、ヨウ化メチル7.4gの酢酸エチル80Id溶
液を加え室温で一晩放直し、析出した結晶を濾集し、ア
セトンで洗浄後方酸化リン上で真空乾燥し、2−ナフト
イルコリンアイオダイド17.1SFを得た。
この結晶はシリカゲル1層クロマトグラフィー(n−ブ
タノール:酢酸:水−4:1:2)上で単一スポット(
R,=0.38)を与えた。
融点 271〜272℃ 元素分析値 016H2oNo□I (m、w、 38
5.247)実測値(%)C:49.88  H:  
5.31N : 3.53 計算値(%) C:49.88  H:  5.23N
:3.64 U、■スペクトルおよび1.Rスペクトルをそれぞれ第
1図と第2図に示した。
実施例2 血清ChE活性測定方法 Ill  200mMトリス−マレイン耐緩耐液DH8
,0(25℃) (お 検体 +3)  0.43318基質(2−NCr>i*(1
)の緩衝液3.0dに検体0.05dを加え、2〜10
分間稈麿37℃で予加温し、それに(3)のl;J。
質液0.5dを加え、同時にストップウォッチをスター
トさせ正確に20秒、80秒の337 nmにおける吸
光度を測定し1分間当りの吸光度変化を求める。第3図
はタイムコースを示した。
検体はコンセーラI(日永製薬社製)を使用した。Ch
E活性値は下2の式により8口>される。
1)Δ0. D、 /m1ldよ測定波長337nmに
おける1分間当りの吸光度の変化耐。
2)波長3370−における分子吸光係数は1462で
ある。
上式より使用した血清は、902 (Ill/j! )
中位であった。第3図に示したごとく、ChE単位90
2(II/jりでは3分nm1目f時的にタイムラグの
ない直線を示した。これは自動分析製品が使用可能なこ
とを示している。
実施例3 実施例2の(1)の緩衝液のDHを7.8から8.4ま
で変化さI!、この方法におけるChEの至適pHを求
めた。緩衝液のpl+以外は全て実施例2に従った。そ
の結果を第4図に示した。この条件下では至適pl+は
8.0であった。
実施例4 実施例2の(1)の緩衝液濃度を50aHから300m
Mまで変化させ、この方法における最適緩衝液濃度を求
めた。緩衝液のS度以外は全て実施例2に従った。その
結果を第5図に示した。この条件下では最適緩衝液濃度
は200mMから30018であった。
宋J1九塁 実施例2の(1)のI耐液3. Ojd!に(3)の基
質液0.5aeを加え、37℃の保温セルに入れ、波長
337 rvにおくjる吸光度の変化を経時的に追跡し
、IJ質の非M素的加水分解安定竹を調べた。その結果
は第6図に示したごとく、30分まではほとんど安定で
あった。基質2−NCIは至適pH8,0にa3いて安
定であるので、検体ごとの試薬ブランクを測定する必要
はない。
実/if!VA6 実施例2の測定法に従い、基質特異性を調べた。
検体として、プソイドコリンエステラーゼ(シグマ社)
10LJ/d、ツルーコリンエステラーゼ(シグマ社>
10U/ml!を使用した。反応性は、吸光度の減少速
度から判断するとプソイドコリンエステラーゼ1に対し
てツルーコリンエステラーゼは0.02であった。この
ことは、基質2−N(lの特異性の非常に高い事を示し
ている。
実施例7 実施例2の測定法に従い、反応系での下記の添加物の影
響を調べた。
添加物        添加量 中 アスコルビン酸   0〜20#!F/d 1(J
 グルコース     Oへ一500ay/dl(3)
   尿  酸            0〜2 Qa
!F/d 1(4)  ヘモグロビン    O〜50
01g/d!(!])  アルブミン     O〜5
g/dJtel  ビリルビン     0〜20#F
/d 1(7)  ゲルタブオン    O〜50j1
!F/dJ(還元型) (0)抗凝固剤 二nm′1蓚酸       400JI!F/d1酢
 酸          400Jllff/dJヘパ
リン       20WI/dlクエン酸ソーダ  
  1び/di EDTΔ−2Na    2005y/djNaF  
       1g/d1 測定結果は相対活性(%)で第7図〜第14図に示した
。NaFはプソイドコリン1ステラーゼの阻害剤である
ので、NaFの存在下では一般にCh [三g性の測定
はいかなる測定法でも正しい測定法を与えない。従って
、第14図のNaFの結果よりプソイドコリンエステラ
ーゼ活性を測定する場合には、抗凝固剤としてNaFは
使用することができない。
1m 実施例2に従い、dn清の希釈率と酵素活性の関係を調
べた(第15図)。血清希釈は5%アルブミンを含む生
理食塩水で行った。第15図に示したごとく、血清希釈
と酵素活性は原点を通過するi線内な比例関係にありG
hE活性が低甲位からnmrnm1位まで幅広く測定で
きることが明らかになった。
実施例9 血清CnmE活 測flJ法(NIKKOL  NP−
15添加) (1)  200mHトリスーマレイン酸!l衝液6%
(w/v)NIKKOL  NP−15pH8,00(
25℃) (2)  検体 (3)  0.622mN基質<2−NCl>液(1)
の!nmi液2.0IIlに検体0.05−を加え2〜
10分間程度37℃で予加温し、それに(3)の基質液
0.5M!を加え(測定系全部に対してN[KKOL 
 NP−154,フル吊%含有)同時にストップウォッ
チをスタートさせ1確に20秒、80秒の337nlに
おける吸光度を測定し1分間当りの吸光度変化を求める
。ChE活性値は実施例2と同様に求める。
(1)  200sHトリス−マレイン酸緩衝液pH8
,00(25℃) (2)  検体 (3)   0. 622g*H基質 (2−NG!>
25. 5%(v/v)DMSO水溶液測定方法は実施
例9に従う(測定系全部に対してDMSO5,0重罎%
含有) 実施例nm 実施例9.10に従い、血清の希釈率と酵素活性の関係
を調べた(第16.17図)。血清希釈は5%アルブミ
ンを含む生理食塩水で行った。第16.17図に示した
ごとく、血清希釈と酵素活性は原点を通過する直線的な
比P14III係にあり(第16閃rGJ30001U
/l第17図t’は294010/ 1まで直線性あり
) 、ChE活性が低単位から^単位まで幅広く測定で
きることが明らかになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はa)2−ナフトイルコリンアイオダイド(濃度
100μHot )およびb)2−ナフトイックFa 
(nmnm00μHof ) (7)Ll、 V、 ス
ヘ’) トル[2001M トリス−マレイン酸緩衝液
pH8,0(25℃)]を示す。 第2図は2−ナフトイルコリンアイオダイドのIRスペ
クトルを示す。 第3図は2−ナフトイルコリンアイオダイドを基質とし
た場合の血清中のChEg竹によるタイムコースを示す
。 第4図はChEの至適pHを示す。 第5図はChE活性におよぼす緩衝液濃度の影響を示す
。 第6図は2−ナフトイルコリンアイオダイドの非酵素的
加水分解安定性を示す。 第7図〜第14図は添加物の影響を示す。 第15図は血清希釈と酵素活性との関係を示す。 第16図は、界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフ
ェニル エーテル)存在下での血清希釈と酵素活性との
関係を示す。 第17図は有機溶!! (DMSO)存在下での血□ 清希釈と酵素活性との関係を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Xはハロゲン原子を表わす)で表わされる新規コ
    リン誘導体。
  2. (2)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中Xはハロゲン原子を表わす)で表わされる新規コ
    リン誘導体を基質として用いることを特徴とするコリン
    エステラーゼ活性の測定法。
  3. (3)コリンエステラーゼを含む検体と一般式( I )
    で表わされる新規コリン誘導体とを混合し、次いで紫外
    線(UV)領域における吸光度を測定することによりコ
    リンエステラーゼ活性を測定する特許請求の範囲第2項
    記載のコリンエステラーゼ活性の測定法。
  4. (4)新規コリン誘導体が、2−ナフトイルコリンアイ
    オダイドである特許請求の範囲第3項記載のコリンエス
    テラーゼ活性の測定法。
  5. (5)波長約337〜約355nmでの吸光度を測定す
    る特許請求の範囲第3項又は第4項記載のコリンエステ
    ラーゼ活性の測定法。
  6. (6)界面活性剤又は有機溶媒の存在下に測定を行なう
    特許請求の範囲第3項〜第5項のいずれか1項記載のコ
    リンエステラーゼ活性の測定法。
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