JPH0156242B2 - - Google Patents

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JPH0156242B2
JPH0156242B2 JP60049116A JP4911685A JPH0156242B2 JP H0156242 B2 JPH0156242 B2 JP H0156242B2 JP 60049116 A JP60049116 A JP 60049116A JP 4911685 A JP4911685 A JP 4911685A JP H0156242 B2 JPH0156242 B2 JP H0156242B2
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JP
Japan
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intake
port
groove
valve body
cylinder
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JP60049116A
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Minoru Okada
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OSAKA TAIYU KK
Original Assignee
OSAKA TAIYU KK
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Publication date
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Priority to US06/897,967 priority patent/US4704946A/en
Priority to EP86111667A priority patent/EP0257122B1/en
Priority to AU61832/86A priority patent/AU587856B2/en
Publication of JPS61207801A publication Critical patent/JPS61207801A/ja
Publication of JPH0156242B2 publication Critical patent/JPH0156242B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B1/00Reciprocating-piston machines or engines characterised by number or relative disposition of cylinders or by being built-up from separate cylinder-crankcase elements
    • F01B1/08Reciprocating-piston machines or engines characterised by number or relative disposition of cylinders or by being built-up from separate cylinder-crankcase elements with cylinders arranged oppositely relative to main shaft and of "flat" type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B27/00Starting of machines or engines
    • F01B27/02Starting of machines or engines of reciprocating-piston engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B29/00Machines or engines with pertinent characteristics other than those provided for in preceding main groups
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L33/00Rotary or oscillatory slide valve-gear or valve arrangements, specially adapted for machines or engines with variable fluid distribution
    • F01L33/02Rotary or oscillatory slide valve-gear or valve arrangements, specially adapted for machines or engines with variable fluid distribution rotary

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2気筒又は単気筒型の流体モータに関
する。
〔従来技術及びその問題点〕
流体シリンダのピストンの往復動をクランクシ
ヤフトによつて回転運動に変換する流体モータ
は、シリンダの数が3気筒以上のものしか実用化
されていない。
これは単気筒又は対向2気筒であれば第11図
に示す如くクランクシヤフト2のクランクピン2
1が下死点又は上死点で停止することがあり、こ
の場合再起動不能となるからである。
3気筒以上のモータでは1つのシリンダのピス
トンが上死点又は下死点で止まつても他のシリン
ダは下死点から外れるため、上記問題はない。
しかし気筒数を増やせば、モータ全体の部品点
数が増え、コスト高を招来すると共にピストンと
シリンダの摩擦によるエネルギーの損失が大きく
なる。
又、仮令ピストンが下死点又は上死点から外れ
て止まつても、モータ起動時にシリンダへの圧力
流体の供給量が少ない場合はモータの起動不能の
事態が生じる。これを仮想的に作図された第12
図に基づいて詳述すると、シリンダへの圧力流体
の吸排はロータリバルブRが用いられ、該バルブ
はクランクシヤフト2と一体に回転する回転バル
ブ体4を回転自在に筒状の固定バルブ体8に嵌
め、回転バルブ体4の周面に形成した吸気溝6と
排気溝5を固定バルブ体8に設けたシリンダ接続
用ポート83,83aに交互に連通させ、固定バ
ルブ体8に形成した吸気通路(図示せず)に送ら
れる高圧流体を吸気溝6を経てシリンダ3に送
り、排気溝5に連通する排気通路(図示せず)か
らシリンダ3a内の高圧流体の排気を行なう。第
12図に示す如く回転バルブ体4の回転方向に対
し吸気溝6の後部がシリンダ接続用ポート83に
対応する位置でクランクシヤフト及び回転バルブ
体4が止まつたとき、再起動の際には回転バルブ
体4の吸気溝6は瞬時にシリンダ接続用ポート8
3を通過するため、吸気溝6を経てシリンダに供
給させる空気量は少ない。モータの起動時には大
きなエネルギーを必要とするが、この様に起動時
にシリンダ3への圧力空気の供給が少ないとき
は、ピストン31が下死点又は上死点から外れて
いても起動不能になる。
〔問題を解決する手段〕
本発明は2気筒又は単気筒であつても、円滑に
再起動出来る画期的な流体モータであつて、再起
動の際に起動に十分な量の圧力流体をシリンダに
供給出来、且つピストンが上死点又は下死点から
外れて自然停止している状態を保障する。第2図
は2気筒の装置を示し2つのシリンダ接続用ポー
ト83,83aを有しているが、単気筒の装置の
場合は、ポート83aは無い。
本発明の構成は、流体シリンダ3のピストン3
1の往復動によつて回転するクランクシヤフト2
に、該シヤフト2と一体に回転可能に回転バルブ
体4を連繋する。
回転バルブ体4の回転とは関係なくケーシング
に固定バルブ体8を固定し、該固定バルブ体8に
対し前記回転バルブ体4を摺動可能に摺接され
る。固定バルブ体8に吸気メインポート85、吸
気サブポート86及びシリンダ接続用ポート83
が開設される。
回転バルブ体4の摺動面には排気溝5、吸気溝
6及び該吸気溝6に連通する補助溝7が凹設され
る。
吸気溝6はシリンダ接続用ポート83に対応し
たときに該ポート83と吸気メインポート85と
の間を連通させ、排気溝5はバルブに形成した排
気通路50に繋がつており、前記シリンダ接続用
ポート83に対応したときに該ポート83と排気
通路50を連通させる。
補助溝7と吸気サブポート86の関係は回転バ
ルブ体4の回転方向に対して吸気溝6の後部がシ
リンダ接続用ポート83に対応するとき補助溝7
が吸気サブポート86に連通している位置関係に
ある。
又、吸気溝6とシリンダ3の位置関係は回転バ
ルブ4の回転方向に対して吸気溝6の前部から中
央部の部分がシリンダ接続用ポート83に対応し
ているときシリンダ3のピストン31は上死点又
は下死点から外れている関係にある。
〔作用〕
吸気メインポート85及び吸気サブポート86
から高圧流体を供給するが、吸気サブポート86
からの高圧流体の供給量は吸気メインポート85
のそれよりも少ない。
回転バルブ体4の吸気溝6はシリンダ接続用ポ
ート83に連通して吸気メインポート85の高圧
流体がシリンダ3内に流入し、ピストン31を押
し、クランクシヤフト2を回転させる。
クランクシヤフト2の回転により回転バルブ4
も該シヤフト2と一体に回転し、次に該バルブ体
4の排気溝5がシリンダ接続用ポート83に対応
してシリンダ3の排気が行なわれる。
上記の様にクランクシヤフト2と一体に回転す
る回転バルブ体4によりシリンダ接続用ポート8
3には吸気溝6と排気溝5が交互に連通し、シリ
ンダ3の吸排気が行なわれて、クランクシヤフト
2を回転駆動する。
モータを停止させるには吸気メインポート85
への高圧流体の供給を止め、吸気サブポート86
への高圧流体の供給は継続する。しかし吸気サブ
ポート86からの高圧流体の供給だけではクラン
クシヤフト2の回転を持続する力はなく、モータ
は止まる。回転バルブ体4の回転方向に対して吸
気溝6の前部から中央部が吸気メインポート85
に対応する位置で回転バルブ体4が自然停止すれ
ば、再起動の際の高圧流体の送給に問題はない。
しかし、吸気溝6の後部側が吸気メインポート
85に対応する位置で回転バルブ体4が自然停止
すると、前述の如く再起動の際に吸気溝6を経て
シリンダ3へ圧力空気を供給する時間が短かく、
高圧流体の供給量が少なく起動不能となる。
ところが、本発明ではメインポート85からの
高圧流体の供給が止められた状態に於て、回転バ
ルブ体4の吸気溝6の後部が吸気メインポート8
5に連通している状態であれば、補助溝7が吸気
サブポート86に連通して吸気サブポート86か
らの高圧流体が補助溝7、吸気溝6を通じてシリ
ンダ接続用ポート83に供給される。更にこの状
態に於てピストン31は上死点又は下死点から外
れている。これによつてピストン31が動き続け
てクランクシヤフト2及び回転バルブ体4は回転
を続ける。回転バルブ体4の回転により吸気溝6
はシリンダ接続用ポート83を通過する。吸気サ
ブポート86からの高圧流体の供給量はクランク
シヤフト2及び回転バルブ体4を回し続ける程に
は多くはないが、クランクシヤフト2及び回転バ
ルブ体4には慣性力が作用しており、吸気溝6が
シリンダ接続用ポート83を通過した瞬間にクラ
ンクシヤフト及び回転バルブ体4が停止すること
はなく、クランクシヤフト及び回転バルブ体4は
少し回転し、吸気溝6の前部から中央部がシリン
ダ接続用ポート83に対応した位置で止まる。
又、このときピストン31は上死点又は下死点か
ら外れる様にクランクシヤフトに回転バルブ体4
が取り付けられているから、モータの再起動に何
の支障もない。
〔効果〕 2気筒又は単気筒型の流体モータであるから、
従前の3気筒以上の流体モータに較べて、気筒数
の減少分に対応して構成部品を少なく出来、又、
ピストンとシリンダとの摩擦によるエネルギーの
損失も小さい。
〔実施例〕
第1実施例(第1図乃至第8図) 図面は2気筒型エアーモータについて本発明を
実施したものである。
筐状ケーシング1を貫通しているクランクシヤ
フト2の両端が軸承され、クランクシヤフト2を
挾んでケーシング1に第1、第2シリンダ3,3
aが対向配備される。
各シリンダ3,3aに摺動可能に嵌まつたピス
トン31,31とクランクシヤフト2はクランク
ロツド32,32にて連繋される。
各シリンダ3,3aの蓋33,33には吸排ポ
ート35,35aが開設される。
各シリンダ3,3aにはピストン31の下死点
の少し手前位置にてシリンダ3,3aの吸排室3
6,36を外部に連通する長孔34が開設されて
いる。
上記長孔34はシリンダの周方向に延びてお
り、ピストン31が下死点位置から上死点へ移動
する際に吸排室36の背圧を排除しエネルギー効
率を高める役割を果す。
クランクシヤフト2は一端が出力軸部22、他
端がバルブ取付部23であつて、該取付部23に
筒状の回転バルブ体4がクランクシヤフト2と一
体回転可能に固定される。回転バルブ体4は上記
クランクシヤフト2の取付部23に嵌まる大径部
41と、該大径部41の先端に突出した小径部4
2とで成る。
ケーシング1には上記回転バルブ体4を収容す
る貫通孔81を開設した円筒状の固定バルブ体8
がボルト11にて固定され、該孔81に回転バル
ブ体4が気密に回転自由に嵌まる。
上記固定用のボルト11は第2図に示す如く、
固定バルブ体8のフランジ88に開設した円弧状
の長孔89に嵌まつており、固定バルブ体8は該
長孔89の余裕分だけ位相調節が可能である。
固定バルブ体8の前端開口には蓋80が取り付
けられ、蓋80と回転バルブ体4の小径部42と
の間に環状の排気通路50が形成される。
固定バルブ体8には軸方向の略中央部に孔内面
を一周して周溝82が開設される。
更に固定バルブ体8に孔81に貫通する吸気メ
インポート85、吸気サブポート86、排気ポー
ト87及び2つのシリンダ接続用ポート83,8
3aが開設される。吸気メインポート85は前記
周溝82に連通し、排気ポート87は排気通路5
0に連通している。
第2図に示す如く、第1シリンダ接続用ポート
83と第2シリンダ接続用ポート83aは180゜離
れて対向配備される。
第1シリンダ接続用ポート83の開口中心に対
して吸気サブポート86は実施例では第2シリン
ダ接続用ポート83aの近傍にあり、該シリンダ
接続用ポート83aよりもクランクピン21側に
位置している。
吸気メインポート85は固定バルブ体8の孔8
1を一周する周溝82に、排気ポート87は回転
バルブ体4の小径部42を一周する排気通路50
に開口しているため、吸気ポート85及び排気ポ
ート87の位置は不問である。
吸気メインポート85及び吸気サブポート86
に三方切換弁9を介して圧力空気供給管91が接
続される。
上記三方切換弁9の操作により、両吸気ポート
85,86から同時に、又は吸気サブポート86
からのみに吸排バルブ内に圧力空気を供給出来
る。
両ポート85,86への圧力空気の供給を停止
することも出来る。吸気サブポート86は吸気メ
インポート85よりも有効孔径が小さく、吸気サ
ブポート86からの吸気量は吸気メインポート8
5からの吸気量は吸気メインポート85からの吸
気量よりも少ない。
第1シリンダ接続用ポート83と第1シリンダ
3の吸排ポート35が、又第2シリンダ接続用ポ
ート83aと第2シリンダ3aの吸排ポート35
aが夫々管路92,92にて連繋される 排気ポート86には消音器(図示せず)が接続
される。
回転バルブ体4の外周に吸気溝6及び排気溝5
が軸心を挾んで一部を対向させて形成されてい
る。
吸気溝6は固定バルブ体8の周溝82と第1、
第2シリンダ接続用ポート83,83aとを交互
に連通させ、周溝82に充満した圧力空気を吸気
溝6及びシリンダ接続用ポート83,83aを通
じて第1、第2シリンダ3,3aへ交互に供給す
る。
吸気溝6は回転バルブ体4の大径部41の略中
央部に開設され、溝幅W1は固定バルブ体8の周
溝82とシリンダ接続用ポート83,83aに跨
がる様に形成される。軸心に対して吸気溝6の周
方向両端が成す角度B1は第8図に示す第1、
第2シリンダ接続用ポート83,83aの開口端
間の角度A4よりも少し小さく吸気溝6が2つの
シリンダ接続用ポート83,83aに同時に連通
することはない。吸気溝6は常時周溝82に連通
しており、該吸気溝6が何れか一方のシリンダ接
続用ポートに対応しているとき吸気溝6を介して
該ポートと周溝82が連通し、周溝82に充満し
た圧力空気がシリンダに供給される。
排気溝5は回転バルブ体4の回転によつて第
1、第2シリンダ接続用ポート83,83aに交
互に対応し、該ポート83,83aを前記排気通
路50に交互に連通させてシリンダの排気を行な
う。排気溝5は回転バルブ体4の大径部41の前
端面からシリンダ接続用ポートに連通可能な溝幅
W2を有しており、軸心に対して排気溝5の周方
向の両端が成す角度B2は前記吸気溝の両端が成
す角度B1よりも少し大であり、従つて各シリン
ダ3は吸気時間よりも排気時間の方が少し長い。
排気溝5の端部と前記吸気溝6の端部の成す角
度B3、B4は一致する。又、この角度B3、B4は第
1、第2シリンダ接続用ポート83,83aの開
口角度A2、A2とも一致する。
排気溝5は第1、第2シリンダ接続用ポート8
3,83aに同時に連通することはなく、何れか
一方のシリンダ接続用ポートに対応したとき該ポ
ートを溝5を介して排気通路50へ連通する。
前記吸気溝6の両端に連続して第1、第2の2
つの補助溝7,7aが開設され、第1補助溝7は
回転バルブ体4の回転方向に、第2補助溝7aは
反回転方向に延びている。
補助溝7,7aは吸気メインポート85への圧
力空気の供給を止めても、吸気サブポート86か
らの圧力空気を補助溝、吸気溝6を経て第1、第
2シリンダの何れかに供給してクランクシヤフト
2を再起動に好都合な位置まで回転させる働きを
する。
補助溝7,7aは吸気溝6の両端から回転バル
ブ体4の軸方向に向う横溝部71,71aと該横
溝部から互いに離れる方向に周方向に向う円弧溝
部72,72aから成り、該円弧溝部72,72
aに前記吸気サブポート86が連通可能である。
両円弧溝部72,72aの端部間が成す角度C1
C2は同じである。
円弧溝部72,72aの外端間の成す角度C3
と内端間の成す角度C4は一致する。
又、第7図の回転バルブ体4の展開図に示す様
に第1補助溝7の円弧溝部72の先端と吸気溝6
の前端61との成す角度C5は吸気溝6の他端と
第2補助溝7aの円弧溝部72aの先端と吸気溝
6の後端62との成す角度C6よりも少し大きい。
上記回転バルブ体4とクランクシヤフト2のク
ランクピン21の位相関係は、モータ起動時にシ
リンダ3,3aのピストン31に対してクランク
ピン21が上死点又は下死点でなければ可いが実
施例では軽く起動出来る様にピストン31に対し
てクランクピン21が3〜80゜の位置にある様に
決める。即ち第8図Iに示す如く回転バルブ体4
の回転方向に対する吸気溝6の前端が第1シリン
ダ接続用ポート83に掛かり始める状態でクラン
クピン21が第1シリンダ3のピストン31に対
して3゜の角度D1だけ進んだ状態に回転バルブ体4
をクランクシヤフト2に取り付ける。
次に第8図I及び第8図に於て、各シリンダ
接続用ポート83,83a及び吸気サブポート8
6に対する回転バルブ体4の前記各溝5,6,
7,7aの関係を説明する。
第8図Iはクランクシヤフト2のクランクピン
21が第1シリンダ3のピストンの上死点に対し
て3゜進んだ吸排バルブの状態を示しており、吸気
溝6と排気溝5との間が第1シリンダ接続用ポー
ト83に対応し、該ポート83には吸気溝6も排
気溝5も連通しない。第2補助溝7aの円弧溝7
2aの終端72a′は吸気サブポート86を回転バ
ルブ体4の回転方向に僅かな角度E1だけ行き過
ぎている。
第8図は第1シリンダ3のピストン上死点に
対してクランクピン21が角度D2が80゜進んだ状
態、即ち上記第8図の状態からは77゜進んだ状
態を示している。
吸気溝6の周方向の中心点は第1シリンダ接続
用ポート83の孔中心よりも回転バルブ体4の回
転方向に対して少し手前にある。第1補助溝7の
前端72′は吸気サブポート86よりも僅かな角
度E2だけ手前にある。
第2図は起動時に於ける固定バルブ体8に対す
る回転バルブ体4の位置状態を示しており、回転
バルブ体4の回転方向に対し吸気溝6の前部から
中央部が第1シリンダ接続用ポート83又は第2
シリンダ接続用ポート83aに対応している。
然して、モータ起動に際して三方弁9を操作し
て吸気メインポート85及び吸気サブポート86
に圧力空気を供給する。
供給された圧力空気は固定バルブ体8の周溝8
2にて合流し、回転バルブ体4の吸気溝6を経て
第1、第2シリンダ接続用ポート83,83a従
つて第1、第2シリンダ3,3aに交互に供給さ
れ、クランクシヤフト2を回転させる。この間、
回転バルブ体4の排気溝5及び排気通路50を経
てシリンダ3,3aの排気が行なわれる。
モータの回転を止めるには三方切換弁9を切り
換えて吸気メインポート85への高圧空気の供給
を停止し、吸気サブポート86のみに高圧空気の
供給を行なう。高圧空気の供給量が減るためモー
タは止まる。
第1シリンダ3のピストン31が上死点に達し
た後、第8図I及び第8図に示す様に3〜80゜
進んだ位置にてクランクシヤフト2が停止すれ
ば、回転バルブ体4の吸気溝6はその回転側先端
から中央部の間が第1シリンダ接続用ポート83
に対向する。
従つてモータの再起動時には吸気溝6が第1シ
リンダ接続用ポート83を通過するまでに十分時
間をとることが出来るため、第1シリンダ接続用
ポート83から第1シリンダ3にクランクシヤフ
ト2の起動に必要な圧力空気を送ることが出来
る。
第1シリンダ接続用ポート83に対して180゜離
れた第2シリンダ接続用ポート83aに於て、上
記状態になつても第2シリンダ3aに起動に必要
な量の圧力空気を送ることが出来る。
第8図に示す如く、吸気溝6の溝長さの半分
以上が第1シリンダ接続用ポート83を通過した
状態では第1補助溝7の前端72aが吸気サブポ
ート86に連通しており、該サブポート86から
の圧力空気が、第1補助溝7、吸気溝6及び第1
シリンダ接続用ポート83を通つて第1シリンダ
3に供給され、クランクシヤフト2及び回転バル
ブ体4を回転させる。従つて第1シリンダ接続用
ポート83に吸気溝6が連通し且つ第1補助溝7
が吸気サブポート86に連通している状態でクラ
ンクシヤフト2の回転が止まることはない。
吸気溝6の角度B1は第1シリンダ接続用ポー
ト83と第2接続用ポート83aの開口端間の角
度A4よりも少し小さく、この範囲に吸気溝6が
止まれば吸気溝6は第1、第2シリンダ接続用ポ
ート83,83aの何れのポートにも連通せず再
起動は不可能になる。しかし、回転バルブ体4に
は慣性力が作用しているため、上記の様に吸気溝
6が第1シリンダ接続用ポート83を通過した瞬
間に止まること、即ち第1、第2シリンダ接続用
ポート83,83a間に止つて両ポート83,8
3aの何れにも連通しない状態は起らない。
吸気溝6の後部側が第2シリンダ接続用ポート
83aに対応したとき第2補助溝7aが吸気サブ
ポート86に連通して、該サブポート86からの
圧力空気が第2補助溝7a、吸気溝6及び第2シ
リンダ接続用ポート83aを通つて第2シリンダ
3aに送られ、第2シリンダ3aを駆動し、クラ
ンクシヤフト2を回転させる。
下記の表は上記説明の中に出てきた角度の具体
的数値である。
A1 135°、A2 31°、A3 19°、 A4 149° B1 136°、B2 162°、B3 31° B4 31°、C1 80°、C2 80° C3 100°、C4 100°、C5 63.5° C6 60.5°、E1 0.5°、E2 0.5° 尚、上記角度は単に1つの実施例に過ぎず、ポ
ートの孔径や、吸排気のタイミングの変更に応じ
て各ポートの位置、各ポートの開口角度、溝の位
置及び溝の角度を変えることが出来る。
上記の様に本願発明では回転バルブ体4の回転
方向に対して吸気溝6の後部側が第1、第2シリ
ンダ接続用ポート83,83aに対応する位置で
止まることは阻止され、吸気溝6の前部側から中
央部が第1、第2シリンダ接続用ポート83,8
3aに対応して回転バルブ体4が停止するため、
再起動の際に最初に十分な圧力空気をシリンダに
供給することが出来、円滑に起動させることが出
来る。
第2実施例 上記2気筒型のエアーモータから第2シリンダ
3a及び第2補助溝7aを省略すれば、単気型の
エアーモータとなる。
吸気サブポート86からの圧力空気の供給量と
回転バルブ体4の慣性力をバランスさせることに
より、前記同様吸気溝6の前部から中央部が第1
シリンダ接続用ポート83に対応する様にモータ
を停止させることが出来る。
第3実施例(第9図、第10図) 第9図に示す如く回転バルブ体4及び固定バル
ブ体8を円板状に形成し、回転バルブ体4を固定
バルブ体8に気密に回転自在に摺接させて使用す
る。
固定バルブ体8の摺接面には前記同様、周溝8
2、第1、第2シリンダ接続用ポート83,83
a、吸気メインポート85、吸気サブポート86
が開設される。
回転バルブ体4の摺接面には夫々円弧状の吸気
溝6、排気溝5及び補助溝7,7aが開設され、
各ポート83,83a,85,86,87の位置
関係及び溝5,6,7,7aの角度は前記第1実
施例と同様である。
又、排気溝5から半径方向に貫通孔51を開設
して排気通路を形成している。固定バルブ体8の
中央に開設した穴8aに回転バルブ体4の中央に
突設した軸4aを回転自由に嵌めて位置合せす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は流体モータの断面図、第2図は第1図
−線に沿う断面図、第3図は回転バルブ体の
側面図、第4図は回転バルブ体の斜面図、第5図
は第3図V−V線に沿う断面図、第6図は第3図
−線に沿う断面図、第7図は回転バルブ体の
展開図、第8図I、第8図、第8図は固定バ
ルブ体の各ポートと回転バルブ体の各溝との関係
を示す説明図、第9図は円板状の回転バルブ体及
び円板状の固定バルブ体の斜面図、第10図は同
上のポートと溝の位置及び角度を示す図、第11
図はクランクシヤフトを挾んで2基のシリンダを
対向配備し、両シリンダ中のピストンが下死点又
は上死点にある状態を示す説明図、第12図はロ
ータリバルブの断面図である。 2……クランクシヤフト、21……クランクピ
ン、3,3a……シリンダ、4……回転バルブ
体、5……排気溝、6……吸気溝、7,7a……
補助溝、8……固定バルブ体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流体シリンダ3中のピストンの往復動をクラ
    ンクシヤフト2によつて回転運動に変換する流体
    モータに於て、シリンダ3への吸排を行なうバル
    ブはクランクシヤフト2と一体に回転する回転バ
    ルブ体4と該回転バルブ体4に摺接する固定バル
    ブ体8から成り、該固定バルブ体8に吸気メイン
    ポート85、吸気サブポート86及びシリンダ接
    続用ポート83が開設されて、該シリンダ接続用
    ポート83がシリンダ3の吸排ポート35に連繋
    され、回転バルブ体の摺接面には排気溝5、吸気
    溝6及び該吸気溝6に連通する補助溝7が開設さ
    れ、吸気溝6は回転バルブ体4のシリンダ接続用
    ポート83に対応したときに該ポート83と吸気
    メインポート85との間を連通させ、排気溝6は
    回転バルブ体4の固定バルブ体8の何れか一方又
    はその両方に形成された排気通路50に繋がつて
    おり、前記シリンダ接続用ポート83に対応した
    ときに該ポート83と排気通録50を連通させ、
    補助溝7と吸気サブポート86の関係は回転バル
    ブ体4の回転方向に対して吸気溝6の後部がシリ
    ンダ接続用ポート83に対応しているとき補助溝
    7が吸気サブポート86に連通している位置関係
    であり、又吸気溝6とシリンダ3の位置関係は回
    転バルブ4の回転方向に対して吸気溝6の前部か
    ら中央部の部分がシリンダ接続用ポート83に対
    応しているとき、ピストン31は上死点又は下死
    点から外れている関係にあることを特徴とする流
    体モータ。 2 回転バルブ体4は略円筒状に形成され外周面
    に吸気溝6、排気溝5及び補助溝7が形成され、
    固定バルブ体8は回転バルブ体4を回転自由に収
    容する孔81が形成され、該孔81に連通する吸
    気メインポート85、シリンダ接続用ポート83
    及び吸気サブポート86が開設されている特許請
    求の範囲第1項に記載の流体モータ。 3 回転バルブ体4及び固定バルブ体8は同軸上
    に配置され、夫々の摺接面は互いに板面状に形成
    されている特許請求の範囲第1項又は第2項に記
    載の流体モータ。 4 2基の流体シリンダ3,3aが対向配備され
    固定バルブ体8に2つのシリンダ接続用ポート8
    3,83aが180゜離れて開設され、各ポート8
    3,83aがシリンダ3,3aに連繋された特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の流体モー
    タ。
JP60049116A 1985-03-12 1985-03-12 流体モ−タ Granted JPS61207801A (ja)

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JP60049116A JPS61207801A (ja) 1985-03-12 1985-03-12 流体モ−タ
US06/897,967 US4704946A (en) 1985-03-12 1986-08-20 Fluid motor with rotary output
EP86111667A EP0257122B1 (en) 1985-03-12 1986-08-22 Fluid motor
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