JPH0153986B2 - - Google Patents

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JPH0153986B2
JPH0153986B2 JP59140482A JP14048284A JPH0153986B2 JP H0153986 B2 JPH0153986 B2 JP H0153986B2 JP 59140482 A JP59140482 A JP 59140482A JP 14048284 A JP14048284 A JP 14048284A JP H0153986 B2 JPH0153986 B2 JP H0153986B2
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JP
Japan
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weight
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adhesive
polyester film
acrylic
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JP59140482A
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JPS6119677A (ja
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Katsumi Kanda
Takashi Namiki
Junichi Fujimoto
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Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリエステルフイルムを鋼板、アル
ミニウム板、銅板、およびこれらの箔に被覆する
際、優れた接着強度を有する接着剤に関するもの
である。
〔従来の技術とその問題点〕
ポリエステルフイルムは優れた機械的性質、寸
法安定性、耐熱性、耐寒性、電気的性質を有して
おり、包装用フイルムとして広く利用されてい
る。
しかし、優れた特性を有するポリエステルフイ
ルムを金属板、またはこれらの箔に被覆する場
合、強力に接着できないことが大きな欠点であつ
た。
そこで、従来から金属板、およびこれらの箔に
ポリエステルフイルムを被覆する際の接着剤が
種々検討されているが、十分な接着力は得られ
ず、特にポリエステルフイルムを被覆した金属板
の経時密着性、耐沸水性(沸水に浸漬したときの
密着性)が劣る欠点を有し、十分満足するものが
得られていない。
従つて、ポリエステルフイルムの表面にポリエ
チレンや変性ポリエステル樹脂をエクストルージ
ヨン法によりラミネートする方法、他の熱融着性
フイルムをドライラミネーシヨンする方法、ポリ
ビニリデンクロライドを主成分とする組成物をコ
ーテイングする方法などが知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、金属板への適用は困難で、またさらに
接着層を介しても接着強度の点で十分満足するも
のが得られていない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明はポリエステルフイルムを金属
板、およびこれらの箔に被覆する際、アクリル系
の樹脂を主成分とする接着剤を用いて、優れた接
着強度を有する接着剤を提供するものである。
本発明は、重量平均分子量10000から130000に
なるように重合したアクリル系樹脂に硬化剤を、
あるいは、さらに、前記アクリル系樹脂100重量
部に対し、ポリエステル系、エポキシ系、アミン
系、メラミン系、ウレタン系、ビニル系、ゴム
系、フエノール系樹脂の1種以上を100重量部以
下になるように配合し、さらに硬化剤を添加し混
練したものである。分子量が10000以下の場合は
鋼板との密着性が十分でない。130000以上になる
とポリエステルフイルムとの密着性が十分でな
い。また、前記アクリル系樹脂以外の添加が100
重量部以上になるとポリエステルフイルムとの初
期密着性が低下する。主成分であるアクリル系の
樹脂は、モノマーの部数が全体で100重量部とし、
アクリル酸エステル類60〜95重量部、カルボキシ
ル1〜20重量部、ヒドロキシル1〜30重量部、ア
マイド類1〜20重量部、アミン1〜5重量部、ア
ジリジンおよびその誘導体1〜15重量部の各々の
モノマーを重合開始剤を用いて、分子量10000〜
130000に重合したものである。但し、アクリル酸
エステル類単独の重合はなく、この場合アジリジ
ンおよびその誘導体を加えて重合するのが好まし
い。また、アクリル酸エステル類以外のモノマー
の添加が上限を越えるとポリエステルフイルムと
の初期密着性が低下する傾向があるので好ましく
ない。また、アジリジンおよびその誘導体が15重
量部以上になると硬化しやすく接着剤の保存安定
性が悪くなる。アクリル酸エステル類には、硬質
モノマーと軟質モノマーとがあり、いずれを使用
してもさしつかえない。これらには、スチレン、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタ
クリル酸第3ブチル、アクリロニトリル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソ
ブチルなどの1種以上が含まれる。カルボキシル
にはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸などの1種以上が含まれる。ヒドロキシ
ルにはメタクリル酸2ヒドロキシエチル、メタク
リル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸ヒドロキ
シエチル、アクリル酸ヒドロキシプロピルが含ま
れる。アマイド類にはアミドとメチロールアルコ
キシメチルがあり、アクリルアミド、メタクリア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−nブ
トキシメチルアクリルアミドの1種以上が含まれ
る。また、アミンにはジメチルアミノエチルメタ
クリレート、2−ジエチルアミノエチルメタクリ
レートが含まれる。
アジリジンやその誘導体、たとえばポリエチレ
ンイミン、トリ−1−アジリジニールホスフイン
オキサイド、2−(1−アジリジニール)エチル
メタクリレート、2(1−アジリジニール)エチ
ルアクリレート、1−(2−ヒドロオキシエチル)
アジリジン、トリメチロールプロパン−トリ−β
アジリジニールプロピオネート、テトラメチロー
ルメタン−トリ−β−アジリジニールプロピオネ
ート、トリエチレンメラミン、プロピレンイミ
ン、ビスイソフタロイル−1−(2−メチルアジ
リジン)、トリス−1−(2−メチルアジリジン)
フオスフインオキサイドなどが含まれる。
〔作 用〕
前述の組合せで重合した接着剤は、金属板やそ
れらの箔、あるいは表面処理された金属板やそれ
らの箔が適用できる。金属板にポリエステルフイ
ルムをラミネートする際、金属板の表面処理たと
えば、鋼板へのめつきの種類や化成処理の種類に
よつて密着性の程度が異なり、接着剤の重合の際
のモノマーの選択が必要である。また、ポリエス
テル系、エポキシ系、ウレタン系、ビニル系、ゴ
ム系、フエノール系の樹脂の1種以上を本願発明
のアクリル系の接着剤に配合すると、初期密着
性、耐沸水性に対して効果的である。一般にクロ
メート系の化成処理を施したものにはエポキシ系
の樹脂を配合すると効果的であり、りん酸塩系の
化成処理に対してはウレタン系の樹脂を配合する
と効果がある。
また、ポリエステルフイルムを被覆した金属
板、またはその箔の経時密着性、および耐沸水性
は、本願発明のアクリル系の接着剤に、前述のメ
ラミン系、アミノ系、エポキシ系、フエノール系
樹脂を添加するとさらに向上する。
〔実施例〕 以下、実施例によつて説明する。
実施例 1 脱脂、酸洗した表面の清浄な板厚0.5mmの軟鋼
板に本願発明の接着剤を、20μmの透明なポリエ
ステルフイルムに、5μm塗布し50℃で30秒間乾燥
した。次いで230℃で60秒間加熱した鋼板にラミ
ネートした。
本願の発明の接着剤は、重量平均分子量が
90000になるように重合した。(但し、溶剤:メチ
ルエチルケトン、固形分30重量%)その時のモノ
マーの重量部数は、メタクリル酸メチル(89重量
部)、N−メチロールアクリルアミド(10重量
部)、マレイン酸(1重量部)に、メラミン系の
硬化剤を添加した。
実施例 2 0.5mmの軟鋼板を常法の脱脂、酸洗を施したの
ち、10g/m2のめつき量になるように電気亜鉛め
つきを施し、次いでCrとして0.2mg/dm2になる
ようにクロメート処理を施した鋼板に本発明の接
着剤を25μm半透明なポリエステルフイルムに、
6μm塗布し60℃で30秒間乾燥した。次いで240℃
で60秒間加熱した鋼板にラミネートした。本願の
発明の接着剤は、重量平均分子量が130000になる
ように重合した。(但し溶剤:トルエン/イソプ
ロピルアルコール:1/2、固形分30重量%)そ
の時のモノマーの重量部数は、メタクリル酸メチ
ル(89重量部)、N−メチロールアクリルアミド
(5重量部)、イタコン酸(1重量部)、メタクリ
ル酸ヒドロキシプロピル(5重量部)で、さらに
アミン系硬化剤を添加した。
実施例 3 0.5mmの軟鋼板を常法の脱脂、酸洗を施した後、
Crが1.0mg/dm2になるように極薄クロムめつき
を施した鋼板に本願の発明の接着剤を16μmの半
透明なポリエステルフイルムに3μm塗布し、90℃
で10秒間乾燥した。次いで250℃で60秒間加熱し
た鋼板にラミネートした。本願の発明の接着剤
は、重量平均分子量が約70000になるように重合
した。(但し溶剤:メチルエチルケトン、固形分
30重量%)その時のモノマーの重量部数は、メタ
クリル酸メチル(90重量部)、アクリル酸ヒドロ
キシエチル(7重量部)、トリ−メチロールプロ
パン−トリ−βアジリジニールプロピオネート
(3重量部)にアミン系の硬化剤を添加した。
実施例 4 実施例2と同様な電気亜鉛めつき鋼板に本願の
発明の接着剤を、20μmの透明なポリエステルフ
イルムに、4μm塗布し50℃で60秒間乾燥した。次
いで、240℃で60秒間加熱した鋼板にラミネート
した。本願の発明の接着剤は、重量平均分子量が
10000になるように重合した。(但し溶剤:メチル
エチルケトン、固形分30重量%)。その時のモノ
マーの重量部数は、アクリル酸メチル(60重量
部)、アクリル酸ヒドロキシプロピル(30重量
部)、2−ジエチルアミノエチルメタクリレート
(5重量部)、アクリル酸グリシジル(5重量部)
のアクリル系樹脂100重量部に、エポキシ系樹脂
(20重量部)、メラミン系樹脂(2重量部)を配合
した。
実施例 5 実施例3と同様な極薄クロムめつき鋼板に本願
の発明の接着剤を、16μmの半透明なポリエステ
ルフイルムに7μm塗布し、70℃で40秒間乾燥し
た。次いで、250℃で60秒間加熱した鋼板にラミ
ネートした。本願の発明の接着剤は、重量平均分
子量が90000になるように重合した。(但し溶剤:
トルエン/イソブチルアルコール:2/1、固形
分35重量%)その時のモノマーの重量部数は、メ
タクリル酸イソブチル(80重量部)、アクリル酸
ヒドロキシプロピル(15重量部)、2−ジエチル
アミノエチルメタクリレート(5重量部)で、こ
れらで重合したアクリル系接着剤100重量部にエ
ポキシ系樹脂(20重量部)、フエノール系樹脂
(15重量部)を添加し、アミノ系硬化剤を加えて
配合した。
〔発明の効果〕
以上説明したように実施例1、実施例2によつ
て得られたポリエステルフイルム被覆鋼板は、加
工密着性に優れ、井桁エリクセン8mm張り出し加
工を施してもポリエステルフイルムの剥離は認め
られなかつた。また接着剤にアミノ系樹脂(実施
例1)、あるいはポリエステル系樹脂(実施例2)
を添加したものは、耐沸水性に優れ、1時間沸と
う水に浸漬してもフイルムの剥離は認められなか
つた。
また、実施例3、実施例4、実施例5によつて
得られたポリエステルフイルム被覆鋼板も実施例
1と同様に加工密着性、耐沸水性に優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル系高分子と硬化剤から成る接着剤に
    おいて、モノマー部数が全体で100重量部とし、
    アクリル酸エステル類60〜95重量部に、カルボキ
    シル、ヒドロキシル、アマイド類、アミン、アジ
    リジンおよびその誘導体の1種以上を5〜40重量
    部の重量平均分子量10000から130000になるよう
    に重合したアクリル系のポリエステルフイルム用
    接着剤。 2 アクリル系高分子と硬化剤から成る接着剤に
    おいて、モノマー部数が全体で100重量部とし、
    アクリル酸エステル類60〜95重量部に、カルボキ
    シル、ヒドロキシル、アマイド類、アミン、アジ
    リジンおよびその誘導体の1種以上を5〜40重量
    部の重量平均分子量を10000から130000になるよ
    うに重合したアクリル系接着剤100重量部に、ポ
    リエステル系、エポキシ系、ウレタン系、ビニル
    系、ゴム系、フエノール系の樹脂の1種以上を最
    高100重量部添加することを特徴とするポリエス
    テルフイルム用接着剤。
JP14048284A 1984-07-09 1984-07-09 ポリエステルフイルム用接着剤 Granted JPS6119677A (ja)

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JPS6119677A JPS6119677A (ja) 1986-01-28
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