JPH0151595B2 - - Google Patents

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JPH0151595B2
JPH0151595B2 JP56046438A JP4643881A JPH0151595B2 JP H0151595 B2 JPH0151595 B2 JP H0151595B2 JP 56046438 A JP56046438 A JP 56046438A JP 4643881 A JP4643881 A JP 4643881A JP H0151595 B2 JPH0151595 B2 JP H0151595B2
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JP
Japan
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copolymer
paper
water
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JP56046438A
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Eiichi Yoshida
Susumu Tago
Kunio Imamura
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Priority to DE19813148785 priority patent/DE3148785A1/de
Priority to US06/329,464 priority patent/US4431769A/en
Priority to FR8123850A priority patent/FR2503172A1/fr
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗被紙用バインダーに関し、特に、(A)
アクリル酸アミド又はメタアクリル酸アミド50〜
90重量%と(B)N―メチロールメタアクリル酸アミ
ド5〜30重量%及び(C)アクリロニトリル又はメタ
アクリロニトリル5〜20%との水溶性共重合物の
水溶性からなる塗被紙用バインダーを提供せんと
するものである。
近年、磁気記録方式、感熱記録方式の開発、実
用化が盛んに進められており、中でも感熱記録方
式は、()一次発色であるため現像工程が不要、
()装置の組立、保守が容易、()感熱記録シ
ートは普通紙に近い感触でコストも比較的安価、
である等の特長があり、このためコンピユーター
のアウトプツト、電卓などのプリンター部分、医
療計測機のレコーダー部分、フアクシミリ、自動
券売機、感熱複写分野等で実用化がなされてい
る。
この磁気記録方式や感熱記録方式に用いられる
磁気記録紙、感熱記録紙は、通常、アート紙やコ
ート紙等の所謂一般的な塗工紙と同様な方法で製
造される。即ち、アート紙、コート紙等の製造に
於いては、ロール状、シート状の原紙に硫酸バリ
ウム、酸化チタン、炭酸カルシウム、サテンホワ
イト、クレー、カオリン等の無機系顔料をカゼイ
ン、デンプン或いは合成ラテツクス等各種バイン
ダーと共に水に分散した塗工液を用いて塗布し、
次いで乾燥する。更にスーパーカレンダー等の機
械的な処理が施される。これらバインダーは一般
に上記顔料を塗工液中に均一に分散させる機能も
併せ持つているのが普通であるが、別途分散剤を
用いる場合もある。同様に、磁気記録紙に於いて
はγ―酸化鉄等の磁性材料を、また、感熱記録紙
に於いてはロイコラクトン化合物、スピロピラン
化合物等のロイコ染料系発色成分とフエノール化
合物、有機酸等の反応剤を、それぞれバインダー
と共に均一に水に分散した塗工液を紙基質(木材
パルプ紙の他合成パルプ紙、合成紙も含む。)に
塗布することにより得られる。
これらアート紙やコート紙等の一般的な塗工紙
及び磁気記録紙、感熱記録紙等各種の塗被紙用バ
インダーとしては、顔料、染料、磁性粉その他各
種の添加物等の塗工物の分散性、接着性が良く、
均質且強い塗膜が得られること、耐水性が良好で
あること、粘度安定性が良く、作業性に優れてい
ること、経済的に安価であること、等の諸要件を
満たすものであることが望まれるが、更に、前述
のロイコ染料系の感熱記録紙用バインダーとして
は熱応答性が良好で、かぶりや熱ヘツド融着、熱
ヘツド劣化等を招かないものであることが要求さ
れる。
従来公知に塗被紙用バインダーとしては、例え
ば、ポリビニルアルコール、でんぶん、及びその
変性物、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、カルポ
キシメチルセルロース、アラビアガム、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギ
ン酸ナトリウム、ポリアクリルアミド、ポリアク
リル酸ソーダ、スチレン―無水マレイン酸共重合
体アルカリ変性物などの水溶性物質やスチレン・
ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・ア
クリロニトリル共重合体、エチレン酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニリテン・アクリル酸エステル共
重合体、塩化ビニリテン・アクリロニトリル共重
合体、アクリロニトリル・アクリル酸エステル共
重合体、ポリウレタン樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン樹脂、ブタジエン・アクリロニトリル共重合
体、酢酸ビニル樹脂などの水性エマルジヨン等が
知られている。しかし、上記の如き水溶性物質で
はスチレン―無水マレイン酸アルカリ変性物を除
き耐水性が乏しく、そのため通常は耐水化剤が併
用されるが、種々の難点があり実用的に必ずしも
満足すべき結果は得難い。一方、スチレン―無水
マレイン酸アルカリ変性物は耐水性の点では良好
な結果が得られるが、前述の感熱記録紙用バイン
ダーとして用いた場合、熱ヘツド劣化を招き易い
欠点がある。また、合成樹脂系の水性エマルジヨ
ンに於いても同じように、耐水性は高い反面、地
肌かぶりを生じたり、感ヘツド融着を招くなどの
欠点があり、いずれも実用上充分なものとは言い
難い。
本発明者らは塗被紙用バインダーとして前記の
要件を満足し、特に、ロイコ染料系の感熱記録用
として実用的に優れたバインダーの開発を目的と
して種々検討の結果、アクリル酸アミド又はメタ
アクリル酸アミドとN―メチロールメタアクリル
酸アミド及びアクリロニトリル又はメタアクリロ
ニトリルの共重合体の水溶液を用いることにより
所期の目的を達成し得ることを見出し、本発明を
完成するに至つた。
本発明の塗被紙用バインダーに於けるベースポ
リマーは共重合成分としてA)アクリル酸アミド
又はメタアクリル酸アミド50〜90重量%とB)N
―メチロールアクリル酸アミドの少くとも一種5
〜30重量%及びC)アクリロニトリル又はメタア
クリロニトリル5〜20重量%との水溶性共重合体
である。
即ち、本発明者らは塗被紙用バインダーとして
前記諸要件を満足するためには、そのベースとな
る重合物の性質として紙との親和性を有し結合力
が高いこと、更に水溶性ではあるが、不必要に易
溶性ではなく紙に塗布された乾燥後は水に溶け難
いこと等が必要であるとの考えを基本に分子設計
を行い、ポリマー組成としてアクリル酸又はメタ
アクリル酸アミドの単独系では耐水性が低く実用
性が乏しいことから、これにアルキル基を有する
他の構造的、物性的に類以のモノマーを共重合し
てポリマー側鎖にアルキル基を導入することによ
り耐水性の向上を計り、それも単なるアルキル基
ではなく水酸基やシアノ基を有する基を導入して
耐水性の向上の他、紙との親和性、結合力を増
し、バインダーとしての性能をより向上せしめた
ものである。共重合体の各モノマーの重量比につ
いては耐水性向上の目的からは(B)及び(C)成分モノ
マーの比を増せば良いが、余り組成比を高めると
共重合体の水溶性が失われたり場合によつては共
重合体の交叉結合が起り、高粘度化、ゲル化を生
じ所望の共重合物を得ることはできない。
本発明の共重合体の製造については特に制限は
ないが、通常は例えば下記の如き方法により調製
される。しかし、勿論他の方法によつて製造され
たものであつても良い。
即ち、(A)成分と(B)及び(C)成分を合計したモノマ
ーの濃度として10〜30重量%、好ましくは15〜25
重量%の水溶液に、触媒として過硫酸塩又はこれ
とアミン若しくは亜硫酸塩とのレドツクス系を加
え、室温(5〜30℃)程度の温度で0.5〜2時間
位反応させる。触媒として用いられる過硫酸塩
亜硫酸塩としては水溶性の塩、例えば、ナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム等の塩が好適であ
り、また、アミンとしては、例えば、モノエタノ
ールアミン、ヘキサメチレンジアミン、アニリン
等の1級アミン、ジエタノールアミン、モノメチ
ルアニリン等の2級アミン、トリエタノールアミ
ン、ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリン等の
3級アミン、いずれでも良い。これらの中で特に
過硫酸アンモニウムとトリエタノールアミンの組
合せによるレドツクス系触媒は最も効果的であり
好ましい。触媒の使用量については必ずしも制限
はないが、通常はモノマーに対して過硫酸塩0.1
〜2.0重量%、アミン0.5〜20重量%程度用いるの
が望ましい。重合温度は始め室温にて行われるが
重合開始により昇温し、通常は最終的に70℃位に
なる。冷却は局部的な過熱が無ければ行う必要は
ない。塗工液用ベースポリマーとして、塗布され
た紙上に形成された高分子皮膜が充分な強度を有
するためにはポリマーの分子量は高い方が良い
が、一方、塗工液自体としては余り高分子量では
粘度が高く作業性が乏しくなる。比較的皮膜強度
が高く且作業性の良好な共重合体液として例え
ば、常温20%水溶液粘度として2000〜60000CP程
度が適当であり、共重合体水溶液をこの範囲に調
製するには触媒使用量は上記範囲内とする必要が
ある。尚、モノマー濃度は重合の結果得られる共
重合体水溶液の粘度を好適な範囲に調製する観点
から上記範囲が選ばれる。
本発明の塗被紙用バインダーは特にロイコ染料
系の感熱記録用の実用的に優れ、この使用では、
発色剤成分、顕色剤成分及び填料等の基紙への結
合を強くする。発色剤成分となる発色化合物は、
ロイコラクトン化合物およびスピロピラン化合物
でありその代表的なものは次の通りである。但
し、これらの具体例は本発明を限定するものでは
ない。
発色成分は下記一般式()で示されるトリフ
エニルメタン系染料のロイコ体若しくは()式
で示されるフルオラン染料のロイコ体が一般的に
単独又は組合せて使用できる。
Rx,Ry,Rzは水素、水酸基、ハロゲン、アル
キル基、ニトロ基、アミノ基、ジアルキルアミノ
基、モノアルキルアミノ基、アリル基、Zはヘテ
ロ環を形成するに必要な原子でO,Sを示す。
() 式に属する化合物 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
フタライド 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
6―ジメチルアミノフタライド(クリスタルバイ
オレツトラクトン) 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
6―アミノフタライド 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
6―ニトロフタライド 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
フタライド 3.3―ビス(P―ジメチルアミノフエニル)―
4,5,6,7―テトラクロロフタライド () 式に属する化合物 3―ジメチルアミノ―6―メトキシフルオラン 7―アセトアミノ―3―ジメチルアミノフルオ
ラン 3―ジメチルアミノ―5.7―ジメチルフルオラン 3―ジエチルアミノ―5.7―ジメチルフルオラン 3.6―ビス―β―メトキシエトキシフルオラン 3.6−ビス―β―シアノエトキシフルオラン 3・ジメチルアミノ―6―メチル・7―P―プ
チサルアニリノフルオラン 3・ジエチルアミノ―6―メチル・7・クロル
フルオラン また上記染料と反応して、発色させる顕色剤成
分は、フエノール化合物または有機酸等が有効で
あり以下に記述する物質は、常温で固体でありし
かも50℃以上で液化ないし気化する性質を有して
いるものが望ましい。
フエノール化合物としては 4.4′―イソプロビリデンジフエノール(ビスフ
エノールA) 4―tert―プチルフエノール 4―tert―オクチルフエノール 4―tert―アミルフエノール P―フエニルフエノール 2.2―ビス(P―ヒドロオキシフエニル)ブタ
ン 2.2―ビス(P―ヒドロオキシフエニル)イソ
ヘキサン 有機酸としては ステアリン酸、安息香酸、サリチル酸、コハク
酸、浸食子酸、及びアクリル酸、メタアクリル
酸、イタコン酸等の有機酸単量体の単独重合オリ
ゴマー又はそれらのスチレン、アクリルアミド等
との共重合オリゴマーなどがあげられる。
以上述べた発色剤成分及び顕色剤成分は単独又
は必要によつては2種以上を適宜混合して使用出
来る。
填料としては炭酸カルシウム、タルク、酸化チ
タン、クレー、カオリン等の無機物及びポリスチ
レン等の合成樹脂等があげられる。これらは単独
又は2種以上混合して使用出来る。
発色剤、顕色剤、及び填料とバインダーの混合
重量比は1:0.1〜1:0.3が適当であり、この比
率よりバインダーが少なければ粘着力が弱くな
り、バインダーとしての性能が失なわれ、またバ
インダーが多ければ、発色感度が低下する。
感熱塗被組成物を製造する上において前記の発
色剤、顕色剤、填料バインダーの他必要に応じ熱
ヘツド融着防止のためワツクス等を加えることも
出来る。
以上のように本発明は塗被紙用バインダーとし
て、特にロイコ染料系の感熱記録紙用バインダー
として(A)アクリル酸アミド又はメタアクリル酸ア
ミドと(B)N―メチロールメタアクリル酸アミドの
少なくとも1種との水溶性共重合物の水溶液を使
用して実用的に優れた塗被紙を提供するもので、
他の水溶性及び水分散性バインダーとの併用も可
能でありその応用範囲は広い。
以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
実施例 1 (イ) バインダーの製造方法 温度計、窒素導入管をつけた三つ口フラスコに
アクリル酸アミド75部、N―メチロールメタアク
リル酸アミド15部、アクリロニトリル10部、及び
水400部を仕込み、窒素バブリング1時間後液温
を20℃に調節して、トリエタノールアミン4部、
過硫酸アンモニウム0.4部を水溶性にして加え重
合を開始した。重合は最高温度に達した後1時間
続け、共重合物の20%水溶液を得た。この共重合
物水溶液の粘度は20℃で40000CPであつた。これ
を水で希釈して濃度を10%に調製した水溶液をバ
インダーとした。
(ロ) 感熱塗被液の調製 () クリスタルバイオレツトラクトン4部、バ
インダー20部、水26部及び () ビスフエノールA16部、バインダー20部、
炭酸カルシウム3部、水11部からなる液をそれ
ぞれ別々にボールミルで3時間混合して分散液
とし、使用に際してはこれらを合せて充分に撹
拌して混合し感熱塗被液(A)を得た。
同様に()3―ジメチルアミノ―5.7―ジメ
チルフルオラン4部、バインダー20部、水26部及
び()P―フエニルフエノール16部、バインダ
ー20部、タルク3部、水11部からなる分散液を混
合して感熱塗被液(B)を得た。比較のため、バイン
ダーとして本発明の共重合体水溶液に代えてポリ
アクリル酸アミドの10%水溶液(濃度20%水溶液
の温度20℃の粘度23000CP)を用いた他は全て上
記感熱塗被液(A)の調製と同様にして感熱塗被液(C)
を得た。
(ハ) 記録紙の製造及び試験 (ロ)で得た感熱塗被液(A)、(B)及び(C)をそれぞれ60
g/m2の上質紙の表面にワイヤーバーを用いて塗
布し、乾燥して付着量が4.0g/m2の感熱記録紙
(A)、(B)及び(C)を得た。これらの感熱記録紙は130
℃で印字するとマクベス濃度A:0.86、B:
0.85、C:0.86であつた。また耐水性は(A)及び(B)
については印字部を0.2gの水滴に1分間露した
後指でなぞつても印字部がはがれない強度を示し
た。しかし(C)については同様の試験をしたとき印
字部のハク離が認められた。
実施例 2〜5 以下に示す各種バインダー液についても同様組
成にて同様の試験を行なつたが、いずれも上記と
ほぼ同等の優れた性能を有することが認められ
た。
(2) アクリル酸アミド75部/N―メチロールメタ
アクリル酸アミド10部/アクリロニトリル15部
の共重合体(濃度20%水溶液の温度20℃の粘度
18000CP)の10%水溶液 (3) アクリル酸アミド80部/N―メチロールメタ
アクリル酸アミド10部/メタアクリロニトリル
10部共重合体(濃度20%水溶液の温度20℃の粘
度25000CP)10%水溶液 (4) メタアクリル酸アミド75部/N―メチロール
メタアクリル酸アミド10部/アクリロニトリル
15部共重合体(濃度20%水溶液の温度20℃の粘
度16000CP)の10%水溶液 (5) メタアクリル酸アミド80部/N―メチロール
メタアクリル酸アミド10部/メタアクリロニト
リル10部共重合体(濃度20%水溶液の温度20℃
の粘度22000CP)の10%水溶液

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) アクリル酸アミド又はメタアクリル酸ア
    ミド50〜90重量%と (B) N―メチロールメタアクリル酸アミド5〜30
    重量%及び (C) アクリロニトリル又はメタアクリロニトリル
    5〜20重量%との水溶性共重合物の水溶液から
    なる塗被紙用バインダー。
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DE19813148785 DE3148785A1 (de) 1981-03-31 1981-12-09 Bindemittel fuer papierstreichmassen
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JP3429605B2 (ja) * 1995-06-09 2003-07-22 昭和高分子株式会社 感熱記録体

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