JPS62184192A - 塗被紙用バインダ− - Google Patents

塗被紙用バインダ−

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JPS62184192A
JPS62184192A JP61022915A JP2291586A JPS62184192A JP S62184192 A JPS62184192 A JP S62184192A JP 61022915 A JP61022915 A JP 61022915A JP 2291586 A JP2291586 A JP 2291586A JP S62184192 A JPS62184192 A JP S62184192A
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JP
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copolymer
binder
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JP61022915A
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English (en)
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栄一 吉田
日向 武彦
高氏 久雄
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は情報記録紙等の塗工紙のバインダーに関し、特
に感熱記録紙に有用な塗被紙用バインダーに関する。
〔従来の技術〕
近年、情報記録方式において磁気記録方式、感熱記録方
式の開発、実用化が盛んに進められており、中でも感熱
記録方式は、(1)−次発色であるため現像工程が不要
、(■)装置の組立、保守が容易、(@感熱記録シート
は普通紙に近い感触でコストも比較的安価である等の特
長があり、このためコンピューターのアウトプット、電
卓などのプリンタ一部分、医療計測機のレコーダ一部分
、ファクシミリ、自動券売機、感熱複写、粘着ラベル分
野等で実用化がなされている。この磁気記録方式や感熱
記録方式に用いられる磁気記録紙、感熱記録紙は、通常
、アート紙やコート紙等の所謂一般的な塗工紙と同様な
方法で製造される。即ち、アート紙、コート紙等の製造
に於いては、ロール状、シート状の原紙に硫酸バリウム
、酸化チタン、炭酸カルシウム、サテンホワイト、クレ
ー、カオリン等の無機系顔料をカゼイン、デンプン或は
合成ラテックス等各種バインダーと共に水に分散した塗
工液を用いて塗布し、次いで乾燥する。更にスーパーカ
レンダー等の機械的な処理が施される。これらバインダ
ーは一般に上記顔料を塗工液中に均一に分散させる機能
も併せ、持っているのが普通であるが、別途分散剤を用
いる場合もある。同様に、磁気記録紙に於いてはγ−酸
化鉄等の磁性材料を、また、感熱記録紙に於いてはロイ
コラクトン化合物、スピロピラン化合物等のロイコ染料
系発色成分とフェノール化合物、有機酸等の反応剤を、
それぞれバインダーと共に均一に水に分散した塗工液を
紙基質(木材・ぐルプ紙の他合成パルプ紙、合成紙も含
む。)に塗布することにより得られる。
これらアート紙やコート紙等の一般的な塗工紙及び磁気
記録紙、感熱記録紙等各種の塗被紙用パ・インダーとし
ては、顔料、染料、磁性粉その他各種の添加物等の塗工
物の分散性、接着性が良く、均資且つ強い塗膜が得られ
ること、耐水性が良好であること、粘度安定性が良く、
作業性に優れていること、経済的に安価であること等の
諸要件を満たすものであることが望まれるが、更に前述
のロイコ染料系の感熱記録紙用バインダーとしては熱応
答性が良好で、かぶりや熱ヘツド融着、熱ヘッドへのカ
ス付着を招かないものであることが要求される。
従来、公知の塗被紙用バインダーとしては、例エバ、ポ
リビニルアルコール、でんぷん、及びその変性物、カゼ
イン、ゼラチン、大豆蛋白、カルボキンメチルセルロー
ス、アラビアガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリルア
ミド、ポリアクリル酸ソーダ、スチレン−無水マイレン
酸共重合体アルカリ変性物などの水溶性高分子やスチレ
ン・ブタノエン共重合体、スチレン・ブタノエン・アク
リロニトリル共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニI)−fノ・アクリル酸エステル共重合体、塩
化ビニリデン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニ
トリル・アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン樹
脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ブタジェン・アクリロ
ニトリル共重合体、酢酸ビニル樹脂などの水性エマルジ
ョン等が知られている。しかし上記のバインダーは水溶
性高分子では耐水性に乏しいこと、また、合成樹脂系の
水性エマルジョンにおいても耐水性が高い反面、感熱記
録紙に用いた場合、地肌かぶりや熱ヘツド融着を招く等
の欠点があり、いずれも実用上充分なものとは言い難い
〔発明が解決しようとする問題点〕
最近になって上記バインダーの欠点を改良したバインダ
ーが各種開発され、例えば、特開昭57−56597.
57−77391,57−77392及び57−773
93には、(メタ)アクリルアミドと、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシアルキルエステル等のビニル単量体との
共重合体、特開昭58−181687.59−1236
97には、ポリビニルアルコールまだは共重合変性した
ポリビニルアルコールの主鎖中にアセトアセチル基を導
入した重合体、また、特開昭59−1796には、ポリ
ビニルアルコールの側鎖にアクリル系重合体を導入した
グラフト共重合体等が公開されている。しかしこれらの
バインダーは単一の重合体であるために、高分子量体で
結着性の高いものはその水溶液の粘度が高くなって作業
性に乏しくなり、他方低分子量体で作業性の良好なもの
は結着性に乏しくなり、多量に使用すること余儀なくさ
れる欠点がある。特に感熱記録紙においては、ファクシ
ミリの高速化に伴い、ロイコ染料が顕色剤と反応するこ
とによる発色感度或いはその画像濃度が高く、且つ、熱
ヘッドの高温に耐え得るよう高い結着性が要求されてい
るにも拘らず、通常使用される重量平均分子量が】O万
程度の単一の重合体では、結着性に乏しく、結着性を高
めるため多量に使用すると発色感度、或は画像濃度が不
充分になる等の欠点がある。
本発明の目的は、塗被紙用バインダー、特に、゛感熱記
録紙用の熱ヘッドの高温に耐え得る高い結着性を有しつ
つロイコ染料が顕色剤と熱溶融反応することによる発色
感度或はその画像濃度を高めるバインダーを提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、アクリルアミドおよび/またはメタアクリル
アミドとエチレン性不飽和結合を有する単量体の一種ま
たは二種以上との共重合体の水溶液であって、該共重合
体が高分子量体と低分子量体とからなり、低分子量体の
割合が40〜60重量%となることを特徴とする塗被紙
用バインダーを提供する。
本発明で用いられるエチレン性不飽和結合を有する単量
体は、(メタ)アクリルアミド水溶液と相溶性を有し、
共重合可能なものであればよく、例えば、アルキル基の
炭素数が1〜4の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキ
ルエステル、アルキル基の炭素数が1〜4の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリロニトリル
、オキシエチレン単位が2〜25のヒドロキシまたはメ
トキシ、71Jオキシエチレン(メタ)アクリレート、
アルキル基の炭素数が1〜4の2−ヒドロキシアルキル
(メタ)アクリルアミド、等の非イオン性単量体。(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸・
スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルアミドプロIJ
?ンスルホン酸等のアンモニウムまたはアミン塩のアニ
オン性単量体。(メタ)アクリル酸ジメチルアミンエチ
ルエステルまたはこの四級化物等のカチオン性単量体が
好ましい。
(メタ)アクリルアミドとこれらの単量体との割合は、
共重合体中のエチレン性不飽和結合を有する単量体の一
種または二種以上が5〜50重量%が好適である。
本発明の共重合体混合物の分子量は重量平均分子量が通
常使用されるものと同じでよく、5万〜30万が好まし
く、高分子量体はこの重量平均分子量の1.3〜2.2
倍、低分子量体は01〜075倍であることが好ましい
。また高分子量体の重量平均分子量と低分子量体のそれ
との比は少くとも2は必要である。またこれらの混合割
合は低分子量体の割合を40〜60重量%とする必要が
ある。
本発明者等は、塗被紙用バインダー、特に感熱記録紙用
バインダーとして、耐水性が良好で、地肌かぶり、ステ
ィッキングがないことは勿論のこと前記の発色感度或い
は画像濃度が高く、更に高速ファクシミリのような高温
のヘッドに耐え得る結着力を有するためには、そのベー
スとなる共重合体は、その性質として、水溶性ではある
が、易溶性ではないこと、軟化点が高いこと、接着性が
高いこと等が必要であるとの考えから、組成としては、
前記に挙げた公知の(メタ)アクリルアミドとこれに共
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する単量体の一種
または二種以上の共重合体でよいが、分子量としては単
一の共重合体ではなく、高分子量体と低分子量体とから
なり、且つ低分子量体が該共重合体の40〜60重量%
である複合共重合体は効果が著しいことを見出し、本発
明に到った。
本発明に係る共重合体は、分子量において、重量平均分
子量は、通常の塗被紙用バインダーと同程度であるが、
この平均分子量より高分子量体と低分子量体とからなら
しめて結着性を高く保ちながら、特に感熱記録紙におい
て、発色感度或いは画像濃度を高めて、塗被紙用バイン
ダーとしての性能を高めたものである。
共重合体中のアクリルアミドおよび/またはメタアクリ
ルアミドとこれと共重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する水溶性単量体との割合は、耐水性及び接着性を高
める観点からは後者単量体が多い程好ましいが、共重合
体の水溶性を保つ観点からは制限され、5〜50重量%
が選ばれる。
また共重合体の分子量は、その水溶液を作業性の良好な
粘度に保ち、特に感熱記録紙に用いたとき、発色感度或
いは画像濃度を充分に高くするために、通常使用される
塗被紙用バインダーと同様に重量平均分子量を5万〜3
0万とすることが好ましい。
高分子量体と低分子量体それぞれの分子量は、高分子量
体が高い程、結着性が向上するが、余り高めると発色感
度或いは画像濃度が低下することから、高分子量体の重
量平均分子量が、混合された共重合体の重量平均分子量
の1.5〜2.0倍がより好ましく、他方低分子量体が
低い程、作業性が良好となり、発色感度或いは画像濃度
を高めるが、余り低分子量であると結着性が著しく低下
することから、低分子量体の重量平均分子量が、混合さ
れた共重合体の重量平均分子量の0.3〜0.6倍であ
ることがより好ましい。更に、これらの高分子量体と低
分子量体の混合割合は、上述と同様の理由から低分子量
体の割合が共重合体の40〜60重量%であることが必
要である。
本発明の共重合体の製造方法については特に制限はない
が、通常は、例えば特開昭57−56597、57−7
7391.57−77392.57−77393.57
−171795に示される如き方法により、高分子量体
及び低分子量体が合成され、これらを混合するととによ
り調製される。しかし、勿論能の方法によって製造され
たものであっても良い。
即ち、アクリルアミドおよび/またはメタアクリルアミ
ドとこれに共重合可能なエチレン性不飽和を有する水溶
性単量体とを混合した単量体合計の濃度が30〜65重
量%の水溶液を重合開始剤として過酸化物を予め加えた
沸騰若しくは、一定温度に制御した水中に2〜4時間位
要して定量的に滴下して反応させ、更に2〜4時間位熟
成して反応を完結させる。単量体水溶液と重合開始剤を
加えた水との比率は重合体濃度が25〜40重量%とな
るよう調整することが好ましい。重合開始剤として用い
られる過酸化物は必ずしも制限はないが、通常は例えば
、過酸化水素、ターシャリ−ブチル・・イドロバ−オキ
サイド、過硫酸アンモニクム、過硫酸カリウム等の水溶
性のものが好適である。重合開始剤の使用量については
特に制限はないが、通常は単量体に対して過酸化物を高
分子量体は0.1〜1.0重量%、低分子量体は1.0
〜5.0重量係程度用いるのが望ましい。重合温度につ
いても特に制限はないが、反応速度を高めること及び共
重合体の単量体組成分布を均一にする点から高いことが
望ましく、特に反応液の沸点が最も効果的であり1.ま
た冷却の必要もないため好ましい。重合開始剤の使用量
は、重合の結果得られる共重合体を前述のような分子量
とならしめるため、上記範囲内とすることが好ましい。
尚、仕込み時の単量体水溶液と水との比率は重合の結果
得られる共重合体水溶液の粘度を好適な範囲に調製し、
且つ重合速度を高め、適当な所要時間で重合を完結する
視点から前記範囲が選ばれる。高分子量体と低分子量体
の混合はそれぞれの共重合体の水溶液を加え合せ、通常
の高粘度液の混合に適した攪拌器を使用して容易になさ
れる。また、上記製造方法において、重合温1度または
重合開始剤の添加方法を適当に変えることにより、一度
の重合反応で製造することも可能である。
本発明の塗被紙用バインダーは特にロイコ染料系の感熱
記録紙用に実用的に優れ、この使用では、発色剤成分、
顕色剤成分及び填料等の基紙への結合を強くする。発色
剤成分となる発色化合物は、ロイコラクトン化合物およ
びスピロピラン化合物でありその代表的なものは次の通
りである。但し、これらの具体例は本発明を限定するも
のではない。
発色成分は下記一般式(1)で示されるトリフェニルメ
タン系染料のロイコ体若しくは(II)式で示されるフ
ルオラン染料のロイコ体が一般的に単独又は組合せて使
用できる。
(1)式       (II)式 Rx * Ry 、 Rz  は水素、水酸基、ハロゲ
ン、アルキル基、ニトロ基、アミン基、ジアルキルアミ
ノ基、モノアルキルアミノ基、アリル基、2は異部環を
形成するに必要な原子でO,Sを示す。
、(I)式に属する化合物 313− ヒス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタ
ライド 3.3− ヒス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−
シメチルアミノフタライド(クリスタルバイオレットラ
クトン) 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ア
ミラフタライド 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−二
トロフタライド 3.3−ビス(p−ジブチルアミノフェニル)−7タラ
イド 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−4,5
,6,7−チトラクロロフタライド(It)式に属する
化合物 3−ジメチルアミノ−6−メドキシフルオラン7−アセ
トアミノー3−ジメチルアミノフルオラン 3−ジメチルアミノ−5,7−シメチルフルオラン3−
ジエチルアミノ−5,フーシメチルフルオラン3.6−
ビス−β−メトキシエトキシフルオラン3.6−ビス−
β−シアノエトキシフルオラン3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−P−ブチルアニリノフルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチルーフ−クロロフルオラ
ン 3−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン 3−エチルイソアミルアミノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン 3−エチルトルイルアミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン 3−ジエチルアミノ−7−〇−クロロアニリノフルオラ
ン 3−ジブチルアミノ−7−0−クロロアニリノフルオラ
ン また上記染料と反応して、発色させる顕色剤成分は、フ
ェノール化合物または有機酸等が有効であり以下に記述
する物質は、常温で固体でありしかも50℃以上で液化
ないし気化する性質を有しているものが望ましい。
フェノール化合物としては、 4.47−イソプロピリテンジフエノール(ビスフェノ
ールA) 4− tert−ブチルフェノール 4− tert−オクチルフェ・ノール4− tert
−アミルフェノール P−フェニルフェノール 2.2−ビスCP−ヒドロキシフェニル)ブタン2.2
−ビス(P−ヒドロキシフェニル)インヘキサン ビス−4−ヒドロキシフェニルメタン(ビスフェノール
F) ビス−4−ヒドロキシフェニルスルホン(ビスフェノー
ルS) 有機酸としてはステアリン酸、安息香酸、サリチル酸、
コハク酸および没食子酸ならびにアクリル酸、メタアク
リル酸、イタコン酸等の有機酸単量体の尋独重合オリゴ
マーまたはそれ等のスチレン、アクリルアミド等との共
重合オリゴマーなどがあげられる。
以上に述べた発色剤成分及び顕色剤成分は単独又は必要
によっては2種以上を適宜混合して使用出来る。
填料としては炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン、ク
レー、カオリン等の無機物及びポリスチレン等の合成樹
脂等があげられる。これらは単独又は2種以上混合して
使用出来る。
発色剤、顕色剤、及び填料とバインダーの混合重量比は
1:0.1〜1:0.3が適当であり、この比率よ・リ
バインダーが少なければ結着力が弱くなり、バインダー
としての性能が失なわれ、またバインダーが多ければ、
発色感度が低下する。
感熱塗被組成物を製造する上において前記の発色剤、顕
色剤、填料バインダーの他必要に応じ熱ヘツド融着防止
のためワックス等を加えることも出来る。
以上のように本発明は塗被紙用バインダーとして、特に
ロイコ染料系の感熱記録紙用バインダーとして実用的に
優れた塗被紙を提供するもので、他の水溶性及び水分散
性バインダーとの併用も可能でありその応用範囲は広い
以下に本発明を感熱紙用のバインダーとした実施例によ
り、具体的に説明する。
実施例1゜ イ)バインダーの製造方法 ■)高分子量共重合体の調製 攪拌器、還流冷却器付きの反応器に水121.6部を入
れ、攪拌及び加熱して温度を沸点に上昇させ、過酸化物
0.95部を加え還流させた。これにアクリルアミド1
12部、メタアクリル酸2−ヒドロキシプロピル28部
及び水140部を混合した単量体水溶液を、4時間で全
量が滴下されるような速度で滴下して反応させ、全量が
滴下された後に2時間熟成させて反応を完結させた。こ
のときの共重合体の濃度は35重量%となるが、これを
水で希釈して共重合体の濃度が20重量%の水溶液に調
製した。このときの水溶液の温度20℃時の粘度は3,
000 cpsであり、共重合体の重量平均分子量は2
4万でありだ。
■)低分子量体の調製 過酸化物の添加量を1.8重量部とした他は、全て高分
子量体I)と同じ調製方法で調製した。温度20℃時の
粘度が700 cpsであり、重量平均分子量が66,
000の共重合体の20重量%水溶液を得た。
これら、■)及び■)の共重合体水溶液を、低分子量体
の割合を50重量%として混合し、20℃時の粘度が1
,600 cpsであり、重量平均分子量が15万の共
重合体の20%水溶液を得た。これを水で希釈して濃度
を10重量%にした水溶液をバインダーとした。
尚、重量平均分子量の測定方法は液体クロマトグラフ法
により、下記の器機、カラム等を使用して測定した。
器機9本体 日本分光製ジャスコトリローター■検 出
 器 昭和電工類ショウデツクスRI 5E−31カ 
ラ ム 昭和電工製ショウデツクスイオンノぐツクS−
806、S−804 分子量の検量はデキストラン(Pharmssia p
iH6Chemicals社−スウェーデンー製)によ
った。
口)感熱塗被液の調製 ■)クリスタルバイオレットラクトン4部、バインダー
20部、水26部及び If)ビスフェノールA16部、バインダー20部、炭
酸カルシウム3部、水11部からなる液をそれぞれ別々
にゾールミルで3時間混合して分散液とし、使用に際し
てはこれらを合せて充分に攪拌して混合し感熱塗被液(
4)を得だ。
同様にIII) 3−ツメチルアミノ−5,7−シメチ
ルフルオラン4部、バインダー20部、水26部及ヒ■
)p−フェニルフェノール16部、バインダー20部、
タルク3部、水11部からなる分散液を混合して感熱塗
被液(B)を得た。
比較のため、バインダーとして本発明の共重合体水溶液
に換えて、アクリルアミド80部/メタアクリル酸2−
ヒドロキシ・プロピル20部の単一分子量共重合体(濃
度20重量%水溶液の温度20℃時の粘度が1,600
 cps 、重量平均分子量が15万)の10重量%水
溶液を用いた他は全て上記感熱塗被液(5)の製造と同
様にして感熱塗被液(C)を得た。
ハ)記録紙の製造及び試験 口)で得た感熱塗被液(4)、(B)及び(C)をそれ
ぞれ6097m  の上質紙の表面にワイヤーバーを用
いて塗布し、乾燥して付着量が6.097mの感熱記録
紙(4)、 (B) 、及び(C)を得た。これらの感
熱記録紙は130℃で印字するとマクベス濃度A:1.
05゜B : 1.04 、 C:0.96であった。
また結着性は(5)及び(B)についてはセロテープを
塗工面に貼り付け、これを剥離しても塗工層が剥れない
強度を示した。
しかしくC)については同様の試験をしたとき、塗工層
の一部剥離が認められた。
実施例2〜6゜ 以下に示す各種バインダー液についても同様組成にて同
様の試験を行なったが、いずれも上記とほぼ同等の優れ
た性能を有することが認められた。
2)アクリルアミド85部/アクリロニトリル15部の
重量平均分子量が18万の共重合体42部と重量平均分
子量が59,000の共重合体との混合物(重量平均分
子量11万)の10重量%水溶液。
3)アクリルアミドア5部/メタアクリル酸2−ヒドロ
キシプロビル20部/メタアクリル酸メチル5部の重量
平均分子量が15万の共重合体58部と重量平均分子量
が31,000の共重合体42部との混合物(重量平均
分子量10万)の10重量%水溶液。
4)メタアクリルアミド60部/アクリル酸アンモニウ
ム10部/メトキシテトラオキシエチレンメタアクリレ
ート10部/メタアクリル酸2−ヒドロキシエチル20
部の重量平均分子量が28万の共重合体40部と重量平
均分子量が47,000の共重合体60部の混合物(重
量平均分子量14万)の10重量%水溶液。
5)アクリルアミド78部/メタアクリル酸ツメチルア
ミノエチル22部の重量平均分子量が22万の共重合体
50部と重量平均分子量が110,000の共重合体5
0部との混合物(重量平均分子量13万)の10重量%
水溶液。
6)アクリルアミド75部/N−メチロールアクリルア
ミド10部/アクリロニトリル15部の重量平均分子量
が13万の共重合体55部と重量子′均分子量が19,
000の共重合体45部の混合物(重量平均分子量8万
)の10重量%水溶液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクリルアミドおよび/またはメタアクリルアミドと、
    エチレン性不飽和結合を有する単量体の一種または二種
    以上との共重合体の水溶液であって、該共重合体が高分
    子量体と低分子量体からなり、かつ低分子量体が該共重
    合体の40〜60重量%であることを特徴とする塗被紙
    用バインダー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0284599A (ja) * 1988-09-20 1990-03-26 Sumitomo Chem Co Ltd 紙用塗工組成物

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JPH0284599A (ja) * 1988-09-20 1990-03-26 Sumitomo Chem Co Ltd 紙用塗工組成物

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