JPH0149470B2 - - Google Patents

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JPH0149470B2
JPH0149470B2 JP56199519A JP19951981A JPH0149470B2 JP H0149470 B2 JPH0149470 B2 JP H0149470B2 JP 56199519 A JP56199519 A JP 56199519A JP 19951981 A JP19951981 A JP 19951981A JP H0149470 B2 JPH0149470 B2 JP H0149470B2
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JP
Japan
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xanthan gum
gum
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modified
viscosity
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JP56199519A
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Keiji Ootsu
Chikae Yokogawa
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、変性キサンタンガムとローカストビ
ーンガム、タラガム及びグアガムの中から選ばれ
る1種以上を併用してなるデザート食品に関する
ものである。 ここでいうデザート食品とは、アイスクリー
ム、アイスミルク、ラクトアイス、シヤーベツ
ト、みぞれ、かき氷等の冷菓類、プリン、ムー
ス、ババロア、ミルクセーキ、ゼリー、ジヤム、
マーマレード、パンクリーム、バタークリーム等
のゼリー状食品類をいう。 キサンタンガムは、キサントモナス属に属する
キサンタンガム生産菌、例えばキサントモナス・
カンペストリスの発酵によつて製造される細胞外
多糖類である。キサンタンガムは水によく溶解
し、低い濃度で粘稠な水溶液を形成する特性を有
する。この水溶液は、永く放置しても安定であつ
て、酵素によつても分解されにくく、PHが変化し
ても、また温度が変化しても、粘度の変化が少な
く、高い擬塑性を示す。このような点で、キサン
タンガムは、従来の天然又は加工ガムでは類を見
ないものである。そのため、キサンタンガムは増
粘剤として広汎な用途が期待される。 キサンタンガムを冷菓類に使用できること、キ
サンタンガムとローカストビーンガム及び/又は
グアガムを併用することにより低粘性でヒートシ
ヨツク耐性及び保形性の良好な冷菓を製造できる
ことは知られている(特公昭44−10149、特公昭
55−1022、特開昭55−102360号公報等)。 さらに、キサンタンガムとローカストビーンガ
ム又はタラガムを併用することにより熱可逆的で
弾力性のあるゲルが形成され、種々のゲル状食品
のできることが知られている(特公昭46−42176、
特公昭56−10020号公報)。同様に、キサンタンガ
ムとグアガムを併用すると相乗的に高粘度となる
ことも知られている。 しかしながら、上記のようにキサンタンガムと
ローカストビーンガム、タラガム、グアガムのよ
うなガラクトマンナン系ガム質を配合した安定剤
を当該デザート食品に使用すると、デザートミツ
クス液は低温時において部分的ゲル化を生じ、均
一な流動性を示さないため、これを均一量充填す
ることは難しい等、作業性が悪くなるだけでな
く、最終製品の組織や外観、食感が悪くなるとい
う欠点がある。 本発明者は、従来のキサンタンガムをそのまま
使用するのではなくて、これに適当な物理的処理
を施して、キサンタンガムを変性し、キサンタン
ガムの粘性特性を変化させることを試みた。その
結果、粘度及び流動性指数が特定の値を示すキサ
ンタンガムとガラクトマンナン系ガム質を併用し
デザート食品を製造すると、部分的ゲルがなく、
なめらかに流動する作業性の良好なミツクス液と
なり、外観、組織、フレーバー放出性及び食感の
すぐれたデザート食品の得られることを見出し
た。例えば、従来のキサンタンガムを水溶液と
し、これを高圧ホモゲナイザーに入れてせん断力
を加えたのち、これにアセトン又はイソプロピル
アルコール等の有機溶媒を加えて沈澱させ、沈澱
物を分離してこれを粉末とし、この粉末を取出す
と、その粉末は粘度及び流動性指数が従来のもの
とは大きく異なつていることを確認した。すなわ
ち、25℃で溶解した0.5重量%のキサンタンガム
水溶液を基準に取り、25℃においてE型粘度計を
用い、ずり速度10sec-1で測定した場合、従来の
キサンタンガムでは粘度が260CPS〜300CPSであ
り流動性指数nが2.61〜2.78であるのに対し上の
ようにして変性されたキサンタンガムでは、粘度
は50CPS〜240CPS、又nが1.25〜2.50になつてい
ることを確認した。 そして、本発明者は、上述のようにして変性さ
れたキサンタンガムは、ガラクトマンナンと併用
してデザート食品を製造する時、部分的ゲルがな
く、なめらかな流動性のあるミツクス液となり、
外観、組織、フレーバー放出性及び食感のすぐれ
たデザート食品の得られることを見出し、本発明
を完成した。また、このようにして得られたキサ
ンタンガムは、その他の点でデザート食品に悪影
響を及ぼすものでないことを確認した。本発明
は、上述のような知見と確認とに基づいてなされ
たものである。 キサンタンガムを特別に処理して食品の製造に
用いることは知られている(特開昭56−85256号
公報)。この公報によれば、水と油の混合物に従
来のキサンタンガムを加え、これに高せん断力を
与えエマルジヨン化する場合、エマルジヨンがセ
ミゲル化あるいはクラバー化するが、キサンタン
ガムの水溶液をホモゲナイザーに通すことによつ
て得られるキサンタンガムでは、これを水と油の
混合物に加え、高せん断力によりエマルジヨン化
してもセミゲル化あるいはクラバー化しなくな
る。即ち、上記公報は、キサンタンガムを加えた
のち、これに高せん断力を加えることによつて、
セミゲル化あるいはクラバー化するのを防ぐこと
を目的としている。他方、本発明は、キサンタン
ガムとガラクトマンナンを併用するとそのミツク
ス液は高せん断を加えなくても部分的ゲル化を示
すので、これを防ぐことを目的としている。従つ
て、上記公報は、ガラクトマンナン系ガム質と併
用してキサンタンガムをデザート食品に使用する
ことを目的とするものではなく、また、キサンタ
ンガムの粘性特性について何の教示も与えていな
い。 本発明は、0.5%水溶液をE型粘度計を用い、
ずり速度10sec-1で25℃で測定したときの粘度が
50CPSないし240CRSである変性キサンタンガム
とローカストビーンガム、タラガム及びグアガム
の中から選ばれる1種以上を添加してなるデザー
ト食品に関するものである。 本発明では、変性は物理的な処理によつて行な
われるものである。物理的な処理とは、例えば高
いせん断力を与えることや、超音波処理などであ
る。変性の際には、キサンタンガムを水溶液とす
る。この水溶液はキサントモナス属の微生物の培
養液であつてもよく、またこの培養液から精製し
て乾燥した粉末を水に溶解したものであつてもよ
い。本発明で使用される変性キサンタンガムは、
例えば、従来のキサンタンガムの0.1ないし3%
水溶液、好ましくは0.5ないし2%水溶液を圧力
式ホモゲナイザー(マントンゴーリンモデル
15M)に入れ、50Kg/cm2以上の、好ましくは200
〜600Kg/cm2の高い圧力下で、1もしくは2回以
上ホモゲナイザーを通過させたのち、これにアセ
トンを添加し、沈澱物を取り出し、これを乾燥し
又は必要により粉砕することにより得られる。超
音波処理によるときは、例えばトミー精工モデル
UR−200P、200Wの超音波処理機を用いて、
20KHz、0〜4℃で適当な時間処理することによ
り得られる。また、コロイドミルを通すことによ
つても得られる。 変性キサンタンガムの粉末を25℃で溶解して
0.5重量%の水溶液にし、25℃でその粘度をE型
粘度計、ずり速度10sec-1で測定したときの値は
50CPSないし240CPSとなり、またその流動性指
数nの値を測定すると、この粉末の流動性脂数n
の値は1.25ないし2.50という小さなものとなつて
いる。従来のキサンタンガムでは、0.5重量%の
水溶液のとき、その粘度は260CPS以上であり、
また流動性指数nは前述のように2.61以上であつ
た。従つて、変性されたキサンタンガムは、粘度
及び流動性脂数nの値において、従来のものと大
きく異なつている。 ここで云う流動性脂数nは、一般に高分子物の
非ニユートン流体の流動挙動を示すHerschel−
Bukleyの式 D=K(S−So)n (工業化学雑誌 第67巻 第10号1964、P1624) に用いられている指数nである。この指数nは、
簡単に云えば、ニユートン流動からの隔りを表わ
しており、1に近づく程ニユートン流動に近づく
ものである。上式において、Sはずり応力(ダイ
ン/cm2)、Soは降伏値(ダイン/cm2)、Kは粘性
定数、Dはずり速度(sec-1)である。この発明
でいう流動性指数nは、E型粘度計でずり速度が
2sec-1から100sec-1の範囲で測定される値であ
る。 本発明に使用される変性キサンタンガムとガラ
クトマンナン系ガム質との配合割合は、変性キサ
ンタンガム1重量部に対し、ガラクトマンナン系
ガム質約0.1〜40重量部、更に詳しくは変性キサ
ンタンガム1重量部に対し、ローカストビーンガ
ム10重量部以下及び/又はタラガム20重量部以下
及び/又はグアガム40重量部以下を使用する。こ
のようにして配合された安定剤のデザート食品へ
の添加量は0.1〜2重量%でよい。なお、これら
の数値はデザート食品の種類により異なるので一
義的意義を有しない。 次に、従来のキサンタンガムからこの発明で用
いられる変性キサンタンガムが得られる工程を実
験例によつて示すと、次のとおりである。 実験例 1 2の水を撹拌しながら、これに従来のキサン
タンガム10gを徐々に添加し、30分間撹拌を続け
てキサンタンガムを溶解した。次いで、この水溶
液を400Kg/cm2の圧力下で、マントンゴーリン製
のホモゲナイザー(モデル15M)に2回通した。
この通過液を3分の1の容積になるまで減圧濃縮
したのち、アセトンが70容量%になるようにアセ
トンを加えると、キサンタンガムの沈澱を生じ
た。この沈澱をアセトンで3回洗滌して、真空乾
燥した。乾燥物を粉砕し、未変性キサンタンガム
と同程度の粉末度(80メツシユパス)に調整し、
8.5gの変性キサンタンガムを得た。 こうして得られた変性キサンタンガムと、未変
性キサンタンガムとについて、色々な物性を比較
した。その結果を表にして示すと、第1表ないし
第9表のとおりとなる。
【表】 粘度ηは、キサンタンガムを25℃の蒸溜水に溶
解し、0.5重量%水溶液として、E型粘度計(東
京計器KK製)を用い、25℃でそれぞれのずり速
度で測定して得られた値である。極限粘度〔η〕
(ml/g)は、ガム溶液濃度0.005から0.015%
(2%食塩含有)の範囲において、E型粘度計を
用いてずり速度76.8sec-1、25℃で測定して得ら
れた値である。
【表】
【表】 第3表の値は、25℃で溶解した0.5%の水溶液
を室温に放置したのち、10sec-1のずり速度で測
定したものである。これによつて経時変化の少な
いことがわかる。
【表】 上記の値は、キサンタンガム0.3重量%の水溶
液についてのもので、加熱は120℃にて30分間行
つた。
【表】 上記の値は、0.3重量%のキサンタンガム水溶
液に酢酸1重量%及び食塩2重量%を添加した後
(PH2.86)、120℃で30分間加熱したときの値であ
る。
【表】 酸素としては、長瀬産業(株)のセルラーゼを用
い、37℃で作用させた。粘度はB型粘度計を用
い、30rpm、37℃の条件下で測定した。
【表】 キサンタンガムとローカストビーンガムとの配
合比を1対1とし、4℃で測定した。
【表】 キサンタンガムとタラガムとの配合比を1対1
とし、4℃で測定した。
【表】 20℃で測定した。 第1表によると、変性キサンタンガムは未変性
キサンタンガムに比べて粘度が低くて、擬塑性は
ニユートン流動に一層近くなつており、見掛け分
子量が小さく、第2表によると比旋光度も異なつ
ている。従つて、変性キサンタンガムは未変性キ
サンタンガムとは別のものと考えられる。他方、
第3表によると、変性キサンタンガムは、従来の
キサンタンガムと同様に経時的に安定であり、第
4表ないし第6表によると、それぞれ熱安定性、
耐塩性、耐酸性、耐酵素性において変りがない。 しかし、第7表から第9表のようにガラクトマ
ンナン系ガム質との相乗性を比較すると傾向とし
ては類似した相乗性があるが、ローカストビーン
ガム又はタラガムとの併用によるゲル強度は変性
キサンタンガムの場合、未変性キサンタンガムの
場合と較べて1/3〜1/4のゲル強度となり、グアガ
ムとの相乗による粘度も8割程度まで低下し、溶
状も変性キサンタンガム併用区はなめらかな流動
性を示すようになる。 即ち、本法で得られた変性キサンタンガムとガ
ラクトマンナン系ガム質の1種以上を併用する時
ミツクス液は部分的ゲルや凝集がなく均一に流動
し、充填しやすく、組織、外観及び食感のすぐれ
たデザート食品を得ることができる。 尚、通常未変性キサンタンガムにおいて行なわ
れているように、変性キサンタンガムとガラクト
マンナン系ガム質配合物にその他のガム質を併用
することは何ら本発明の域を出るものではない。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例 1 変性キサンタンガム20重量%又は未変性キサン
タンガム20重量%及びローカストビーンガム20重
量%、グアガム60重量%からなる安定剤0.15重量
%を添加し下記処方の配合によりアイスクリーム
サンプルを試作した。 無塩バター 110g 脱脂粉乳 70g 全脂粉乳 40g 砂 糖 110g ブドウ糖 50g 乳化剤 2.5g 安定剤 1.5g 水 616g香 料 適量 計 1000g できたアイスクリームについての評価を第10表
にまとめる。
【表】
【表】 第10表からわかるように、本発明の変性キサン
タンガムとガラクトマンナン系ガム質を添加した
アイスクリームのミツクス液は未変性キサンタン
ガムとガラクトマンナン系ガム質を添加したアイ
スクリームのミツクス液より粘度が低く、ゲル
化、凝集がなく均一な流動性があるため、カツプ
への充填がしやすく、上部表面が均一な平面状と
なり、出来た製品はなめらかで口溶けがよくフレ
ーバーの放出性に富んでいる。一方、その他、乳
漿分離防止効果やオーバーラン性向、保形性は未
変性キサンタンガム配合安定剤を添加して調整し
たものと変わらず良好であつた。 実施例 2 変性キサンタンガム15重量%又は未変性キサン
タンガム15重量%及びタラガム30重量%、グアガ
ム55重量%からなる安定剤0.2重量%を添加し、
下記処方の配合によりシヤーベツトサンプルを試
作した。 脱脂粉乳 20g グラニユー糖 210g 1/5濃縮オレンジジユース 20g クエン酸 2g オレンジベース 1g 乳化剤 2g 安定剤 2g 水 743g 計 1000g その結果、変性キサンタンガムを配合した安定
剤を添加してできたシヤーベツトミツクスは未変
性キサンタンガムを配合した安定剤を添加してで
きたシヤーベツトミツクス液より粘度が低く、ゲ
ル化、凝集がなく均一な流動性があるためカツプ
への充填がしやすい。又できた製品は組織が均一
でフレーバーの放出性にも富んでいたが、未変性
キサンタンガム配合シヤーベツトの組織は粗な部
分と密な部分があり不均一で、フレーバーの放出
性に劣つていた。一方、乳漿分離防止効果、オー
バーラン性向、保形性は共に良好で、曳糸性も共
になかつた。 実施例 3 変性キサンタンガム75重量%とローカストビー
ンガム25重量%からなる安定剤0.33%を添加し、
下記処方の配合によりプリンのサンプルを試作し
た。対照として変性キサンタンガムの代りに未変
性キサンタンガムを同量使用してデンプンプリン
を調製し比較した。 オレンジジユース 250g 砂 糖 150g デンプン 30g クエン酸 1g 食 塩 1g 安定剤 3.3g 水 564.7g 計 1000g その結果、変性キサンタンガムとローカストビ
ーンガムを配合した安定剤を使用してできたデン
プンプリンは対照と比較して60℃でのミツクス粘
度は低く、ゲル化、凝集がなく均一な流動性があ
るため、カツプへの充填がしやすく、上部表面が
均一でなめらかな平面状となる。冷蔵庫で冷却し
てできた製品もやはりなめらかで口溶けがよく、
フレーバーの放出性に富んでいた。一方対照の未
変性キサンタンガムとローカストビーンガムを使
用してできたデンプンプリンは粘度が高く、部分
的ゲル状となり、カツプへ充填すると上部表面が
でこぼことなり、冷却してできた製品は外観が悪
く、なめらかさやフレーバーの放出性に劣つてい
た。尚、保形性、離水防止効果は共に良好であつ
た。 実施例 4 変性キサンタンガム25重量%とグアガム70重量
%、カラギーナン5重量%よりなる安定剤0.25重
量%を添加し、下記処方でミルクセーキを試作し
た。対照として変性キサンタンガムの代りに未変
性キサンタンガムを同量使用してミルクセーキを
試作した。 全脂加糖練乳 300g 脱脂粉乳 100g 砂 糖 60g 安定剤 2.5g 香料、色素 適用 水 537.5g 計 1000g その結果、変性キサンタンガムを使用してでき
たミルクセーキは冷時ゲル化がなく、ストローで
吸い上げやすく、糊料感がないが、対照の未変性
キサンタンガムを使用してできたミルクセーキは
部分的ゲル状を示し、ストローで吸い上げにくく
糊料感を感じた。尚、共に乳漿分離はなく、良好
であつた。 実施例 5 変性キサンタンガム40重量%とタラガム60重量
%より安定剤0.7重量%を添加し、下記処方でパ
ン用ゼリーフイリングを試作した。対照として変
性キサンタンガムの代りに未変性キサンタンガム
を同量使用してゼリーフイリングを試作した。 砂 糖 320g デンプン 20g クエン酸 4g クエン酸ソーダ 1g いちご色素 0.5g いちごフレーバー 0.3g 安定剤 7g 水 647.2g 計 1000g その結果、変性キサンタンガムを使用してでき
たゼリーは熱時ゲル化がなく、均一に流動し、充
填しやすくできた製品はなめらかで口溶けがよく
フレーバーの放出性に優れていた。一方対照の未
変性キサンタンガムを使用したゼリーは熱時、部
分的にゲル化し、一定量の充填がしにくい等、作
業性が悪く、できた製品は口溶けやフレーバーの
放出性に劣つていた。尚、保形性、離水防止効果
は両者共に良好であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 0.5%水溶液をE型粘度計を用い、ずり速度
    10sec-1で25℃で測定したときの粘度が50CPSな
    いし240CPSである変性キサンタンガムとローカ
    ストビーンガム、タラガム及びグアガムの中から
    選ばれる1種以上を添加してなるデザート食品。
JP56199519A 1981-12-10 1981-12-10 変性キサンタンガムを用いたデザ−ト食品 Granted JPS58101651A (ja)

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