JPH10136914A - 乳原料及びゲル化剤を含有する食品及びその製造法 - Google Patents

乳原料及びゲル化剤を含有する食品及びその製造法

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JPH10136914A
JPH10136914A JP9051649A JP5164997A JPH10136914A JP H10136914 A JPH10136914 A JP H10136914A JP 9051649 A JP9051649 A JP 9051649A JP 5164997 A JP5164997 A JP 5164997A JP H10136914 A JPH10136914 A JP H10136914A
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    • A21DTREATMENT, e.g. PRESERVATION, OF FLOUR OR DOUGH, e.g. BY ADDITION OF MATERIALS; BAKING; BAKERY PRODUCTS; PRESERVATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容成分が均質で「荒れる」という現象が生じ
ておらず、きめが細かく舌触りのよい食感を有する、乳
原料及びゲル化剤を含有する食品の提供、及びその製造
法の提供。 【解決手段】乳原料及びゲル化剤を含有する食品であっ
て、ネイティブジェランガムを含有することを特徴とす
る食品、好ましくはプリンなどのチルドデザート。ネイ
ティブジェランガムを配合する工程を含むことを特徴と
する食品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳原料及びゲル化
剤を含有する食品及びその製造方法に関する。詳細に
は、本発明は、内容成分が均質で「荒れる」という現象
が生じておらず、きめが細かく舌触りのよい食感を有す
る食品、好適にはプリン、ムース、ババロア、ゼリーま
たは杏仁豆腐等のチルドデザートに関する。
【0002】また、本発明は、乳原料及びゲル化剤を含
有する食品を、製造工程で「荒れ」を発生させずにきめ
細かで滑らかな食感を呈するように製造する方法に関す
る。
【0003】なお、本発明でいう「荒れる」及び「荒
れ」とは、乳由来のタンパクが凝集すること等によって
内容成分の均質性が損なわれること及びその均質性が損
なわれた状態を意味する。その結果、「荒れた」食品
は、外見上、内容成分が凝集・混濁・懸濁したようなざ
らざらした質感を呈するとともに、舌触りも悪くなり、
さらに凝集成分の沈降等によって味が不均一となり、商
品価値が著しく損なわれている。
【0004】
【従来の技術】従来から、乳原料を含有するチルドデザ
ートは、その製造において、100℃以上で加熱殺菌し
た組成物を最終商品の容器への充填した後、直ちに10
℃以下まで急冷しなければ「荒れ」が生じてしまい、商
品価値を著しく損なうことが知られている。
【0005】しかし、かかる急冷処理は大がかりな急冷
装置を必要とし、また光熱費がかかる等の問題がある。
また、「荒れ」の現象を防止するには冷却速度が重要な
ファクターとなるが、特に比較的大きな製品を製造する
場合は製品の内部域と外部域とでは冷却むらが生じるた
め、厳しい管理が要求される。
【0006】さらに、近年、消費者の健康への関心の高
まりやニーズの多様化に応じて多岐に亘る食品の開発が
求められているが、例えば (i)カルシウムが多く含まれ
る食品(Ca強化食品など)、(ii)紅茶,コーヒーなど
のエキスを含む食品、(iii)ココアを含む食品、(iv)抹
茶を含む食品、並びに(v)イチゴ,オレンジ等の果汁を
含む食品等においては、たとえ急冷しても「荒れ」が発
生し、高い品質を有する商品を提供することが困難であ
るという問題があった。
【0007】このため、従来から、簡便でかつ低コスト
に製造でき、多くの食品に応用できる方法の開発が求め
られいた。
【0008】この解決方法として、公知の安定剤を複合
的に使用することにより改善を図る方法もあるが未だ充
分な効果は得られておらず、また逆に食感が悪くなる等
のマイナスの効果を生じる場合もある。例えば、安定化
剤として寒天を主として用いれば、チルドデザートの安
定性はある程度向上するが、食感がゴリゴリしたものと
なり、つるりとした滑らかな食感が要求される例えばプ
リン、ムース、ババロア等のチルドデザートには適用で
きない。
【0009】このように、多種多様な食品・チルドデザ
ートの多岐に亘る食感に悪影響を与えることなく、「急
冷しなければ荒れる」という現象を充分に改善する技術
はこれまで知られていなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みて開発されたもので、「荒れ」を生じず内容成分
が均質であり食感がきめ細やかな食品を提供することを
目的とするものである。
【0011】さらに、本発明は、上記の性質を有する食
品を簡便かつ低コストで製造する方法を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねていたところ、乳原料及び
ゲル化剤を含有する食品にネイティブジェランガムを配
合することにより、製造に際して、従来は「荒れ」を防
止するために必須とされていた急冷工程を省いて自然冷
却しても、「荒れ」を全く生じず内容成分が均一で、艶
やかできめ細かな舌触りを有した商品価値の高い食品が
安定して調製できることを見出した。
【0013】更に発明者らは、このネイティブジェラン
ガム配合の効果は、従来急冷しても「荒れ」の発生を防
止することが困難であったCa強化食品、紅茶等のエキ
ス,ココア又は抹茶等を含む食品及び果汁入り食品にも
有意に有効であることを確認して、本発明を完成するに
至った。
【0014】また、更なる研究によって、本発明者ら
は、従来「荒れ」の問題がなかった乳原料及びゲル化剤
を含む食品であっても、ネイティブジェランガムを配合
することにより、乳原料等の内容成分がより均質にかつ
安定に分散されてより一層きめ細かになり、舌触りのよ
い食感を呈するようになることを確認しており、乳原料
及びゲル化剤を含む食品、特に食感の良さが求められる
食品への広い応用が期待される。
【0015】すなわち本発明は、乳原料及びゲル化剤を
含有する食品であって、ネイティブジェランガムを含有
することを特徴とする食品に関する。
【0016】また、本発明は乳原料及びゲル化剤を含有
するものであって、ネイティブジェランガムを含有する
ことを特徴とするチルドデザートに関する。
【0017】更に、本発明は、上記チルドデザートの中
でも、特にプリン、ムース、ババロア、ゼリーまたは杏
仁豆腐に関する。
【0018】また更に本発明は、乳原料及びゲル化剤を
含む食品の製造工程において、乳原料、ゲル化剤及びネ
イティブジェランガムを含む食品組成物を固化前の食品
の調製組成物として用い、該食品組成物を冷却により固
化させる工程を含む、上記食品の製造方法に関する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の対象となる食品は、少な
くとも乳原料及びゲル化剤を含有するものであり、これ
らを含有するものであれば特に制限されない。
【0020】含有される乳原料としては、牛乳、豆乳及
びそれらの加工品等が挙げられ、加工品としては、例え
ば全脂練乳、脱脂練乳、全脂粉乳、脱脂粉乳などが挙げ
られる。これらは単独で含まれていてもよいし、また2
種以上の組み合わせで含まれていてもよい。また、脱脂
乳を含有する場合は、バター、生クリーム、ヤシ油、パ
ーム油等の油成分を含有していてもよい。含まれる乳原
料の量は特に制限されないが、通常は、食品100重量
部あたり、無脂乳固形分で0.1〜30重量部、好まし
くは0.3〜15重量部、より好ましくは0.5〜8重
量部の範囲が例示される。なお、プリンの場合は3〜8
重量部の範囲が特に好ましい。
【0021】また本発明で用いられるゲル化剤として
は、通常食品に使用されるものであれば特に制限され
ず、食品を液状から固形状態にする作用を有するもので
あればよく、例えばカラギナン、ローカストビーンガ
ム、キサンタンガム、ファーセレラン、アルギン酸、ア
ルギン酸塩、ペクチン、グアーガム、アラビアガム、ジ
ェランガム、プルラン、寒天、ゼラチン等の天然ガム類
が広く例示される。これらは単独で含まれていてもよい
し、また2種以上の組み合わせで含まれていてもよい。
【0022】含まれるゲル化剤の量は、使用されるゲル
化剤の種類、製品の種類等に応じて種々選択されるもの
であり一義的に定めることができないが、製品の一例と
してプリンの場合を挙げるとすると、食品100重量部
あたり、0.05〜4重量部、好ましくは0.1〜2重
量部、より好ましくは0.2〜1.5重量部の範囲が例
示される。
【0023】本発明が対象とする食品は、上に例示する
乳原料を含む内容成分がゲル化剤の作用に基づいて固化
してなるものであるが、好適には半固形状物、より好ま
しくは更にきめ細かでつるりとした滑らかな舌触り・食
感が要求されるものである。具体的にはプリン、ムー
ス、、ババロア、ゼリー、杏仁豆腐などのいわゆるチル
ドデザートが例示される。好ましくはチルドデザートで
あり、より好ましくはプリン、特にミルクプリンであ
る。
【0024】かかるチルドデザートは、紅茶,コーヒー
等のエキス成分、ココア,抹茶等の成分、イチゴ,オレ
ンジ等の果汁等を含んでいても、また人為的にカルシウ
ム量を強化させたものであってもよく、このような場合
に従来法では防止できなかった「荒れ」の防止効果が顕
著に発揮され、特に有用とされる。
【0025】なお、ここでいうカルシウム強化食品と
は、食品100重量部中、カルシウムが0.09〜3重
量部、好ましくは0.09〜1重量部、より好ましくは
0.18〜1重量部を含むものである。
【0026】また、本発明で食品とは、上記のような食
品加工品のみならず、該食品加工品を調製するための食
品組成物をも広く包含するものである。このような食品
組成物としては例えばプリン、ムース、ババロア、ゼリ
ー、杏仁豆腐などのチルドデザート調製用の組成物、豆
腐類調製用組成物等が挙げられ、その形状は粉末状、顆
粒状、液状等、特に制限されない。
【0027】本発明は、上に挙げる乳原料及びゲル化剤
を含有する食品であって、その中にネイティブジェラン
ガムを含有することを特徴とするものである。
【0028】ネイティブジェランガムは、グルコース2
分子、グルクロン酸1分子及びラムノース1分子を構成
単位とする多糖類(分子量約60〜70万)であるジェ
ランガム(特開昭55−79397号)の製造中間体も
しくは前駆体として得られる高分子アシル化合物(融点
及び固化点:65〜70℃)で、一般に微生物の培養に
よって生産される。
【0029】具体的には、シュードモナス・エロデア
(Pseudomonas elodea:ATCC31461)又はその
同等の菌株を、例えばグルコース3%、KH4NO3
0.05%、MgSO4・7H2O 0.01%、NH4
NO3 0.09%及び窒素源として有機成分を少量含
む液体培地に接種し、これを好気的条件下で30℃程
度、約50時間の培養して得られる粘質性培養物から、
脱アシル化処理することなくそのまま単離・回収するこ
とによって製造する方法が例示される。
【0030】ネイティブジェランガムは天然に起源を有
するものであるため、用いる産生微生物や精製条件によ
っては、その構造も微妙に変わりうる。従って、本発明
で用いられるネイティブジェランガムは、例えば下式:
【0031】
【化1】
【0032】で示されるような特定の構造式に基づいて
(Sanderson,G.R., FOOD GELS, ed. Peter Harris, Els
evier Science Publishers LDT., England, 1990, p.20
4参照)、一義的に限定されることなく、上記方法に従
って微生物(ATCC31461)により産生されるネ
イティブジェランガムの性質を有するものであればよ
い。
【0033】このようなネイティブジェランガムは、乳
原料及びゲル化剤を含有する食品の製造工程で添加され
ることにより、食品の味や風味を損なうことなく、製造
工程で生じる「荒れ」という現象を防止して、できあが
った食品の均質性を高め、視覚的に艶やかできめ細かな
質感を付与するとともに、つるりとした滑らかな舌触り
を付与することができる。また「荒れ」が生じた場合、
プリンのように乳化状態となっている食品においては条
件によって程度は異なるが、乳化が破壊されており、そ
のため外観上の色合いがくすんだものとなる。しかし、
本発明によれば、くすんだ色合いとはならず、乳や果汁
などの色が活きた新鮮な色合いの商品を提供することが
できる。
【0034】特に、チルドデザート等のデザートは、食
事の締めくくりに喫食し、飽食時に供されることも多い
ので、(i)形、色、艶やかさ等の見た目の美しさで食欲
をそそること、(ii)食べて美味しいことは勿論、さっぱ
りしていて喉ごしがよいこと、等が求められる。このこ
とからも、上記の本発明の効果は、品質が高く消費者受
けのする商品を提供する上で、極めて有用なものといえ
る。
【0035】そして、本発明において特に重要なこと
は、かかるネイティブジェランガムの効果は、製造工程
での冷却方法の如何に関わらず、損なわれることがない
ということである。すなわち、本発明の上記性質を有す
る食品は、ネイティブジェランガムを原料の一つとして
含むだけで、従来必須であった急冷工程を省いた簡素化
工程により、簡便かつ低コストで、安定した品質をもっ
て調製される。
【0036】以上のことから、本発明は、ネイティブジ
ェランガムの「荒れ防止剤」としての用途を提供するも
のともいえる。
【0037】本発明の食品に含有されるネイティブジェ
ランガムの含有量は、食品の種類、内容成分、含まれる
乳原料やゲル化剤の種類や量等によって種々異なり、一
概に規定することはできないが、例えば、プリンの場合
は、プリン100重量部に対して、通常0.005〜
0.3重量部、好ましくは0.005〜0.1重量部、
より好ましくは0.01〜0.05重量部の範囲が例示
される。
【0038】ネイティブジェランガムの含有量が、必要
以上に少ないと荒れを充分に防止することができず、一
方、0.3重量部より多くなると食感が糊っぽくなり、
弾力性が強くなる。但し、食品のゼリー強度を高め、弾
力性の強い食感を付与することを目的とする場合には、
上記範囲を越えてネイティブジェランガムを食品に配合
しても構わない。
【0039】なお、本発明の食品には、上記の成分の他
に、食品の分野で広く用いられている糖類、香料、中和
剤、カラメル、乳化剤、食塩、食用油脂、安定剤、酸化
防止剤、保存料、色素、酸味料などが含まれていてもよ
い。また、本発明の食品加工品又は食品組成物は、pH
3〜8、好ましくはpH4〜8、より好ましくはpH5
〜7.5の範囲で調整されていることが望ましい。
【0040】また、本発明は、「荒れ」を生じず、内容
成分が安定して均質で、見た目の美しさときめ細かな舌
触りを有しており商品価値の高い食品を得ることができ
る製造方法を提供するものである。
【0041】食品としては前述のものが例示できるが、
好ましくはプリン、ババロア、ムース、ゼリー、杏仁豆
腐等のチルドデザートであり、より好ましくは従来「荒
れ」等の問題が生じるが故に製造に際して急冷を必須と
していたチルドデザートである。
【0042】従来、例えばミルクプリンを製造する場合
は: (i) 乳、乳製品、糖類、卵、ゲル化剤を分散・溶解
し、フレーバー、着色料などを添加・配合して食品組成
物を調製する (ii) 均質化する(100〜150 kg/cm2) (iii) 殺菌又は滅菌する(100〜150 ℃、数秒間) (iv) 冷却する(60〜70℃) (v) 充填する (vi) カラメルソースを充填する (vii) 蓋剤をシールする (viii)急冷する(10℃以下) (ix) 製品化 といった一連の工程が採用されており、中でも特に(vii
i)の急冷工程は「荒れ」のないプリンを製造するために
必要不可欠な工程である。また「荒れ」は冷却速度によ
って生じたり生じなかったりと極めてセンシティブな現
象であるため、かかる急冷工程での冷却速度は厳しく管
理されている。
【0043】一方、本発明の製造方法は、乳原料及びゲ
ル化剤を含む食品の製造工程において、乳原料、ゲル化
剤及びネイティブジェランガムを含む食品組成物を固化
前の食品の調製組成物として用いることを特徴とする方
法であって、これを冷却によって固化して食品を製造す
るものである。この方法によると、取り立てて急冷しな
くても簡便に「荒れ」のないきめ細かな、内容成分の均
質な食品を製造することができる。本発明で行われる冷
却は、冷却条件によって何ら限定されるものではない。
例えば、冷却温度はゲル化剤が固化する温度であれば何
℃でもよく、固化に要する時間も特に制限されない。従
って、空冷、放冷、水冷等の各種の冷却手段を、条件に
制限されることなく幅広く用いることができる。
【0044】また、上記工程のうち(iv)の冷却工程は、
(viii)工程で急速に冷却できるように予め温度を下げて
おく等の目的で必要とされるものである。従って、本発
明によれば、かかる工程を省くことも可能である。
【0045】このように、本発明の製造方法は、製品を
加熱殺菌する以外は特に温度制御を行う必要がなく、簡
便に且つ低コストで、さらには安定して上述する「荒
れ」のない上質の食品を製造する方法である点でも有用
である。
【0046】ネイティブジェランガムの配合量は、製造
する食品加工品の種類などに応じて種々選択され、一概
に規定はできないが、具体的には前述の範囲が例示され
る。
【0047】
【実施例】以下、本発明の内容を以下の実施例、比較例
及び実験例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれ
らに何ら限定されるものではない。
【0048】実施例1(ミルクプリン) 砂糖 10.0重量% 脱脂粉乳 6.5 ヤシ油 4.0 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 カロチンベース 0.1 プリンフレーバー 0.1 カラギナン 0.15 ローカストビーンガム 0.25 残 量 合 計 100 重量% 上記の配合割合からなるプリン調製用組成物を調製し、
さらにこれにネイティブジェランガム(三栄源エフ・エ
フ・アイ株式会社製)を表1に示す配合割合で添加、混
合して食品組成物を調製した。これを125℃で4秒
間、加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で放冷してプリ
ンを調製した。
【0049】比較例1〜4 比較例として、ネイティブジェランガムの代わりに何も
入れない系(比較例1)、キサンタンガム(比較例
2)、デンプン(比較例3)、メタリン酸ナトリウム
(比較例4)をそれぞれ表1の配合量で用いて、実施例
1と同様にプリンを調製した。尚、各配合は、それぞれ
のガム類のプリンへの最適配合量を用いた。
【0050】実験例 実施例1で調製したプリン、比較例1〜4で調製したプ
リンについて、安定化効果、食感等の評価を比較した。
結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】なお、表1から「荒れ」を防止するという
効果以外に、ネイティブジェランガムに離水を改善する
効果が認められた。
【0053】また、実施例2として実施例1と同じ処方
からなるネイティブジェランガムを配合したプリン組成
物を125℃で4秒間、加熱・殺菌後、容器に充填した
後、急冷してプリンを調製したが、この場合でも「荒
れ」は生じず、きめ細かで艶やかな外観を呈し、かつ口
どけのよい食感の優れたプリンが調製できた。
【0054】実施例3(カルシウム強化プリン) 牛乳 10(重量%) 脱脂粉乳 3 全脂加糖練乳 4 砂糖 10 精製ヤシ油 4.5 20%加糖卵黄 1.2 カラギナン 0.3 ローカストビーンガム 0.15 キサンタンガム 0.05 炭酸カルシウム 0.43 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 プリンフレーバー 0.1 カロチンベース 0.1 ネイティブジェランガム 0.02水 残 量 全 量 100 重量%。
【0055】上記の配合割合からなるカルシウム強化プ
リン調製用組成物を調製し、これを125℃で4秒間、
加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で放冷により自然冷
却してカルシウム強化プリンを調製した。
【0056】実施例4(紅茶プリン) 牛乳 35(重量%) 砂糖 10 脱脂粉乳 5 カラギナン 0.2 ローカストビーンガム 0.2 寒天 0.1 クエン酸3ナトリウム 0.1 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 ブラックティーエキス 6.0 ブラックティーフレーバー 0.1 ミルクフレーバー 0.03 ネイティブジェランガム 0.05水 残 量 全 量 100重量%。
【0057】上記の配合割合からなる紅茶プリン調製用
組成物を調製し、これを125℃で4秒間、加熱・殺菌
後、容器に充填後、常温で水冷して紅茶プリンを調製し
た。
【0058】実施例5(抹茶プリン) 牛乳 25 脱脂粉乳 5 生クリーム 10 加糖卵黄 4 砂糖 7 粉末水飴 3 カラギナン 0.25 ローカストビーンガム 0.2 キサンタンガム 0.2 抹茶 1 色素 0.1 抹茶フレーバー 0.15 ミルククリームベース 0.2 ブランデー 1 ネイティブジェランガム 0.02水 残 全 量 100重量%。
【0059】上記の配合割合からなる抹茶プリン調製用
組成物を調製し、これを125℃で4秒間、加熱・殺菌
後、容器に充填後、常温で放冷して抹茶プリンを調製し
た。
【0060】実施例6(コーヒーミルクプリン) 全脂加糖練乳 12(重量%) 脱脂粉乳 3 精製ヤシ油 3 砂糖 4 粉末水飴 4 カラギナン 0.2 ローカストビーンガム 0.4 グリセリン脂肪酸エステル 0.2 コーヒーエキス 3 ナチュラルコーヒーエッセンス 0.1 ミルククリームベース 0.2 生クリームフレーバー 0.05 ブランデー 1 ネイティブジェランガム 0.02 残 量 全 量 100重量%。
【0061】上記の配合割合からなるコーヒーミルクプ
リン調製用組成物を調製し、これを125℃で4秒間、
加熱・殺菌後、容器に充填後、常温で放冷してコーヒー
ミルクプリンを調製した。
【0062】実施例7(レトルトチョコレートプリン) 全脂加糖練乳 10(重量%) 脱脂粉乳 6 精製ヤシ油 4 砂糖 5 加糖全卵 2 ココア末 1 カラギナン 0.15 ローカストビーンガム 0.15 グァーガム 0.05 クエン酸3ナトリウム 0.05 グリセリン脂肪酸エステル 0.2 ブラックチョコレートフレーバー 0.15 ネイティブジェランガム 0.3 残 量 全 量 100重量%。
【0063】上記の配合割合からなるレトルトチョコレ
ートプリン調製用組成物を調製し、これを容器に充填
後、120℃で20分間レトルト殺菌し、その後水冷し
てレトルトチョコレートプリンを調製した。
【0064】実施例8(冷凍プリン) 牛乳 40 全脂加糖練乳 10 生クリーム 5 加糖卵黄 4 砂糖 5 粉末水飴 5 カラギナン 0.15 ローカストビーンガム 0.1 キサンタンガム 0.1 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 カロチンベース 0.1 ミルククリームベース 0.2 プリンエッセンス 0.15 ネイティブジェランガム 0.05水 残 全 量 100重量%。
【0065】上記の配合割合からなる冷凍プリン調製用
組成物を調製し、これを125℃で4秒間加熱・殺菌
後、容器に充填し、10℃で水冷後、−20℃で冷凍し
て冷凍プリンを調製した。
【0066】実施例9(チョコレートムース) 砂糖 7(重量%) 脱脂粉乳 3 牛乳 30 生クリーム 20 ココア末 1 コーンスターチ 1 カラギナン 0.5 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 香料 0.15 ブランデー 1 ネイティブジェランガム 0.1水 残 全 量 100重量% 上記の配合割合からなるチョコレートムース調製用組成
物を調製し、容器に充填後、120℃で20分間レトル
ト殺菌し、10℃で水冷し、チョコレートムースを調製
した。
【0067】実施例10(杏仁豆腐デザート) 砂糖 5 (重量%) 牛乳 10 カラギナン 0.2 ローカストビーンガム 0.3 キサンタンガム 0.3 クエン酸3ナトリウム 0.1 塩化カリウム 0.05 香料 0.15 ネイティブジェランガム 0.02水 残 全 量 100重量% 上記の配合割合からなる杏仁豆腐調製用組成物を調製
し、90℃で10分間加熱後、型に流し込み、常温で放
冷して固化させ、一辺が13mmのサイコロ型の杏仁豆
腐を調製した。杏仁豆腐とミカン、パイナップルを適当
な大きさに切ったものを容器にいれ、シロップを充填
後、85℃で30分間加熱殺菌し、水冷して杏仁豆腐デ
ザートを調製した。
【0068】実施例11(縦型3色プリン) <紅茶プリン部> 砂糖 10 (重量%) 牛乳 30 脱脂粉乳 5 カラギナン 0.2 ローカストビーンガム 0.1 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 紅茶エキス 6 香料 0.1 ネイティブジェランガム 0.1水 残 量 全 量 100重量% <牛乳プリン部> 砂糖 10 (重量%) 牛乳 30 脱脂粉乳 5 バター 3 カラギナン 0.1 ローカストビーンガム 0.2 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 香料 0.1 ネイティブジェランガム 0.1水 残 量 全 量 100重量% <コーヒープリン部> 砂糖 10 (重量%) 牛乳 30 脱脂粉乳 5 カラギナン 0.1 ローカストビーンガム 0.1 ジェランガム 0.05 グリセリン脂肪酸エステル 0.1 コーヒーエキス 5 香料 0.1 ネイティブジェランガム 0.1水 残 全 量 100重量% 上記の配合割合からなる紅茶プリン部、牛乳プリン部、
コーヒープリン部を常法に従い調製し、それぞれを12
5℃で4秒間加熱・殺菌後、常温で放冷して65℃まで
下がった時点で、各部をプリン容器に等量ずつ同時に注
入し、縦に3層となった縦型3色プリンを調製した。
【0069】この3色プリンは、紅茶やコーヒーのエキ
ス分を含んでいても、各部にもまた各部の境界付近にも
荒れや離水が認められず、しかも境界が明瞭なプリンで
あった。また、各プリン部の風味を損なうことなく、良
好な味を呈していた。
【0070】この例から、本発明によれば簡便な製法に
もかかわらず、荒れや凝集等が見られず、しかも境界が
明瞭な品質の良い3色プリンを調製できることがわかっ
た。
【0071】実施例12(渦型3色プリン) 実施例11において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コ
ーヒープリン部を注入する際に、容器の中心を通る垂線
を軸として容器を緩やかに水平方向に回転させること
で、容易に渦型の3色プリンを調製することができた。
【0072】また、容器を固定し、各部を注入するノズ
ルを各ノズルの相対的な位置関係を保ったまま容器の中
心を通る垂線を軸として水平方向に回転させることによ
っても、同様の渦型3色プリンを調製することができ
た。
【0073】実施例13(横型3色プリン) 実施例11の配合割合からなる紅茶プリン部、牛乳プリ
ン部、コーヒープリン部を実施例11の記載に従って調
製し、常温で放冷して65℃まで下がった時点で各部を
プリン容器に順に容器の3分の1量ずつ注入し、横に3
層となった横型3色プリンを調製した。
【0074】実施例14(斑模様プリン) 実施例11において、紅茶プリン部、牛乳プリン部、コ
ーヒープリン部を注入する際に、各部を65℃に保温し
つつ、各部を順に1mlずつ注入し、各部を1回ずつ注
入し終えるごとに、容器を水平を保ったまま容器の中心
を通る垂線を軸として15度ずつ回転させ、又はノズル
を容器の中心を通る垂線を軸として15度ずつ回転さ
せ、斑模様のプリンを調製した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乳原料及びゲル化剤を含む食品であって、
    ネイティブジェランガムを含有することを特徴とする食
    品。
  2. 【請求項2】食品が、チルドデザートである請求項1記
    載の食品。
  3. 【請求項3】チルドデザートがプリン、ムース、ババロ
    ア、ゼリー又は杏仁豆腐のいずれかである請求項1また
    は2記載の食品。
  4. 【請求項4】乳原料及びゲル化剤を含む食品の製造工程
    において、乳原料、ゲル化剤及びネイティブジェランガ
    ムを含む食品組成物を固化前の食品の調製組成物として
    用い、該食品組成物を冷却により固化させる工程を含
    む、請求項1乃至3のいずれかに記載の食品の製造方
    法。
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