JPH0149142B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0149142B2
JPH0149142B2 JP2844382A JP2844382A JPH0149142B2 JP H0149142 B2 JPH0149142 B2 JP H0149142B2 JP 2844382 A JP2844382 A JP 2844382A JP 2844382 A JP2844382 A JP 2844382A JP H0149142 B2 JPH0149142 B2 JP H0149142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
lower alkyl
alkyl group
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2844382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58146553A (ja
Inventor
Isao Iwataki
Akira Nakayama
Minoru Kaeryama
Hisao Ishikawa
Hideo Hosaka
Kenichi Obara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP2844382A priority Critical patent/JPS58146553A/ja
Priority to GB08236663A priority patent/GB2116544B/en
Priority to US06/453,498 priority patent/US4504305A/en
Priority to FR8221918A priority patent/FR2518990B1/fr
Priority to IT49771/82A priority patent/IT1158045B/it
Priority to CA000418709A priority patent/CA1251219A/en
Priority to DE3248554A priority patent/DE3248554C2/de
Publication of JPS58146553A publication Critical patent/JPS58146553A/ja
Publication of JPH0149142B2 publication Critical patent/JPH0149142B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な化合物製造方法及びその使用に
関し、詳しくは 一般式 (式中、R1は式SO2r1、式
【式】又は 式
【式】を示し、XはO又はSを、 r1は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
C1〜6の低級アルキル基、又はプロペニル基を、 r2は、水素原子又はC1〜4の低級アルキル基を、 r3は、水素原子、C1〜6の低級アルキル基、低級
アルケニル基又はメトキシを、 r4は、水素原子、C1〜8の低級アルキル基、ハロ
アルキル基、C1〜6の低級アルコキシ基、プロペニ
ル基、又はメチル置換フエニル基を示し、 R2はC1〜3の低級アルキル基を、R3はC1〜3の低
級アルキル又はアリル基を示す。)で表わされる
化合物及びその金属塩もしくは四級アンモニウム
塩、その製造方法及び該化合物類を有効成分とし
て含有する選択的除草剤である。 本発明化合物の類似の5−フエニルシクロヘキ
セノン系化合物がイネ科雑草に対し殺草効力を有
することは既に特公昭55−2001号及び特開昭51−
13756号に記載されている。しかしながらフエニ
ル基がR1NH−基(R1は前記と同一の意味を示
す。)で置換された本発明化合物類は、無置換又
はメトキシ基等で置換された公知化合物に比し、
イネ科雑草に対する除草効力は同程度であるにも
かゝわらず、トウモロコシ、小麦等のイネ科作物
に対し、優れた選択性を有するものである。 即ち、上記公知化合物は全てアズキ、大豆、キ
ウリ、大根等の広葉の作物中のメヒシバ、エンバ
ク、スズメノテツポウ等のイネ科雑草を防除する
には適するが、同じイネ科に属するトウモロコ
シ、小麦、稲等の作物に対してもイネ科雑草同様
に極めて強い作用を示すので、その適用は全く困
難であつた。しかしながら本発明化合物はイネ科
雑草(特にエンバク等)に対しては公知化合物と
同様に高い殺草活性を示しながら、トウモロコ
シ、小麦、大麦等の作物に対しては特異的にその
作用が小さく、トウモロコシ、小麦、大麦等の作
物とイネ科雑草間に高い選択性を示すものであ
り、既に知られているイネ科雑草専用剤とは全く
異なつた特性を有している。 本化合物は雑草の発生前に処理する方法と発生
後にそれらの茎葉部に散布する方法等が考えられ
るが、殺草活性の面で後者の処理方法がより望ま
しいといえる。 本発明化合物は、一般式 (式中、R1及びR2は前記と同一の意味を示
す。)で表わされる化合物と一般式R3ONH2() (式中、R3は前記と同一の意味を示す。)で表
わされるオキシアミン類とを不活性溶媒中で反応
させる。 反応温度は、室温から使用する溶媒の沸点まで
の温度、好ましくは室温もしくは穏やかな加熱条
件下で行われる。反応溶媒としてはアルコール、
エーテル、ベンゼン、トルエン、クロロホルム等
一般の不活性溶媒が用いられる。30分〜数時間の
反応後、必要ならば溶媒を置き換えて、アルカリ
抽出し、アルカリ層を塩酸酸性にして、析出した
結晶を分離して本発明化合物を得る。 又、本発明化合物は下記反応式に示す方法によ
り製造することもできる。 (1) R1:SO2r1又は
【式】の場合 (2) R1
【式】の場合 (式中r1,r2,r3,R1,R2,R3、及びXは前記
と同一の意味を示し、R′は低級アルキル基を示
す。) 本発明化合物の金属塩の製造にあたつては、水
又は、アセトン、メタノール、エタノール、ジメ
チルホルムアミド等の有機溶媒中で、前記一般式
()で表わされる化合物と、カセイソーダ又は
カセイカリなどのカセイアルカリとを混和、必要
ならば加熱して反応させることによりナトリウム
塩又はカリウム塩を得る。次いで、該ナトリウム
塩又はカリウム塩と、目的とする金属の塩類とを
同様にして反応させることにより目的の金属塩を
得ることができる。金属塩は多くの場合、上述の
溶媒中で沈澱又は結晶として析出する。 前記一般式()で表わされる化合物と金属塩
を形成する金属の塩類としては、Ca,Mg,Ba,
Ni,Mn,Co,Zn,Fe,Ag,Na,K等の1価、
2価又は3価の金属の塩類、たとえば塩化物、水
酸化物、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩等の水又は前記
有機溶媒に可溶な金属塩類が使用される。 なお、Ca2+塩は前記一般式()で表わされ
る化合物と水酸化カルシウムを反応させることに
よつても得ることができる。 このようにして製造された本発明金属塩のある
ものは高温時に一部化学変化または分解を起こし
て明確な融点を示さないものであるが、原料およ
び生成物の赤外線スペクトルにおいて吸収帯の移
行あるいは吸収強度の変化により金属塩の生成を
知ることができる。すなわち一般式()で表わ
される原料化合物は波数1655,1605cm-1にカルボ
ニル基の吸収を示すのに対して金属塩はこれより
長波長側にその吸収を示す。 なお得られた金属塩において結晶水を保持して
いたり、金属原子にOHのようなアニオンが同時
に配位していることもある。 本発明化合物のアンモニウム塩の製造にあたつ
ては水中、又はアセトン、メタノール、エタノー
ル、クロロホルム、酢酸エチル、ベンゼン等の有
機溶媒中で、前記一般式()で表わされる化合
物と四級アミン類とを混和、必要ならば加熱して
反応させ、溶媒を溜去して目的のアンモニウム塩
を得る。 尚本発明化合物は、必要ならば適当な有機溶媒
から再結晶して精製し、IRスペクトル、NMRス
ペクトル、MASSスペクトル等の測定結果から
構造を決定した。 前記一般式()で表わされる本発明化合物は
下記に示す可変構造をとりうるものである。 以下に実施例を挙げて本発明の製造方法につい
て更に詳しく説明する。 実施例 1 5−(4−アセトアミドフエニル)−2−〔1−
(エトキシイミノ)プロピル〕−3−ヒドロキシ
−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物番号
34) テトラヒドロフラン10mlに5−(4−アセトア
ミドフエニル)−2−プロピオニル−3−ヒドロ
キシ−2−シクロヘキセン−1−オン2.0gを溶
解した後、エトキシアミン50%水溶液1.0gを加
え、室温で一晩放置した。反応液を氷水に注ぎ、
析出した結晶を集し、クロロホルム20mlに溶解
した。このクロロホルム溶液を水洗した後、5%
水酸化ナトリウム水溶液15mlで抽出し、アルカリ
層に希塩酸を加えて析出する結晶をクロロホルム
で抽出し、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
してから、クロロホルムを減圧下で留去し、目的
物1.4gを得た。淡黄色結晶 mp.135−136℃ 実施例 2 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
(4−ホルムアミドフエニル)−3−ヒドロキシ
−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物番号
42) クロロホルム25mlに5−(4−ホルムアミドフ
エニル)−3−ヒドロキシ−2−プロピオニル−
2−シクロヘキセン−1−オン1.3gを溶解し、
エトキシアミン1.0g及びエタノール5mlを加え
て40℃の水溶中3時間放置した。反応液を希塩酸
及び水で洗浄した後、5%水酸化ナトリウム水溶
液15mlで抽出し、そのアルカリ水溶液に希塩酸を
加えて析出する結晶をクロロホルムで抽出した。
このクロロホルム溶液を水洗した後、無水硫酸マ
グネシウム及び少量の活性炭を加え撹拌してから
過し、液を減圧下で濃縮し、残渣にエチルエ
ーテルを加えて析出する結晶を集して目的物
1.0gを得た。白色結晶 mp.111−113.5℃ 実施例 3 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−3−
ヒドロキシ−5−(4−メタンスルホンアミド
フエニル)−2−シクロヘキセン−1オン(化
合物番号1) テトラヒドロフラン10mlに3−ヒドロキシ−5
−(4−メタンスルホンアミドフエニル)−2−プ
ロピオニル−2−シクロヘキセン−1−オン1.5
gを溶解し、エトキシアミン0.5gを加えて室温
で一晩放置した後、氷水に注ぎ、希塩酸を加えて
酸性にしてからクロロホルムで抽出し、水洗し
た。このクロロホルム溶液より、5%水酸化ナト
リウム水溶液15mlで抽出し、抽出液に希塩酸を加
えて析出する結晶をクロロホルムで抽出した。抽
出液を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧下で濃縮乾固し、目的物1.4gを得た。
白色結晶 mp.115−116℃ 実施例 4 3−ヒドロキシ−5−(4−メタンスルホンア
ミドフエニル)−2−〔1−(メトキシイミノ)
プロピル〕−2−シクロヘキセン−1−オン
(化合物番号7) 3−ヒドロキシ−5−(4−メタンスルホンア
ミドフエニル)−2−プロピオニル−2−シクロ
ヘキセン−1−オン1.2gをテトラヒドロフラン
10mlに溶解した後、メトキシアミン塩酸塩0.6g
及び28%ナトリウムメラート溶液1.4gを加え、
室温で一晩放置した。不溶物を別した後、液
を減圧下で濃縮し、残渣をクロロホルムに溶か
し、希塩酸及び水で洗浄してから無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。減圧下でクロロホルムを留去
した後、エチルエーテルを加えて析出した結晶を
集し、目的物1.2gを得た。白色結晶 mp.150
−151℃ 実施例 5 2−〔1−(エトキシイミノ)ブチル〕−3−ヒ
ドロキシ−5−(4−メタンスルホンアミドフ
エニル)−2−シクロヘキセン−1−オン(化
合物番号8) テトラヒドロフラン10mlに2−ブチリル−3−
ヒドロキシ−5−(4−メタンスルホンアミドフ
エニル)−2−シクロヘキセン−1−オン1.5gを
溶解し、エトキシアミン0.5gを加え一晩放置し
た後、実施例3と同様の方法で処理し、目的物
1.3gを得た。白色結晶 mp.117−119℃ 実施例 6 2−〔(1−アリルオキシイミノ)プロピル〕−
5−〔(4−クロロメタンスルホンアミド)フエ
ニル〕−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン
−1−オン(化合物番号10) テトラヒドロフラン10mlに5−〔(4−クロロメ
タンスルホンアミド)フエニル〕−3−ヒドロキ
シ−2−プロピオニル−2−シクロヘキセン−1
−オン1.0gを溶解し、アリルオキシアミン0.5g
を加え室温で一晩放置した後、実施例3と同様の
方法で処理し、目的物0.8gを得た。白色結晶
mp.138−140℃ 実施例 7 2−〔(1−エトキシイミノ)プロピル〕−3−
ヒドロキシ−5−〔4−(3,3−ジメチルウレ
イド)フエニル〕−2−シクロヘキセン−1−
オン(化合物番号18) 3−ヒドロキシ−5−〔4−(3,3−ジメチル
ウレイド)フエニル〕−2−プロピオニル−2−
シクロヘキセン−1−オン1.0gをエタノール6
mlに溶解し、エトキシアミン0.5gを加えて室温
で3時間放置した後、氷水に注ぎ希塩酸で酸性に
してからクロロホルムで抽出し、水洗した。この
クロロホルム溶液より5%水酸化ナトリウム水溶
液10mlで抽出し、このアルカリ層に希塩酸を加え
て析出する結晶をクロロホルムで抽出、水洗し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。クロロホルム
を減圧下で留去し、残渣にエチルエーテルを加え
て析出する結晶を集し、目的物0.9gを得た。
白色結晶 mp.77−79℃ 実施例 8 2−〔(1−エトキシイミノ)プロピル〕−5−
{4−〔3−(エチル)チオウレイド〕フエニル}
−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−
オン(化合物番号17) 5−{4−〔3−(エチル)チオウレイド〕フエ
ニル}−3−ヒドロキシ−2−プロピオニル−2
−シクロヘキセン−1−オン1.4gをクロロホル
ム10mlに溶解し、エトキシアミン1.0gを加え室
温で一晩放置した。反応液を希塩酸及び水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
下で留去し、目的物1.4gを得た。白色結晶
mp.116−118℃(分解) 実施例 9 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
〔4−(2−メチルベンツアミド)フエニル〕−
3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オ
ン(化合物番号38) クロロホルム30ml中に5−〔4−(2−メチルベ
ンツアミド)フエニル〕2−プロピオニル−3−
ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン1.6
gを溶解し、次いでエトキシアミン0.4gを加え、
40℃で一晩撹拌した。その後、反応液を水洗して
過剰のエトキシアミンを除き乾燥後減圧下溶媒を
留去し、残渣にエーテルを加え析出した結晶を口
取して目的物1.0gを得た。白色結晶 mp.139−
140℃ 実施例 10 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
〔4−(メトキシカルボニルアミノ)フエニル〕
−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−
オン(化合物番号59) クロロホルム30ml中に5−〔4−(メトキシカル
ボニルアミノ)フエニル〕−2−プロピオニル−
3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン
1.8gを溶解し、次いでエトキシアミン0.5gを加
え40℃で一夜撹拌した。その後生成した水及び過
剰のエトキシアミンをクロロホルムと共に減圧下
留去して得た残渣をエーテルで結晶化後口取して
目的物1.2gを得た。白色結晶 mp.160−161℃ 実施例 11 2−〔1−(アリルオキシイミノ)プロピル〕−
5−(4−ブチロアミドフエニル)−3−ヒドロ
キシ−2−シクロヘキセン−1−オン(化合物
番号39) 5−(4−ブチロアミドフエニル)−2−プロピ
オニル−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−
1−オン6gをエタノール20mlに溶かし室温で撹
拌下にアリルオキシアミン1.4gを滴下した。そ
の後40℃で一夜撹拌を続けた後減圧下に40℃で溶
媒と共に過剰分のアルルオキシアミンを留去して
得た粗生成物をイソプロパノールで洗浄後、過
して目的物の結晶5gを得た。白色結晶
mp.114−116℃ 実施例 12 ナトリウム2−〔1−(エトキシイミノ)プロピ
ル〕−5−(4−メタンスルホンアミドフエニ
ル)−3−オキソ−1−シクロヘキセノレート
(化合物番号66) 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
(4−メタンスルホンアミドフエニル)−3−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン1.9gを
10mlのメタノールに溶解し、ナトリウムメチラー
ト0.27gを20mlのメタノールに溶解した液を加
え、減圧で溶媒を溜去した後、残渣をアセトニト
リルから再結晶して1.8gの白色結晶が得られた。
分解点165−170℃ 実施例 13 カルシウム2−〔1−(エトキシイミノ)プロピ
ル〕−5−(4−メタンスルホンアミドフエニ
ル)−3−オキソ−1−シクロヘキセノレート
(化合物番号67) 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
(4−メタンスルホンアミドフエニル)−3−ヒド
ロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン1.9gを
2%カセイソーダ水溶液10mlに溶解し、室温で10
%塩化カルシウム水溶液3c.c.を加えた。水を減圧
で溜去、残渣をエタノールに溶解し、不溶の塩化
ナトリウムを別した。エタノールを減圧で溜去
して1.5gの白色粉末が得られた。mp.250℃以上 実施例 14 ベンジルトリメチルアンモニウム2−〔1−(エ
トキシイミノ)プロピル〕−5−(4−ブチルア
ミドフエニル)−3−オキソ−1−シクロノキ
セノレート(化合物番号70) 2−〔1−(エトキシイミノ)プロピル〕−5−
(4−ブチルアミドフエニル)−3−ヒドロキシ−
2−シクロヘキセン−1−オン1.9gを30mlのメ
タノールに溶解し、室温でベンジルトリメチルア
ンモニウムヒドロオキシドの40%メタノール溶液
2.2gを加えた。減圧でメタノールを溜去し、白
色の吸湿性結晶が2.7g得られた。mp.65−66℃ 第1表に本発明化合物の代表例を示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明除草剤は、前記一般式()で示される
化合物の1又は2以上を有効成分として含有し、
通常の農薬とと同様の形態を有する。即ち、有効
成分化合物は一般に適当な量を担体と混合して水
和剤、水溶剤、乳剤、フロアブル剤等の形に製剤
して使用される。固体担体としてはタルク、ホワ
イトカーボン、ベントナイト、クレイ、ケイソウ
土等が挙げられ、液体担体としては、水、アルコ
ール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シ
クロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチルホル
ムアミド等が用いられる。これらの製剤におい
て、均一且つ安定な形態をとるために必要ならば
界面活性剤を添加することもできる。 本発明除草剤における有効成分濃度は前述した
製剤の形により種々の濃度に変化するものである
が、例えば、水和剤においては5〜80%、好まし
くは30〜60%:水溶剤においては70〜95%、好ま
しくは80〜90%:乳剤においては5〜70%、好ま
しくは20〜40%:フロアブルにおいては10〜70
%、好ましくは20〜50%の濃度が用いられる。 この様にして得られた水和剤、水溶剤、乳剤は
水で所定の濃度に希釈して懸濁液或るいは乳濁液
として、フロアブル剤はそのまま又は水で所定濃
度に希釈して懸濁液として雑草の発芽前又は発芽
後に処理される。実際に本発明除草剤を適用する
にあたつては10アール当り有効成分5g以上の適
当量が施用される。 また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺
ダニ剤、除草剤、植物生長調整剤等と混合して使
用することもできる。特に除草剤と混合使用する
ことにより、使用薬量を減少させまた省力化をも
たらすのみならず、両薬剤の相乗作用による一層
高い効果も期待できる。本発明除草剤と混合使用
するにふさわしい薬剤としてはシマジン剤、アト
ラジン剤、ターブトリン剤等のトリアジン系除草
剤、イプロン剤、トリブニル剤等の尿素系除草
剤、ベンタゾン剤等の複素環系除草剤2,4−
D,MCPP等のフエノキシアルカンカルボン酸
系除草剤、アイオキシニル等のベンゾニトリル系
除草剤及びグリーン等のスルフオンアミド系除草
剤等が挙げられる。 次に本発明除草剤に関する製剤例を若干示すが
有効成分化合物、添加物及び添加割合は本実施例
にのみ限定されることなく広い範囲で変更可能で
ある。 製剤例1 水和剤 化合物番号1 50部 ホワイトカーボン 12部 ケイソウ土 30部 アルキル硫酸ソーダ 8部 以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分
50%の水和剤を得た。 製剤例2 水溶剤 化合物番号72 90部 ジアルキルスルフオサクシネート 10部 以上を均一に混合、微細に粉細して有効成分90
%の水溶剤を得た。 製剤例3 乳剤 化合物番号18 20部 キシレン 40部 ジメチルホルムアミド 30部 ポリオキシエチレンフエニルエーテル 10部 以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤を得
た。 製剤例4 フロアブル剤 化合物番号81 30部 オイル(サンオイル社製) 60部 リグニンスルホン酸ソーダ 10部 以上を均一に混合して有効成分30%のフロアブ
ル剤を得た。 次に本発明除草剤の効果に関する試験例を示
す。 試験例 1 100ポツトに土壌を充填し、表層に野性エンバ
クとトウモロコシを別々に播種し、温室内で生育
させた。各植物が各々2〜2.5葉と2〜3葉にな
つた時点で各供試化合物の乳剤を水で希釈して調
整した所定濃度の薬液(この場合400,200ppm)
を100/10aの割合で各植物の茎葉部に噴霧処
理し、温室内に静置した。 薬剤処理後28日目に各植物の生育状況を下記の
基準に従つて視察で行ない、第2表に示す結果を
得た。作物の薬害として指数4以下の場合は実際
の収量にはほとんど影響のない程度のものを意味
する。 調査基準 損傷率 指数 0: 0% 2: 20〜29% 4: 40〜49% 6: 60〜69% 8: 80〜89% 10: 100% また1,3,5,7,9の数値は各々0と2,
2と4,4と6,6と8,8と10の中間の値を示
す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は式SO2r1式【式】又は式 【式】を示し、XはO又はSを、 r1は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    C1〜6の低級アルキル基、又はプロペニル基を、 r2は、水素原子又はC1〜4の低級アルキル基を、 r3は、水素原子、C1〜6の低級アルキル基、低級
    アルケニル基又はメトキシを、 r4は、水素原子、C1〜8の低級アルキル基、ハロ
    アルキル基、C1〜6の低級アルコキシ基、プロペニ
    ル基、又はメチル置換フエニル基を示し、 R2はC1〜3の低級アルキル基を、R3はC1〜3の低
    級アルキル基又はアリル基を示す。)で表わされ
    る化合物、及びその金属塩もしくは四級アンモニ
    ウム塩。 2 一般式 (式中、R1は式SO2r1式【式】又は式 【式】を示し、XはO又はSを、 r1は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    C1〜6の低級アルキル基、又はプロペニル基を、 r2は、水素原子又はC1〜4の低級アルキル基を、 r3は、水素原子、C1〜6の低級アルキル基、低級
    アルケニル基又はメトキシを、 r4は、水素原子、C1〜8の低級アルキル基、ハロ
    アルキル基、C1〜6の低級アルコキシ基、プロペニ
    ル基、又はメチル置換フエニル基を示し、 R2はC1〜3の低級アルキル基を示す。)で表わさ
    れる化合物と一般式R3ONH2(式中R3はC1〜3の低
    級アルキル基又はアリル基を示す。)で表わされ
    る化合物とを反応させることを特徴とする一般式 (式中、R1,R2及びR3は前記と同一の意味を
    示す。)で表わされる化合物の製造方法。 3 一般式 (式中、R1は式SO2r1式【式】又は式 【式】を示し、XはO又はSを、 r1は、ハロゲン原子で置換されていてもよい
    C1〜6の低級アルキル基、又はプロペニル基を、 r2は、水素原子又はC1〜4の低級アルキル基を、 r3は、水素原子、C1〜6の低級アルキル基、低級
    アルケニル基又はメトキシを、 r4は、水素原子、C1〜8の低級アルキル基、ハロ
    アルキル基、C1〜6の低級アルコキシ基、プロペニ
    ル基、又はメチル置換されたフエニル基を示し、 R2はC1〜3の低級アルキル基を、R3はC1〜3の低
    級アルキル基又はアリル基を示す。)で表わされ
    る化合物を有効成分として含有することを特徴と
    する選択的除草剤。
JP2844382A 1981-12-29 1982-02-24 5−フエニルシクロヘキセノン誘導体、その製造方法及び選択的除草剤 Granted JPS58146553A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2844382A JPS58146553A (ja) 1982-02-24 1982-02-24 5−フエニルシクロヘキセノン誘導体、その製造方法及び選択的除草剤
GB08236663A GB2116544B (en) 1981-12-29 1982-12-23 Cyclohexanone derivatives
US06/453,498 US4504305A (en) 1982-02-24 1982-12-27 Cyclohexenone derivatives, preparation and herbicidal use
FR8221918A FR2518990B1 (fr) 1981-12-29 1982-12-28 Derives de cyclohexenone, compositions herbicides les contenant et procede pour leur preparation
IT49771/82A IT1158045B (it) 1981-12-29 1982-12-29 Derivati di cicloesanone aventi attivita' diserbante, e procedimento per la loro preparazione
CA000418709A CA1251219A (en) 1981-12-29 1982-12-29 Cyclohexenone derivatives
DE3248554A DE3248554C2 (de) 1981-12-29 1982-12-29 Cyclohexenon-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende herbizide Mittel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2844382A JPS58146553A (ja) 1982-02-24 1982-02-24 5−フエニルシクロヘキセノン誘導体、その製造方法及び選択的除草剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58146553A JPS58146553A (ja) 1983-09-01
JPH0149142B2 true JPH0149142B2 (ja) 1989-10-23

Family

ID=12248817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2844382A Granted JPS58146553A (ja) 1981-12-29 1982-02-24 5−フエニルシクロヘキセノン誘導体、その製造方法及び選択的除草剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58146553A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3433767A1 (de) * 1984-07-27 1986-01-30 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Cyclohexenonderivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur bekaempfung unerwuenschten pflanzenwuchses

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58146553A (ja) 1983-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4370489A (en) Herbicidal compounds
DD247211A5 (de) Verfahren zur herstellung von 2-(2'-alkylbenzol)-1,3-cyclohexandienen
DD246991A5 (de) Verfahren zur herstellung von 2-(2'-substituierten benzoyl)-1,3-cyclohexandion-derivaten
JPS6245860B2 (ja)
JPS58116450A (ja) 5−フエニルシクロヘキセノン誘導体、その製造方法及び選択的除草剤
US4504305A (en) Cyclohexenone derivatives, preparation and herbicidal use
JPS5811841B2 (ja) オキサシクロヘキサン誘導体除草剤
JPH0149142B2 (ja)
JPS6011006B2 (ja) シクロヘキサン誘導体除草剤
DE3248554C2 (de) Cyclohexenon-Derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und diese enthaltende herbizide Mittel
CS242883B2 (en) Herbicide and method of its efficient component production
EP0169521A2 (de) Cyclohexenonderivate, Verfahren zur ihrer Herstellung und ihre Verwendung zur Bekämpfung unerwünschten Pflanzenwuchses
EP1034166B1 (de) Substituierte 2-phenyl-3(2h)-pyridazinone
EP0136703B1 (de) Cyclohexenonderivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung zur Bekämpfung unerwünschten Pflanzenwuchses
JPH0313226B2 (ja)
JPS5826321B2 (ja) シクロヘキサン誘導体除草剤
JPS59163363A (ja) シクロヘキセノン誘導体、製造方法及び選択的除草剤
JPS5838419B2 (ja) シクロヘキサン誘導体の製造方法
JPS5877848A (ja) シクロヘキサン誘導体の製造方法
JPH0313227B2 (ja)
EP0249858B1 (de) Fluoralkylsubstituierte Chinolinderivate. ihre Herstellung sowie Verwendung zur Bekämpfung unerwünschten Pflanzenwachstums
JPH0212214B2 (ja)
JPH0313228B2 (ja)
JPH0357891B2 (ja)
JPS5844643B2 (ja) シンキナジヨソウザイ