JPH0147765B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0147765B2 JPH0147765B2 JP57032194A JP3219482A JPH0147765B2 JP H0147765 B2 JPH0147765 B2 JP H0147765B2 JP 57032194 A JP57032194 A JP 57032194A JP 3219482 A JP3219482 A JP 3219482A JP H0147765 B2 JPH0147765 B2 JP H0147765B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- group
- focus
- rear group
- conversion lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 29
- 230000011514 reflex Effects 0.000 claims description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 5
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 9
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B15/00—Optical objectives with means for varying the magnification
- G02B15/02—Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective
- G02B15/04—Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part
- G02B15/08—Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part by changing the rear part
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lenses (AREA)
Description
本発明はあらゆる写真対物レンズに汎用的に用
いることのできる合焦用リアコンバージヨンレン
ズに関する。 従来、写真対物レンズの合焦方式としては対物
レンズ系全体の移動による方法に加えて、レンズ
系の内部あるいは後部の一部のレンズのみを移動
する方法等種々知られている。これらの合焦方式
はその対物レンズが望遠か、広角か、あるいはズ
ームであるか、さらには近距離物体に対してどの
程度の撮影倍率までを可能とするかなど、レンズ
の仕様によつてそれぞれに最適の合焦方式が採用
されている。 従つて、共通の合焦装置を汎用的に用いること
ができず、カメラに自動合焦装置を設ける場合に
は極めて不都合であつた。このため対物レンズと
カメラボデイとの間に合焦専用のレンズ系を装着
して自動合焦を可能とする一眼レフカメラ用の原
理的構成が、列えば特開昭54−28133号公報によ
り知られている。しかしながら、この公報に開示
された装置では合焦用コンバーターが移動可能な
負レンズ群と結像用の正レンズ群とで構成され、
両者間の平行光束系で焦点検出を行なうためアタ
ツチメントとしてもかなり大きな形状とならざる
を得ない。そして、あらゆる対物レンズに装着可
能とするためには、大口径比対物レンズに対して
も、またバツクフオーカスが短い対物レンズに対
しても装着可能な小型なものであり、しかも優れ
た結像性能を維持することが必要であり、これら
を全て満たすコンバーターの設計は極めて難しい
ことであつた。 本発明の目的は、あらゆる対物レンズに対して
汎用的に装着でき、コンパクトでありながら優れ
た結像性能を維持し得る合焦用リアコンバージヨ
ンレンズを提供することにある。 本発明によるリアフオーカスコンバージヨンレ
ンズ(以下RFCと略称する)は、上記目的を達
成するため、対物レンズとカメラボデイとの間に
装着され該対物レンズとの合成焦点距離を該対物
レンズの焦点距離より拡大するためのリアコンバ
ージヨンレンズであつて、該対物レンズおよび該
カメラボデイに対して相対的に光軸上を移動可能
なレンズ群からなり、該移動可能レンズ群の移動
により無限遠から所定の近距離までの物体に合焦
可能であり、無限遠合焦状態における焦点距離の
拡大倍率をβ、無限遠から所定の近距離まで合焦
したときの合成バツクフオーカスの変化量を
ΔBf、該リアコンバージヨンレンズの焦点距離を
fRとするとき、 1.3<β<2.5 (1) |ΔBf/fR|<0.2 (2) の条件を満足する構成を採つている。 以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1
図は対物レンズ10と一眼レフカメラボデイ20
との間に本発明によるRFC30を装着した状態
の概略構成を示す断面図である。図中にはフイル
ム面21に達する軸上物点からの周縁光線を記し
た。一眼レフカメラボデイ20は、揺動可能な反
射鏡22、焦点板23、コンデンサーレンズ2
4、ペンタダハプリズム25、接眼レンズ26を
有している。反射鏡22はフイルム面21の露光
時以外には通常点線の位置で斜設されている。一
眼レフカメラでは、この揺動反射鏡22の揺動空
間を確保するために、一眼レフカメラボデイ20
のレンズマウント面28とフイルム面21との距
離、いわゆるフランジバツクMBはカメラボデイ
に個有の値に定められている。そして対物レンズ
の最後レンズ面とフイルム面との距離、すなわち
バツクフオーカスBfは反射鏡22の揺動空間以
上に十分長く設計されている。 従つて、RFCを対物レンズに装着した状態で
も対物レンズとの合成系のバツクフオーカス
Bf′を反射鏡22の揺動空間以上に確保しなけれ
ばならないし、さらに、近距離物体への合焦のた
めにRFCを形成する負レンズ群の主点を像側へ
移動した場合でも十分なバツクフオーカスを維持
することが必要である。 このように本発明によるRFCはリアコンバー
ジヨンレンズとしての条件をそのまま満足しなけ
ればならないと同時に、さらに、合焦機能をも十
分達成するために種々の条件を満たすことが必要
である。具体的には、汎用性を求めるため明るい
対物レンズはもとより暗い対物レンズを装着して
も合焦精度を良好に保つためにはRFCが担う拡
大倍率には上限があり、また、至近距離撮影時に
も十分なバツクフオーカスを確保し、かつRFC
の移動量をあまり大きくすることが望ましくない
ので、拡大倍率には下限も存在している。 このため、まずRFCのレンズ系をできる限り
薄肉化して、高性能化をはかり、無限遠合焦時に
対物レンズの像点、すなわちRFCの物点をRFC
の最前レンズ面にできる限り近づけて、なおかつ
最至近距離物体に合焦したとき十分なバツクフオ
ーカスをも確保しなければならない。そして、
RFCが装着される対物レンズのFナンバーが小
さいものに対してもまた、射出瞳の位置が像面か
ら比較的遠い対物レンズに対しても十分な光量を
伝達することが必要なので、RFCは十分な有効
径を有していなければならず、これゆえにある程
度のレンズ中心厚が必要であり薄肉化には限界が
ある。また、RFCのレンズ枚数を少くすること
によつても薄肉化は可能であるが、RFCは比較
的強い負の屈折力を有しているので、非点隔差、
ペツツバール和、球面収差、色収差の補正が一段
と困難となり十分な光学的性能が望めなくなる。 これらの諸制限のもとで、最適な基本構成が前
記の条件式(1)および(2)で示されるものである。条
件式(1)の下限を超えると、無限遠合焦時において
RFCのバツクフオーカスを充分確保することが
困難となり、合焦のための移動量が少なすぎるた
め充分な合焦範囲を確保することが難しい。また
RFCの焦点距離も長くなるので、近距離撮影の
際に所定の倍率を確保するためには合焦のための
移動量が著しく大きくなつてしまう。上限を超え
るとRFCの負屈折力が過大となるため収差補正
が困難になると共に、必要レンズ枚数も増加し、
さらにFナンバーが大きくなつて暗くなるため合
焦精度が低下してしまう。 (2)式の条件は実質的にはRFCの合焦能力に関
するものであり、無限遠物体から実用上十分な近
距離までの合焦を可能とするためのRFCの可動
領域とパワー配分とを規定している。この条件を
外れるとRFCの負屈折力が大きくなり過ぎ、ペ
ツツバール和が負に大きくなつて非点隔差が拡大
し、さらに球面収差の補正も困難になり、優れた
結像性能を維持することができない。 上記のごとき本発明の基本構成において、
RFCの最前レンズ面から最後レンズ面までの距
離をΣd、RFCの無限遠合焦時のバツクフオーカ
スをBf′、RFCの物点距離、すなわち装着される
対物レンズの像点とRFCの最前レンズ面との距
離をd0、RFCが装着される一眼レフカメラボデ
イのフランジバツクをMBとするとき、 0.17<Σd/β・MB<0.25 (3) 0.6<Bf′/−d0・β<0.85 (4) の条件を満足することが望ましい。 条件式(3)下限を超えるとレンズの縁厚を十分確
保しつつ明るい高性能なRFCを得ることが困難
である。特にレンズの薄肉化、枚数の減少により
収差補正の自由度が減少して輪帯球面収差、非点
隔差の補正が困難となり、適当でない。上限を超
えると一眼レフカメラ本体に必要なバツクフオー
カスを十分確保することが困難となり望ましくな
い。 条件式(4)の下限を超えるとバツクフオーカスが
短くなるためRFCの汎用性が著しく低下する。
特に短いバツクフオーカスの対物レンズに装着し
たとき、十分な合焦範囲を確保し得ない。また、
上限を超えると汎用性は増すが、レンズの縁厚、
空気間隔を著しく小さくすることになつてしまう
ので十分な光学的性能を確保することが困難とな
り、(3)式の下限を超えた場合と同様に望ましくな
い。 ここでRFCの担う倍率について述べる。第2
図は本発明によるRFCをある対物レンズL0に装
着したときの幾何光学的構成図であり、第2図a
は無限遠合焦時、第2図bはある近距離合焦時を
示す。無限遠合焦時においてRFCの主点から物
点(対物レンズLの像点)までの距離D0(<0)、
バツクフオーカスをBとするとき倍率β(>1)
は、 β=−B/D0 である。また、RFCをΔB(>0)だけ像側へ移
動させてある近距離に合焦したときバツクフオー
カスがB′になつたとすると、RFCの焦点距離をfR
として、この近距離合焦状態でのRFCの倍率β′は β′=−B′−fR/fR=1−B−ΔB/fR ここで前式よりB=−βD0だから β′=1+βD0+ΔB/fR となる。従つて、本発明によるRFCでは無限遠
合焦状態において一般的リアコンバージヨンレン
ズとしての仕様によりβ,fR,D0を決定すれば、
RFCをΔBだけ移動した近距離合焦状態における
倍率β′は上式のごとく一義的に定まる。 本発明によるRFCの具体的レンズ構成として
は、例えば第1実施例を示す第3図のごとく物体
側から順に、像側に曲率のより強い面を向けた正
レンズL1、両凹負レンズL2、物体側に曲率のよ
り強い面を向けた正レンズL3を有する前群と、
物体側に曲率のより強い面を向けた負レンズ、
L4物体側に曲率のより強い面を向けた正レンズ
L5を有する後群とを設けることが望ましい。こ
のうち負レンズL4のみで構成することも可能で
ある。 このような具体的レンズ構成において、前群中
の第1成分としての正レンズL1、第2成分とし
ての負レンズL2、第3成分としての正レンズL3
のそれぞれの焦点距離をf1,f2,f3とするとき、 1.5<|f1/f2|<3.2 (5) 1.3<|f3/f2|<3.2 (6) の条件を満足することが望ましい。 条件式(5)、(6)はRFC前群中の適切なパワー配
分を規定するものである。(5)、(6)式の下限を超え
ると正のパワーが相対的に強くなり、球面収差が
大きく補正不足となる。また上限を超えると負の
パワーが相対的に強くなり、ペツツバール和が負
に過大となり非点収差、非点隔差の補正が困難と
なる。 さらに、RFC中の負のレンズ成分L2,L4に著
しく高い屈折率のガラスを使用すれば、非点収
差、輪帯球面収差の軸上および軸外の色収差をよ
り良好に補正することができる。特に、RFC中
の負レンズ成分の最高屈折率をn-、RFC中の負
レンズ成分の最低アツベ数をν-とするとき、 n->1.82 (7) ν->35 (8) の条件を満足することが望ましい。 条件式(7)はペツツバール和、非点収差を補正す
るために望ましい条件であり、大口径比化し、か
つ薄形にしたとき負レンズ成分に発生しがちな輪
帯球面収差を十分補正することができる。条件式
(7)、(8)を外れたものを負レンズ成分に使用したと
き輪帯球面収差、ペツツバール和、非点収差、軸
上の色収差の補正が困難となる。なお、正レンズ
成分には屈折率1.65以下の低屈折率でアツベ数40
以下の高分散ガラスを用いることが望ましい。 以下に本発明によるRFCの実施例を示す。各
実施例は表1に示す対物レンズを基準として設計
されたものである。この基準対物レンズは本願と
同一出願人による特開昭52−88020号公報に記載
されているものである。第1、第2実施例は第3
図および第6図のレンズ構成図に示すとおり、前
述したと同様の構成からなつている。但し、後群
中の正レンズL5が第1実施例では物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズであるのに対し、第
2実施例では両凸レンズである。第3図は基準対
物レンズL0とRFCとの位置関係を示すもので、
第1図aは無限遠合焦状態、第3図bは近距離合
焦状態を示している第1および第2実施例の諸元
を下記の表2および表3に示す。 また、本発明による第3実施例は第9図のレン
ズ構成図に示すごとく、後群を像側に凸面を向け
た負メニスカスレンズのみで構成したものであ
る。第4実施例は第12図のレンズ構成図に示す
ごとく、前群中の負レンズL2と後群中の負レン
ズL4とをそれぞれ貼合わせレンズで構成し、ペ
ツツバール和および色収差の補正をより容易に補
正したものである。第3および第4実施例の諸元
をそれぞれ表4、表5に示す。なお、各表中、R
およびrは各レンズ面の曲率半径、Dおよびdは
各レンズの中心厚および空気間隔、nはd線(λ
=587.6nm)に対する屈折率、νはアツベ数を表
わし、添数字は物体側からの順序を表わす。ま
た、表中、Fは表1の基準対物レンズと各実施例
のRFCとの合成焦点距離を表わし、Mは合成の
撮影倍率、Dnは基準対物レンズの最前レンズ面
から物体までの距離、Dcは基準対物レンズと
RFCとの無限遠合焦時における空気間隔をそれ
ぞれ表わすものとする。
いることのできる合焦用リアコンバージヨンレン
ズに関する。 従来、写真対物レンズの合焦方式としては対物
レンズ系全体の移動による方法に加えて、レンズ
系の内部あるいは後部の一部のレンズのみを移動
する方法等種々知られている。これらの合焦方式
はその対物レンズが望遠か、広角か、あるいはズ
ームであるか、さらには近距離物体に対してどの
程度の撮影倍率までを可能とするかなど、レンズ
の仕様によつてそれぞれに最適の合焦方式が採用
されている。 従つて、共通の合焦装置を汎用的に用いること
ができず、カメラに自動合焦装置を設ける場合に
は極めて不都合であつた。このため対物レンズと
カメラボデイとの間に合焦専用のレンズ系を装着
して自動合焦を可能とする一眼レフカメラ用の原
理的構成が、列えば特開昭54−28133号公報によ
り知られている。しかしながら、この公報に開示
された装置では合焦用コンバーターが移動可能な
負レンズ群と結像用の正レンズ群とで構成され、
両者間の平行光束系で焦点検出を行なうためアタ
ツチメントとしてもかなり大きな形状とならざる
を得ない。そして、あらゆる対物レンズに装着可
能とするためには、大口径比対物レンズに対して
も、またバツクフオーカスが短い対物レンズに対
しても装着可能な小型なものであり、しかも優れ
た結像性能を維持することが必要であり、これら
を全て満たすコンバーターの設計は極めて難しい
ことであつた。 本発明の目的は、あらゆる対物レンズに対して
汎用的に装着でき、コンパクトでありながら優れ
た結像性能を維持し得る合焦用リアコンバージヨ
ンレンズを提供することにある。 本発明によるリアフオーカスコンバージヨンレ
ンズ(以下RFCと略称する)は、上記目的を達
成するため、対物レンズとカメラボデイとの間に
装着され該対物レンズとの合成焦点距離を該対物
レンズの焦点距離より拡大するためのリアコンバ
ージヨンレンズであつて、該対物レンズおよび該
カメラボデイに対して相対的に光軸上を移動可能
なレンズ群からなり、該移動可能レンズ群の移動
により無限遠から所定の近距離までの物体に合焦
可能であり、無限遠合焦状態における焦点距離の
拡大倍率をβ、無限遠から所定の近距離まで合焦
したときの合成バツクフオーカスの変化量を
ΔBf、該リアコンバージヨンレンズの焦点距離を
fRとするとき、 1.3<β<2.5 (1) |ΔBf/fR|<0.2 (2) の条件を満足する構成を採つている。 以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1
図は対物レンズ10と一眼レフカメラボデイ20
との間に本発明によるRFC30を装着した状態
の概略構成を示す断面図である。図中にはフイル
ム面21に達する軸上物点からの周縁光線を記し
た。一眼レフカメラボデイ20は、揺動可能な反
射鏡22、焦点板23、コンデンサーレンズ2
4、ペンタダハプリズム25、接眼レンズ26を
有している。反射鏡22はフイルム面21の露光
時以外には通常点線の位置で斜設されている。一
眼レフカメラでは、この揺動反射鏡22の揺動空
間を確保するために、一眼レフカメラボデイ20
のレンズマウント面28とフイルム面21との距
離、いわゆるフランジバツクMBはカメラボデイ
に個有の値に定められている。そして対物レンズ
の最後レンズ面とフイルム面との距離、すなわち
バツクフオーカスBfは反射鏡22の揺動空間以
上に十分長く設計されている。 従つて、RFCを対物レンズに装着した状態で
も対物レンズとの合成系のバツクフオーカス
Bf′を反射鏡22の揺動空間以上に確保しなけれ
ばならないし、さらに、近距離物体への合焦のた
めにRFCを形成する負レンズ群の主点を像側へ
移動した場合でも十分なバツクフオーカスを維持
することが必要である。 このように本発明によるRFCはリアコンバー
ジヨンレンズとしての条件をそのまま満足しなけ
ればならないと同時に、さらに、合焦機能をも十
分達成するために種々の条件を満たすことが必要
である。具体的には、汎用性を求めるため明るい
対物レンズはもとより暗い対物レンズを装着して
も合焦精度を良好に保つためにはRFCが担う拡
大倍率には上限があり、また、至近距離撮影時に
も十分なバツクフオーカスを確保し、かつRFC
の移動量をあまり大きくすることが望ましくない
ので、拡大倍率には下限も存在している。 このため、まずRFCのレンズ系をできる限り
薄肉化して、高性能化をはかり、無限遠合焦時に
対物レンズの像点、すなわちRFCの物点をRFC
の最前レンズ面にできる限り近づけて、なおかつ
最至近距離物体に合焦したとき十分なバツクフオ
ーカスをも確保しなければならない。そして、
RFCが装着される対物レンズのFナンバーが小
さいものに対してもまた、射出瞳の位置が像面か
ら比較的遠い対物レンズに対しても十分な光量を
伝達することが必要なので、RFCは十分な有効
径を有していなければならず、これゆえにある程
度のレンズ中心厚が必要であり薄肉化には限界が
ある。また、RFCのレンズ枚数を少くすること
によつても薄肉化は可能であるが、RFCは比較
的強い負の屈折力を有しているので、非点隔差、
ペツツバール和、球面収差、色収差の補正が一段
と困難となり十分な光学的性能が望めなくなる。 これらの諸制限のもとで、最適な基本構成が前
記の条件式(1)および(2)で示されるものである。条
件式(1)の下限を超えると、無限遠合焦時において
RFCのバツクフオーカスを充分確保することが
困難となり、合焦のための移動量が少なすぎるた
め充分な合焦範囲を確保することが難しい。また
RFCの焦点距離も長くなるので、近距離撮影の
際に所定の倍率を確保するためには合焦のための
移動量が著しく大きくなつてしまう。上限を超え
るとRFCの負屈折力が過大となるため収差補正
が困難になると共に、必要レンズ枚数も増加し、
さらにFナンバーが大きくなつて暗くなるため合
焦精度が低下してしまう。 (2)式の条件は実質的にはRFCの合焦能力に関
するものであり、無限遠物体から実用上十分な近
距離までの合焦を可能とするためのRFCの可動
領域とパワー配分とを規定している。この条件を
外れるとRFCの負屈折力が大きくなり過ぎ、ペ
ツツバール和が負に大きくなつて非点隔差が拡大
し、さらに球面収差の補正も困難になり、優れた
結像性能を維持することができない。 上記のごとき本発明の基本構成において、
RFCの最前レンズ面から最後レンズ面までの距
離をΣd、RFCの無限遠合焦時のバツクフオーカ
スをBf′、RFCの物点距離、すなわち装着される
対物レンズの像点とRFCの最前レンズ面との距
離をd0、RFCが装着される一眼レフカメラボデ
イのフランジバツクをMBとするとき、 0.17<Σd/β・MB<0.25 (3) 0.6<Bf′/−d0・β<0.85 (4) の条件を満足することが望ましい。 条件式(3)下限を超えるとレンズの縁厚を十分確
保しつつ明るい高性能なRFCを得ることが困難
である。特にレンズの薄肉化、枚数の減少により
収差補正の自由度が減少して輪帯球面収差、非点
隔差の補正が困難となり、適当でない。上限を超
えると一眼レフカメラ本体に必要なバツクフオー
カスを十分確保することが困難となり望ましくな
い。 条件式(4)の下限を超えるとバツクフオーカスが
短くなるためRFCの汎用性が著しく低下する。
特に短いバツクフオーカスの対物レンズに装着し
たとき、十分な合焦範囲を確保し得ない。また、
上限を超えると汎用性は増すが、レンズの縁厚、
空気間隔を著しく小さくすることになつてしまう
ので十分な光学的性能を確保することが困難とな
り、(3)式の下限を超えた場合と同様に望ましくな
い。 ここでRFCの担う倍率について述べる。第2
図は本発明によるRFCをある対物レンズL0に装
着したときの幾何光学的構成図であり、第2図a
は無限遠合焦時、第2図bはある近距離合焦時を
示す。無限遠合焦時においてRFCの主点から物
点(対物レンズLの像点)までの距離D0(<0)、
バツクフオーカスをBとするとき倍率β(>1)
は、 β=−B/D0 である。また、RFCをΔB(>0)だけ像側へ移
動させてある近距離に合焦したときバツクフオー
カスがB′になつたとすると、RFCの焦点距離をfR
として、この近距離合焦状態でのRFCの倍率β′は β′=−B′−fR/fR=1−B−ΔB/fR ここで前式よりB=−βD0だから β′=1+βD0+ΔB/fR となる。従つて、本発明によるRFCでは無限遠
合焦状態において一般的リアコンバージヨンレン
ズとしての仕様によりβ,fR,D0を決定すれば、
RFCをΔBだけ移動した近距離合焦状態における
倍率β′は上式のごとく一義的に定まる。 本発明によるRFCの具体的レンズ構成として
は、例えば第1実施例を示す第3図のごとく物体
側から順に、像側に曲率のより強い面を向けた正
レンズL1、両凹負レンズL2、物体側に曲率のよ
り強い面を向けた正レンズL3を有する前群と、
物体側に曲率のより強い面を向けた負レンズ、
L4物体側に曲率のより強い面を向けた正レンズ
L5を有する後群とを設けることが望ましい。こ
のうち負レンズL4のみで構成することも可能で
ある。 このような具体的レンズ構成において、前群中
の第1成分としての正レンズL1、第2成分とし
ての負レンズL2、第3成分としての正レンズL3
のそれぞれの焦点距離をf1,f2,f3とするとき、 1.5<|f1/f2|<3.2 (5) 1.3<|f3/f2|<3.2 (6) の条件を満足することが望ましい。 条件式(5)、(6)はRFC前群中の適切なパワー配
分を規定するものである。(5)、(6)式の下限を超え
ると正のパワーが相対的に強くなり、球面収差が
大きく補正不足となる。また上限を超えると負の
パワーが相対的に強くなり、ペツツバール和が負
に過大となり非点収差、非点隔差の補正が困難と
なる。 さらに、RFC中の負のレンズ成分L2,L4に著
しく高い屈折率のガラスを使用すれば、非点収
差、輪帯球面収差の軸上および軸外の色収差をよ
り良好に補正することができる。特に、RFC中
の負レンズ成分の最高屈折率をn-、RFC中の負
レンズ成分の最低アツベ数をν-とするとき、 n->1.82 (7) ν->35 (8) の条件を満足することが望ましい。 条件式(7)はペツツバール和、非点収差を補正す
るために望ましい条件であり、大口径比化し、か
つ薄形にしたとき負レンズ成分に発生しがちな輪
帯球面収差を十分補正することができる。条件式
(7)、(8)を外れたものを負レンズ成分に使用したと
き輪帯球面収差、ペツツバール和、非点収差、軸
上の色収差の補正が困難となる。なお、正レンズ
成分には屈折率1.65以下の低屈折率でアツベ数40
以下の高分散ガラスを用いることが望ましい。 以下に本発明によるRFCの実施例を示す。各
実施例は表1に示す対物レンズを基準として設計
されたものである。この基準対物レンズは本願と
同一出願人による特開昭52−88020号公報に記載
されているものである。第1、第2実施例は第3
図および第6図のレンズ構成図に示すとおり、前
述したと同様の構成からなつている。但し、後群
中の正レンズL5が第1実施例では物体側に凸面
を向けた正メニスカスレンズであるのに対し、第
2実施例では両凸レンズである。第3図は基準対
物レンズL0とRFCとの位置関係を示すもので、
第1図aは無限遠合焦状態、第3図bは近距離合
焦状態を示している第1および第2実施例の諸元
を下記の表2および表3に示す。 また、本発明による第3実施例は第9図のレン
ズ構成図に示すごとく、後群を像側に凸面を向け
た負メニスカスレンズのみで構成したものであ
る。第4実施例は第12図のレンズ構成図に示す
ごとく、前群中の負レンズL2と後群中の負レン
ズL4とをそれぞれ貼合わせレンズで構成し、ペ
ツツバール和および色収差の補正をより容易に補
正したものである。第3および第4実施例の諸元
をそれぞれ表4、表5に示す。なお、各表中、R
およびrは各レンズ面の曲率半径、Dおよびdは
各レンズの中心厚および空気間隔、nはd線(λ
=587.6nm)に対する屈折率、νはアツベ数を表
わし、添数字は物体側からの順序を表わす。ま
た、表中、Fは表1の基準対物レンズと各実施例
のRFCとの合成焦点距離を表わし、Mは合成の
撮影倍率、Dnは基準対物レンズの最前レンズ面
から物体までの距離、Dcは基準対物レンズと
RFCとの無限遠合焦時における空気間隔をそれ
ぞれ表わすものとする。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
上記第1実施例を上記表1の基準対物レンズに
装着した場合の諸収差図を第4図、第5図に示し
た。第4図は無限遠合焦状態、第5図は近距離合
焦状態(合成倍率M=−0.1)を示す。収差図中、
Sphは球面収差、Astは非点収差、Disは歪曲収
差、Lat.Chrはd線に対するg線(λ=435.8nm)
の倍率色収差をそれぞれ示す。また、第2実施例
の無限遠合焦状態の諸収差図を第7図に、近距離
合焦状態(合成倍率M=−0.0667)の諸収差図を
第8図に示す。同様に第3実施例の無限遠合焦状
態および近距離合焦状態(合成倍率M=−
0.0333)での諸収差図を第10図、第11図に示
し、第4実施例の無限遠合焦状態および近距離合
焦状態(合成倍率M=−0.1)の諸収差図をそれ
ぞれ第13図、第14図に示す。 各収差図から、本発明によるRFCは無限遠か
ら近距離まで実用上十分良好な結像性能を維持し
ていることが明らかである。各実施例は、表1に
示した基準対物レンズのみならず、他の種々の対
物レンズにも装着され得るものであり、同様に優
れた結像性能を維持しつつ無限遠から所定の近距
離までの合焦を簡単に行なうことができる。 このように、本発明によるRFCは、あらゆる
対物レンズに汎用的に装着でき、コンパクトであ
りながら無限遠から近距離まで優れた性能を有し
ている。そして自動合焦装置として組合わせるな
らば、あらゆる対物レンズに対してRFCのみの
移動によつてすべて合焦が可能であるため、合焦
機構が共通となり対物レンズを交換しても、合焦
機構を何ら交換する必要がなく極めて便利であ
る。 さて、本発明によるRFCは負の屈折力を有し、
像側へ移動することによつて、より近距離の物体
への合焦がなされるが、対物レンズを任意の有限
距離撮影状態に固定配置した状態を新たな始点と
して、RFCによつて、より近距離物体に合焦可
能なことは言うに及ばず、対物レンズを最至近距
離状態にして、さらにRFCにより一層近距離の
物体に合焦することもでき、リアクローズアツプ
レンズとしても利用できる。また、一眼レフカメ
ラ用レンズシステムにおいて、本発明による
RFCを自動合焦検出装置と組合わせれば、汎用
オート.フオーカス.コンバージヨン.レンズと
しても利用できる。そして、ズームレンズの後方
に装着することにより、オートフオーカス機構と
組合わせて、バリフオーカルレンズシステムを構
成することもできる。これによつて、ズームレン
ズの第1群のくり出しによる合焦方式の欠点、す
なわち、至近距離撮影時における主光線の第1群
への入射角の大きな変化を、RFCで合焦するこ
とにより、著るしく緩和することもできるので、
レンズの口径を大きくしなくてもよいことにな
る。また、合焦機構を有していない交換レンズに
おいても合焦が可能であり、ズームレンズなどに
おける群数の減小化を図ることができ、さらにレ
ンズ枚数を減らし、低コスト化も促進できる等、
本発明によるRFCは極めて有用である。
装着した場合の諸収差図を第4図、第5図に示し
た。第4図は無限遠合焦状態、第5図は近距離合
焦状態(合成倍率M=−0.1)を示す。収差図中、
Sphは球面収差、Astは非点収差、Disは歪曲収
差、Lat.Chrはd線に対するg線(λ=435.8nm)
の倍率色収差をそれぞれ示す。また、第2実施例
の無限遠合焦状態の諸収差図を第7図に、近距離
合焦状態(合成倍率M=−0.0667)の諸収差図を
第8図に示す。同様に第3実施例の無限遠合焦状
態および近距離合焦状態(合成倍率M=−
0.0333)での諸収差図を第10図、第11図に示
し、第4実施例の無限遠合焦状態および近距離合
焦状態(合成倍率M=−0.1)の諸収差図をそれ
ぞれ第13図、第14図に示す。 各収差図から、本発明によるRFCは無限遠か
ら近距離まで実用上十分良好な結像性能を維持し
ていることが明らかである。各実施例は、表1に
示した基準対物レンズのみならず、他の種々の対
物レンズにも装着され得るものであり、同様に優
れた結像性能を維持しつつ無限遠から所定の近距
離までの合焦を簡単に行なうことができる。 このように、本発明によるRFCは、あらゆる
対物レンズに汎用的に装着でき、コンパクトであ
りながら無限遠から近距離まで優れた性能を有し
ている。そして自動合焦装置として組合わせるな
らば、あらゆる対物レンズに対してRFCのみの
移動によつてすべて合焦が可能であるため、合焦
機構が共通となり対物レンズを交換しても、合焦
機構を何ら交換する必要がなく極めて便利であ
る。 さて、本発明によるRFCは負の屈折力を有し、
像側へ移動することによつて、より近距離の物体
への合焦がなされるが、対物レンズを任意の有限
距離撮影状態に固定配置した状態を新たな始点と
して、RFCによつて、より近距離物体に合焦可
能なことは言うに及ばず、対物レンズを最至近距
離状態にして、さらにRFCにより一層近距離の
物体に合焦することもでき、リアクローズアツプ
レンズとしても利用できる。また、一眼レフカメ
ラ用レンズシステムにおいて、本発明による
RFCを自動合焦検出装置と組合わせれば、汎用
オート.フオーカス.コンバージヨン.レンズと
しても利用できる。そして、ズームレンズの後方
に装着することにより、オートフオーカス機構と
組合わせて、バリフオーカルレンズシステムを構
成することもできる。これによつて、ズームレン
ズの第1群のくり出しによる合焦方式の欠点、す
なわち、至近距離撮影時における主光線の第1群
への入射角の大きな変化を、RFCで合焦するこ
とにより、著るしく緩和することもできるので、
レンズの口径を大きくしなくてもよいことにな
る。また、合焦機構を有していない交換レンズに
おいても合焦が可能であり、ズームレンズなどに
おける群数の減小化を図ることができ、さらにレ
ンズ枚数を減らし、低コスト化も促進できる等、
本発明によるRFCは極めて有用である。
第1図は、対物レンズと一眼レフカメラボデイ
の間に本発明によるリアフオーカスコンバージヨ
ンレンズを装着した状態の概略構成を示す断面
図、第2図は、本発明によるリアフオーカスコン
バージヨンレンズを或る対物レンズに装着したと
きの幾何光学的構成図で、aは無限遠合焦時、b
はある近距離合焦時を示す。第3図は、本発明の
リアフオーカスコンバージヨンレンズの第1実施
例で、基準対物レンズとリアフオーカスコンバー
ジヨンレンズとの位置関係を示し、aは無限遠合
焦状態、bは近距離合焦状態を示す。第4図、第
5図は第1実施例を表1の基準対物レンズに装着
した場合の諸収差図で、第4図は無限遠合焦状
態、第5図は近距離合焦状態を示す。第6図、第
9図、第12図は、本発明の第2、第3、第4実
施例を示す。第7図は、第2実施例の無限遠合焦
状態での諸収差図、第8図は、第2実施例の近距
離合焦状態での諸収差図、第10図は、第3実施
例の無限遠合焦状態での諸収差図、第11図は、
第3実施例の近距離合焦状態での諸収差図、第1
3図は、第4実施例の無限遠合焦状態での諸収差
図、第14図は、第4実施例の近距離合焦状態で
の諸収差図である。 〔主要部分の符号の説明〕、L0……対物レン
ズ、{L1……正レンズ、L2……両凹負レンズ、L3
……正レンズ}前群、{L4……負レンズ、L5……
正レンズ}後群。
の間に本発明によるリアフオーカスコンバージヨ
ンレンズを装着した状態の概略構成を示す断面
図、第2図は、本発明によるリアフオーカスコン
バージヨンレンズを或る対物レンズに装着したと
きの幾何光学的構成図で、aは無限遠合焦時、b
はある近距離合焦時を示す。第3図は、本発明の
リアフオーカスコンバージヨンレンズの第1実施
例で、基準対物レンズとリアフオーカスコンバー
ジヨンレンズとの位置関係を示し、aは無限遠合
焦状態、bは近距離合焦状態を示す。第4図、第
5図は第1実施例を表1の基準対物レンズに装着
した場合の諸収差図で、第4図は無限遠合焦状
態、第5図は近距離合焦状態を示す。第6図、第
9図、第12図は、本発明の第2、第3、第4実
施例を示す。第7図は、第2実施例の無限遠合焦
状態での諸収差図、第8図は、第2実施例の近距
離合焦状態での諸収差図、第10図は、第3実施
例の無限遠合焦状態での諸収差図、第11図は、
第3実施例の近距離合焦状態での諸収差図、第1
3図は、第4実施例の無限遠合焦状態での諸収差
図、第14図は、第4実施例の近距離合焦状態で
の諸収差図である。 〔主要部分の符号の説明〕、L0……対物レン
ズ、{L1……正レンズ、L2……両凹負レンズ、L3
……正レンズ}前群、{L4……負レンズ、L5……
正レンズ}後群。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 対物レンズとカメラボデイとの間に装着され
該対物レンズとの合成焦点距離を該対物レンズの
焦点距離より拡大するためのリアコンバージヨン
レンズであつて、該対物レンズ及び該カメラボデ
イに対して相対的に光軸上を移動可能なレンズ群
からなり、該移動可能レンズ群の移動により無限
遠から所定の近距離までの物体に合焦可能であ
り、無限遠合焦状態における焦点距離の拡大倍率
をβ、無限遠から所定の近距離まで合焦したとき
の合成バツクフオーカスの変化量をΔBf、該リア
コンバージヨンレンズの焦点距離をfRとすると
き、 1.3<β<2.5 (1) |ΔBf/fR|<0.2 (2) の条件を満足することを特徴とするリアフオーカ
スコンバージヨンレンズ。 2 リアフオーカスコンバージヨンレンズの最前
レンズ面から最後レンズ面までの距離をΣd、該
リアフオーカスコンバージヨンレンズの無限遠合
焦時のバツクフオーカスをBf′、該リアフオーカ
スコンバージヨンレンズの物点距離、すなわち装
着される対物レンズの像点と該リアフオーカスコ
ンバージヨンレンズの最前レンズ面との距離を
d0、該リアフオーカスコンバージヨンレンズが装
着される一眼レフカメラのボデイのフランジバツ
クをMBとするとき、 0.17<Σd/β・MB<0.25 (3) 0.6<Bf′/−d0・β<0.85 (4) の条件を満足することを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載のリアフオーカスコンバージヨンレ
ンズ。 3 リアフオーカスコンバージヨンレンズは物体
側から順に、像側に曲率のより強い面を向けた正
レンズL1、両凹負レンズL2、物体側に曲率のよ
り強い面を向けた正レンズL3を有する前群と、
物体側に曲率のより強い面を向けた負レンズL4
を有する後群とを持つことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のリアフオーカスコンバージヨ
ンレンズ。 4 前群中の第1成分としての正レンズL1、第
2成分としての負レンズL2、第3成分としての
正レンズL3のそれぞれの焦点距離をf1,f2,f3と
するとき、 1.5<|f1/f2|<3.2 (5) 1.3<|f3/f2|<3.2 (6) の条件を満足することを特徴とする特許請求の範
囲第3項記載のリアフオーカスコンバージヨンレ
ンズ。 5 リアフオーカスコンバージヨンレンズ中の負
レンズ成分の最高屈折率をn-、該リアフオーカ
スコンバージヨンレンズ中の負レンズ成分の最低
アツベ数をν-とするとき、 n->1.82 (7) ν->35 (8) の条件を満足することを特徴とする特許請求の範
囲第3項記載のリアフオーカスコンバージヨンレ
ンズ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219482A JPS58129411A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | リアフオ−カスコンバ−ジヨンレンズ |
US06/459,980 US4591234A (en) | 1982-01-27 | 1983-01-21 | Rear focus conversion lens |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3219482A JPS58129411A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | リアフオ−カスコンバ−ジヨンレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58129411A JPS58129411A (ja) | 1983-08-02 |
JPH0147765B2 true JPH0147765B2 (ja) | 1989-10-16 |
Family
ID=12352088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3219482A Granted JPS58129411A (ja) | 1982-01-27 | 1982-01-27 | リアフオ−カスコンバ−ジヨンレンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58129411A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10612086B2 (en) | 2008-09-16 | 2020-04-07 | Sequenom, Inc. | Processes and compositions for methylation-based enrichment of fetal nucleic acid from a maternal sample useful for non-invasive prenatal diagnoses |
US10738358B2 (en) | 2008-09-16 | 2020-08-11 | Sequenom, Inc. | Processes and compositions for methylation-based enrichment of fetal nucleic acid from a maternal sample useful for non-invasive prenatal diagnoses |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5984212A (ja) * | 1982-11-05 | 1984-05-15 | Canon Inc | 補助レンズを備えたレンズ系 |
JP7328084B2 (ja) * | 2019-09-03 | 2023-08-16 | キヤノン株式会社 | エクステンダレンズ群、ズームレンズ、および撮像装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132327A (en) * | 1974-09-11 | 1976-03-18 | Canon Kk | Goshososa no kantannaboenrenzu |
JPS5428133A (en) * | 1977-08-04 | 1979-03-02 | Canon Inc | Optical path extension device with focus detection function |
JPS5542726A (en) * | 1978-09-18 | 1980-03-26 | Etsuo Watanabe | Robot mechanism for cassette |
-
1982
- 1982-01-27 JP JP3219482A patent/JPS58129411A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5132327A (en) * | 1974-09-11 | 1976-03-18 | Canon Kk | Goshososa no kantannaboenrenzu |
JPS5428133A (en) * | 1977-08-04 | 1979-03-02 | Canon Inc | Optical path extension device with focus detection function |
JPS5542726A (en) * | 1978-09-18 | 1980-03-26 | Etsuo Watanabe | Robot mechanism for cassette |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10612086B2 (en) | 2008-09-16 | 2020-04-07 | Sequenom, Inc. | Processes and compositions for methylation-based enrichment of fetal nucleic acid from a maternal sample useful for non-invasive prenatal diagnoses |
US10738358B2 (en) | 2008-09-16 | 2020-08-11 | Sequenom, Inc. | Processes and compositions for methylation-based enrichment of fetal nucleic acid from a maternal sample useful for non-invasive prenatal diagnoses |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58129411A (ja) | 1983-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5111056B2 (ja) | 光学系及びそれを有する撮像装置 | |
JP3363571B2 (ja) | リヤフォーカス式のズームレンズと撮像系 | |
JPH06201988A (ja) | 大口径比内焦望遠レンズ | |
JPH08220424A (ja) | 防振機能を備えたガウス型レンズ | |
JPH0784180A (ja) | 水中用魚眼レンズ | |
JP4156828B2 (ja) | マクロレンズ及びそれを備えたカメラ | |
CN114675406B (zh) | 光学镜头 | |
JPH10253885A (ja) | 広角ズームレンズ系 | |
JP3536128B2 (ja) | 防振機能を備えたズームレンズ | |
US4437734A (en) | Lenses capable of close-up photography | |
JP3610160B2 (ja) | 写真レンズ | |
JP4450894B2 (ja) | マクロレンズ | |
JPH06308383A (ja) | 水中カメラ用中望遠レンズ | |
JPS588482B2 (ja) | コンパクトナズ−ムレンズ | |
US4653877A (en) | Rear-focus conversion device lens for telephoto lens | |
JP3431968B2 (ja) | 水陸両用カメラの光学系 | |
JPH0576607B2 (ja) | ||
JPH0318162B2 (ja) | ||
JP3203566B2 (ja) | 広角レンズ | |
JPH0147765B2 (ja) | ||
JPH05119259A (ja) | ズームレンズ | |
JP3231404B2 (ja) | 撮影レンズ | |
JP4360086B2 (ja) | ズームレンズ | |
JPH0128923B2 (ja) | ||
JPH07281093A (ja) | 簡易型広角ズームレンズ |