JP7328084B2 - エクステンダレンズ群、ズームレンズ、および撮像装置 - Google Patents

エクステンダレンズ群、ズームレンズ、および撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、エクステンダレンズ群、ズームレンズ、および撮像装置に関する。
テレビカメラなどの撮像装置には、高ズーム比および高い光学性能を有したズームレンズが要望されている。高ズーム比を有するズームレンズを実現するために、ズームレンズにエクステンダを内蔵することが知られている。エクステンダを内蔵するズームレンズは、ズーミングのためには不動のリレーレンズ群内に確保された空間にエクステンダレンズ群を挿抜し、ズームレンズの焦点距離範囲をシフトする。
特許文献1、2は、エクステンダレンズ群の倍率が2倍で2/3型の撮像素子を有する放送用テレビカメラに好適なズームレンズを開示している。
特開2017-68095号公報 WO2017/159325
エクステンダレンズ群は、正の屈折力を有する前群で、略アフォーカルで入射する光線を収斂し、高さの低減した光線を、負の屈折力を有する後群で略アフォーカルに変換して射出する。ここで、前群と後群とでは光線の高さに差があるため、後群の負の屈折力を強くする必要があり、エクステンダレンズ群の負のペッツバール和の絶対値が増大してしまう。すると、エクステンダレンズ群の挿入により像面湾曲が増大し、像の周辺の性能が低下してしまう。
本発明は、例えば、小型軽量および高い光学性能の点で有利なエクステンダレンズ群を提供することを目的とする。
本発明のエクステンダレンズ群は、リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNn、前記前群に含まれている正レンズと前記中群の前記正レンズとの異常分散性dθgFの和をdθp_sumとして、
2.0150<Nn<2.2000
0.0415<dθp_sum<0.1100
なる条件式を満たすことを特徴とする。
但し、前記異常分散性dθgFは、アッベ数をνdとし、部分分散比をθgFとして、
dθgF=θgF-(0.64146-0.0016178×νd)
なる式で定義され、
前記アッベ数νdおよび前記部分分散比θgFは、それぞれ、フラウンホーファー線のg線(435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、およびC線(656.3nm)に関する屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、およびNCとして、
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
θgF=(Ng-NF)/(NF-NC)
なる式で定義される。
本発明によれば、例えば、小型軽量および高い光学性能の点で有利なエクステンダレンズ群を提供することができる。
本発明の実施例1~6のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入前のレンズ断面図。 実施例1~6のエクステンダ挿入前における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例1のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例1のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例2のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例2のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例3のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例3のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例4のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例4のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例5のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例5のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の実施例6のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図。 実施例6のエクステンダ挿入時における無限遠合焦時での(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図。 本発明の撮像装置の要部概略図である。
以下、添付した図を参照しながら、本発明のズームレンズの特徴について説明する。
本発明の実施例1~6のズームレンズは、物体側から像側へ順に、フォーカス部と、ズーミングに際して移動するレンズ群を含むズーム部と、光量調節用の開口絞りと、ズーミングのためには移動しないリレー部(第5レンズ群)を有する。リレー部は物体側から順に第51レンズ群、正の屈折力を有する第53レンズ群から構成される。焦点距離レンジを長焦点側へシフトさせるエクステンダレンズ群(第52レンズ群)は、第51レンズ群と第53レンズ群の間に挿抜される。
図1は本発明の実施例1~6のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦時、かつエクステンダ挿入前のレンズ断面図である。
U1はズーミングのためには移動しない正の屈折力の第1レンズ群である。第1レンズ群U1の一部のレンズ群が無限遠物体から近距離物体にフォーカシングする際に移動する。U2は広角端(短焦点距離端)から望遠端(長焦点距離端)へのズーミングに際して像側へ移動する変倍用の負の屈折力の第2レンズ群である。U3は広角端から望遠端へのズーミングに際して光軸上を移動する変倍用の負の屈折力の第3レンズ群である。U4は、変倍に伴う像面変動を補正する正の屈折力の第4レンズ群である。U5はズーミングに際して不動の開口絞りSPを含み、ズーミングに際して不動の正の屈折力のリレーレンズ群である。リレーレンズ群U5は第51レンズ群U51、第53レンズ群U53の2つの群に分けることができる。第52レンズ群U52は、第51レンズ群U51と第53レンズ群U53の間の光路内に挿抜自在であり、第51レンズ群U51、第52レンズ群U52、第53レンズ群U53はズーミングのためには不動のレンズ群である。IPは像面であり、固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当している。
次に、実施例1~6のエクステンダレンズ群挿入前における各群のレンズ構成について説明する。以下、各レンズは物体側より像側へ順に配置されているものとする。
第1レンズ群U1は負レンズ、負レンズ、負レンズ、正レンズ、正レンズ、正レンズ、負レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、正レンズ、正レンズの11枚で構成されている。フォーカシングに際して第1レンズ群の物体側から5枚目のレンズが近距離合焦時に像側に移動する。第2レンズ群U2は負レンズ、負レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズ、正レンズで構成されている。第3レンズ群U3は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。第4レンズ群U4は正レンズで構成されている。ズーミングに際して第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群が移動する。第5レンズ群U5は開口絞りと正レンズと負レンズの接合レンズ、正レンズ、負レンズと正レンズの接合レンズ、正レンズと負レンズの接合レンズ、正レンズで構成されている。
エクステンダの全長を維持しつつ高性能なエクステンダとする場合には、球面収差および色収差の補正とペッツバール和の補正を両立させることが必要である。エクステンダに接合面が2つ以下しかない場合、軸上色収差と倍率色収差の補正を行いつつペッツバール和の補正を行うことは限界がある。このため、小型化と両立するために枚数を可能な限り少なくするためには、正レンズ、負レンズ、正レンズからなる3枚接合レンズが必要である。その際、軸上色収差の補正は、軸上光線が最も高い物体側に配置された前群U521もしくは中群U522が主に担い、倍率色収差の補正は、軸外光線の高い中群U522、後群U523で担うことが適している。よって効果的に収差補正を行うためには、前群U521もしくは中群U522で軸上色収差を、中群U522もしくは後群U523でペッツバール和と倍率色収差を補正する構成とする必要がある。
上記の通り、ペッツバール和を良好に補正するためには、中群U522の構成が重要になってくる。物体側から順に正レンズ、負レンズが接合された2枚接合レンズでは、負レンズの像側の面で、負の大きなペッツバール和が発生し、エクステンダレンズ群全体のペッツバール和を負に増大させていた。物体側から順に正レンズ、負レンズ、正レンズが接合された3枚接合レンズとすることで、物体側から順に正レンズ、負レンズが接合された2枚接合レンズと比べて、2枚接合レンズの負レンズの像側の面に相当する3枚接合レンズの接合面で発生するペッツバール和を抑制することができる。このとき、ペッツバール和を効果的に補正しつつ、球面収差等の諸収差の補正を容易にするためには、エクステンダレンズ群の中群U522に含まれる負レンズのd線に対する屈折率を適切に設定する必要がある。
本発明の内蔵エクステンダ付ズームレンズは、物体側から像側へ順に、ズーミングのために移動するズーム群と、ズーミングのためには移動しない開口絞りとリレーレンズ群を有する。前記ズームレンズは、リレーレンズ群の光路中に挿抜されることにより該ズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群を有する。該エクステンダレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の前群U521、中群U522および負の後群U523から構成され、前記前群U521は、少なくとも1枚の正レンズを有し、前記中群U522は物体側から像側へ順に正レンズ、負レンズ、および正レンズが接合された3枚接合レンズからなり、前記中群U522の負レンズのd線に対する屈折率をNnとしたとき、
2.0150<Nn<2.2000 ・・・(1)
なる条件式を満たすことを特徴とするズームレンズである。
条件式(1)は、エクステンダレンズ群内の中群U522の負レンズのd線に対する屈折率Nnを規定している。ペッツバール和の良好な補正のためには、中群U522の負レンズが重要な役割を担っている。条件式(1)を満たすことで、高性能化に必要なペッツバール和の抑制が可能となり、画面全域で高い光学性能を達成することができる。条件式(1)が満たされないと、ペッツバール和が悪化し、画面周辺における性能が悪化する。また、高すぎる屈折率材料は、高分散の硝材しか選択できないため、色収差が悪化する。
好ましくは、条件式(1)を次の如く設定するのが良い。
2.018<Nn<2.180 ・・・(1a)
さらに好ましくは、条件式(1)を次の如く設定するのが良い。
2.020<Nn<2.160 ・・・(1b)
また、本発明に係る内蔵エクステンダ付ズームレンズは、以下の条件式(2)ないし(8)の一つ以上を満足することが好ましい。
2.55<Nn+0.04412×νn<4.20 ・・・(2)
0.6050<θn<0.6550 ・・・(3)
0.0415<dθp_sum<0.1100 ・・・(4)
0.428<Nn-Np_b3<0.620 ・・・(5)
0.428<Nn-Np_ave<0.620 ・・・(6)
-5.00<fab/fn<-3.05 ・・・(7)
-1.00<(R2b3+R1b3)/(R2b3-R1b3)<1.20
・・・(8)
ここで、エクステンダレンズ群内の中群U522を構成する負レンズのd線基準のアッベ数とg線とF線間の部分分散比をそれぞれνn、θn、前群U521と中群U522を構成する各々の正レンズの異常分散性とその和をそれぞれdθgF、dθp_sumとする。中群U522を構成する3枚接合の負レンズの像側の正レンズのd線に対する屈折率をNp_b3、前群U521と中群U522を構成する正レンズの各々のd線に対する屈折率の平均をNp_ave、中群U522を構成する負レンズの焦点距離をfn、前群U521と中群U522の合成焦点距離をfabとする。中群U522の3枚接合の負レンズの像側に配置された正レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR1b3、像側のレンズ面の曲率半径をR2b3とする。
但し、アッベ数νd、部分分散比θgF、異常分散性dθgFは、フラウンホーファー線のg線(435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)における屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、NCとしたとき、それぞれ下式で定義される。
νd=(Nd-1)/(NF-NC)
θgF=(Ng-NF)/(NF-NC)
dθgF=θgF-(0.64146-0.0016178×νd)
本明細書に記載のアッベ数は全てd線基準であり、部分分散比および異常分散性は、g線とF線間のものである。

条件式(2)はエクステンダレンズ群の中群U522を構成する負レンズのd線に対する屈折率Nn、d線基準のアッベ数νnの関係式を規定したものである。条件式(2)を満たす負レンズを配置することにより、色収差を良好に保ちながらペッツバール和を補正し、像面湾曲を良好に抑制することが可能となる。
条件式(2)の下限を超えると、負レンズに高分散で部分分散比が大きい硝材を選択する必要があり、2次の色収差の補正が不十分となり好ましくない。条件式(2)の上限を超えると、負レンズに低分散かつ高屈折率の硝材を選択することとなり、軸上色収差の1次の色消し条件から正レンズに対しても低分散かつ高屈折率の硝材を選択する必要性を生じる。このとき、軸上色収差を良好に補正できる正レンズの選択範囲が、低分散でありながら高屈折率側に傾きすぎるため、軸上色収差補正に適切な硝材の正レンズに選択することが困難となり、色収差補正が不足するため好ましくない。
条件式(3)はエクステンダレンズ群の中群U522を構成する負レンズの部分分散比θnの範囲を規定したものである。条件式(3)を満たす負レンズを配置することにより、ペッツバール和を良好に補正しつつ、色収差を良好に保つことが可能となる。
条件式(3)の下限を超えると、適切な屈折率およびアッベ数の材料を選択することができなくなり、ペッツバール和の補正と1次の色収差の良好な補正の両立が困難となる。条件式(2)の上限を超えると、2次の色収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(4)は、エクステンダレンズ群の前群U521および中群U522を構成する正レンズの異常分散性dθpの合計であるdθp_sumを規定したものである。条件式(4)を満たすことで、エクステンダレンズ群内での2次の色収差補正を適切に行うことが可能となり、高性能化を達成できる。特に軸上光線が高い前群U521および中群U522の正レンズの異常分散性を適切に設定することが重要となる。
条件式(4)の下限を超えると、異常分散性を表すθgF-νd基準線と各正レンズの部分分散比の差が小さくなり、正レンズの異常分散性が小さくなりすぎ、2次の色収差補正を適切に行えないため好ましくない。条件式(4)の上限を超えると、正レンズの異常分散性が大きくなりすぎ、適切な屈折率およびアッベ数の硝材を選択することが困難となり、ペッツバール和や1次の色収差補正が困難となるため好ましくない。
条件式(5)は、エクステンダレンズ群内の中群U522の負レンズのd線に対する屈折率Nnと、該負レンズの像側に接合された中群U522の正レンズのd線に対する屈折率Np_b3との関係を規定している。ペッツバール和の良好な補正のためには、中群U522の負レンズおよび、像側の正レンズとの関係が重要な役割を担っている。
条件式(5)の下限を超えると、3枚接合を構成する負レンズの像側の正レンズの屈折率が高くなりすぎ、高性能化に必要なペッツバール和が悪化し、画面周辺における性能が悪化する。条件式(5)の上限を超えると、正レンズの屈折率が低くなりすぎ、適切なアッベ数および部分分散比の硝材を選択することが困難となり、色収差の良好な補正が困難となるため好ましくない。
条件式(6)は、エクステンダレンズ群内の中群U522の負レンズのd線に対する屈折率Nnと、前群U521と中群U522を構成する正レンズのd線に対する屈折率の平均Np_aveの関係を規定している。ペッツバール和の良好な補正のためには、中群U522の負レンズおよび、前群U521と中群U522を構成する正レンズが重要な役割を担っている。
条件式(6)の下限を超えると、前群U521および中群U522の正レンズの屈折率が高くなりすぎ、高性能化に必要なペッツバール和が悪化し、画面周辺における性能が悪化する。条件式(5)の上限を超えると、正レンズの屈折率が低くなりすぎ、適切なアッベ数および部分分散比の硝材を選択することが困難となり、色収差の良好な補正が困難となるため好ましくない。
条件式(7)は、中群U522の負レンズの焦点距離fnと、エクステンダレンズ群内の前群U521と中群U522を一体として計算した焦点距離fabの比を規定したものである。条件式(7)を満たすことで、球面収差補正とペッツバール和、倍率色収差の補正を両立することができる。
条件式(7)の下限を超えると、前群U521および中群U522の焦点距離が弱くなりすぎ、適切なエクステンダ倍率を得るためにはエクステンダレンズ群の全長を長くする必要があるため、小型化が困難となるため好ましくない。条件式(7)の上限を超えると、前群U521および中群U522の焦点距離が強くなりすぎ、球面収差や諸収差の補正が困難となるため好ましくない。
条件式(8)は、エクステンダレンズ群内の中群U522の3枚接合の負レンズの像側に配置された正レンズのレンズ形状を規定したものである。ペッツバール和の良好な補正および球面収差の補正のためには、中群U522の負レンズの像側の正レンズの形状が重要な役割を担っている。該正レンズの物体側の面が物体側に凸となることで、前群U521で主に発生する球面収差の補正を行っている。該正レンズの像側の面が物体側に凸あるいは、面の曲率半径を大きくすることでペッツバール和を補正あるいは増大を防ぐことができる。
条件式(8)の下限を超えると、該正レンズの物体側の面が像側に凸となるため、球面収差の適切な補正が困難となり好ましくない。物体側に凸で曲率半径が小さい形状であることが好ましい。条件式(8)の上限を超えると、像側の面が物体側に凸で、かつ曲率半径が小さくなりすぎるため、ペッツバール和が増大し補正が困難となるため好ましくない。
好ましくは、条件式(2)ないし(8)を次の如く設定するのが良い。
2.60<Nn+0.04412×νn<3.75 ・・・(2a)
0.6052<θn<0.6500 ・・・(3a)
0.0418<dθp_sum<0.0800 ・・・(4a)
0.429<Nn-Np_b3<0.600 ・・・(5a)
0.440<Nn-Np_ave<0.600 ・・・(6a)
-4.50<fab/fn<-3.09 ・・・(7a)
0.00<(R1b3+R2b3)/(R1b3-R2b3)<1.15
・・・(8a)
さらに好ましくは、条件式(2)ないし(8)を次の如く設定するのが良い。
2.65<Nn+0.04412×νn<3.50 ・・・(2b)
0.6053<θn<0.6460 ・・・(3b)
0.0420<dθp_sum<0.0560 ・・・(4b)
0.430<Nn-Np_b3<0.580 ・・・(5b)
0.450<Nn-Np_ave<0.590 ・・・(6b)
-4.00<fab/fn<-3.12 ・・・(7b)
0.40<(R1b3+R2b3)/(R1b3-R2b3)<1.10
・・・(8b)
エクステンダレンズ群は、7枚以上の構成であることが好ましい。7枚以上の構成とすることで、前群U521、中群U522、後群U523それぞれで収差補正を分担することができ、エクステンダレンズ群挿入時の光学性能を良好とすることが可能となる。
エクステンダレンズ群は、2以上の接合レンズを有することが好ましい。2以上の接合レンズを有することで、軸上色収差、倍率色収差の良好な補正の両立が可能となる。
エクステンダレンズ群は、8枚以下のレンズ要素から構成されることが好ましい。8枚以下のレンズ要素で構成することで、エクステンダレンズ群の全厚を抑制することが可能となり、レンズの大型化を抑制することができる。ここで、レンズ要素とは、単レンズを指し、接合レンズであれば接合レンズを構成する個々のレンズを指すものとする。
エクステンダレンズ群は、3面以上の接合面を有することが好ましい。3面以上の接合面を有することで、空気界面では全反射する強い曲率でも光線を通すことができ、色収差補正面である接合面の屈折力を強くすることができるため、色収差の良好な補正が可能となる。
エクステンダレンズ群の前群U521は、2枚以下の正レンズで構成されることが好ましい。2枚以下の構成とすることでエクステンダレンズ群の全厚を抑制することが可能となり、レンズの大型化を抑制することができる。
エクステンダレンズ群の後群U523は、1組の正レンズと負レンズの接合レンズで構成されることが好ましい。2枚以下の構成とすることでエクステンダレンズ群の全厚を抑制することが可能となり、レンズの大型化を抑制することができる。
本発明のズームレンズは、物体側から順に、ズーミングのためには移動しない正の屈折力を有する第1レンズ群と、ズーミングのために移動する負の屈折力を有する第2レンズ群と、ズーミングのために移動する負の第3レンズ群を有している。このような構成のときに、ペッツバール和および倍率色収差の抑制が困難となりやすく、本発明のペッツバール和および倍率色収差の補正が特に有効となる。
図2に、実施例1の無限遠合焦時でエクステンダ退避時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における諸収差図を示す。但し、焦点距離の値は、後述する数値実施例をmm単位で表したときの値である。エクステンダ退避時の収差図は、球面収差は0.5mm、非点収差は0.5mm、歪曲は10%、倍率色収差は0.05mmのスケールで描かれている。FnoはFナンバー、ωは半画角である。
尚、広角端と望遠端は変倍用の第2レンズ群U2が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
図3に、実施例1のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例1のエクステンダレンズ群U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。
図4に、実施例1の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。エクステンダ挿入時の収差図は、球面収差は1.00mm、非点収差は1.00mm、歪曲は10%、倍率色収差は0.05mmのスケールで描かれている。これらは以下の各実施例において、全て同じである。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例1に対応する後述の数値実施例1における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例1は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
図5に、実施例2のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例2のエクステンダレンズ群U52は実施例1と同様の構成である。
すなわち、U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。
図6に、実施例2の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例2に対応する後述の数値実施例2における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例2は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
図7に、実施例3のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例3のエクステンダレンズ群U52は実施例1と同様の構成である。
すなわち、U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。
図8に、実施例3の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例3に対応する後述の数値実施例3における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例3は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
図9に、実施例4のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例4のエクステンダレンズ群U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は正レンズと負レンズの接合レンズで構成されている。
図10に、実施例4の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例4に対応する後述の数値実施例4における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例4は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
図11に、実施例5のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例5のエクステンダレンズ群U52は実施例1と同様の構成である。
すなわち、U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。
図12に、実施例5の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例5に対応する後述の数値実施例5における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例5は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
図13に、実施例6のズームレンズの広角端で無限遠物体に合焦しているときのエクステンダ挿入時のレンズ断面図を示す。
実施例6のエクステンダレンズ群U52は実施例1と同様の構成である。
すなわち、U52は正の前群U521と中群U522、負の後群U523に分けることができ、前群U521は正レンズ、正レンズ、中群U522は正レンズと負レンズと正レンズの3枚接合レンズ、後群U523は負レンズと正レンズの接合レンズで構成されている。
図14に、実施例6の無限遠合焦時でのエクステンダ挿入時の(A)広角端、(B)中間焦点距離、(C)望遠端における縦収差図を示す。収差図からもわかるように、良好に各収差が補正されている。
実施例6に対応する後述の数値実施例6における条件式(1)~(8)との対応を表1に示す。数値実施例6は条件式(1)~(8)を満足している。この構成により、ペッツバール和と色収差等の諸収差の補正を両立することができる。
本発明の実施例1~6のいずれかのズームレンズを撮影光学系として用いた撮像装置(テレビカメラシステム)の実施例を、図15を用いて説明する。
図15において101は実施例1~6のいずれかのズームレンズである。124はカメラである。ズームレンズ101はカメラ124に対して着脱可能となっている。125はカメラ124にズームレンズ101を装着することで構成される撮像装置である、ズームレンズ101は、第1レンズ群F、変倍部LZ、結像用のRレンズ群Rを有している。第1レンズ群Fはフォーカシングに際して移動するレンズ群が含まれている。
変倍部LZはズーミングに際して移動する少なくとも2群以上のレンズ群が含まれている。変倍部LZより像側には開口絞りSP、R1レンズ群R1、R2レンズ群R2が配置され、光路中より挿抜可能なレンズユニットIEを有している。R1レンズ群とR2レンズ群R2との間にレンズユニットIEを挿入されることで、ズームレンズ101の全系の焦点距離範囲を変位している。114、115は各々第1群F、変倍部のLZを光軸方向に駆動するヘリコイドやカム等の駆動機構である。116~118は駆動機構114、115および開口絞りSPを電気駆動するモータ(駆動手段)である。
119~121は、第1レンズ群Fや変倍部LZの光軸上の位置や、開口絞りSPの絞り径を検出するためのエンコーダやポテンショメータ、あるいはフォトセンサなどの検出器である。カメラ124において、109はカメラ124内の光学フィルタや色分解光学系に相当するガラスブロック、110はズームレンズ101によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)である。また、111、122はカメラ124およびズームレンズ101の各種の駆動を制御するCPUである。
このように本発明のズームレンズをテレビカメラに適用することにより、高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
次に本発明のズームレンズに関して、エクステンダレンズ群退避時の数値実施例およびエクステンダレンズ群挿入時の実施例1~6にそれぞれ対応する数値実施例を示す。各数値実施例において、iは物体側からの光学面の順序を示す。
riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線に対する第i面と第i+1面との間の光学材料の屈折率、アッベ数を示す。
BF(バックフォーカス)はフィルタを除いたレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表したものである。
面番号の横に付した*はその面が非球面であることを意味する。
また、離心率をkとし、非球面係数をA3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10、A11、A12、A13、A14、A15、A16として、面頂点を基準にして光軸からの高さhの位置における光軸方向の変位をxとする非球面形状は、
x=(h2/R)/[1+{1-(1+k)(h/R)21/2]+ΣAnh
で表される。但しnは3以上16以下の自然数であり、Rは近軸曲率半径である。
数値実施例1~6それぞれにおける上述した条件式(1)~(8)との対応を以下の表1に示す。
Figure 0007328084000001
<エクステンダ退避時>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
1* 1918.222 2.50 1.83481 42.74
2 30.936 17.09
3* 159.855 2.00 1.83481 42.7
4 86.331 10.04
5 -94.827 1.80 1.83481 42.7
6 -527.011 0.15
7 94.270 4.26 1.92286 18.9
8 347.768 1.67
9 164.790 8.26 1.60300 65.4
10* -99.054 4.41
11 -604.301 8.00 1.43387 95.1
12 -55.085 0.30
13 -53.196 1.70 1.80000 29.8
14 -110.385 0.18
15 169.977 1.70 1.91650 31.6
16 53.615 13.56 1.43875 94.7
17 -122.220 0.40
18 861.296 9.06 1.43387 95.1
19 -67.470 0.40
20 111.203 8.23 1.76385 48.5
21 -166.639 (可変)
22 96.566 0.70 2.00100 29.1
23 17.507 4.07
24 -61.457 0.70 1.43875 94.7
25 70.548 2.33
26 -109.228 5.39 1.85478 24.8
27 -14.852 0.70 1.88300 40.8
28 171.286 0.21
29 40.389 3.04 1.64769 33.8
30 -122.593 (可変)
31 -32.417 0.80 1.72916 54.7
32 45.308 2.57 1.84666 23.8
33 1466.077 (可変)
34* 66.039 6.29 1.58913 61.1
35 -54.493 (可変)
36(絞り) ∞ 1.84
37 122.970 5.35 1.51742 52.4
38 -46.108 1.00 1.83481 42.7
39 -164.538 35.50
40 61.903 5.47 1.63980 34.5
41 -51.062 1.55
42 -91.972 0.90 1.88300 40.8
43 27.882 5.27 1.48749 70.2
44 -141.929 0.20
45 61.770 7.82 1.43875 94.7
46 -21.051 0.90 2.00100 29.1
47 -54.423 0.13
48 141.825 5.35 1.48749 70.2
49 -31.912 4.00
50 ∞ 33.00 1.60859 46.4
51 ∞ 13.20 1.51680 64.2
52 ∞ 7.45
像面 ∞

非球面データ
第1面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.89922e-006 A 6= 1.07694e-008 A 8= 7.79026e-012
A10= 9.49367e-014 A12= 1.11174e-016 A14= 1.85192e-020 A16=-6.14971e-026
A 3= 1.60188e-005 A 5=-1.68458e-007 A 7=-3.06230e-010
A 9=-1.17457e-012 A11=-4.11466e-015 A13=-1.90016e-018 A15=-7.32479e-023

第3面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.18327e-006 A 6=-7.46601e-008 A 8=-7.11385e-010
A10=-3.23420e-013 A12= 1.59786e-015 A14=-6.51605e-019 A16=-2.04040e-022
A 3=-1.28010e-005 A 5= 4.37046e-007 A 7= 9.13598e-009
A 9= 3.03267e-011 A11=-3.27268e-014 A13=-1.78219e-017 A15= 2.23023e-020

第10面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.08070e-006 A 6= 1.37549e-008 A 8= 2.71473e-010
A10= 2.08368e-013 A12=-7.68841e-016 A14= 1.05285e-018 A16= 2.18705e-022
A 3=-3.60136e-006 A 5=-1.77292e-008 A 7=-2.66936e-009 A 9=-1.44188e-011
A11= 1.68104e-014 A13=-4.82004e-018 A15=-2.64010e-020

第34面
K =-1.32879e+001 A 4= 1.73777e-006 A 6=-4.65336e-009 A 8= 2.82343e-012
各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 4.43 16.45 60.25
Fナンバー 1.86 1.86 2.78
半画角 53.1 17.7 5.1
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62

d21 0.65 37.09 52.71
d30 40.88 4.91 4.40
d33 14.36 17.47 2.11
d35 8.35 4.77 5.02

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 29.69
2 22 -20.23
3 31 -48.88
4 34 51.48
5 36 53.03
<エクステンダ挿入時>

<数値実施例1>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
39 -164.538 1.98
40 25.370 6.41 1.53775 74.7
41 -303.511 0.12
42 33.446 3.09 1.49700 81.5
43 104.300 0.50
44 36.960 4.27 1.61340 44.3
45 -54.332 0.91 2.05090 26.9
46 16.076 5.22 1.59551 39.2
47 -59.569 2.24
48 -56.702 0.99 1.88300 40.8
49 10.246 3.08 1.89286 20.4
50 21.079 6.69

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
<数値実施例2>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
39 -164.538 1.98
40 24.587 6.40 1.59282 68.6
41 -688.324 0.12
42 34.591 2.87 1.43875 94.7
43 94.704 0.50
44 34.968 4.37 1.61340 44.3
45 -53.460 0.91 2.05090 26.9
46 14.289 5.62 1.59551 39.2
47 -56.112 1.91
48 -54.944 0.99 1.88300 40.8
49 10.270 3.14 1.89286 20.4
50 22.383 6.69

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
<数値実施例3>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
39 -164.538 1.98
40 27.224 5.99 1.53775 74.7
41 -292.747 0.12
42 30.748 3.32 1.49700 81.5
43 95.977 0.50
44 43.714 3.77 1.72342 38.0
45 -67.365 0.91 2.05090 26.9
46 16.011 4.90 1.62004 36.3
47 -186.573 3.61
48 -72.602 0.99 1.88300 40.8
49 11.515 2.69 1.89286 20.4
50 21.211 6.73

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
<数値実施例4>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
39 -164.538 1.98
40 23.162 7.87 1.43875 94.7
41 -100.115 2.62
42 28.382 5.92 1.72047 34.7
43 -33.663 0.91 2.05090 26.9
44 16.488 4.95 1.59551 39.2
45 -61.088 2.67
46 -59.541 2.84 1.89286 20.4
47 -16.435 1.00 1.88300 40.8
48 23.188 4.74

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
<数値実施例5>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
40 25.554 6.28 1.53775 74.7
41 -379.909 0.12
42 28.675 3.70 1.49700 81.5
43 116.196 0.50
44 38.679 3.83 1.61340 44.3
45 -64.431 0.91 2.14934 28.1
46 16.425 4.95 1.59551 39.2
47 -68.589 2.62
48 -83.871 0.99 1.88300 40.8
49 10.798 2.90 1.89286 20.4
50 21.208 6.71

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
<数値実施例6>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd vd
39 -164.538 1.98
40 23.487 5.06 1.74077 27.8
41 64.060 0.60
42 39.104 4.28 1.43875 94.7
43 234.577 0.60
44 30.845 3.71 1.43875 94.7
45 -1280.305 0.91 2.02275 19.5
46 11.235 8.12 1.57501 41.5
47 -36.455 2.00
48 -36.008 0.99 1.88300 40.8
49 10.674 3.78 1.95906 17.5
50 30.192 3.47

各種データ
ズーム比 13.60
広角 中間 望遠
焦点距離 8.86 32.89 120.49
Fナンバー 3.72 3.72 5.56
半画角 32.8 9.4 2.6
像高 5.50 5.50 5.50
レンズ全長 315.65 315.65 315.65
BF 40.62 40.62 40.62
U2 :第2レンズ群(ズーム群)
U3 :第3レンズ群(ズーム群)
U4 :第4レンズ群(ズーム群)
U5 :第5レンズ群(リレーレンズ群)
U51 :第51レンズ群(リレーレンズ群)
U52 :第53レンズ群(エクステンダレンズ群)
U521 :前群
U522 :中群
U523 :後群
U53 :第53レンズ群(リレーレンズ群)

Claims (15)

  1. リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、
    正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
    前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNn、前記前群に含まれている正レンズと前記中群の前記正レンズとの異常分散性dθgFの和をdθp_sumとして、
    2.0150<Nn<2.2000
    0.0415<dθp_sum<0.1100
    なる条件式を満たすことを特徴とするエクステンダレンズ群。
    但し、前記異常分散性dθgFは、アッベ数をνdとし、部分分散比をθgFとして、
    dθgF=θgF-(0.64146-0.0016178×νd)
    なる式で定義され、
    前記アッベ数νdおよび前記部分分散比θgFは、それぞれ、フラウンホーファー線のg線(435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、およびC線(656.3nm)に関する屈折率をそれぞれNg、NF、Nd、およびNCとして、
    νd=(Nd-1)/(NF-NC)
    θgF=(Ng-NF)/(NF-NC)
    なる式で定義される。
  2. リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、
    正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
    前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNn、前記中群における像側の前記正レンズのd線に関する屈折率をNp_b3として、
    2.0150<Nn<2.2000
    0.428<Nn-Np_b3<0.620
    なる条件式を満たすことを特徴とするエクステンダレンズ群。
  3. リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、
    正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
    前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNn、前記前群に含まれている正レンズと前記中群の前記2つの正レンズとのd線に関する屈折率の平均をNp_aveとして、
    2.0150<Nn<2.2000
    0.428<Nn-Np_ave<0.620
    なる条件式を満たすことを特徴とするエクステンダレンズ群。
  4. リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、
    正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
    前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNn、前記中群の前記負レンズの焦点距離をfnとし、前記前群と前記中群との合成焦点距離をfabとして、
    2.0150<Nn<2.2000
    -5.00<fab/fn<-3.05
    なる条件式を満たすことを特徴とするエクステンダレンズ群。
  5. リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることによりズームレンズの焦点距離範囲を変化させるエクステンダレンズ群であって、
    正の屈折力を有する前群と、正レンズと負レンズと正レンズとが接合されてなる接合レンズからなる中群と、負の屈折力を有する後群とからなり、
    前記中群の前記負レンズのd線に関する屈折率をNnとし、前記中群における像側の前記正レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をR1b3とし、該正レンズの像側のレンズ面の曲率半径をR2b3として、
    2.0150<Nn<2.2000
    -1.00<(R1b3+R2b3)/(R1b3-R2b3)<1.20
    なる条件式を満たすことを特徴とするエクステンダレンズ群。
  6. 前記中群の前記負レンズのアッベ数をνnとして、
    2.55<Nn+0.04412×νn<4.20
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
    但し、前記アッベ数νは、フラウンホーファー線のF線(486.1nm)、d線(587.6nm)、およびC線(656.3nm)に関する屈折率をそれぞれNF、Nd、およびNCとして、
    ν=(Nd-1)/(NF-NC)
    なる式で定義される。
  7. 前記中群の前記負レンズの部分分散比をθnとして、
    0.6050<θn<0.6550
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
    但し、前記部分分散比θは、フラウンホーファー線のg線(435.8nm)、F線(486.1nm)、およびC線(656.3nm)に関する屈折率をそれぞれNg、NF、およびNCとして、
    θ=(Ng-NF)/(NF-NC)
    なる式で定義される。
  8. 7以上のレンズを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  9. 2以上の接合レンズを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  10. 3以上の接合面を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  11. 8以下のレンズからなることを特徴とする請求項1ないし請求項10のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  12. 前記前群は、2以下の正レンズからなることを特徴とする請求項1ないし請求項11のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  13. 前記後群は、正レンズと負レンズとを接合してなる接合レンズからなることを特徴とする請求項1ないし請求項12のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群。
  14. 複数のレンズ群を有するズームレンズであって、
    前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、ズーミングのためには移動しない正の屈折力を有する第1レンズ群と、ズーミングのために移動する負の屈折力を有する第2レンズ群と、ズーミングのために移動する負の屈折力を有する第3レンズ群と、ズーミングのために移動する正の屈折力を有する第4レンズ群と、ズーミングのためには移動しない正の屈折力を有するリレーレンズ群からなり、
    前記リレーレンズ群の光路に対して挿抜されることにより焦点距離範囲を変化させる請求項1ないし請求項13のうちいずれか1項に記載のエクステンダレンズ群を有することを特徴とするズームレンズ。
  15. 請求項14に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された像を受ける撮像素子と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
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