JPH0318162B2 - - Google Patents

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JPH0318162B2
JPH0318162B2 JP57087886A JP8788682A JPH0318162B2 JP H0318162 B2 JPH0318162 B2 JP H0318162B2 JP 57087886 A JP57087886 A JP 57087886A JP 8788682 A JP8788682 A JP 8788682A JP H0318162 B2 JPH0318162 B2 JP H0318162B2
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lens
focusing
lens group
catadioptric
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Kyoshi Hayashi
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Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
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Publication date
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Publication of JPH0318162B2 publication Critical patent/JPH0318162B2/ja
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    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
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    • G02B17/0856Catadioptric systems comprising a refractive element with a reflective surface, the reflection taking place inside the element, e.g. Mangin mirrors
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0804Catadioptric systems using two curved mirrors
    • G02B17/0808Catadioptric systems using two curved mirrors on-axis systems with at least one of the mirrors having a central aperture
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0852Catadioptric systems having a field corrector only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/08Catadioptric systems
    • G02B17/0884Catadioptric systems having a pupil corrector

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は反射屈折型望遠レンズ、特に近距離収
差変動の少ない合焦方式を採用したものに関す
る。 35mm判カメラ用レンズとして焦点距離が250mm
以上の望遠レンズをコンパクト化する場合、しば
しば反射屈折型レンズ系が採用される。反射屈折
型レンズ系を用いることにより、望遠比(焦点距
離に対する最前レンズ面から像面までの距離の
比)が0.3以下の小型なレンズが実現でき、操作
上大変有利であり、更に収差的には、色収差が発
生しにくいという利点がある。このような反射屈
折型レンズ系に於ける合焦方式としては、従来
全体くり出し方式、2つの反射面の間隔を変え
る方式、2つの反射面の間隔を一定に保ちつつ
後方レンズ群との間隔を変える方式等が知られて
いる。 具体的には、例えば特開昭50−151143号公報に
開示されているごとく、反射屈折型レンズは、大
きく分けて光の進行方向より順次、前群屈折系
K1、第1反射系R1、第2反射系R2、後群屈折系
K2の4つの部分より構成される。第1図に特開
昭50−151143号公報に記載された反射屈折型レン
ズの構成及び軸上無限遠物点からの光線を示し
た。ここで、前記の全体くり出し式合焦方式と
はK1+R1+R2+K2全系を物体側へ移動させて合
焦を行なう方式であり、の反射面間隔を変える
方式とはR2又はR2+K1に対してR1又はR1+K2
移動させて合焦を行なう方式であり、の方式と
は上記公報に開示された発明であり、K1+R1
R2とK2の間隔を変化させて合焦を行なう方式で
ある。 次に以上のような従来知られている反射屈折レ
ンズの合焦方式について概観してみる。の全体
くり出し式合焦方式は、被写体が無限遠位置より
近距離へくるとその焦点位置はレンズ後方へ伸び
ていくが、単純にその増加分だけ、レンズ系全体
を物体側にくり出して、その像面位置をフイルム
面上へもつてゆくもので、反射屈折型レンズに限
らず一般の写真用レンズでは最もひろく使われて
いるものである。このくり出し量をx′とすると、
x′は近似的に x′≒f2/(R−2f) …(a) 但し、 f:レンズの焦点距離 R:被写体とフイルム面間距離 で表わされる。反射屈折型レンズでは焦点距離f
の長いものがほとんどであり、このくり出し量
は、焦点距離が長くなればなる程極めて大きな量
となつていくので、機械的にも長大な繰り出し機
構を必要とし複雑な機械構造が要求される。又近
距離物体に合焦した際の全長の変化も極めて大き
くなり、レンズの保持バランスも変化し、操作性
の上からも、レンズのコンパクト化の面からも不
利であることは明らかである。次にの反射面間
隔を変える方式については、反射屈折レンズで
は、最も多く採用されている方式である。R1
はR1+K2、及びR2又はR2+K1は大変強いパワー
を持つているので、合焦の際のくり出し量は、極
めて少なくて済む。しかし次の点で問題が残る。
先ず、全体くり出しの場合でもそうであるが、径
の大きなレンズ群を動かすことになるので、移動
機構が大きくなり、操作性の面からも好ましくな
い。更に製作上の問題も有する。この方法だと、
最も高精度を要求される反射面を動かすことにな
るので、反射面に偏心が生じ、光学性能が、大き
く劣化してしまう可能性が高い。このの方法を
採用する場合、この反射面の偏心精度を確保する
ために、金物部品の精度、硝子部品の精度を相当
に厳しくせねばならず、加工上も製作コスト上も
好ましくない。加えてパワーの強い群を動かす場
合、それ自体で収差の変動が起る。焦点距離の長
いレンズでは、無限遠に近い状態で最良となるよ
うに収差の補正がなされるが、強いパワーをもつ
た群で合焦する時には、この関係が少しの移動で
大巾にくずれる。従つて、近距離の収差変動、特
に球面収差の変動はある程度は避け得ない。最後
に上記特開昭50−151143号公報に開示されている
K1+R1+R2とK2の間隔を変える方式であるが、
これは、被写体距離の変化による、K1+R1+R2
の焦点位置の変化分だけK1+R1+R2をくり出し
て合焦するものである。この方法は、反射面を相
対的に移動させずに済むので、の場合より有利
であるが、移動群K1+R1+R2の持つ焦点距離は、
上記公報に記載された実施例に見られる如く、
高々f/1.37程度である。これはの全体くり出
し式と比較すれば撮影至近距離を10fとしてくり
出し量は1/4程度になる。しかも実際には、形状
の大きな移動群K1+R1+R2の方を固定し、K2
カメラボデイー本体を一体としてくり下げて合焦
を行なうので、フアインダーをのぞきながらの合
焦作業では、大変都合が悪い。 本発明は以上述べた諸欠点を解決し、撮影最至
近距離を短縮し、しかも合焦移動群の形状も合焦
移動量を大変小さく、近距離性能の劣化も大変少
ない、コンパクトで高性能な反射屈折型望遠レン
ズを提供することを目的とする。 本発明による反射屈折型望遠レンズは、光線の
進行方向より順次、凹面鏡と凸面鏡とを含む収斂
性の第1レンズ群G1、発散性第2レンズ群G2
収斂性第3レンズ群G3の3つの群より構成し、
無限遠合焦状態で第1レンズ群G1と第2レンズ
群G2とで、ほぼアフオーカル系を形成し、より
近距離の被写体へ合焦する際、第2レンズ群G2
を像側へ移動させるものである。そして第1収斂
群G1と第2発散群G2とでほぼアフオーカル系を
形成するという条件から、 f=f1・(f3/−f2) …(b) 但し、 f1:第1レンズ群G1の焦点距離 f2:第2レンズ群G2の焦点距離 f3:第3レンズ群G3の焦点距離 f:全系の焦点距離 が導かれ、各群はこの関係式を満たさねばならな
い。 すなわち、本発明は収斂、発散、収斂の3群構
成からなり、2つの収斂群間の発散群の移動によ
り合焦を行なうという点で、基本的には特許第
1050813号と同一であり、これを反射屈折型レン
ズ系に応用したものである。しかしながら上記の
特許の実施例は屈折系のみからなる望遠レンズで
あるのに対し、本発明では第1レンズ群を反射屈
折系で構成するために各群の構成は全く異なり、
本発明の反射屈折型望遠レンズとしては各群への
パワー配置について以下の条件を満足しなければ
ならない。 (1)0.07f1<|f2|<0.15f1 (2)0.20f<f1<0.50f ここで、f1,f2は第1レンズ群G1及び第2レン
ズ群G2の焦点距離をそれぞれ表わし、fは全系
の焦点距離を表わす。なお、以下において、第i
レンズ群を第i群と称する。 このような本発明による反射屈折型望遠レンズ
の構成においては、後記する実施例で具体的に示
されるとおり、所定の近距離物体に合焦するため
の第2群の移動量は、従来の合焦方式による場合
よりも小さくすることができる。また、合焦のた
めの可動群としての第2群は、大きな口径のレン
ズ及び反射面を有する第1群に比べてかなり小さ
いレンズ系であるから、この第2群を動かす為の
力も僅で済み、機械的構造も簡単にすることがで
きる。そして、第1群G1と第3群G3との中間に
位置するレンズ群移動するので、合焦の際のレン
ズ全長の変化が全くなく、比較的小さなレンズ群
のみが移動するためレンズの保持バランスが変化
しない。更に、反射光学系の生命である反射面は
合焦に際し不動であるから合焦による偏心も生ず
ることがなく、光学性能維持の面でも大変都合が
よい。そして、収差的にも近距離収差変動の極め
て少ない反射屈折光学系が実現できる。 以下、上記の条件式の意義を説明する。 条件式(1)は収差構造上の意味だけでなく、機械
構造上の意味をも持つている。反射光学系の可動
群は、機械構造を簡単にする為に、できるだけ像
面側に寄せて配置したい。反射系を構成している
部分の光学系を保持している鏡筒の内側(物体
側)にこの合焦可動群が深く配置されてしまう
と、それを動かす機械構造も複雑にせざるを得な
い。条件式(1)の上限を外れると第1群G1に対す
る第2群G2のパワーが小さくなり、前記(b)式を
満たす為に、合焦群を反射鏡筒の内側深く配置せ
ねばならず、機械構造上大変不利になる。そして
レンズ全長も増大する方向でありレンズのコンパ
クト化、操作性からも不利となる。(1)式の下限を
外れると逆に第1群G1に比べ第2群G2のパワー
が強くなり、発散群としての第2群G2で発生す
る高次収差が増大する。特に像画湾曲球面収差に
は高次の曲りが発生し、もはや補正不能となり、
近距離の収差変動も大きく増大してしまう。しか
も第2群G2の射出する斜光束が光軸となす角が
大きくなりこのため後方レンズ群の口径の増大も
招き、この点からもレンズのコンパクト化、操作
性の面で不利である。そしてペツツバール和も大
きく負になり正方向への像面湾曲と非点隔差も著
しくなる。 条件式(2)は特に球面収差とその近距離変動及び
合焦群としての第2群の移動量に関するものであ
る。上限を外れると全系のパワーに対する第1群
G1のパワーが弱くなり、合焦の為の第2群G2
移動量が増加する。従つて、第2群G2と第3群
G3との空気間隔を大きくとらねばならず、光学
系の全長は増大し、第2群G2で発散された斜光
束を第3群G3とは光軸より離れた位置で受ける
ことになるので後方のレンズ口径が増大し、光学
系のコンパクト化、操作性の面で著しく不利とな
る。逆に下限を外れると、全系のパワーに対する
第1群G1のパワーが強くなり、この群としての
明るさが不足する。従つて高次の球面収差の発生
が著しくなり、もはや十分な補正ができなくな
る。又、球面収差の近距離変動が激しく、本発明
の目的を達成し得なくなる。 以上述べたように、条件式(1)、(2)を満足するこ
とにより、コンパクトで、無限遠撮影から至近距
離撮影まで、すぐれた結像性能を有する操作性も
大変よい反射屈折型レンズを得ることが可能であ
る。ここで更に前記条件式で決定される基本的な
パワー配置を有効にする為の各群の具体的レンズ
構成について述べておく。 収斂性の第1群G1は光線の進行方向より順に
第1屈折成分P1、第1反射成分Q1、第2反射成
分Q2、第2屈折成分P2の大別して4つの群によ
り構成されている。第一屈折成分P1は少なくと
も一枚の正レンズを含んで構成され、第1及び第
2反射成分Q1,Q2は表面反射鏡を用いる場合や、
屈折面を伴う裏面反射鏡で構成される。第1反射
成分Q1は光軸を中心として、一部をくり抜いて
使つたり、又は中心部のみ反射面を設けず、透過
面とし、その面を共用としたりして使用する。第
2反射成分Q2としては、第1屈折成分P1のレン
ズより像側にレンズを貼り付けて反射面を設けた
り、第1屈折成分P1より物体側にレンズを貼り
付けて反射面を設け、光路長をかせぐようにする
ことができる。第2屈折成分P2は通常2〜3枚
のレンズで構成され第1反射成分Q1の中心部を
第2屈折成分P2のレンズとして使うこともでき
る。 第2群である発散群G2は大きく分けて前群
G21、後群G22との2つの部分より構成される。
前群G1及び後群G22は少なくとも1枚の凹レンズ
を含み、両群の少なくとも一方は貼り合わせレン
ズか又は全体として凹のパワーを持ち凸レンズと
凹レンズが僅かな空気間隔を隔てて相対している
色消しの要素を持つことが望ましい。この第2群
G2では特に球面収差の色変化の補正をするので、
前群G21に色消し要素を持たせる方が効果的であ
る。この第2群については以下の条件式を満足す
ることが望ましい。 (3) 0.65<|f22|/|f2|<1.85 (4) υa−υb>12 但し、 f22:第2群の後群G22を構成する凹レンズの焦
点距離 υa:第2群中の色消レンズエレメントの内凸レ
ンズのアツベ数 υb:第2群中の色消レンズエレメントの内凹レ
ンズのアツベ数 条件式(3)はコマ収差と色収差に関するもので、
下限を外れると第2群の後群G22の負レンズのパ
ワーが強くなり、斜光束の内、周辺部に入射する
光線に対する発散作用が強くなり、コマ収差の非
対称成分が増大してしまう。逆に上限を外れると
第2群の前群G21の中の負レンズ成分が相対的に
強くなる為、色消し効果が弱くなり、倍率の色収
差の画角による変動が発生してしまう。条件式(4)
は球面収差の色変化に関するもので、条件式の範
囲外で硝子の選択を行なうと、色消し効果を確保
する為に、色消し面の曲率半径をきつくせねばな
らず、高次の球面収差の色変化が発生してしま
う。 第3群である収斂群G3は大きく分けて前群G31
と後群G32との2つの部分より構成される。両部
分群とも少なくとも1枚の正レンズと少なくとも
1枚の負レンズを含む2枚以上のレンズで構成さ
れる。後群は負又は正で比較的小さなパワーを持
ち、像面湾曲と倍率の色収差が主に補正される。
前群については第3群中のほとんどのパワーを負
担し、像面湾曲、非点収差の補正が主になされ
る。又次の条件式を満足することが望ましい。 (5) 0.75<f31/f3<1.4 (6) |Np−No|>0.25 但し、 f31:第3群中前群の焦点距離 Np:第3群中前群の正レンズのd−線に対す
る屈折率 No:第3群中前群の負レンズのd−線に対す
る屈折率 条件式(5)の上限を外れると第3群中、前群のと
るパワーが弱くなり、第3群で発散した斜光束に
対する収斂作用が弱くなり、後玉径の増大を招
き、かつ第3群としての望遠比も大きくなり、全
長の増大につながり、好ましくない。逆に下限を
外れると前群のパワーは強くなり、第3群として
の望遠比は小さく小型な構成となるが、後群の負
のパワーも増大し、ベツツバール和は負に増大す
る。従つて正の像面湾曲が発生し、非点隔差も増
大する。条件式(6)もペツツバール和に関するもの
で、条件式の範囲外の屈折率の硝子で構成すると
ペツツバール和は負方向に増大しやはり正の像面
湾曲が発生し、非点隔査も増大する。 以下本発明による実施例について説明する。い
ずれの実施例も35mm一限レフカメラ用とし焦点距
離f=1000mm、Fナンバー11を有している。第
1実施例は第2図のレンズ構成図に示すごとく、
第1群G1は第1屈折成分P1としての正レンズ
L11、第1反射成分Q1としての凹の裏面反射面を
有するメニスカスレンズL12、負レンズと正レン
ズとの貼合わせからなり第2反射部材Q2として
凸の裏面反射面を有するメニスカスレンズL13
らなり、メニスカスレンズL13は第2屈折成分P2
としての機能も兼ねている。第2群G2は前群G21
としての両凸正レンズと両凹負レンズとが貼合さ
れたメニスカスレンズL21、後群G22としての両凹
負レンズL22からなり、第3群G3は物体側により
曲率の強い面を向けた正レンズL31と負レンズL32
とからなる前群G31、物体側により曲率の強い面
を向けた正レンズL33と像側に凸面を向けた負メ
ニスカスレンズL34とからなる後群G32で構成され
ている。尚、第2図中には本発明による構成を理
解し易くするために、軸上無限遠物点からの周縁
光線を記入した。この第1実施例では第2反射成
分Q2及び第2屈折成分P2としてのメニスカスレ
ンズL13を貼合せとすることによつて第1群G1
しての色消しを行ない、第2群G2では前群に貼
合せレンズL21を設けて第2群としての色消しを
行ない後群に負の単一レンズL22を設け、簡単な
構成とした。また第3群G3の後群では、物体側
に正レンズL33、像側に負レンズL34を設けること
によりレンズ系後部の口径を小さくできる。 第2実施例は第3図に示すごとく、第1群G1
及び第3群G3の構成は第1実施例と同様である
が、第2群G2の前群を互いに分離された両凸正
レンズL21と両凹負レンズL22とで構成したもので
ある。 第3実施例は第4図に示すごとく、第1群G1
の第1反射成分Q1として表面反射部材L12を用い
た。この反射部材L12はレンズ表面に蒸着による
反射面で形成するのみではなく、金属製の反射鏡
で構成することもでき軽量化することが可能であ
る。そして、第1屈折成分P1としての正メニス
カスレンズL11の物体側に両凹負レンズL13を、像
側に正メニスカスレンズL14をそれぞれ貼合せ、
両凹負レンズL13の物体側の面を反射面として第
2反射成分Q2を形成している。また、第2屈折
成分として貼合せ正レンズL15及び像側に凸面を
向けたメニスカスレンズL16を加えることにより
第1群G1としてのより良好な色消し及び諸収差
の補正を達成している。第2群G2は正レンズ
L21、貼合せ負レンズL22、中心厚がかなり厚い負
レンズL23からなり、各レンズは第1群G1の第1
反射成分としての反射部材L12の中心開口より像
側に位置しているため、第1群G1と第2群G2
における望遠比が大きくなり全長がやや長くなる
が、第2群を移動させるための構造が簡単であり
製作上は有利である。 第4実施例は第5図のごとく、第1群G1中の
第2反射成分としてのメニスカスレンズL13の貼
合せ面を除き、第2屈折成分として色消しのため
の貼合せ正メニスカスレンズL14を設けたもので
ある。第2群G2及び第3群G3の構成は前記の第
1実施例と同様である。 第5実施例は第6図のごとく、第2群G2中の
前群G22を正レンズL21と貼合せ負レンズL22とで
構成し、後群G23を貼合せ負レンズL22で構成した
ものであり、これにより高次の球面収差をも良好
に補正されている。第1群G1及び第2群G2の構
成は第4実施例と同様である。 第6実施例は第7図のごとく、第2群G2中の
後群を単一負レンズで構成したものであり、また
第3群G3の後群G32として、像側に凸面を向けた
負メニスカスレンズL33の後方に正レンズL34を設
けたものである。 第7実施例は第8図のごとく第6実施例とほぼ
同様の構成であるが、各群の屈折力が比較的小さ
くなつており、それだけ全系の形状が大形化する
が収差補正上は有利である。 第8実施例は第9図のごとく、第1群G1、第
3群G2の構成は第6図の第5実施例と同様であ
るが、第2群G2の後群を単一の負レンズで構成
したものである。 次に各実施例の諸元を示す。各表中、面番号は
物体から入射する光線の通る順序を表わし、屈折
率n及びアツベ数υはd線(λ=587.6nm)に対
する値である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記各実施例における前記条件式の対応値を下
表に示す。
【表】
【表】 尚、第1図に示した公知例としての特開昭50−
151143号公報に開示された反射屈折型望遠レンズ
の諸元も併せて掲げておく。
【表】 上記第1〜第8実施例の諸収差図を順に第10
図〜第17図に示す。各図の(A)は無限遠物体への
合焦状態であり、(B)は撮影倍率β=−0.2の至近
距離物体への合焦状態である。またSphは球面収
差、Astは非点収差、Disは歪曲収差を表わす。
そして、第18図(A)及び(B)には比較のため前記特
開昭50−151143号公報に開示された反射屈折型望
遠レンズの無限遠物体合焦状態及び撮影倍率β=
−0.2の至近距離物体への合焦状態における諸収
差図を示す。 各収差図から、本発明による反射屈折型望遠レ
ンズは無限遠は勿論、近距離に対しても優れた結
像性能を維持していることが明らかである。特に
第18図(A)(B)に示した公知例のものとの比較か
ら、本発明による反射屈折型望遠レンズが無限遠
に対しても至近距離に対しても一層優れているこ
とが判る。しかも、無限遠合焦状態から撮影倍率
β=−0.2の至近距離合焦状態までに必要な合焦
群の移動量は、下表の如く、特開昭50−151143号
公報のものの1/3以下と極めて小さい。
【表】 以上のように、本発明によれば合焦のためには
光学系の中の小さなレンズ群のみをわずかに動か
すだけでよくコンパクトでしかも無限遠から近距
離まで、良好な結像性能を持つた反射屈折型望遠
レンズが実現できる。特に反射屈折レンズ系は、
焦点距離の長い超望遠レンズに採用される場合
が、多いので、本発明は大変有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は特開昭50−151143号公報の反射屈折型
望遠レンズの構成及び軸上無限遠物点からの光線
を示す。第2図は本発明の第1実施例を示すレン
ズ構成図、第3図は第2実施例のレンズ構成図、
第4図は第3実施例のレンズ構成図、第5図は第
4実施例のレンズ構成図、第6図は第5実施例の
レンズ構成図、第7図は第6実施例のレンズ構成
図、第8図は第7実施例のレンズ構成図、第9図
は第8実施例のレンズ構成図、第10〜第17図
に第1〜第8実施例の諸収差を示し(A)は無限遠物
体への合焦状態、(B)は撮影倍率β=−0.2の至近
距離物体への合焦状態、第18図は特開昭50−
151143号公報に開示された反射屈折型望遠レンズ
の諸収差図で(A)は無限遠物体への合焦状態、(B)は
撮影倍率β=−0.2の至近距離物体への合焦状態
を示す。 主要部分の符号の説明、G1……第1群、G2
…第2群、G3……第3群。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光線の進行方向より順次、凹面鏡と凸面鏡と
    を含む収斂性第1レンズ群G1、光軸にそつて移
    動可能な発散性第2レンズ群G2、収斂性第3レ
    ンズ群G3の3つのレンズ群を有し、無限遠合焦
    状態では前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ
    群G2とで、ほぼアフオーカル系が形成され、前
    記第2レンズ群G2を像側へ移動させることによ
    り、より近距離の物体への合焦が可能であり、以
    下の条件を満足することを特徴とする反射屈折型
    望遠レンズ。 (1) 0.07f1<|f2|<0.15f1 (2) 0.20f<f1<0.50f 但し、f1及びf2はそれぞれ第1レンズ群及び第
    2レンズ群の焦点距離であり、fは全系の焦点距
    離である。
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