JPH0146674B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0146674B2 JPH0146674B2 JP57027183A JP2718382A JPH0146674B2 JP H0146674 B2 JPH0146674 B2 JP H0146674B2 JP 57027183 A JP57027183 A JP 57027183A JP 2718382 A JP2718382 A JP 2718382A JP H0146674 B2 JPH0146674 B2 JP H0146674B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- grooves
- expandable filler
- peeled
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001151 other effect Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉内部や、工場の床、舗床或いは
壁その他の硬化コンクリートの表面を、内部に殆
んど影響を与えずに一定の均一な深さにはつる硬
化コンクリートの表面はつり工法に関する。
壁その他の硬化コンクリートの表面を、内部に殆
んど影響を与えずに一定の均一な深さにはつる硬
化コンクリートの表面はつり工法に関する。
一般に、原子炉内部や、工場の床、舗床或いは
壁その他の硬化コンクリートにあつて、その表面
の汚損や破損の程度が進行すると、表面のコンク
リートを打ちなおす必要がある。このような場合
には、破損や汚損した箇所の表面を一定厚さだけ
はつり取り、その部分に新たなコンクリートを打
設する方法が採られている。
壁その他の硬化コンクリートにあつて、その表面
の汚損や破損の程度が進行すると、表面のコンク
リートを打ちなおす必要がある。このような場合
には、破損や汚損した箇所の表面を一定厚さだけ
はつり取り、その部分に新たなコンクリートを打
設する方法が採られている。
しかし、このような表面の補修に際し、従来は
汚損や破損箇所のはつりは、特に工場等の建築物
のコンクリート床や壁にあつては、全て鏨を使用
し、手作業によつてはつり取つていたところであ
り、その作業に多大の労力と時間を要し、極めて
不経済なものであつた。
汚損や破損箇所のはつりは、特に工場等の建築物
のコンクリート床や壁にあつては、全て鏨を使用
し、手作業によつてはつり取つていたところであ
り、その作業に多大の労力と時間を要し、極めて
不経済なものであつた。
そこで本発明者等は、手軽に行えるはつり方法
を求めて研究した結果、従来、岩石やコンクリー
トの脆性物体の破壊に使用している膨張性充填剤
の存在に着目し、本発明を完成するに到つたので
ある。
を求めて研究した結果、従来、岩石やコンクリー
トの脆性物体の破壊に使用している膨張性充填剤
の存在に着目し、本発明を完成するに到つたので
ある。
この膨張性充填剤を使用した建築物に対する工
法には、特開昭55−136367号公報に示されている
工法、即ち、壁面の破壊予定範囲の周囲に溝を形
成し、その溝に囲まれた内部に壁表面から裏面稍
手前に到る深さの膨張性充填剤充填用の孔を多数
形成し、その各孔内に膨張性充填剤を充填し、そ
の膨脹力によつてコンクリートに表面から深部に
到る多数の亀裂を生ぜしめ、これによつて壁面を
破壊するようにした工法があるが、この工法は建
築物の壁全体を破壊し、貫通した空間を形成する
場合には有効な工法であるが、コンクリート表面
から一定の厚さのみをはつり取る方法としては充
分なものではなかつた。
法には、特開昭55−136367号公報に示されている
工法、即ち、壁面の破壊予定範囲の周囲に溝を形
成し、その溝に囲まれた内部に壁表面から裏面稍
手前に到る深さの膨張性充填剤充填用の孔を多数
形成し、その各孔内に膨張性充填剤を充填し、そ
の膨脹力によつてコンクリートに表面から深部に
到る多数の亀裂を生ぜしめ、これによつて壁面を
破壊するようにした工法があるが、この工法は建
築物の壁全体を破壊し、貫通した空間を形成する
場合には有効な工法であるが、コンクリート表面
から一定の厚さのみをはつり取る方法としては充
分なものではなかつた。
本発明は、このような従来の問題に鑑み、はつ
り予定厚さより深い部分に亀裂を生じさせる等の
影響を与えることなく、予定された厚さのみを簡
単且つ確実にはつり取ることのできる硬化コンク
リートの表面はつり工法の提供を目的としたもの
であり、その要旨とするところは、硬化したコン
クリート表面をカツターにより多数列配置に略均
一な深さの切削溝を切削成形し、該切削溝に対
し、一列おきに膨張性充填剤を注入し、該膨張性
充填剤の膨脹力により前記切削溝間のコンクリー
トを膨張性充填剤が充填されてない切削溝側に押
し倒させ、該コンクリートの根部を破壊して一定
厚さのコンクリートをはつり取ることを特徴とし
てなる硬化コンクリートの表面はつり工法に存す
る。
り予定厚さより深い部分に亀裂を生じさせる等の
影響を与えることなく、予定された厚さのみを簡
単且つ確実にはつり取ることのできる硬化コンク
リートの表面はつり工法の提供を目的としたもの
であり、その要旨とするところは、硬化したコン
クリート表面をカツターにより多数列配置に略均
一な深さの切削溝を切削成形し、該切削溝に対
し、一列おきに膨張性充填剤を注入し、該膨張性
充填剤の膨脹力により前記切削溝間のコンクリー
トを膨張性充填剤が充填されてない切削溝側に押
し倒させ、該コンクリートの根部を破壊して一定
厚さのコンクリートをはつり取ることを特徴とし
てなる硬化コンクリートの表面はつり工法に存す
る。
次に、本発明の実施の一例を第1図〜第6図に
ついて説明する。
ついて説明する。
第1図は処理開始前のコンクリートの状態を示
す断面図であり、図中1は本発明に係る硬化コン
クリートの表面はつり工法によつて表面をはつり
取ろうとするコンクリートである。
す断面図であり、図中1は本発明に係る硬化コン
クリートの表面はつり工法によつて表面をはつり
取ろうとするコンクリートである。
まず第2図に示すように、コンクリート1の表
面に多数の切削溝2,2,…をカツターにより略
均一な深さに形成する。この各溝2,2,…は互
いに一定間隔を隔てて多列状に成形する。
面に多数の切削溝2,2,…をカツターにより略
均一な深さに形成する。この各溝2,2,…は互
いに一定間隔を隔てて多列状に成形する。
次いで、前記各切欠溝2,2,…に対し、第3
図に示すように、1列おきにその切欠溝2内に膨
張性充填剤3を注入して該溝内にて膨脹させる。
この膨脹によつて各溝間のコンクリート1は充填
剤が充填されていないみぞ側に押し倒され、第4
図に示すように根元部に各溝間に亘つて亀裂4,
4,…が形成され、その亀裂より上部が剥離され
る。
図に示すように、1列おきにその切欠溝2内に膨
張性充填剤3を注入して該溝内にて膨脹させる。
この膨脹によつて各溝間のコンクリート1は充填
剤が充填されていないみぞ側に押し倒され、第4
図に示すように根元部に各溝間に亘つて亀裂4,
4,…が形成され、その亀裂より上部が剥離され
る。
次いで、第5図に示すように剥離されたコンク
リートを除去し、剥離後のコンクリート表面に第
6図に示すように再度前述と同様に切削溝2,
2,…を切削成形し、前述と同様の工程によりコ
ンクリートを剥離する。
リートを除去し、剥離後のコンクリート表面に第
6図に示すように再度前述と同様に切削溝2,
2,…を切削成形し、前述と同様の工程によりコ
ンクリートを剥離する。
このようにして順次剥離を繰り返し、所望の厚
さまでコンクリート表面の剥離を行う。
さまでコンクリート表面の剥離を行う。
本発明の硬化コンクリートの表面はつり工法は
上述のごとく構成され、硬化したコンクリート表
面をカツターにより多数列配置に略均一な深さの
切削溝を切削成形し、該切削溝に対し、一列おき
に膨張性充填剤を注入し、該膨張性充填剤の膨脹
力により前記切削溝間のコンクリートを膨張性充
填剤が充填されてない切削溝側に押し倒させ、該
コンクリートの根元部を破壊して一定厚さのコン
クリートをはつり取るようにしたことにより、次
の如き効果がある。
上述のごとく構成され、硬化したコンクリート表
面をカツターにより多数列配置に略均一な深さの
切削溝を切削成形し、該切削溝に対し、一列おき
に膨張性充填剤を注入し、該膨張性充填剤の膨脹
力により前記切削溝間のコンクリートを膨張性充
填剤が充填されてない切削溝側に押し倒させ、該
コンクリートの根元部を破壊して一定厚さのコン
クリートをはつり取るようにしたことにより、次
の如き効果がある。
多数列の切削溝を形成し、その1列おきに膨
張性充填剤を注入することにより、膨脹圧が溝
の深さ方向に作用することなく、空の溝側に集
中し、溝間のコンクリートの根元部分が水平に
破壊され、所望の厚さのみの剥離がなされ、切
削溝より深い部分には亀裂等の損傷を生じさせ
ることがない。
張性充填剤を注入することにより、膨脹圧が溝
の深さ方向に作用することなく、空の溝側に集
中し、溝間のコンクリートの根元部分が水平に
破壊され、所望の厚さのみの剥離がなされ、切
削溝より深い部分には亀裂等の損傷を生じさせ
ることがない。
従来のように鏨を使用することなく、カツタ
ーにより切削溝を形成し、その内部に膨張性充
填剤を注入するのみで剥離がなされるものであ
るため、少ない労力で、短時間にはつり取るこ
とができることとなり、作業が容易で経済的に
なしえられる。
ーにより切削溝を形成し、その内部に膨張性充
填剤を注入するのみで剥離がなされるものであ
るため、少ない労力で、短時間にはつり取るこ
とができることとなり、作業が容易で経済的に
なしえられる。
切削溝の深さ及び切削溝間の間隔の調整によ
り、切削部の厚さ及び大きさを自由に調節でき
る。
り、切削部の厚さ及び大きさを自由に調節でき
る。
小部分毎に剥離することもできるので、剥離
されたコンクリート片の落下による危険が少な
く、しかも、剥離されたコンクリート片は棒状
の小片となり後処理が簡単である。
されたコンクリート片の落下による危険が少な
く、しかも、剥離されたコンクリート片は棒状
の小片となり後処理が簡単である。
第1図〜第6図は本発明工法の各工程を示す断
面図である。 1……コンクリート、2……切削溝、3……膨
張性充填剤、4……亀裂。
面図である。 1……コンクリート、2……切削溝、3……膨
張性充填剤、4……亀裂。
Claims (1)
- 1 硬化したコンクリート表面をカツターにより
多数列配置に略均一な深さの切削溝を切削成形
し、該切削溝に対し、一列おきに膨張性充填剤を
注入し、該膨張性充填剤の膨脹力により前記切削
溝間のコンクリートを膨張性充填剤が充填されて
ない切削溝側に押し倒させ、該コンクリートの根
元部を破壊して一定厚さのコンクリートをはつり
取ることを特徴としてなる硬化コンクリートの表
面はつり工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2718382A JPS58146665A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 硬化コンクリ−トの剥離工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2718382A JPS58146665A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 硬化コンクリ−トの剥離工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58146665A JPS58146665A (ja) | 1983-09-01 |
JPH0146674B2 true JPH0146674B2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=12213958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2718382A Granted JPS58146665A (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 硬化コンクリ−トの剥離工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58146665A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59150861A (ja) * | 1983-02-16 | 1984-08-29 | 神奈川県 | 脆性物体のはつり工法 |
JPS60164563A (ja) * | 1984-02-01 | 1985-08-27 | 石川島播磨重工業株式会社 | コンクリ−ト壁の斫り工法 |
JPS60195270A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-03 | 電気化学工業株式会社 | 脆性物体の限定破砕工法 |
JP5096819B2 (ja) * | 2007-07-11 | 2012-12-12 | 大成建設株式会社 | コンクリート躯体の解体方法 |
JP5843528B2 (ja) * | 2011-09-06 | 2016-01-13 | 日本原子力発電株式会社 | 放電破砕方法 |
JP6868437B2 (ja) * | 2017-03-29 | 2021-05-12 | 三井住友建設株式会社 | コンクリート躯体の表面を所定の深さではつる方法 |
JP7288275B2 (ja) * | 2019-04-18 | 2023-06-07 | 東鉄工業株式会社 | コンクリート掘削用の切削機及びコンクリート掘削方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136367A (en) * | 1979-04-12 | 1980-10-24 | Onoda Cement Co Ltd | Method of breaking reinforced concrete slab* wall or like |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2718382A patent/JPS58146665A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55136367A (en) * | 1979-04-12 | 1980-10-24 | Onoda Cement Co Ltd | Method of breaking reinforced concrete slab* wall or like |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58146665A (ja) | 1983-09-01 |
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