JPH0146634B2 - - Google Patents

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JPH0146634B2
JPH0146634B2 JP12055882A JP12055882A JPH0146634B2 JP H0146634 B2 JPH0146634 B2 JP H0146634B2 JP 12055882 A JP12055882 A JP 12055882A JP 12055882 A JP12055882 A JP 12055882A JP H0146634 B2 JPH0146634 B2 JP H0146634B2
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JP
Japan
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yarn
processed
silk
silk thread
dyeing
Prior art date
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JP12055882A
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JPS5915570A (ja
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Hiroshi Kurimoto
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KURIMOTO SANGYO KK
Original Assignee
KURIMOTO SANGYO KK
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は野蚕糸の品質改良法、特に濃染性を
向上した野蚕糸を得る加工法に係わるものであ
る。 絹といわれるものには通常、家蚕のつくつたま
ゆをほぐして取つたものと、山野で自然に成育し
た野蚕のつくつたまゆからとつたものとあり、野
蚕糸には更にさく蚕糸、天蚕糸、その他幾つかの
野蚕糸があるが、前の二者がよく利用されてい
る。 野蚕糸は家蚕糸と同じくセリシンとフイブロイ
ンとからなるが、野蚕の食物の相違からか、茶褐
色色素(カロチン等)、脂肪、蝋、タンニン、尿
酸塩等を含有し、それらが繊維表面を包被するの
みならず、繊維内部にも含まれ、まゆ糸自体、太
くて粗雑であり、強度、伸度、耐薬品性はやゝ優
れているが、いわゆる野卑な光沢があり、繰糸が
容易でないため繰糸段階で、化学的、物理的に比
較的強い操作条件を受け、このため吸湿するとき
縮むなどの問題があり、更に精練、漂白は困難
で、特に濃染しにくいという利用上、極めて不利
な問題をかかえている。これらの不都合な点があ
るため、野蚕糸、特にさく蚕糸は家蚕糸にくら
べ、50%位の価格にもかかわらず、実際に使用さ
れることが少なかつた。 このような背景にかんがみ、本発明者は野蚕糸
の欠点をなくす研究を重ね、本発明に到達した。
本発明は野蚕糸の染色性を改良し、防縮性を有す
る野蚕糸を得る加工法を提供することを目的とす
るものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明は下記一般式() (式中、R1は水素又はメチル基、R2はC1〜C18
アルキル基又はアリール基、nは2〜20の数を表
わす)で表わされるアクリル酸又はメタクリル酸
の誘導体を、野蚕糸に、ラジカル重合触媒の存在
下、グラフト重合させる方法である。上記()式
の化合物はアクリル酸又はメタクリル酸とポリエ
チレングリコールモノアルキル(又はアリール)
エーテルとの反応によつて得られる。上記一般式
()のnが4以上のものは、上記合成反応によつ
て、通常、そのnの値の近接したものの幾つかの
混合物で得られ、特にこれを分別する必要がない
のでそのまゝ用いることができる。従つて後述す
る一般式()の化合物の表示の際、nの値が4以
上の場合は平均分子量から算出された値を示して
いる。 本発明で用いる上記一般式()の化合物、即
ち、nが2以上のものは水との親和性が増し、野
蚕糸に対する加工が極めて良好に行なわれる。n
が1の化合物は水に対して不溶性であり、多量の
乳化剤(対モノマー10%以上)を必要とし、乳化
安定性が悪いと加工むらや、製品の硬化、艶消し
などの欠点を生ずる。特にオーバーマイヤー型の
加工機で液量を小さくして加工する場合、トラブ
ルが顕著になる。ところが本発明で用いる化合物
()は水との親和性が強くなり、極くわずかの量
の乳化剤を入れるか、又は必要としないで水性媒
体中で加工ができる。液量の小さなオーバーマイ
ヤー型の加工機で加工しても加工むらがなく、上
記一般式()のnが大きくなるに従つて風合いの
軟らかな、縮みの少ない加工糸が得られ、また化
合物自体の悪臭はnが大きくなるに従つてなくな
り、作業環境がよくなる。nが4以上になると臭
気はほとんどない。加工糸の濃染化については、
グラフト重合による増量率が5%位で効果が現わ
れ、増量率が増すに従つて濃く染まるようにな
る。増量率が40%位までは増量率が増すに従つて
顕著に効果を示すが、それ以後は効果の増大はみ
られない。nが同じときには、上記一般式()に
おけるアルキル基の炭素数の多い方が濃染効果を
示すが、炭素数が4以上になると差が殆んどなく
なる。 一般式()のnの数が多くなるに従つて濃染効
果は顕著となり、n=9程度が最高の効果を示
し、あとはnが大きくなつてもn=9のものにく
らべて次第に効果が低下する。これは親水性が高
くなりすぎるため、グラフト重合率が低下し、野
蚕糸にグラフト加工されないためとも考えられ
る。nが23位になると増量は殆んど起らないので
濃染効果は現われない。 本発明方法によつて得られる加工糸は直接染
料、酸性染料、含金属染料、反応性染料等、絹に
染色し得る染料は程度の差こそあれ、いずれの種
類の染料も効果がある。そして染着性も未加工糸
に比べて早く、吸収も良いため、染色堅牢度の向
上も期待できる。 さく蚕糸と家蚕糸を同浴で同時に染色すると家
蚕糸の方が明らかに濃く染まるが、本発明方法に
従つてn=2の化合物で40%増量した加工糸はさ
く蚕糸の方が家蚕糸に比べ明らかに濃色に染ま
る。また従来絹のグラフト加工に用いられた他の
ビニルモノマー、例えば2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリ
レート、メタクリルアミド、スチレン等をさく蚕
糸にグラフト加工すると、染色性は未加工糸より
低下する。しかし、これらモノマーと本発明のモ
ノマーとで共重合させてグラフト加工し、その
際、本発明のモノマーを繊維に対し、約10%以上
となるようにしてやれば濃染効果が現われ、未加
工糸より濃く染色される。 本発明方法では、一般式()で示されるモノマ
ーは加工製品の使用目的に応じて使用量が選択さ
れ、水性媒体からなる加工浴中にはグラフト重合
を行なわせるためのラジカル重合触媒が添加され
る。かゝる触媒としては過硫酸塩、過硼酸塩、過
酸化水素、過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルパ
ーオキシドなど、有機、無機の過酸化物或いはこ
れらに亜硫酸塩、第一鉄塩、アミン系化合物のよ
うな還元性物質を組合わせたレドツクス触媒又は
アゾ系化合物などが挙げられる。 加工浴は硫酸、燐酸、ギ酸、酢酸等で酸性と
し、要すればモノマーの乳化剤を加え、徐々に昇
温して85〜95℃とし、その温度で60〜90分間、野
蚕糸を処理する。触媒、PH調整剤、乳化剤の量は
モノマー使用量、水性媒体量に応じて、従来知ら
れている絹のグラフト加工法に準じて行えばよ
く、不足するときは追加してもよい。 加工機は既存のものが何れも使用でき、特にオ
ーバーマイヤー型の加工機が有利に使用できる。
オーバーマイヤー型加工機の場合は親水性モノマ
ーと難水溶性モノマーの差が顕著に現われる。加
工される野蚕糸は糸でも又はそれの二次加工品
(例えば織布)でもよい。織布をグラフト加工す
る場合は、上記のように操作してもよく、また織
布を処理浴に浸漬してモノマー、触媒などを含浸
させて取出し、スチーミングしてもよい。 次に本発明の実施例、比較例および染色試験例
を説明する。 実施例 1 次の組成からなる加工浴を調製した。 10g 乳化剤(ポリオキシエチレンノニルフエ
ノールエーテル) 11.5c.c. 98%濃硫酸 12g 過硫酸アンモニウム 以上を11.5の水に加え、充分撹拌する。 上記加工浴を用い、950gの精練ずみのさく蚕
糸(30/2片)をオーバーマイヤー型加工機で40
℃より出発し、徐々に昇温し、50分で95℃とし、
その温度で60分間加工する。しかる後、ソーピン
グ、温洗、水洗、乾燥して仕上げる。得られた加
工糸は軟らかな風合いをもち、光沢があり、得ら
れたものの重量は1300gであり、増量率は36.8
%、加工効率は92%であつた。 比較例 1 次の組成からなる加工浴を調製した。 40g 乳化剤、ノイゲンET148(第一工業製薬
社製) 12c.c. 98%濃硫酸 12g 過硫酸アンモニウム 以上を12の水と混和する。この加工浴を用
い、精練ずみのさく蚕糸(30/2片)1008gを実
施例1と同様にしてグラフト加工した。その結
果、風合いの堅い、艶の消えた加工品が1400g得
られた。増量率は40%、加工効率は100%であつ
た。 染色試験1 上記実施例1および比較例1で得られた加工糸
並びに未加工さく蚕糸を下記の条件でそれぞれ別
浴で染色した。 繊維量に対し9重量%のデイマシツドブラツク
S2J50(フランス国フランクロール社製)を加え
た染色浴それぞれの中で上記3種の繊維を、煮沸
下、50分染色し、途中、追酸として90%酢酸を対
繊維量1%づつ3回(合計対繊維量3%)加え
る。得られたものを水洗、乾燥したところ染色濃
度(目視判断、以下同様)は未加工糸<比較例1
の加工糸<実施例1の加工糸の順序で、それぞれ
約20%程度の差をもつて濃色に仕上がつた。な
お、比較例1のものは染色むらがひどく、一方本
発明実施例のものは染色むらがなかつた。また、
本発明実施例1のものは比較例1のもの、未加工
糸のものと比較して糸の表面がなめらかで、且つ
手で引張つてもさく蚕糸独得のゴムの様な伸び方
を示さなかつた。 更に家蚕糸5gおよび実施例1で得られた加工
さく蚕糸7.07g(グラフト加工前の糸の重量5.17
g)を同浴で2%(対繊維重量)のカヤラツクス
レツドG(日本化薬社製)で染色したところ、本
発明品が2.5倍程度濃く染まつた。同様に家蚕糸
5gおよび未加工さく蚕糸5gをとり、同浴で上
記と同様に染色したところ、家蚕糸の方が30%程
度濃く染まつた。 実施例 2 次の組成の加工浴を調製した。 20g 乳化剤(ポリオキシエチレンノニルフエ
ノールエーテル) 10g 過硫酸カリウム 10c.c. 過酸化水素(濃度33%) 12c.c. 98%濃硫酸 以上を12の水に加えて加工浴とする。 この加工浴で、精練ずみのさく蚕糸の紡績糸
1200gを、実施例1と同様の方法でグラフト加工
した。加工上りは1800gで、増量率50%、加工効
率100%であり、その風合いは軟らかいものであ
つた。 染色試験例 2 実施例2で得られた加工糸5gと、未加工さく
蚕糸の紡績糸5gをとり、表に示す染料を用
い、未加工糸に対しては表に示す染料使用量(対
繊維量)で染色を行ない、一方加工糸については
未加工糸で得られた染色濃度と同程度の染色濃度
を得るにはどの程度の量の染料でよいかを求め、
表の結果を得た。なお、染色は染色浴中で煮沸
下、40分染色し、これに、90%酢酸を1%量(対
繊維)3回即ち合計量3%加えた。ほぼ95〜98%
の吸収をみた。
【表】 上記表は上述の通り、未加工のさく蚕糸の紡績
糸の染色濃度と同程度にするには実施例2の加工
糸に対しどれだけの量の染料が必要かを示すもの
であり(試料番号4の場合は後述の試験目的によ
る)従つて染料を同じ量使用すれば、ずつと濃く
染色されることが明らかである。 試験番号4の場合は反応性染料を用いた場合で
あるが、染料使用量は同じとし、芒硝量を半分に
して染色したものである。染色濃度は加工糸の方
が未加工糸にくらべ約20%程濃く染まつた。この
ように芒硝使用量が半減されることは、使用薬剤
が節約されるだけでなく、排水処理の面からも極
めて有利である。 更に別の染色試験として、実施例1と同様にし
て精練ずみのさく蚕糸の紡績糸をグラフト加工
し、25%増量品および40%増量品を作り、これと
実施例2で得られた50%増量品を用いて同浴で染
色した。染色はカヤラツクスレツドGを2%用
い、上記と同様にして行なつた。その結果25%増
量品<40%増量品<50%増量品の順序で濃く染ま
つており、その差は25%増量品と40%増量品の間
では後者が前者より50〜60%濃く、40%増量品と
50%増量品との間では、後者が前者より少し濃か
つた。 実施例 3 モノマーとして次の6種類、即ち をそれぞれ使用し、(モノマー番号のものは本
発明外)実施例1に示す乳化剤、重合触媒および
PH調整剤を用いて加工浴を調製した。モノマー使
用量は後記表2に示す通りであり、乳化剤その他
の薬剤の使用量は、実施例1に示す、それぞれの
対モノマー量と同等比率になるようにした。な
お、上記およびのモノマーについては対モノ
マー5%量の乳化剤を用いた。被加工繊維として
は精練ずみのさく蚕糸(30/2片)を用い、それ
ぞれビーカー内で実施例1と同様の条件でグラフ
ト加工した。その結果を表2に示す。得られたそ
れぞれの加工糸をカヤラツクスレツドGを用い、
染色試験例2の方法と同様にして染色を行つた。
その結果を表2に併せて示す。表2における結果
とは、染色したそれぞれの染色品を目視で判断
し、未加工糸のものの染色濃度を基準100として
判定したものである。また表2中、伸び方とは手
で引張り、伸び具合を見たものである。
【表】 以上説明し、実施例に示したところは本発明の
理解を助けるための代表的例示に係わるものであ
り、本発明はこれらの例示に制限されるものでな
く、発明の要旨内でその他の変更例をとることが
できるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は水素又はメチル基、R2はC1〜C18
    アルキル基又はアリール基を表わし、nは2〜20
    の数を表わす)で表わされるアクリル酸又はメタ
    クリル酸の誘導体を野蚕糸に、ラジカル重合触媒
    の存在下、グラフト重合することを特徴とする野
    蚕糸の加工法。
JP12055882A 1982-07-13 1982-07-13 野蚕糸の加工法 Granted JPS5915570A (ja)

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JP12055882A JPS5915570A (ja) 1982-07-13 1982-07-13 野蚕糸の加工法

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JP12055882A JPS5915570A (ja) 1982-07-13 1982-07-13 野蚕糸の加工法

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JPS5915570A JPS5915570A (ja) 1984-01-26
JPH0146634B2 true JPH0146634B2 (ja) 1989-10-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6245782A (ja) * 1985-08-26 1987-02-27 農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所長 絹の改質加工法

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JPS5915570A (ja) 1984-01-26

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