JPH0146159B2 - - Google Patents

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JPH0146159B2
JPH0146159B2 JP55183286A JP18328680A JPH0146159B2 JP H0146159 B2 JPH0146159 B2 JP H0146159B2 JP 55183286 A JP55183286 A JP 55183286A JP 18328680 A JP18328680 A JP 18328680A JP H0146159 B2 JPH0146159 B2 JP H0146159B2
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JP
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thread
bobbin
lever
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JP55183286A
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JPS57107189A (en
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Kensaku Kobayashi
Mikio Yoshihara
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、糸切り動作に連動して糸切り作動時
のボビンの妄動を防止する糸切りミシンのボビン
妄動の妄動防止装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種の糸切りミシンの妄動防止装置と
しては、特開昭54−24152号公報に示されるもの
が知られている。これは、ソレノイドの作動によ
るアーマチユアの吸引により作動する糸切り作動
時、このアーマチユアの吸引によりアーマチユア
に突設された支持ピンを介して主動レバーが回動
し、この主動レバーの回動が引つ張りバネを介し
て従動レバーに伝達され従動レバーが回動する。
この従動レバーの回動により連桿及び揺動体を介
して段ねじを中心にボビン制動体が制御カムと従
動ピンとが当接するまで回動し、この後、制御カ
ムにより制御された所定のタイミングつまり糸切
り作動により縫糸が切られるタイミングで引つ張
りスプリング66の付勢力によりボビン制動体が
回動しボビンと接触すると共に押圧する。これに
より、ボビンの妄動を防止するものであつた。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記した糸切りミシンのボビン妄動防
止装置は、構成部品が多く摺動部が多いため円滑
な動きが得られにくいものである。このため、ボ
ビン制動体を作動させるために引つ張りスプリン
グの付勢力をボビン押圧力以上の力のとしなけれ
ばならず、この結果、押圧によりボビンに変形や
キズ等が発生する恐れがあつた。又、制御カムに
よりボビン押圧のタイミングを糸切り作動により
縫糸が切られるタイミングに設定しているため、
制御カムの精度により両者のタイミングが狂う恐
れがあつた。
故に、本発明は、簡単な構成で且つ制御カム等
の制御機構を用いずに押圧タイミングを設定する
糸切りミシンのボビン妄動防止装置を提供するこ
とを、その技術的課題とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本発明におい
て講じた技術的手段は、ベツドの下面に突設され
たベツド脚、該ベツド脚上に回転可能に装架され
たレバー取付体、一端が前記レバー取付体に連結
され他端がボビンと接触可能に配置されたボビン
押え、前記ベツド脚と前記レバー取付体との間に
配設され前記レバー取付体を前記ボビンと前記ボ
ビン押えとが接触する方向に常時付勢するスプリ
ング、及び一端が前記レバー取付体に連結され他
端がリンクと接触可能に配置され前記リンクとの
接触により前記スプリングの付勢力に抗して前記
ボビン取付体の回転を規制し前記ボビンと前記ボ
ビン押えとの接触を規制するレバーを有したこと
である。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。糸切り
作動時のリンクの移動によりリンクとレバーとの
接触を解除し、スプリングの付勢力によりレバー
取付体を回転させボビン押えをボビンに接触させ
スプリングの付勢力によりボビンを押圧してボビ
ンの妄動を防止する。このように、ボビン妄動装
置は、レバー、レバー取付体及びボビン押えから
構成されるので、構成部品が少なく、摺動部もレ
バー取付体のみとなるため、円滑な動きを得るこ
とができる。これにより、ボビン押圧力以下の力
で作動させることができスプリングの付勢力をボ
ビン押圧力に設定することができ、押圧によりボ
ビンに変形やキズ等が発生することはない。又、
ボビン押圧のタイミングは、糸切りのタイミング
が設定されるリンクの移動によりレバーとの接触
を解除することにより設定されるため、両タイミ
ングが自動的に一致するものとなり、この結果、
制御カム等の制御機構を用いる必要がなく、確実
にボビンの押圧を糸切りのタイミングで行うこと
ができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図ないし第12図において縫糸切断装置に
ついて説明する。
ベツド1の下面にはかま軸24がベツド1に圧
入されたメタル25を介して回転可能に支承され
ている。このかま軸24には公知の内部にボビン
70が配設されたボビンケース91が配設される
かま36が固着されている。このかま軸24には
駆動用欠歯歯車42がねじ43により固着されて
いる。この駆動用欠歯歯車42は、歯部98が設
けられ、この歯部98に後続してその外周より
徐々に外周半径を増加させたカム面92が形成さ
れ、更に、カム面92後続して再び歯部98に至
る部分が歯部98の歯底半径若しくはそれ以下の
半径のブランク99となつている。
ベツド1の下面には軸6が回転自在に枢支され
ている。この軸6には腕7がセツトねじ8により
位置決めされた状態で固定されている。軸6には
その位置部分のみに歯部100を持つ欠歯歯車1
2が摺動可能に遊嵌されており、駆動用欠歯歯車
42と噛合可能である。この欠歯歯車12には切
欠き14が設けられており、腕7に形成された突
起13と遊嵌されている。これにより、欠歯歯車
12は軸6の軸方向には摺動可能である一方、回
転方向に対しては切欠き14と突起13との遊嵌
により腕7を介して軸6と一体回転するようにな
つている。腕7と欠歯歯車12との間にはコイル
ばね20が配設されており、欠歯歯車12はコイ
ルばね20の付勢力により常時駆動用欠歯歯車4
2と噛合不可能な位置に保持されている。又、腕
7には一端がテーブル1に係止され他端が腕7に
形成されたストツパ11に係止されたつる巻きば
ね10が配設されており、腕7を第2図示反時計
方向に常時付勢すると共に糸切り装置作用時にお
いて欠歯歯車12の歯部100と駆動用欠歯歯車
42の歯部98とが噛合できるような位置に糸切
り装置不作用時において腕7の回転を休止させる
ように組付けられている。軸6には腕15が摺動
可能に遊嵌されており、軸6とは一体回転しない
ようになつている。尚、軸6には段部9が形成さ
れており、腕7と共に軸6をその軸方向へ移動し
ないように位置決めしている。
ベツド1にはねじ17により部材103を介し
て糸切りソレノイド18が固定されている。この
糸切りソレノイド18のプランジヤー19は腕1
5に形成された凹部16に係合されており、糸切
りソレノイド18の作動によるプランジヤー19
の離間により、コイルばね20の付勢力に抗して
腕15及び欠歯歯車12を押して摺動させ、欠歯
歯車12と駆動用欠歯歯車42とを噛合可能状態
とする。
かま軸24の先端にはホルダー26が回転自在
に且つストツプリング27によりその軸方向に移
動しないように枢支されている。このホルダー2
6は段ねじ29,30によりリンク28を介して
軸6の先端に軸6と一体回転するように固定され
たレバー5に連結されている。ホルダー26には
ねじ34により糸捕捉器35が固定されている。
この糸捕捉器35はかま36と同芯の円弧で形成
されており、かま36の回転方向とは逆向きのツ
ノ先37と、それに後続する糸掛部38と、糸掛
部38から更に後続する溝39及び溝39端に設
けられた切刃40とから成つている。ベツド1に
はねじ31により固定刃32が固定されている。
この固定刃32の先端に形成された刃41と糸捕
捉器35の切刃40とはお互いに一致可能となる
ように対向して配置されており、ホルダー26の
回動により一致した時にハサミで切断するかの如
く縫糸を切断するようになつている。又、ベツド
1にはねじ31′により糸案内板33が固定され
ている。この糸案内板33は円弧部分がかま36
と同芯となつており、かま36と糸捕捉器35と
の中間に位置するように配置されている。
ミシンのアーム(図示せず)には糸緩め45及
び回動片46がピン47により回動自在に枢支さ
れている。この糸緩め45にはケーブル22が連
結されており、このケーブル22は腕15に設け
られた小穴21に通され、且つ腕15に止め具2
3により固定されている。このケーブル22は部
材103にクリツプ104により固定されたアウ
ターケーブル102により自由に摺動可能となる
ように支持されている。糸緩め45にはカム面4
8が形成されている。このカム面48と対向して
当接可能に公知の上糸に張力を与えるための糸調
子器50に連係されたピン49が配設されてお
り、糸緩め45の回動によりカム面48とピン4
9とが当接することにより、ピン49が押され上
糸張力を除去する。アウターケーブル102と糸
緩め45との間にはばね51が配設されており、
このばね51の付勢力により糸緩め45を第4図
示反時計方向に常時付勢し、カム面48とピン4
9との当接を解除している。又、回動片46には
二又54が形成されており、回動片46は二又5
4に遊嵌されたピン53を介して公知の押え上げ
操作によつて作用する引上げ板52に連係されて
いる。回動片46は糸緩め45に形成されたツノ
55を介して糸緩め45に連係されており、この
結果、引上げ板45の作用つまり押え上げ操作に
よつてもピン45、二又54、回動片46及びツ
ノ55を介して糸緩め45を回動させて上糸張力
を除去することができる。
針棒94の所定位置にはタイミングマーク95
が刻印されており、このタイミングマーク95が
針棒メタル96の下端と一致した時のタイミング
が針棒94の上死点よりも約55゜前の位相となる
ように設定されている。
次に第1図、第13図及び第14図においてボ
ビン妄動防止装置について説明する。
ベツド1の下面にはベツド脚60がベツド脚6
0に形成されたネジ部61により固定されてい
る。ベツド脚60にはカラー62がセツトネジ6
3により位置決めされた状態で固定されている。
ベツド脚60のストレート部66にはレバー取付
体65が回動可能に遊嵌されている。ベツド脚6
0には一端がレバー取付体65の面79に係止さ
れ他端がカラー62の穴部80に係止されたスプ
リング81が配設されており、レバー取付体65
はこのスプリング81の付勢力により常時第1図
示時計方向に回動するように付勢されている。レ
バー取付体65の面77にはレバー74が穴部7
6に挿入されセツトネジ78で固定されており、
このレバー74の面75はリンク28の突部76
と接触するように位置し、スプリング81の付勢
力により常時接触してレバー取付体65の回動を
規制している。レバー取付体65の面72にはボ
ビン押え67が穴部71に挿入されセツトネジ7
3で固定されており、このボビン押え67の先端
部68はボビンケース91の穴部69に触れるこ
となくボビン70と接触可能となるように位置
し、リンク28とレバー74との接触解除時のス
プリング81の付勢力によるレバー取付体65の
回動によりボビン70を押圧するようになつてい
る。これらボビン押え67、レバー74及びレバ
ー取付体65は予め治具によつて組付けられてい
て、一体となつて回動するようになつている。従
つて組付け後の調整は一切不要となつている。
尚、ベツド脚60には段部64が設けられてお
り、この段部64によりカラー62が軸方向に移
動しないように位置決めしている。
次に第1図ないし第12図において縫糸切断装
置の作動について説明する。
ミシンが糸切りのための作動を開始すると、糸
切りソレノイド18が通電されプランジヤー19
が離間される。このプランジヤー19の離間によ
り腕15及び欠歯歯車12が押圧され摺動する。
この欠歯歯車12の摺動により欠歯歯車12が駆
動用欠歯歯車42と噛合可能状態となり、腕15
の摺動によりケーブル22が引つ張られ糸緩め4
5が第4図示時計方向に回動しカム面48とピン
49との当接によりピン49が押され糸調子器5
0の上糸張力が除去される。これにより、糸捕捉
器35により上糸Nが完全に捕らえられた後でも
天ビンの引き上げ運動によりスムーズに供給源よ
り上糸Nを繰り出すことができる。
この状態において、かま軸24が回転して針上
死点から約55゜手前のタイミング(第5図の如く
タイミングマーク95が針棒メタル96の下端と
一致するタイミング)に至ると、第6図の如く、
駆動用欠歯歯車42の歯部98と欠歯歯車12の
歯部100と噛合し始め、かま軸24の回転力が
駆動用欠歯歯車42、欠歯歯車12及び腕7を介
して軸6に伝達され腕6が回転し始める。この腕
6の回転により、レバー5が回動しリンク28を
介してホルダー26が第3図示時計方向に回動し
始め、糸捕捉器35が縫糸の捕捉、切断作動を開
始する。
この後、かま軸24がさらに回転し駆動用欠歯
歯車42と欠歯歯車12との噛合状態が第8図の
如く状態になると、第7図の如く、糸捕捉器35
のツノ先37がかま36により形成される上糸N
のループ内にわけ入つて上糸Nを捕捉し、糸捕捉
器35の糸掛部38がボビンケース91から出て
くる下糸Bを捕捉して引き出す。この時、かま3
6によつて引き込まれた上糸Nが天ビンの引き上
げ作用に伴つて釜36から外れようとし、時とし
て外れつつある上糸Nがかま36の外周方向に大
きくはね上がつて上糸を捕捉しようとするツノ先
37から外れ、その結果、上糸Nが切れたり、針
から先に残る長さが短くなつてしまうことがあ
る。このため、糸案内板33を利用して上糸Nの
ループを一旦針中心に位置する糸案内板33の穴
97内に通した後糸捕捉器35に引き寄せされる
ようにして上糸Nがかま36の外周方向にはね上
がらないようにした。これにより、確実な上糸N
の捕捉が保証されると共に切断後の下糸Bの切断
端を穴97によりその動きを制限して次の縫い始
めに際して上糸Nが確実に下糸Bをすくい上げる
ようにし、メトビ等の発生を防止した。
この後、かま軸24がさらに回転し駆動用欠歯
歯車42と欠歯歯車12との噛合状態が第10図
の如く状態になると第9図の如く、公知の天ビン
による針位置引き上げ作用によつて引上げられた
上糸Nが糸捕捉器35にからまつて縫糸切断後の
次の縫製に際し針から上糸Nが抜けないだけの糸
端長さを確保すると共に下糸Bが糸捕捉器35に
捕らえられた上糸Nの布に近い側の部分と共に糸
掛部38を経て糸捕捉器35の溝39内を走り切
断後の縫い始めに要する長さの糸量がボビンケー
ス91より引き出される。この時、下糸Bは固定
刃32の刃部41に触れて切断されることはな
い。
この後、かま軸24がさらに回転し駆動用欠歯
歯車42と欠歯歯車12との噛合状態が第12図
の如く状態になると、第11図の如く、糸捕捉器
35の刃部40と刃部41とが一致して上糸N及
び下糸Bが切断される。
この後、かま軸24がさらに回転し駆動用欠刃
歯車42と欠刃歯車12との噛合が解除される
と、糸捕捉器35がつる巻きばね10の付勢力に
より腕7、軸6、リンク28及びホルダ26を介
して第11図示反時計方向に回動し第2図及び第
3図示の状態に復帰すると共に位置検出器85の
作動により糸切りソレノイド18への通電が遮断
され、この結果、コイルばね20の付勢力により
欠歯歯車12、腕15及びプランジヤー10が第
1図示の状態に戻され、駆動用欠歯歯車42と欠
歯歯車12との噛合可能状態が解除される。これ
により、次の縫製のためにミシンが回転しても縫
糸切断装置は不作用となると共に次の糸切り動作
に備える。この時、腕15の第1図示状態への復
帰により、ケーブル22を介して糸緩め45が第
4図示反時計方向に回動し、カム面48とピン4
9との当接が解除され糸調子器50の張力除去が
解除される。
上記した糸切り作動において、第8図及び第1
0図の状態は天ビン上死点よりも60゜〜70゜も早い
タイミングである。このため、このタイミングで
上糸Nが糸捕捉器35にからまり糸捕捉作用が完
了して直ちに切断してしまうと、以後天ビン上死
点に至るまでの間に天ビンが切断された上糸Nを
引き上げてしまい次の縫製ができなくなる。又、
糸捕捉器35に上糸Nが捕らえられた後にさらに
糸捕捉器35を大きく移動させると、糸供給源か
ら糸捕捉器35に至る上糸Nの抵抗がたとえ糸調
子器50の張力が除去されていてもかなり大きな
ものであるために、縫糸を引きちぎつてしまつた
り、縫糸切断装置に大きな駆動力を要求したりす
るという不具合が発生する。このため、過大に上
糸Nを引き出すことがないようにして、欠歯歯車
12と駆動用欠歯歯車42とを噛合させるように
して、第10図で示すタイミングまでの間に、糸
捕捉器35の刃部40と固定刃32の刃部41と
を極めて近接した位置関係に且つ急速に至らし
め、糸切断時期を天ビン上死天にできるだけ近く
し、その後は欠歯歯車42の歯に後続して形成さ
れたカム面92が欠歯歯車12の最後の歯93と
接触して回転することにより、第12図の如く刃
部40と刃部41とが一致して上糸N及び下糸B
を切断するまでの間は、極めて低速で糸捕捉器3
5が移動する構造とした。
次にボビン妄動防止装置の作動について説明す
る。
第1図、第13図及び第14図において、上記
した糸切り作動が開始されると、リンク28の移
動によりリンク28の突部76とレバー74との
接触が解除され、スプリング81の付勢力により
レバー取付体66が第1図示時計方向に回転す
る。このレバー取付体65の回転によりボビン押
え67の先端部68がボビン82の一部70と接
触し、スプリング81の付勢力により押圧する。
これにより、ボビン82の妄動が防止される(第
1図示二点鎖線)。尚、レバー74はリンク20
の突部76の動きに追従しているが、ボビン押え
67の先端がボビン82と接触する、レバー74
はリンク28ん動きの追従をやめて、回動を停止
する。これは一連の作動は装置の簡素化をねらつ
たリンク28の突部76とレバー74との摺動作
用によるものである。この後、糸切り作動が終了
すると、リンク28の移動によりレバー73がス
プリング81の付勢力に抗して押され、糸切り前
の状態となり、この結果、レバー取付体60がス
プリング81の付勢力に抗して第1図示反時計方
向に回動し、ボビン82の押圧が解除され、糸切
り前の状態に戻り、次の糸切り動作に備える(第
1図示実線)。
〔発明の効果〕
本発明は、ベツド、該ベツドの下面に回転可能
に支承されたかま軸、前記ベツドの下面に回転可
能に支承され所定のタイミングで前記かま軸と連
動回転する軸、及び該軸にリンクを介して連係さ
れ前記軸の回転により回動して縫糸を捕捉すると
共に固定刃と共働して切断する糸捕捉器を有する
糸切りミシンにおいて、前記ベツドの下面に突設
されたベツド脚、該ベツド脚上に回転可能に装架
されたレバー取付体、一端が前記レバー取付体に
連結され他端がボビンと接触可能に配置されたボ
ビン押え、前記ベツド脚と前記レバー取付体との
間に配設され前記レバー取付体を前記ボビンと前
記ボビン押えとが接触する方向に常時付勢するス
プリング、及び一端が前記レバー取付体に連結さ
れ他端が前記リンクと接触可能に配置され前記リ
ンクとの接触により前記スプリングの付勢力に抗
して前記ボビン取付体の回転を規制し前記ボビン
と前記ボビン押えとの接触を規制するレバーを有
し、糸切り作動時の前記リンクの移動により前記
リンクとレバーとの接触を解除し、前記スプリン
グの付勢力により前記レバー取付体を回転させ前
記ボビン押えを前記ボビンに接触させ前記スプリ
ングの付勢力により前記ボビンを押圧する糸切り
ミシンのボビン妄動防止装置を構成したので、構
成部品が少なく、摺動部もレバー取付体のみとな
るため、円滑な動きを得ることができる。これに
より、ボビン押圧力以下の力で作動させることが
できスプリングの付勢力をボビン押圧力に設定す
ることができ、押圧によりボビンに変形やキズ等
が発生することはない。又、ボビン押圧のタイミ
ングは、糸切りのタイミングが設定されるリンク
の移動によりレバーとの接触を解除することによ
り設定されるため、両タイミングが自動的に一致
するものとなり、この結果、制御カム等の制御機
構を用いる必要がなく、確実にボビンの押圧を糸
切りのタイミングで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は縫糸切断装置をベツド下方から見た平
面図、第2図は縫糸切断装置の斜視図、第3図は
縫糸切断装置だけをベツド前方から見た正面図、
第4図は糸緩め機構の斜視図、第5図は針棒に設
けたタイミングマークを示す図、第6図は第5図
のタイミングにおける欠歯歯車の位置関係図を示
す図、第7図は糸捕捉器が縫糸をとらえほじめた
時の状況を示す正面図、第8図は第7図の時の欠
歯歯車の位置関係を示す図、第9図は糸捕捉器が
縫糸を捕らえた時を示す正面図、第10図は第9
図の時の欠歯歯車の位置関係を示す図、第11図
は縫糸切断直後を示す正面図、第12図は第11
図の時の欠歯歯車の位置関係を示す図、第13図
は糸切り機構及びボビン妄動防止機構をベツド前
方から見た正面図、第14図はボビン妄動防止機
構の詳細な拡大図である。 1……ベツド、6……軸、24……かま軸、2
8……リンク、32……固定刃、35……糸捕捉
器、60……ベツド脚、65……レバー取付体、
67……ボビン押え、74……レバー74、81
……スプリング、82……ボビン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ベツド1、該ベツド1の下面に回転可能に支
    承されたかま軸24、前記ベツド1の下面に回転
    可能に支承され所定のタイミングで前記かま軸2
    4と連動回転する軸6、及び該軸6にリンク28
    を介して連係され前記軸6の回転により回動して
    縫糸を捕捉すると共に固定刃32と共働して切断
    する糸捕捉器35を有する糸切りミシンにおい
    て、前記ベツド1の下面に突設されたベツド脚6
    0、該ベツド脚60上に回転可能に装架されたレ
    バー取付体65、一端が前記レバー取付体65に
    連結され他端がボビン82と接触可能に配置され
    たボビン押え67、前記ベツド脚60と前記レバ
    ー取付体65との間に配設され前記レバー取付体
    65を前記ボビン82と前記ボビン押え67とが
    接触する方向に常時付勢するスプリング81、及
    び一端が前記レバー取付体65に連結され他端が
    前記リンク28と接触可能に配置され前記リンク
    28との接触により前記スプリング81の付勢力
    に抗して前記ボビン取付体65の回転を規制し前
    記ボビン82と前記ボビン押え67との接触を規
    制するレバー74を有し、糸切り作動時の前記リ
    ンク28の移動により前記リンク28とレバー7
    4との接触を解除し、前記スプリング81の付勢
    力により前記レバー取付体65を回転させ前記ボ
    ビン押え67を前記ボビン82に接触させ前記ス
    プリング81の付勢力により前記ボビン82を押
    圧する糸切りミシンのボビン妄動防止装置。
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