JPH0145964B2 - - Google Patents

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JPH0145964B2
JPH0145964B2 JP13936283A JP13936283A JPH0145964B2 JP H0145964 B2 JPH0145964 B2 JP H0145964B2 JP 13936283 A JP13936283 A JP 13936283A JP 13936283 A JP13936283 A JP 13936283A JP H0145964 B2 JPH0145964 B2 JP H0145964B2
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
alarm
overcurrent protection
resistance
protection element
Prior art date
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Expired
Application number
JP13936283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6031204A (ja
Inventor
Ichiro Tsubata
Yoshio Tanmachi
Sugya Fujii
Mamoru Masaki
Toshiaki Abe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Tsushinki KK
Original Assignee
Daito Tsushinki KK
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Publication date
Application filed by Daito Tsushinki KK filed Critical Daito Tsushinki KK
Priority to JP13936283A priority Critical patent/JPS6031204A/ja
Publication of JPS6031204A publication Critical patent/JPS6031204A/ja
Publication of JPH0145964B2 publication Critical patent/JPH0145964B2/ja
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  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は小形で警報機能を具備した自己復帰形
過電流保護素子に関するものである。
警報機能(具体的には警報接点)を有する過電
流保護装置として、従来から警報用ヒユーズと警
報接点付サーキツトブレーカが市販されていて、
よく知られている。警報用ヒユーズはヒユーズ溶
断後の再使用に当つてはヒユーズ線の張替が必要
であり、または新品と取替えなければならない。
さらにその形状寸法が比較的大きく、一般の抵抗
器やコンデンサ等と並べてプリント配線板に取付
使用するには不適当であつた。警報接点付サーキ
ツトブレーカは警報用ヒユーズに較べて動作後の
復帰操作は容易であるが、小形化はかえつて困難
である。従つて小形で自己復帰形であり、かつ警
報機能付きとなると、両者ともほとんど不可能で
あつて全く新しい着想が必要とされていた。本発
明は上記の問題を解決するために行つたもので、
以下詳細に説明する。
非線形で正の抵抗温度係数を有するサーミスタ
(PTCサーミスタと呼ぶ)は、自己復帰形過電流
保護素子として知られているが、近年素材の開
発、改良によつてヒユーズに代替できる程初期抵
抗の低い安定なものが実現できるようになつてい
る。第1図はこのような特性をもつPTCサーミ
スタの構成例図である。図中の1はカーボンブラ
ツクグラフトポリマ(C・G抵抗体)と呼ばれる
高分子複合抵抗材料をガラス繊維布に塗布乾燥し
たもので、たとえば1cm×1cm、厚さ0.17mmであ
る。2aと2bは1の両側面に密着させた厚膜電
極で、リード端子または線3a,3bがこれから
引出されている。
第2図は第1図のような保護素子すなわち
PTCサーミスタを用いた回路例図で、Rは負荷
抵抗である。この回路において電源の電圧Eを零
から徐々に上げてゆくと、回路に流れる電流の大
きさIとPTCサーミスタの両端の電圧Vは第3
図のように変化する。すなわち電流Iと電圧Vと
は比例せず、過電流が流れるように電圧Eが高く
なつても、保護素子PTCサーミスタの抵抗が増
大して電流を制限していることがわかる。この保
護素子の抵抗の増大は、素子のジユール熱による
自己発熱(I×V)によつて発生する。従つて発
熱がなくなれば自己復帰するもので、第3図にお
いてはP点を頂点として電流を制限していること
がわかる。第4図は第3図より算出したもので、
自己発熱量と電流の関係を示すものである。この
特性においてたとえば定常状態Aと過電流保護状
態Bの電流はいずれも0.2アンペア(A)であるが、
電圧Vはそれぞれ0.3ボルトと3.5ボルト(V)で
あるので、自己発熱量は0.06Wと0.7Wとなり保
護素子の抵抗値は第3図より算出した第5図に示
すように1.5Ωと17.5Ωで11.7倍程の変化がある。
いま第1図の素子を2個用い、第6図のように
熱伝導の良い絶縁薄膜(たとえばアルミナの蒸着
膜)15を介して貼り合せるものとする。第7図
はこの等電気回路図である。第6図において11
aと11bは第1図の1と同じC・G抵抗体、1
2a,12b,12c,12dは2a,2b同様
の厚膜電極、13aと13bおよび14aと14
bはリード線である。このリード線13a,13
bを主要電気回路に接続して、過電流保護素子と
して動作させ、他方のリード線14a,14bを
もつ保護素子22は常時は低抵抗であるが、保護
素子21が過電流保護時に発熱すると、絶縁物1
5を通して加熱され抵抗値が上昇する。また過電
流保護動作が終了し、素子21が冷却し自己復帰
すると素子22の抵抗値も下降するという抵抗値
の変化を利用してリード端子14a,14b間を
組込んだ警報発生回路を構成することができる。
すなわち第6図の素子は警報機能付過電流保護素
子として動作する。
第8図は第6図の変形で、図に示すようにC・
G抵抗体の上下の厚膜電極12a,12b,12
c,12d等をC・G抵抗体上で分割した厚膜電
極としたものである。
第9図はプリント基板上の印刷回路に本発明の
保護素子を構成した一例の製作手順の説明図で、
(A)→(E)は製作の順を示したものである。
(A)はプリントパターンで23は主回路、24は警
報回路を示すものとする。
(B)は(A)のパターン23の上面にC・G25を塗布
し乾燥させた状態。
(C)はC・G抵抗体の表面に15(第6図参照)に
相当する絶縁被膜26を塗布し乾燥させた状
態。
(D)は26の上に警報回路用C・G抵抗体27を塗
布し乾燥させた状態。
(E)はC・G抵抗体27の上に警報回路用2分割導
電膜(厚膜電極)28a,28bを塗布し乾燥
させた状態であるが、導電膜28の一端は警報
回路のパターン24上に延びている。この順列
は第8図と対比すれば理解し易い。
第9図の例では主回路23も警報回路24もプ
リント基板の片面に構成しているが、薄板状のプ
リント基板であれば基板片面に主回路、もう1つ
の片面には警報回路をそれぞれ構成することもで
きる。
第10図はその応用回路例を示したもので、2
9は主電源、30は負荷、31は警報電源、32
は発光ダイオードである。この回路では主回路の
過電流保護動作時に警報回路の発光ダイオードが
点灯する。
さらに警報回路用の素子(第6図の22)に一
般にはサーミスタと呼ばれる負の抵抗温度係数
(NTC)を有する材料を用いてもよく、その場合
には過電流制限時の警報端子間の抵抗値は定常状
態と比較して非線形に低下するから定常状態では
たとえば動作しないリレーを主回路の過電流制限
時には動作させて警報を発生させることができ
る。また第11図のように主回路の過電流制限時
に警報回路の発光ダイオードを点灯させることも
できる。警報回路の素子22等にPTC材を用い
るか、NTC材を用いるわは用途によつて使いわ
けることになる。
上記のように本発明保護素子の構成は、薄膜技
術を用いれば任意の配線基板上に任意の寸法で実
現可能であつて、種々な容量の保護素子と警報回
路素子が得られることは明らかである。従つて本
発明の第1の目的である小形、軽量で安価な警報
機能付過電流保護素子が得られ、これらの素子は
実用上著しい効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図はPTCサーミスタの構成例斜視図、第
2図はPTCサーミスタの使用例回路図、第3図
は第2図の回路における電流Iと保護素子PTC
サーミスタ両端の電圧Vの関係特性例図、第4図
は第3図より求めた自己発熱量と電流の関係図、
第5図は第3図より求めた発熱量と保護素子の抵
抗間の特性図、第6図および第8図は本発明によ
る警報機能付過電流保護素子の構成例図、第7図
は等価回路図、第9図はプリント基板上に警報機
能付過電流保護素子を構成した一例の作製順説明
図、第10図、第11図は警報機能付過電流保護
素子の警報部にそれぞれPTCサーミスタ、NTC
サーミスタを用いたときの回路例図である。 PTC……正の抵抗温度係数、1……C・G(カ
ーボンブラツクグラフトポリマ)をガラス繊維布
に塗布乾燥したもの、単にC・Gとも呼ぶ、2
a,2b,12a,12b,12c,12d……
厚膜電極、3a,3b,13a,13b,14
a,14b……リード線またはリード端子、11
a,11b,25,27……C・G抵抗体、1
5,26……絶縁膜、23,24……プリント配
線パターン、28a,28b……導電膜、29…
…主電源、31……警報電源、32……発光ダイ
オード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カーボンブラツクグラフトポリマを塗布した
    絶縁体に、分割2電極を付した過電流保護の主回
    路素子と、これに熱伝導良好な絶縁体を介して取
    付けられた非直線性抵抗温度係数の材料に、分割
    2電極を付した上記主回路の過電流警報回路用素
    子とより構成されたことを特徴とする過電流保護
    素子。
JP13936283A 1983-08-01 1983-08-01 過電流保護素子 Granted JPS6031204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13936283A JPS6031204A (ja) 1983-08-01 1983-08-01 過電流保護素子

Applications Claiming Priority (1)

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JP13936283A JPS6031204A (ja) 1983-08-01 1983-08-01 過電流保護素子

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Publication Number Publication Date
JPS6031204A JPS6031204A (ja) 1985-02-18
JPH0145964B2 true JPH0145964B2 (ja) 1989-10-05

Family

ID=15243559

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JP13936283A Granted JPS6031204A (ja) 1983-08-01 1983-08-01 過電流保護素子

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195952U (ja) * 1986-06-03 1987-12-12
JPS63174521A (ja) * 1987-01-10 1988-07-19 日本メクトロン株式会社 回路保護素子を含む回路
JP4119159B2 (ja) 2002-04-25 2008-07-16 タイコ エレクトロニクス レイケム株式会社 温度保護素子
CA2473639C (en) 2004-07-09 2006-11-14 Westport Research Inc. Fuel injection valve

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JPS6031204A (ja) 1985-02-18

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