JPH0145259Y2 - - Google Patents

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JPH0145259Y2
JPH0145259Y2 JP1981013439U JP1343981U JPH0145259Y2 JP H0145259 Y2 JPH0145259 Y2 JP H0145259Y2 JP 1981013439 U JP1981013439 U JP 1981013439U JP 1343981 U JP1343981 U JP 1343981U JP H0145259 Y2 JPH0145259 Y2 JP H0145259Y2
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JP
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annular coil
inner yoke
yoke
lead wire
support
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパルスモータ、詳細には回転子が永久
磁石からなり固定子が磁気回路からなる回転子永
久磁石型のパルスモータの改良に関するものであ
る。
上記のようなパルスモータにおいて、同等の複
数の固定子を所定の角度だけずらして互いに回転
軸方向に組み合わせステツプ数を増加させるよう
にしたものが従来から知られている。例えば極片
数が8個の固定子を2組用意し、極分割角45゜(=
360゜×1/8)の半角、すなわち22.5゜ずらして互い
を組み合わせれば、極片数8の2倍のステツプ数
16が得られる。
このような複数の固定子からなるパルスモータ
についてに、例えば実開昭54−115502号公報や実
開昭50−48918号公報に記載がなされている。こ
れらのパルスモータにおいては、環状コイルと内
ヨークとを組み合わせる際に、両者の周方向位置
決めがなされ得ないので、組立作業がし難いとい
う問題が認められていた。
そこで本考案は、環状コイルと内ヨークとの位
置決めが容易で、組立性に優れた回転子永久磁石
型のパルスモータを提供することを目的とするも
のである。
本考案による回転子永久磁石型パルスモータ
は、 輪状の支持体の周囲に導線を巻いてなる環状コ
イルと、 上記支持体の内周面側に挿入される複数の歯状
極片が環状コイルの周方向に配された内ヨーク
と、 上記環状コイルの外側に配されて上記内ヨーク
とともにこの環状コイルをおおう外ヨークと、 内ヨークの内側に配された永久磁石回転子とか
らなる回転子永久磁石型パルスモータにおいて、 上記支持体の内周面に、上記歯状極片に係合す
る複数の極片受容溝が設けられ、 上記支持体に、上記導線をほぼモータ回転軸と
平行な方向に引き出すための支持体側導線通過部
が設けられるとともに、 内ヨークに、上記支持体側導線通過部に対向す
るヨーク側導線通過部が設けられたことを特徴と
するものである。
上記の構成においては、支持体側導線通過部と
ヨーク側導線通過部を通して導線をモータ外に引
き出すことができる。そのようにすれば、環状コ
イルに内ヨークを組み付けるに際して、これらの
導線通過部が目印となつて、内ヨークと環状コイ
ル7とを簡単に周方向に位置決め可能となる。こ
うして内ヨークと環状コイルとがある程度位置決
めされていれば、次に上記極片受容溝に歯状極片
を容易に係合させて、内ヨークと環状コイルとを
厳密に位置決めできる。この位置決め状態は、極
片受容溝と歯状極片とが係合していることにより
維持されるから、次の回転子組付けや、外ヨーク
組付け等の作業も、内ヨークと環状コイルとの位
置ズレを気にすることなく、作業性良くなされ得
る。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳述する。
第1図は本考案の1実施例による回転子永久磁
石型パルスモータを示すものである。図示されて
いるように本考案のパルスモータは、有底円筒状
の1つの外ヨーク1内に2つの固定子2,3が円
筒軸方向に組み合わされてなる固定子構造内に、
多極着磁の施された永久磁石回転子4が配設され
てなる。固定子2は内ヨーク5と、この内ヨーク
5と全く同型同等の内ヨーク6が環状コイル7を
はさんで対向配置されてなる。固定子3も前記内
ヨーク5あるいは6と同型同等の内ヨーク8,9
が、前記環状コイル7と同型同等の環状コイル1
0をはさんで対向配置されてなる。そして固定子
2の内ヨーク6と固定子3の内ヨーク8とは絶縁
子11をはさんで3つのリベツト12によつて固
着されている。
ここで、内ヨーク5の形状について詳しく説明
するが、前述の通り他の内ヨーク6,8,9も以
下説明の内ヨーク5と同一の形状を有するもので
ある。第2図にこの内ヨーク5を拡大して示す
が、この第2図と第1図の一部に示されるよう
に、内ヨーク5は円環部13とこの円環部13内
周に等間隔に配された5本の歯状極片14からな
る。円環部13の周縁部には、歯状極片14突出
側から見た場合に、ある1つの歯状極片14′の
中心から時計方向に45゜ずれた位置に第1のリー
ド線通過穴15、同じく歯状極片14′から反時
計方向に81゜ずれた位置に第2のリード線通過穴
16が、そして歯状極片14′から180゜の位置に
は第1のツメ穴17、反時計方向に30゜の位置に
は第2のツメ穴18が設けられている。そして前
記第1のリード線通過穴15の中心線と共通の直
径上、リード線通過穴15に対向する位置と、こ
の第1のリード線通過穴15をはさんで周方向に
等距離の位置には、共通のピツチ円上に配された
3つのリベツト穴19a,19b,19cが設け
られている。
次に環状コイル7の形状について詳しく説明す
るが、前述の通り、もう1つの環状コイル10も
この環状コイルと同じ形状のものである。環状コ
イル7は非磁性、例えば合成樹脂製のボビン20
に導線を巻いてなるものであり、このボビン20
の内周面には、ボビンの軸方向、ボビン全幅に亘
つて延びる10本の突起21が等間隔に形成されて
いる。この突起21にはさまれる凹部は内ヨーク
の歯状極片の幅よりもわずかに細く設定され、内
ヨークの歯状極片を緊密に収容することができる
極片受容溝22となつている。第3図に拡大して
示すように、この環状コイル7においてはリード
線23は、リード線引出側と反対側の面から見た
場合にある1つの極片受容溝22′から時計方向
に9゜ずれた位置において引出され、この位置のボ
ビンの両側の周縁部には切欠き24a,24bが
設けられている。同じくリード線引出側と反対側
の面から見た場合にこれら切欠き24a,24b
から反時計方向に126゜離れた位置には上記切欠き
24a,24bと同様の切欠き25a,25bが
設けられている。
以下、上記説明の内ヨークと環状コイルによる
固定子の組立てについて説明する。まず2つの内
ヨーク6,8が互いに背合わせにされ、3つのリ
ベツト穴が絶縁子11をはさんで合わされた後3
つのリベツト12によつて固定されて一体化され
る。このとき内ヨーク6の歯状極片27と内ヨー
ク8の歯状極片28は互いに18゜ずれて位置する
ようになる。そして内ヨーク5における第1のリ
ード線通過穴15に対応する、内ヨーク6の第1
のリード線通過穴29と、内ヨーク8の第1のリ
ード線通過穴30は整合してリード線通過部31
が形成する。勿論、絶縁子11にはこのリード線
通過部31と同型の切欠きが設けられる。次に内
ヨーク6と環状コイル7が、内ヨーク6の歯状極
片27が環状コイル7の極片受容溝22に挿し込
まれて一体化される。同様にして内ヨーク8には
環状コイル10が嵌挿される。このとき、環状コ
イル7はその切欠き25a,25bが、内ヨーク
6,8のリード線通過部31と整合するように配
される。そして環状コイル10はリード線引出部
の切欠き32a,32bが上記リード線通過部3
1と整合するように配される。次に環状コイル
7,10に残されている5つの極片受容溝を利用
して、環状コイル7に内ヨーク5が、そして環状
コイル10に内ヨーク9が嵌挿される。このとき
内ヨーク5はその第2のリード線通過穴16が環
状コイル7の切欠き25a,25bに整合するよ
うに配される。また内ヨーク9は任意の姿勢で環
状コイル10に組み合わされる。以上説明のよう
に組み立てられた固定子2,3においては、各固
定子内では極分割角を36゜として10個の歯状極片
が等間隔に並び、そして固定子2の歯状極片と固
定子3の歯状極片は互いに極分割角の半角すなわ
ち18゜ずれて配設されるようになる。
上記のように環状コイル7に内ヨーク5,6
を、そして環状コイル10に内ヨーク8を組み付
ける際には、リード線通過穴16と、支持体側導
線通過部である切欠き25a,25bと、リード
線通過部31と、切欠き32a,32bとが整合
するようにそれらを目印として、環状コイル7,
10と内ヨーク5,6,8とを周方向に簡単に位
置決めすることができる。こうして大体の位置決
めがなされていれば、その状態を基本的に保つた
まま、歯状極片14,27を各々環状コイル7の
所定の極片受容溝22に、そして歯状極片28を
環状コイル10の所定の極片受容溝22に簡単に
係合させて、環状コイル7,10と内ヨーク5,
6,8とを厳密に位置決めすることができる。こ
の位置決め状態は当然そのまま維持されるから
(内ヨーク9についても同様)、後述する永久磁石
回転子4の組付け作業や、外ヨーク1の組付け作
業は、環状コイル7,10と内ヨーク5,6,
8,9の位置ズレを気にするようなことはなく、
作業性良くなされうる。
上記固定子2,3からなる固定子構造はフタ3
3に支持されて、永久磁石回転子4が配された外
ヨーク1内に装着される。フタ33の周縁部には
互いに126゜離れて第1のリード線引出穴34と第
2のリード線引出穴34′が設けられている。そ
してこれら2つのリード線引出穴34,34′の
間、第1のリード線引出穴34から75゜の位置に
は固定子支持ツメ35が、そしてこの第1の固定
子支持ツメ35から上記第2のリード線引出穴3
4′をはさんで150゜離れた位置には同様の固定子
支持ツメ36が設けられている(第4図参照)。
固定子2の内ヨーク5は、その第1のツメ穴17
が上記固定子支持ツメ36に、そして第2のツメ
穴18が固定子支持ツメ35に係合されてフタ3
3に支持される。このとき内ヨーク5の第1のリ
ード線通過穴15はフタ33の第1のリード線引
出穴34と、そして第2のリード線通過穴16は
第2のリード線引出穴34′と整合する。したが
つて環状コイル10のリード線37は回転軸と平
行な方向にすべて一線に揃つた内ヨーク6,8の
リード線通過部31、環状コイル7の切欠き25
a,25b内ヨーク5の第2のリード線通過穴1
6、フタ33の第2のリード線引出穴34′を通
して、外ヨーク1の外方に引き出され得る。同様
に環状コイル7のリード線23は内ヨーク5の第
1のリード線通過穴15、フタ33の第1のリー
ド線引出穴34を通して外ヨーク1の外方に引き
出される。なお前記環状コイル7,10のボビン
の両側面にはそれぞれ3つのリベツト逃げ穴38
が設けられており、前述した3つのリベツト12
の両端部はこのリベツト逃げ穴38内に収められ
るようになつている。したがつて内ヨーク9から
フタ33に至るまでの各部品はそれぞれの側端面
が隣り合う部品の側端面と緊密に接合して一体化
される。
固定子構造を支持したフタ33は永久磁石回転
子4の軸39の一方の端部を中心の軸受40で受
けて、外ヨーク1にカシメ等の方法により固定さ
れる。永久磁石回転子4の軸39のもう一方の端
部は外ヨークの中心の軸受41に通されるが、こ
の部分の軸39には防振バネ42が通されてい
る。この防振バネ42の一端は回転子4に、他端
はワツシヤ43を介して外ヨーク1に当接してい
るので、回転子4は常にフタ33方向に付勢され
ることになり、回転子4の固定子構造内でのガタ
つきが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す分解斜視図、
第2図は第1図の実施例の一部を拡大して示す正
面図、第3図は第1図の実施例の一部を拡大して
示す斜視図、第4図は第1図の実施例の一部を拡
大して示す正面図である。 1……外ヨーク、2,3……固定子、4……永
久磁石回転子、5,6,8,9……内ヨーク、
7,10……環状コイル、14,27,28……
歯状極片、15,16,29,30……リード線
通過穴、20……ボビン、22……極片受容溝、
23……リード線、24a,24b,25a,2
5b,32a,32b……切欠き、31……リー
ド線通過部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 輪状の支持体の周囲に導線を巻いてなる環状コ
    イルと、 前記支持体の内周面側に挿入される複数の歯状
    極片が環状コイルの周方向に配された内ヨーク
    と、 前記環状コイルの外側に配されて前記内ヨーク
    とともにこの環状コイルをおおう外ヨークと、 前記内ヨークの内側に配された永久磁石回転子
    とからなる回転子永久磁石型パルスモータにおい
    て、 前記支持体の内周面に、前記歯状極片に係合す
    る複数の極片受容溝が設けられ、 前記支持体に、前記導線をほぼモータ回転軸と
    平行な方向に引き出すための支持体側導線通過部
    が設けられるとともに、 前記内ヨークに、前記支持体側導線通過部に対
    向するヨーク側導線通過部が設けられたことを特
    徴とする回転子永久磁石型パルスモータ。
JP1981013439U 1981-02-02 1981-02-02 Expired JPH0145259Y2 (ja)

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JP1981013439U JPH0145259Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JP1981013439U JPH0145259Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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JPS57127582U JPS57127582U (ja) 1982-08-09
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JP1981013439U Expired JPH0145259Y2 (ja) 1981-02-02 1981-02-02

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112014004398B4 (de) 2013-09-27 2020-06-18 Mitsuba Corporation Nabendynamo

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