JPH0145225Y2 - - Google Patents

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JPH0145225Y2
JPH0145225Y2 JP15112981U JP15112981U JPH0145225Y2 JP H0145225 Y2 JPH0145225 Y2 JP H0145225Y2 JP 15112981 U JP15112981 U JP 15112981U JP 15112981 U JP15112981 U JP 15112981U JP H0145225 Y2 JPH0145225 Y2 JP H0145225Y2
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JP
Japan
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measuring device
building
junction box
lightning
ground
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JP15112981U
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JPS5854579U (ja
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遠隔計測装置に係り、特に雷サージ等
を受けやすい鉄塔等の建造物上に設置された気象
観測機器等の計測用機器を雷サージ等から保護す
るようにしてなる遠隔計測装置に関する。
最近例えば原子力発電所においては気象観測と
環境調査とが重要視されており、これに伴い高度
且つ精密な観測機器等が各所に設置されている。
この中で特に気象観測機器例えば超音波風向風速
計等は一般的に他の建造物等から影響を受けない
ように高い鉄搭等の建造物上に設置され、これら
の機器により計測されたデータを地上にて遠隔計
測するようになされている。しかし乍ら鉄塔等の
建造物は雷サージ等を受けやすいのでこれらの計
測用機器を雷サージ等から保護する必要があり、
そのためこの種遠隔計測装置においては各種の雷
害対策が講じられている。
従来のこの種遠隔計測装置としては例えば第1
図に示す如く構成されたものが知られている。第
1図において気象観測機器等の計測用機器1は接
地された鉄塔等の建造物7上にこれと同電位とな
るように直接設置されている。この建造物7上に
設置された計測用機器1を雷サージ等から保護す
るために絶縁碍子9により前記建造物7と絶縁さ
れ且つこれと隣接して避雷器8が設置されてい
る。2はジヤンクシヨンボツクスで計測用機器1
と所定間隔例えば約3mの間隔を有して建造物7
上にこれと同電位となるように直接設置されてい
る。このジヤンクシヨンボツクス2には計測用機
器1をコントロールするに必要な例えば1C(半
導体集積回路)の如き電気部品が収納されてい
る。3はジヤンクシヨンボツクス2と所定間隔例
えば約1mの間隔をもつて計測用機器1と反対側
において建造物7上にこれと同電位となるように
直接設置された保安装置である。この保安装置3
は建造物7が直撃雷を受けた場合に避雷器8によ
り雷サージ電流の大部分が大地へ放流されるが、
雷サージ電圧の1部が避電器8と建造物7との間
の絶縁碍子9をスパークオーバーして建造物7に
移る場合があり、この際この雷サージ電圧が計測
用機器1とジヤンクシヨンボツクス2に加えられ
るのを阻止するために保安装置3により雷サージ
電流として大地に放出させるものであり、例えば
通常この種保安装置として従来広く用いられてい
るところのダイオード、抵抗およびガス入放電管
等からなる放電回路により構成されている。4は
保安装置3と同様な構成を有する地上側保安装置
であり、計測用機器1により計測された信号を地
上側で表示させるために地上側に設けられた表示
用機器5に雷サージが加えられないように保護す
るものである。計測用機器1により計測された信
号を表示用機器5に伝送するために計測用機器1
と表示用機器5とがジヤンクシヨンボツクス2、
保安装置3および地上側保安装置4を介して相互
に例えばケーブル10により電気的に接続され、
相互間に制御信号や計測信号等の各種信号の送受
信ができるようになされて遠隔計測し得るように
なされている。12は表示用計測機器5の接地線
である。
前記第1図々示の従来の遠隔計測装置において
例えば建造物7が雷撃を受けると雷サージ電流の
大部分は避雷器8により矢印で示す如く直接大
地へ放流されるが、雷サージ電圧の一部は絶縁碍
子9をスパークオーバーして建造物7に移り雷サ
ージ電流として矢印およびで示す経路で大地
に放出される。この場合雷サージ電流が大きいの
でで示す経路即ちジヤンクシヨンボツクス2か
ら計測用機器1に至る建造物7の経路を経由して
大地に放出される雷サージ電流も相当大きな電流
となるので、計測用機器1とジヤンクシヨンボツ
クス2との間の距離が僅かな距離例えば3mの距
離であつてもそのインピーダンスによりこれら両
者間に電位差が発生することとなる。この電位差
により例えばジヤンクシヨンボツクス2中に組込
まれている計測用の耐電圧の低いICの如き電気
部品が破損するという事故が発生することゝな
る。
前記の如く従来の遠隔計測装置においては落雷
時に建造物等に分流される雷サージ電流に基づく
電位差の発生により計測用のIC等が破損し易く、
そのため計測等が中断される機会が多くなり、計
測等の信頼性が著しく低下することとなる。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その考案の目的とするところは前記従来の欠点の
ない遠隔計測装置を提供するにある。
本考案によれば避雷器を備えた鉄塔等の建造物
上に設置された計測用機器と、前記計測用機器に
より計測された信号を地上側で表示させるために
前記建造物上にそれぞれ設置されたジヤンクシヨ
ンボツクスおよび保安装置ならびに地上側に設置
された地上側保安装置を介して前記計測用機器と
電気的に接続された表示用機器とを具備してなる
遠隔計測装置において、前記計測用機器、前記ジ
ヤンクシヨンボツクスおよび前記保安装置の各接
地線をそれぞれ共通に接続して接地してなること
を特徴とする遠隔計測装置が得られる。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第2図は本考案の一実施例の概略図である。第
2図において第1図に示したものと同一部分には
同一符号を付してその詳細な説明を省略する。第
2図に示すものが第1図に示したものと対比して
異なるところは、計測用機器1が第1図において
は直接建造物7上に設置されて建造物7と同電位
となるようになされているのに対し、第2図にお
いては計測用機器1が建造物7上に例えば絶縁碍
子6により電気的に絶縁して設置されているこ
と、および計測用機器1、ジヤンクシヨンボツク
ス2、保安装置3の各接地線が第1図では図示し
てないが各別個に接地しているのに対し、第2図
においては各接地線を共通の接地線11で接続し
て接地していることである。従つて、第2図に図
示したものは計測用機器1を絶縁碍子6を用いて
避雷器8を備えた鉄塔等の建造物7上に絶縁して
設置し、計測用のIC等を組込んだジヤンクシヨ
ンボツクス2と保安装置3とをそれぞれ建造物7
と絶縁するか又は同電位となるようにして建造物
7上に設置し、計測用機器1、ジヤンクシヨンボ
ツクス2、保安装置3の各接地線を共通の接地線
11で接続して建造物7等に接地し、さらに計測
用機器1により計測された信号を地上側で表示さ
せるためにジヤンクシヨンボツクス2、保安装置
3、ならびに地上側保安装置4を介して例えばケ
ーブル10により計測用機器1と電気的に接続さ
れた地上用の表示用機器5とを具備してなる遠隔
計測装置である。12は表示用機器5の接地線で
ある。
前記第2図における説明から明らかな如く本考
案による遠隔計測装置においてはジヤンクシヨン
ボツクス2と保安装置3とはそれぞれそれらの函
体および接地点は電気的に同電位である。一方計
測用機器1は絶縁碍子6により建造物7と電気的
に絶縁されているが、共通の接地線11によりジ
ヤンクシヨンボツクス2および保安装置3の各接
地点と接続されているので、計測用機器1もジヤ
ンクシヨンボツクス2および保安装置3と電気的
に同電位となるものである。
第3図は第2図におけるジヤンクシヨンボツク
ス2と表示用機器5との間の電気的接続構成の一
例を示す概略図である。第3図において保安装置
3および地上側保安装置4はそれぞれダイオード
13,14および13′,14′とガス入放電管1
5,16および15′,16′と抵抗17,18お
よび17′,18′とにより図示の如き回路に構成
されてなるものである。19,20はそれぞれガ
ス入放電管でケーブル10等の外部導体から入る
雷サージ電流等を大地に放出するために設けられ
たものである。
次に本考案の作動について第2図を用いて説明
する。避雷器8に落雷すると第1図について説明
した如く雷サージの1部が絶縁碍子9をスパーク
オーバーして建造物7に移り、その大部分の雷サ
ージは建造物7の矢印の経路で大地に放出され
るが、その中の1部は矢印の経路で大地に放出
される。この場合前述の如く第1図の場合にはこ
のの経路の雷サージ電流により計測用機器1と
ジヤンクシヨンボツクス2との間の建造物7のイ
ンピーダンスに基づく電位差が発生し、この電位
差がジヤンクシヨンボツクス2内のIC等にその
耐圧以上の電圧を印加してIC等を破損する事故
をもたらすものであるが、第2図に示す本考案に
よるものでは計測用機器1が建造物7から絶縁碍
子6で絶縁されているため、前記電位差が発生し
てもこの電位差が計測用機器1には加えられな
く、且つ共通の接地線11により計測用機器1と
ジヤンクシヨンボツクス2とは常に同電位となる
ようになされているので、計測用機器1とジヤン
クシヨンボツクス2との間には電位差が発生しな
いこととなる。従つて本考案によれば前記電位差
に基づくIC等の破損を完全に防止できるもので
あるから雷サージから保護された遠隔計測装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の遠隔計測装置の一例を示す概略
図、第2図は本考案の一実施例を示す概略図、第
3図は第2図における電気的接続構成の一例を示
す概略図である。 1……計測用機器、2……ジヤンクシヨンボツ
クス、3……保安装置、4……地上側保安装置、
5……表示用機器、6……絶縁碍子、7……建造
物、8……避雷器、9……絶縁碍子、10……ケ
ーブル、11……共通接地線、12……接地線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 避雷器を備えた鉄塔等の建造物上に設置された
    計測用機器と、前記計測用機器により計測された
    信号を地上側で表示させるために前記建造物上に
    それぞれ設置されたジヤンクシヨンボツクスおよ
    び保安装置ならびに地上側に設置された地上側保
    安装置を介して前記計測用機器と電気的に接続さ
    れた表示用機器とを具備してなる遠隔計測装置に
    おいて、前記計測用機器、前記ジヤンクシヨンボ
    ツクスおよび前記保安装置の各接地線をそれぞれ
    共通に接続して接地してなることを特徴とする遠
    隔計測装置。
JP15112981U 1981-10-12 1981-10-12 遠隔計測装置 Granted JPS5854579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15112981U JPS5854579U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 遠隔計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15112981U JPS5854579U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 遠隔計測装置

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Publication Number Publication Date
JPS5854579U JPS5854579U (ja) 1983-04-13
JPH0145225Y2 true JPH0145225Y2 (ja) 1989-12-27

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ID=29943820

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JP15112981U Granted JPS5854579U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 遠隔計測装置

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JP6500515B2 (ja) * 2015-03-09 2019-04-17 中国電力株式会社 風向風速計の取付治具

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JPS5854579U (ja) 1983-04-13

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