JPH0144744Y2 - - Google Patents

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JPH0144744Y2
JPH0144744Y2 JP10245984U JP10245984U JPH0144744Y2 JP H0144744 Y2 JPH0144744 Y2 JP H0144744Y2 JP 10245984 U JP10245984 U JP 10245984U JP 10245984 U JP10245984 U JP 10245984U JP H0144744 Y2 JPH0144744 Y2 JP H0144744Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は機械式過給機を備えた内燃機関におけ
る機械式過給機の制御装置に関する。
従来の技術 機械式過給機を備えた従来の内燃機関では過給
圧力が過大になる等の異常時は過給機を機関回転
軸に連結するクラツチを切り、過給機を機関回転
軸から切離し、過給機の回転数を低下させる方策
をとることが行われている(例えば特開昭56−
167817号)。しかしながら、過給圧力が過大にな
る等の異常時はエンジン回転数が大きく、このよ
うな状態で過給機を切ることはクラツチの摩擦係
合面にとつて過酷でありその耐久性上好ましくな
い。
考案が解決しようとする問題点 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑みなされた
ものであり、クラツチの耐久性を悪化させること
なく異常を回避できる構成を提供することを目的
とする。
問題点解決のための手段 本考案によれば、第1図において、機関1の吸
気系2に回転ポンプとしての過給機3を配置し、
該過給機3が機関回転軸1′にクラツチ4を介し
連結され、過給機をバイパスするようにバイパス
通路5が設けられ、該バイパス通路5を開閉する
バイパス制御手段5′を有した内燃機関において、
機関の異常時を検知する手段6と、機関の回転数
を検知する手段7と、機関の異常時において高回
転時にはバイパス制御手段を開放する手段8と、
機関の異常時において低回転時にはクラツチ4を
解放する手段9とより成る過給機制御装置が提供
される。
作 用 異常時検知手段6が異常を検知すると、もし回
転数検知手段7により検知される回転数が高けれ
ば、バイパス開放手段8はバイパス制御手段5′
をしてバイパス5を開放させる。そのため過給機
3からの空気の一部はバイパス5に流入する。一
方、回転数検知手段7が低回転と判断すればクラ
ツチ開放手段9はクラツチ4を解放し、その結果
クラツチ4は回転軸1′から切離され、過給機3
の回転数は低下される。
実施例 第2図において、10はエンジン本体であり、
シリンダブロツク11、ピストン12、コネクテ
イングロツド14、クランク軸16、クランクピ
ン18、オイルパン20、シリンダヘツド22、
吸気弁24、排気弁26、バルブスプリング2
8、カム軸30、カム軸ハウジング31、等の構
成要素より成る。
シリンダヘツド22内に吸気ポート32が形成
され、吸気管34を介してサージタンク36に接
続される。38はスロツトル弁であり、吸気管4
0内に配置される。スロツトル弁38はリンク4
2を介してアクセルペダル44に連結される。ス
ロツトル弁38の上流にエアフローメータ46が
設けられ、その上流に空気クリーナ48が位置す
る。
シリンダヘツダ22内に排気ポート50が形成
され、排気マニホルド52を介して、触媒コンバ
ータ54に接続されている。
この実施例では内燃機関は燃料噴射式であり、
吸気管34に燃料インジエクタ56が設けられて
いる。58はデイストリビユータである。
本考案によればスロツトル弁38の下流におい
て吸気管40に機械式過給機としてのルーツポン
プ60が接続される。ルーツポンプ60はハウジ
ング62と、ハウジング62内の一対のまゆ型の
ロータ64とより成る。一対のロータ64はその
回転軸66上に図示しない相互に噛合う歯車が設
けられる。そのためロータ64は反対方向にハウ
ジング62の内周に対し微小間隙を維持しながら
回転する。ロータ64の一方の回転軸66上にプ
ーリ付クラツチ68が設けられ、クラツチ68の
プーリ部はベルト70を介してクランク軸16上
のプーリ72に連結される。プーリ付クラツチ6
8は第3図のように構成され、過給機60のハウ
ジング62から延びる駆動軸66の端部にボルト
止めした円板68−1と、ハウジング62に固定
されるスリーブ68−2上にベアリング68−3
を介して取付けたソレノイドホルダ68−4とよ
りなり、ソレノイドホルダ68−4上にベルト7
0に係合するプーリ部68−5が形成される。円
板68−1に弾性部材68−6を介して係合部材
68−7が取付けられ、係合部材68−7はソレ
ノイドホルダ68−4に僅かな間隙をもつて対面
している。これらの面間に摩擦係合面が形成され
る。ソレノイド68′がソレノイドホルダの断面
コの字状凹所内に配置、図示しない手段によつて
スリーブ68−2に固定される。ソレノイド6
8′に非通電時は係合部材68−7はソレノイド
ホルダ68−4から離れるよう弾性部材68−6
により引張られる。ソレノイド68′への通電に
より係合部材68−7はソレノイドホルダ68−
4と係合し、プーリ部68−5からのエンジン回
転が過給機軸66に伝達されることになる。
第2図で84はバイパス通路であり、バイパス
通路84は一端84′で過給機60の下流の吸気
管に接続される。バイパス通路84の他端84″
は過給機60の上流でかつスロツトル弁38の下
流で吸気管に接続される。バイパス通路84上に
バイパス制御弁86が設けられる。バイパス制御
弁86は実施例では電磁式として構成され、弁体
88とソレノイド90とばね92とより成る。
100は電磁クラツチ68及び電磁弁86の制
御回路であり、運転条件の検知センサ群からの信
号によつてクラツチ68への作動信号を形成す
る。制御回路100はエンジンの空燃比制御又は
点火時期制御用の制御回路と共用させることがで
きる。もちろん専用の制御回路としてもかまわな
い。運転条件センサとしては前述のエアフローメ
ータ46と、デイストリビユータ58に設けた回
転数センサ102と、サージタンク36に設けた
吸入空気温センサ105と、吸入空気圧センサ1
07と、排気管に設けた排気温センサ109とよ
り成る。エアフローメータ46は第4図のように
ポテンシヨメータとして構成され、弁軸の位置即
ち吸入空気量Qに応じたアナログ信号を生ずる。
一方回転数センサ102は第2図のようにデイス
トリビユータ58の分配軸58′上のマグネツト
104に対抗して設けたホール素子として構成さ
れ、分配軸58′の回転数即ちエンジン回転数N
に応じた信号を出力する。吸気温センサ105、
排気温センサ109は共にサーミスタとして構成
でき、吸気圧センサ107は導体型として構成で
きる。
制御回路100は第4図のブロツクダイヤグラ
ムのように構成され、マイクロコンピユータシス
テムより成る。即ち、マイクロプロセツシングユ
ニツト(MPU)106、リードオンリメモリ
(ROM)108、ランダムアクセスメモリ
(RAM)110を有し、これらはバス112を
介して相互に結線され、更にバス112は入出力
(I/O)ポート114に結線される。116は
クロツクパルス発生器である。エアフローメータ
46、吸気温センサ105、吸気圧センサ10
7、排気温センサ109等のアナログセンサはア
ナログマルチプレクサ(MPX)117、アナロ
グデジタル(A/D)変換器118を介してI/
Oポート114に結線され、回転数センサ102
は成形回路120を介してI/Oポート114に
結線される。更にI/Oポート114はラツチ1
22を介してクラツチ68の駆動用トランジスタ
124のベースに結線され、同トランジスタ12
4はコレクタ−エミツタ回路にクラツチ68の駆
動ソレノイド68′が位置し、このソレノイド6
8′の通電制御によつてクラツチ68の係合及び
解放、換言すれば過給機60の作動及び停止の切
替を行うことができる。またラツチ131は電磁
弁駆動トランジスタ132のベースに結線され、
同トラジスタ132のエミツタ−コレクタ回路に
電磁弁86のソレノイド90が位置している。
マイクロコンピユータ過給制御以外のその他の
エンジン制御、例えば空燃比制御点火時期制御を
分担させることができ、そのため種々のセンサや
アクチユエータがI/Oポート114に接続され
ているが、これは本発明の特徴と直接には関係し
ないため図示及び説明を省略する。
ROM108内にはクラツチ68の制御用プロ
グラム、及びその他のエンジン運転制御用のプロ
グラムが格納されている。次のそのプログラムを
本考案の関連部分に限つて説明する。
第5図はメインルーチンのプログラムの流れを
示すものであり、メインルーチン内では高速性を
要求される種々の処理が行われる。200のステ
ツプでプログラムが起動されると、202ではイ
ニシヤライズが行われ、MPU106の各レジス
タ、RAM110、I/Oポート114の初期設
定がおこなわれる。204ではMPU106はエ
アフローメータ46よりの吸入空気量信号のA/
D変換指令をA/D変換器118に出し、吸入空
気量Qに応じたデジタル信号はRAM110の所
定アドレスに格納される。次の206では回転数
センサ102からの回転数Nを表わすデジタル信
号が入力され、RAM110の所定アドレスに格
納される。208のステツプでは、吸入空気量Q
に対する回転数Nの比が計算され、RAM110
に格納される。Q/Nは機関の負荷相当値である
ことは周知のとおりである。次の210では吸気
温センサ105からのデータのA/D変換が行わ
れるようMPX117が作動され、吸気温データ
TinがRAM110に格納される。同様に212,
214のステツプが進められ、吸気圧力Pb、排
気温TexのデータがRAM110の夫々のエリア
に一旦格納される。プログラムは次は216以下
のステツプに進み、メインルーチンにおいて他の
制御のための種々の処理(例えば空燃比制御にお
けるフイードバツク処理等)が行われ、その際
Q,N,Q/N,Tin,Pb,Tex等の計算結果が
適宜利用される。
第6図は過給機の制御のためのプログラムを示
すものであり、この実施例では所定時間(例えば
8mS)毎に行われる時間割込ルーチンである。所
定時間の経過毎にMPU106の割込みポートに
割込み要求が入り280よりルーチンが実行に移
り、282ではRAM110のTin領域に格納さ
れている吸気温データが所定値より大きいか
(Tin>To)どうか、284では吸気圧データPb
が所定値より大きいかどうか(Pb>Po)、286
では排気温データTexが所定値T1より大きいか
どうか(Tex>T1)が判定される。282,2
84,286のいづれでもNoであるときは正常
時と判定され、このときは288にプログラムが
流れ、MPU106はI/Oポート114よりラ
ツチ131にリセツト信号を送り、そのためトラ
ンジスタ132はOFFとなり、電磁弁86のソ
レノイド90は消磁される。そのため、弁体88
はリフトが零となり閉状態をとる。その結果バイ
パス通路84への空気の流れは生じない。このバ
イパスの閉状態でプログラムは次に302に進
み、302ではRAM110のN領域に格納され
ている回転数データが所定値a(第7図)より大
きいか否かが、次いで304ではRAM110の
Q/N領域に格納されている吸入空気量Qの回転
数Nに対する比のデータがbより大きいか否か判
定される。第7図の過給機作動マツプから明らか
な通り、302でNo(N<a)で、304でも
No(Q/N<b)である運転域は過給機の停止域
であり、この場合プログラムは306に進む。
MPU106はI/Oポート114よりラツチ1
22にリセツト信号を印加する。そのためトラン
ジスタ124はカツトオフとなり、クラツチ68
のソレノイド68′は消磁され、クラツチ68は
解放となる。そのため、クランク軸16の回転は
過給機60のロータ64には伝わらない。スロツ
トル弁38からサージタンク36に向う空気の流
れによつてロータ64は空回りを起すだけで過給
は行われない。
第7図の302でYes(N>a)か又は302
でNo(N<a)でも304でYes(Q/N>b)
の場合は過給機の作動域であり、プログラムは3
08に進み、MPU106はI/Oポート114
よりラツチ122にセツト信号を印加する。その
ため、トランジスタ124はONとなり、クラツ
チ68のソレノイド68′に通電されるため、ク
ラツチ68は係合される。その結果、エンジンク
ランク軸16の回転はプーリ72、ベルト70、
プーリ68を介し過給機60の回転軸66に伝達
され、一対のロータ64は反対方向に回転され、
空気は圧縮されサージタンク36、吸気管34を
経て、吸気ポート32より期間内に導入される。
過給機の作動域を決める回転数設定値a、負荷代
表値であるQ/Nの設定値bは、過給機のOFF
からONへの切替のシヨツクを小さくし、かつク
ラツチの摩擦係合部材の耐久性という面ではなる
べく低回転側が良いが、燃料消費率を悪化させる
ので両者の調和によつて決められる。
第6図の282,284,286の一つでも
Yesであると、異常時と判定され、プログラムは
310へ流れ、回転数が所定値No以上か否かが
判定される。この所定値Noはこの回転数でクラ
ツチ68を切つても摩擦係合部材に損傷を与えな
いなるべく高い回転数に選定される。高回転、即
ちNe>No(Yes)であれば312に進み、MPU
106はI/Oポート114よりラツチ131に
セツト信号を印加する。そのためトランジスタ1
32がONとなり、ソレノイド90が通電される
結果電磁弁86は開放する。かくして、過給機6
0からの空気の一部がバイパスされ、そのため過
給が行われなくなり、温度ないしは圧力が降下さ
れ異常が回避される。
若し、エンジンが高回転であれば(No)前述
の306のステツプに進みクラツチ68が解放さ
れ、そのため過給機60の回転が降下するため異
常が回避される。
以上の実施例では吸気温、吸気圧、排気温の3
つの条件を組み合せて異常を検知したが、単独で
も良いし、それ以上の因子を組み合せることも任
意である。
考案の効果 本考案では機関低回転の異常時にはクラツチを
解放し、高回転の異常にはバイパスを開放してい
る。従つて、高回転異常時にクラツチを解放する
従来手段に比較しクラツチの耐久性の面で有利で
あり、かつ、クラツチを切らないことから過給機
の回転を高く維持できる。従つて、異常回避後の
過給機の回転がすぐに上昇し、円滑なトルク上昇
が得られ、加速フイーリングが良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す図、第2図は本考
案の実施例の全体図、第3図はクラツチの断面
図、第4図は制御回路のブロツク図、第5図、第
6図は制御回路のソフトウエアを示すフローチヤ
ート図、第7図は本考案における過給機の作動域
を示すマツプ。 10……エンジン本体、38……スロツトル
弁、46……エアフローメータ、60……過給
機、68……クラツチ、84……バイパス通路、
86……バイパス制御弁、100……制御回路、
102……回転数センサ、105……吸気温セン
サ、107……吸気圧センサ、109……排気温
センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関吸気系に回転ポンプとしての過給機を配置
    し、該過給機が機関回転軸にクラツチを介し連結
    され、過給機をバイパスするようにバイパス通路
    が設けられ、該バイパス通路を開閉するバイパス
    制御手段を有した内燃機関において、機関の異常
    時を検知する手段と、機関の回転数を検知する手
    段と、機関の異常時において高回転時にはバイパ
    ス制御手段を開放する手段と、機関の異常時にお
    いて低回転時にはクラツチを解放する手段とより
    成る過給機制御装置。
JP10245984U 1984-07-09 1984-07-09 内燃機関の機械式過給機制御装置 Granted JPS6117428U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10245984U JPS6117428U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 内燃機関の機械式過給機制御装置

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JP10245984U JPS6117428U (ja) 1984-07-09 1984-07-09 内燃機関の機械式過給機制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS6117428U JPS6117428U (ja) 1986-01-31
JPH0144744Y2 true JPH0144744Y2 (ja) 1989-12-25

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