JPH0144527B2 - - Google Patents

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JPH0144527B2
JPH0144527B2 JP14274785A JP14274785A JPH0144527B2 JP H0144527 B2 JPH0144527 B2 JP H0144527B2 JP 14274785 A JP14274785 A JP 14274785A JP 14274785 A JP14274785 A JP 14274785A JP H0144527 B2 JPH0144527 B2 JP H0144527B2
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Japan
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cooling
refrigerant
compressor
refrigeration
evaporator
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JP14274785A
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JPS624623A (ja
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Hidekazu Usada
Keizo Futamura
Satoshi Inayoshi
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS624623A publication Critical patent/JPS624623A/ja
Publication of JPH0144527B2 publication Critical patent/JPH0144527B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷房機能及び冷蔵庫機能を併有する
車両用冷凍サイクル装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の冷凍サイクル装置としては、例
えば特開昭58−11370号公報に記載があるように、
冷房用冷凍サイクルの受液器出口側から冷蔵用冷
媒回路(冷蔵用減圧装置及び冷蔵用蒸発器を含
む)を分岐して、冷房用蒸発器と冷蔵用蒸発器に
交互に冷媒を流すことにより、冷蔵用蒸発器にお
いて製氷可能な−21℃程度の蒸発温度を得るよう
にしている。また、この従来装置では、夏季等に
は冷房運転と冷蔵運転とを併用することができ、
春秋期のごとく、冷房装置を作動させる必要が少
ない中間シーズンには、冷蔵庫の機能のみ発揮さ
せるようにしていた。
しかしながら、この従来装置のものにおいて
は、冷房運転と冷蔵運転とが全く別の電気制御回
路にて制御されるようになつており、そのため、
回路全体が複雑となるという問題があつた。しか
も、冷房運転時のみにおいても、圧縮機の駆動を
断続させるため、自動車走行用エンジンからの駆
動力を圧縮機へ伝達するマグネツトクラツチの断
続を行い、この断続のためには専用のリレーを必
要としていた。同様に、冷蔵単独運転において
も、圧縮機の運転の断続を行う必要があるため、
冷蔵運転制御電気回路においても、マグネツトク
ラツチを断続させるリレーを必要としていた。
ここで、圧縮機断続は、大きな電流の切換を必
要とするため、電磁クラツチ制御用のリレーとし
ては、必然的に大型のものを採用せざるを得ず、
このリレーは実際の車両組付においては、制御回
路とは別に配置せざるを得ず、そのため、設置場
所を多くとり、さらに配線等が煩雑になるという
問題があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記点に鑑みて案出されたもので、
特開昭58−11370号公報に記載のように、冷房単
独運転、冷蔵単独運転及び冷房冷蔵同時運転がで
きるようにした、車両用冷凍サイクル装置におい
て、電磁クラツチを介して圧縮機の作動を制御す
るリレーを、冷房運転、冷蔵運転で共用できるよ
うにすることを目的とする。
〔発明が解決するための手段〕
本発明は、上記目的を解決するため、電磁クラ
ツチの断続切換を行うリレーを単一のリレーで構
成するようにする。すなわち、冷房運転時におい
て、冷房用蒸発器に関連する温度を検出する温度
センサからの出力に応じて、電磁クラツチを断続
繰り返し、冷房用蒸発器のフロスト防止等を図る
リレーを用いる。このリレーは、冷房運転を円滑
に行うための圧縮機制御として、車両用冷凍サイ
クル装置の構成上不可欠なものである。そして、
本発明では、このリレーを用いて冷蔵単独運転の
圧縮機の断続を行うようにする。具体的には、冷
蔵単独運転時に、冷蔵用の第1の制御手段からの
信号に基づき、圧縮機の運転を断続制御する第2
の制御手段を設け、この第2の制御手段は、上述
の単一のリレーを制御することにより、圧縮機の
運転制御が行えるようにする。
〔発明の効果〕
上述のように、本発明の冷凍サイクル装置で
は、冷房用蒸発器のフロスト防止等の目的によ
り、車両用冷凍サイクル装置に必然的に要求され
ていた電磁クラツチ制御用リレーを巧みに利用し
て、この単一のリレーを用いて冷蔵単独運転にお
いても圧縮機の断続駆動を行うようにしたため、
制御用の回路構成を簡潔なものとすることができ
る。それに伴い、リレー設置用スペース等も有効
利用でき、省スペースの効果も達成できる。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す一実施例に基づいて説明
する。
第1図は本発明をワゴン車用ツインクーラと組
合せて実施した場合の冷凍サイクルを示してお
り、1は冷媒の圧縮・吐出を行う圧縮機で、図示
しない車両走行用エンジンの駆動力を電磁クラツ
チ11を介して受けて作動するようになつてい
る。2はこの圧縮機1より吐出された高温高圧の
ガス冷媒を冷却して凝縮する凝縮器、3は凝縮器
2で凝縮した冷媒を受けて液冷媒のみ導出する受
液器である。Aは車室内前部のインパネ下部に設
置されるフロント側冷房ユニツトであり、4は液
冷媒を低温低圧の霧状に減圧膨張させる冷房用減
圧装置、5は冷房用蒸発器である。減圧装置4は
冷房用蒸発器5の出口側に配設された感温筒4a
からの信号圧力(蒸発器出口の冷媒温度に応じた
圧力)に応じて絞り量を可変とする温度作動式膨
張弁よりなり、冷房用蒸発器5出口での冷媒過熱
度が一定となるように冷媒流量を制御する。フロ
ント側冷房ユニツトAは車室内もしくは車室外の
空気を送風機6で吸入し、その吸入空気を蒸発器
5で冷却した後、図示しないヒータユニツトを経
由して車室内前面の中央及び左右に設けた上方吹
出口(図示せず)より前席の乗員顔部に向けて吹
出すようになつている。7は電磁弁で、上記減圧
装置4、蒸発器5を有する冷房用冷媒回路8の冷
媒の流れを制御する。9は冷房用蒸発器5を通過
した冷風の温度を感知するサーミスタからなる温
度センサである。Bは車室内の助手席後方の床下
等に設置され、車室内後席の乗員を冷房するリヤ
側冷房ユニツトであり、フロント側と同様の機器
40,40a,50,60,70,80,90を
有している。フロント側とリヤ側の冷房用冷媒回
路8と80は互いに並列に接続されている。
100は両温度センサ9,90の検出信号が入
力される冷房用制御装置で、フロント側の冷風温
度が設定温度以下に低下すると温度センサ9から
の信号を受けて電磁弁7への通電を遮断して、電
磁弁7を開弁し、またリヤ側の冷風温度が設定温
度以下に低下すると、温度センサ90からの信号
を受けて電磁弁70への通電を遮断して電磁弁7
0を開弁するように構成されている。つまり、制
御装置100は2つの冷房用冷媒回路8,80へ
の冷媒の流れを独立に制御して、蒸発器5,50
への霜付きを防止する。更に、制御装置100は
2つの電磁弁7,70への通電を同時に遮断した
ときにはリレー118を開状態に駆動して電磁ク
ラツチ11への通電を遮断し、圧縮機1を停止す
るように構成されている。なお、14は自動車エ
ンジンのイグニツシヨンスイツチ、15は車載の
電源バツテリである。16は上記2つの冷房用冷
媒回路8,80と並列に設けられた冷蔵用冷媒回
路であり、この回路16の途中には、冷媒の流れ
る方向に順次、冷蔵用減圧装置をなす定圧膨張弁
17、冷蔵用蒸発器18、逆止弁19が接続され
ている。
定圧膨張弁17は低圧側の圧力が設定値以下と
なると開き、かつ低圧側を一定圧力に制御しうる
タイプの膨張弁であり、本実施例では冷媒として
R−12が用いられ、定圧膨張弁17の設定開弁圧
力は0.5Kg/cm2G(蒸発温度−21℃)に選定されて
いる。
上記の冷蔵庫用の蒸発器18は、冷蔵用蒸発器
部18aと冷蔵用蒸発器部18bとに区分されて
おり、前者18aは冷凍室20内に設置され、後
者18bは冷蔵室21内に設置されている。この
冷蔵室21内には、送風機22、サーミスタから
なる温度センサ23が設置されている。この温度
センサ23は冷蔵室21内で送風空気流が直接当
たらないような位置に設けられ、冷蔵室21内の
温度を検出する。Cは冷凍冷蔵庫の全体を示して
おり、この冷凍冷蔵庫Cの具体的構造は、前述し
た特開昭58−11370号公報記載のものと同様であ
る。
200は冷蔵庫用制御装置で、冷蔵庫スイツチ
24の開閉信号及び温度センサ23の検出信号に
基づいて送風機22及び電磁クラツチ11の作動
を制御するとともに、冷房用制御装置100を介
して電磁弁7,70の開閉を制御する。
第2図は上記制御装置100,200を含む電
気回路全体を示すもので、最初に冷房用制御装置
100について説明する。101,102はエン
ジン回転数が設定値以上か否かを判別する第1、
第2比較器で、点火装置25が発生するパルス信
号を直流電圧に変換する周波数−電圧変換回路1
03から入力信号が加えられる。104はフロン
ト側冷房ユニツトAの温度センサ9の検出温度が
設定値以上か否かを判別する第3比較器、105
はリヤ側冷房ユニツトBの温度センサ90の検出
温度が設定値以上か否かを判別する第4比較器、
106〜111はアンド回路、112はオア回
路、113〜116はトランジスタである。11
7は自動車エンジンのアイドル回転数を上昇させ
るアイドルマツプ装置の電磁弁である。リレー1
18は前述したごとく、電磁クラツチ11を制御
するものである。119はフロント側冷房ユニツ
トAの送風機スイツチ、120はリヤ側冷房ユニ
ツトBの送風機スイツチであり、本例ではこの送
風機スイツチ119,120が冷房装置の作動停
止を行う冷房スイツチの機能を兼務している。1
21,122は送風機用リレーである。
次に冷蔵庫用制御装置200について説明する
と、201はタイマ回路、202は温度センサ2
3の検出温度が設定値以上か否かを判別する比較
器、203はアンド回路、204はトランジス
タ、205はリレーである。冷蔵庫スイツチ24
は、停止位置(OFF)と、冷蔵位置転(COOL)
と、冷凍位置(ice)の3位置を選択するように
構成される。
前記タイマ回路201は、上記スイツチ24を
COOLの位置に投入すると、第1の入力端子20
1aに“1”レベルの信号が入力されることによ
り、T1=10秒、T2=120秒のパルス信号を出力端
子201bに発生し、また上記スイツチ24を
iceの位置に投入した時は第2の入力端子201
Cに“1”レベルの信号が入力されることによ
り、T1=15秒、T2=60秒のパルス信号を出力端
子201bに発生するようになつている。なお、
スイツチ24がOFF位置にある時はタイマ回路
201の出力は常に“0”レベルとなる。
次に、上記構成において本実施例の作動を説明
する。まず、夏季等において、車室内の前部、後
部を両方とも冷房する時には、冷房スイツチを兼
ねる送風機スイツチ119,120をHi〜Loの
いずれかの位置に投入する。これにより、リレー
121,122に通電され、送風機6,60への
通電回路が閉成されるので、送風機6,60がそ
れぞれ上記スイツチ119,120の投入位置に
応じた速度で作動する。冷房作動時には、温度セ
ンサ9,90の検出温度が設定温度より充分高く
なつており、そのため温度センサ9,90の抵抗
値が比較器104,105における設定値TF2,
TR2より小さくなつている。その結果、比較器
104,105の出力は“1”レベルとなり、そ
れぞれアンド回路109,110とアンド回路1
08,111に加わる。一方、自動車エンジンの
回転数は通常、比較器102の設定値S1(例えば
650r.p.m)、S2(例えば950r.p.m)より充分高くな
つているので、比較器102の出力は“1”レベ
ルとなる。また、比較器101はエンジン回転数
が設定値R1(例えば1650r.p.m)より低い時“1”
レベルの出力を出してアイドルアツプ用電磁弁1
17を作動させ、設定値R2(例えば1800r.p.m)
より高い時は“0”レベルの出力を出してアイド
ルアツプの作動を停止させる。
前記した送風機スイツチ119,120の投入
による“0”レベルの信号がインバータにより反
転されて、“1”レベルの信号としてアンド回路
108,109に加わるので、このアンド回路1
08,109の出力が“1”レベルとなり、オア
回路112の出力が“1”レベルとなり、アンド
回路107の出力も“1”となり、トランジスタ
114がオンし、リレー118に通電し、その可
動接点118aを固定接点118bに閉成する。
これにより、電磁クラツチ11に通電され、圧縮
機1が作動する。
また、このときは冷蔵庫スイツチ24がオフ状
態にあるので、タイマ回路201の出力が“0”
レベルであり、そのためアンド回路110,11
1の出力がいずれも“1”となり、トランジスタ
115,116がオンするので、電磁弁7,70
に通電され、この電磁弁7,70が開くので、蒸
発器5,50に冷媒が流通可能となる。
よつて、圧縮機1より吐出された冷媒が配管中
を循環し、冷媒が冷房用蒸発器5,50で蒸発す
る際に送風空気より気化熱を奪い、気化熱を奪わ
れて冷却された空気が送風機6,60によつて車
室内に吹き出される。この際、蒸発器5,50内
の蒸発圧力は通常2〜3Kg/cm2であり、従つて冷
蔵用冷媒回路16の圧縮機吸入側端部に作用する
圧力も同程度であるので、定圧膨張弁17は閉じ
たままであり、冷蔵用冷媒回路16内に冷媒は流
れない。
そして、冷房作用が進行して、温度センサ9ま
たは90の検出温度が設定温度より低下すれば、
比較器104または105の出力が“0”とな
り、電磁弁7または70が閉じ、蒸発器5または
50のフロストを防止する。
温度センサ9,90の検出温度がいずれも設定
温度より低下した時は、両電磁弁7,70が閉じ
ると同時に、電磁クラツチ11への通電が遮断さ
れ、圧縮機1が停止する。
次に、上記冷房運転と同時に、冷蔵庫Cを作動
させる時には、劣蔵庫スイツチ24を冷蔵
(COOL)または冷凍(ice)の位置に投入するの
であるが、この両位置のいずれの場合も、タイマ
回路201はT1とT2で示すパルス信号を冷房用
制御装置100のアンド回路110,111とオ
ア回路112に加える。その結果、アンド回路1
10,111では、タイマ回路201の出力信号
のうちT1の間だけ出力が“0”となり、電磁弁
7,70を閉じ、逆にT2の間はアンド回路11
0,111の出力が“1”となり、電磁弁7,7
0を開く。以後、電磁弁7,70は前記T1時間
閉じ、T2時間開くという動作を繰返す。そして、
電磁弁7,70が閉じると、冷房用蒸発器5,5
0への冷媒の流れが止まるため圧縮機1の吸入圧
力が急激に低下して、短時間例えば3〜4秒で
0.5Kg/cm2Gに達する。このため、冷蔵用冷媒回
路16のの定圧膨張弁17が開き、冷蔵用冷媒回
路16を冷媒が流れるようになる。この時、定圧
膨張弁17は低圧側圧力を設定圧力(0.5Kg/cm2
G)に制御するため、冷蔵用蒸発器18内は蒸発
圧力0.5Kg/cm2G、蒸発温度−21℃の状態となり、
冷蔵用蒸発器部18aでは、製氷も可能となる。
そして、前記T1時間が過ぎると、電磁弁7,7
0に通電されるため、電磁弁7,70が開弁状態
に戻る。そして、電磁弁7,70が開くと、冷媒
が再び冷房用蒸発器5,50に供給され、蒸発器
5,50内圧力及び圧縮機吸入側圧力が2〜3
Kg/cm2Gに戻る。この圧力は冷蔵用蒸発器18内
の圧力(0.5Kg/cm2G)よりもはるかに高いが、
冷蔵用蒸発器18の下流に逆止弁19が配設され
ているので、冷房用蒸発器5,50を通つた冷媒
ガスが冷蔵庫用蒸発器18内に逆流して、この蒸
発器18内の圧力を急激に上昇させるということ
はない。一方、定圧膨張弁17は低圧側圧力が設
定圧力0.5Kg/cm2Gより高くなると自動的に閉じ
るので冷媒の供給を止める。従つて、蒸発器18
は内部の液冷媒が徐々に蒸発しながら製氷を続け
る。この状態はT2時間の間継続する。以後、上
記設定時間T1、T2に従つて電磁弁7,70の開
閉が繰り返されることにより、車室の冷房作用と
冷蔵庫Cにおける冷却作用を同時に得ることがで
きる。冷蔵用送風機22の作動は温度センサ23
の検出信号に応じて自動的に断続される。
冷蔵庫スイツチ24を冷蔵(COOL)の位置に
投入した時は、タイマ回路201のパルス出力が
前述したごとくT1=10秒、T2=120秒となり、一
方冷凍(ice)の位置に投入した時はタイマ回路
201のパルス出力がT1=15秒、T2=60秒とな
る。従つて、前者の場合より後者の方が冷蔵用蒸
発器18に冷媒が流れる時間(換言すれば電磁弁
7,70の閉弁時間)が長くなり、冷蔵庫Cの冷
却能力が向上するので、製氷時間が短くなる。
次に、春秋季のごとく中間シーズンにおいて、
冷蔵庫Cのみを作動させ、冷房運転をしない時
は、冷蔵庫スイツチ24を冷蔵(COOL)または
冷凍(ice)の位置に投入するが、冷房用の送風
機スイツチ119,120はオフ状態のままとす
る。
ここで、送風機スイツチ119,120がオフ
であつても、イグニツシヨンスイツチ14が投入
されておれば、冷房用制御装置100にも電源が
常に供給されている。前記送風機スイツチ11
9,120がオフ状態にあるため、アンド回路1
10,111の出力が常に“0”となり、電磁弁
7,70は常に閉じたままとなる。
一方、アンド回路108,109の出力も常に
“0”となるので、オア回路112の出力はタイ
マ回路201のパルス出力によつてT1時間だけ
“1”となり、このT1時間だけ電磁クラツチ11
が通電され、圧縮機1が作動する。
すなわち、冷蔵庫単独運転時には、タイマ回路
201のパルス出力に従つて圧縮機1がT1時間
作動、T2時間停止という断続作動を繰返す。こ
れによつて、冷蔵用蒸発器18に断続的に冷媒を
供給し、冷蔵庫Cの冷却を行う。圧縮機1は車室
内の冷房能力を確保できるだけの大きな能力(容
量)を持つように予め設計されているので、冷蔵
庫単独運転時に圧縮機1を連続運転すると、圧縮
機能力が過大となるので、好ましくない。これに
反し、本例では圧縮機1を上述のごとく断続運転
することによつて、冷蔵庫冷却能力に対応した圧
縮機能力を設定でき、圧縮機稼動率を低減できる
ので、自動車エンジンの省動力という観点から有
益である。
本発明は上述した図示実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形可能である。以下その変形例
について列記する。
(1) 上述の実施例では、イグニツシヨンスイツチ
14が投入されると、冷房用制御装置100に
常に電源が供給されるよう構成したが、冷房用
制御装置100にイグニツシヨンスイツチ14
と、独立に設けた手動操作の冷房スイツチを介
して電源を供給するとともに、冷蔵用制御装置
200が起動した時には、この起動と連動し
て、前記冷房スイツチとは無関係に冷房用制御
装置100に電源を供給するよう構成してもよ
い。
(2) 前述の実施例では、冷蔵庫C内の温度センサ
23の検出温度が設定温度以下になつたとき、
送風機22の作動を停止しているが、タイマ回
路201の出力を“0”のままとして、圧縮機
1の作動を停止するようにしてもよい。この場
合、送風機22は作動させたままとしてもよ
く、また送風機22と圧縮機1を同時に停止し
てもよい。
(3) 冷房用制御装置100と冷蔵用制御装置20
0はマイクロコンピユータを用いた制御装置に
よつて一体化することもできる。
(4) 電磁弁7,70の開閉制御はタイマ回路20
1を用いる他に、冷蔵用蒸発器18の冷却度合
を検出して制御してもよい。
(5) 2つの冷房ユニツトA,Bを設けずに、冷房
ユニツトを1つのみ設けるものに対しても本発
明は同様に適用できることはもちろんである。
この場合には、冷房単独運転時に温度センサ
9,90の信号で、電磁弁7,70を開閉する
必要はなく、圧縮機1の作動を断続するだけで
よい。
(6) 電磁弁7,70に限らず、電気的に制御でき
る弁であれば、どのような弁(例えばモータ制
御弁等)でも使用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は冷凍サイクルと電気回路を含む全体構成図、第
2図は電気回路部の具体的結線図である。 1……圧縮機、4,40……冷房用減圧装置、
5,50……冷房用蒸発器、7,70……電気制
御弁をなす電磁弁、8,80……冷房用冷媒回
路、9,90……温度センサ、16……冷房用冷
媒回路、17……冷蔵用減圧装置をなす定圧膨張
弁、18……冷蔵用蒸発器、24……冷蔵庫用ス
イツチ、100……冷房用制御装置、118……
リレー、119,120……冷房スイツチを兼ね
る送風機スイツチ、200……冷蔵庫用制御装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 車両エンジンの駆動力を電磁クラツチを
    介して受けて作動する圧縮機と、 (b) 前記圧縮機の冷媒吸入側に設けられ、冷房用
    減圧装置および冷房用蒸発器を有する冷房用冷
    媒回路と、 (c) 前記冷房用蒸発器に関連する温度を検出する
    温度センサと、 (d) 前記圧縮機の冷媒吸入側に、前記冷房用冷媒
    回路と並列に設けられ、冷蔵用減圧装置および
    冷蔵用蒸発器を有する冷蔵用冷媒回路と、 (e) 少なくとも前記冷房スイツチが投入された冷
    房運転時に前記温度センサからの出力に応じた
    制御信号に基づいて、前記電磁クラツチを断続
    切換するリレーと、 (f) 前記冷房用冷媒回路への冷媒流れを制御する
    電気制御弁と、 (g) 冷房スイツチおよび冷蔵庫スイツチがともに
    投入される冷房冷蔵同時運転時に前記電気制御
    弁を断続的に開閉制御する第1の制御手段と、 (h) 冷蔵庫スイツチのみが投入される冷蔵単独運
    転時に、前記第1の制御手段からの信号に基づ
    いて前記リレーに制御信号を出力して前記圧縮
    機の運転を断続制御する第2の制御手段と、 (i) 冷房スイツチのみが投入される冷房単独運転
    時に、前記電気制御弁を開いて前記冷房用蒸発
    器に冷媒を流通可能とし、一方、冷蔵庫スイツ
    チのみが投入される冷蔵単独運転時には、前記
    電気制御弁を閉じて前記冷房用蒸発器への冷媒
    流れを遮断する第3の制御手段とを備える車両
    用冷凍サイクル装置。
JP14274785A 1985-06-28 1985-06-28 車両用冷凍サイクル装置 Granted JPS624623A (ja)

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