JPH0144495Y2 - - Google Patents

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JPH0144495Y2
JPH0144495Y2 JP9626783U JP9626783U JPH0144495Y2 JP H0144495 Y2 JPH0144495 Y2 JP H0144495Y2 JP 9626783 U JP9626783 U JP 9626783U JP 9626783 U JP9626783 U JP 9626783U JP H0144495 Y2 JPH0144495 Y2 JP H0144495Y2
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JP
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pallet
receiver
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rail
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、被搬送物を支持した状態で台車やコ
ンベヤ装置によつて搬送されるパレツトに作用
し、前記被搬送物の向きを変るために使用される
パレツト回転装置に関するものである。
搬送経路の途中において、各種作業などに応じ
て、あるいは効率の良いストレージを行ために被
搬送物の向きを変えたい場合がある。従来では、
たとえば実公昭52−20861号公報に見られるよう
に、左右一対のチエン間に支持体を取付け、この
支持体に回転軸を挿通するとともに、回転軸の上
端に回転盤を固定し、そして回転軸の下端にクロ
スアームを固定するとともに、クロスアームの4
本の腕端にガイドローラを取付けている。ガイド
ローラは左右一対のガイドレールの内面間で案内
されており、回転盤の不測な回転が規制されてい
る。そして旋回装置による回転盤の回転は、前方
の一対のガイドローラを前部作動体の突起部に係
合させるとともに後方の一対のガイドローラを後
部作動体の突起部に係合させ、これら作動体を互
いに逆方向に移動させることで90度に亘つて行つ
ていた。
しかし、上記の従来形式によると、回転盤の正
逆回転は常に90度単位(180度や270度など)でし
か行うことができず、たとえば0度〜120度の範
中で任意な角度に回転できるように設定すること
はできない。またガイドローラはガイドレールや
突起部により規制されているため、旋回装置が故
障したとき迅速に対応できず、ライン全体が停止
されることになる。
本考案の目的とするところは、被搬送物の支持
を行う受具を任意な角度で回転し得、しかも故障
には迅速に対応し得るパレツト回転装置を提供す
る点にある。
上記目的を達成するために本考案におけるパレ
ツト回転装置は、ベース板上に縦軸心の周りに回
転可能な受具を設け、この受具の下面に回転操作
用の被係合部を設けるとともに、前記ベース板側
に前記受具の所定角度回転を位置決めする弾性利
用の位置決め装置を設けてパレツトを構成し、こ
のパレツトの搬送経路の側部に設けた架台に、縦
軸心の周りに揺動可能な揺動杆を設けるとともに
揺動駆動装置を設け、前記揺動杆に横方向のレー
ルを設け、このレールに案内される可動部材を設
けるとともに、可動部材に連動した往復駆動装置
を前記揺動杆に設け、前記可動部材に、前記被係
合部に係脱可能な係合部材を設けて構成してい
る。
かかる本考案の構成によると、受具は、弾性利
用の位置決め装置によりベース板に対して所定の
角度で位置決めされ、不測な回転が阻止される。
そして受具を回転させるときには、まず揺動駆動
装置を作動させて、揺動杆とともにレールを搬送
経路内に突入させ、係合部材を受具の被係合部に
対向させる。次いで往復駆動装置によつて可動部
材を移動させるとともに協働してレールを揺動さ
せることによつて、受具を縦軸心の周りに回転さ
せて被搬送物の向きを、被搬送物に触れることな
く機械的に変更し得る。その際に位置決め装置に
おいては弾性に抗して回転が許され、そして所定
の角度の回転を行つたのち弾性的に位置決めされ
る。したがつて、弾性的な位置決めを多数箇所で
行えるようにし、かつ往復駆動装置による作動量
を調整することで、受具を任意な角度で回転させ
位置決めし得る。また回転装置が故障したときに
は、揺動杆とともにレールを搬送経路外に退出さ
せることで被搬送物の搬送は何んら支障なく行
え、そして受具の回転は、弾性に抗して手で押し
たり引いたりすることにより行える。
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図、第2図において1は一定の搬送経
路2上を走行可能な台車で、パレツト3を介して
被搬送物4を支持している。前記パレツト3は第
3図〜第5図に示すように、ベース板5と、この
ベース板5から立設した筒体6に内嵌して縦軸心
7の周りに回転可能な縦軸8と、この縦軸8の上
端に取付けた受具9とを有し、この受具9は、そ
の中間が前記縦軸8に固着された横方向の受け枠
10と、この受け枠10の両端から立設した係止
ロツド11とから構成される。前記ベース板5内
には空間12が形成され、この空間12内に前記
受具9の所定角度(本実施例では90度)の回転を
位置決めする弾性利用の位置決め装置13が設け
られる。すなわち縦軸8の下端には円板14が取
付けられ、この円板14の外周で90度置きの4箇
所に凹部15が形成されている。そしてベース板
5に、縦ピン16を介して横方向に揺動可能なア
ーム17が取付けられ、このアーム17の中間に
前記凹部15に対して係合可能なローラ18を取
付けるとともに、このローラ18を凹部15に対
して係合付勢するばね19が、アーム17の遊端
とベース板5との間に設けてある。前記係止ロツ
ド11は受け枠10の下面から下方に突出し、こ
の突出部を回転操作用の被係合部20としてい
る。なお被係合部20は係止ロツド11とは別物
にして垂設してもよい。なおベース板5の複数箇
所には筒体21が取付けられ、この筒体21に対
して第1図に示すように台車1からの位置決めピ
ン22が嵌合する。第2図に示すように、搬送経
路2の側部にパレツト正方向回転装置23Aとパ
レツト逆方向回転装置23Bとが設けられる。
第6図、第7図はパレツト正方向回転装置23
Aを示す。すなわち、搬送経路2の側部に架台2
4が設けられ、この架台24に軸受25を介して
縦回転軸26を取付けている。この縦回転軸26
の上端には横方向の揺動杆27が取付けられ、こ
の揺動杆27は縦回転軸26の軸心である縦軸心
28の周りに揺動可能である。前記揺動杆27を
往復揺動させる揺動駆動装置の一例であるシリン
ダ装置29が架台24と縦回転軸26との間に設
けられ、また往復回転限はカム板30に対向する
一対のリミツトスイツチ31,32により検出さ
れる。前記揺動杆27からは前方に延びる左右一
対のレール33が連設され、これらレール33に
支持ローラ34と横振れ防止ローラ35とを介し
て案内される可動部材36が設けられる。可動部
材36は揺動杆27上に設けたシリンダ装置(往
復駆動装置の一例)37により往復動され、また
その上面には、シリンダ装置37側に係合面が向
く係合部材38が取付けられる。前記係合部材3
8に対向するように、レール33の基端上面には
受けプレート39が配設され、この受けプレート
39が縦ピン40を介して揺動可能に取付けてあ
る。そして受けプレート39を係合部材38から
離間する方向に付勢するばね41を設けるととも
に、このばね41の係止位置とは反対側の受けプ
レート39の下面に、前記係合部材38が接当可
能な作動ピン42を取付けている。前記揺動杆2
7の中間下面にはローラ43が取付けられ、この
ローラ43を下方から受止めるレール44が前記
架台24に取付けてある。
第8図、第9図はパレツト逆方向回転装置23
Bを示す。このパレツト逆方向回転装置23Bは
前述したパレツト正方向回転装置23Aとほぼ同
一構成であることから、同一またはほぼ同一構成
物については同一符号を付してその詳細は省略す
る。異なるところは、係合部材38の係合面がレ
ール33の遊端側に向いていることと、このレー
ル33の遊端に受けプレート39などを取付けて
ことである。
なおパレツト3による被搬送物4の支持は、第
3図仮想線に示すように支持枠45を介して行う
ものであり、この支持枠45は、前記係止ロツド
11に対して上方から係脱可能な筒部材46を有
する。
たとえば被搬送物4はパレツト3を介して台車
1に支持され、そして長さ方向を搬送経路2に沿
わせた状態で搬送経路2上を搬送される。このと
き位置決め装置13においては凹部15にローラ
18が係合していることから、受具9の向きは確
定されている。搬送経路2の途中において被搬送
物4の向きを変える場合、まず台車1をパレツト
正方向回転装置23Aの側部に停止させる。この
とき揺動杆27ならびにレール33は第7図仮想
線イに示すように搬送経路2に沿つた状態にあ
り、したがつて台車1の走行に何んら支障はな
い。また係合部材38はレール33の遊端に位置
している。前述したように台車1を停止させた状
態で、シリンダ装置29を作動させて揺動杆27
ならびにレール33を縦軸心28の周りに揺動さ
せ、第6図、第7図に示すように搬送経路2内に
突入させて係合部材38を被係合部20に外側か
ら対向させる。次いでシリンダ装置37を収縮さ
せ、可動部材36を基端側に移動させる。すると
係合部材38が被係合部20に係合し、以つて受
具9を縦軸心7の周りに回動させることになる。
その際に位置決め装置13においては、円板14
の回転によつてばね19に抗してアーム17が揺
動し、また被係合部20が縦軸心7の周りでの円
軌跡上を移動することから、それに対応して揺動
杆27側を揺動させて好適な係合状態を維持させ
る。可動部材36の移動が終端に近づいてきたと
き、可動部材36が作動ピン42に接当し、受け
プレート39をばね41に抗して揺動させる。こ
れにより受けプレート39の前面が被係合部20
を迎えに行くことになり、以つて第6図、第7図
仮想線に示すように被係合部20を係合部材38
と受けプレート39とで挾持し、これにより回転
作業が終了する。このとき位置決め装置13にお
いては別の凹部15にローラ18が嵌合し、以つ
て受具9は位置決めされる。その後、シリンダ装
置29を収縮して揺動杆27を搬送経路2外に揺
動させ、そして可動部材36を遊端側に移動させ
ることによつて、パレツト正方向回転装置23A
は最初の状態に戻る。このような作業によつて被
搬送物4を、その長さ方向が搬送経路2に対して
直交するように向き変更し得る。
その長さ方向が搬送経路2に対して直交する被
搬送物4を、長さ方向が搬送経路2に沿うように
向き変更する場合、まず台車1をパレツト逆方向
回転装置23Bに対向させる。次いで揺動杆27
を搬送経路2側に揺動させ、第8図、第9図実線
に示すように被係合部20に係合部材38を対向
させる。そして可動部材36をレール33の遊端
側に移動させ、第8図、第9図仮想線に示すよう
に係合部材38と受けプレート39とで被係合部
20を挾持することによつて向き変更が終了す
る。
上記実施例では所定角度を90度としているが、
これは凹部15を45度置きの8箇所に形成すると
ともに、それに応じてシリンダ装置37のストロ
ーク量を決定したり係合部材38の幅を変更する
ことで、所定角度を45度にし得るなど、受具9を
任意な角度で回転し得る。また、たとえばパレツ
ト正方向回転装置23Aが故障したとき、この回
転装置23Aを第7図の仮想線イで示すように搬
送経路2から退出させることで、被搬送物4の搬
送は何んら支障なく行える。また被搬送物4の向
き変更は、受具9や被搬送物4を手で押したり引
いたりすることで、ばね19に抗して容易に行え
る。
なお実施例においては第2図に示すように両回
転装置23A,23Bを並設しているが、これは
被搬送物4に対する作業工程などによつて適宜離
して配設してもよい。
上記構成の本考案によると、受具は、弾性利用
の位置決め装置によりベース板に対して所定の角
度で位置決めでき、不測な回転を阻止することが
できて被搬送物の搬送を安定して行うことができ
る。そして受具は、揺動駆動装置を作動させて、
揺動杆とともにレールを搬送経路内に突入させ、
係合部材を受具の被係合部に対向させたのち、往
復駆動装置によつて可動部材を移動させるととも
に協働してレールを揺動させることによつて、縦
軸心の周りに回転させることができ、これにより
被搬送物の向きを、被搬送物に触れることなく機
械的に変更することができる。その際に位置決め
装置においては、弾性に抗して回転を許し、そし
て所定の角度の回転を行つたのち弾性的に位置決
めできる。したがつて、弾性的な位置決めを多数
箇所で行えるようにし、かつ往復駆動装置の作動
量を調整することで、受具を任意な角度で回転さ
せ位置決めすることができる。また回転装置が故
障したときには、揺動杆とともにレールを搬送経
路外に退出させることで被搬送物の搬送は何んら
支障なく行うことができ、そして受具の回転は、
弾性に抗して手で押したり引いたりすることによ
り行うことができる。したがつて故障には迅速に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図に搬送
状態を示す概略側面図、第2図は同概略平面図、
第3図はパレツトの縦断側面図、第4図は同平面
図、第5図は第3図におけるA−A断面図、第6
図はパレツト正方向回転装置の一部切欠側面図、
第7図は同平面図、第8図はパレツト逆方向回転
装置の一部切欠側面図、第9図は同平面図であ
る。 1……台車、2……搬送経路、3……パレツ
ト、4……被搬送物、5……ベース板、7……縦
軸心、9……受具、13……位置決め装置、20
……被係合部、23A……パレツト正方向回転装
置、23B……パレツト逆方向回転装置、24…
…架台、26……縦回転軸、27……揺動杆、2
8……縦軸心、29……シリンダ装置(揺動駆動
装置)、33……レール、36……可動部材、3
7……シリンダ装置(往復駆動装置)、38……
係合部材、39……受けプレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース板上に縦軸心の周りに回転可能な受具を
    設け、この受具の下面に回転操作用の被係合部を
    設けるとともに、前記ベース板側に前記受具の所
    定角度回転を位置決めする弾性利用の位置決め装
    置を設けてパレツトを構成し、このパレツトの搬
    送経路の側部に設けた架台に、縦軸心の周りに揺
    動可能な揺動杆を設けるとともに揺動駆動装置を
    設け、前記揺動杆に横方向のレールを設け、この
    レールに案内される可動部材を設けるとともに、
    可動部材に連動した往復駆動装置を前記揺動杆に
    設け、前記可動部材に、前記被係合部に係脱可能
    な係合部材を設けたことを特徴とするパレツト回
    転装置。
JP9626783U 1983-06-21 1983-06-21 パレツト回転装置 Granted JPS603723U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9626783U JPS603723U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 パレツト回転装置

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JP9626783U JPS603723U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 パレツト回転装置

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Publication Number Publication Date
JPS603723U JPS603723U (ja) 1985-01-11
JPH0144495Y2 true JPH0144495Y2 (ja) 1989-12-22

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JP9626783U Granted JPS603723U (ja) 1983-06-21 1983-06-21 パレツト回転装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0491634U (ja) * 1990-12-25 1992-08-10

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JPS603723U (ja) 1985-01-11

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