JP6100212B2 - パレットの回転装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パレットの回転装置に関する。
特許文献1には、パレットに積まれた複数のワークを、ロボットアームで取り出す際のワークの取り出し方法が開示されている。
特開2003−083579号公報
ロボットアームは、可動範囲内にあるワークを取り出すことができるので、ロボットアームの可動範囲によっては、パレットに積まれたワークの総てを取り出すことができない場合がある。
かかる場合には、例えば作業者が、パレットの向きを変えるなどして、パレットに残されたワークをロボットアームの可動範囲内に移動させる必要があり、ロボットアームを導入した工程を完全に自動化することが難しかった。
そこで、パレットの向きを自動的に変更できるようにすることが求められている。
本発明は、
平面視において正方形形状を成すパレット載置部と、
前記パレット載置部を、前記パレット載置部の中央に設定した回転軸周りに回転可能に支持する支持部と、
前記パレット載置部を、前記回転軸周りに回転させる回転機構と、を備えるパレットの回転装置であって、
前記回転機構は、
前記パレット載置部の各側縁に設けられた突出部と、
基準位置に配置された前記パレット載置部のひとつの側縁に沿う軸線であって、前記ひとつの側縁に設けられた突出部と交差する軸線上を移動する操作部材と、を有しており、
前記突出部は、前記平面視における前記各側縁の一端部と中央部に設けられており、
前記操作部材は、前記突出部を前記軸線上に位置させた側縁の前記一端側から、他端側に向けて移動するように設けられている構成のパレットの回転装置とした。
本発明によると、軸線に沿って移動させた操作部が、軸線上に位置する突出部に接触すると、パレット載置部は、突出部に操作部から作用する押圧力で回転軸周りに回転するので、パレット載置部に載置されたパレットの向きが変えられる。
これにより載置部に載置されていたワークの中心軸周りの角度位置が変化するので、パレット載置部に載置されたパレットの向きを自動で変更して、中心軸周りの所定の角度範囲内に設定されているロボットアームの可動範囲まで、ワークを移動させることができる。
パレットの回転装置を採用した台車を説明する図である。 台車の構成を説明する図である。 操作部材を説明する図である。 パレット載置部の操作部材による回転を説明する図である。 操作部材の変形例を説明する図である。
以下、実施の形態にかかるパレットの回転装置1を、ワークWが積まれたパレットPを運搬する台車2に適用した場合を例に挙げて、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、パレットの回転装置1を採用した台車2を説明する図であり、(a)は、ロボットRが設置された工程での、台車2とロボットRと搬送コンベアCVとの位置関係を模式的に示した図であり、(b)は、台車2を(a)におけるA−A矢視方向から見た正面図である。
図2は、台車2の構成を説明する図であり、(a)は、パレットPが載置された台車2の平面図であり、(b)は、(a)におけるA−A断面図であり、(c)は、(a)におけるB−B断面の拡大図である。
パレットの回転装置1を採用した台車2は、パレットPに積まれたワークWを、ロボットRが設置された行程に供給するために用いられており、この行程では、ロボットRのロボットアーム(図示せず)が、台車2に積まれたパレットP上のワークWを取り上げて、搬送コンベアCV上の所定位置まで移動させるようになっている。
ここで、ロボットRは、ロボットアームの可動範囲(図1の(a)、仮想円参照)内に位置するワークWのみを取り上げることができるため、実施の形態では、パレットPを当該パレットPの回転軸X回りに回転させることで、ロボットアームの可動範囲外に位置するパレットP上のワークWを、可動範囲内まで移動できるようにしている
図1の(b)および図2に示すように、パレットの回転装置1は、パレット載置部11と、パレット載置部11を回転可能に支持する支持部12と、パレット載置部11を回転軸X周りに回転させる回転機構部13と、を有している。
パレット載置部11は、平面視において正方形形状を成す基部110を有しており、この基部110では、支持部12とは反対側の面の四隅に、平面視においてL形状を成す位置決め板111が設けられている。
実施の形態では、基部110の四隅に設けられた位置決め板111の内側に、パレットPが収容されるようになっており、基部110に載置されたパレットPの位置決めが、これら位置決め板111により行われるようになっている。
図2の(b)に示すように、基部110の中央には、連結部材115を貫通させる貫通孔110eが形成されており、このパレット載置部11の下方に位置する支持部12の基部120にも、パレット載置部11の貫通孔110eと整合する位置に貫通孔120eが形成されている。
パレット載置部11の貫通孔110eには、当該貫通孔110eの上方から下方に向けて連結部材115aが貫通しており、この連結部材115aの先端側は、基部120の貫通孔120eを下方から上方に貫通させた連結部材115bに内嵌している。
この状態においてパレット載置部11は、連結部材115(115a、115b)を介して、支持部12で支持されていると共に、パレット載置部11は、連結部材115の中心を通る軸線(回転軸X)周りに回転可能となっている。
また、パレット載置部11は、基部110の中央部のみが連結部材115で支持されているので、正方形形状の基部110の4つの側縁110a〜110d側は、回転軸Xの軸方向に変位可能(揺動可能)となっている。
図2の(a)に示すように、基部110の4つの側縁110a〜110dでは、長手方向における一端部と中央部に、突出部113a、113bが設けられており、これら突出部113a、113bが、後記するローラ135により押されることで、基部110が回転軸X回りに回転するようになっている。
さらに、パレット載置部11の基部110では、支持部12との対向面に、平面視において円形を成す凹部112が形成されている。この凹部112は、基部110の回転軸Xを中心とする仮想円Im上で周方向に等間隔で4つ設けられており、支持部12側に設けたストッパ部材126のボール127が、凹部112に弾発的に係合することで、パレット載置部11の回転軸X周りの回転が規制されるようになっている。
実施の形態では、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させた際に、パレット載置部11の基部110の各側縁110a〜110dが、後記する軸線Yに対して平行となる角度位置に達した時点で、ストッパ部材126のボール127が凹部112に係合して、パレット載置部11の回転が止まるように、回転軸X周りの周方向における凹部112の角度位置が決定されている。
図2の(c)に示すように、ストッパ部材126は、支持部12の凹孔121に収容されたスプリングSpと、スプリングSpに支持されて凹孔121から出没自在とされたボール127とを有しており、このストッパ部材126は、台車2がロボットRの設置行程に供給された際に、支持部12におけるロボットR側になる位置に設けられている。
ここで、パレットPからワークWが取り出されると、パレット載置部11に重量のアンバランスが生じ、回転軸Xを基準として、未だ取り出されていないワークWが載置されている側が支持部12に近づく方向に傾くことになる。
このパレット載置部11が傾く方向は、ロボットRの設置位置とは反対側になるので、このパレット載置部11が傾く側にストッパ部材126が設けられていると、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させる際に、ボール127を凹部112から離脱させるのに必要な力が、パレットPに残されたワークWの質量分だけ大きくなる。
ストッパ部材126の位置を、台車2がロボットRの設置行程に供給された際に、支持部12におけるロボットR側になるように設定すると、ストッパ部材126が、パレットPにおいてワークWが先に取り出される側に位置しており、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させる際に、ボール127を凹孔121から離脱させるのに必要な力が、取り出されたワークWの質量分だけ少なくて済むので、パレットPを回転させるのに必要な力が少なくて済むようになっている。
パレット載置部11は、基部110に設けた突出部113(突出部113aまたは突出部113b)が、回転機構部13のローラ135により押されることで、回転軸X回りに回転するようになっている。
この回転機構部13のローラ135は、基準位置に配置されたパレット載置部11の側縁110aに沿う軸線であって、パレット載置部11に設けた突出部113(113a、113b)と交差する軸線Y上に位置しており、パレット載置部11を回転させる際には、軸線Yに沿って移動するようになっている。
回転機構部13は、軸線Yに対して平行に設けられたエアシリンダ131と、このエアシリンダ131により、軸線Y方向で進退移動する可動板132と、を有している。
可動板132は、エアシリンダ131から台車2側に延出する板状の部材であり、この可動板132は、パレット載置部11の突出部113(113a、113b)の下方まで及ぶ長さを有している(図2の(b)参照)。
この可動板132の先端部は、支持部12の下部に固定された台車部125の近傍に位置しており、この可動板132の突出部113(113a、113b)側の上面には、支持部材133が固定されている。
そして、この支持部材133の上部には、ローラ135を有する操作部材134が取り付けられている(図3の(a)参照)。
ローラ135を有する操作部材134は、エアシリンダ131による可動板132の軸線Y方向の進退移動に連動して、軸線Y方向に進退移動するようになっている。
実施の形態では、ローラ135の初期位置(図3の(b)参照)が、パレット載置部11の回転軸Xを中心とする仮想円であって、パレット載置部11の突出部113aの先端までの離間距離rを半径とする仮想円Im1の外側に設定されている。
実施の形態では、ローラ135が、この初期位置からパレット載置部11の突出部113aに当接する方向(図中、往路方向)に移動すると、突出部113(113aまたは113b)がローラにより押されて、パレット載置部11が回転軸X回りに回転するようになっている。
また、往路方向に移動したローラ135が初期位置に向けて移動する際には、ローラ135が突出部113(113aまたは113b)に当接しても、突出部113(113a、113b)がローラ135により押されないようになっている。
そのため、パレット載置部11は、回転軸X周りの周方向における時計回り方向CWにのみ回転するようになっている。
以下、ローラ135を有する操作部材134の支持構造を説明する。
図3は、操作部材134を説明する図であり、(a)は、操作部材134のローラ135と、パレット載置部11側の突出部113bとの位置関係を説明する図であって、図2の(b)における領域Cの拡大図である。(b)は、ローラ135が進退移動する範囲を説明する図であり、(c)、(d)は、操作部材134の動作を説明する図である。
図3に示すように、操作部材134は、先端にローラ135が回転可能に支持された柱状の部材であり、ローラ135を、パレット載置部11側の突出部113(113a、113b)と同じ高さ位置に配置した状態で、ヒンジ137を介して、支持部材133に取り付けられている。
操作部材134においてローラ135は、当該ローラ135の回転軸を、軸線Yに直交させた向きで設けられており、ローラ135がパレット載置部11を回転させる方向(図中、往路方向)に移動すると、ローラ135の転動面が、パレット載置部11の突出部113(113a、113b)に当接するようになっている。
操作部材134と、支持部材133は、互いの往路方向側の側縁134a、133aが面一になるように設けられており、この状態で、両側縁134a、133aが、ヒンジ137により接続されている。
そのため、操作部材134は、支持部材133で揺動可能に支持されており、ローラ135が設けられた先端側が、ヒンジ137の回転軸を中心として往路方向側(図中反時計回り方向)に旋回できるようになっている。
よって、ローラ135が、復路方向側(図中右側)に移動する途中で、パレット載置部11の突出部113(113aまたは113b)に接触すると、操作部材134のローラ135が設けられた先端側が旋回して、突出部113(113a、113b)の下側に回り込むことで、ローラ135がパレット載置部11を回転させることなく、移動できるようにされている。
なお、操作部材134と支持部材133とを接続してスプリング136が取り付けられており、このスプリング136は、操作部材134に、ローラ135が設けられた先端側を軸線Y側に近づける方向(図3の(d)において右方向)の旋回力(付勢力)を作用させている。なお、スプリング136は、他に例えばアーム角度90度のトーションバネを用いても良い。
そのため、初期位置に向けて移動しているローラ135と突出部113(113a、113b)との接触が解消すると、操作部材134は、ローラ135が設けられた先端側を軸線Yに近づける方向に旋回させて、ローラ135を、パレット載置部11の突出部113(113a、113b)と同じ高さ位置に配置させた基準位置(図3の(c)参照)まで復帰するようになっている。
なお、ローラ135が往路方向に移動する際には、操作部材134の下部134bが、支持部材133の上面133bに接触していることで、操作部材134が、ローラ135をパレット載置部11側の突出部113bに当接させた軸線Y上の位置で保持させるようになっている。そのため、支持部材133を往路方向に移動させる力Fは、ローラ135から突出部113bにそのまま入力されて、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させるようになっている(図3の(c)参照)。
図4は、回転機構部13によるパレット載置部11の回転軸X周りの回転を説明する図である。
初期位置に配置されたローラ135(図4の(a)参照)を、往路方向(図中、矢印参照)に移動させると、パレット載置部11に設けた突出部113aに、ローラ135が当接する。
この状態では、操作部材134の回転が支持部材133の上面133bにより規制されており、操作部材134のローラ135が設けられた先端側が、ローラ135をパレット載置部11側の突出部113aと同じ高さ位置(基準位置)に保持されている(図3の(c)参照)。
そのため、パレット載置部11は、ローラ135から突出部113aに作用する押圧力で、回転軸X回りに回転することになる。
この状態で、ローラ135がさらに移動すると、ローラ135は、パレット載置部11の側縁110bを摺動しながら移動を続けるので、パレット載置部11はさらに回転することになる(図4の(b)参照)。
ここで、ローラ135の可動範囲は、初期位置(図4の(a)参照)から、パレット載置部11の回転軸Xと突出部113bを通る直線Y2と交差する位置(移動終了位置)までに限られている(図3の(b)参照)。
そのため、ローラ135は、パレット載置部11を、回転軸X周りに約70度回転させた時点で、1回目の往路方向の移動を終了し、初期位置に向けて復路方向に移動する。(図4の(c)参照)。
そうすると、パレット載置部11が約70度回転したことによって、側縁110bの長手方向の中央に設けた突出部113bが、軸線Y上に位置しているので、初期位置に向け移動するローラ135が、この突出部113bに接触することになる(図4の(d)参照)。
ここで、操作部材134のローラ135が設けられた先端側は、この突出部113bから離れる方向に揺動可能であるので、操作部材134のローラ135が設けられた先端側が旋回して、突出部113(113a、113b)の下側に回り込むことになる(図3の(d)参照)
よって、初期位置に向けて移動するローラ135から、突出部113に押圧力が作用しないので、ローラ135は、パレット載置部11を反時計回り方向に回転させることなく、初期位置まで到達できる(図4の(e)参照)。
そして、ローラ135が、2回目の往路方向の移動を開始すると(図4の(e)、矢印参照)、ローラ135が、パレット載置部11の側縁110bの突出部113bに、再び当接する。
この状態では、操作部材134の回転が支持部材133の上面133bにより規制されており、操作部材134のローラ135が設けられた先端側は、ローラ135をパレット載置部11側の突出部113aと同じ高さ位置(基準位置)に保持させている(図3の(c)参照)。
そのため、パレット載置部11は、ローラ135から突出部113aに作用する押圧力で、回転軸X回りに時計周り方向に回転することになる(図4の(f)参照)。
そして、ローラ135が、移動終了位置まで到達すると、ストッパ部材126(図2参照)が、パレット載置部11の凹部112に弾性的に係合して、パレット載置部11は、当該パレット載置部11の側縁110bを軸線Yに対して平行に配置した位置で保持される。
このように、ローラ135の二往復の移動により、パレット載置部11が回転軸X周りに90度回転するので、パレット載置部11上のパレットPに積まれたワークWの回転軸X周りの角度位置が変更されて、ロボットアームの可動範囲内まで、ワークWを移動させることが可能になる。
以上の通り、実施の形態では
(1)平面視において正方形形状を成すパレット載置部11と、
パレット載置部11を、パレット載置部11の中央に設定した回転軸X周りに回転可能に支持する支持部12と、
パレット載置部11を、回転軸X周りに回転させる回転機構部13と、を備えるパレットの回転装置1であって、
回転機構部13は、
パレット載置部11の各側縁110a〜110dに設けられた突出部113と、
基準位置に配置されたパレット載置部11のひとつの側縁110aに沿う軸線であって、ひとつの側縁110aに設けられた突出部113と交差する軸線Y上を移動する操作部材134と、を有しており、
側縁110a〜110dにおいて突出部113は、平面視における側縁の長手方向の一端部と中央部に設けられており、
操作部材134が、突出部113を軸線Y上に位置させた側縁110a〜110dの一端側から、他端側に向けて移動する際に、突出部113が操作部材134により押されて、パレット載置部11が回転軸X回りに回転する構成とした。
このように構成すると、軸線Yに沿って移動させた操作部材134が、軸線Y上に位置する突出部113に接触すると、パレット載置部11は、突出部113に操作部材134から作用する押圧力で回転軸X周りに回転するので、パレット載置部11に載置されたパレットPの向きが変えられる。
これにより、パレット載置部11上のパレットPに積まれたワークWの回転軸X周りの角度位置が変更されるので、パレット載置部11の回転軸X周りの所定の角度範囲内に設定されているロボットアームの可動範囲まで、ワークWを移動させることが可能になる。
(2)支持部12には、パレット載置部11に設けた凹部112(係合凹部)に係合するボール127(係合部)を有するストッパ部材126が設けられており、
支持部12においてストッパ部材126は、平面視における回転軸Xを基準として、パレット載置部11に載置されたパレットP上のワークWを取り出すロボットRの設置位置側に設けられている構成とした。
このように構成すると、ストッパ部材126が、パレットPにおいてワークWが先に取り出される側に位置しており、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させる際に、ボール127を凹部112から離脱させるのに必要な力が、取り出されたワークWの質量分だけ少なくて済むので、パレット載置部11を回転させるのに必要な力が少なくて済む。
よって、パレット載置部11を回転させるのに必要な力を発生させるエアシリンダ131の大型化を抑制できる。
(3)パレット載置部11では、支持部12との対向面に、凹部112が設けられており、この凹部112は、回転軸Xを基準とした仮想円Im上で、周方向に所定間隔で複数設けられていると共に、
凹部112は、回転軸X周りに回転するパレット載置部11が、当該パレット載置部11の側縁110a〜110dのうちの2つが、軸線Yと平行となる角度位置になるたびに、ボール127と係合する位置に設けられている構成とした。
このように構成すると、パレット載置部11を回転軸X周りに所定角度ずつ回転させるたびに、ボール127が凹部112に係合して、パレット載置部11が、その側縁110a〜110dのうちの2つを軸線Yに沿わせた位置で位置決めされる。
これにより、パレットPを回転させた際に、パレットPに載置されたワークWの回転軸X周りの角度位置が大きく狂うことがないので、ワークWをロボットアームの可動範囲内に適切に移動できる。
ここで、例えば特開実昭53−132485号公報に開示されているような割り出し機構を台車2に後付けで追加して、パレットPの回転を自動で行えるようにすることも考えられるが、かかる場合には、台車2の改造が大がかりになってしまう。
実施の形態にかかる回転装置1を台車2に採用する場合には、台車2の改造も容易であり、より簡素な構成で、パレットPの回転を自動で行うことができるようになる。
(4)操作部材134は、軸線Y方向に進退移動する支持部材133(可動部材)で揺動可能に支持されており、軸線Y上に位置させた突出部113(113a、113b)との当接部である操作部材134のローラ135が、軸線Yに直交する揺動軸周りに変位可能となっており、
操作部材134が、一端側の初期位置から他端側に向けて移動する際には、支持部材133の上面133bに当接する下部134bにより、操作部材134の揺動が規制されると共に、操作部材134が、他端側から初期位置に向けて移動する際には、操作部材134の揺動を可能にして、ローラ135が軸線Yから離れる下方に向けて変位できるように構成し、
軸線Yから離れる下方に向けて変位したローラ135を軸線Y上の基準位置に復帰させるためのスプリング136を、操作部材135を支持部材113に跨がって設けて、
ローラ135を軸線Y上の基準位置に向けて変位させる方向の付勢力が、スプリング136から操作部材134に作用するように構成した。
このように構成すると、軸線Yに沿って操作部材134を進退移動させた際に、操作部材134が他端側の一方に移動するときに、パレット載置部11の突出部113(113a、113b)がローラ135により押されて回転軸X回りに回転し、初期位置側の他方に移動するときにはパレット載置部11が回転しないようにすることができる。
よって、同一の軸線Y上でローラ135を進退移動させても、パレット載置部11は、回転軸X回りの一方向にのみ回転可能であるので、簡素な構成で、ローラ135の往復移動によるパレットPの回転を実現できる。
(5)操作部材134のローラ135が、軸線Yに沿って移動する際の移動範囲が、パレット載置部11の側縁110の長手方向における中央部に設けられた突出部113bまでの範囲に設定されている構成とした。
このように構成すると、ローラ135の二往復の移動により、パレット載置部11が回転軸X周りに90度回転するので、パレット載置部11上のパレットPに積まれたワークWの回転軸X周りの角度位置が変更されて、ロボットアームの可動範囲内まで、ワークWを移動させることが可能になる。
また、パレット載置部11を、回転軸X周りに回転させる途中で停止させるなどの制御をすることなく、ローラ135の可動範囲を往復させる簡素な動きで、パレット載置部11上のパレットPの回転を実現することができる。
図5は、変形例に係る操作部材140を説明する図である。
変形例に係る操作部材140は、長手方向の途中位置に設けた支持部141が、支持部材133に設けた保持部150で揺動自在に支持されている。
この操作部材140は、支持部141挟んで一方側が、パレット載置部11の突出部113に当接する当接部142となっており、他方側が、操作部材140の回転を規制する規制部143となっている。
当接部142と支持部141とを結ぶ線分L1は、規制部142と支持部141とを結ぶ線分L2に対して所定角度θで交差しており、
保持部150で支持された操作部材140を、規制部142を支持部材133の上面133bに当接させた基準位置に配置すると、支持部141を挟んで規制部142の反対側に位置する当接部142が、規制部143よりも上方に配置されて、当接部142で回転可能に支持されたローラ135を、軸線Y上に位置させるようになっている。
実施の形態では、操作部材140は、図示しないコイルスプリングにより、ローラ135を軸線Y上に位置させた基準位置で保持されるようになっている。
そのため、支持部材133が、パレット載置部11を回転させる方向(図中、往路方向)に移動して、ローラ135が突出部113(113a、113b)に当接すると、ローラ135を支持する操作部材140は、規制部143により図中時計回り方向への回転が規制されているので、ローラ135の移動により、支持部材133を往路方向に移動させる力Fは、ローラ135から突出部113(113a、113b)にそのまま入力されて、パレット載置部11を回転軸X回りに回転させるようになっている。
また、支持部材133が、ローラ135を初期位置まで戻す方向に移動した際に、ローラ135が突出部113(113a、113b)に当接すると、操作部材140の当接部142側は、軸線Yよりも下方に変位可能となっているので、操作部材140のローラ135が設けられた先端側が旋回して、突出部113(113a、113b)の下側に回り込むことで、ローラ135がパレット載置部11を回転させることなく、移動できるようにされている。
このような操作部材140を採用することによっても、前記した操作部材134の場合と同様の効果が奏されることになる。
1 回転装置
2 台車
11 パレット載置部
12 支持部
13 回転機構部
110 基部
110a〜110d 側縁
110e 貫通孔
111 位置決め板
112 凹部
113(113a、113b) 突出部
115(115a、115b) 連結部材
120 基部
120e 貫通孔
121 凹孔
126 ストッパ部材
127 ボール
131 エアシリンダ
132 可動板
133 支持部材
134 操作部材
135 ローラ
136 スプリング
137 ヒンジ
CV 搬送コンベア
P パレット
R ロボット
Sp スプリング
W ワーク
X 回転軸

Claims (5)

  1. 平面視において正方形形状を成すパレット載置部と、
    前記パレット載置部を、前記パレット載置部の中央に設定した回転軸周りに回転可能に支持する支持部と、
    前記パレット載置部を、前記回転軸周りに回転させる回転機構と、を備えるパレットの回転装置であって、
    前記回転機構は、
    前記パレット載置部の各側縁に設けられた突出部と、
    基準位置に配置された前記パレット載置部のひとつの側縁に沿う軸線であって、前記ひとつの側縁に設けられた突出部と交差する軸線上を移動する操作部材と、を有しており、
    前記突出部は、前記平面視における前記各側縁の一端部と中央部に設けられており、
    前記操作部材は、前記突出部を前記軸線上に位置させた側縁の前記一端側から、他端側に向けて移動するように設けられていることを特徴とするパレットの回転装置。
  2. 前記支持部には、前記パレット載置部に設けた係合凹部との係合部を有するストッパ部材が設けられており、
    前記支持部において前記ストッパ部材は、前記平面視における前記回転軸を基準として、前記パレット載置部に載置されたパレット上のワークを取り出すロボットの設置位置側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパレットの回転装置。
  3. 前記パレット載置部では、前記支持部との対向面に、前記係合凹部が設けられており、
    前記係合凹部は、前記回転軸を基準とした仮想円上で、周方向に所定間隔で複数設けられていると共に、
    前記係合凹部は、
    前記回転軸周りに回転する前記パレット載置部が、当該パレット載置部の側縁が、前記軸線と平行となる角度位置になるたびに、前記係合部と係合する位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のパレットの回転装置。
  4. 前記操作部材は、前記軸線方向に進退移動する可動部材で揺動可能に支持されており、前記軸線上に位置させた前記突出部との当接部が、前記軸線に直交する揺動軸周りに変位可能となっており、
    前記操作部材が前記一端側から前記他端側に向けて移動する際の前記操作部材の揺動を規制する規制手段と、
    前記揺動軸周りに揺動した前記操作部材を、前記当接部を前記軸線上に位置させる基準位置に向けて揺動させる方向の付勢力を付与する付勢手段と、
    を有していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載のパレットの回転装置。
  5. 前記操作部材が、前記突出部を前記軸線上に位置させた側縁の一端側から他端側に向けて移動する際の移動範囲が、前記突出部を前記軸線上に位置させた側縁の長手方向における中央部に設けられた突出部までの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のパレットの回転装置。
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