JPH0143692Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0143692Y2
JPH0143692Y2 JP18717686U JP18717686U JPH0143692Y2 JP H0143692 Y2 JPH0143692 Y2 JP H0143692Y2 JP 18717686 U JP18717686 U JP 18717686U JP 18717686 U JP18717686 U JP 18717686U JP H0143692 Y2 JPH0143692 Y2 JP H0143692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
liquid crystal
crystal cell
inner lens
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18717686U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6392326U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18717686U priority Critical patent/JPH0143692Y2/ja
Publication of JPS6392326U publication Critical patent/JPS6392326U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0143692Y2 publication Critical patent/JPH0143692Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、スキーやモータースポーツに使用さ
れるゴーグル、めがね、ヘルメツトのシールド等
のレンズ装置に関する。
(従来技術及び考案が解決しようとする問題点) 液晶セルには、一対のガラス基板間に一対の透
明電極と液晶とが層状に設けられ、透明電極間に
電圧を印加することにより調光できるように構成
されたものがあるが、この液晶セルに衝撃がかか
るとそのガラス基板等をた易く破損する惧れがあ
る。また外部から圧力が加わると、基板がへこ
み、電極ギヤツプの均一性が損なわれ、色むらの
原因となつた。このため、スキーやモータースポ
ーツに使用されるゴーグルやめがねには、転倒や
衝突による外力が頻繁にかかるため、これらのレ
ンズ装置に液晶セルを使用することは、強度及び
調光不良の点から商品化が遅れている。
本考案は上記問題点に鑑み、大きな外力が加わ
つても液晶セルを破損する惧れなく該液晶セルに
より良好に調光できるゴーグル等のレンズ装置を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段
は、電圧を印加することにより調光できるように
構成された液晶セル11が、内レンズ9と外レン
ズ10との間に設けられ、これら内レンズ9と外
レンズ10との間に、レンズ9,10の間隔を一
定に保持するようにガスケツト12が設けられ、
前記液晶セル11が、内レンズ9及び外レンズ1
0に接触しないように間隔をあけた状態で、内レ
ンズ9又は外レンズ10の少なくとも一方に固定
されている点にある。
(作用) 液晶セル11に電圧を印加すると、その印加し
た電圧の周波数、電圧の大きさに応じて液晶の光
学的性質が変化し、その結果レンズ装置2が変色
する。そして、このレンズ装置2に大きな外力が
加わつても液晶セル11と内レンズ9及び外レン
ズ10とは接触しておらず、外力を内レンズ9及
び外レンズ10によつて効果的に緩和吸収でき、
外力は液晶セル11にはほとんどかからず、液晶
セル11を内レンズ9と外レンズ10とにより確
実に保護し得る。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従つて説明する
と、第3図において、1はスキー用ゴーグルで、
レンズ装置2と、該レンズ装置2を囲繞保持する
フレーム3と、ゴーグル1を着用者の頭部に保持
するための左右一対の伸縮弾性バンド4とから成
る。フレーム3は、屈曲自在な比較的軟質の弾性
を有する合成樹脂により一体形成されている。フ
レーム3の上部には電池5と発振器6とを収納す
る収納部7が設けられている。
前記レンズ装置2は、第1図に示すように互い
に平行に配置された内レンズ9と、外レンズ10
とを備えると共に、内レンズ9と外レンズ10と
の間に設けられた液晶セル11を備える。内レン
ズ9と外レンズ10との外周部間には、ガスケツ
ト12がレンズ9,10の間隔を一定に保持する
ように設けられている。ガスケツト12の内周面
には嵌合溝13が設けられ、この嵌合溝13に液
晶セル11の外周縁部が全周に亘つて嵌合され、
これにより液晶セル11は、内レンズ9及び外レ
ンズ10に接触しないように間隔をあけた状態で
これら内レンズ9及び外レンズ10に対して固定
されている。
前記液晶セル11は、第2図に示すように一対
の透明電極15と、透明電極15の外周部間に設
けたガスケツト16と、該ガスケツト16により
取囲んだ状態で透明電極15間に介在した液晶1
7と、透明電極15及び液晶17を挾持した一対
の基板18と、各基板18の外面に設けた一対の
偏光フイルム19とを有して成る。透明電極15
は酸化すず或はインジユウム等の透明電導剤から
成る。基板18はポリエステル等のプラスチツク
製であり、ガラス製のものよりフレキシビリテイ
があり、耐衝撃性がアツプしている。液晶17に
は例えばネマテイク型の10μ程度の厚さの液晶が
使用され、透明電極15間に交流電圧を印加する
ことにより、その交流電圧の周波数又は電圧等に
応じて偏光フイルム19の一方を通過した偏光が
液晶17を通過する間に旋光して偏光角が変化
し、他方の偏光フイルム19を通過する光の量が
調整され、これによりレンズ装置2を通過する光
が調光されるようになつている。
レンズ装置2の液晶セル11の透明電極15に
は、第4図に示すように前記収納部7に収納した
電池5及び発振器6から交流電源が印加されるよ
うになつている。この電極15に印加する交流電
圧の電圧及び周波数は発振器6に設けた撮み等を
操作することにより任意に変えることができるよ
うに構成されている。
第5図は他の実施例を示し、電池5及び発振器
6を収納する収納部7をバンド4に設けるように
したものである。その他の点は前記実施例と同様
の構成である。
第6図は他の実施例を示し、液晶セル11の外
周縁部に対応して、液晶セル11と内レンズ9と
の間及び液晶セル11と外レンズ10との間にス
ペーサ21,22を設け、このスペーサ21,2
2により、液晶セル11を、内レンズ9及び外レ
ンズ10に接触しないように間隔をあけた状態で
これら内レンズ9及び外レンズ10に対して固定
している。
第7図は他の実施例を示し、外レンズ12の外
周縁部に支持腕23を突設し、この支持腕23に
液晶セル11の外周縁部を嵌合し、これにより、
液晶セル11を、内レンズ9及び外レンズ10に
接触しないように間隔をあけた状態で固定してい
る。なお、第7図では外レンズ10に支持腕23
を突設しているが、これに代え内レンズ9に支持
腕23を突設するようにしてもよい。
第8図はさらに他の実施例を示し、液晶セル1
1を、透明圧電材25と、該圧電材25を厚み方
向に挟持した一対の透明電極26と、透明圧電材
25及び透明電極26を厚み方向に挟む一対の基
板27と、一方の透明電極26と基板27との間
に介在した感圧液晶28と、他方の透明電極26
と基板27との間に介在した透明緩衝材29とで
構成している。そして、透明圧電材25をシアン
化ビニリデンとビニールアセテートの共重合体、
ポリフツ化ビニリデン等にて構成し、透明電極2
6に交流電圧を印加したとき、電圧−振動変換が
生じ、高分子の伸縮振動により透明圧電材25が
交流電圧の周波数に対応して振動するようにして
いる。また、透明電極26をポリビニールアルコ
ール及び塩化第二鉄等により構成し、緩衝材29
をシリコンラバー、ウレタン、ブチラール等の透
明軟質材により構成している。液晶28は例えば
コレステリツク型の液晶が使用され、透明圧電材
25に透明電極26上からコーテイングされて基
板18にラミネートされており、透明圧電材25
の振動によつて液晶28にその振動圧力が加わ
り、該液晶28が光学的性質が変化することによ
り変色するようになつている。そしてこの液晶セ
ル11は前記実施例と同様に、第1図、第6図及
び第7図に示すように内レンズ9と外レンズ10
との間に設けられる。
なお、本考案に使用される液晶セル11は第2
図又は第8図に示される構成に限定されず、要す
るに一対の透明電極間に電圧を印加することによ
りその周波数又は電圧値に応じて調光できるよう
に構成されたものであればよい。
また、前記実施例では本考案をゴーグル1のレ
ンズ装置2につき実施しているが、本考案のレン
ズ装置はこれに限定されず、めがね、ヘルメツト
のシールその他のレンズ装置にも適用実施できる
ものである。
(考案の効果) 本考案によれば、内レンズ9と外レンズ10と
の間に、レンズ9,10の間隔を一定に保持する
ようにガスケツト12が設けられ、前記液晶セル
11が、内レンズ9及び外レンズ10に接触しな
いように間隔をあけた状態で、内レンズ9又は外
レンズ10の少なくとも一方に固定されているの
で、レンズ装置2に大きな外力が加わつても、そ
の外力を内レンズ9及び外レンズ10によつて効
果的に緩和吸収できて、外力は液晶セル11には
ほとんどかからない。従つて、外力によつて液晶
セル11の基板等を破損する惧れがなくなるし、
また、液晶セル11に圧力が加わつても色むらを
生じるようなこともなくなり、液晶セル11によ
つて確実かつ良好に調光することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に一実施例を示すゴーグル用レ
ンズ装置の断面図、第2図は同液晶セルの断面
図、第3図は同ゴーグルの斜視図、第4図は同レ
ンズ装置と電池及び発振器との接続状態を示す構
成図である。第5図は他の実施例を示すゴーグル
の斜視図、第6図乃至第8図は夫々他の実施例を
示す断面図である。 2……レンズ装置、9……内レンズ、10……
外レンズ、11……液晶セル、12……ガスケツ
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電圧を印加することにより調光できるように構
    成された液晶セル11が、内レンズ9と外レンズ
    10との間に設けられ、これら内レンズ9と外レ
    ンズ10との間に、レンズ9,10の間隔を一定
    に保持するようにガスケツト12が設けられ、前
    記液晶セル11が、内レンズ9及び外レンズ10
    に接触しないように間隔をあけた状態で、内レン
    ズ9又は外レンズ10の少なくとも一方に固定さ
    れていることを特徴とするレンズ装置。
JP18717686U 1986-12-04 1986-12-04 Expired JPH0143692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18717686U JPH0143692Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18717686U JPH0143692Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6392326U JPS6392326U (ja) 1988-06-15
JPH0143692Y2 true JPH0143692Y2 (ja) 1989-12-19

Family

ID=31137410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18717686U Expired JPH0143692Y2 (ja) 1986-12-04 1986-12-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0143692Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6392326U (ja) 1988-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7464045B2 (ja) 調光可能なアイウェア
US6204902B1 (en) Flexible plate liquid crystal display device
EP0328329A3 (en) Liquid crystal display device
JP3358150B2 (ja) 光学装置
JPH0618931A (ja) カラー液晶ディスプレイパネル
JPH0143692Y2 (ja)
JP2002107541A (ja) 光学シート、偏光板及び液晶表示装置
JPH02250031A (ja) 液晶表示素子
JP2743464B2 (ja) 電子サングラス
JPS63157128A (ja) レンズ装置
TWI297407B (ja)
JPS623223A (ja) 焦点距離可変の液晶レンズ
CN210803893U (zh) 可调光雪镜
JPS63163816A (ja) 眩惑防止装置
JP3175272B2 (ja) 液晶表示装置
JP3987147B2 (ja) 入力機能付き液晶表示素子及び電子機器
JPH01205123A (ja) 液晶素子
JPS61177429A (ja) 液晶眼鏡
JPH11311788A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPS6341825A (ja) 調光フイルタ−
JPH0734415Y2 (ja) 液晶表示装置
JPH0733217Y2 (ja) スメクテイツク型液晶表示素子
JPH01179911A (ja) 液晶レンズ
JPH01288826A (ja) 強誘電性液晶素子
JPH11264967A (ja) 液晶表示装置