JPH02250031A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH02250031A JPH02250031A JP1070378A JP7037889A JPH02250031A JP H02250031 A JPH02250031 A JP H02250031A JP 1070378 A JP1070378 A JP 1070378A JP 7037889 A JP7037889 A JP 7037889A JP H02250031 A JPH02250031 A JP H02250031A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ポリマーフィルムを上下基板として液晶セル
を構成し、その表面に偏光板を配置して、所定の曲面を
形成するに適した液晶表示素子に関するものであり、曲
面形状の液晶表示素子を必要とする各種機器に適用しう
るものである。
を構成し、その表面に偏光板を配置して、所定の曲面を
形成するに適した液晶表示素子に関するものであり、曲
面形状の液晶表示素子を必要とする各種機器に適用しう
るものである。
近年、ガラスを基板として形成する液晶表示素子に代え
て、ポリマーフィルムを基板とする液晶表示素子が提案
されている。
て、ポリマーフィルムを基板とする液晶表示素子が提案
されている。
このポリマーフィルムを基板とする液晶表示素子は、軽
量薄型、衝撃に強く、曲面表示が可能であるという利点
を有している。
量薄型、衝撃に強く、曲面表示が可能であるという利点
を有している。
しかし、現実にポリマーフィルムを基板とした液晶表示
素子の形状を曲面として維持するには、第4図に示すよ
うに、曲面形状に弯曲した保護部材13A、13Bによ
り液晶セル11.偏光板12A、12Bからなる液晶表
示素子L11を挾み込んでいる0図示のものでは、ポリ
マーフィルムからなる上下基板を有する液晶セル11、
その両側に設けた内側偏光板12A、外側偏光板12B
により構成される液晶表示素子L11の両側に、弯曲形
成用の保持部材13A、13Bがスペーサーを兼ねた接
着剤14により部分的に貼り付けられている。
素子の形状を曲面として維持するには、第4図に示すよ
うに、曲面形状に弯曲した保護部材13A、13Bによ
り液晶セル11.偏光板12A、12Bからなる液晶表
示素子L11を挾み込んでいる0図示のものでは、ポリ
マーフィルムからなる上下基板を有する液晶セル11、
その両側に設けた内側偏光板12A、外側偏光板12B
により構成される液晶表示素子L11の両側に、弯曲形
成用の保持部材13A、13Bがスペーサーを兼ねた接
着剤14により部分的に貼り付けられている。
ポリマーフィルムを基板として用いる液晶表示素子は曲
面表示が可能であるが、従来、上述したように保持部材
の如き弯曲形成部材によって、その曲面状態を維持して
いるため、液晶表示素子が高温高温状態におかれると、
保持部材の存在にかかわらず、第5図に示すように、液
晶表示素子L11は局部的に変位する現象を生じている
。
面表示が可能であるが、従来、上述したように保持部材
の如き弯曲形成部材によって、その曲面状態を維持して
いるため、液晶表示素子が高温高温状態におかれると、
保持部材の存在にかかわらず、第5図に示すように、液
晶表示素子L11は局部的に変位する現象を生じている
。
このような液晶表示素子の局部的変位はセルギャップの
変化9色むら、応答不良、光干渉縞の発生等の不具合を
生じている。
変化9色むら、応答不良、光干渉縞の発生等の不具合を
生じている。
このように、液晶表示素子を曲面状態に維持するうえで
弯曲形成用の保持部材を必要とし、しかも保持部材によ
っても環境変化によって必ずしも曲面状態の維持を困難
としている。
弯曲形成用の保持部材を必要とし、しかも保持部材によ
っても環境変化によって必ずしも曲面状態の維持を困難
としている。
本発明は、保持部材の有無に拘わりなく、特定の条件下
において液晶表示素子がポリマーフィルムからなる液晶
セルと、該液晶セルの表面に設ける偏光板との関連によ
り特定方向に弯曲することを見出し、ポリマーフィルム
を基板とする液晶表示素子において、曲面形成を維持す
ることができるに好適な、且つ環境変化に強い液晶表示
素子を提供することを目的とするものである。
において液晶表示素子がポリマーフィルムからなる液晶
セルと、該液晶セルの表面に設ける偏光板との関連によ
り特定方向に弯曲することを見出し、ポリマーフィルム
を基板とする液晶表示素子において、曲面形成を維持す
ることができるに好適な、且つ環境変化に強い液晶表示
素子を提供することを目的とするものである。
本発明は、前記目的を達成するために、ポリマーフィル
ムにより上下基板を構成し、該上下基板間に液晶を封入
してなる液晶セルと、前記液晶セルの表面に接合される
偏光板とからなる液晶表示素子において、高温高温環境
のもとで伸長する上下基板と収縮する一軸延伸を施して
なる偏光板とを貼り付け、曲面形状を形成することがで
きることを特徴とするものであり、また、上下基板の表
面に偏光板を貼り付けた状態で高温高温環境のもとで所
定時間放置して曲面形状を形成することを特徴とするも
のである。
ムにより上下基板を構成し、該上下基板間に液晶を封入
してなる液晶セルと、前記液晶セルの表面に接合される
偏光板とからなる液晶表示素子において、高温高温環境
のもとで伸長する上下基板と収縮する一軸延伸を施して
なる偏光板とを貼り付け、曲面形状を形成することがで
きることを特徴とするものであり、また、上下基板の表
面に偏光板を貼り付けた状態で高温高温環境のもとで所
定時間放置して曲面形状を形成することを特徴とするも
のである。
本発明の構成において、高温高温環境のもとで、ポリマ
ーフィルムからなる上下基板の伸長方向の変位と一軸延
伸を施した偏光板の収縮方向の変位を利用し、両者を貼
り付けて、所定の高温高湿の環境下で所定時間放置する
ことにより、所定の弯曲状態を液晶表示素子の長手方向
に形成し、従来の如き保持部材を不要とするものである
。
ーフィルムからなる上下基板の伸長方向の変位と一軸延
伸を施した偏光板の収縮方向の変位を利用し、両者を貼
り付けて、所定の高温高湿の環境下で所定時間放置する
ことにより、所定の弯曲状態を液晶表示素子の長手方向
に形成し、従来の如き保持部材を不要とするものである
。
以下、まず本発明の基本的概念について説明する。
本発明において、セル基板としてポリマーフィルムが用
いられ、実施例ではポリエチレンテレフタレートフィル
ムを予め熱伸縮率を低減するため、120°Cの環境の
ものに約2時間放置して使用している。この二枚のセル
基板の対向面の夫々に透明電極を設け、配向処理を施し
、シール材を形成したセル基板間に液晶を注入且つ封入
して液晶セルを構成する。
いられ、実施例ではポリエチレンテレフタレートフィル
ムを予め熱伸縮率を低減するため、120°Cの環境の
ものに約2時間放置して使用している。この二枚のセル
基板の対向面の夫々に透明電極を設け、配向処理を施し
、シール材を形成したセル基板間に液晶を注入且つ封入
して液晶セルを構成する。
この液晶セルの表面に貼り合わせる偏光板として、ポリ
ビニルアルコールに2色性色素の沃素を吸着させ且つ一
軸延伸してなるフィルム偏光子を、その両側に接着剤を
介してアクリルやトリアセチルセルロースなどのフィル
ムで挾持した構成(例えば王立電機型LLC2−81−
183の偏光Fi)を用いている。この場合、−軸延伸
方向が偏光吸収軸となっている。
ビニルアルコールに2色性色素の沃素を吸着させ且つ一
軸延伸してなるフィルム偏光子を、その両側に接着剤を
介してアクリルやトリアセチルセルロースなどのフィル
ムで挾持した構成(例えば王立電機型LLC2−81−
183の偏光Fi)を用いている。この場合、−軸延伸
方向が偏光吸収軸となっている。
本発明では、前述したポリマーフィルムからなるセル基
板と、偏光板とは、夫々特定の熱、湿度の雰囲気下に所
定時間放置し、常温常温下に戻すことにより、セル基板
は伸長し、偏光板は延伸軸、延伸軸と直交する方向のい
ずれにも収縮することを見出し、この熱伸縮率の異なる
セル基板と偏光板とを貼り合わせることによって生じる
バイメタルの如き変形を、液晶表示素子の曲面状態の維
持に役立てるものである。
板と、偏光板とは、夫々特定の熱、湿度の雰囲気下に所
定時間放置し、常温常温下に戻すことにより、セル基板
は伸長し、偏光板は延伸軸、延伸軸と直交する方向のい
ずれにも収縮することを見出し、この熱伸縮率の異なる
セル基板と偏光板とを貼り合わせることによって生じる
バイメタルの如き変形を、液晶表示素子の曲面状態の維
持に役立てるものである。
実験によれば、前述のポリマーフィルムは、常温常温か
ら温度60℃、湿度80%RHの雰囲気下に1時間放置
した後、常温常温下に戻して置くと、0.01〜0.0
4%伸長する。
ら温度60℃、湿度80%RHの雰囲気下に1時間放置
した後、常温常温下に戻して置くと、0.01〜0.0
4%伸長する。
これに対して、偏光板は、ポリマーフィルムの場合と同
じ条件を与えると、延伸軸方向及びこれと直交する方向
のいずれにも、0.1〜0.2%程度収縮する。
じ条件を与えると、延伸軸方向及びこれと直交する方向
のいずれにも、0.1〜0.2%程度収縮する。
このようなポリマーフィルムと偏光板の夫々の伸縮を利
用し、ポリマーフィルムと偏光板とからなる液晶表示素
子の弯曲形状の形成、維持するものであり、以下、実施
例について説明する。
用し、ポリマーフィルムと偏光板とからなる液晶表示素
子の弯曲形状の形成、維持するものであり、以下、実施
例について説明する。
本発明の第一実施例を第1図について説明する。
第1図(a) 、 (b) 、 (C)にはGHタイプ
液晶表示素子に処理を施した後の斜視図、平面図、断面
図を示している。
液晶表示素子に処理を施した後の斜視図、平面図、断面
図を示している。
液晶セル1は、セル基板としてポリエチレンテレフタレ
ートフィルムの材料からなり、予め120℃の環境に2
時間放置して熱伸縮率を低減したものを用いている。セ
ル基板の大きさとしては97mX35mmである。
ートフィルムの材料からなり、予め120℃の環境に2
時間放置して熱伸縮率を低減したものを用いている。セ
ル基板の大きさとしては97mX35mmである。
このセル基板を有する液晶セル1の一面には、前述した
王立電機型LLC2−81−183の偏光板2を95I
n11×3211Imの大きさに切断し、貼り付ける。
王立電機型LLC2−81−183の偏光板2を95I
n11×3211Imの大きさに切断し、貼り付ける。
この液晶セル1の面と偏光板2の貼り付は側との関係は
、液晶表示素子り、の弯曲形状の凹状をなす側に、液晶
板2を貼り付け、且つこの実施例では、偏光板2の延伸
軸の方向2aを長手方向、すなわち円周方向となるよう
に設定して貼付した。
、液晶表示素子り、の弯曲形状の凹状をなす側に、液晶
板2を貼り付け、且つこの実施例では、偏光板2の延伸
軸の方向2aを長手方向、すなわち円周方向となるよう
に設定して貼付した。
このように、液晶セル1の一面に偏光板2を貼り付けた
液晶表示素子り、を、温度60″C9湿度80%RHの
環境下に1時間放置し、常温常温の環境下に戻したとこ
ろ、第1図に示す如き弯曲状態を呈し、第1図℃)に示
すように、液晶表示素子L1の長手方向における両端部
と弯曲曲面の中央部との弯曲に基づく高低差り、は17
mを形成することができ、セル基板の長手方向の長さ9
7mに対してり、#17mmの曲面形状を得ることがで
きた。
液晶表示素子り、を、温度60″C9湿度80%RHの
環境下に1時間放置し、常温常温の環境下に戻したとこ
ろ、第1図に示す如き弯曲状態を呈し、第1図℃)に示
すように、液晶表示素子L1の長手方向における両端部
と弯曲曲面の中央部との弯曲に基づく高低差り、は17
mを形成することができ、セル基板の長手方向の長さ9
7mに対してり、#17mmの曲面形状を得ることがで
きた。
本発明の第二実施例を第2図に示しており、前記第一実
施例と異なる点は、偏光板2の延伸軸の方向2aを長手
方向、すなわち円周方向になるように設定する代わりに
、偏光板2の延伸軸2aを短手方向、すなわち円周方向
と直交する方向になるように設定している。
施例と異なる点は、偏光板2の延伸軸の方向2aを長手
方向、すなわち円周方向になるように設定する代わりに
、偏光板2の延伸軸2aを短手方向、すなわち円周方向
と直交する方向になるように設定している。
この場合、第一実施例とは、長手方向の弯曲に基づく高
低差h2は、第一実施例の場合と比較すると小さく形成
される。
低差h2は、第一実施例の場合と比較すると小さく形成
される。
すなわち、長手方向に弯曲する形状のGHタイプ液晶表
示素子L2を得るため、予め120°Cの環境に2時間
放置して熱伸縮率を低減したポリエチレンテレフタレー
トフィルムの材料からなるセル基板の液晶セル1の一面
に、王立電機型LLC2−81−183の偏光板2を貼
り付ける。セル基板の大きさ97nm+X35namで
あり、偏光板の大きさ95mmX32mmとしている。
示素子L2を得るため、予め120°Cの環境に2時間
放置して熱伸縮率を低減したポリエチレンテレフタレー
トフィルムの材料からなるセル基板の液晶セル1の一面
に、王立電機型LLC2−81−183の偏光板2を貼
り付ける。セル基板の大きさ97nm+X35namで
あり、偏光板の大きさ95mmX32mmとしている。
なお、セル基板、偏光板の各大きさは同じサイズであっ
てもよい。
てもよい。
この液晶セル1の凹状弯曲面側に貼り付けられる偏光板
2の延伸軸の方向2aは、この実施例の場合、短手方向
、すなわち円周方向と直交する方向になるように設定し
ている。
2の延伸軸の方向2aは、この実施例の場合、短手方向
、すなわち円周方向と直交する方向になるように設定し
ている。
この液晶表示素子Ltを、温度60°C9湿度80%R
Hの環境下に1時間放置し、常温常温の環境下に戻した
ところ、第2図に示す弯曲状態を呈し、第2図すに示す
ように、長手方向の弯曲に基づく高低差h2は3mとな
り、セル基板の長手方向の長さ97閣に対してh2ζ3
園の曲面形状を得ることができた。
Hの環境下に1時間放置し、常温常温の環境下に戻した
ところ、第2図に示す弯曲状態を呈し、第2図すに示す
ように、長手方向の弯曲に基づく高低差h2は3mとな
り、セル基板の長手方向の長さ97閣に対してh2ζ3
園の曲面形状を得ることができた。
以上、第一実施例と第二実施例とによる実験の結果にお
いて、偏光板2の延伸軸の方向を長手方向に合致させる
か、短手方向に合致させるかにより、液晶表示素子り、
、L、の長手方向の曲面状態の弯曲の程度に差異を生じ
ている。
いて、偏光板2の延伸軸の方向を長手方向に合致させる
か、短手方向に合致させるかにより、液晶表示素子り、
、L、の長手方向の曲面状態の弯曲の程度に差異を生じ
ている。
偏光板2について、温度60 ’C、湿度80%RHの
環境下に1時間放置した場合、偏光板単独では延伸軸方
向、これに直交する方向のいずれにも、0.1〜0.2
%の収縮率が生じているが、液晶セル1に偏光板2を貼
り合わせて前記環境下に放置した場合、偏光板の延伸軸
の方向を液晶セル1の長手方向に位置させた際は短手方
向に位置させた場合よりも、液晶表示素子L+の長手方
向の弯曲の程度が大きいことが判明した。
環境下に1時間放置した場合、偏光板単独では延伸軸方
向、これに直交する方向のいずれにも、0.1〜0.2
%の収縮率が生じているが、液晶セル1に偏光板2を貼
り合わせて前記環境下に放置した場合、偏光板の延伸軸
の方向を液晶セル1の長手方向に位置させた際は短手方
向に位置させた場合よりも、液晶表示素子L+の長手方
向の弯曲の程度が大きいことが判明した。
このような液晶セルに対する偏光板の延伸軸の取り付は
方向の相違によって、液晶表示素子L1、Ltの長手方
向の曲面状態に差異が生じる原因について、現状では確
かなことは解明されていないが、このような実験結果か
ら、偏光板をポリマーフィルム基板に貼り合わせるに際
し、偏光板の延伸軸の方向を長手方向に合わせた場合と
長手方向に直交する方向に合わせた場合とで曲率を異に
することが可能であり、この偏光板の延伸軸の方向を変
えることにより、液晶表示素子の曲率をコントロールす
ることができる。
方向の相違によって、液晶表示素子L1、Ltの長手方
向の曲面状態に差異が生じる原因について、現状では確
かなことは解明されていないが、このような実験結果か
ら、偏光板をポリマーフィルム基板に貼り合わせるに際
し、偏光板の延伸軸の方向を長手方向に合わせた場合と
長手方向に直交する方向に合わせた場合とで曲率を異に
することが可能であり、この偏光板の延伸軸の方向を変
えることにより、液晶表示素子の曲率をコントロールす
ることができる。
なお、液晶表示素子の曲率は高温高湿下に放置する時間
を調節することにより設定することが可能である。
を調節することにより設定することが可能である。
本発明の第三実施例を第3図に示す。この第三実施例は
二枚の偏光板を液晶セルの両面に貼り付けた場合につい
て説明する。
二枚の偏光板を液晶セルの両面に貼り付けた場合につい
て説明する。
この実施例の場合も、セル基板としてポリエチレンテレ
フタレートフィルムは予め120°Cの環境のもとに2
時間放置して熱伸縮率を低減したものが用いられ、該セ
ル基板1 (97mmX35++n)の両側には、大き
さ95anX32mmに切断された王立電機製LLC−
81−1BSの偏光板2A。
フタレートフィルムは予め120°Cの環境のもとに2
時間放置して熱伸縮率を低減したものが用いられ、該セ
ル基板1 (97mmX35++n)の両側には、大き
さ95anX32mmに切断された王立電機製LLC−
81−1BSの偏光板2A。
2Bが貼り付けられる。
この際、液晶表示素子L3の凹状曲面をなす側の液晶セ
ル1の表面には、偏光板2Aの延伸軸2aが液晶セル1
の長手方向、すなわち円周方向と一致するように、偏光
板2Aが貼り付けられ、この偏光板2Aが貼り付けられ
る液晶セルlの表面の反対側の表面には、偏光板2Bの
延伸知る2aが液晶セル1の短手方向、すなわち円周方
向と直交する方向と一致するように、偏光板2Bが貼り
付けられる。
ル1の表面には、偏光板2Aの延伸軸2aが液晶セル1
の長手方向、すなわち円周方向と一致するように、偏光
板2Aが貼り付けられ、この偏光板2Aが貼り付けられ
る液晶セルlの表面の反対側の表面には、偏光板2Bの
延伸知る2aが液晶セル1の短手方向、すなわち円周方
向と直交する方向と一致するように、偏光板2Bが貼り
付けられる。
このように液晶セル1の両表面に偏光板2A。
2Bを貼り付けた液晶表示素子L3は、温度60°C2
湿度80°CRHの環境のもとに1時間放置し、常温常
温に戻すと、第3図(b)に示すように、液晶セルの長
手方向の長さ97閣に対してh3L=13mの曲面形状
を得ることができた。
湿度80°CRHの環境のもとに1時間放置し、常温常
温に戻すと、第3図(b)に示すように、液晶セルの長
手方向の長さ97閣に対してh3L=13mの曲面形状
を得ることができた。
以上の各実施例に示すように、ポリマーフィルム基板と
偏光板とに高温高湿の環境下に所定時間放置することに
よって生じる伸縮、及びセル基板に対する偏光板の延伸
軸の配置方向によって液晶表示素子に積極的に弯曲状態
を維持することができる。
偏光板とに高温高湿の環境下に所定時間放置することに
よって生じる伸縮、及びセル基板に対する偏光板の延伸
軸の配置方向によって液晶表示素子に積極的に弯曲状態
を維持することができる。
このような液晶表示素子と組み込まれる機器との関連に
ついて述べると、(1)各実施例に示したように、所定
の弯曲状態に形成した液晶表示素子を機器に組み込む場
合と、(2)液晶表示素子はその弯曲状態を維持しうる
ように、液晶セルに対して偏光板の取付位置及び偏光板
の延伸軸方向を考慮して貼り付けた液晶表示素子を特に
高温、高湿の環境下に放置する処理を施すことな(、機
器側のパネルに組々込む場合とが考えられる。
ついて述べると、(1)各実施例に示したように、所定
の弯曲状態に形成した液晶表示素子を機器に組み込む場
合と、(2)液晶表示素子はその弯曲状態を維持しうる
ように、液晶セルに対して偏光板の取付位置及び偏光板
の延伸軸方向を考慮して貼り付けた液晶表示素子を特に
高温、高湿の環境下に放置する処理を施すことな(、機
器側のパネルに組々込む場合とが考えられる。
(1)は、弯曲程度のきつい液晶表示素子を機器に組み
込む場合、予め曲面を形成しているため組み込みが容易
であり、また、機器が高温高湿下に置かれても変形が進
むことは殆どなく、信頼性が高い。(2)は、それはど
弯曲程度のゆるやかな液晶表示素子の場合、高温高湿の
処理を施すことがなく、且つ機器が高温高湿下に置かれ
て使用されるとしても、液晶セルに対して貼着されてい
る偏光板で予め変形する方向を規定しているため、液晶
表示素子に無理な力が加わることがなく、信頼性の高い
ゆるやかな弯曲状態を維持することができる。
込む場合、予め曲面を形成しているため組み込みが容易
であり、また、機器が高温高湿下に置かれても変形が進
むことは殆どなく、信頼性が高い。(2)は、それはど
弯曲程度のゆるやかな液晶表示素子の場合、高温高湿の
処理を施すことがなく、且つ機器が高温高湿下に置かれ
て使用されるとしても、液晶セルに対して貼着されてい
る偏光板で予め変形する方向を規定しているため、液晶
表示素子に無理な力が加わることがなく、信頼性の高い
ゆるやかな弯曲状態を維持することができる。
本発明の構成により、液晶表示素子の曲面形状を維持す
るように、ポリマーフィルム基板に対する偏光板の貼り
合わせ条件を選定するものであるから、従来のように液
晶表示素子を変形させるための保持部材を必要とするこ
となく、曲面形状を維持することができ、また高温高湿
の環境に対しても曲面形状の変化を生じることのない信
頼性の高い液晶表示素子としての効果を有する。
るように、ポリマーフィルム基板に対する偏光板の貼り
合わせ条件を選定するものであるから、従来のように液
晶表示素子を変形させるための保持部材を必要とするこ
となく、曲面形状を維持することができ、また高温高湿
の環境に対しても曲面形状の変化を生じることのない信
頼性の高い液晶表示素子としての効果を有する。
第1図(a) 、 (b) 、 (C)は本発明の第一
実施例の斜視図、平面図、断面図、 第2図(a) 、 (b) 、 (C)は本発明の第二
実施例の斜視図、平面図、断面図、 第3図(a)、Φ) 、 (C)は本発明の第三実施例
の斜視図、平面図、断面図、 第4図は従来の保持部材に支承される液晶表示素子の平
面図、 第5図は第4図における液晶表示素子の変形例を示す。 1・・・液晶セル、 2A、2B・・・偏光板、 a ・・・偏光板の延伸軸方向。
実施例の斜視図、平面図、断面図、 第2図(a) 、 (b) 、 (C)は本発明の第二
実施例の斜視図、平面図、断面図、 第3図(a)、Φ) 、 (C)は本発明の第三実施例
の斜視図、平面図、断面図、 第4図は従来の保持部材に支承される液晶表示素子の平
面図、 第5図は第4図における液晶表示素子の変形例を示す。 1・・・液晶セル、 2A、2B・・・偏光板、 a ・・・偏光板の延伸軸方向。
Claims (2)
- (1)ポリマーフィルムにより上下基板を構成し、該上
下基板間に液晶を封入してなる液晶セルと、前記液晶セ
ルの表面に接合される偏光板とからなる液晶表示素子に
おいて、高温高湿環境のもとで伸長する上下基板と収縮
する一軸延伸を施してなる偏光板とを貼り付け、曲面形
状を形成することができることを特徴とする液晶表示素
子。 - (2)上下基板の表面に偏光板を貼り付けた状態で高温
高湿環境のもとで所定時間放置して曲面形状を形成する
ことを特徴とする請求項(1)記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070378A JP2742290B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1070378A JP2742290B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶表示素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02250031A true JPH02250031A (ja) | 1990-10-05 |
JP2742290B2 JP2742290B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=13429719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1070378A Expired - Fee Related JP2742290B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | 液晶表示素子 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742290B2 (ja) |
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-
1989
- 1989-03-24 JP JP1070378A patent/JP2742290B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10862065B2 (en) | 2012-08-10 | 2020-12-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing light-emitting device |
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---|---|
JP2742290B2 (ja) | 1998-04-22 |
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