JP2008089847A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持体が歪んでも、表示特性の劣化を抑制することができる表示装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる表示装置は、バックライトユニット200と、液晶表示パネル100とを備えるものである。バックライトユニット200は曲面を有し、液晶表示パネル100は、バックライトユニット200の曲面に沿って配置されている。そして、液晶表示パネル100は、対向した2つの辺においてバックライトユニット200に固定され、残りの辺は固定されていない。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置に関し、例えば曲面を有する支持体に表示パネルが固定された曲面状の表示装置に関する。
液晶表示装置(LCD)は、薄型・軽量・低消費電力の特徴を活かして、情報通信時代に必須のフラットパネルディスプレイとして、OA用、民生用、産業用と幅広く活用されている。また、近年、デザイン上や配置場所などの理由から平面でなく曲面状の液晶表示パネルへの要望が高まっている。さらには、視認性をよくするためにも平面でなく曲面状の液晶表示パネルが好ましい場合がある。液晶表示パネルを曲面状にすることにより、例えばどの角度からも見やすくなる等の効果が得られる。このような曲面状の液晶表示パネルについて特許文献1が開示されている。
まず、従来一般的な平面の液晶表示装置について説明する。液晶表示装置は、液晶表示パネルの反視認側にバックライトユニットが設けられた構成となっている。また、液晶表示パネルは、第1基板及び第2基板により液晶を挟持する構成となっている。この液晶の配向が変化することにより、バックライトユニットからの光の透過率が変化して、表示を行うことができる。一般的に、液晶表示パネルとバックライトユニットとは、厚み0.1mm程度の両面テープによって貼付されている。具体的には、液晶表示パネルの外周部とバックライトユニットを構成する枠体との全周を貼付している。このようにして、液晶表示パネルとバックライトユニットとを固定している。
なお、曲面状の液晶表示装置を製造するには、図6に示されるような曲面状のバックライトユニット200に液晶表示パネル100を固定する方法が考えられる。図6は、従来の曲面状の液晶表示装置300の構成を示す断面図である。つまり、上述のように液晶表示パネル100の外周部と、バックライトユニット200を構成する枠体との全周を両面テープ等の粘着材70によって貼り合わる構成となっている。これにより、液晶表示パネル100は、バックライトユニット200の形状に即した形状、つまり曲面状の液晶表示パネル100となる。
特開2002−341323号公報
ここで、液晶表示装置300に対して高温、高湿化において耐久試験を行った。なお、液晶表示パネル100として基板厚0.05mm程度の超薄板の液晶表示パネルを用いた。その結果、液晶表示パネル100に歪みが発生しやすいことが分かった。これは、バックライトユニット200が発光する際に発する熱により、バックライトユニット200を構成する枠体が歪むためである。これにより、枠体に固定されている液晶表示パネル100にも、枠体の歪みがダイレクトに伝わってしまい、液晶表示パネル100にも歪みが発生した。なお、このような歪みは、60℃程度の温度で生じてしまうことがある。さらに、ここで用いられた液晶表示パネル100は、基板として超薄板を用いているため、特に剛性が低くなっている。つまり、液晶表示パネル100は、歪みやすくなっている。このような歪みは、通常の基板厚の基板を備える平面状の液晶表示パネルにも発生するが、特に超薄板の基板を備える曲面状の液晶表示パネルの場合に歪みが強くなった。
液晶表示パネル100は、上述のように第1基板及び第2基板により液晶を挟持する構成となっている。液晶が入っているセルの隙間、つまり液晶層の厚みをセルギャップという。セルギャップは、液晶の基本的な光学上の数値であるリタデーションΔn・dを決める重要なファクターである。セルギャップが一定でないとすると、液晶層の厚みが部分的に異なり、表示ムラが発生する。このため、セルギャップが一定でないと光透過率、コントラスト比、応答速度などの表示特性に影響を与える。つまり、液晶表示パネル100に歪みが生じると、セルギャップも変化し、表示特性が劣化してしまう。
本発明は、上記の問題を鑑みるためになされたものであり、支持体が歪んでも、表示特性の劣化を抑制することができる表示装置を得ることを目的とする。
本発明にかかる表示装置は、曲面を有する支持体と、前記支持体の曲面に沿って配置されている表示パネルとを有する表示装置であって、前記表示パネルは複数の辺を有し、前記複数の辺のうち対向する2つの辺において前記表示パネルは前記支持体に固定され、残りの辺は前記支持体に固定されていないことを特徴とするものである。これにより、支持体が歪んでも、表示特性の劣化を抑制することができる。
また、上記の表示装置は、前記曲面状の支持体がバックライトユニットであってもよい。バックライトユニットは、発光する際に熱を発するため歪みやすい。このような場合でも、本発明によれば、表示特性の劣化を抑制することができる。
本発明によれば、支持体が歪んでも、表示特性の劣化を抑制することができる表示装置を得ることができる。
実施の形態1.
本発明にかかる表示装置は、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置等の平面型表示装置(フラットパネルディスプレイ)である。ここでは、一例として液晶表示装置について図1、図2を用いて説明する。図1は、液晶表示装置に用いられる液晶表示パネル100の構成を示す断面図である。また、図2は、液晶表示パネル100の構成を示す平面図である。なお、本発明に用いられる液晶表示パネル100の形状は曲面状となっているが、これらの図においては便宜上、液晶表示パネル100の形状を平面としている。本実施の形態においては、液晶表示パネル100の一例として、STN型のパッシブマトリクス方式の液晶表示パネルについて説明する。
液晶表示装置は、表示パネルとしての液晶表示パネル100、支持体としてのバックライトユニットを備えている。液晶表示パネル100は、入力される表示信号に基づいて画像表示を行う。バックライトユニットは、液晶表示パネル100の反視認側に配置されており、液晶表示パネル100の背面側から光を照射する。なお、本実施の形態で用いられるバックライトユニット及び液晶表示パネル100は曲率を有する。つまり、バックライトユニット及び液晶表示パネル100は曲面状となっている。詳細については、後述する。
図1及び図2に示すように、液晶表示パネル100は、第1基板10、第2基板20、シール材30、液晶31、スペーサ32、第1電極11、配向膜33、第2電極21、偏光板34、封止材35、ドライバIC40を備えている。図1に示すように、液晶表示パネル100は、第1基板10と、第1基板10に対向配置される第2基板20と、両基板を接着するシール材30との間の空間に液晶31を封入した構成を有している。また、両基板の間は、スペーサ32によって、所定の間隔となるように維持されている。なお、両基板の間に液晶を注入する注入口は、封止材35によって封じられている。第1基板10及び第2基板20としては、例えば、光透過性のあるガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂などの絶縁性基板が用いられる。
また、液晶表示パネル100を構成する第1基板10、第2基板20のうち、第2基板20は、第1基板10よりも平面寸法が大きく形成されている。従って、第2基板20は、第1基板10から突出するように配置される。液晶表示パネル100の第2基板20が第1基板10から突出した領域には、第1基板10及び第2基板20上に形成された電極へ表示信号などを伝送する補助配線24、第2引回し配線22等が形成されている。
図2に示すように、第1基板10には、垂直方向に第1電極11が形成されている。第1電極11としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜から形成されている。そして、表示領域50の外側の額縁領域60には、第1電極11と接続される第1引回し配線12が形成されている。第1引回し配線12は、第1電極11とそれぞれ接続される。図2では、8つの第1電極11に接続されるため、8本の第1引回し配線12が形成されている。なお、第1電極11及び第1引回し配線12の数はこれに限られるものではない。
第1引回し配線12は、表示領域50の下端において第1電極11と接続されている。そして、第1引回し配線12は表示領域50の下端から延設されている。この第1引回し配線12は、第1電極11と同じITOなどの透明導電膜によって構成される。すなわち、第1引回し配線12は、第1電極11から延在されている。また、第1引回し配線12の端部には、第1トランスファーパッド13が形成されている。第1トランスファーパッド13は、後述する第2基板20に形成される第2トランスファーパッド23と接続される。
一方、第2基板20には、水平方向に複数の第2電極21が形成されている。第2電極21としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電膜から形成されている。通常、Duty駆動を行う液晶表示装置においては、各電極に電圧を印加する時間をより長くするため、電極数が少ないほうを走査電極としている。ここでは、第2電極21が走査電極となる。また、第1電極11が信号電極となる。そして、垂直方向に形成される第1電極11と、水平方向に形成される第2電極21の交差する箇所が、画素となる。表示領域50は、マトリクス状に配置された複数の画素から構成される。
額縁領域60には、第2電極21と接続される第2引回し配線22が設けられている。第2引回し配線22は第2電極21とそれぞれ接続されている。図2では、6つの第2電極21に接続されるため、6本の第2引回し配線22が形成されている。なお、第2電極21及び第2引回し配線22の数はこれに限られるものではない。
第2引回し配線22は、表示領域50の右端又は左端において第2電極21と接続されている。そして、第2引回し配線22は表示領域50の右端又は左端から第2基板20の下側まで延設されている。第2引回し配線22の端部には、ドライバIC40と接続するためのIC接続端子(不図示)が形成されている。また、この第2引回し配線22は、配線抵抗を極力小さくするために、ITOなどの透明導電膜とAlからなる低抵抗金属膜の積層構造としている。
また、第2基板20には、第1基板10の第1トランスファーパッド13に接続するための第2トランスファーパッド23が形成されている。第2トランスファーパッド23は、第1基板10と第2基板20とを対向配置したときに、第1トランスファーパッド13に対向するように形成されている。また、第2トランスファーパッド23から第2基板20の下側に延在するように、補助配線24が形成されている。第2基板20に実装されるドライバIC40から供給される電圧は、補助配線24、第2トランスファーパッド23、第1トランスファーパッド13、第1引回し配線12を介して、第1電極11に伝送される。補助配線24としては、第1引回し配線12と同一のITOなどの透明導電膜を用いることができる。
補助配線24の端部には、ドライバIC40と接続するためのIC接続端子(不図示)が形成されている。したがって、IC接続端子は、第2基板20が第1基板10から突出した領域の略中央部に形成されている。また、補助配線24及び第2引回し配線22の端部に形成されたIC接続端子には、紫外線硬化型や熱硬化型の異方性導電接着材(不図示)を介してドライバIC40が接続される。ドライバIC40は、COG(Chip On Glass)方式によって第2基板20上に直接に設けられている。
液晶表示パネル100は、外部から入力される表示信号等に基づいて、画像の表示に必要な各種の制御信号、走査電圧及び表示電圧等を出力するドライバIC40によって駆動される。なお、ドライバIC40を実装したフレキシブル基板(FPC; Flexible Printed Circuit)を液晶表示パネル100に接続する場合もある。
また、第2基板20上には、複数の外部接続配線25が形成されている。外部接続配線25の一端には、IC接続端子(不図示)が形成されている。このIC接続端子には、上述した異方性導電接着材を介してドライバIC40が接続される。従って、ドライバIC40の出力側は補助配線24及び第2引回し配線22のIC接続端子に、入力側は外部接続配線25のIC接続端子にそれぞれ接続される。
また、外部接続配線25の他端には、それぞれ外部接続端子(不図示)が形成されている。外部接続端子は、ITOなどの透明導電膜で形成されている。図2に示すように、外部接続端子には、配線基板26が異方性導電接着材を介して接続される。すなわち、配線基板26は、第2基板20のドライバIC40が設けられた一辺側に接着される。ここでは、配線基板26として、FPCを用いる。FPCとは、ポリイミドフィルムにストライプ状の銅箔の配線が形成されている配線基板である。
なお、配線基板26には、図示しない制御回路等が実装されている。制御回路には、ドライバIC40に表示信号、各種の制御信号などを供給するコントローラや、電源電圧、基準電圧などを供給する電源回路などが設けられる。従って、制御回路などが、配線基板26を介して第2基板20接続される。制御回路等から出力される表示信号や各種の制御信号は、外部接続端子、外部接続配線25を介してドライバIC40に入力される。ドライバIC40は、入力される表示信号や制御信号に基づいて、表示領域の各電極に所定のタイミングで電圧を供給する。
図1に示すように、第1基板10において、上述した各電極及び配線等の上には配向膜33が形成されている。一方、第2基板20の第1基板10に対向する面には、カラーフィルタ(不図示)、第2電極21、配向膜33が順次積層形成されている。また、第1基板10及び第2基板20の外側の面にはそれぞれ、偏光板34が貼着されている。
液晶表示パネル100の背面には、バックライトユニットが備えられている。バックライトユニットは、液晶表示パネル100の反視認側から当該液晶表示パネル100に対して光を照射する。バックライトユニットとしては、例えば、LED、導光板、リフレクター、光学シート(拡散シート、BFEシート等)などを備えた一般的な構成のものを用いることができる。これらは、ポリカーボネート等の樹脂によって形成された枠体に収容されている。
ここで、上述の液晶表示装置の動作について説明する。各第1電極11には、ドライバIC40から表示電圧が供給される。一方、各第2電極21には、ドライバIC40から走査電圧が供給される。第1電極11と第2電極21の電位差に応じて、各画素を構成する第1電極11と第2電極21との間の液晶の配列が変化する。これにより、バックライトユニットからの光の透過率が変化して、表示を行うことができる。
次に、液晶表示装置の構成について図3を用いて詳細に説明する。図3は、液晶表示装置300の構成を示す断面図である。
本実施の形態にかかる液晶表示装置300は、液晶表示パネル100、バックライトユニット200を備える。バックライトユニット200は、上述のように曲面状となっている。ここで、曲面状とは、少なくとも1つの曲面を有することをいう。バックライトユニット200の液晶表示パネル100を支持する面は円弧状の曲面となっている。このバックライトユニット200に沿って液晶表示パネル100を固定することにより、液晶表示パネル100も曲面状となる。また、液晶表示パネル100とバックライトユニット200とを固定する際は、液晶表示パネル100の全ての外周部を固定しない。ここでは、液晶表示パネル100の対向する2つの辺を粘着材70によって固定する。具体的には、液晶表示パネル100の枠状に設けられた4つの辺のうち2つの辺を固定し、残りの2つの辺を固定せず、バックライトユニット200と接しないようにする。なお、液晶表示パネル100の固定される2つの辺は、バックライトユニット200の円弧状ではない辺に対応して選択される。ここでは、液晶表示パネル100及びバックライトユニット200は、長辺方向に曲率を有する。従って、配線基板26が設けられた辺と、その辺に対向する他辺とを選択する。そして、液晶表示パネル100のこれらの辺と、バックライトユニット200を構成する枠体とを固定する。固定された対向する2つの辺の間の辺は固定されておらず、解放されている。本実施の形態では、粘着材70として0.1mm程度の両面テープを用いる。両面テープは帯状となっており、この帯状の両面テープを枠体の短辺に沿って貼付する。また、両面テープは、枠体の対向する短辺に沿ってそれぞれ貼付される。このような構成により、曲面状の液晶表示装置300を得ることができる。
次に、このような曲面状の液晶表示装置300の製造方法について説明する。まず、曲面状のバックライトユニット200を構成する枠体に粘着材70を貼付する。ここでは、対向する2つの辺に、粘着材70を貼付する。この2つの辺は、上述の通りである。なお、粘着材70としては、0.1mm程度の両面テープを用いることができる。そして、バックライトユニット200に沿わせて、液晶表示パネル100の一方の辺から順次重ね合わせる。まず、バックライトユニット200に貼付された粘着材70と、液晶表示パネル100の配線基板26が設けられた辺に対向する他辺とを貼り合わせる。この他辺が液晶表示パネル100の重ね合わせる際の始端部となる。そして、例えば液晶表示パネル100の始端部と対向する辺(終端部)を保持した状態で、始端部から押圧ローラを移動させることにより、始端部から順次重ね合わせられる。これにより、終端部も両面テープによって貼り合わせられ、液晶表示パネル100はバックライトユニット200の形状に即した形状となる。つまり、液晶表示パネル100も曲面状となる。ここで、用いられる液晶表示パネル100は、基板厚0.05mm程度の超薄板となっている。このように、超薄板を用いているため、撓み性がよくなり、液晶表示パネル100に曲面を形成しやすくなる。なお、粘着材70のない2つの辺には、微少な隙間が生じる。以上の工程により、曲面を有する液晶表示装置300が製造される。
なお、ここでは、粘着材70として両面テープを用いて固定したが、ツメのような留め具によって固定してもよいし、ねじ留めによって固定してもよい。つまり、どのように固定してもよい。
本実施の形態では、液晶表示パネル100の曲率を保つために、バックライトユニット200に固定している。このバックライトユニット200は、発光する際に熱を発する。このため、熱の影響により、バックライトユニット200の枠体が歪んでしまう。従来のように、液晶表示パネル100の全ての外周部をバックライトユニット200の枠体に固定すると、液晶表示パネル100にも歪みが生じる。これは、全ての外周部が枠体に固定されている液晶表示パネル100に、枠体の歪みがダイレクトに伝わってしまうからである。そして、液晶表示パネル100の全ての外周部が固定されているため、枠体が歪むと応力が一部に集中していた。これにより、液晶表示パネル100のセルギャップが局所的に変化し、表示ムラ等が発生して表示特性の劣化が生じた。ここで、本実施の形態のように円弧状ではない対向する2つの辺のみを固定することにより、応力が一部に集中せず、分散される。このため、セルギャップが変化するとしても、従来のように局所的には変化しない。これにより、表示ムラとは認識されず、光透過率、コントラスト比、応答速度等の表示特性の劣化を抑制することができる。つまり、枠体が歪むことにより、液晶表示パネル100に及ぼす影響を抑制することができる。
ここでは、表示装置の一例として、液晶表示装置300を用いたが、有機EL表示装置等のその他の表示装置に適用してもよい。また、支持体としてバックライトユニット200を用いたが、曲面状のものであればバックライトユニット200でなくてもよい。有機EL表示装置の場合、自発光型の表示装置なので、バックライトユニット200は不要である。例えば、曲面状のフレームに有機EL表示パネルを固定し、曲面状を持たせるとする。この場合、有機EL表示パネルが固定されたフレームに歪みが生じても、本実施の形態によれば応力を分散することができるため不具合の発生を低減することができる。このように、表示パネル及び支持体は、上述の場合に限定されることなく、適宜変更してもよい。また、支持体は、液晶表示パネル100を支持する側の面が曲面であればよく、その他の面は平面でもよい。このような場合でも、上述と同等の効果が得られる。
実施の形態2.
本発明にかかる表示装置は、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置等の平面型表示装置(フラットパネルディスプレイ)である。ここでは、実施の形態1と同様に一例として液晶表示装置について図4、図5を用いて説明する。図4は、液晶表示装置300の構成を示す平面図である。図5は、液晶表示装置300の構成を示す断面図である。なお、液晶表示装置300に用いられる液晶表示パネル100及びバックライトユニット200には、実施の形態1と同様のものを用いることができるため、詳細な説明を省略する。本実施の形態は、実施の形態1と固定の方法、つまり粘着材70が異なる。
本実施の形態にかかる液晶表示装置300は、液晶表示パネル100、バックライトユニット200を備える。液晶表示パネル100は、第1基板10及び第2基板20により液晶を挟持する構成となっている。なお、両基板の間に液晶31が注入される注入口は、封止材35によって封止されている。また、第1基板10より第2基板20のほうが、平面寸法が大きく形成されており、第2基板20が第1基板10から突出した領域には配線基板26が設けられている。
バックライトユニット200は、曲面状となっている。この曲面状のバックライトユニット200に表示パネル100を固定することにより、液晶表示パネル100も曲面状となる。また、液晶表示パネル100とバックライトユニット200を固定する際は、液晶表示パネル100の全ての外周部を固定しない。ここでは、液晶表示パネル100の対向する2つの辺を固定又は保持することにより取り付ける。具体的には、液晶表示パネル100の枠状に設けられた4つの辺のうち2つの辺を取り付け、残りの2つの辺を取り付けない。なお、液晶表示パネル100の取り付けられる2つの辺は、バックライトユニット200の円弧状ではない辺に対応して選択される。ここでは、液晶表示パネル100及びバックライトユニット200は、長辺方向に曲率を有する。従って、配線基板26が設けられた辺と、その辺に対向する他辺とを選択する。本実施の形態では、配線基板26と対向する他辺を粘着材70によって固定し、配線基板26が設けられた辺を保持機構80によって保持して固定する。保持機構80は、液晶表示パネル100が上に浮くのを抑えるように全幅方向に形成されている。なお、液晶表示パネル100とバックライトユニット200とは、保持機構80によって、固着、粘着等はなされていないが固定されている。つまり、保持機構80は、粘着材70とは異なり、液晶表示パネル100を貼着させず、多少余裕を持たせて保持するようにする。これにより、バックライトユニット200に対して平行方向に液晶表示パネル100は移動するが、垂直方向には移動しない。粘着材70としては0.1mm程度の両面テープを用いることができる。両面テープは帯状となっており、この帯状の両面テープを枠体の短辺に沿って貼付する。保持機構80としてツメのような留め具を用いることができる。なお、取り付けられた対向する2つの辺の間の辺は、取り付けられておらず、解放されている。このような構成により、曲面状の液晶表示装置300を得ることができる。
次に、このような曲面状の液晶表示装置300の製造方法について説明する。まず、曲面状のバックライトユニット200を構成する枠体に粘着材70を貼付する。ここでは、配線基板26が設けられた辺と対向する他辺に、粘着材70を貼付する。なお、粘着材70としては、0.1mm程度の両面テープを用いることができる。そして、バックライトユニット200に沿わせて、液晶表示パネル100の一方の辺から順次重ね合わせる。なお、重ね合わせる方法は、実施の形態1と同様なので説明を省略する。本実施の形態では、配線基板26が設けられた辺は、両面テープによって貼り合わせられない。この辺は、保持機構80によって、液晶表示パネル100が上に浮くのを抑えるように保持する。保持機構80としては、ツメのような留め具を用いることができる。これにより、液晶表示パネル100はバックライトユニット200の形状に即した形状となる。つまり、液晶表示パネル100も曲面状となる。ここで、用いられる液晶表示パネル100は、基板厚0.05mm程度の超薄板となっている。このように、超薄板を用いているため、撓み性がよくなり、液晶表示パネル100に曲面を形成しやすくなる。なお、粘着材70又は保持機構80のない2つの辺には、微少な隙間を設ける。以上の工程により、曲面を有する液晶表示装置300が製造される。
なお、ここでは、粘着材70として両面テープを用いて固定したが、ツメのような留め具によって固定してもよいし、ねじ留めによって固定してもよい。つまり、どのように固定してもよい。また、保持機構80は、バックライトユニット200に対して液晶表示パネル100が平行方向に移動できれば、ツメのような留め具以外のもの用いてもよい。また、保持機構80は上記のように液晶表示パネル100の全幅方向設けてもよいし、液晶表示パネル100の両端のみに設けてもよい。このように、2つの辺の全幅方向でもって固定し、2つの辺を解放するのが好ましいが、例えば固定する辺の中央部1箇所を固定又は保持してもよい。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、バックライトユニット200の枠体が歪んでも、固定されていない部分はバックライトユニット200と離間しているので、応力が分散され、表示特性の劣化を抑制することができる。また、本実施の形態では、取り付けられる辺のうち、一方の辺を貼着せず保持することにより、バックライトユニット200に対して液晶表示パネル100が平行方向に移動可能となっている。このため、バックライトユニット200の枠体が歪んでも応力が分散されやすくなる。
本実施の形態は、表示パネルとして液晶表示パネル100、支持体としてバックライトユニット200を用いたが、表示パネル及び支持体は、適宜変更してもよい。この場合でも、本実施の形態によれば応力を分散することができるため、不具合の発生を低減することができる。例えば、上記のような表示特性の劣化を抑制することができる。また、表示パネルとして矩形のパネルを提示して説明したが、五角形、六角形等の多角形のパネルであってもよい。このような複数の辺を有する表示パネルの場合、複数の辺のうち対向する2つの辺において表示パネルは支持体に固定され、残りの辺は支持体に固定されていない。この場合でも、本実施の形態と同等の効果を得ることができる。このように、本発明は、様々な表示パネル、支持体に対して応用可能である。これは、実施の形態1についても同様である。
液晶表示パネルの構成を示す断面図である。 液晶表示パネルの構成を示す平面図である。 実施の形態1にかかる液晶表示装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる液晶表示装置の構成を示す平面図である。 実施の形態2にかかる液晶表示装置の構成を示す断面図である。 従来の曲面状の液晶表示装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
10 第1基板、11 第1電極、12 第1引回し配線、
13 第1トランスファーパッド、20 第2基板、21 第2電極、
22 第2引回し配線、23 第2トランスファーパッド、24 補助配線、
25 外部接続配線、26 配線基板、30 シール材、31 液晶、
32 スペーサ、33 配向膜、34 偏光板、35 封止材、
40 ドライバIC、50 表示領域、60 額縁領域、70 粘着材、
80 保持機構、100 液晶表示パネル、200 バックライトユニット、
300 液晶表示装置、400 液晶表示セル

Claims (2)

  1. 曲面を有する支持体と、
    前記支持体の曲面に沿って配置されている表示パネルとを有する表示装置であって、
    前記表示パネルは複数の辺を有し、
    前記複数の辺のうち対向する2つの辺において前記表示パネルは前記支持体に固定され、
    残りの辺は前記支持体に固定されていないことを特徴とする表示装置。
  2. 前記曲面状の支持体がバックライトユニットである請求項1に記載の表示装置。
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