JP3175272B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3175272B2
JP3175272B2 JP06700492A JP6700492A JP3175272B2 JP 3175272 B2 JP3175272 B2 JP 3175272B2 JP 06700492 A JP06700492 A JP 06700492A JP 6700492 A JP6700492 A JP 6700492A JP 3175272 B2 JP3175272 B2 JP 3175272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置では、その配向膜は
基板の内側表面に塗布したポリイミド等の有機物を加熱
成膜させレーヨン等の繊維でラビングしたものあるいは
SiOなどの無機化合物を斜方蒸着法により基板の内側
表面に蒸着させたものがほとんどであった。また、液晶
表示の色付きを解消し白黒表示とするために位相差フィ
ルムを使用した液晶表示装置では、少なくとも一方の偏
光子と透明基板の間にその位相差フィルムを配設してい
た。従来の液晶表示装置の断面図を図6に示す。従来の
液晶表示装置は偏光子1及び10、ガラス基板2及び
9、封止材3、透明電極4及び8、配向膜5c及び7
c、液晶6、位相差フィルム11及び12から構成され
る。位相差フィルム12は位相差フィルム11とガラス
基板2との間に配設されることもあり、また配設されず
位相差フィルム11のみの場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の液晶
表示装置は配向膜がポリイミド等の有機物の場合、配向
剤塗布、プレベーク、ポストべーク及びラビング等の工
程が必要となり、その長い工程の途中で不良品を出し易
くコストも高いという課題を有していた。
【0004】また、配向膜がSiO等の無機化合物の場
合、成膜させるための斜方蒸着法が生産性が悪くコスト
も非常に高いという課題を有していた。
【0005】そして、従来の位相差フィルムを使用した
液晶表示装置では、ガラス基板の外側表面に位相差フィ
ルムを接着する工程が必要となり偏光子接着不良に加え
て位相差フィルム接着不良を起こすことがあり、偏光子
一体型位相差フィルムを用いるとコストが高くなるとい
う課題を有していた。さらに、液晶と位相差フィルムと
の間に熱伝導の悪いガラスが存在するため温度差が生じ
やすく液晶表示にムラが発生して表示品質を劣化させる
という課題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置は
上記課題を解決するためになされたものであり、一対の
基板間に液晶を有し、各前記基板と前記液晶との間に電
極を有し、各前記基板の外側に偏光子を有する液晶表示
装置において、前記液晶と前記電極との間に負の光学的
位相差をもつ延伸フィルムを具備し、前記液晶は、その
進相軸が前記延伸フィルムの進相軸に略直交するように
配向していることを特徴とする。また、前記延伸フィル
ムは、PVAフィルム、PCフィルム及びポリサルフォ
ンフィルムから選択されることを特徴とする。
【0007】また、一対の基板間に液晶を有し、各前記
基板と前記液晶との間に電極を有し、各前記基板の外側
に偏光子を有する液晶表示装置において、前記液晶と前
記電極との間に高分子の光学異方体を有し、その光学異
方体中には導電粒子が分散していることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のように構成された液晶表示装置は、高分
子の光学的異方体が液晶分子を配向させると共に適当な
位相差を持つため液晶表示の色付きを解消することがで
き、高分子の光学的異方体中に適当な間隔で導電粒子を
分散させたためその光学的異方体の厚さ方向のみに導電
性を持ち駆動に必要な電圧を液晶に印加することができ
る。またその光学的異方体を液晶と電極との間に配置し
たため液晶との温度差が無くなり表示ムラを減少させる
ことができ、さらに位相差フィルムと配向膜を一体化し
たために液晶表示装置の光透過率を増大させ液晶表示を
明るくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
を示す図であり、液晶表示装置の断面図を示す。この液
晶表示装置は、第1のガラス基板2の外側表面に偏光子
1を接着し、第2のガラス基板9の外側表面に偏光子1
0を接着し、第1のガラス基板2と第2のガラス基板9
とで、第1の透明電極4、第1の導電異方性配向制御フ
ィルム5a、液晶6、第2の導電異方性配向制御フィル
ム7a及び第2の透明電極8を挟み込み、封止材3で封
止してある。第1及び第2の導電異方性配向制御フィル
ム5a及び7aは、それらの間に挟み込まれている液晶
6を適当な方向に配向させると共に付与されている位相
差によって液晶表示の色付きを解消する。さらに、第1
及び第2の導電異方性配向制御フィルム5a及び7a
は、液晶6に隣接しているため前者と後者の間に温度差
が無くなり表示ムラを減少させる。
【0011】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例
を示す図であり、液晶表示装置の断面図を示す。この液
晶表示装置は、第1のガラス基板2の外側表面に偏光子
1を接着し、第2のガラス基板9の外側表面に偏光子1
0を接着し、第1のガラス基板2と第2のガラス基板9
とで、第1の透明電極4、導電異方性配向制御フィルム
5a、液晶6、従来の配向膜7c及び第2の透明電極8
を挟み込み、封止材3で封止してある。導電異方性配向
制御フィルム5aは、従来の配向膜7cとの間に挟み込
まれている液晶6を適当な方向に配向させると共に付与
されている位相差によって液晶表示の色付きを解消す
る。さらに、導電異方性配向制御フィルム5aは、液晶
6に隣接しているため前者と後者の間に温度差が無くな
り表示ムラを減少させる。尚、この実施例2では第1の
ガラス基板側に導電異方性配向制御フィルムを使用して
いるが、状況に応じて第2のガラス基板側に導電異方性
配向制御フィルムを使用しても一向に差し支えない。ま
た、実施例1及び2では導電異方性配向制御フィルムを
一層で使用しているが、位相差を制御するために二層以
上に重ねて使用することも可能である。
【0012】図3は本発明の実施例1及び2に使用され
る導電異方性配向制御フィルムの断面図を示す。導電異
方性配向制御フィルム5aは、ポリビニルアルコールフ
ィルム(以下PVAフィルムと略記)13と透明導電性
ガラス粒子14から構成される。PVAフィルム13
は、一軸延伸フィルムであるため適当な位相差を持つと
同時に液晶分子を配向させる能力を持つ。透明導電性ガ
ラス粒子14は、PVAフィルム13内に適当な間隔で
分散しておりフィルムの厚さ方向には導電させるが横方
向には粒子が離れているため導電させない。従って、液
晶駆動に必要な電圧が透明電極から導電異方性配向制御
フィルムを介して液晶に印加される。尚、この導電異方
性配向制御フィルムでは適当な位相差を持つ配向制御フ
ィルムとしてPVAフィルムを用いているが、このかわ
りにポリカーボネートフィルム(以下PCフィルムと略
記)等の他の延伸フィルムまたはねじれ位相差フィルム
を用いることも可能である。ねじれ位相差フィルムと
は、不整中心を有する化合物を少なくとも一成分含む液
晶高分子を透明基板上にその基板の法線方向に螺旋軸を
有するようにねじれ配向させた光学的異方体である。
【0013】(実施例3)図4は本発明の第3の実施例
を示す図であり、液晶表示装置の断面図を示す。この液
晶表示装置は、第1のガラス基板2と第2のガラス基板
9とで、第1の透明電極4、第1の偏光子一体型導電異
方性配向制御フィルム5b、液晶6、第2の偏光子一体
型導電異方性配向制御フィルム7b及び第2の透明電極
8を挟み込み、封止材3で封止してある。第1及び第2
の偏光子一体型導電異方性配向制御フィルム5b及び7
bは、接着されている偏光子によって入射光及び出射光
を偏光する。また、それらの間に挟み込まれている液晶
6を適当な方向に配向させると共に導電異方性配向制御
フィルムに付与されている位相差によって液晶表示の色
付きを解消する。さらに、第1及び第2の偏光子一体型
導電異方性配向制御フィルム5b及び7bは、液晶6に
隣接しているため前者と後者の間に温度差が無くなり表
示ムラを減少させる。
【0014】図5は本発明の実施例3に使用される偏光
子一体型導電異方性配向制御フィルムの断面図を示す。
偏光子一体型導電異方性配向制御フィルム5bは、PV
Aフィルム13、透明導電性ガラス粒子14及び偏光子
1から構成される。PVAフィルム13は、一軸延伸フ
ィルムであるため適当な位相差を持つと同時に液晶分子
を配向させる能力を持つ。偏光子1はPVAフィルム1
3に接着されており入射光または出射光を偏光する。透
明導電性ガラス粒子14は、PVAフィルム13及び偏
光子1内に適当な間隔で分散しておりフィルムの厚さ方
向には導電させるが横方向には粒子が離れているため導
電させない。従って、液晶駆動に必要な電圧が透明電極
から偏光子一体型導電異方性配向制御フィルムを介して
液晶に印加される。尚、この偏光子一体型導電異方性配
向制御フィルムでは適当な位相差を持つ配向制御フィル
ムとしてPVAフィルムを用いているが、このかわりに
PCフィルム等の他の延伸フィルムまたはねじれ位相差
フィルムを用いることも可能である。
【0015】(実施例4)実施例1において、PVAフ
ィルムの代わりに光学的に負の位相差を示すポリサルフ
ォンフィルムを導電異方性配向制御フィルムの構成物質
として用いた。このように光学的に負の位相差を示す延
伸フィルムを導電異方性配向制御フィルムの構成物質と
して用いると、フィルムの進相軸と液晶の進相軸が直角
になるように液晶を配向させることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至請求項2に記載に
液晶表示装置は、液晶と電極との間に光学的位相差をも
つ延伸フィルムを具備するので、延伸フィルムが液晶分
子を配向させると共に液晶表示の色付きを解消すること
ができる。そして、延伸フィルムは負の光学位相差を有
し、液晶は、その進相軸が前記延伸フィルムの進相軸に
略直交するように配向しているので、液晶で生じた色付
きを解消することができるようになる。また、請求項3
記載の発明によれば、液晶と電極との間に高分子の光学
異方体を有し、その光学異方体中には導電粒子が分散し
ているので、光学的異方体の厚さ方向のみに導電性を持
たせることができ、駆動に必要な電圧を液晶に印加する
ことができる。またその光学的異方体を液晶と電極との
間に配置したため液晶との温度差が無くなり表示ムラを
減少させることができ、さらに位相差フィルムと配向膜
を一体化したために液晶表示装置の光透過率を増大させ
液晶表示を明るくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例にかかる液晶表示装置
の断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例にかかる液晶表示装置
の断面図。
【図3】 本発明の第1及び第2の実施例に使用された
導電異方性配向制御フィルムの断面図。
【図4】 本発明の第3の実施例にかかる液晶表示装置
の断面図。
【図5】 本発明の第3の実施例に使用された偏光子一
体型導電異方性配向制御フィルムの断面図。
【図6】 従来の液晶表示装置の断面図。
【符号の説明】
1、10…偏光子 2、9…ガラス基板 3…封止材 4、8…透明電極 5a、7a…導電異方性配向制御フィルム 5b、7b…偏光子一体型導電異方性配向制御フィルム 5c、7c…従来の配向膜 6…液晶 11、12…位相差フィルム 13…PVAフィルム 14…透明導電性ガラス粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13363 G02F 1/1337 520

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶を有し、各前記基板と
    前記液晶との間に電極を有し、各前記基板の外側に偏光
    子を有する液晶表示装置において、 前記液晶と前記電極との間に負の光学的位相差をもつ延
    伸フィルムを具備し、 前記液晶は、その進相軸が前記延伸フィルムの進相軸に
    略直交するように配向していることを特徴とする液晶表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記延伸フィルムは、PVAフィルム、P
    Cフィルム及びポリサルフォンフィルムから選択される
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】一対の基板間に液晶を有し、各前記基板と
    前記液晶との間に電極を有し、各前記基板の外側に偏光
    子を有する液晶表示装置において、 前記液晶と前記電極との間に高分子の光学異方体を有
    し、その光学異方体中には導電粒子が分散していること
    を特徴とする液晶表示装置。
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