JPH0143539Y2 - - Google Patents

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JPH0143539Y2
JPH0143539Y2 JP18369381U JP18369381U JPH0143539Y2 JP H0143539 Y2 JPH0143539 Y2 JP H0143539Y2 JP 18369381 U JP18369381 U JP 18369381U JP 18369381 U JP18369381 U JP 18369381U JP H0143539 Y2 JPH0143539 Y2 JP H0143539Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
joint
heat dissipation
constant velocity
velocity ball
Prior art date
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JP18369381U
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JPS5888017U (ja
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Publication date
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  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車のフロント・ドライブシヤフ
ト、リヤ・ドライブシヤフト、プロペラシヤフト
等に使用する各種等速ボールジヨイントの改良に
関する。
従来のバーフイルドボールジヨイント、ダブル
オフセツト形ジヨイント等の等速ボールジヨイン
トは、負荷条件が厳しいターボ車等では、自己発
熱のため、ジヨイント内部の潤滑剤(グリース)
の劣化、油膜切れ等をおこし、耐久寿命が著しく
低下する。特に横置エンジンのFF車の場合、デ
フ側のダブルオフセツト形ジヨイントは、エンジ
ンの陰になつて走行風も当らず、また構造的にも
バーフイールドボールジヨイント、トリポードジ
ヨイント等よりも自己発熱量が大きいため、寿命
の低下は顕著である。このため従来は、ダブルオ
フセツト形ジヨイント側のみのサイズアツプによ
り、負荷容量を上げて、寿命不足をカバーしてき
たが、スペース上の制約があるほか重量、コスト
像等のデメリツトが大であるという難点があつ
た。そこで本考案者は第1図〜第2図に示す等速
ボールジヨイントを考案した。
第1図および第2図において、1は等速ボール
ジヨイントの外輪、2は同外輪1とシヤフト3と
の間に図示のように装着されたブーツ、4はシヤ
フト3と外輪1溝との間に介装されたボール、5
は外輪1の外周に設けられた放熱用フインで、同
フイン5は図示例の場合、外輪1の外周に、その
軸方向に沿つて等間隔毎に複数枚適当の高さ突設
されている。
このような等速ボールジヨイントは、上記のよ
うに、その外輪1の外周に放熱用フイン5が多数
設けられているため、外輪1の表面積が増大す
る。そのため、自動車の高速走行時に高速で回転
する等速ボールジヨイントの外輪1は外気によつ
て効率的に冷却されてその内部温度が低く保たれ
るため、外輪1の内部の潤滑剤(グリース)等の
劣化が防止されるという効果を奏する。
しかしながら、この等速ボールジヨイントにお
いて、ジヨイント外輪1は強度的に優れた材料を
使用しなければならず、このジヨイント外輪1の
外周に一体的に突設されている放熱フイン5は、
必然的にこのジヨイント外輪1と同一の材料を用
いなければならないため、熱伝導率の良い材料で
製作することができず、放熱性に劣る不具合が生
じた。また、ジヨイント外輪1と放熱フイン5を
一体的に構成しているため、製作、加工の工程が
複雑となり、製作コストが高くなるという不都合
があつた。
本考案はこのような不具合、不都合を解消する
とともに、上記従来の等速ボールジヨイントの欠
点を解消し、高速走行時等で自己発熱量が多い場
合でも、放熱効果が良好で、ジヨイント内部温度
が低く保たれ、潤滑剤の性能劣化が抑えられて耐
久寿命の長い等速ボールジヨイントを提供するこ
とを目的として提案されたもので、外周上に放熱
フインが突設された環状部材をジヨイント外輪の
外周に嵌着させるとともに、上記放熱フインに上
記ジヨイント外輪の回転軸に対する直交方向に対
して角度を持たせたことを特徴とする等速ボール
ジヨイントに係るものである。
以下本考案の一実施例について第3図に沿つて
説明する。同図において、6はジヨイント外輪1
の外周に嵌着した環状部材で、同環状部材6の外
周上には翼型の放熱フイン5が図示の如くジヨイ
ント外輪1の回転軸に対する直交方向に対して角
度を持つて列状に突設されている。
本考案の一実施例は、上記のように構成されて
おり、放熱フイン5が突設された環状部材6をジ
ヨイント外輪1の外周に嵌着するものであるた
め、ジヨイント外輪1と放熱フイン5を有する環
状部材6とを別々の部品として製作することがで
き、放熱フイン5を有する環状部材6は、熱伝導
率の良好な材料として等速ボールジヨイントの放
熱性を大幅に向上させる効果を奏すると同時に、
放熱フインの製作、加工を容易かつ簡単に行なう
ことができ効果を奏する。
また、等速ボールジヨイントの放熱フインの有
無を環状の嵌着の有無により簡単に設定すること
ができるので、ジヨイント外輪を大幅に変更する
ことなく、放熱性に優れた等速ボールジヨイント
を提供するとともに、放熱フインのない等速ボー
ルジヨイントの外輪とを共同することができるの
で、本考案によればその実用的効果は格別なもの
である。
さらに放熱フイン5をジヨイント外輪1の回転
軸に対する直交方向に対して角度を持たせたこと
により、ジヨイント外輪1の回転によつて放熱フ
イン1は送風機能を有することにより、放熱フイ
ン5,5間に積極的に空気を取り込み、熱せられ
た空気を強制的に排出するため、放熱フイン5,
5と空気との間の熱交換が効率よく行われ、ジヨ
イント外輪1の冷却効率が上がり、ジヨイント外
輪1の内部の潤滑剤(グリース)等の劣化を防止
する等の効果を奏する。
次に他の実施例について第4図に沿つて説明す
る。同図において、6はジヨイント外輪1の外周
に嵌着した環状部材で、同環状部材6の外周上に
は放熱フイン5が図示の如くジヨイント外輪1の
回転軸に対する直交方向に対して角度を持つて突
設されている。
このような構成により上述した実施例と同様の
作用、効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に至る前の等速ボールジョイン
トの概略縦断面図、第2図a,bは本考案に至る
前の放熱フインの取付態様説明図、第3図は本考
案の一実施例の要部の概略縦断面図、第4図は本
考案の他の実施例の要部の概略縦断面図である。 1……外輪、2……ブーツ、3……シヤフト、
4……ボール、5……放熱フイン、6……放熱フ
インを植付けた環状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周上に放熱フインが突設された環状部材をジ
    ヨイント外輪の外周に嵌着させるとともに、上記
    放熱フインに上記ジヨイント外輪の回転軸に対す
    る直交方向に対して角度を持たせたことを特徴と
    する等速ボールジヨイント。
JP18369381U 1981-12-11 1981-12-11 等速ボ−ルジヨイント Granted JPS5888017U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18369381U JPS5888017U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 等速ボ−ルジヨイント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18369381U JPS5888017U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 等速ボ−ルジヨイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5888017U JPS5888017U (ja) 1983-06-15
JPH0143539Y2 true JPH0143539Y2 (ja) 1989-12-18

Family

ID=29983188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18369381U Granted JPS5888017U (ja) 1981-12-11 1981-12-11 等速ボ−ルジヨイント

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS617626U (ja) * 1984-06-20 1986-01-17 松井ワルタ−シヤイド株式会社 ユニバ−サルジヨイント
JP2002087012A (ja) * 2000-07-10 2002-03-26 Koyo Seiko Co Ltd 車両用ハブユニット
KR100834220B1 (ko) * 2007-02-07 2008-05-30 위아 주식회사 냉각 및 방열구조의 등속조인트

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5888017U (ja) 1983-06-15

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