JPH0725457Y2 - 等速ジョイントのブーツ - Google Patents

等速ジョイントのブーツ

Info

Publication number
JPH0725457Y2
JPH0725457Y2 JP1989031089U JP3108989U JPH0725457Y2 JP H0725457 Y2 JPH0725457 Y2 JP H0725457Y2 JP 1989031089 U JP1989031089 U JP 1989031089U JP 3108989 U JP3108989 U JP 3108989U JP H0725457 Y2 JPH0725457 Y2 JP H0725457Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boot
constant velocity
outer ring
velocity joint
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989031089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02121628U (ja
Inventor
宏 登根
耕一 文谷
久昭 藏
Original Assignee
エヌティエヌ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エヌティエヌ株式会社 filed Critical エヌティエヌ株式会社
Priority to JP1989031089U priority Critical patent/JPH0725457Y2/ja
Publication of JPH02121628U publication Critical patent/JPH02121628U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0725457Y2 publication Critical patent/JPH0725457Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/843Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
    • F16D3/845Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers allowing relative movement of joint parts due to the flexing of the cover

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車の伝動部分に用いる等速ジョイント
のゴムブーツ、特にジョイント内部の発熱を効率よく外
部に放出できるようにしたブーツに関する。
〔従来の技術〕
等速ジョイントにはいくつかの形式があり、例えば作動
角が低角度のプロペラシャフトやドライブシャフトには
クロスグルーブ形やベル形の等速ジョイントが使用され
ているが、回転数が高くなるとブーツが膨張するので、
それを抑えるために金属製のブーツアダプターが取付け
られている。
第6図はクロスグルーブ等速ジョイントと従来のブーツ
の構造を示しており、等速ジョイントは、外輪1と、こ
の外輪1の内部に収納した内輪2と、外輪1の溝3と内
輪2の溝4にわたって介在させたボール5と、内輪2に
外嵌する状態でボール5を保持するケージ6とで構成さ
れ、外輪1の端部から、ケージ6の一部が外側に突出し
た構造になっている。
また、ブーツ7は、外輪1の端部にボルト12で固定した
ブーツアダプター8と、このアダプター8の先端に一端
が取付けられ、他端が内輪2で支持したシャフト9に外
嵌固定されたブーツ部10とで構成され、等速ジョイント
の内部に充填したグリースを封止している。
上記ブーツアダプター8は、外輪1の端面に固定する環
状取付部8aの内周に円筒部8bを突設して形成されてい
る。
ところで、等速ジョイントは、使用条件の中で高速や高
負荷等の厳しい条件になると、ケージ6のポケット6aと
ボール5の接触等によって内部が発熱する。
発生した熱は、外輪1のあるところでは、外輪1を伝わ
って外部に放出されることになるが、ケージ6の外輪1
からはみ出した部分では、その外側に位置するブーツア
ダプター8で放出するしかない。
なお、図示省略したがベル形等速ジョイントにおいて
も、ある程度作動角をとると、ケージが外輪の端部から
はみ出す構造になっており、球面接触部において内部発
熱が発生することになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来のブーツアダプター8は、第6図に
示したように、ケージ6の外面に対してブーツアダプタ
ー8の円筒部8bの位置が離れ、両者の間に広い間隔11が
形成され、この間隔11にグリース又は空気が介在するた
め、ケージ6の熱がブーツアダプター8に伝わりにく
く、この結果ケージポケット部や球面接触部に局部的な
温度上昇が発生し、ジョイント構成部品やグリースの耐
久性を低下させるという問題がある。
この考案の課題は、上記のような問題点を解決するた
め、ジョイント内部に発生した熱を効率よく外部に放出
し、結果としてジョイントの寿命を延ばすことができる
等速ジョイントのブーツを提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記のような課題を解決するため、この考案は、金属製
のブーツアダプターの外輪端部から突出する部分を、外
輪内部のジョイント構成部品の動きが最大限になったと
きの外輪端部から突出する部分の外形に接近して沿う形
状に形成した構成としたものである。
〔作用〕
金属製のブーツアダプターの外輪端部から突出する部分
が、ジョイント構成部品の外輪端部から突出する部分の
外形に接近して沿うため、ジョイント構成部品の外輪か
ら突出する部分とブーツアダプター間の隙間が小さく、
ジョイント内部に発生した熱をブーツアダプターで外部
に効率よく放出することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃至第5図
に基づいて説明する。なお、等速ジョイントは第6図で
示したものと等しい構造であるので、同一部分に同一符
号を付すことによって説明に代える。
第1図乃至第3図において、ブーツアダプター21は、金
属板を用い、外輪1の端面にボルト12で固定する環状取
付部22の内周に円筒部23を突設し、この円筒部23と環状
取付部22の間が、ボール5とケージ6の動きが最大限に
なったときの外輪1の端部から突出する外形にできるだ
け接近して沿う形状に形成されている。
具体的には、環状取付部22の内周から連なってケージ6
の外形に沿う弧状膨出部24と、この弧状膨出部24の各ボ
ール5と対向する位置に、ボール5の外形に沿って外方
に突出するよう設けた弧状膨出部25とによって形成さ
れ、前記弧状膨出部24の内周に円筒部23が連成されてい
る。
上記ブーツアダプター21における円筒部23の先端にブー
ツ部26の一方端部が巻締め固定され、ブーツ部26の他方
端部がシャフト9に外嵌固定されている。
前記ブーツアダプター21における円筒部23の外周には、
第1図のように羽根車27が取付けられ、回転時にこの羽
根車27でブーツアダプター21の外面に風の流れを生じさ
せ、ブーツアダプター21を強制的に冷却するようになっ
ている。
第4図と第5図は羽根車27の構造を示しており、円筒部
23に外嵌するリング28の一方端部に外方へ突出する鍔29
を周設し、この鍔29に円周方向へ一定のピッチで羽根30
が折曲げ形成されている。
この考案のブーツは上記のような構成であり、第1図に
示すように、ブーツアダプター21の弧状膨出部24がケー
ジ6の外周に僅かな隙間で接近し、また、弧状膨出部25
がボール5の外側に僅かな隙間を介して臨み、上記の各
隙間にはグリースが介在することになる。
従って、ケージ6及びボール5において、外輪1の端部
からはみ出した部分の熱はブーツアダプター21に効率よ
く逃がすことができ、ケージポケット部や球面接触部の
局部的な温度上昇を抑え、各ジョイント構成部品やグリ
ースの寿命を延ばすことができる。
特にクロスグルーブジョイントの場合は、ケージと外輪
とは点接触のため、熱の伝導は期待できないが、この考
案のブーツアダプターを採用することにより、クロスグ
ルーブジョイントの放熱を効率よく行うことができる。
また、回転時に、ブーツアダプター21に取付けた羽根車
27によって、ブーツアダプター21の外面に風の流れが生
じ、ブーツアダプター21が強制的に冷やされるため、ブ
ーツアダプター21に伝わった熱が分散され、放熱効果を
向上させることができる。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、金属製のブーツアダ
プターの外輪端部から突出する部分を、外輪内部のジョ
イント構成部品の動きが最大限になったときの外輪端部
から突出する部分の外形に接近して沿う形状に形成した
ので、ジョイント内部で発生した熱をブーツアダプター
へ確実に伝えて逃がすことができ、ジョイント内部の熱
を効率よく放出することにより、ジョイント構成部品の
局部的な温度上昇を抑え、各ジョイント構成部品やグリ
ース等の寿命を延ばすことができ、効果として等速ジョ
イントの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るブーツの使用状態を示す縦断面
図、第2図は同上におけるブーツアダプターの正面図、
第3図は第2図の矢印III−IIIに沿う縦断面図、第4図
は羽根車の正面図、第5図は同上の要部を示す斜視図、
第6図は従来のブーツを示す使用状態の縦断面図であ
る。 1……外輪、2……内輪、5……ボール、6……ケー
ジ、21……ブーツアダプター、22……環状取付部、23…
…円筒部、24、25……弧状膨出部、26……ブーツ部、27
……羽根車。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】等速ジョイントの外輪に一端側を固定した
    ブーツアダプターの先端にブーツを取付け、ブーツの先
    端をシャフトに外嵌固定した等速ジョイントのブーツに
    おいて、金属製のブーツアダプターの外輪端部から突出
    する部分を、外輪内部のジョイント構成部品の動きが最
    大限になったときの外輪端部から突出する部分の外形に
    接近して沿う形状に形成したことを特徴とする等速ジョ
    イントのブーツ。
  2. 【請求項2】ブーツアダプターの外周に羽根車を取付け
    た請求項1記載の等速ジョイントのブーツ。
JP1989031089U 1989-03-17 1989-03-17 等速ジョイントのブーツ Expired - Lifetime JPH0725457Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989031089U JPH0725457Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 等速ジョイントのブーツ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989031089U JPH0725457Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 等速ジョイントのブーツ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02121628U JPH02121628U (ja) 1990-10-03
JPH0725457Y2 true JPH0725457Y2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=31256698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989031089U Expired - Lifetime JPH0725457Y2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 等速ジョイントのブーツ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0725457Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5776322A (en) * 1980-10-30 1982-05-13 Loehr & Bromkamp Gmbh Synchronous rotary coupling
JPS58133615U (ja) * 1982-03-04 1983-09-08 日産自動車株式会社 等速ジヨイントの冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02121628U (ja) 1990-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3362193A (en) Universal joint
US4372628A (en) Bearing assembly
JPS5868557A (ja) 密封スリ−ブ
JPS6165915A (ja) 転がり軸受のシール装置
JP2525536Y2 (ja) 密封装置
JPH037442B2 (ja)
JPH0725457Y2 (ja) 等速ジョイントのブーツ
BR112014020834B1 (pt) Sistema de mancal de apoio
US6073593A (en) Plastic fan and thermal clutch drive
JP4735798B2 (ja) 密封装置
JP2004245354A (ja) 等速継手
US3105369A (en) Constant velocity universal joint
JPH0743490Y2 (ja) 玉軸受の自動調心シール構造
US3366097A (en) Fan drive unit
JPH08145189A (ja) 密封装置
JPH0143539Y2 (ja)
KR100620818B1 (ko) 추진축의 유니버셜조인트의 냉각장치
JPS6344576Y2 (ja)
CN216111790U (zh) 一种电机轴承的散热结构
JPH0639171Y2 (ja) シール装置
CN207673746U (zh) 一种三球销式万向节上与传动轴连接的防尘结构
JP4975341B2 (ja) 等速自在継手用ブーツの取り付け構造
JP2573377Y2 (ja) フレキシブルブーツ
JPS62163539A (ja) 減速機付小型モ−タ
JPH07780Y2 (ja) メカニカルシール

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term