JPH0142240Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、従来使用して居る交通信号灯器
に、取光装置３をフード２に固設して、交通信号
機本来の有効光量を、ほとんど減少することなく
表示板７を照明することを目的とする。

信号交差点において、自動車運転者は、交通信
号機の信号現示（青色、黄色、赤色）に従つて、
安全且つ円滑に走行するが、夜間においては、そ
の交差点の地名表示や交通信号機の種別、即ち踏
切用とか系統式とか押ボタン式等の表示（以下
「表示板」という）を見落すことが多く、そのた
め交差点の直前で気付き、急に右、左折して交通
事故を惹起することが多く、誠に危険であつた。

本考案はこれらの不都合を解消するため街路照
明灯等を建植することなく、表示板の夜間確認を
明瞭にし運転者が安全走行できるようにしたもの
で、省エネルギーにも役立ち本考案の効果は非常
に大きい。

この考案の構成を、図面を参照しながら説明す
る。

第１図はこの考案の実施例１を示す正面図であ
り、第２図は実施例１の一部切断側面図である。
交通信号機の上部には表示板が、締着されて居
る。灯器凾５には、青色、黄色、赤色のレンズ
が、定着されて居て、レンズ４の内面の灯器凾５
にはそれぞれ信号用電球６が１灯づつ定着され、
いづれかの１灯が、点灯して居る。

第２図の信号用電球６の光量は灯器凾５内部に
ある内部反射鏡８で反射しレンズ４で集光して前
方に投光する。

この考案は、第３図の斜視図に示す光り取入口
１１をフード２に穿孔して、取光装置３を取付ボ
ルト１２，１２′により固設したものである。信
号用電球６の光量の一部を光り取入口より取り入
れて、取光レンズ９で集光し反射レンズ１０によ
り表示板、板面全体に照明して、夜間に表示板の
確認をしやすくしたものである。

第４図は、この考案の実施例２を示す斜視図で
ある。実施例２では、取光装置として反射鏡１３
を、取付ボルト１５，１５′で、フード２に固設
したものであり、反射光角度調整ボルト１４，１
４′で反射光角度を簡単に調整出来るようにした
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の実施例１の正面図、第２
図は、一部切断側面図、第３図は斜視図であり、
第４図は、この考案の実施例２を示す斜視図であ
る。 １……交通信号機、２……フード、３……取光
装置、５……灯器凾、６……信号用電球、９……
取光レンズ、１０……反射レンズ、１１……光り
取入口、１３……反射鏡、１４……反射光角度調
整ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 交通信号機１の、灯器凾５内部に挿着した信号
   用電球６の光量の一部を、取光レンズ９、反射レ
   ンズ１０、又は、反射鏡１３を設けた取光装置３
   をフード２に固設して、地名や信号機の種別を表
   示する表示板７の照明に利用することを、特徴と
   する反射光による照明付信号灯器。