JPH0141319Y2 - - Google Patents

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JPH0141319Y2
JPH0141319Y2 JP20178684U JP20178684U JPH0141319Y2 JP H0141319 Y2 JPH0141319 Y2 JP H0141319Y2 JP 20178684 U JP20178684 U JP 20178684U JP 20178684 U JP20178684 U JP 20178684U JP H0141319 Y2 JPH0141319 Y2 JP H0141319Y2
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JP
Japan
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side support
seat
seat frame
ring members
spring
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JP20178684U
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシートのサイドサポート構造に関し、
更に詳細に説明すると、シートフレームの側部
に、該シートフレームより立上がつた状態で取付
けられるサイドサポート部を有するシートのサイ
ドサポート構造の改良に関する。
(従来の技術) 車両等のシートにおいては、着座者のホールド
性を向上させるために、サイドパネルまたは枠線
等からなるサイド支持部材をシートフレームの側
部に取付けてシートのサイドサポート部を構成し
ている。このようなサイド支持部材のサイドパネ
ルまたはサイド枠線等はシートフレームに固定的
に取付けられ、または移動調整可能な構造の場合
にはその移動調整した位置に固定され、着座者の
乗降が困難となるばかりでなく、サイドサポート
部の表皮材またはパツド材を損傷させる虞れを有
していた。このため、本出願人は先に、「車両等
のサポートシート」実願昭56−195667号(実開昭
58−100666号)を提案している。この車両等のサ
ポートシートは第6図及び第7図に示す加く、シ
ートフレーム21に沿つて回動自在に枢支された
一対の回動軸22と、この回動軸22間に亘つて
連結されたスプリング材23と、前記回動軸22
の前記スプリング材23が連結された反対側に突
出するように前記回動軸22に夫々固着された一
対のサイド支持部材24とを備えているもので、
第7図に示す如く、前記スプリング材23が着座
者により下方に押圧された場合に前記回動軸22
が押圧力に応じて回動し、前記一対のサイド支持
部材24の先端が相互に近接する方向に回動する
ようになされている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上述せる構成においては、一対のサ
イド支持部材24とスプリング材23とが連結状
態にあるために体重の重い着座者により大きな押
圧力が加えられた場合に、サイド支持部材24が
矢印b方向に回動し過ぎ、サイド支持部材24が
着座者を圧迫し過ぎる虞れを有していた。
本考案は上述せる問題点に鑑みてなされたもの
で、着座者のホールド性を向上させる事が出来る
と共にシートに着座する際または降りる際にサイ
ドサポート部の受ける局部的押圧力を軽減する事
が出来、サイドサポート部の表皮材またはパツド
材を損傷させる虞れがなく、またサイドサポート
部の回動に余裕を持たせ、着座者がサイドサポー
ト部により圧迫される虞れのないシートのサイド
サポート構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るシートのサイドサポート構造は、
シートフレームの両側部に、該シートフレームよ
り起上がつた状態で取付けられるサイド支持部材
を有するシートのサイドサポート構造において、
前記シートフレームの両側部に夫々回動自在に枢
支された第1及び第2のリング部材を備え、前記
第1及び第2のリング部材の一方に係合突起が、
他方に周方向にガイド部を有する係合溝部が夫々
形成され、相互に係合溝部のガイド部の長さに応
じて回動可能に係合すると共に、係合突起がガイ
ド部の一方向にばね材により付勢されており、前
記第1及び第2のリング部材の何れか一方にサイ
ド支持部材が固着され、他方にスプリング材の両
端が夫々取付けられている事を特徴とする。
(作用) 本考案に係るシートのサイドサポート構造に依
れば、サイド支持部材がサイドフレームに対して
回動可能な状態にあると共に、通常の着座状態に
おいてはサイドサポート部の下部に連結されたス
プリング材が着座者の体重を受けて引張られ、サ
イド支持部材が第1及び第2のリング部材の係合
を介して起上がる方向に回動し、スプリング材の
付勢とは別に係合突起が係合溝部のガイド部に沿
つてばね材の付勢に逆つて移動し得るので、サイ
ド支持部材を外側方向に回動させ得ると共に、着
座者の乗降時においては、スプリング材がサイド
支持部材を第1及び第2のリング部材の係合を介
してシート内側方向に付勢するだけで着座者の体
重が加えられていないので、サイド支持部材を容
易に外側方向に回動させる事が出来、またサイド
支持部材をばね材の付勢に逆つて更に外側方向に
回動させる事が出来るものである。
(実施例) 以下本考案に係るシートのサイドサポート構造
の実施例を図面を参照して詳述する。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例の概略を
夫々示すもので、第1図はシートのフレーム構成
の斜視図、第2図はシートクツシヨンの正面図、
第3図及び第4図はサイドサポート部の側面説明
図である。
シートクツシヨン2のシートフレーム3、及び
シートバツクのシートバツクフレーム5の両側部
にはサイドサポート部のサイドパネル6,7が左
右一対づつ取付けられている。尚シートバツクフ
レーム5に取付けられるサイドサポート部の構成
はシートクツシヨン2のシートフレーム3に取付
けられるサイドサポート部の構成と略々同一であ
るので以下シートクツシヨン2について説明す
る。
シートフレーム3の両側部は円筒状に形成され
ており、このシートフレーム3の両側部に第1及
び第のリング部材11,12が夫々一対づつ回動
自在に枢支されている。シートフレーム3の一側
部の一対の第1のリング部材11にサイド支持部
材としてのサイドパネル6が固着されている。サ
イドパネル6にはパツド材8及び表皮材9が取付
けられる。このサイドサポート部のパツド材8及
び表皮材9はシートクツシヨンのパツド材8及び
表皮材9と一体に形成されているが、サイドサポ
ート部を別個のパツド材及び表皮材で形成しても
よい。
サイドパネル6は適宜の曲率で弯曲し形成さ
れ、この弯曲の内側が前述した一対の第1のリン
グ部材11に固着されている。また第2のリング
部材12のうち、シートフレーム3の相互に対向
する側の第2のリング部材12間にスプリング材
17が配設されている。スプリング材17の両端
は第2のリング部材12に形成された係止部12
aに係止されている。
前記第1及び第2のリング部材11,12は相
互に係合し、且つ一定の範囲で相対的に回動し得
るようになされている。即ち、第1のリング部材
11の一側部には係合突起13が形成され、第1
のリング部材11の係合突起13と隣接する側の
第2のリング部材12の一側部には係合溝部14
が形成され、係合突起13と係合溝部14が係合
している。また係合溝部14は第2のリング部材
12の周方向に沿うガイド部14aに形成され、
このガイド部14aの長さに応じて第1及び第2
のリング部材11,12が相対的に回動可能とな
されている。このガイド部14aにはばね材15
が挿入され、係合突起13を矢印d方向、即ちサ
イドパネル6を起上がる方向に付勢している。尚
本実施例ではスプリング材17としてシートクツ
シヨン2の座部に取付けられるS字状ばねを用い
たが、ゴムばね、コイルばね、角ばね等を用いて
もよい。またスプリング材17の数はサイドサポ
ート部の大きさ及び荷重との関係で適宜設定すれ
ばよく、更に第2のリング部材12の係止部12
aに係止されるスプリング材17の他端は対向す
る側のシートフレーム3側に係止してもよく、要
はシートに着座した状態でスプリング材17が引
張力を受け、これによりサイドパネル6の上部が
シートフレーム3の内側方向に回動し得る構成で
あればよいものである。またサイドパネル6は図
示の如き弯曲に限定されず、また板状のサイドパ
ネル6に代えて枠線によりサイド支持部材を形成
してもよい。
斯る構成に依れば、第2図及び第5図Aに実線
で示す如く、シートクツシヨン2に着座していな
い状態では矢印a方向にサイドパネル6が回動
し、シートへの乗降時にサイドパネル6がシート
面と平行な方向に近づくので乗降を著しく容易に
行え、また第5図Bに示す如く、着座した状態で
はスプリング材17が下方に撓み、サイドパネル
6が第1及び第2のリング部材11,12と一緒
にシートフレーム3を中心に矢印b方向に回動
し、サイドパネル6が起上がつたサイドサポート
状態となる。こ状態より、第5図Cに示す如く、
サイドパネル6が矢印c方向に押圧されると、ス
プリング材17の付勢力とは別個にサイドパネル
6が矢印c方向に回動する。即ち第1のリング部
材11の係合突起13がばね材15の付勢に逆つ
てガイド部14aに沿つて移動する事によりサイ
ドパネル6が矢印c方向に回動する。従つてサイ
ドパネル6をばね材15の付勢に逆つて回動させ
る事が出来、この事は第5図Aにおいても同様で
あり、第5図Aに示す状態において矢印c方向の
押圧力が加えられた場合に、第5図Aに示す状態
より、更にサイドパネル6を外側方向に回動させ
る事が出来る。
(考案の効果) 以上が本考案に係るシートのサイドサポート構
造の一実施例の構成であるが、斯る構成に依れ
ば、サイド支持部材としてのサイドパネルが着座
者のホールド性を向上させると共に、サイドパネ
ルをスプリング材の付勢力と別個に回動させ得る
ので自由度が向上し、着座者が圧迫される事がな
く、乗降時にはサイドパネルがシート面と平行な
方向に回動するのでサイドサポート部の受ける局
部的面圧、局部的押圧力を軽減する事が出来、サ
イドサポート部の表皮材またはパツド材を損傷さ
せる虞れがない経済性に優れたシートのサイドサ
ポート構造を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係るシートのサイ
ドサポート構造の一実施例の概略を夫々示すもの
で、第1図はシートフレーム構成の斜視図、第2
図はシートクツシヨンの正面説明図、第3図及び
第4図はサイドサポート部の側面説明図、第5図
A〜Cはサイドサポート部の作用説明図、第6図
及び第7図は従来のサイドサポート部の斜視図及
び作用説明図である。 図中、2……シートクツシヨン、3……シート
フレーム、5……シートバツクフレーム、6,7
……サイドパネル、11……第1のリング部材、
12……第2のリング部材、12a……係止部、
13……係合突起、14……係合溝部、14a…
…ガイド部、15……ばね材、17……スプリン
グ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートフレームの両側部に、該シートフレーム
    より起上がつた状態で取付けられるサイド支持部
    材を有するシートのサイドサポート構造におい
    て、前記シートフレームの両側部に夫々回動自在
    に枢支された第1及び第2のリング部材を備え、
    前記第1及び第2のリング部材の一方に係合突起
    が、他方に周方向にガイド部を有する係合溝部が
    夫々形成され、相互に係合溝部のガイド部の長さ
    に応じて回動可能に係合すると共に、係合突起が
    ガイド部の一方向にばね材により付勢されてお
    り、前記第1及び第2のリング部材の何れか一方
    にサイド支持部材が固着され、他方にスプリング
    材の両端が夫々取付けられている事を特徴とする
    シートのサイドサポート構造。
JP20178684U 1984-12-24 1984-12-24 Expired JPH0141319Y2 (ja)

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JP20178684U JPH0141319Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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JPS61111359U JPS61111359U (ja) 1986-07-14
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