JPH0140036B2 - - Google Patents

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JPH0140036B2
JPH0140036B2 JP58061065A JP6106583A JPH0140036B2 JP H0140036 B2 JPH0140036 B2 JP H0140036B2 JP 58061065 A JP58061065 A JP 58061065A JP 6106583 A JP6106583 A JP 6106583A JP H0140036 B2 JPH0140036 B2 JP H0140036B2
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Shutadoraa Peetaa
Rotsukuhofu Osubaruto
Opitsutsu Hansuugeoruku
Sharaa Kurausu
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Bayer AG
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    • C07H13/02Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids
    • C07H13/04Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by carboxylic acids having the esterifying carboxyl radicals attached to acyclic carbon atoms
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/02Immunomodulators
    • A61P37/04Immunostimulants
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式()の化合物: 式中、 Zは、アノマー炭素原子によつて結合した単糖
又はマルトース基を示し、 R1は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
によつて置換されていてもよい直鎖又は分枝鎖の
9〜21個のC原子を含むアルキル基又は1又は2
不飽和の7〜20個のC原子を含むアルケニル基を
示し、 R2は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
によつて置換されていてもよい21個以下のC原子
を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和の又は1又は多不
飽和のアルキル又はアルケニル基、又はベンジル
基を示す、 その製造方法及び該化合物を有効成分として含
有する抗感染力強化剤に関する。 R1の飽和基の例はn―ノニル、n―デシル、
n―ウンデシル、n―ドデシル、n―トリデシ
ル、n―テトラデシル、n―ペンタデシル、n―
ヘキサデシル、n―ヘプタデシル、n―オクタデ
シル、n―ノナデシル、ドコシル、エチルペンチ
ル、メチルデシル、i―プロピルデシル及びメチ
ルトリドコシルである。 不飽和基の例は、1―デセニル、5―デセニ
ル、9―デセニル、8―ヘプタデセニル、1,3
―ブタジエニル、1,3―ペンタジエニル、1,
4―ペンタジエニル、2,4―ペンタジエニル、
8,11―ヘプタデカンジエニル及び8,11,14―
ヘプタデカントリエニルである。一般に長鎖の不
飽和、特に炭素数7〜21の1又は2個不飽和のア
ルケニルは好適である。 不飽和の炭化水素基はこれとの関連において、
純粋なシス又はトランス異性体として或いは異性
体の混合物として存在することができる。 式のR2の例は、 メチル、エチル、ヘキシル、デシル、ウンデシ
ル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペン
タデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタ
デシル、ノナデシル、ドコシル、ミリシル、エチ
ルヘキシル、イソブチル、プロペニル、オクテニ
ル、ヘキサジエニル、ドコセニル、ジメチルヘキ
セニル及び2―(シクロヘキシル)―エチルは特
に言及しうる。不飽和炭化水素は純粋なシス又は
トランス異性体として或いはこの異性体の混合物
として存在することができる。酸素原子を含有す
る基で置換された炭化水素基R2の例はヒドロキ
シプロピル及びヒドロキシジメチルオクチルであ
り、また酸素原子が介在する炭化水素基の例はア
ルコキシアルキル又は(アルコキシアルコキシ)
アルキル基例えばメトキシブチル又はブトキシプ
ロピル又はエトキシエチルである。 ここに低級アルキル又はアルコキシとは、炭数
1〜5、好ましくは1〜3の基を含むものとして
理解される。 式におけるZは、本発明の化合物において常
にアノマー炭素原子を通してアミド窒素に結合す
るグリコシル基である。本発明の化合物のグリ
コシル基は、単糖類及びマルトースを含むものと
理解され、その1個又はそれ以上のヒドロキシル
基はアミノ基、アシルアミド基、アジド基、水
素、ニトロ、チオール基或いは低級アルコキシル
又はハロゲンで置換されていてよく、グリコシル
基は対応するウロース、ウロース誘導体、ウロン
酸又はウロン酸誘導体の形で存在していてもよ
い。 式におけるグリコシル基Zは好ましくは本発
明の場合ピラノシル形又はフラノシル形で存在す
る。関連する単糖類基は好ましくはテトロース、
ペントース、ヘキソース及びヘプトースからな
る。 本発明による単糖類基の例は、グルコピラノシ
ル、ガラクトピラノシル、マンノピラノシル、グ
ルコフラノシル、リボフラノシル、アラビノピラ
ノシル、リキソピラノシル、又はD―グリセロ―
D―グルコヘプトピラノシル基である。 1個又はそれ以上のOH基がアミノ基、アシル
アミド基、アジド基、水素、ニトロ、チオール
基、低級アルコキシ又はハロゲンで置換されてい
てもよい言及しうる単、二及びオリゴ糖類基の例
は、2―アセチアミド―2―デオキシグルコピラ
ノシル、2―アミノ―2―デオキシグルコピラノ
シル、4―アジド―4―デオキシグルコピラノシ
ル、4―ステアロイルアミド―4―デオキシ―D
―グルコピラノシル、4―ドデコイルアミド―4
―デオキシ―D―グルコピラノシル、6―ヘキサ
デカノイルアミド―6―デオキシ―D―ガラクト
ピラノシル、2,6―ジアミノ―2,6―ジデオ
キシグルコピラノシル、6,6′―ジアミノ―6,
6′―ジデオキシマルトシル、6―アミノ―6,
6′―ジデオキシルアクトシル、6―デオキシマン
ノピラノシル、2―デオキシリボフラノシル、フ
コシル、5―フルオル―5―デオキシリボフラノ
シル、6―O―メチルグルコピラノシル、6―デ
オキシ―6―チオグルコピラノシル及び3―デオ
キシ―3―ニトロガラクトピラノシルである。 グリコシル基がウロン酸又はウロン酸誘導体の
形で存在する場合、それらは遊離のカルボキシル
基を有する又はアルキルでエステル化されたカル
ボキシル基を有するグリクロン酸であり、或いは
置換されていない又は置換された窒素原子を有す
るグリクロンアミド誘導体である。適当な糖の例
はガラクツロン酸、グルクロン酸メチル、グルク
ロンアミド又はN―ドデシルグルクロンアミドで
ある。 式の化合物はいくつかのキラルC原子を含有
し、光学的に純粋なジアステレオマーとして又は
ジアステレオマーの混合物として存在する。即ち
本発明による式の化合物は、アミド窒素原子に
N―グリコシド的に、即ちアノマー炭素原子を通
して結合して単純な又は改変された単糖類或いは
マルトース基を有するカルボキサミド或いはN―
アルキル化又はN―アラルキル化カルボキサミド
である。 非常に特に好適な化合物は、例示的具体例で示
されるもの、特に実施例12,13,14,15,16,
18,20,24,26,34,35,36,38,40,41,43,
44,46,47,49,50,51,54,55,56,57及び58
のものである。 本発明は式の化合物の製造法にも関する。本
方法では、式のZに包含される糖を、最初に遊
離の、即ち、保護されていない形で或いは保護さ
れた及び随時活性化された誘導体の形で、遊離形
の又は適当な酸付加塩形のアミノ化合物R2
NH2(但しR2は上述と同義)と反応させ、このよ
うにして得られるグリコシルアミンを続いて、ア
シル化反応に通常のように活性化された、適当な
らば官能基の保護されているカルボン酸誘導体と
反応させる。この保護基は得られる反応生成物に
存在する場合、適当ならば開裂され、この結果本
発明による式の化合物を得る。これは必要なら
ばクロマトグラフイー法、再結晶、抽出などによ
つて精製することができる。 本発明の方法の好適な具体例において、第1工
程では、保護されていない糖Z―OH(但しOHは
アノマーヒドロキシル基を表わし、Zは式に記
述した意味を有する)を、公知の方法に従い、適
当な溶媒中或いは溶媒なしに、随時触媒を存在さ
せて1〜10当量の関連するアミンR2―NH2と0
〜80℃の温度で反応させる。処理後、対応するグ
リコシルアミンZ―NH―R2が非晶質の又は結晶
の固体として或いは粘稠なシロツプとして高収率
で得られる。 第2工程では、Z―NH―R2を、式 R1―CO―X 〔式中、R1は上述と同義であり、そしてXは
ハロゲン或いはアシル化反応に通常の離脱基、好
ましくは活性化エステル基、又はR1が上述と同
義である場合の基O―CO(O)o―R1(n=0又は
1)を示す〕 のカルボン酸誘導体1〜10当量と反応させる。こ
の反応は随時塩基の存在下に有機又は水性―有機
溶媒中0〜30℃の温度で行なわれ、反応の完了後
に反応生成物を常法で処理する。 1個又はそれ以上の遊離のアミノ基が炭水化物
基Zに存在する場合には、アミンR2―NH2との
反応前に、これらの基を公知の方法によりアミノ
保護基で保護する。 適当なアミノ保護基は、糖及びペプチド化学に
おいて通常使用され且つ反応条件下に安定であ
り、しかも対応するN―グリコシドの製造及び続
くそのカルボン酸誘導体R1―CO―Xでのアシル
化後に再び選択的に開裂できて所望の式の最終
生成物を与える基である。(例えば、TOUBEN
―WEYL,Methoden der organischen
Chemie,volume XV,Georg Thieme
Verlag,Stuttgart,1974、参照。)好適な例は基 〔式中、Bはトリクロルメチル又はトリフルオ
ルメチルを示す〕 又は基 〔式中、Eは例えばトリクロルエチル又はtert
―ブチルを表わす〕 のアシル基或いは基 ―S―G 〔式中、Gはフエニル、置換フエニル或いはジ
―又はトリフエニルメチルを表わし、但し置換フ
エニルはニトロ、低級アルキル基からの置換基1
〜3個で或いはハロゲン原子、好ましくは塩素原
子1〜5個で置換されている〕 スルフエニル基である。言及しうる例は2,
4,5―トリクロルフエニルスルフエニル及び0
―ニトロフエニルスルフエニル基である。 これらの保護基のアミノ化合物への導入及びそ
の後の開裂による所望のアミノ基の遊離は公知で
あり、例えば上述の参考文献に記述されている。 1個又はそれ以上のアミノ基がグリコシル基Z
中に存在する式の生成物の製造に対する他の具
体例において、糖誘導体Z―OHはアミノ基を最
初にアジド基の形で、即ち保護された形で存在さ
せた出発生成物として使用される。式の化合物
の製造の第1工程において、これらのアジド基は
公知の方法により還元的にアミノ基に転化され
る。この場合、還元剤は分子中に存在してもよい
他の還元に敏感な基を攻撃しないものを使用する
ように注意することが必要である。 適当なアジド糖及びその製造法は公知である
(参照、例えばMethods in Carbohyd―rate
Chemistry、第巻、242〜246頁、Academic
press,1962年、NewYork及びLondon)。ハイド
ライド供与体例えばナトリウムボラネート又はリ
チウムアラネート、触媒的に励起された水素又は
メタノール/アンモニア/ピリジン中トリフエニ
ルホスフイン、或いはプロトン溶媒中硫化水素又
はメルカプタンが反応に使用できる。 溶媒としては、すべて通常の有機溶媒、好まし
くは低級アルカノール、更に水又は水性アルカノ
ールが使用できる。 反応は随時有機酸例えば酢酸又は無機酸例えば
硫酸を添加して或いは有機塩基例えばピリジン又
は無機塩基例えばアンモニアを添加して行なわれ
る。反応は随時昇圧下及び/又は不活性な気体下
に、0〜120℃、好ましくは10〜40℃の温度で行
なわれる。 本発明による式の最終生成物の炭水化物部分
Zにおける1個又はそれ以上のOH基が1個又は
それ以上のアシルアミド基で置換されている場
合、糖Z―OHは相当するアシルアミド糖の形で
始めから使用される。次いでこのアシルアミド糖
を、最初にアノマー中心において上述のアミンと
反応させて対応するアシルアミドグリコシルアミ
ンを製造し、第2の工程において糖残基のC―1
アミノ基でアシル化して式のN―(アシルアミ
ドグリコシル)―アミドとする。 Zが1個又はそれ以上のアシルアミド基で置換
された糖基を表わす式の化合物の他の製造法
は、アノマー炭素原子以外の炭素原子にアミノ基
を有するアミノデオキシ糖を、式R2―NH2のア
ミンと反応させて(アミノデオキシグリコシル)
アミンを製造し、次いでこれを第2の反応工程に
おいて2回又は適当ならば数回アシル化して式 のN―(アシルアミドグリコシル)アミドを得る
ことからなる。 更に、Zが1個又はそれ以上のアシルアミノ基
で置換された糖基を表わす式の化合物は、Zが
最初に上述の種類
【式】
【式】又は― S―Gの1個又はそれ以上の一時的なアミノ保護
基で保護されたアミノ糖を表わす式の誘導体に
おける一時的なアミノ保護基を常法で開裂させて
対応するN―(アミノデオキシグリコシル)アミ
ドを製造し、次いで後者を活性化されたカルボン
酸誘導体と反応させて対応する式 のN―(アシルアミドグリコシル)アミドを得る
ことによつても製造することができる。 式のN―(アシルアミドグリコシル)アミド
の他の製造法は、式のN―(アジドグリコシ
ル)アミドを常法に従つて反応させて式のN―
(アミノグリコシル)アミドを製造し、次いで後
者を活性化されたカルボン酸でアシル化して式
のN―(アシルアミドグリシル)―アミドとする
ことからなる。 従つて本発明による式の化合物の製造の第1
工程は、糖Z―OHをアノマー炭素原子において
R2―NH2のアミンと水を開裂させながら反応さ
せて関連するグリコシルアミンを製造することで
ある。 室温において液体であるアミンR2―NH2は直
接に、即ち溶媒なしに糖と反応させることができ
る。この反応は0〜100℃、好ましくは25〜70℃
の温度で行なわれる。適当な触媒は鉱酸例えば塩
酸、硫酸又は硝酸、或いは短鎖カルボン酸例えば
酢酸又はプロピオン酸であり、0.001〜0.05当量
の量で使用される。 室温において固体であるアミンR2―NH2は、
溶媒の存在下にグリコシルアミンの製造を行なう
ために、いずれの場合においても可能であり、ま
た好適でもある。このとき反応は好ましくは反応
条件下に不活性であり且つ好ましくは少くとも反
応物又は反応生成物のいずれかが溶解するような
性質を有する希釈剤の存在下に行なわれる。適当
な溶媒は、アルコール例えばメタノール、エタノ
ール、1―プロパノール及び2―プロパノール、
エーテル例えばテトラヒドロフラン及びジオキサ
ン、更にジメチルホルムアミドであり、アルコー
ルを用いる場合を除いて水の添加は好適である。
更に好ましくは短鎖のアミンR2―NH2に対して
は、水だけも溶媒として適当である。アルカノー
ルを水と混合して用いることも有利である。 溶媒をグリコシルアミンの製造に使用する場
合、反応温度は−10〜120℃、好ましくは30〜70
℃である。 関連する希釈剤は、所望により反応前に又は反
応中に添加することができる。長鎖アミンR2
NH2の場合には反応前の添加が好適である。 上述の如く製造したグリコシルアミンは、冷却
直後に又はその後に晶出し、また適当な、好まし
くは極性の低い補助溶媒例えばアセトン、ジエチ
ルエーテル、シクロヘキサン、酢酸エチル又は石
油エーテルを添加し且つ必要ならば冷却して沈澱
又は結晶化させることができる。存在する過剰の
アミンR2―NH2は常法によつて生成物を洗浄し
又は再結晶することによつて除去しうる。 本発明による式の化合物の製造における第2
工程は、上述の如く得たグリコシルアミンを、式
R1―CO―X(但しR1及びXは上述と同義)のカ
ルボン酸誘導体で選択的にN―アシル化すること
である。公知のように好適でありうるカルボン酸
誘導体R1―CO―Xは無水物、活性エステル及び
酸ハライド、好ましくはクロライドである。 これらのアシル化剤は、好ましくは反応物が完
全に或いは部分的にでも溶解する希釈剤の存在下
にグリコシルアミンと反応せしめられる。 有機又は無機溶媒、好ましくは反応条件下にで
きる限り副反応を抑剤又は防止するものは適当で
ある。反応は有機溶媒、例えばエーテル例えばテ
トラヒドロフラン及びジオキサン、或いはアルコ
ール例えばエタノール及びプロパノール、或いは
ケトン例えばアセトン又はメチルエチルケトン、
或いはジメチルホルムアミド、酢酸エチル又はピ
リジン中で、更にこれらの溶媒相互の及び/又は
水との混合物中で行なわれる。一般に無水の溶媒
の使用は好適である。 アシル化剤R1―CO―Xはグリコシルアミンに
対して1〜10当量、好適には1〜3当量で使用さ
れる。 アシル化反応は、好ましくは酸ハライド及び無
水物を用いる場合、塩基性助剤の存在下に行なう
ことができる。この場合、有機合成に通常のすべ
ての塩基性化合物、例えば3級脂肪族又は芳香族
アミン或いはアルカリ金属及びアルカリ土類金属
水酸化物又は炭酸塩例えば水酸化ナトリウム溶
液、炭酸ナトリウム又は炭酸カルシウムが使用で
きる。 アシル化は−30〜+80℃、好ましくは−10〜+
20℃の温度で行なわれる。 この方法で得られるアミドは、公知の方法によ
り結晶又は非晶形の固体として或いは粘稠なシロ
ツプとして分離され、必要ならば再結晶、クロマ
トグラフイー法、抽出などによつて精製される。 グリコシル残基に保護されたアミノ基を有する
化合物の場合、保護基は公知の方法で開裂しう
る。 次の反応式は本発明による式の化合物の製造
に対する好適な具体例の1つを例示するためのも
のである: 第1工程ではグルコース(a)をオクタデシルアミ
ン(b)と反応させてN―オクタデシル―β―D―グ
ルコピラノシルアミン(c)を製造し、次いで第2工
程においてこれをオレイルクロライドでアシル化
し、N―オクタデシル―N―オレイル―β―D―
グルコピラノシルアミン()を製造する。 本発明は式の化合物の塩にも関する。これら
は主に製薬学的に通常に有用な無毒性の塩、例え
ばアルカリ塩又はアンモニウム塩である。 本発明による化合物は有用な製薬学的性質、特
に著るしい耐性増大効果を有する。本発明による
化合物は免疫系の抗体合成を増加させ、宿主に生
来の非特異的防御を強化することが発見された。
これは以下の実験によつて示すことができる。 ひつじの赤血球(SE)に対する体液性免疫の
強化。 抗体合成の全過程を試験管内で起こさせること
は実験的に可能である。この目的のために、マウ
スの脾臓の培養物をひつじの赤血球(SE)で免
疫化させた。5日後に、抗SE抗体を生成する細
胞を定量した。本発明の化合物は、第1表に示す
ように、驚くことに1〜30μg/mlの範囲の投与
量の効果として抗体を生成する細胞の数を増加さ
せることができる。
【表】 生体内での体液性免疫の活性化:マウスにおけ
るひつじの赤血球に対する抗体の生産の増加。 NMRIマウスを、SE107の腹腔内(i.p.)注射
によつて免疫化させた。5日後に脾臓を切除し、
抗SE抗体を分泌する白血球の数を定量した。第
2の実験では、動物の血清中の血液凝集抗体の力
価を決定した。使用した投与量において、SEは
受体動物に対して充分でない。即ちそれらは抗体
を合成する少数の白血球を刺激しただけである。
動物を本発明の化合物で更に処置すれば、1.0〜
100mg/Kgの1回の腹腔内又は皮下(s.c.)投与に
おいて、対照値より5〜10倍抗体を生成する細胞
の数を増加させることができ、しかも動物の血清
中の抗体の力価を著るしく増加させる。 本発明の化合物の免疫刺激効果は、他のバクテ
リヤ性の免疫刺激剤(例えばグラム陰性微生物か
らのLPS)と対照的であり、抗原に依存する。即
ち本発明の化合物の注射はSEで免疫化させたマ
ウスの抗SEの力価を増加させるが、免疫化して
ないマウスでは増加させない。 生体内での体液性免疫の強化:卵アルブミンに
対する抗体の生産の増加。 NMRIマウスを0日に卵アルブミン50μgの腹
腔内注射によつて免疫化した。7、14及び21日後
に、血清試料を採取し、受動的血液凝集法によつ
て抗卵アルブミン抗体の含量を定量した。用いた
投与量において、卵アルブミンはマウスに対して
免疫原性以下であつた。即ちそれはあつたとして
も非常に少量の抗体の生産しか誘導できなかつ
た。抗原の投与前又は後に特別な免疫活性化物質
でマウスを処置すると、血清中の抗体の力価を増
加させることができた。この処置の効果は、達成
された得点、即ち血液採取の3日間における
Log2力価の全相違によつて表現される。 この試験において、式の化合物は、卵アルブ
ミンでの免疫化の日において1〜100mg/Kgの腹
腔内又は皮下投与の場合、卵アルブミンに対する
抗体の生産をかなり増大させることができる。 大食細胞の活性化。 大食細胞は非特異的防御過程において中心的に
重要である。これらは、分泌物の増加によつて主
に検出できる代謝の増加(大食細胞の活性化)と
共に特徴的に抗原に反応する。本発明の化合物は
好ましくは抗原例えば鳶口蒼カンジダと共に、大
食細胞の活性化の増大をもたらすということを示
すことができた。細胞毒性効果を有するスーパー
オキシドの遊離が測定された。本発明の種類の化
合物は少くとも2倍だけスーパーオキサイドの生
産を増加させうることが認められた。 許容性。 本発明の化合物は例えば10mg/Kgにすぎない1
回のi.p.又は経口的投与の後にマウスに対して活
性化効果を示すけれど、100mg/Kgの投与におい
てでさえ毒性効果は観察されなかつた。即ち本発
明の物質は良好な許容性を有する。 本発明による化合物は、一方で抗原と混合した
時にその免疫原性を増加させ、他方で全身的投与
の場合に処置した生体の免疫反応性を増加させる
能力を有する。更に、本発明の物質は抗体生成に
かかわる白血球を活性化することができる。 従つて本発明の化合物は、ワクチンと混合され
るアジユバンドとして使用してワクチン接種の成
功率を改良し、バクテリヤ、ビールス又は寄生病
原菌による感染に対する免疫による保護を増大さ
せることができる。 更に、本発明の化合物は、多くの種類の抗原と
混合した場合、治療及び診断に対する抗血清の実
験的及び工業的生産における助剤として適当であ
る。 その上、本発明の化合物は、抗原の同時投与を
しなくても、人間及び動物において潜在的にすで
に起こつている防御反応を促進するために使用す
ることができる。従つて本化合物は、身体の先天
性防御機構の刺激に、例えば慢性及び急性の感染
に対して、或いは選択的(抗原特異的)免疫不全
に対して、並びに先天性の又は老年において起る
ような後天性の一般的(即ち非抗原特異的)な免
疫不全に対して、或いは特に放射線治療又は免疫
抑圧活性を有する物質を用いる治療後における激
しい一次的変調状態に対して適当である。それ
故、本発明の化合物は、好ましくは免疫不全を相
殺するために、抗感染性抗生物質、化学療法又は
他の薬剤処置と組合せて投与することもできる。
最後に、本発明の物質は人間及び動物における感
染病に対する一般的な予防に対しても適当であ
る。 本発明の化合物は、全身的なマウスのカンジダ
症の動物モデルにおいて生存割合を増加させる。 実験の記述 SFF―CF1種のマウスに、生理食塩水に懸濁さ
せた鳶口蒼カンジダの対数的増殖期の細胞2〜6
×105個を静脈から感染させた。病気の第1の微
候は、感染から3日後に始まつて未処置の対照動
物において観察された。最初の動物は5日目まで
に急性の腎臓不全のために死亡し、概して感染か
ら14日目までに未処置の動物の80%以上が死亡し
た。この試験において、式の化合物は発病を遅
らせ、治療的にも作用した。本物質をそれぞれ感
染24時間前に1回、1〜50mg/体重Kgの濃度で、
好ましくは腹腔内に或いは経口的に投与した場合
に発病を遅らせるかなりの作用が達成された。
【表】 処置動物の場合、未処置の対照動物と比べて生
存期間が統計的にかなり延びることが観察され
た。処置した動物の約50%は14日の観察期間を生
き抜き、これに比べ未処置の対照動物は約10%が
生存するにすぎなかつた。 動物に感染の日から始めて3日間、それぞれ調
製剤を1〜30mg/体重Kgの量で1日1回、経口的
に又は腹腔内に投与した場合治療効果が達成され
た。 処置した動物群において、未処置の対照動物20
%に比べ、動物の約60%までが感染から14日目ま
で生存した。 マウスのカンジダ症の動物モデルにおける式
の化合物の予防的及び治療的効果は、本物質がイ
ースト菌ばかりでなく、一般に微生物の病原菌に
よる動物及び人間の感染の良好な制御に通じる広
い防御刺激効果を推定せしめるものである。即ち
特に本物質が抗菌活性を有するという兆候は存在
しないから、本物質を抗感染活性を有するものと
して規定することは正当のようである。 本発明による化合物は、存在する伝染病を防ぐ
ための予防薬として単独で或いは感染した人間及
び動物における抗生物質及び化学治療薬(例えば
ペニシリン、セフアロスポリン、アミノグリコシ
ドなど)の治療効果を増加させるために抗生物質
治療と組合せて使用することができる。 24〜48時間以内に実験動物の死に至る病原微生
物によるマウスの感染は本発明による式の化合
物1〜80mg/Kgで、好ましくは腹腔内的に処置で
き、予防できることが発見された。これは多くの
グラム陽性(例えばスタフイロコクシ属)及びグ
ラム陰性(例えば大腸菌、クレブシエラ属、プロ
テウス属及びプソイドモナス属)病原菌に適用さ
れる。即ち例えば本発明による実施例17の化合物
20mg/Kgで処置(例えば感染18時間前)した後
に、クレブシエラ63病原菌で感染したマウスは80
〜90%までがこの感染に生き抜き、一方未処置の
対照動物は0〜30%が生存するにすぎなかつた。 実施例14,20,34,38,44,50,51,54及び59
による化合物も同様の結果を与えた。 更なる実験において、抗生物質の治療効果は本
発明による化合物で増加せしめうるということを
示すことができる(第3表)。即ちプソイドモナ
スW種をマウスに感染させた。この感染は24時間
以内に対照動物の殆んどを死亡させた。更なる群
を、感染から30時間後にシソマイシン4mg/Kgで
処置した。本発明の実施例17の化合物20mg/Kgで
処置した実験群の場合シソマイシンの治療効果が
かなり改良できたことが示される。
【表】 実施例14,20,34,38,44,50,51,54及び59
の化合物も同様の結果を示した。 本発明の製薬学的調製剤は、好ましくは活性化
合物を希釈剤例えばラクトース、デキストロー
ス、スクロース、マンニトール、ソルビトール、
セルロース及び/又は滑剤例えば珪藻土、滑石、
ステアリン酸又はその塩例えばステアリン酸マグ
ネシウム又はカルシウム、及び/又はポリエチレ
ングリコールと一縮に含有する錠剤又はゼラチン
カプセル剤である。同様に、錠剤は結合剤例えば
アルミニウム珪酸マグネシウム、殿粉例えばトウ
モロコシ、コムギ、米又はアロールートの殿粉、
トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム及び/又はポリビニル
ピロリドン、及び所望により崩壊剤例えば殿粉、
寒天、アルギン酸又はその塩、例えばアルギン酸
ナトリウム及び/又は起泡混合物、或いは吸収
剤、染料、風味剤及び甘味剤を含む。注射しうる
調製剤は好ましくは等張水溶液又は懸濁液であ
る。坐薬、軟こう又はクリーム剤は主に脂肪性の
乳化剤又は懸濁剤である。製薬学的調製剤は殺菌
でき、及び/又は助剤例えば保存剤、安定剤、湿
潤剤及び/又は乳化剤、可溶化剤、滲透圧を調節
するための塩及び/又は緩衝剤を含有することが
できる。所望により他の製薬学的に有用な物質を
含有することのできる本発明の製薬学的調製剤
は、公知の方法に従い、例えば通常の混合、粒状
化又はコーテイング工程によつて製造され、言及
される活性物質を約0.1〜約75%、特に1〜50%
含有しうる。 本発明の経口投与される調製剤は胃液に耐える
コーテイングを有しても製造できる。 本発明による、耐性増加剤及び免疫顕在化剤で
ある化合物は、慢性の及び急性の感染(例えばバ
クテリヤ、ビールス及び寄生感染)及び悪性腫瘍
の処置に使用することができる。それらは、ワク
チンに対する助剤として、食細胞の刺激に、及び
防御及び免疫系の失調に使用できる。 次の実施例は上述の本発明を例示するが、いず
れの具合においても本発明の範囲を制限すること
を意図しない。 本発明は、一般にいずれか他の塩を生成する基
例えば遊離のカルボキシル基を有する化合物の
塩、主に製薬学的に使用しうる無毒性塩、例えば
金属又はアンモニウム塩にも関する。 実施例 簿層クロマトグラフイー(TLC)はシリカゲ
ルTLCがすでにコーテイングされたプレート
(E.Merck,Darmstadt)で行ない、分取はシリ
カゲル60(Merck,Darmstadt)を用いて行なつ
た。 溶媒系。系G:CH2Cl2/CH3OH/15%水酸化
アンモニウム(容量比1/1/1)の下層。系
E:CH2Cl2/CH3OH/20%水酸化アンモニウム
(容量比8/4/1)。 なお、実施例1〜5は、本発明の範囲外のもの
であり、実施例19は、欠番である。 実施例 1 N−D―グルコピラノシル―オレアミド 2,3,4,6―テトラ―O―アセチル―3,
D―グルコピラノシルアミン3gをテトラヒドロ
フラン25mlに溶解し、炭酸ナトリウム3.45gを添
加した後テトラヒドロフラン(THF)5mlに溶
解したオレイルクロライド2.24gを激しく撹拌し
ながら及び0℃に冷却しながら滴々に添加した。
反応の完結後(簿層クロマトグラフイー=系トル
エン:アセトン=4:1を用いるTLCで監視)、
沈殿を別し、液を真空下に蒸発させ、乾燥し
た。O―脱アセチル化のために、得られた粗生成
物をメタノール/トリエチルアミン/水=4:
3:1(容量部)の溶液200mlに溶解し、15時間室
温に放置した。次いで混合物を真空下に蒸発さ
せ、残渣をシリカゲルでのクロマトグラフイーに
よつて処理した。このようにして得た表題の生成
物は0.46のR値を有した。 実施例 2 N―ベンジル―β―D―グルコピラノシルアミ
ン D―グルコース50gを熱エタノール1000mlに溶
解し、ベンジルアミン89gの添加後48時間室温で
放置した。次いでこの混合物を氷冷し、生成物を
石油エーテルで沈殿させた。これを吸引別し、
エーテルで洗浄し、真空下に乾燥させた。1H
NMR(CD3OD中):δ=7.33ブロードな単一線、
フエニル―H。 実施例 3 N―ベンジル―Nグルコピラノシル―アセトア
ミド 実施例2からの化合物1gを、0℃の無水ピリ
ジン10ml中において、無水酢酸6mlで室温下にア
セチル化した。この混合物を常法で処理し、N―
アセチル―テトラ―O―アセチル誘導体1gを得
た。1 H NMR(CDCl3):δ=1.9〜2.1,m5×C 3
CO― O―脱アセチル化のために、ペンタアセテート
500mlを無水メタノール中において10%ナトリウ
ムメチレートで脱アセチル化し、常法により処理
した。生成物を非晶質の固体として得た。1 H NMR(CD3CD):δ=7.1〜7.4、フエニル―
H。 実施例 4 N―ドデシル―β―D―グルコピラノシルアミ
ン グルコール18gをエタノール50ml中において70
℃で撹拌し、次いでドデシルアミン18.5gを添加
し、次いで透明な溶液となるまで混合物を更に加
熱し、室温まで冷却させ、20時間後に沈殿した結
晶を吸引別した。これをエタノール及びエーテ
ルで洗浄し、真空下に乾燥した。 収量=24g 元素分析(C18H37NO5=347)。 計算値 C=62.2%、H=10.6%、N=4.0% 実験値 C=62.2%、H=10.6%、N=4.2% 実施例 5 N―ドデシル―N―β―D―グルコピラノシル
―アセトアミド 実施例3と同様にして製造した。 元素分析 計算値 C=61.7%、H=10.0%、N=3.6% 実験値 C=60.8%、H=9.9%、N=2.8% 実施例 6 N―グルコピラノシル―N―プロピル―オレア
ミド N―プロピル―D―グルコピラノシルアミン
11gを炭酸ナトリウム21gと共にテトラヒドロフ
ラン(THF)90ml中で撹拌し、次いでTHF20ml
中オレイルクロライド1当量を冷却しながらゆつ
くりと滴々に添加した。N―アシル化の完結(溶
媒系CH2Cl2/CH3OH=13:1を用いるTLCで
監視)後、沈殿を吸引別し、THFで洗浄し、
液を真空下に蒸発させ、得られたシロツプを最
終精製のためにシリカゲルでのクロマトグラフイ
ーに供した。カラムはCH2Cl2/CH3OH=15:1
で展開した。 純粋な表題の化合物を含有する画分を一緒にし
た。次いで溶媒を真空下に除去した。 収量:3.3g R値:0.34(CH2Cl2/CH3OH=15:1)。 〔α〕20 D=+7.5゜(c=1.0,CH2Cl2中)。 実施例 7 N―グルコピラノシル―N―ヘキシル―オレア
ミド N―ヘキシル―D―グルコピラノシルアミンを
出発物質として、実施例6に記述したように製造
を行なつた。CH2Cl2/CH3OH=13:1でカラム
クロマトグラフイー。 収量:純生成物9.2g。 Rf値=0.38,CH2Cl2/CH3OH=13:1。 〔α〕20 D=+5.8゜(c=0.94,CH2Cl2中)。 実施例 8 N―グルコピラノシル―N―(n―3,3,3
―トリフルオルプロピル)―オレアミド グルコース3.6g及び0.5N塩酸0.8ml及びn―3,
3,3―トリフルオルプロピルアミン4.6gを撹拌
しながら75℃に25分間加熱した。冷却後、N―グ
ルコシドが晶出した。これをエーテルで洗浄し、
真空下に乾燥した。 収量:4.1g オレオイルクロライドでのN―アシル化は実施
例6と同様に行なつた。CH2Cl2/CH3OH=15.1
でのカラムクロマトグラフイー。 収量:2.7g。 〔α〕20 D=7.6゜(c=1.0,CH2Cl2中)。 実施例 9 N―(2―エチルヘキシル)―N―グルコピラ
ノシル―オレアミド グルコースの2―エチルヘキシルアミンとの反
応は実施例8と同様に行なつた。オレオイルクロ
ライドでのN―アシル化は実施例6と同様に行な
つた。H2Cl2/CH3OH=15/1でのカラムクロ
マトグラフイー。 表題の化合物のRf値:0.44,CH2Cl2/CH3OH=
15/1。 実施例 10 N―(3―ブトキシプロピル)―N―グルコピ
ラノシル―オレアミド 実施例8又は実施例6に記述したようにN―グ
リコシドを製造し、N―アシル化した。 Rf値:0.29、溶媒系CH2Cl2/CH3OH=10/1 実施例 11 N―ドデシル―N―グルコピラノシル―ステア
ルアミド 実施例4からのN―ドデシル―β―D―グルコ
ピラノシルアミン100gをTHF765mlに溶解し、ト
リエチルアミン32gの存在下にステアロイルクロ
ライド80gを冷却しながら滴々に添加した。 処理のために、混合物を過し、溶媒を真空下
に除去した。 N―ドデシル―N―グルコピラノシル―オレア
ミドを同様に製造した。 実施例 12 N―ドデシル―N―グルコピラノシル―オレア
ミド D―グルコース18g及びエタノール50mlを、溶
液が透明になるまでデシルアミン15.7gと一緒に
70℃で撹拌した。次いでこれを室温まで冷却し、
4時間後に結晶を吸引別し、エタノール及びエ
ーテルで洗浄した。収量:20g。 これを炭酸ナトリウム22.6gと共にTHF166ml
中で撹拌した。次いでTHF20ml中オレオイルク
ロライド19gを25℃でゆつくりと滴々に添加し
た。更に1時間後、混合物を吸引別し、液を
真空下にシツプになるまで蒸発させ、粗生成物を
流出剤CH2Cl2/CH3OH=13/1を用いるシリカ
ゲルでのカラムクロマトグラフイーによつて精製
した。 表題の化合物のRf値0.53,CH2Cl2/CH3OH=
13/2 実施例 13 N―グルコピラノシル―N―テトラデシル―オ
レアミド 実施例12と同様に製造。流出剤CH2Cl2
CH3OH=13/1を用いるカラムクロマトグラフ
イー。 〔α〕20 D=+9.6゜(c=1.0,DMF中) 元素分析; 計算値 C=70.3%、H=11.3%、N=2.16% 実験値 C=69.4%、H=11.6%、N=2.1% 実施例 14 N―グルコピラノシル―N―ヘキサデシル―オ
レアミド 実施例12と同様に製造及び精製。 Rf値:0.25、移動相CH2Cl2/CH3OH=13/1 実施例 15 2―プロパノール1000ml及び水500ml中D―グ
ルコース90g及びオクタデシルアミン135gを、透
明な溶液が得られるまで撹拌しながら50℃まで加
熱した。これを室温で夜通し放置した。次いで生
成物を吸引別し、アルコール及びエーテルで洗
浄し、乾燥し、最後にエタノール/THFから再
結晶した。 このN―オクタデシル―β―D―グルコピラノ
シルアミン10gをTHF80ml中に懸濁させ、炭酸ナ
トリウム10gの添加後THF10ml中オレオイルクロ
ライド7gを滴々に添加した。定量的な反応
(CH2Cl2/CH3OH=13/1を用いるTLCで監
視)後、混合物を実施例12に記述したように処理
した。カラムでの精製は流出剤CH2Cl2/CH3OH
=13/1を用いて行なつた。 Rf値=0.35、溶媒系CH2Cl2/CH3OH=9/1 実施例 16 N―グルコピラノシル―N―オクタデシル―ス
テアルアミド 実施例16と同様にしてN―オクタデシルグルコ
ピラノシルアミン及びステアロイルクロライドか
ら製造。 元素分析: 計算値 C=72.5%、H=11.7%、N=2.0% 実験値 C=71.7%、H=12.2%、N=2.0% 実施例 17 N―グルコシル―N―オクタデシル―ドデカン
アミド 実施例16と同様にしてN―オクタデシル―β―
D―グルコピラノシルアミン及びドデカノイルク
ロライドから製造。 〔α〕20 D=+8゜(c=1.0、ジオキサン中)。 実施例 18 N―グルコシル―N―オクタデシル―テトラデ
カンアミド 実施例16と同様にしてN―オクタデシル―β―
D―グルコピラノシルアミン及びテトラデカノイ
ルクロライドからの製造。 〔α〕20 D〕+9.5゜(c=1.0,DMF中) 元素分析: 計算値 C=71.8%、H=11.7%、N=2.1% 実験値 C=71.3%、H=11.9%、N=1.9% 実施例 20 N―(2―アセトアミド―2―デオキシ―D―
グルコピラノシル)―N―オクタデシル―オレ
アミド N―アセチル―D―グルコサミン15g及びドデ
シルアミン18.8gをエタノール50ml中において撹
拌しながら3時間、80℃に加熱した。不溶物を熱
時過し、液を冷却し、沈殿した生成物を吸引
別し、エタノール及びエーテルで洗浄し、この
ようにして得た2―アセトアミド―2―デオキシ
―N―オクタデシルグルコピラノシルアミン2.2g
をTHF17ml中炭酸ナトリウム2gと共に撹拌した。
次いでTHF5ml中オレオイルクロライド1.45gを
滴々に添加した。 実施例6に記述したように処理。 流出剤CH2Cl2/CH3OH=20/1を用いるカラ
ムクロマトグラフイー。 〔α〕20=+9.2゜(c=0.56,CH3OH中) 元素分析: 計算値 C=72.8%、H=11.7%、N=3.8% 実験値 C=72.9%、H=12.5%、N=3.3% 実施例 21 N―オクタデシル―L―ラムノピラノシルアミ
ン 2―プロパノール100ml及び水50ml中L―ラム
ノース9g及びステアリルアミン13.5gを、透明な
溶液が得られるまで50℃で撹拌した。室温で50時
間後、結晶を吸引別し、エタノール及びエーテ
ルで洗浄し、真空下に乾燥した。 実施例 22 N―オクタデシル―N―ラムノピラノシル―オ
レアミド 実施例6に記述したように、実施例21からの化
合物7gをオレオイルクロライドでアシル化した。
CH2Cl2/CH3OH=13/1を用いるカラムで分離
した。 元素分析: 計算値 C=74.4%、H=11.9%、N=2.04% 実験値 C=74.3%、H=12.0%、N=2.1% 実施例 23 N―オクタデシル―L―フコピラノシルアミン エタノール20ml中L―フコース3.26g及びステ
アリルアミン5.38gを、透明な溶液が得られるま
で撹拌しながら70℃まで加熱した。これを冷却さ
せ、結晶化の完了後固体物質を吸引別し、エタ
ノール及びエーテルで洗浄した。 真空下で乾燥後の収量:4.4g 実施例 24 N―フコピラノシル―N―オクタデシル―オレ
アミド 実施例6に記述したように、実施例23からの化
合物2.9gをオレイルクロライドでアシル化した。
流出剤CH2Cl2/CH3OH=15/1を用いるカラム
クロマトグラフイーで処理した。 純生成物の収量:1.9g Rf値=0.4、溶媒系はカラムクロマトグラフイー
に対するものと同一。 実施例 25 N―β―D―アラビノピラノシル―N―オクタ
デシル―オレアミド 実施例6に記述したように、N―オクタデシル
―β―D―アラビノピラノシルアミン7gをオレ
オイルクロライドでアシル化した。流出剤
CH2Cl2/CH3OH=20/1を用いるカラムクロマ
トグラフイーで処理した。 純生成物の収量:2.3g Rf値=0.57、移動相CH2Cl2/CH3OH=15/1 〔α〕20 D=+20゜(c=1.0,CH2Cl2中) 実施例 26 N―β―D―マルトシル―N―オクタデシル―
オレアミド 実施例6に記述したように、N―オクタデシル
―β―D―マルトシルアミン3.04gをオレオイル
クロライドでアシル化した。CH2Cl2/CH3OH=
10/1を用いるカラムクロマトグラフイーで処理
した。 Rf値:0.24、移動相CH2Cl2/CH3OH=8/1 〔α〕20 D=+22゜(c=0.5,CH3OH中) 実施例 27 N―(4―アジド―4―デオキシ―D―グルコ
ピラノシル)―N―オクタデシル―ドデカンア
ミド 4―アジド―4―デオキシ―D―グルコース
3.09gをイソプロパノール30ml及び水15mlに溶解
し、オクタデシルアミン4.05gの添加後に50℃ま
で加熱した。 得られた溶液を夜通し室温で放置した。次いで
生成した固体物質を別し、少量のエタノール及
びエーテルで洗浄し、乾燥した。 この生成物2.3gをTHF10mlに溶解し、次いで
THF15mlに溶解した炭酸ナトリウム3g及びドデ
カノイルクロライド1.2gを添加した。定量的な反
応後、実施例12に記述したように処理を行なつ
た。 Rf値:0.27,CH2Cl2/CH3OH=4:1(υ/υ) 実施例 28 N―(4―アセトアミド―4―デオキシ)―D
―グルコピラノシル―N―オクタデシル―オレ
アミド ジオキサン/メタノール=2/1の30ml及び無
水酢酸3ml中実施例27からの化合物3gを、パラ
ジウム―活性炭(5%)の存在下に常圧で水素化
した。反応の完了(溶媒系CH2Cl2/CH3OH=
3/1)後、触媒を別し、液を真空下に蒸発
させた。 Rf値:0.18(CH2Cl2/MeOH,10/1(υ/υ)) 実施例 29 N―(6―デオキシ―6―フルオロ―D―グル
コピラノシル)―N―オクタデシル―オレアミ
ド 実施例15に記述したように6―デオキシ―6―
フルオル―D―グルコース18.2g及びオクタデシ
ルアミン13.5g及びオレイルクロライド7gを反応
させ、処理した。 Rf値:0.30,CH2Cl2/CH3OH=9/1中 実施例 30 N―(メチル―D―グルコピラノシル)ウロナ
ト―N―オクタデシル―オレアミド D―グルクロノラクトン15gを無水メタノール
150mlに溶解し、1Nナトリウムメタノレート溶液
3mlと共に室温で30分間放置した。次いでこのこ
の溶液を酸イオン交換体で中和し、蒸発させた。
得られたメチルグルクロネートを実施例15に記述
したように反応させ及び処理して表題の化合物を
得た。 Rf値:0.32(CH2Cl2/CH3OH=9/1(υ/υ)) 実施例 31 N―(グルクロノピラノシル)―N―オクタデ
シル―オレアミド 実施例30に記述した化合物2gをジオキサン10
mlに溶解し、1N水酸化ナトリウム溶液5mlの添
加後2時間、還流するまで加熱した。冷却後、混
合物を希塩酸で中和し、真空下に蒸発させ、残渣
をメタノール/ジオキサニン=1/1の20mlと共
に撹拌した。次いで混合物を過し、液をシロ
ツプになるまで蒸発させた。 Rf値:0.13(CH2Cl2/CH3OH=7/1(υ/υ)) 実施例 32 N―(4―アミノ―4―デオキシ―D―グルコ
ピラノシル)―N―オクタデシル―ラウルアミ
ド ジオキサン/メタノール(2/1)30ml中実施
例27からの化合物3gを、パラジウム―活性炭
(5%)1.0gの存在下に水素化した。反応の完了
後、触媒を別し、液を真空下に蒸発させた。 Rf値:0.39,CH2Cl2/MeOH=5:1 実施例 33 N―(4―ラウルアミド―4―デオキシ―D―
グルコピラノシル)―N―オクタデシル―ラウ
ルアミド 実施例32に記述した化合物4.00gをTHF30mlに
溶解し、炭酸ナトリウム2.0gを添加し、THF10
ml中ドデカノイルクロライド1.42gと反応させた。
30分後、混合物をジクロルメタンで希釈し、過
し、液を真空下に蒸発させた。得られたシロツ
プをカラムクロマトグラフイー(移動相ジクロル
メタン/メタノール=15/1)で精製した。 Rf値:0.36,CH2Cl2/MeOH=10:1 実施例 34 N―グルコピラノシル―N―オクタデシル―パ
ルミトアミド 実施例16と同様に、N―オクタデシル―グルコ
ピラノシルアミン及びパルミトイルクロライドか
ら製造。 Rf値:0.36,CH2Cl2/MeOH=9:1。 実施例 35 N―オクタデシル―N―グルコピラノシル―ラ
ウルアミド 実施例16と同様に、N―オクタデシル―グルコ
ピラノシルアミン及びラウロイルクロライドから
製造。 Rf値:0.35,CH2Cl2/CH3OH=9:1。 実施例 36 N―オクタデシル―N―ランモピラノシル―ス
テアルアミド 実施例22と同様に、N―オクタデシル―ランモ
ピラノシルアミン及びステアロイルクロライドか
ら製造。 Rf値=0.39,CH2Cl2/CH3OH=9:1 実施例 37 N―オクタデシル―(2―アミノ―2―デオキ
シ―D―グルコピラノシル)―アミン塩酸塩 D―グルコサミン塩酸塩6.45gをイソプロパノ
ール30ml及び水10mlに60℃で溶解し、ステアリル
アミン12.1gを添加した。得られる透明な溶液を
更に10分撹拌し、次いで室温まで冷却した。晶出
した生成物を吸引別し、最初にエタノール/水
(5:2,υ/υ)で、次いでエタノールで及び
最後にエーテルで洗浄した。残渣を高真空下に乾
燥した。 実施例 38 N―オクタデシル―N―(2―ドデシルアミノ
―2―デオキシ―D―グルコピラノシル)―ド
デカンアミド 実施例37に記述した化合物4.6gをテトラヒドロ
フラン120mlに懸濁させ、炭酸ナトリウム22.6gを
添加した。この撹拌懸濁液にテトラヒドロフラン
20ml中ドデカノイルクロライド4.2gを滴々に添加
した。このバツチを真空下に蒸発させ、ピリジン
50ml及び無水酢酸25mlでアセチル化し、氷水上に
注ぎ、ジクロルメタンで捕捉させ、有機相を希塩
酸、飽和炭酸水素ナトリウム溶液及び次いで水で
連続的に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、真空
下にシツプになるまで蒸発させた。得られたシロ
ツプをカラムクロマトグラフイー(移動相トルエ
ン/酢酸エチル=10:1、υ/υ)で精製した。
得られた固体物質(融点86゜)を無水メタノール
に溶解し、ナトリウムメトキシド20mgを添加し、
還流下に20分間加熱した。反応の完結後、混合物
を酸イオン交換体で中和し、真空下に蒸発させ
た。 融点:78℃、Rf値=0.64,CH2Cl2/MeOH=
10/1(υ/υ) 実施例 39 N―プロピル―(2―アミノ―2―デオキシ―
D―グルコピラノシル)―アミン塩酸塩 グルコサミン塩酸塩21.5gをn―プロピルアミ
ン17.7gに懸濁させ、透明な溶液が得られるまで
70℃に加熱した。生成物は室温まで冷却した時に
沈殿した。 実施例 40 N―プロピル―N―(2―オレアミド―2―デ
オキシ―D―グルコピラノシル)―オレアミド 実施例39に記述した化合物5.1gをテトラヒドロ
フラン100ml中に懸濁させ、炭酸ナトリウム12.7g
を添加した。次いでテトラヒドロフラン20ml中オ
レイルクロライド12gを滴々に添加した。反応の
完結後、反応物をジクロルメタン50mlで希釈し、
ナトリウム塩を別し、水洗し、硫酸ナトリウム
で乾燥し、真空下に蒸発させた。得られたシロツ
プをカラムクロマトグラフイー(移動相ジクロル
メタン/メタノール=15/1,υ/υ)で精製し
た。 Rf値=0.37,CH2Cl2/MeOH=10:1 αD=17.9゜(c=1.02、ジクロルメタン中) 実施例 41 N―グルコピラノシル―N―テトラデシル―ス
テアルアミド 実施例12と同様に、N―テトラデシル―グルコ
ピラノシルアミン及びステアロイルクロライドか
ら製造。 Rf値=0.25、トルエン/アセトン=1:1中 実施例 42 N―ドデシル―N―(2―アミノ―2―デオキ
シグルコピラノシル)―アミン塩酸塩 ドデシルアミン46gを60゜で溶融し、グルコサミ
ン塩酸塩31gを撹拌しながら添加した。室温まで
冷却した後、生成物は沈殿した。固体物質をエー
テルと共に3回完全に撹拌し、吸引別し、続い
て高真空下に乾燥した。 実施例 43 N―ドデシル―N―(2―ステアリルアミド―
2―デオキシ―D―グルコピラノシル)―ステ
アルアミド 実施例42に記述した化合物5gをテトラヒドロ
フラン100mlに懸濁させ、テトラヒドロフラン20
ml中炭酸ナトリウム8.5g及びステアロイルクロラ
イド8gを添加した。反応の完了後、混合物を実
施例40に記述したように処理した。得られた粗シ
ロツプを酢酸エチルから結晶化させた。 融点:67゜:Rf値=0.42,CH2Cl2/MeOH=10/
1 実施例 44 N―ドデシル―N―(2―ラウルアミド―2―
デオキシ―D―グルコピラノシル)―ラウルア
ミド 実施例43に記述したように、実施例に記述した
化合物5gをラウロイルクロライドと反応させた。 融点67゜;Rf値0.42,CH2Cl2/MeOH=10/1中 実施例 45 N―オクタデシル―N―(ガラクトピラノシ
ル)アミン D―ガラクトース60gをイソプロパノール330
ml及び水170mlに懸濁させ、50℃に加熱した。ス
テアリルアミン90gの添加後、すべてのアミンが
溶液になるまで混合物を撹拌した。冷却時に、グ
リコシルアミンは晶出した。固体物質を吸引別
し、エタノール及びエーテルで連続的に洗浄し、
真空下に乾燥した。 実施例 46 N―オクタデシル―N―(D―ガラクトピラノ
シル)―ラウルアミド 実施例11と同様に、実施例45に記述した化合物
8.4g及びドデカノイルクロライド4.4gから製造。 Rf値=0.22、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) αD=11.4(c=0.93、ジクロルメタン中) 実施例 47 N―テトラデシル―N―(D―ガラクトピラノ
シル)―オレアミド 実施例45に記述したように、D―ガラクトース
30g及びテトラデシルアミン53gからN―テトラ
デシル―N―(D―ガラクトピラノシル)アミン
を製造した。このガラクトシルアミンを、実施例
11に記述した化合物に従つてオレイルクロライド
と反応させた。 Rf値=0.26、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) αD11゜(c=1.0、ジクロルメタン中) 実施例 48 N―オクタデシル―N―マンノピラノシルアミ
ン D―マンノース20g及びステアリルアミン45g
を実施例45に記述したように反応させてグリコシ
ルアミンを製造した。 実施例 49 N―オクタデシル―N―(D―マンノピラノシ
ル)―ラウルアミド 実施例11と同様に、実施例48に記述した化合物
8.6gをドデカノイルクロライド4.4gと反応させ
た。 Rf値:0.25、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) αD=11.3゜(c=1.13、ジクロルメタン) 実施例 50 N―オクタデシル―N―(D―マンノピラノシ
ル)―テトラデカンアミド 実施例11と同様に、実施例48に記述した化合物
及びテトラデカノイルクロライドから製造。 Rf値:0.26、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) αD=9.9゜(c=1.0、ジクロルメタン中) 実施例 51 N―テトラデシル―N―(D―マンノピラノシ
ル)―オレアミド D―マンノース20g及びテトラデシルアミン
35gを実施例45に記述したように反応させてN―
テトラデシルマンノピラノシルアミンを製造し
た。第2の反応工程において、グルコシルアミン
(7.5g)を実施例11に記述したようにオレオイル
クロライド6.0gと反応させてグリコシルアミドを
製造した。 Rf値:0.29、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) αD=10.8゜(c=1、テトラヒドロフラン中) 実施例 52 2―ドデシルアミン―2―デオキシ―D―グル
コピラノース ドデカノイルクロライド55gをテトラヒドロフ
ラン170mlに溶解し、これを水性炭酸ナトリウム
溶液(20%)330ml中D―グルコサミン塩酸塩
54gの溶液に激しく撹拌しながら滴々に添加し
た。酸クロライドの添加の終了後、混合物を更に
1時間撹拌し、次いで水500mlを添加し、固体物
質を吸引別し、水洗した。この残渣をイソプロ
パノール/水10/1(υ/υ)から再結晶させ、
高真空下に乾燥した。 実施例 53 N―ドデシル―N―(2―ドデシルアミド―2
―デオキシ―D―グルコピラノシル)アミン ドデシルアミン45g及びエタノール75mlを実施
例52に記述した化合物15gに添加し、撹拌しなが
ら70℃まで加熱した。透明な溶液が生成した後、
これを室温まで冷却し、夜通し結晶化させた。沈
殿した固体物質を吸引別し、エタノールで1回
及びエーテルで3回洗浄し、真空下に乾燥した。 実施例 54 N―ドデシル―N―(2―ドデシルアミド―2
―ドオキシ―D―グルコピラノシル)―ステア
ルアミド 実施例53に記述した化合物4gをテトラヒドロ
フラン100mlに溶解し、炭酸ナトリウム4.8gを添
加した。この懸濁液に、テトラヒドロフラン20ml
に溶解したステアロイルクロライド3.45gを滴々
に添加した。この混合物を更に30分間撹拌し、ジ
クロルメタン50mlで希釈し、次いで固体物質を吸
引別した。残渣をジクロルメタンで洗浄した。
有機溶媒相を一緒にし、真空下に蒸発させた。得
られたシロツプをクロマトグラフイー(移動相:
ジクロルメタン/メタノール20/1(υ/υ))に
よつて精製した。 α=15.8゜(c=1.05、ジクロルメタン中) 実施例 55 N―ドデシル―N―(2―アセトアミド―2―
デオキシ―D―グルコピラノシル)―テトラデ
カンアミド N―アセチルグルコサミン26gをエタノール
100ml及び水60mlに溶解し、60゜まで加熱した。ド
デシルアミン37gを添加し、透明な溶液が得られ
るまで撹拌した。これを室温まで冷却した後グリ
コシルアミンが晶出した。結晶の物体を吸引別
し、エタノールで及び次いでエーテルで洗浄し、
真空下に乾燥した。この固体物質3gをテトラヒ
ドロフラン50mlに懸濁させ、炭酸ナトリウム3.3g
を添加し、テトラヒドロフラン10ml中テトラデカ
ノイルクロライド1.9gを添加した。反応の完了
後、混合物をジクロルメタン30mlで希釈し、過
し、液を真空下に蒸発させた。得られたシロツ
プをクロマトグラフイー(移動相、ジクロルメタ
ン/メタノール20/1(υ/υ))で精製した。 Rf値:0.21、ジクロルメタン/メタノール10/1
(υ/υ) 実施例 56 N―ドデシル―N―(2―アセトアミド―2―
デオキシ―D―グルコピラノシル)―ステアル
アミド 実施例55に記述したように製造したN―(2―
アセトアミド―2―デオキシ)ドデシルアミン
3gを実施例55に記述したようにステアロイルク
ロライドと反応させた。 Rf値:0.23、ジクロルメタン/メタノール10/1
(υ/υ) 実施例 57 N―オクタデシル―N―(2―アセトアミド―
2―デオキシ―D―グルコピラノシル)―テト
ラデカンアミド 実施例20と同様に、N―アセチルグルコサミ
ン、ステアリルアミン及びテトラデカノイルクロ
ライドから製造。 Rf値:0.25、トルエン/イソプロパノール4/1
(υ/υ) α=16.9゜(c=1、テトラヒドロフラン中) 実施例 58 N―ドデシル―N―(D―マンノピラノシル)
―ステアルアミド 実施例11と同様に、D―マンノース、ドデシル
アミン及びステアロイルクロライドから製造。 Rf値:0.28、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) α=11.4゜(c=1、テトラヒドロフラン) 実施例 59 N―ドデシル―N―(D―ガラクトピラノシ
ル)―ステアルアミド 実施例11と同様に、D―ガラクトース、ドデシ
クアミン及びステアロイルクロライドから製造。 Rf値:0.28、トルエン/n―プロパノール4/1
(υ/υ) α=4.7゜(c=1、ジクロルメタン)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式()の化合物: 式中、 Zは、アノマー炭素原子によつて結合した単糖
    又はマルトース基を示し、 R1は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい直鎖又は分枝鎖の
    9〜21個のC原子を含むアルキル基又は1又は2
    不飽和の7〜20個のC原子を含むアルケニル基を
    示し、 R2は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい21個以下のC原子
    を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和の又は1又は多不
    飽和のアルキル又はアルケニル基、又はベンジル
    基を示す。 2 Zが、アシルアミド基によつて置換された単
    糖基又はマルトース基である特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 3 N―オクタデシル―N―D―グルコピラノシ
    ル―ラウリル酸アミドである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 4 N―オクタデシル―N―D―グルコピラノシ
    ル―オレイン酸アミドである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 5 一般式()の化合物: 式中、 Zは、アノマー炭素原子によつて結合した単糖
    又はマルトース基を示し、 R1は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい直鎖又は分枝鎖の
    9〜21個のC原子を含むアルキル基又は1又は2
    不飽和の7〜20個のC原子を含むアルケニル基を
    示し、 R2は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい21個以下のC原子
    を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和の又は1又は多不
    飽和のアルキル又はアルケニル基、又はベンジル
    基を示す、 の製造方法において、単糖又はマルトースを式
    R2―NH2と反応させて式Z―NH―R2の化合物
    (ここに、Z及びR2は前記の意味を有する)を生
    成させ、この生成物を式R1―CO―Xのアシル化
    剤(ここに、R1は前記の意味を有し、Xはアシ
    ル化剤において通常の離脱性基を示す)で常法に
    よりアシル化することを特徴とする方法。 6 一般式()の化合物: 式中、 Zは、アノマー炭素原子によつて結合した単糖
    又はマルトース基を示し、 R1は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい直鎖又は分枝鎖の
    9〜21個のC原子を含むアルキル基又は1又は2
    不飽和の7〜20個のC原子を含むアルケニル基を
    示し、 R2は、OH、低級アルコキシ又はハロゲン原子
    によつて置換されていてもよい21個以下のC原子
    を含む直鎖又は分岐鎖の、飽和の又は1又は多不
    飽和のアルキル又はアルケニル基、又はベンジル
    基を示す を有効成分として含有する抗感染力強化剤。
JP58061065A 1982-04-14 1983-04-08 N―グリコシルカルボキサミド誘導体、その製造方法及び該誘導体を含有する抗感染力強化剤 Granted JPS58188891A (ja)

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