JPH0138797B2 - - Google Patents

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JPH0138797B2
JPH0138797B2 JP55034797A JP3479780A JPH0138797B2 JP H0138797 B2 JPH0138797 B2 JP H0138797B2 JP 55034797 A JP55034797 A JP 55034797A JP 3479780 A JP3479780 A JP 3479780A JP H0138797 B2 JPH0138797 B2 JP H0138797B2
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JP
Japan
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solution
bis
keto
dihydroxypropyl
product
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Application number
JP55034797A
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English (en)
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JPS55129298A (en
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Rin Yuurin
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Mallinckrodt Inc
Original Assignee
Mallinckrodt Inc
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Publication date
Application filed by Mallinckrodt Inc filed Critical Mallinckrodt Inc
Publication of JPS55129298A publication Critical patent/JPS55129298A/ja
Publication of JPH0138797B2 publication Critical patent/JPH0138797B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/12Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains three hetero rings
    • C07D493/14Ortho-condensed systems

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な化合物、この種の化合物に対す
る中間体、この種の化合物を含有する放射性組成
物およびこの種の放射性組成物の使用に関するも
のである。 脈管内および中枢神経系を可視化するための非
イオン性造影剤は複雑な分子である。公知のよう
に、分子中の沃素はX−線に対し不透明化をもた
らす。分子の他の部分は沃素原子を移動させるた
めの下部構造を与える。しかしながら、分子の構
造配置は、各種の器管における安定性、溶解性お
よび生物学的安全性を与える上で重要である。安
定な炭素−沃素結合は、大抵の化合物においてこ
れを芳香族核に結合させることにより達成され
る。高度の溶解性ならびに安定性は、適当な可溶
化基と解毒基とを付加することにより分子に付与
される。 脈管内および中枢神経系の非イオン性造影剤に
関し望ましい特徴の幾つかは、しばしば不適合性
であり、したがつてこの種の薬剤は妥協的なもの
である。最良の妥協性を探し出す際、支配的因子
は薬理学的不活性、すなわち生体内安全性と高い
水溶性とである。たとえば、理想的な脈管内また
は中枢神経系非イオン剤は、次の規準を得るため
の努力において妥協を示す。 1 X−線に対する最大不透明化 2 薬理学的不活性 3 高水溶性 4 安定性 5 選択的排泄 6 低粘度 7 最小浸透効果 本発明の目的は、非イオン性X−線造影剤を提
供することである。本発明の他の目的は、上記規
準のほぼ全てを満足する非イオン性X−線造影剤
を提供することである。 本発明は、N,N′−ビス(2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−2,4,6−トリヨード−5−
(2−ケト−L−グロンアミド)イソフタルアミ
ドに関するものである。N,N′−ビス(2,3
−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ード−5−(2−ケト−L−グロンアミド)イソ
フタルアミドは、下記するような多くの異なる種
類の異性化を受けやすい。本発明は、2−ケト−
グロンアミド部分をL型で有する全ての異性体を
包含する。本明細書において、N,N′−ビス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−
トリヨード−5−(2−ケト−L−グロンアミド)
イソフタルアミドとは、N,N′−ビス(2,3
−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ード−5−(2−ケト−L−グロンアミド)イソ
フタルアミドおよび2−ケト−グロンアミド部分
をL−型で有するその全ての異性体を意味する。 また、本発明は、N,N′−ビス(2,3−ジ
アセトキシプロピル)−5−(2,3:4,6−ジ
−O−イソプロピリデン−2−ケト−L−グロン
アミド)−2,4,6−トリヨードイソフタルア
ミド、N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−5−(2,3:4,6−ジ−O−イソプ
ロピリデン−2−ケト−L−グロンアミド)−2,
4,6−トリヨードイソフタルアミドおよび2−
ケト−グロンアミド部分をL型で有するその異性
体にも関するものである。さらに、本発明は5−
アミノ−N,N′−ビス−(2,3−ジアセトキシ
プロピル)−2,4,6−トリヨードベンズアミ
ドおよびその全ての異性体にも関するものであ
る。これらは全て、N,N′−ビス(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード
−5−(2−ケト−L−グロンアミド)イソフタ
ルアミドを製造する際に有用な中間体である。 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−
L−グロンアミド)イソフタルアミドは、糖アミ
ドの光学特性に基いて光学異性を示す。 通常、糖アミドのL型が本発明に使用される
が、D型も同等に使用することができる。 炭素−13核磁気共鳴スペクトル分析法(C−
13NMR)は、N,N′−ビス(2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−2,4,6−トリヨード−5−
(2−ケト−L−グロンアミド)イソフタルアミ
ドが環状糖型におけるヘミケタール結合の幾何異
性をも示すことを示した。C−13NMRスペクト
ルは、水溶液において2−ケト−L−グロニル部
分がα−ピラノース型とα−フラノース型とで存
在することを示し、さらに開鎖型、β−ピラノー
ス型およびβ−フラノース型が室温において検出
しうる濃度では存在しないこと(これらの型は下
記第表に示す)を示した。また、C−13NMR
スペクトルは、α−ピラノース環が2種の環型の
主要の環型であり(約90〜96%)、α−フラノー
ス環が少量の環型である(10〜4%)であること
をも示した。各炭素原子に対する化学シフト指示
は、L−ソルボースについてエス・ジエー・アン
ギアル(S.J.Angyal)およびジー・エス・ベテ
ル(G.S.Bethell)によりなされた指示(オース
トラリア・ジヤーナル・ケミストリー、第29巻、
第1249頁(1976))ならびに2−ケトグロン酸
(キシロ−L−ヘクスロソン酸)および2−ケト
−L−グロン酸のメチルエステルについてテイ
ー・シー・クローフオード(T.C.Crawford)お
よびジー・シー・アンドリユース(G.C.
Andrews)によりなされた指示(フアイザー・
ラボラトリース、私的通信)によく一致する。 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−
L−グロンアミド)イソフタルアミドは各2,3
−ジヒドロキシプロピル側鎖中に偏光中心を有す
るので、下記第表に示す3種の型が存在する。
したがつて、各糖残基の型(αおよびβ−ピラノ
ース、αおよびβ−フラノースならびに開鎖)に
つき3種の化合物が存在する。したがつて、理論
上、N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト
−L−グロンアミド)イソフタルアミドに対し溶
液中に15種の異性体が存在する。 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−
L−グロンアミド)イソフタルアミドはX−線造
影剤として使用することができる。この造影剤
は、たとえば心臓造影法、冠動脈造影法、大動脈
造影法、脳血管および末梢血管造影法、関節撮影
法、静脈内腎盂造影法および尿路造影法ならびに
背髄造影法を含む各種の放射線法に使用すること
ができる。N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2
−ケト−L−グロンアミド)イソフタルアミドの
異性体の混合物も、X−線造影剤として使用する
ことができる。 本発明の他の特徴は、X−線造影剤としての
N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)
−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−L
−グロンアミド)イソフタルアミドを医薬上許容
しうる放射性ベヒクルと共に含有する放射性組成
物である。 医薬上許容しうる放射性ベヒクルは、注射に適
するものたとえば水性緩衡溶液〔たとえばトリス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン(およびその
塩)、燐酸塩、クエン酸塩、重炭酸塩など〕、注射
用無菌水、生理食塩水ならびにたとえばCa、
Na、KおよびMgのような通常の血漿陽イオンの
塩化物および/または重炭酸塩を含有する調和イ
オン溶液を包含する。その他の緩衝溶液は、レミ
ントン・プラクテイス・オブ・フアーマシー、第
11版、たとえば第170頁に記載されている。これ
らベヒクルはキレート化量、たとえば少量、のエ
チレンジアミンテトラ酢酸、カルシウム二ナトリ
ウム塩または他の医薬上許容しうるキレート化剤
を含有することができる。 医薬上許容しうる放射性ベヒクル、たとえば水
性媒体におけるN,N′−ビス(2,3−ジヒド
ロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−5
−(2−ケト−L−グロンアミド)イソフタルア
ミドの濃度は、使用の特定分野に応じて変化す
る。満足しうるX−線可視化を与えるに足る量を
存在させる。たとえば、血管造影法に対し水溶液
を使用する場合、沃素の濃度は通常140〜400mg/
であり、投与量は25〜300mlである。 放射性組成物は、造影剤が動物生体内に約2〜
3時間滞留するように投与されるが、それより短
いまたは長い滞留時間も通常許容できる。たとえ
ば、N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト
−L−グロンアミド)イソフタルアミドは、動脈
可視化用として便利には水溶液10〜500mlを含有
する瓶もしくはアンプルとして調合することがで
きる。 放射性組成物は、X−線法における通常の方法
で使用することができる。たとえば選択的冠動脈
造影法の場合、充分な可視化をもたらすのに足る
量の放射線組成物を冠動脈系に注射し、次いでこ
の系を適当な機器、たとえば螢光鏡により走査す
る。 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−
L−グロンアミド)イソフタルアミドおよび上記
の中間体は、下記する手順に従つて製造すること
ができる。温度は全て摂氏とする。 例 1 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト
−L−グロンアミド)イソフタルアミド(方法
) 製造 A N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−5−ニトロイソフタルアミド ジメチル−5−ニトロイソフタレート
(、239g、1モル)と3−アミノ−1,2
−プロパンジオール(、グリセリン中85
%、300g、255gに相当、2.8モル)とを
MeOH(800ml)中にて20時間加熱還流させ
た(67〜69゜)。MeOHを蒸発除去し(減圧、
50〜60゜)、得られたガム質を水(400ml)中
に溶解させ、そしてこの溶液を蒸発(減圧、
50〜60゜)させて、ガム質残渣(492g)を得
た。この残渣の一部(369g)をMeOH(400
ml)中に加温しながら溶解させ、この溶液を
−10゜にて一晩冷却して結晶生成物を得た。
スラリーを室温で静置させ、冷MeOH(0〜
5゜、300ml)を加えて生成物をゆるめた。こ
の生成物を回収し、冷MeOH(10゜、200ml×
3)にて洗浄し、乾燥した(132.5g、0.37
モル、粗生成物の3/4の純度に換算して収率
49.5%)。この生成物は、薄層クロマトグラ
フイー(tlc)分析(系:1、トルエン/2
−ブタノン/HCO2H;70/25/5;系:
2、EtOAc/MeOH/AcOH;10/5/1)
により1スポツトを示した。この生成物を次
の水素化および沃素化反応に使用した。生成
物の一部を、材料(44g)を沸とうMeOH
(500ml)中に溶解させかつこの溶液を−10゜
に冷却することにより、再結晶させた。生成
物を集め、乾燥した(60゜、真空)(30g)、
融点129〜133゜、報告融点128〜132゜(ドイツ
公開公報第2726196号、ニエガード・アン
ド・カンパニーA/S)。 B 5−アミノ−N,N′−ビス(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ードイソフタルアミド 化合物(89.25g、0.25モル)を2水
素化用フラスコ中において水(1.25)中に
懸濁させ、濃塩酸(21ml)と5%Pd/C(2.7
g)とを加え、この溶液をスワールさせた。
溶液をパールシエーカー中で2.5時間水素化
にかけた。次いで溶液を過し、液を機械
撹拌機と凝縮器と滴下斗と温度計とを備え
た3の三首フラスコに入れた。溶液を撹拌
し、80℃に加熱しそしてNaICl2溶液
(2.35N、351ml、0.825モル)を80〜90゜にて
1時間かけてゆつくり加えた。次いで、溶液
を80〜90゜にて2.5時間加熱し、室温で一晩撹
拌した。 溶液(1.85)を50〜60゜で濃縮して450ml
となし、濃縮の際沈殿した固形物(NaCl)
を過により除去した。液をEtOAc(400
ml)で洗浄し、250mlまで濃縮して、より多
量のNaClを沈殿させた。NaClを除去し、そ
して液を蒸発乾固させてガラス状残渣
(177g)を得た。この残渣(168g)を沸と
うMeOH(500ml)中に溶解させ、溶液を撹
拌されているイソプロピルアルコール
(iPrOH)(1)中に滴下させた。若干の
ガム状物質が溶液から沈殿した。上澄液をデ
カントし、室温まで冷却し、そして50℃かつ
減圧下にて800mlまで濃縮した。この濃縮の
間、生成物が沈殿した。溶液を室温まで冷却
し、生成物を集めて乾燥した(55.3g、P1
しての生成物)。 上記のガム状物質を沸とうMeOH(300ml)
中に溶解し、この溶液を撹拌されている熱
iPrOH(70゜、900ml)中に滴下した。温上澄
液を少量のガム質沈殿からデカントし、濃縮
(40〜50゜、減圧)して800mlにした。濃縮の
間、より多量の生成物が沈殿した。スラリー
を室温まで冷却し、化合物を集めて乾燥した
(36.0g、P2としての生成物)。 2つの生成物P1およびP2は薄層クロマト
(tlc)分析により実質上1つのスポツトを示
し、かつ同一のRf値を有した(tlc系1:
CHCl3/MeOH、70/30;系2:EtOAc/
MeOH/AcOH、10/5/1)。これら生成
物を合して91.3g(0.13モル、粗生成物168
gの精製に基いて収率54.6%)の物質を得
た。NMRデータは、指示した構造と一致
した。 生成物3.0gを沸とうiPrOHから再結晶さ
せた。再結晶した化合物は178〜183゜で焼結
し、183〜186゜で溶融しそして210〜220゜で分
解した。この化合物は177〜179゜で焼結しか
つ195゜で分解すると報告された(ドイツ公開
公報2726196号、ニエガード・アンド・カン
パニーA/S)。 C 5−アミノ−N,N′−ビス(2,3−ジ
アセトキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ードイソフタルアミド 化合物(88.13g、0.125モル)をピリジ
ン(300ml)中に溶解させ、この撹拌溶液に
Ac2O(63.82g、0.625モル)をゆつくり加え
た。氷浴を時々使用して反応混合物を45゜以
下に保つた。Ac2Oの添加后、反応混合物を
室温で一晩(16時間)撹拌させた。 次いで、反応混合物を撹拌水(4)中に
ゆつくり滴下し、そして溶液を室温で1時間
撹拌した(PH5.8)。この溶液を濃塩酸(320
ml)にてPH2に調整し、CHCl3(1および
500ml×2)にて抽出した。CHCl3抽出液を
合し、水洗し(800ml×2)、無水Na2SO4
脱水しかつ蒸発させて(50〜60゜、減圧)、白
色のガラス状生成物を得た。この生成物を減
圧下に60゜で乾燥し(5時間)、102.0g
(0.1168モル、収率93.5%)の物質を得た。
tlc(薄層クロマトグラフイー)分析は、2種
の系すなわち(1)EtOAc/CH2Cl2、30/20;
(2)EtOAc/CHCl3/AcOH、30/20/1に
おいて、実質的に1つのスポツトを示した。
NMRデータは構造と一致した。 D N,N′−ビス(2,3−ジアセトキシプ
ロピル)−5−(2,3:4,6−ジ−O−イ
ソプロピリデン−2−ケト−L−グロンアミ
ド)−2,4.6−トリヨード−イソフタルアミ
CaCl2乾燥管と機械撹拌機と反応溶液中に
達する温度計とを備えた2フラスコにおい
て、化合物(146.14g、0.5モル、ホフマ
ン−ラロツシエ)をN,N−ジメチルアセト
アミド(DMAC)(500ml)中にて−10゜(メ
タノール−氷浴)に冷却した。この撹拌溶液
に塩化チオニル(0.9モル、107.1g、65.4ml)
を滴加し、反応温度を−5〜−10゜に保つた。
添加(約1時間)后、反応混合物を−10〜−
5゜で1時間、0゜で数秒かつ0〜10゜で3時間撹
拌した。次いで溶液を0゜に冷却し、化合物
(87.3g、0.1モル)を粉末として加え、
DMAC70mlを用いてフラスコの壁部から粉
末を洗い入れた。氷水浴を除去して、反応混
合物を室温にて連続4日間撹拌した。 反応混合物を、泡溶液の溢出が起こらない
ように、撹拌されている5%NaHCO3(6.5
)中にゆつくり注ぎ入れた。この添加の
際、若干のガム状物質が沈殿した。溶液を30
分間撹拌し、CHCl3(1.2および0.6×2)
で抽出した。合したCHCl3層を5%
NaHCO3(3および1.5)および飽和
NaCl(1.2×2)で洗浄し、無水Na2SO4
(550g)で脱水し蒸発させて(55゜、減圧下)
ガラス状固体(124.5g、DMACの存在のた
め粗収率>100%)を得た。この粗生成物を、
残留DMACを除去することなく次の加水分
解反応に使用した。生成物は、tlc分析(系
1:EtOAc/CHCl3/AcOH、30/20/
1;2:EtOAc/CH2Cl2、30/20)により
実質的に1つのスポツトを示した。NMRデ
ータは、指示した構造に一致した。 E N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2
−ケト−L−グロンアミド)イソフタルアミ
MeOH(600ml)中の化合物(工程Dか
らの粗生成物、124.5g、理論重量112.9g、
0.1モル)を無水Na2CO3(26.5g、0.25モル)
含有の水(600ml)にて希釈し、この溶液を
室温で2時間撹拌して酢酸基を加水分解しか
つN,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−2−(2,3:4,6−ジ−O−イ
ソプロピリデン−2−ケト−L−グロンアミ
ド)−2,4,6−トリヨードイソフタルア
ミドを与えた。次いでこの溶液(PH10.7)を
CF3CO2H(75ml)でPH1.0まで酸性化させ、
78℃にて17時間還流させた。 溶液を600mlまで濃縮し、CHCl3−iPrOH
(3:1、600mlおよび400ml×2)で洗浄し、
そして400mlまで濃縮した。溶液を、1.5の
IR−120(商品名アンバライトとしてマリン
クロツト社により市販されている樹脂、
1.75meq H+/ml)を含むイオン交換塔(寸
法:5×20cm)に通した。MeOH−H2O
(1:1)を溶剤として使用し、12画分(200
〜300ml)を集めた。生成物を含有する画分
(3〜10)を合し、蒸発させて(60〜65゜、減
圧下)、ガラス状固体(94.8g)を得た。こ
の生成物は、tlc分析(系:CHCl3
MeOH/AcOH、70/30/2)により、よ
り高いRfの少量の不純物を有する主たるス
ポツトを示した。固形物を沸とうMeOH
(550ml)中に溶解させ、溶液を撹拌されてい
る熱(約60゜)iPrOH(1.1)中に滴下した。
化合物が直ちに白色粉末として沈殿した。ス
ラリーを、室温まで冷却させながら連続的に
撹拌し、生成物を集めた。生成物を沸とう
MeOH(800ml)中に再溶解させ、撹拌され
ている熱(60゜)iPrOH(1.1)中に滴下し
た。得られたスラリーを、室温まで冷却させ
ながら連続的に撹拌し、生成物を集めた(86
g)。この生成物を再び沸とうMeOH(700
ml)中に溶解させ、溶液を撹拌されている熱
(60゜)iPrOH(1.4)中に滴下した。得られ
たスラリーを室冷まで冷却させながら撹拌
し、生成物を集めた。 生成物を水(注射用無菌水、1)に溶解
させた。溶液を、減圧下55゜にて約800mlまで
濃縮し、活性炭(ダルコG−60、7.0g)に
より室温で一晩処理した。溶液を過し(先
ずワツトマン4番紙を通し、次いでミリポ
ア0.22μ紙を通して)、透明な液を減圧下
50〜60゜で蒸発させて白色のガラス状固体を
得た。生成物を減圧下50〜60゜で5時間乾燥
し、重量は53.0gであつた(収率60%)。こ
の化合物は190〜195゜で軟化し、約220゜以上
で分解する。tlc分析は、3種の系〔(1)n−
BuOH/H2O/AcOH、100/30/50;(2)
iBuOH/iPrOH/濃NH4OH、10/4/
4;(3)CHCl3/CH3OH/AcOH、70/30/
2〕において、生成物につき1つのスポツト
を示した。NMRおよびIRデータは、指示し
た構造と一致した。元素分析:
C20H26I3N3O12に対する計算値C、27.26;
H、2.97;I、43.21;N、4.77:実測値C、
26.92;H、3.15;I、42.92;N、4.40。こ
の化合物は水に対し高度に可溶性であり(
100%)、tlcおよびlc分析により水溶液中で
安定である。 例 2 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピ
ル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト
−L−グロンアミド)イソフタルアミド(方法
) A 3−アミノ−1,2−プロパンジオールの
合成 ClCH2CHOHCH2OH+H3N+NaOH→H2NCH2CHOHCH2OH+H2O
+NaCl 氷浴と機械撹拌機とドライアイス凝縮器と温度
計とガス導入管とを備えた22反応フラスコにメ
タノール(14)を入れた。水酸化ナトリウム
(600g、15.0モル)を加え、溶液温度が15℃以下
に下がつたら気体の無水アンモニア(4350ml、
3900g、230モル)を溶液レベルが所定の標線に
達するまで加えた。次いで3−クロロ−1,2−
プロパンジオール(1650g、15.0モル)を加え、
氷浴と凝縮器とを除去し、そして撹拌を20時間続
けた。(最終温度は20℃であつた)。ロータリーエ
バポレーターでの大気圧蒸留により溶液容量を3
に減少させ、沈殿したNaClを過しそしてメ
タノール(3)で洗浄した。有機溶液を合して
再び容量3まで濃縮し、イソプロパノール
(1.5)を加えた。塩化ナトリウム沈殿を過
し、イソプロパノール(250ml)で洗浄し、有機
溶液を合して分留した。残渣の蒸留(129゜〜145
℃、4mm)により、3−アミノ−1,2−プロパ
ンジオール(772g、57%)が淡橙色油状物)と
して得られた。この物質はtlcにより1スポツト
(Rf=0.23)であつた(商品名クロマール
(ChromAR)プレートとしてマリンクロツト社
により市販されているプレートと、70:30:2の
クロロホルム:メタノール:酢酸と、硫酸/炭
化・可視化とを使用)。 B N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−5−ニトロイソフタルアミドの合
上記工程Aに示した手順により製造したア
ミン(893g、9.8モル)とジエステル
(838g、3.5モル)とをメタノール(2.8)
中で混合し、7時間加熱還流させた。最後の
0.5時間、メタノールを留出させた(〜400
ml)。溶液を−10゜にて16時間冷却した後、固
体を過し、メタノール(1)で洗浄し、
乾燥して所望のアミド(189g、15%)を
得た。 エーテル(400ml)を母液に加えた。この
溶液を−10゜にて6時間冷却した後、固体を
過し、メタノールで洗浄し、風乾して追加
のアミド(286g、23%)を得た。 母液を−10゜で4日間冷却して過した。
固体を過し、メタノール(500ml)で洗浄
し、70゜で一晩乾燥して追加の生産物(486
g、39%)を得た。全収量は961g(77%)
であつた。tlc分析(商品名クロマールプレ
ートとしてマリンクロツト社により市販され
ているプレートと10:5:1の酢酸エチル/
メタノール/酢酸、Rf=0.65とを使用)は、
少量(<2%)の基線物質を有する主として
単一のスポツトを示した。 C 5−アミノ−N,N′−ビス(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ードイソフタルアミドの合成 上記工程Bに示した手順により製造したニ
トロジアミド(211.0g、0.59モル)を2
パールシエーカー中の水(1.2)に懸濁
させ、濃塩酸(50ml)を加え次いで5%
Pd/C(6.4g)を触媒として加えた。雰囲気
を水素で置換し、水素雰囲気下15〜45psiに
てガス吸収が止むまで反応器を振とうさせた
(約3.5時間)。触媒を過して水(50ml)に
より洗浄した。 得られた無色の水溶液を、機械撹拌機と添
加斗と温度計と油浴とを備えた3の三首
丸底フラスコに移し、80℃に加熱した。ナト
リウムイオドジクロライド(2.42モル溶液
805ml、1.95モル)を45分間かけて加え、そ
の間温度を80〜82℃に保つた。次いで83〜85
℃にて撹拌を2.5時間続け、反応物を室温に
て16時間静置し、種晶を入れて−5℃で24時
間静置した。固体を別し、水(1)で洗
浄し、風乾して所望の化合物(280.4g、
67%)を淡桃色の固体として得た。tlc分析
(商品名クロマールプレートとしてマリンク
ロツト社により市販されているプレートと
70:30:2のクロロホルム:メタノール:酢
酸、Rf=0.70とを使用)は、単一の化合物し
か存在しないことを示した。 D 5−アミノ−N,N′−ビス(2,3−ジ
アセトキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ードイソフタルアミドの合成 温度計と機械撹拌機と添加斗とを備えた
3の三首丸底フラスコにおいて、上記工程
Cと同様に製造されたテトラオール(530
g、0.752モル)とピリジン(1800ml)とを
混合した。次いで無水酢酸(384g、3.76モ
ル、5.0当量)を20分間かけて加え、氷水浴
を使用して温度を45℃以下に保つた。次いで
油浴を使用し、反応物を40〜45℃にて1時
間、次いで室温にて17時間撹拌した。 反応混合物を急速撹拌しながら氷水(12
)中に注ぎ入れ、30分間撹拌した。生成し
たガム物質から水溶液をデカントし、クロロ
ホルム(1)で3回抽出した。有機抽出液
を合してガム物質に加え、冷飽和重炭酸ナト
リウム溶液(12)と共に30分間撹拌した。
層を分離させ、水溶液をクロロホルム(500
ml)で抽出した。有機溶液を合し、冷希塩酸
(10%、2)で4回洗浄した。この有機溶
液を硫酸ナトリウムで脱水し、過しそして
ロータリーエバポレーターで蒸発させて、テ
トラアセテート(659g、100%)を淡紫色
泡体として得た。tlc分析(商品名クロマー
ルプレートとしてマリンクロツト社により市
販されているプレートと30:20:1の酢酸エ
チル:クロロホルム:酢酸、Rf=0.34とを使
用)は、生成物が純度98%(推定)であつて
Rf0.10(1%)と0.05(1%)との2種の不純
物を含むことを示した。この物質は、さらに
精製することなく使用することができた。 E N,N′−ビス(2,3−ジアセトキシプ
ロピル)−2−(2,3:4,6−ジ−O−イ
ソプロピリデン−2−ケト−L−グロンアミ
ド)−2,4,6−トリヨードイソフタルア
ミドの合成 温度計と機械撹拌機と添加斗と乾燥管と
を備えた12の三首丸底フラスコにおいて、
ジアセトン−2−ケト−L−グロン酸一水和
物(1200.0g、4.11モル)とDMAC(2750
ml)とを混合した。この溶液を−10℃に冷却
し、塩化チオニル(876.6g、7.37モル)を
70分間かけて加え、反応温度を−10℃〜−5
℃に保つた。添加が終つた後、撹拌を−10〜
−5℃で1時間、−5〜0℃で1時間および
0〜10℃で1時間続けた。溶液を0゜に冷却
し、アミン(715.5g、0.819モル、1.0当
量)を粉末として加え、次いでDMAC(380
ml)を追加した。室温で17時間撹拌した後、
暗色反応物を冷飽和重炭酸ナトリウム溶液
(40)中に注意深く注ぎ入れ、この混合物
を15分間撹拌した後、酢酸エチル(8)を
加えた。得られた混合物をさらに30分間撹拌
し、層を分離させた。水性部分を酢酸エチル
(4)でさらに2回抽出し、有機抽出液を
合して飽和重炭酸ナトリウム溶液(2)で
2回および水(1)で1回洗浄し、硫酸ナ
トリウムで脱水した。過しかつロータリー
エバポレーターで蒸発させると、化合物
(881.7g、96%)が固形の褐色泡体として得
られた。tlc分析(メルク社により市販され
ているプレートと2回の展開、すなわちクロ
ロホルムで1回および次いで酢酸エチルで1
回とを使用)は、Rf値がそれぞれ0.86、
0.76、0.27、0.18および0.00の少量の不純物
を含む主として1つの化合物(Rf=0.69)を
示した。tlc分析により少なくとも純度90%
であつたこの物質を、さらに精製することな
く使用した。 F N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプ
ロピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2
−ケト−L−グロンアミド)イソフタルアミ
ドの合成 上記工程Eに示した手順に従つて製造した
化合物(1092.5g、0.967モル、1当量)
を、機械撹拌機と温度計と還流凝縮器と加熱
用外套とを備えた12の三首丸底フラスコに
おいて、メタノール(4.8)中に溶解させ
た。次いで水(4.8)を加え、次いでトリ
フルオロ酢酸(550g、4.82モル)を加えた。
反応物を24時間加熱還流させた(ポツト温度
66〜70℃)。次いで、tlc分析(商品名クロマ
ールプレートとしてマリンクロツト社より市
販されているプレートと70:30:2のクロロ
ホルム:メタノール:酢酸とを使用)は、反
応が完結していることを示し、したがつて溶
媒をロータリーエバポレーターで除去して泡
状残留物(908g)を得た。この物質を60゜の
メタノール(5.3)中に溶解し、得られた
溶液を60゜の2−プロパノール(10.6)に
ゆつくり(5.5時間)加えた。60゜にて15分間
急速撹拌し、次いで氷水浴を用いてさらに45
分間(反応温度25℃)撹拌した。この固体を
過し、2−プロパノール(1.5)で洗浄
し、ゴム板で圧縮乾燥させ、そして開放皿中
で一晩乾燥して湿めつた淡黄色粉末(983g、
115%)を得た。1回結晶化させた生成物を
60゜のメタノール(7.5)中に溶解させ、得
られた溶液を60゜の2−プロパノール(10.6
)に徐々に加えた(4時間)。60℃にて30
分間撹拌した後、混合物を氷浴中で22゜まで
冷却し(45分間)、次いで固体を過し、2
−プロパノール(1.5)で洗浄し、圧縮乾
燥させ、そして一晩風乾して淡黄色のまだ湿
めつている粉末(908g)を得た。 2回沈殿させた物質を水(4)中に溶解
し、木炭(商品名ダルゴG−60として市販、
48g)と共に30分間撹拌した。木炭を過し
た後、水(200ml)で洗浄し、PHを5.10にし
た。次いで混床樹脂(バルンステツド・カン
パニーD5041混合樹脂カートリツジ、742g)
を加え、この溶液を室温で1時間撹拌した
後、樹脂を過しそして水(1)で3回洗
浄した。水溶液を合して木炭(48g)と共に
さらに4回30分間撹拌した。各処理の後、溶
液を過し、そして木炭を水(100ml)で洗
浄した。最終の木炭処理の後、商品名ミリポ
アとして市販されているフイルター(0.22μ)
を使用して溶液を過し、前回に調製した物
質と合し、そして減圧乾燥させた。合計収量
はオフホワイト(桃色)泡体としての化合物
の644g(収率46%)であつた。 分析結果 1 外観:僅かに灰色がかつた白色のガラス状粉
末 2 溶解度:100w/v% 3 PH:5w/v%溶液として5.58 4 LOD:カールフイツシヤー滴定により3.14% 5 Tlc:10:3:5のn−ブタノール:水:酢
酸において1スポツト(Rf=0.56)70:30:2
のクロロホルム:メタノール:酢酸において1
スポツト(Rf=0.16)。 6 Lc:水(+酢酸にてPH4.13)で1ピーク(滞
留時間=11.5分間)、流速1.0ml/min。 7 NMR:指示した構造に一致 8 IR:指示した構造に一致 9 元素分析:C20H26I3N3O12に対する 計算値:C、27.26;H、2.97;I、43.21; N、4.77。 実測値:C、27.22;H、3.33;I、42.32; N、4.92。 例 3 放射線写真観察 雄ねずみ(20g)をナトリウムベントバルビタ
ール(60mg/Kg、i.p.;ジアブタール 、ダイヤ
モンドラボラトリース社)により麻酔した。方法
により製造したN,N′−ビス(2,3−ジヒ
ドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−
5−(2−ケト−L−グロンアミド)イソフタル
アミド10000mg/Kg(28%溶液)を側尾静脈
を介して0.5ml/minの速度で静脈注射した。投
与直後に、心臓脈管系および腎臓排泄系の不透明
化につき側方位および腹面−背面位にて全身体の
放射線写真をとつた。 ベントバルビタール麻酔された雄ラツテに、方
法で製造された140mg/KgのN,N′−ビス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−
トリヨード−5−(2−ケト−L−グロンアミド)
イソフタルアミド(28%溶液)を大脳槽内投与
した。造影剤投与の直後および3分間後、大脳
槽、脳底槽および脳蜘網膜下部の良好な可視化を
もつて、頭部および胸部の側方放射線写真が得ら
れた。 例 4 方法により製造したN,N′−ビス(2,3
−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨ
ード−5−(2−ケト−L−グロンアミド)イソ
フタルアミド(生産物)につき、下記の薬理学的
検討を行なつた。 1 ねずみにおける急性静脈内毒性 生産物の溶液を若い成体の雄および雌スイス
ねずみの側尾静脈に1ml/min、の速度で注射
した。注射后、これら動物を直接反応につき観
察すると、共に、7日間にわたり毎日観察を行
なつた。LD50値はリツチフイールドおよびウ
イルコクソンの方法(ジヤーナル・フアーマコ
ロジー・エキスペリメンタル・テラピー、第96
巻、第99〜113頁、1949)により計算して下記
の結果を得た。
【表】 2 ねずみにおける急性脳内毒性 ハレーおよびマコーミツクにより開発された
技術(ブリテイツシユ・ジヤーナル・オブ・フ
アーマコロジー、第12巻、第12〜15頁、1957)
の僅かに改変したものを用い、若い成体の雄お
よび雌スイスねずみに対し、生産物の溶液の注
射を側脳室および脳組織に直接投与した。注射
后、動物を直接反応につき観察すると共に、7
日間にわたり毎日観察した。LD50値はリツチ
フイールドおよびウイルコリソンの方法(ジヤ
ーナル・フアーマコロジー・エキスペリメンタ
ル・テラピー第96巻、第99〜113頁、1949)に
より計算し、次の結果を得た。
【表】 3 ラツテにおける急性大脳槽内毒性 メラーチン等により記載された技術
(Invest.Radiol.第5巻、第13〜21頁、1970)を
使用して、大脳槽における脳背髄液中に注射し
た後の、生産物溶液の致死効果を評価した。若
い成体の雄および雌スプラグ・ドウリー種ラツ
テを使用した。投与后、動物を個別的に飼育箱
に入れ、直接反応につき観察すると共に、2日
間定期的に観察した。LD50値は、リツチフイ
ールドおよびウイルコクソンの方法(ジヤーナ
ル・フアーマコロジー・エキスペリメンタル・
テラピー、第96巻、第99〜113頁、1949)によ
り計算し、次の結果を得た。
【表】 4 犬における急性大脳槽内神経毒性 この目的に両性の成犬を使用し、化合物の溶
液を注射する際、チオペントールナトリウムに
より簡単に麻酔した。生産物を、濃度を変化さ
せながら一定の0.5ml/Kg容量の投与量にて、
大脳槽における脳背髄液に投与した。その後、
動物を神経毒性につき観察して次の結果を得
た。 投与量範囲 最少痙れん投与量 (mg/Kg) (mg/Kg) 200〜244 >244* *その投与量もしくはそれ以下では痙れん作用
が観察されない最高投与量であるが、この投
与量において呼吸停止による死が起こる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロ
    ピル)−2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト
    −L−グロンアミド)イソフタルアミド。 2 充分なX−線可視化をもたらすに足る量の
    N,N′−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)
    −2,4,6−トリヨード−5−(2−ケト−L
    −グロンアミド)イソフタルアミドを医薬上許容
    しうる放射線ベヒクルと共に含有する造影剤組成
    物。
JP3479780A 1979-03-23 1980-03-21 N*n**bis*2*33dihydroxypropyl**2*4*66triiodoo 55*22ketoollgulonamido*isophthalamide and irridiative composition containing it Granted JPS55129298A (en)

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