JPH0138333Y2 - - Google Patents

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JPH0138333Y2
JPH0138333Y2 JP1984075537U JP7553784U JPH0138333Y2 JP H0138333 Y2 JPH0138333 Y2 JP H0138333Y2 JP 1984075537 U JP1984075537 U JP 1984075537U JP 7553784 U JP7553784 U JP 7553784U JP H0138333 Y2 JPH0138333 Y2 JP H0138333Y2
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ball
diameter
bearing
retainer
raceway
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JP1984075537U
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JPS60188224U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、OA機器などに用いられるスピン
ドルユニツトに関するものである。
従来の技術 従来、OA機器などに用いられるスピンドルユ
ニツトとしては、第6図に示すように軸1に軸方
向に間隔をおいて形成された一対の内側軌道2,
3と、ハウジング4の内周の前記内側軌道2,3
に対応する位置にそれぞれ嵌合された外輪軌道
5,6の外側軌道7,8との間に冠形保持器9,
10を介してボール11,12を配置するととも
に前記外輪5,6間に一対の軸受A,Bを予圧を
付与するばね等の弾性部材13を介装したものが
知られている。
考案が解決しようとする問題点 第6図のような従来公知のスピンドルユニツト
では、一対の外輪5,6が深みぞ玉軸受の外輪の
ように軌道7,8の両側に肩をもつているため、
一方の軸受Aを組立てた後、ばね13を外輪5,
6間に圧縮させた状態で他方の軸受Bを組立てる
作業が極めて面倒である。
また、一対の軸受の組立て後、各軸受にグリー
スを封入するには外側(保持器9,10の挿入
側)から行なわねばならないが、外輪5,6が軌
道7,8の両側にそれぞれ肩を有しているため、
肩の内周と保持器9,10の外周のすきまが小さ
く、該すきまから各軸受内へそれぞれ十分な量の
グリースを行き屈かせることが難かしいという問
題があつた。
問題点を解決するための手段 この考案によれば、上記の従来技術の問題点
は、軸に軸方向に間隔をおいて形成された一対の
内側軌道と、ハウジングの内周の前記内側軌道に
対応する位置にそれぞれ嵌合された外輪の外側軌
道との間に冠形保持器を介してボールを配置する
ともに前記外輪間に一対の軸受に予圧を付与する
弾性部材を介装したものにおいて、一方の軸受の
外輪の内周面に、該外輪の外側軌道に隣接して軸
方向外方に内周直径を増加するテーパ面と、この
テーパ面の軸方向外側に隣接し、軸の直径をS、
ボールの直径をdとしたとき、S+2×d<Dと
なる最大内周直径Dを有する円筒面とからなるカ
ウンタボアを形成するとともに、保持器をRd>
S+dとなる外周直径Rdに形成し、保持器のポ
ケツトの保持器外周側を、保持器ポケツトにボー
ルを保持した状態で内外両軌道間にボールを挿入
するときのボールに対する押圧部に形成したとい
う構成によつて解決される。
作 用 この考案の上記手段によれば、軸に一対の軸受
を組立てる場合、軸の一方の内側軌道と外輪の外
側軌道間に保持器に保持されたボールを組込んで
一つの軸受を組立てた後、一対の外輪間に弾性部
材を介装させて他方の軸受を組立てる際、保持器
に保持されたボールは軸の外周上を移動してい
き、外輪がボールに押されて軸方向に移動する。
そしてさらにこの保持器の押し込み力により、
外輪の内周面に形成されたカウンタボアのテーパ
面と保持器外周側の押圧部とでボールに対する半
径方向内方の押圧力が生じ、ボールが軸の内側軌
道に押し込まれ、ボールが内外軌道間に挿入され
る。
実施例 この考案を実施例において説明する。第1図
は、この考案の組立完成品の縦断面図であつて、
軸1に軸方向に間隔をおいて形成された一対の内
側軌道2,3と、ハウジング4の内周の前記内側
軌道2,3に対応する位置にそれぞれ嵌合された
外輪5,6の外側軌道7,8との間に保持器9,
10を介してボール11,12を配置するととも
に前記外輪5,6間に一対の軸受A,Bに予圧を
付与するコイルばね13を介装してある。そして
軸受A,Bの外輪5,6が外側軌道7,8に続く
内周面にカウンタボア14,15を有している。
前記軸受Bの外輪6のカウンタボア15は、外側
軌道8に続く内周面に軌道8に隣接して軸方向外
方に内周直径を増加するテーパ面15aと、該テ
ーパ面15aの軸方向外方に隣接する円筒面15
bとで形成している。これは後述する軸受Bの組
立に有利である。軸受Bの外輪6のカウンタボア
15の内周面15bは、軸1の外周直径をS、ボ
ール12の直径をdとしたとき、S+2×d<D
となる最大内周直径Dを有している。さらに軸受
A,Bの保持器9,10は合成樹脂製であり、第
2図の如く外周直径RdがRd>S+dとなる値に
形成され、円周等間隔に複数個のポケツト16を
形成しており、該ポケツト16は、ボール11,
12を挿入後、軸受の組立中ボール11,12が
脱落しないよう維持するとともに、保持器外周側
17を、内外両軌道3,8間にボール12を挿入
するときのボール12に対する押圧部に形成して
いる。第1図において軸受Aの外輪5はハウジン
グ4の内周にすきまばめされており、軸受Bの外
輪6はハウジング4の内周にしまりばめまたは中
間ばめされており、外輪5,6間に介装されたコ
イルばね13により軸受A,Bは予圧を付与され
ている。次に第1図のスピンドルユニツトの組立
てについて説明すると、第3図に示すように軸受
Aを構成するための外輪5を軸1に嵌めて、破線
で示す如く保持器9に組込んだボール11を軸1
上に軸方向に移動させて外輪5の外側軌道7と軸
1の内側軌道2間に挿入する。次いで、軸1に軸
受Aとは反対側よりコイルばね13、軸受Bを構
成する外輪6を順次嵌め、破線で示す如く保持器
10に組込んだボール12を図示の如く押し込み
治具18で軸1上に軸方向に移動させて外輪6の
カウンタボア15のテーパ面15aに押圧する。
外輪6はコイルばね13により押し込み方向とは
反対側に弾性的に支持されており、ボール12の
上述の押圧によりコイルばね13を圧縮しながら
軸方向に移動する。第4図の如くボール12が軸
1の内側軌道3上に達すると、ボール12は外輪
6のテーパ面15aと押し込み治具18により押
圧された保持器10のポケツト16の保持器外周
側17とで矢符方向の力を受けて内側軌道3内に
押し込まれ、外輪6がコイルばね13に付勢され
て軸方向に移動して外側軌道8内にボール12を
収容して軸受Bの組立てを完了する。上述の軸受
組立体は、ハウジング4内に軸受Aをすきまばめ
し、軸受Bを圧入してしまりばめまたは中間ばめ
して組立てられ、第1図のスピンドルユニツトを
完成する。第5図は、第1図なしい第4図の実施
例における軸受Aに相当する軸受の外輪を深みぞ
形玉軸受の外輪5を用い、その保持器を図示の如
き鋼板製の保持器9としたものであり、軸受Bお
よびその他の構造は、前記実施例と同じである。
また組立ては、軸受Aが従来周知の方法で先に組
立てられ、軸受Bは、第3図および第4図に示す
順序と方法で組立てられ、ハウジング4との同様
の組立てにより完成される。各軸受A,Bへのグ
リース供給は、保持器9,10の外周面と外輪
5,6の内周面間の環状空間より行われる。前記
実施例において一対の軸受A,Bに予圧を付与す
る手段は、図示のコイルばね13に限定されず、
波形ばね、皿ばね等の適当な弾性部材であればよ
い。
考案の効果 この考案によれば、軸に一対の軸受を外輪間に
弾性部材を圧縮させた状態で組立てる場合、2番
目に組立てられる軸受の組立作業が容易となり、
外輪の内周面と保持器の外周面との環状空間は、
カウンタボアにより広くするため、軸受内へのグ
リース供給が容易となり軸受の軌道部へ十分なグ
リースを行き渡らせることができ、スピンドルユ
ニツトの寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例の縦断面図、第2
図は第3図における軸に組込まれた保持器とボー
ルの寸法の関係を示す図、第3図は軸受の組立て
状態を示す図、第4図は、第3図の状態からさら
に進行した組立て状態を示す要部拡大図、第5図
は、他の実施例の縦断面図、第6図は、従来例の
縦断面図である。 1……軸、2,3……内側軌道、4……ハウジ
ング、5,6……外輪、7,8……外側軌道、
9,10……保持器、11,12……ボール、1
3……コイルばね、14,15……カウンタボ
ア、16……ポケツト、17……ポケツトの保持
器外周側。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸に軸方向に間隔をおいて形成された一対の内
    側軌道と、ハウジングの内周の前記内側軌道に対
    応する位置にそれぞれ嵌合された外輪の外側軌道
    との間に冠形保持器を介してボールを配置すると
    もに前記外輪間に一対の軸受に予圧を付与する弾
    性部材を介装したものにおいて、 一方の軸受の外輪の内周面に、該外輪の外側軌
    道に隣接して軸方向外方に内周直径を増加するテ
    ーパ面と、このテーパ面の軸方向外側に隣接し、
    軸の直径をS、ボールの直径をdとしたとき、S
    +2×d<Dとなる最大内周直径Dを有する円筒
    面とからなるカウンタボアを形成するとともに、 保持器をRd>S+dとなる外周直径Rdに形成
    し、 保持器のポケツトの保持器外周側を、保持器ポ
    ケツトにボールを保持した状態で内外両軌道間に
    ボールを挿入するときのボールに対する押圧部に
    形成したことを特徴とするスピンドルユニツト。
JP7553784U 1984-05-22 1984-05-22 スピンドルユニツト Granted JPS60188224U (ja)

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JP7553784U JPS60188224U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 スピンドルユニツト

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JP7553784U JPS60188224U (ja) 1984-05-22 1984-05-22 スピンドルユニツト

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Publication Number Publication Date
JPS60188224U JPS60188224U (ja) 1985-12-13
JPH0138333Y2 true JPH0138333Y2 (ja) 1989-11-16

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JPH0648179Y2 (ja) * 1987-02-16 1994-12-12 有限会社シー・エス・ユー スピンドル
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937426B2 (ja) * 1976-01-22 1984-09-10 金子農機株式会社 鋳物砂冷却乾燥機における材料供給検知装置

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