JPH0137133B2 - - Google Patents

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JPH0137133B2
JPH0137133B2 JP55185764A JP18576480A JPH0137133B2 JP H0137133 B2 JPH0137133 B2 JP H0137133B2 JP 55185764 A JP55185764 A JP 55185764A JP 18576480 A JP18576480 A JP 18576480A JP H0137133 B2 JPH0137133 B2 JP H0137133B2
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JP
Japan
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mill
time
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timer
signal
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JP55185764A
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JPS57110215A (en
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Hiroyuki Oota
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP81306109A priority patent/EP0055610B1/en
Priority to DE8181306109T priority patent/DE3170063D1/de
Priority to US06/335,288 priority patent/US4406217A/en
Publication of JPS57110215A publication Critical patent/JPS57110215A/ja
Publication of JPH0137133B2 publication Critical patent/JPH0137133B2/ja
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は珈琲豆を粉砕するミル機構及び湯を供
給して珈琲液の抽出を行なわせる抽出機構を備え
た珈琲製造器に関し、その目的とするところは、
ミル動作設定手段により設定されたミル動作を記
憶するミル動作記憶部を設け、複数の抽出動作を
記憶する抽出動作記憶部を設け、タイマー時間設
定手段により設定されたタイマー時間を記憶する
タイマー時間記憶部を設け、これらのミル動作記
憶部及びタイマー時間記憶部の内容を所定の形式
で表示する表示部を設け、スタート信号若しくは
前記タイマー時間記憶部からの駆動信号に基づき
前記ミル動作記憶部の内容に応じてミル動作を実
行させるミル動作実行手段を設け、このミル動作
実行手段によるミル動作の終了後前記抽出動作記
憶部の内容に応じて抽出動作を実行させる抽出動
作実行手段を設ける構成とすることにより、ミル
動作とタイマー時間とを表示部に表示させること
ができ、更に、スタート信号に基づいてミル動作
記憶部に設定されたミル動作及び抽出動作記憶部
に記憶された抽出動作を実行させることができ
て、自動的に珈琲液の抽出を行ない得、しかも、
このような珈琲液の抽出をタイマー時間記憶部に
記憶されたタイマー時間の経過後に開始させるこ
とができる珈琲製造器を提供するにある。
以下本発明の一実施例につき図面を参照して説
明する。
まず、第1図及び第2図に従つて珈琲製造器の
全体構成について述べる。1は器体であり、これ
は珈琲豆を粉砕するミル機構2及び粉砕後の珈琲
粉中に湯を滴下せしめて珈琲液を生成する抽出機
構たるドリツプ機構3並びに生成した珈琲液を貯
留する容器例えばボトル4を有していて、以下こ
れらにつき詳述するに、即ち、器体1の下半部の
左右両側にはモータ収納部5及びボトル載置部6
を夫々形成し、更に上半部の左右両側にはケース
装着部7及び貯水タンク8を夫々形成している。
9はボトル載置部6の下面に密接して設けた加熱
盤で、電気ヒータ例えばシーズヒータ10と加熱
パイプ11とを平行に埋設しており、そしてこの
加熱パイプ11の一端部を上方へ延ばし貯水タン
ク8の図示しない出水口に連結して給水パイプ1
2としまた他端部をケース装着部7の上部に延ば
し給湯パイプ13としている。14はケース装着
部7に装着したケースで、これは前述したミル機
構2とドリツプ機構3の双方に共通のもので、該
ケース14の底壁14aの中央部に形成した軸筒
部15には駆動軸16を回転可能に且つ水密に挿
通している。そして、駆動軸16の上端部には珈
琲豆粉砕用のカツタ17を取付け、一方下端部に
は継手18を取付けて、この継手18をモータ収
納部5内に配置したモータ19の継手20と連結
せしめている。21はケース14内に枠状のフイ
ルタ支え22、水密部材23によつてカツタ17
の下方に位置させて装着したろ過用のフイルタ
で、これによりカツタ17によつて粉砕された珈
琲粉を受けるようになつている。24はケース1
4の底壁14aに形成した抽出口であり、これは
ボトル載置部6に着脱自在に載置されたボトル4
の上面開口に上方から臨むようになつている。2
5は前記ケース14の上面開口部に着脱可能に装
着した蓋であり、その略中央部に環状の壁部25
aを立設しているとともにその壁部25aの内側
に位置して注湯孔25bを形成している。そし
て、前記給湯パイプ13の先端部たる給湯口13
aは前記壁部25aの内側に上方から対向するよ
うになつている。26は前記器体1の一部をなす
蓋体であり、これを貯水タンク8の上面開口部に
着脱可能に装着している。27は前記器体1に付
設された操作パネルであり、これには、デジタル
形の表示部たる表示器28、時計用押釦29、タ
イマー時間設定手段たるタイマー用押釦30、ミ
ル動作設定手段たるミル時間用押釦31、タイマ
ーセツト用押釦32、タイマー時間設定手段たる
時用押釦33、タイマー時間設定手段及びミル動
作設定手段兼用の分用押釦34、レギユラ用押釦
35、ストロング用押釦36、小容量(1〜4カ
ツプ分)用押釦37、大容量(5〜8カツプ分)
用押釦38、スタート用押釦39及びスタンダー
ド用押釦40が取付けられている。
次に、第3図に従つて概略的電気構成について
述べる。41及び42は電源端子であり、これら
には夫々電源線43及び44が接続されている。
45は電源線43,44間に接続された直流電源
回路であり、これからの直流電源はマイクロコン
ピユータ、駆動回路等からなる後述する制御装置
46に与えられるようになつている。47,48
及び49は夫々モータ用リレー、ヒータ用リレー
及び容量切換用リレーであり、これらは、後述す
るように制御装置46によつて通電される励磁コ
イル47a,48a及び49aを有し、且つ常開
接点47b,48b及び49bを有する。そし
て、前記電源線43,44間には前記モータ19
及び常開接点47bの直列回路と前記シーズヒー
タ10、常開接点48b及び図示極性のダイオー
ド50の直列回路とが接続されており、該ダイオ
ード50に並列に前記常開接点49bが接続され
ている。この場合、シーズヒータ10は例えば
800ワツトの発熱容量に設定されており、従つて
ダイオード50を介して通電される時には400ワ
ツトの発熱容量となる。
さて、第4図に従つてマイクロコンピユータを
含む制御装置46の構成について述べる。51は
記憶要素を有するミル動作記憶部たるミル時間用
カウンタであり、その入力端子Ia,Ib及びIcには
押圧操作させることにより生ずるスタート用押釦
39からのスタート信号S39、ミル時間用押釦3
1からのミル時間設定信号S31及び分用押釦34
からの分設定信号S34が与えられ、入力端子Idに
は押圧操作されることにより生ずるスタンダード
用押釦40からのスタンダード設定信号S40が与
えられ、入力端子Ieにはタイマー時間記憶部たる
タイマー用カウンタ52の出力端子Oからの起動
信号S52が与えられるようになつている。又、タ
イマー用カウンタ52において、入力端子Iaには
押圧操作されることにより生ずる時用押釦33か
らの時設定信号S33が与えられ、入力端子Ibには
前記分設定信号S34が与えられ、入力端子Ic及び
Idには押圧操作されることにより生ずるタイマー
用押釦30からのタイマー設定信号S30及びタイ
マーセツト用押釦32のタイマーセツト信号S32
が夫々与えられるようになつている。そして、前
記ミル時間用カウンタ51は、スタンダード用押
釦40からのスタンダード設定信号S40が与えら
れると起動され、記憶要素に予め記憶されたメモ
リ時間(例えば13秒)のカウント動作を開始する
とともに出力端子Oaから作動指令信号S51aを発
生し、そのカウント動作を終了すると出力端子
Obから停止指令信号S51bを発生するようになつ
ている。又、ミル時間用カウンタ51は、ミル時
間用押釦31からミル時間設定信号S31が与えら
れた上で分用押釦34から分設定信号S34が与え
られると、その分設定信号S34が与えられている
間中例えば1秒間隔で「1」、「2」、「3」、……
のようにセツト時間を秒単位でセツトされるよう
になつており、このセツト時間は前記表示器28
の分単位表示部に所定の形式で例えば数値で表示
されるようになつている。そして、ミル時間用カ
ウンタ51は、このようにミル時間がセツトされ
た上でスタート用押釦39からスタート信号S39
が与えられ若しくはタイマー用カウンタ52から
起動信号S52が与えられると起動され、前述の記
憶要素に記憶されたメモリ時間に優先してセツト
時間のカウント動作を開始するとともに作動指令
信号S51aを発生し、カウント動作を終了すると停
止指令信号S51bを発生するようになつている。一
方、前記タイマー用カウンタ52は、タイマー用
押釦30からタイマー設定信号S30が与えられた
上で、分用押釦34により分設定信号S34が与え
られると、その分設定信号S34が与えられている
間中例えば1秒間隔で「1」、「2」、「3」、……
のようにセツト時間を分単位でセツトされ、この
セツト時間は前記表示器28の分単位表示部に所
定の形式で例えば数値で表示されるようになつて
おり、又、時用押釦33により時設定信号S33
与えられると、その時設定信号S33が与えられて
いる間中例えば1秒間隔で「1」、「2」、「3」、
……のようにセツト時間を時単位でセツトされ、
このセツト時間は前記表示器28の時単位表示部
に所定の形式で例えば数値で表示されるようにな
つており、その後、タイマーセツト用押釦32か
らタイマーセツト信号S32が与えられると、前述
のようにセツトされた時、分のセツト時間のカウ
ント動作(計時作動)を開始する。そして、タイ
マー用カウンタ52は、前記セツト時間の計時作
動を終了すると出力端子Oから起動信号S52を発
生するようになつている。53はミル動作実行手
段たるモータリレー用駆動回路であり、これは、
入力端子Ia及びIbに前記ミル時間用カウンタ51
からの作動指令信号S51a及び停止指令信号S51bが
夫々与えられるようになつていて、作動指令信号
S51aが与えられると出力端子Oを介してモータ用
リレー47の励磁コイル47aに通電し、停止指
令信号51bが与えられると該励磁コイル47aを
断電するようになつている。54は抽出動作記憶
部たるドリツプパターン記憶回路であり、その入
力端子Iaには前記停止指令信号51bが与えられ、
入力端子Ibには前記スタンダード設定信号S40
与えられ入力端子Icにはレギユラ用押釦35が押
圧操作されると生ずるレギユラ設定信号S35が与
えられ、入力端子Idにはストロング用押釦36が
押圧操作されると生ずるストロング設定信号S36
が与えられるようになつている。このドリツプパ
ターン記憶回路54は、第5図a及びbで示す複
数の抽出動作たるレギユラドリツプパターン及び
ストロングドリツプパターンが記憶されていて、
スタンダード設定信号S40が与えられた場合及び
レギユラ設定信号S35が与えられた場合には第5
図aで示すレギユラドリツプパターンを選択し、
ストロング設定信号S36が与えられた場合には第
5図bで示すストロングドリツプパターンを選択
し、その後に前記停止指令信号S51bが与えられた
時に選択されたドリツプパターンに応じて出力端
子Oa及びObからオン指令信号S54a及びオフ指令
信号S54bを発生するようになつている。55は抽
出動作実行手段たるヒータリレー用駆動回路であ
り、これは、入力端子Ia及びIaに前記オン指令信
号S54a及びオフ指令信号S54bが夫々与えられるよ
うになつていて、オン指令信号S54aが与えられる
と出力端子Oを介してヒータ用リレー48の励磁
コイル48aに通電し、オフ指令信号S54bが与え
られると該励磁コイル48aを断電するようにな
つている。56は容量切換リレー用駆動回路であ
り、その入力端子Iaには前記スタンダード設定信
号S40が与えられ、入力端子Ibには小容量用押釦
37が押圧操作されると発生する小容量設定信号
S37が与えられ、入力端子Icには大容量用押釦3
8が押圧操作されると発生する大容量設定信号
S38が与えられるようになつている。そして、容
量切換リレー用駆動回路56は、小容量設定信号
S37が与えられた場合には出力端子Oを介して容
量切換用リレー49の励磁コイル49aに通電
し、前記スタンダード設定信号S40が与えられた
場合及び大容量設定信号S38が与えられた場合に
は該励磁コイル49aを断電するようになつてい
る。
次に、上記構成の本実施例の作用につき説明す
る。
先ず、一定量(例えば8カツプ分)で通常濃度
の珈琲液を得る場合につき述べる。貯水タンク8
内に8カツプ分(8人分)の量の水を注入し、ケ
ース14にそれに応じた量の珈琲豆を収容した上
で、スタンダード用押釦40を押圧操作してスタ
ンダード設定信号S40を発生させると、このスタ
ンダード設定信号S40が与えられたミル時間用カ
ウンタ51はメモリ時間(例えば13秒)のカウン
ト動作を開始するとともに作動指令信号S51aを発
生してモータリレー用駆動回路53に与えるよう
になり、そのモータリレー用駆動回路53はモー
タ用リレー47の励磁コイル47aに通電するよ
うになり、該モータ用リレー47は常閉接点47
bをオンさせてミル機構2のモータ19に通電す
るようになり、従つてモータ19によりカツタ1
7が回転駆動されてケース14内の珈琲豆を粉砕
(ミル)するミル行程が開始される。又、前記ス
タンダード設定信号S40が与えられたドリツプパ
ターン記憶回路54は第5図aで示すレギユラド
リツプパターンを選択し、同様にスタンダード設
定信号S40が与えられた容量切換リレー用駆動回
路56は、容量切換用リレー49の励磁コイル4
9aに通電してその常開接点49bをオンさせる
ようになり、従つてシーズヒータ10に直列のダ
イオード50が常開接点49bにより短絡され
る。その後、ミル時間用カウンタ51がメモリ時
間(例えば13秒)のカウント動作を終了すると、
該ミル時間用カウンタ51は停止指定信号S51bを
発生してモータリレー用駆動回路53に与えるよ
うになり、従つてそのモータリレー用駆動回路5
3は励磁コイル47bを断電してモータ用リレー
47を復帰させるようになり、以つてミル行程が
終了する。又、前記ミル時間用カウンタ51の停
止指定信号S51bはドリツプパターン記憶回路54
に与えられるので、該ドリツプパターン記憶回路
54は前述のように選択された第5図aで示すレ
ギユラドリツプパターンに基づいて抽出(ドリツ
プ)行程を開始する。即ち、このレギユラドリツ
プパターンによるドリツプ行程においては、オン
指令信号S54aを連続的に発生してヒータリレー用
駆動回路55に与えるようになり、該ヒータリレ
ー用駆動回路55は連続的に励磁コイル48aに
通電してヒータ用リレー48を作動させその常開
接点48bを連続的にオンさせる。これにより、
シーズヒータ10が通電されて800ワツトの大容
量で発熱する。そして、シーズヒータ10が発熱
すると、加熱盤9が加熱され、これによつてボト
ル載置部6に載置されたボトル4を予熱すると同
時に貯水タンク8から給水パイプ12を通じて供
給された加熱パイプ11内の水を加熱して熱湯を
生成する。そして、前述の様に生成せられた熱湯
は、その沸騰圧により給湯パイプ13内を上昇し
て給湯口13aから蓋25における壁部25aの
内側に供給され、注湯孔25bからケース14内
に滴下供給される。更に、ケース14内に供給さ
れた熱湯は珈琲粉及びフイルタ21を通過して珈
琲液として抽出され、この抽出された珈琲液はケ
ース14の抽出口24から流出してボトル4内に
落下貯留される。このように、レギユラドリツプ
パターンに基づいてシーズヒータ10が連続的に
通電されることによりケース14内に連続的に給
湯されて珈琲液が抽出されると、その珈琲液は通
常の濃度のものとなり、所謂レギユラ珈琲が得ら
れる。その後、貯水タンク8内の水が全て消費さ
れれば、ドリツプ行程が終了する。
一方、ミル時間、ドリツプパターン及び珈琲液
量を所望に選択する場合につき述べる。先ず、所
望のカツプ分の水を貯水タンク8内に注入し、こ
れに応じた量の珈琲豆をケース14内に収容し、
更に前記貯水タンク8内に注入した水の量に応じ
てこれが1〜4カツプ分の場合には小容量用押釦
37を押圧操作し、又、5〜8カツプ分の場合に
は大容量用押釦38を押圧操作する。尚、ここで
は、小容量用押釦37を押圧操作することにより
小容量設定信号S37を容量切換リレー用駆動回路
56に与えて容量切換用リレー49の励磁コイル
49aを断電しその常開接点49bをオフさせる
ものとする。更に、珈琲液の好みの濃さに応じて
レギユラ用押釦35或いはストロング用押釦36
を押圧操作する。尚、ここでは、ストロング用押
釦36を押圧操作してストロング設定信号S36
ドリツプパターン記憶回路54に与えることによ
り第5図bに示すストロングドリツプパターンを
選択するものとする。そして、ミル時間用カウン
タ51に、ミル時間用押釦31を押圧操作してミ
ル時間設定信号S31を与えた上で、分用押釦34
を押圧操作して分設定信号S34を与えることによ
り所望の秒数だけミル時間をセツトし、しかる後
スタート用押釦39を押圧操作してスタート信号
S39を与えると、該ミル時間用カウンタ51が前
述のセツト時間のカウント動作を開始するととも
に作動指令信号S51aを発生するようになり、前述
同様のミル行程が開始される。その後、ミル時間
用カウンタ51がセツト時間のカウント動作を終
了して停止指令信号S51bを発生すると、ミル行程
が終了するとともに、この停止指令信号S51bがド
リツプパターン記憶回路54に与えられてドリツ
プ行程が開始される。即ち、このドリツプ行程に
おいては第5図bで示すストロングドリツプパタ
ーンに基づいて制御され、ドリツプパターン記憶
回路54は、先ずオン指令信号S54aを発生してヒ
ータリレー用駆動回路55を介してヒータ用リレ
ー48の励磁コイル48aに通電させ、その常開
接点48bをオンさせてシーズヒータ10に通電
させる。この場合、シーズヒータ10はダイオー
ド50を直列に介して通電されるので400ワツト
の容量で発熱する。従つて、前述同様にしてケー
ス14には湯が供給される。その後、一定時間ta
(例えば1分)だけ経過すると、ドリツプパター
ン記憶回路54はオフ指令信号S54bを発生してヒ
ータリレー用駆動回路55を介してヒータ用リレ
ー48の励磁コイル48aを断電させて常開接点
48bをオフさせるようになり、従つてシーズヒ
ータ10は断電されてケース14内への給湯を停
止する。これにより、シーズヒータ10の一定時
間taの通電によりケース14内に供給された湯は
ケース14内の珈琲粉全域に浸透して珈琲粉全体
を湿らせることになり、珈琲液からこれに含まれ
た珈琲エキス分の抽出が促進される。その後、一
定時間ta(例えば1分)だけ経過すると、ドリツ
プパターン記憶回路54は再びオン指令信号S54a
を発生してヒータ用リレー48の常開接点48b
をオンさせるようになり、シーズヒータ10が通
電されてケース14内への給湯を再開する。その
後は、ドリツプパターン記憶回路54は連続的に
オン指令信号S54aを発生してヒータ用リレー48
の常開接点48bをオンさせるようになり、従つ
てケース14内には連続的に給湯が行なわれて珈
琲液の抽出が行なわれる。このようにストロング
ドリツプパターンに基づいて珈琲粉全体を一度湿
らせて珈琲エキス分の抽出促進を図つた後連続的
に給湯して珈琲液の抽出を行なうと、その珈琲液
は前述のレギユラ珈琲よりも濃度の大なるものと
なり、所謂ストロング珈琲が得られる。その後、
貯水タンク8内の水が全て消費されれば、ドリツ
プ行程が終了する。
さて、タイマー用カウンタ52を用いて所望の
時間後に珈琲製造を開始する場合について述べ
る。前述同様にしてミル時間用カウンタ51に所
望のミル時間をセツトし、ドリツプパターン記憶
回路54の所望のドリツプパターンを選択し、更
に容量切換リレー用駆動回路56によりシーズヒ
ータ10の容量を選択する。しかる後、タイマー
用カウンタ52に、タイマー用押釦30を押圧操
作してタイマー設定信号S30を与えた上で、分用
押釦34を押圧操作して分設定信号S34を与える
ことにより分単位の時間を所望にセツトし、時用
押釦33を押圧操作して時設定信号S33を与える
ことにより時単位の時間を所望にセツトし、更に
タイマーセツト用押釦32を押圧操作してタイマ
ーセツト信号S32を与える。これにより、タイマ
ー用カウンタ52はセツト時間の計時作動を開始
するようになり、その後セツト時間の計時作動を
終了すると起動信号S52を発生してミル時間用カ
ウンタ51に与える。従つて、ミル時間用カウン
タ51はセツトされたミル時間のカウント動作を
開始するとともに作動指令信号S51aを発生するよ
うになり、ミル行程が開始される。その後、ミル
時間用カウンタ51がセツトされたミル時間のカ
ウント動作を終了すると停止指令信号S51bを発生
するようになり、ミル行程が終了する。又、この
停止指令信号S51bはドリツプパターン記憶回路5
4に与えられるので、ドリツプ行程が開始され、
該ドリツプパターン記憶回路54は選択されたレ
ギユラドリツプパターン或いはストロングドリツ
プパターンに基づいてシーズヒータ10を通断電
制御するとともに、シーズヒータ10は選択され
た800ワツト或いは400ワツトの容量で発熱するこ
とになる。このようにして、所望の時間の経過後
にミル行程及びドリツプ行程が行なわれて、所望
量のレギユラ珈琲或いはストロング珈琲が得られ
ることになる。
尚、時計用押釦29を押圧操作した場合には図
示しない時計用カウンタがセツトされて表示器2
8に時計表示が行なわれるようになつており、こ
の場合に、分単位及び時単位の修正は分用押釦3
4及び時用押釦33を夫々押圧操作することによ
り行なわれるようになつている。
このように本実施例によれば、スタンダード用
押釦40を押圧操作した時には、予め設定された
所定のメモリ時間(例えば13秒)のミル行程が行
なわれた後予め設定された800ワツトの発熱容量
で予め設定されたレギユラドリツプパターンによ
りドリツプ行程が行なわれるようになつて予め設
定された大容量例えば8カツプ分のレギユラ珈琲
が自動的に得られるものであり、従つて家族構成
上常に大容量のレギユラ珈琲を得たい場合にスタ
ンダード用押釦40を押圧操作するだけの所謂ワ
ンタツチ操作で実現できることになつて操作が極
めて簡単であり、しかも8カツプ分等の大容量の
珈琲液を得る場合でもシーズヒータ10を1〜4
カツプ分の小容量時の400ワツトよりも大なる800
ワツトで発熱させるようにしているので、ドリツ
プ行程に長時間を要することはない。
又、本実施例によれば、ミル時間用カウンタ5
1にミル時間を所望にセツトすることにより珈琲
豆の粉砕粒度を所望に選択でき、ドリツプパター
ン記憶回路54によりレギユラドリツプパターン
或いはストロングドリツプパターンを所望に選択
できるとともに、容量切換リレー用駆動回路56
によりシーズヒータ10を800ワツト或いは400ワ
ツトの所望の発熱容量に選択できるので、好みの
味、好みの濃さの珈琲液を所望の量だけ得ること
ができる。
しかも、本実施例によれば、タイマー用カウン
タ52に所望の時間をセツトすることにより、そ
のセツト時間の経過後にミル行程及びドリツプ行
程からなる珈琲製造を開始させることができるの
で、例えば夜タイマー用カウンタ52をセツトす
ることにより翌朝には好みの味、好みの濃さ及び
所望の量の珈琲液を得ることができて極めて便利
であり、この場合でも、珈琲豆の粉砕はドリツプ
行程の直前で行なわれることになるので、珈琲粉
を長時間にわたつて空気中に放置するような事態
は発生せず、従つて珈琲粉が湿気を含んで風味が
低下するというような不具合はない。そして、本
実施例によれば、タイマー用カウンタ52にタイ
マー時間をセツトする時にはそのセツト時間をミ
ル時間の表示を行なう表示器28を利用して表示
させるようにしているので、同一の表示器28に
ミル時間とタイマー時間とを制御装置46の選択
機能により選択的に表示させることができて、実
用的である。
加えて、本実施例によれば、制御装置46をマ
イクロコンピユータを含んで構成するようにした
ので、例えば多数のトランジスタ、ダイオード、
抵抗及びコンデンサを組込んでハード的に構成し
た制御装置に比し、電気回路の構成が簡単で組立
て作業が容易であり、且つ小形化を図り得る利点
があり、内部にそれほど余剰スペースのない珈琲
製造器に組込むのに極めて有利である。
尚、上記実施例では発熱容量を所望に選択でき
るようにしたが、これは必要に応じて行なえるよ
うにすればよい。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しな
い範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論で
ある。
本発明は以上説明したように、ミル動作とタイ
マー時間とを表示部に表示させることができて、
実用的であり、更に、スタート信号に基づいてミ
ル動作記憶部に設定されたミル動作及び抽出動作
記憶部の内容に応じた抽出動作を実行させること
ができて、自動的に好みの味及び好みの濃さの珈
琲液の抽出を行ない得、その上、このような珈琲
液の抽出をタイマー時間記憶部に記憶されたタイ
マー時間の経過後に開始させることができて、極
めて便利であるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は縦断
面図、第2図は操作パネル部分の拡大図、第3図
は電気的構成図、第4図は制御装置のブロツク線
図、第5図a及びbはドリツプパターンを示す図
である。 図面中、2はミル機構、3はドリツプ機構(抽
出機構)、10はシーズヒータ(電気ヒータ)、1
7はカツタ、19はモータ、27は操作パネル、
28は表示器(表示部)、30はタイマー用押釦
(タイマー時間設定手段)、31はミル時間用押釦
(ミル動作設定手段)、33は時用押釦(タイマー
時間設定手段)、34は分用押釦(タイマー時間
設定手段、ミル動作設定手段)、40はスタンダ
ード用押釦、46は制御装置、51はミル時間用
カウンタ(ミル動作記憶部)、52はタイマー用
カウンタ(タイマー時間記憶部)、53はモータ
リレー用駆動回路(ミル動作実行手段)、54は
ドリツプパターン記憶回路(抽出動作記憶部)、
55はヒータリレー用駆動回路(抽出動作実行手
段)を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ミル動作を設定するミル動作設定手段と、こ
    のミル動作設定手段により設定されたミル動作を
    記憶するミル動作記憶部と、複数の抽出動作を記
    憶する抽出動作記憶部と、タイマー時間を設定す
    るタイマー時間設定手段と、このタイマー時間設
    定手段により設定されたタイマー時間を記憶する
    タイマー時間記憶部と、前記ミル動作記憶部及び
    タイマー時間記憶部の内容を所定の形式で表示す
    る表示部と、スタート信号若しくは前記タイマー
    時間記憶部からの駆動信号に基づき前記ミル動作
    記憶部の内容に応じてミル動作を実行させるミル
    動作実行手段と、このミル動作実行手段によるミ
    ル動作の終了後前記抽出動作記憶部の内容に応じ
    て抽出動作を実行させる抽出動作実行手段とを具
    備してなる珈琲製造器。
JP55185764A 1980-12-27 1980-12-27 Coffee maker Granted JPS57110215A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55185764A JPS57110215A (en) 1980-12-27 1980-12-27 Coffee maker
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DE8181306109T DE3170063D1 (en) 1980-12-27 1981-12-23 Coffee maker
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