JPH0137128B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0137128B2 JPH0137128B2 JP55087348A JP8734880A JPH0137128B2 JP H0137128 B2 JPH0137128 B2 JP H0137128B2 JP 55087348 A JP55087348 A JP 55087348A JP 8734880 A JP8734880 A JP 8734880A JP H0137128 B2 JPH0137128 B2 JP H0137128B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shelf
- circuit
- shelves
- command
- blocking member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims description 82
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 43
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 3
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 claims 1
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電動式移動棚装置に関するものであ
る。
る。
従来の電動式移動棚装置には、所望の棚と棚と
の間に通路を形成したのち、さらにその通路はそ
のままにして別の棚と棚との間に通路を形成する
ことができるようにした多通路方式のものがあ
る。このような多通路方式の電動式移動棚によれ
ば、物品の出し入れ作業の能率が向上するという
効果がある反面、作業者が何れかの通路内に入つ
ているときに他の作業者が棚を移動させることが
できるようになつているため、操作を誤つて通路
内の作業者を棚と棚との間に挾み込んでしまう危
険が多分にあつた。
の間に通路を形成したのち、さらにその通路はそ
のままにして別の棚と棚との間に通路を形成する
ことができるようにした多通路方式のものがあ
る。このような多通路方式の電動式移動棚によれ
ば、物品の出し入れ作業の能率が向上するという
効果がある反面、作業者が何れかの通路内に入つ
ているときに他の作業者が棚を移動させることが
できるようになつているため、操作を誤つて通路
内の作業者を棚と棚との間に挾み込んでしまう危
険が多分にあつた。
本発明の目的は、多通路方式の移動棚装置とし
て使用しうるようにして作業能率の向上を図ると
ともに、誤つて通路が狭められようとしても所定
巾の通路が確保されるようにして安全を確保でき
るようにした電動式移動棚装置を提供することに
ある。
て使用しうるようにして作業能率の向上を図ると
ともに、誤つて通路が狭められようとしても所定
巾の通路が確保されるようにして安全を確保でき
るようにした電動式移動棚装置を提供することに
ある。
本発明の特徴は、棚の間口面から突出して隣接
棚の接近を阻止する態位と退避態位とをとりうる
阻止部材を棚に設け、この阻止部材を隣接棚接近
阻止態位においたときにのみ複数の通路を形成す
ることができるようにして、安全性が確実に確保
されるようにしたことにある。
棚の接近を阻止する態位と退避態位とをとりうる
阻止部材を棚に設け、この阻止部材を隣接棚接近
阻止態位においたときにのみ複数の通路を形成す
ることができるようにして、安全性が確実に確保
されるようにしたことにある。
以下、図示の実施例によつて本発明を説明す
る。第1図において、室の床1上には固定棚Aが
定置されており、また、固定棚Aと室の壁2との
間には複数の移動棚B,C,D,E,F,Gが、
適宜の案内軌条に沿い棚の間口面に対して直角の
方向に走行可能に置き並べられている。固定棚A
の側面には電源スイツチなどが取付けられた主操
作パネル3が設けられており、また、各棚A乃至
Gの側面には操作パネル4が設けられている。各
棚の天板上には、隣接の棚との間に形成される作
業通路(棚Gにおいてはその棚Gと壁2との間に
形成されるべき作業通路)を照明すべき照明灯5
が適宜のアームを介して支持されている。各棚A
乃至Gの、図において右がわの開口面には、隣接
棚の接近を阻止する阻止部材6が設けられてい
る。阻止部材6は、第2図に詳細に示されている
ように、棚の間口面の一部をなす棚支柱7の前面
に取付けられた軸受部材8により、第2図に実線
で示されるような棚間口面に沿い垂直方向に立ち
上がつた退避態位から、第2図に鎖線6Aで示さ
れるような棚間口面に対し直角方向に突出した隣
接棚接近阻止態位までの範囲内で垂直面内におい
て回動可能に軸支されている。従つて、棚間の通
路を形成したとき、その通路に面する阻止部材6
を隣接棚接近阻止態位にしておけば、上記通路が
狭められる向きに棚が移動させられたとしても、
阻止部材6の先端が隣接棚の間口面をなす支柱の
前面に当り、阻止部材6の長さ分の通路巾が確保
されるようになつている。従つて、阻止部材6の
長さを人体が棚間に挾圧されない長さにしておけ
ば、棚間の作業者の安全が確保されることにな
る。なお、阻止部材6を隣接棚接近阻止態位に保
持する手段は、第2図の例のように、阻止部材6
の基部を軸受部材8の底面に当接させるようにし
てもよいし、その他保持アームを付加するなど、
適宜の手段を選択して差支えない。また、阻止部
材6を垂直態位に保持する手段は、阻止部材6を
磁力により支柱7に吸着させる方法、スプリング
キヤツチを用いる方法、面フアスナーを用いる方
法、その他適宜の手段を選択して差支えない。第
2図に示されているように、支柱7内には軸受部
材8の取付部の上方においてスイツチ9が取付け
られており、スイツチ9の操作片9aが支柱7の
前面がわに突出している。操作片9aは、阻止部
材6が垂直態位におかれると阻止部材6によつて
押圧され、阻止部材6が隣接棚接近阻止態位にお
かれると押圧が解除されるようになつている。
る。第1図において、室の床1上には固定棚Aが
定置されており、また、固定棚Aと室の壁2との
間には複数の移動棚B,C,D,E,F,Gが、
適宜の案内軌条に沿い棚の間口面に対して直角の
方向に走行可能に置き並べられている。固定棚A
の側面には電源スイツチなどが取付けられた主操
作パネル3が設けられており、また、各棚A乃至
Gの側面には操作パネル4が設けられている。各
棚の天板上には、隣接の棚との間に形成される作
業通路(棚Gにおいてはその棚Gと壁2との間に
形成されるべき作業通路)を照明すべき照明灯5
が適宜のアームを介して支持されている。各棚A
乃至Gの、図において右がわの開口面には、隣接
棚の接近を阻止する阻止部材6が設けられてい
る。阻止部材6は、第2図に詳細に示されている
ように、棚の間口面の一部をなす棚支柱7の前面
に取付けられた軸受部材8により、第2図に実線
で示されるような棚間口面に沿い垂直方向に立ち
上がつた退避態位から、第2図に鎖線6Aで示さ
れるような棚間口面に対し直角方向に突出した隣
接棚接近阻止態位までの範囲内で垂直面内におい
て回動可能に軸支されている。従つて、棚間の通
路を形成したとき、その通路に面する阻止部材6
を隣接棚接近阻止態位にしておけば、上記通路が
狭められる向きに棚が移動させられたとしても、
阻止部材6の先端が隣接棚の間口面をなす支柱の
前面に当り、阻止部材6の長さ分の通路巾が確保
されるようになつている。従つて、阻止部材6の
長さを人体が棚間に挾圧されない長さにしておけ
ば、棚間の作業者の安全が確保されることにな
る。なお、阻止部材6を隣接棚接近阻止態位に保
持する手段は、第2図の例のように、阻止部材6
の基部を軸受部材8の底面に当接させるようにし
てもよいし、その他保持アームを付加するなど、
適宜の手段を選択して差支えない。また、阻止部
材6を垂直態位に保持する手段は、阻止部材6を
磁力により支柱7に吸着させる方法、スプリング
キヤツチを用いる方法、面フアスナーを用いる方
法、その他適宜の手段を選択して差支えない。第
2図に示されているように、支柱7内には軸受部
材8の取付部の上方においてスイツチ9が取付け
られており、スイツチ9の操作片9aが支柱7の
前面がわに突出している。操作片9aは、阻止部
材6が垂直態位におかれると阻止部材6によつて
押圧され、阻止部材6が隣接棚接近阻止態位にお
かれると押圧が解除されるようになつている。
阻止部材6の取付位置は、棚の棚板でも天板で
も側板でも、台枠でも、その他どこでも差支えな
いが、できれば操作性の良い位置に取付けること
が望ましい。また、阻止部材6は、一つの棚に複
数個設けてもよい。さらに、阻止部材6は水平態
位から垂下態位までの範囲で回動するようにする
か、又は水平面内において回動するようにしても
よいし、棚の間口面に対し直角方向に摺動して進
退するようにしてもよい。第4図および第5図の
実施例は棚の間口面に対し直角方向に摺動するよ
うにした阻止部材の例を示すものであつて、棚支
柱7の側面に案内筒10を棚の奥行方向に向けて
固定し、案内筒10内を阻止部材11が摺動しう
るようにしたものである。案内筒10にはスイツ
チ12が取付けられ、阻止部材11が棚間口面か
ら突出して隣接棚接近阻止態位にあるときはスイ
ツチ12の操作片の押圧が解除され、阻止部材1
1が案内筒10内に押し込まれて退避態位にある
ときは阻止部材11によつてスイツチ12の操作
片が押圧されるようになつている。即ち、スイツ
チ12は第2図の実施例におけるスイツチ9と同
等のものである。阻止部材11内には鈎形のレバ
ー14が摺動自在に軸支されている。レバー14
は自重によつて回動しようとする習性を有してい
て、阻止部材11の大部分を案内筒10から引き
出すと、レバー14が自重により回動してその先
端の鈎部14aが阻止部材11の窓孔から突出す
るようになつている。従つて、この状態におい
て、例えば隣接棚により阻止部材11の先端が押
されると、レバー14の鈎部14aが案内筒10
の先端に当り、阻止部材11の退避が阻止されて
隣接棚の相互接近が阻止されることになる。阻止
部材11の引き出し限界は適宜のストツパーによ
つて画されるものとする。阻止部材11を退避さ
せるには、レバー14aを押し上げて阻止部材1
1の下面内に退避させ、しかるのち阻止部材11
を押し込めばよい。
も側板でも、台枠でも、その他どこでも差支えな
いが、できれば操作性の良い位置に取付けること
が望ましい。また、阻止部材6は、一つの棚に複
数個設けてもよい。さらに、阻止部材6は水平態
位から垂下態位までの範囲で回動するようにする
か、又は水平面内において回動するようにしても
よいし、棚の間口面に対し直角方向に摺動して進
退するようにしてもよい。第4図および第5図の
実施例は棚の間口面に対し直角方向に摺動するよ
うにした阻止部材の例を示すものであつて、棚支
柱7の側面に案内筒10を棚の奥行方向に向けて
固定し、案内筒10内を阻止部材11が摺動しう
るようにしたものである。案内筒10にはスイツ
チ12が取付けられ、阻止部材11が棚間口面か
ら突出して隣接棚接近阻止態位にあるときはスイ
ツチ12の操作片の押圧が解除され、阻止部材1
1が案内筒10内に押し込まれて退避態位にある
ときは阻止部材11によつてスイツチ12の操作
片が押圧されるようになつている。即ち、スイツ
チ12は第2図の実施例におけるスイツチ9と同
等のものである。阻止部材11内には鈎形のレバ
ー14が摺動自在に軸支されている。レバー14
は自重によつて回動しようとする習性を有してい
て、阻止部材11の大部分を案内筒10から引き
出すと、レバー14が自重により回動してその先
端の鈎部14aが阻止部材11の窓孔から突出す
るようになつている。従つて、この状態におい
て、例えば隣接棚により阻止部材11の先端が押
されると、レバー14の鈎部14aが案内筒10
の先端に当り、阻止部材11の退避が阻止されて
隣接棚の相互接近が阻止されることになる。阻止
部材11の引き出し限界は適宜のストツパーによ
つて画されるものとする。阻止部材11を退避さ
せるには、レバー14aを押し上げて阻止部材1
1の下面内に退避させ、しかるのち阻止部材11
を押し込めばよい。
次に、第3図によつて本発明に用いられる電気
回路の例を説明する。第3図において符号A,
B,C,Gはそれぞれ第1図における各棚A,
B,C,Gを示している。棚Aには、開指令スイ
ツチ21a、停止スイツチ22a、開指令保持回
路23a、二重指令検出回路24a、異常状態検
出回路25a、阻止部材検出回路26a、全停止
指令回路27が設けられている。これに対して棚
Bには、開指令スイツチ21b、停止スイツチ2
2b、開指令保持回路23b、左行指令回路28
b、右行指令回路29b、二重指令検出回路24
b、異常状態検出回路25b、停止リミツト検出
回路30b、阻止部材検出回路26b、モーター
制御回路31b、モーター駆動回路32bが設け
られている。棚C乃至Gにも棚Bと全く同様のス
イツチおよび回路部が設けられているが、第3図
では棚D,E,Fにおける電気回路の開示は省略
されている。なお、棚Cおよび棚Gにおけるスイ
ツチおよび回路部には、棚Bにおけるスイツチお
よび回路部の符号と対応した数字に「C」又は
「g」のサフイツクスを付してある。なお、各棚
の開指令スイツチおよび停止スイツチは、各棚の
操作パネル4に設けられているものとする。
回路の例を説明する。第3図において符号A,
B,C,Gはそれぞれ第1図における各棚A,
B,C,Gを示している。棚Aには、開指令スイ
ツチ21a、停止スイツチ22a、開指令保持回
路23a、二重指令検出回路24a、異常状態検
出回路25a、阻止部材検出回路26a、全停止
指令回路27が設けられている。これに対して棚
Bには、開指令スイツチ21b、停止スイツチ2
2b、開指令保持回路23b、左行指令回路28
b、右行指令回路29b、二重指令検出回路24
b、異常状態検出回路25b、停止リミツト検出
回路30b、阻止部材検出回路26b、モーター
制御回路31b、モーター駆動回路32bが設け
られている。棚C乃至Gにも棚Bと全く同様のス
イツチおよび回路部が設けられているが、第3図
では棚D,E,Fにおける電気回路の開示は省略
されている。なお、棚Cおよび棚Gにおけるスイ
ツチおよび回路部には、棚Bにおけるスイツチお
よび回路部の符号と対応した数字に「C」又は
「g」のサフイツクスを付してある。なお、各棚
の開指令スイツチおよび停止スイツチは、各棚の
操作パネル4に設けられているものとする。
各棚における開指令スイツチ21a乃至21g
は、その押圧操作により、それぞれの棚における
開指令保持回路23a乃至23gに信号を入力す
るようになつている。各棚の停止スイツチ22a
乃至22gは互いに直列に接続されていて、何れ
か一つの停止スイツチを操作することにより棚A
における全停止指令回路27に停止信号として入
力されるようになつている。固定棚Aの開指令保
持回路23aの出力信号は移動棚Bの右行指令回
路29bに加えられるようになつている。これに
対し各移動棚B乃至Gにおける開指令保持回路2
3b乃至23gの出力信号は、その棚の左行指令
回路とその棚の右側に隣接する棚の右行指令回路
に加えられるようになつている。即ち、棚Bの例
をとれば、開指令保持回路23bの出力信号はそ
の棚の左行指令回路28bと棚Cの右行指令回路
29cに加えられるようになつている。各移動棚
B乃至Gにおける左行指令回路28b乃至28g
の出力信号はそれぞれの棚におけるモーター制御
回路31b乃至31gに左行信号として加えられ
るようになつており、さらに、左がわの隣接棚に
おける左行指令回路に加えられるようになつてい
る。また、各移動棚B乃至Gにおける右行指令回
路29b乃至29gの出力信号はそれぞれの棚に
おけるモーター制御回路31b乃至31gに右行
信号として加えられるようになつており、さら
に、右がわの隣接棚における右行指令回路に加え
られるようになつている。各移動棚の左行指令回
路28b乃至28gの出力信号および右行指令回
路29c乃至29gの出力信号は、それぞれの棚
における二重指令検出回路24b乃至24gに加
えられるようになつている。各二重指令検出回路
24b乃至24gは左行信号と右行信号が重複し
て入力されたときに二重指令信号を発するもので
あつて、各二重指令検出回路24b乃至24gの
出力端子は固定棚Aの全停止指令回路27に並列
的に接続されている。
は、その押圧操作により、それぞれの棚における
開指令保持回路23a乃至23gに信号を入力す
るようになつている。各棚の停止スイツチ22a
乃至22gは互いに直列に接続されていて、何れ
か一つの停止スイツチを操作することにより棚A
における全停止指令回路27に停止信号として入
力されるようになつている。固定棚Aの開指令保
持回路23aの出力信号は移動棚Bの右行指令回
路29bに加えられるようになつている。これに
対し各移動棚B乃至Gにおける開指令保持回路2
3b乃至23gの出力信号は、その棚の左行指令
回路とその棚の右側に隣接する棚の右行指令回路
に加えられるようになつている。即ち、棚Bの例
をとれば、開指令保持回路23bの出力信号はそ
の棚の左行指令回路28bと棚Cの右行指令回路
29cに加えられるようになつている。各移動棚
B乃至Gにおける左行指令回路28b乃至28g
の出力信号はそれぞれの棚におけるモーター制御
回路31b乃至31gに左行信号として加えられ
るようになつており、さらに、左がわの隣接棚に
おける左行指令回路に加えられるようになつてい
る。また、各移動棚B乃至Gにおける右行指令回
路29b乃至29gの出力信号はそれぞれの棚に
おけるモーター制御回路31b乃至31gに右行
信号として加えられるようになつており、さら
に、右がわの隣接棚における右行指令回路に加え
られるようになつている。各移動棚の左行指令回
路28b乃至28gの出力信号および右行指令回
路29c乃至29gの出力信号は、それぞれの棚
における二重指令検出回路24b乃至24gに加
えられるようになつている。各二重指令検出回路
24b乃至24gは左行信号と右行信号が重複し
て入力されたときに二重指令信号を発するもので
あつて、各二重指令検出回路24b乃至24gの
出力端子は固定棚Aの全停止指令回路27に並列
的に接続されている。
各棚A乃至Gの異常状態検出回路25a乃至2
5gは、例えば、棚と棚との間に人体等の異物が
挾み込まれた場合、あるいは駆動モーターが過熱
した場合などに異常信号を発するものであつて、
各異常状態検出回路の出力端子は固定棚Aにおけ
る全停止指令回路27の入力端子に並列的に接続
されている。各移動棚B乃至Gの停止リミツト検
出回路33b乃至30gは、移動棚の移行余裕が
なくなつたときに作動するリミツトスイツチを含
み、このリミツトスイツチの作動により信号を発
してモーター制御回路31bに信号を加えるよう
になつている。各棚A乃至Gにおける阻止部材検
出回路26a乃至26gは、前に説明した阻止部
材6又は11が隣接棚接近阻止態位にあるか又は
退避態位にあるかによつて作動態様が異なるスイ
ツチ9又は12を含むものであつて、阻止部材が
隣接棚接近阻止態位にあるときに信号を発するよ
うになつている。この各阻止部材検出回路の出力
信号はそれぞれの棚における開指令保持回路に加
えられて開指令保持が解除されるようになつてお
り、また、それぞれの棚における左行指令回路と
右行指令回路に加えられるようになつている。ま
た、各移動棚B乃至Gの阻止部材検出回路26b
乃至26gの出力信号はそれぞれの棚のモーター
制御回路に加えられるようになつており、さら
に、各棚A乃至Fの阻止部材検出回路26a乃至
26fの出力信号はそれぞれ右方に隣接する棚の
モーター制御回路26b乃至26gに加えられる
ようになつている。固定棚Aの全停止指令回路2
7の出力は各移動棚B乃至Gのモーター制御回路
31b乃至31gのすべてに加えられるようにな
つている。各移動棚B乃至Gのモーター制御回路
31b乃至31gには、その棚における左行指令
回路の出力、およびその棚における右行指令回路
の出力が加えられるようになつている。また上記
各モーター制御回路31b乃至31gの出力はそ
れぞれの棚におけるモーター駆動部32b乃至3
2gに加えられるようになつている。
5gは、例えば、棚と棚との間に人体等の異物が
挾み込まれた場合、あるいは駆動モーターが過熱
した場合などに異常信号を発するものであつて、
各異常状態検出回路の出力端子は固定棚Aにおけ
る全停止指令回路27の入力端子に並列的に接続
されている。各移動棚B乃至Gの停止リミツト検
出回路33b乃至30gは、移動棚の移行余裕が
なくなつたときに作動するリミツトスイツチを含
み、このリミツトスイツチの作動により信号を発
してモーター制御回路31bに信号を加えるよう
になつている。各棚A乃至Gにおける阻止部材検
出回路26a乃至26gは、前に説明した阻止部
材6又は11が隣接棚接近阻止態位にあるか又は
退避態位にあるかによつて作動態様が異なるスイ
ツチ9又は12を含むものであつて、阻止部材が
隣接棚接近阻止態位にあるときに信号を発するよ
うになつている。この各阻止部材検出回路の出力
信号はそれぞれの棚における開指令保持回路に加
えられて開指令保持が解除されるようになつてお
り、また、それぞれの棚における左行指令回路と
右行指令回路に加えられるようになつている。ま
た、各移動棚B乃至Gの阻止部材検出回路26b
乃至26gの出力信号はそれぞれの棚のモーター
制御回路に加えられるようになつており、さら
に、各棚A乃至Fの阻止部材検出回路26a乃至
26fの出力信号はそれぞれ右方に隣接する棚の
モーター制御回路26b乃至26gに加えられる
ようになつている。固定棚Aの全停止指令回路2
7の出力は各移動棚B乃至Gのモーター制御回路
31b乃至31gのすべてに加えられるようにな
つている。各移動棚B乃至Gのモーター制御回路
31b乃至31gには、その棚における左行指令
回路の出力、およびその棚における右行指令回路
の出力が加えられるようになつている。また上記
各モーター制御回路31b乃至31gの出力はそ
れぞれの棚におけるモーター駆動部32b乃至3
2gに加えられるようになつている。
次に、上記電気回路の作動を説明する。いま、
総ての移動棚B乃至Gが第1図において左方に移
動して総ての棚A乃至Gが一塊になつて重なり合
つているものとする。そこで移動棚Bにおける開
指令スイツチ21bを押圧操作すると、開指令保
持回路23bに信号が入力されて開指令保持回路
23bが開指令信号を出力したままその状態を保
持する。上記開指令信号はその棚Bの左行指令回
路28bと右隣棚のCの右行指令回路29cに加
えられる。このとき、移動棚Bは左がわに移行す
る余裕はなく、左がわのリミツトスイツチが作動
しているので左行指令回路28bは作動せず、棚
Cの右行指令回路29cが作動して右行指令信号
を出力する。この右行指令信号はさらに右隣の移
動棚の右行指令回路に加えられ、こうして各移動
棚C乃至Gの右行指令回路29c乃至29gが作
動し、それぞれの棚C乃至Gのモーター制御回路
31c乃至31gに右行指令信号を加える。各モ
ーター制御回路31c乃至31gは上記右行指令
信号に基づき、それぞれの棚におけるモーター駆
動部32c乃至32gを作動させ、各棚C乃至G
における駆動モーターを作動させて各棚C乃至G
を右方に移動させる。そのまま放置すれば、移動
棚C乃至Gは所定距離走行し、各棚における停止
リミツト検出回路30c乃至30gが作動して各
棚のモーター制御回路31c乃至31gに停止信
号が加えられて各棚の走行が停止させられる。こ
こにおいて棚Bと棚Cとの間に巾の広い作業通路
が形成されることになる。
総ての移動棚B乃至Gが第1図において左方に移
動して総ての棚A乃至Gが一塊になつて重なり合
つているものとする。そこで移動棚Bにおける開
指令スイツチ21bを押圧操作すると、開指令保
持回路23bに信号が入力されて開指令保持回路
23bが開指令信号を出力したままその状態を保
持する。上記開指令信号はその棚Bの左行指令回
路28bと右隣棚のCの右行指令回路29cに加
えられる。このとき、移動棚Bは左がわに移行す
る余裕はなく、左がわのリミツトスイツチが作動
しているので左行指令回路28bは作動せず、棚
Cの右行指令回路29cが作動して右行指令信号
を出力する。この右行指令信号はさらに右隣の移
動棚の右行指令回路に加えられ、こうして各移動
棚C乃至Gの右行指令回路29c乃至29gが作
動し、それぞれの棚C乃至Gのモーター制御回路
31c乃至31gに右行指令信号を加える。各モ
ーター制御回路31c乃至31gは上記右行指令
信号に基づき、それぞれの棚におけるモーター駆
動部32c乃至32gを作動させ、各棚C乃至G
における駆動モーターを作動させて各棚C乃至G
を右方に移動させる。そのまま放置すれば、移動
棚C乃至Gは所定距離走行し、各棚における停止
リミツト検出回路30c乃至30gが作動して各
棚のモーター制御回路31c乃至31gに停止信
号が加えられて各棚の走行が停止させられる。こ
こにおいて棚Bと棚Cとの間に巾の広い作業通路
が形成されることになる。
ところで、上記のようにして各棚C乃至Gが右
方に走行している途中で各棚A乃至Gの停止スイ
ツチ22a乃至22gのうちの一つを押圧操作す
るか、又は棚Bにおける阻止部材6を隣接棚接近
阻止態位にすることにより各棚C乃至Gの走行を
停止させることができる。即ち、停止スイツチ2
2a乃至22gの一つを操作すると、固定棚Aの
全停止指令回路27に信号が加えられ、全停止指
令回路27から停止信号が出力されて全移動棚B
乃至Gのモーター制御回路に加えられ、全移動棚
の走行が停止させられるからであり、また、棚B
の阻止部材6を阻止態位においた場合は、阻止部
材検出回路26bから信号が出力されて開指令保
持回路23bに入力され、開指令保持回路23b
の開指令保持が解除されて各移動棚への走行指令
信号が止絶えるからである。また、前述のように
して各移動棚が走行しているときに、棚B以外の
棚の開指令スイツチを押圧操作したとき、即ち、
各棚A乃至Gの開指令スイツチ21a乃至21g
を重複して操作したときにも各移動棚の走行が停
止する。例えば、前述のように棚C乃至Gが右方
に走行しているときに棚Cの開指令スイツチ21
cを押圧操作したとすると、開指令保持回路23
cから信号が出力され、この信号に基づき左行指
令回路28cから信号が出力されて二重指令検出
回路24cに加えられ、この二重指令検出回路2
4cは、棚Bの開指令スイツチ21bの操作に基
づき右行指令回路29cから出力された右行信号
と相俟つて二重指令信号を出力し、この信号に基
づき全停止指令回路27から停止信号が出力さ
れ、これに基づき移動中の棚が総て停止すること
になる。
方に走行している途中で各棚A乃至Gの停止スイ
ツチ22a乃至22gのうちの一つを押圧操作す
るか、又は棚Bにおける阻止部材6を隣接棚接近
阻止態位にすることにより各棚C乃至Gの走行を
停止させることができる。即ち、停止スイツチ2
2a乃至22gの一つを操作すると、固定棚Aの
全停止指令回路27に信号が加えられ、全停止指
令回路27から停止信号が出力されて全移動棚B
乃至Gのモーター制御回路に加えられ、全移動棚
の走行が停止させられるからであり、また、棚B
の阻止部材6を阻止態位においた場合は、阻止部
材検出回路26bから信号が出力されて開指令保
持回路23bに入力され、開指令保持回路23b
の開指令保持が解除されて各移動棚への走行指令
信号が止絶えるからである。また、前述のように
して各移動棚が走行しているときに、棚B以外の
棚の開指令スイツチを押圧操作したとき、即ち、
各棚A乃至Gの開指令スイツチ21a乃至21g
を重複して操作したときにも各移動棚の走行が停
止する。例えば、前述のように棚C乃至Gが右方
に走行しているときに棚Cの開指令スイツチ21
cを押圧操作したとすると、開指令保持回路23
cから信号が出力され、この信号に基づき左行指
令回路28cから信号が出力されて二重指令検出
回路24cに加えられ、この二重指令検出回路2
4cは、棚Bの開指令スイツチ21bの操作に基
づき右行指令回路29cから出力された右行信号
と相俟つて二重指令信号を出力し、この信号に基
づき全停止指令回路27から停止信号が出力さ
れ、これに基づき移動中の棚が総て停止すること
になる。
このように、ある一つの開指令スイツチの操作
に基づいて移動棚が走行している途中でこれを停
止させた場合は、阻止部材6を隣接棚接近阻止態
位におくことと、他の開指令スイツチを操作する
こととを条件として通路を複数個所に形成するこ
とができるようになつている。例えば、前述のよ
うに、棚Bの開指令スイツチ21bの操作によつ
て棚C乃至Gが右方に向つて走行している途中で
各棚の停止スイツチ22a乃至22gのうちの一
つを操作すること等によつて棚C乃至Gの走行を
停止させたとする。ここにおいては、まず棚Bと
棚Cとの間に通路34(第1図参照)が形成され
たことになる。そこで棚Bの阻止部材6を通路3
4がわに突出させて隣接棚接近阻止態位をとらせ
ると、阻止部材検出回路26bがこれを検出して
信号を発し、開指令保持回路23bの作動を停止
させ、開指令信号を停止させる。従つて、棚Bよ
り右にある棚C乃至Gへの右行指令信号が止絶
え、棚Bの開指令スイツチ21bと重複して棚C
乃至Gの開指令スイツチを操作しても棚C乃至G
の二重指令検出回路は作動することがない。これ
に対してBにおいては、その阻止部材6を阻止態
位におくことにより阻止部材検出回路26bから
その棚Bにおけるモーター制御回路31bおよび
右がわの隣接棚Cにおけるモーター制御回路31
gに停止信号が加えられ、棚Bおよび棚Cは左右
何れの向きにも移動不能に拘束される。そこで次
に、例えば棚Cにおける開指令スイツチ21cを
操作したとすると、開指令保持回路23cが開指
令信号を発してこれを保持すると共に、その棚の
左行指令回路28cと右側の棚Dの右行指令回路
28dに開指令信号が加えられる。ところが、棚
Bの阻止部材検出回路26bからの信号がその棚
のモーター制御回路31bおよび右側のモーター
制御回路31cに加えられて双方の棚B,Cのモ
ーター駆動部32b,32cが不作動状態に拘束
されるようになつているため、棚Dの右行指令回
路が有効に作動する。この右行指令回路の出力信
号は、前に述べたように順次右側に隣接する移動
棚の右行指令回路に加えられ、さらにそれぞれの
棚の右行指令回路からモーター制御回路に右行指
令信号が加えられ、それぞれの棚のモーター駆動
部を作動させる。これによつて棚D乃至Gが右方
に走行し、第1図に示されているように、棚Cと
Dとの間に第2の通路35を形成することにな
る。
に基づいて移動棚が走行している途中でこれを停
止させた場合は、阻止部材6を隣接棚接近阻止態
位におくことと、他の開指令スイツチを操作する
こととを条件として通路を複数個所に形成するこ
とができるようになつている。例えば、前述のよ
うに、棚Bの開指令スイツチ21bの操作によつ
て棚C乃至Gが右方に向つて走行している途中で
各棚の停止スイツチ22a乃至22gのうちの一
つを操作すること等によつて棚C乃至Gの走行を
停止させたとする。ここにおいては、まず棚Bと
棚Cとの間に通路34(第1図参照)が形成され
たことになる。そこで棚Bの阻止部材6を通路3
4がわに突出させて隣接棚接近阻止態位をとらせ
ると、阻止部材検出回路26bがこれを検出して
信号を発し、開指令保持回路23bの作動を停止
させ、開指令信号を停止させる。従つて、棚Bよ
り右にある棚C乃至Gへの右行指令信号が止絶
え、棚Bの開指令スイツチ21bと重複して棚C
乃至Gの開指令スイツチを操作しても棚C乃至G
の二重指令検出回路は作動することがない。これ
に対してBにおいては、その阻止部材6を阻止態
位におくことにより阻止部材検出回路26bから
その棚Bにおけるモーター制御回路31bおよび
右がわの隣接棚Cにおけるモーター制御回路31
gに停止信号が加えられ、棚Bおよび棚Cは左右
何れの向きにも移動不能に拘束される。そこで次
に、例えば棚Cにおける開指令スイツチ21cを
操作したとすると、開指令保持回路23cが開指
令信号を発してこれを保持すると共に、その棚の
左行指令回路28cと右側の棚Dの右行指令回路
28dに開指令信号が加えられる。ところが、棚
Bの阻止部材検出回路26bからの信号がその棚
のモーター制御回路31bおよび右側のモーター
制御回路31cに加えられて双方の棚B,Cのモ
ーター駆動部32b,32cが不作動状態に拘束
されるようになつているため、棚Dの右行指令回
路が有効に作動する。この右行指令回路の出力信
号は、前に述べたように順次右側に隣接する移動
棚の右行指令回路に加えられ、さらにそれぞれの
棚の右行指令回路からモーター制御回路に右行指
令信号が加えられ、それぞれの棚のモーター駆動
部を作動させる。これによつて棚D乃至Gが右方
に走行し、第1図に示されているように、棚Cと
Dとの間に第2の通路35を形成することにな
る。
なお、各棚D乃至Gが右方に走行している途中
で前述の場合と同様に停止スイツチの操作等によ
り棚D乃至Gの走行を停止させ、次に棚Cの阻止
部材6を阻止態位におき、かつ、棚D乃至Gのう
ちの一つ、例えば棚Eの開指令スイツチを操作す
ることにより、前述の場合と全く同様の動作によ
つて棚Eと棚Fとの間に第3の通路を形成するこ
とができる。もつとも、多くの通路を形成するこ
とが可能ということは、それだけ多くの移行余裕
が必要であり、スペース効率が悪くなることがあ
るので、通路を2個所又は3個所に設けたのち
は、それ以上通路を形成することができないよう
にしても差支えない。
で前述の場合と同様に停止スイツチの操作等によ
り棚D乃至Gの走行を停止させ、次に棚Cの阻止
部材6を阻止態位におき、かつ、棚D乃至Gのう
ちの一つ、例えば棚Eの開指令スイツチを操作す
ることにより、前述の場合と全く同様の動作によ
つて棚Eと棚Fとの間に第3の通路を形成するこ
とができる。もつとも、多くの通路を形成するこ
とが可能ということは、それだけ多くの移行余裕
が必要であり、スペース効率が悪くなることがあ
るので、通路を2個所又は3個所に設けたのち
は、それ以上通路を形成することができないよう
にしても差支えない。
ところで、何れかの棚における阻止部材を阻止
態位におくと、その棚における阻止部材検出回路
からその棚における左行指令回路および右行指令
回路に検出信号が加えられるようになつている。
これは、阻止部材検出回路からの検出信号により
その棚における左行指令回路および右行指令回路
の作動を停止させるものである。従つて、例えば
棚Cと棚Dとの間に通路を形成して棚Cの阻止部
材を阻止態位におき、しかるのち、例えば棚Dと
棚Eとの間に通路を形成すべく棚Dの開指令スイ
ツチを操作したとしても、棚Dの左行指令回路か
ら発せられた左行指令信号が棚Cの左行指令回路
28cにおいて遮断されてそれより左側にある移
動棚への左行指令信号も遮断されることになり、
棚Cより左がわにある棚が移動不能に拘束される
ことになる。即ち、第1の通路形成後、この通路
を中心として左右何れかの棚間に第2の通路を形
成させようとするとき、第2の通路形成がわと反
対がわの棚がたとえ移行余裕があつたとしても移
動不能に拘束されるようにして安全性を高めたも
のである。
態位におくと、その棚における阻止部材検出回路
からその棚における左行指令回路および右行指令
回路に検出信号が加えられるようになつている。
これは、阻止部材検出回路からの検出信号により
その棚における左行指令回路および右行指令回路
の作動を停止させるものである。従つて、例えば
棚Cと棚Dとの間に通路を形成して棚Cの阻止部
材を阻止態位におき、しかるのち、例えば棚Dと
棚Eとの間に通路を形成すべく棚Dの開指令スイ
ツチを操作したとしても、棚Dの左行指令回路か
ら発せられた左行指令信号が棚Cの左行指令回路
28cにおいて遮断されてそれより左側にある移
動棚への左行指令信号も遮断されることになり、
棚Cより左がわにある棚が移動不能に拘束される
ことになる。即ち、第1の通路形成後、この通路
を中心として左右何れかの棚間に第2の通路を形
成させようとするとき、第2の通路形成がわと反
対がわの棚がたとえ移行余裕があつたとしても移
動不能に拘束されるようにして安全性を高めたも
のである。
第3図において符号P1乃至P7は各棚に設けら
れたパイロツトランプであつて、それぞれの棚の
開指令スイツチが操作されているときに点灯する
ようにしたものである。
れたパイロツトランプであつて、それぞれの棚の
開指令スイツチが操作されているときに点灯する
ようにしたものである。
第6図は本発明に用いられる照明灯5の点灯回
路の例を示す。第6図において、照明灯5は電源
制御部37を介して交流電源に接続されている。
制御部37にはアンド回路38の出力端子が接続
されている。アンド回路38には、オア回路の出
力信号39,インバータの出力信号40、フオト
ダイオード等を有してなる明るさ検知回路からの
信号36が加えられるようになつている。オア回
路には、それぞれの棚における阻止部材検出回路
からの検出信号26、開指令スイツチからの指令
信号21が加えられるようになつており、さら
に、インバータ40にはそれぞれの棚における停
止リミツト検出回路からの検出信号30が加えら
れるようになつている。
路の例を示す。第6図において、照明灯5は電源
制御部37を介して交流電源に接続されている。
制御部37にはアンド回路38の出力端子が接続
されている。アンド回路38には、オア回路の出
力信号39,インバータの出力信号40、フオト
ダイオード等を有してなる明るさ検知回路からの
信号36が加えられるようになつている。オア回
路には、それぞれの棚における阻止部材検出回路
からの検出信号26、開指令スイツチからの指令
信号21が加えられるようになつており、さら
に、インバータ40にはそれぞれの棚における停
止リミツト検出回路からの検出信号30が加えら
れるようになつている。
上記第6図の照明回路によれば、その棚におけ
る阻止部材6が阻止態位におかれること又は開指
令スイツチが操作されていることと、停止リミツ
トスイツチが作動していないこと、即ち、隣接棚
との間に通路が形成されている未だ移行しうる余
裕があることと、周囲の明るさが一定以下になつ
ていることとを条件として照明灯が点灯するよう
になつている。従つて、この回路によれば、必要
以外の場合は照明灯5は点灯しないから、電力の
消費を防止することができる。なお、場合によつ
ては、開指令スイツチの操作によつてのみ、又は
阻止部材の操作によつてのみ照明灯が点灯するよ
うに設計しても差支えない。
る阻止部材6が阻止態位におかれること又は開指
令スイツチが操作されていることと、停止リミツ
トスイツチが作動していないこと、即ち、隣接棚
との間に通路が形成されている未だ移行しうる余
裕があることと、周囲の明るさが一定以下になつ
ていることとを条件として照明灯が点灯するよう
になつている。従つて、この回路によれば、必要
以外の場合は照明灯5は点灯しないから、電力の
消費を防止することができる。なお、場合によつ
ては、開指令スイツチの操作によつてのみ、又は
阻止部材の操作によつてのみ照明灯が点灯するよ
うに設計しても差支えない。
本発明に用いられている阻止部材自体の効果は
次のようなものである。
次のようなものである。
まず、大きな地震が発生すると、各移動棚は相
隣接する棚との間ではじき合つて相互に均等な巾
の通路を形成するように、従つて、それまで形成
されていた通路は狭められるように案内軌条上を
滑動し、通路内の作業者は棚間に挾圧される危険
性がある。しかし、阻止部材を阻止態位において
おけばその長さ分の通路巾が確保されるから上記
の危険が回避される。
隣接する棚との間ではじき合つて相互に均等な巾
の通路を形成するように、従つて、それまで形成
されていた通路は狭められるように案内軌条上を
滑動し、通路内の作業者は棚間に挾圧される危険
性がある。しかし、阻止部材を阻止態位において
おけばその長さ分の通路巾が確保されるから上記
の危険が回避される。
また、電気回路が万一故障して誤動作により通
路が狭められる方向に動いたとしても、上記の場
合と同様に安全性が確保されることになる。
路が狭められる方向に動いたとしても、上記の場
合と同様に安全性が確保されることになる。
本発明は、上記の如き安全性確保上きわめて有
効な阻止部材の操作に連動させて二重指令を解除
するようにし、もつて多通路の形成を可能にした
から、多通路形成のための回路が誤動作して通路
が狭められようとしても、阻止部材の長さ分の通
路巾が確実に確保され、きわめて安全性の高い多
通路方式の電動式移動棚装置を提供することがで
きる。さらに、阻止部材を作動態位におくと、そ
の通路に面する移動棚は移動不能に拘束されるか
ら、安全性は一層向上する。
効な阻止部材の操作に連動させて二重指令を解除
するようにし、もつて多通路の形成を可能にした
から、多通路形成のための回路が誤動作して通路
が狭められようとしても、阻止部材の長さ分の通
路巾が確実に確保され、きわめて安全性の高い多
通路方式の電動式移動棚装置を提供することがで
きる。さらに、阻止部材を作動態位におくと、そ
の通路に面する移動棚は移動不能に拘束されるか
ら、安全性は一層向上する。
なお、阻止部材検出回路に用いられる検出スイ
ツチ(第2図の符号9参照)と並列に操作スイツ
チを設け、このスイツチの操作によつても二重指
令が解除されるようにしてもよい。また、各棚の
開指令スイツチは、左行用と右行用を分けて設け
てもよい。阻止部材が突出した通路に面する棚
は、上記通路を狭める方向には移動不能とし、上
記通路を広める方向には移動可能としてもよい。
モーターによる移動棚の駆動方法としては、モー
ターの駆動力をそのまま移動棚の駆動力として利
用してもよいし、モーターによつてエヤシリン
ダ、油圧シリンダ等の流体シリンダを作動させ、
これによつて移動棚を駆動するようにしてもよ
い。
ツチ(第2図の符号9参照)と並列に操作スイツ
チを設け、このスイツチの操作によつても二重指
令が解除されるようにしてもよい。また、各棚の
開指令スイツチは、左行用と右行用を分けて設け
てもよい。阻止部材が突出した通路に面する棚
は、上記通路を狭める方向には移動不能とし、上
記通路を広める方向には移動可能としてもよい。
モーターによる移動棚の駆動方法としては、モー
ターの駆動力をそのまま移動棚の駆動力として利
用してもよいし、モーターによつてエヤシリン
ダ、油圧シリンダ等の流体シリンダを作動させ、
これによつて移動棚を駆動するようにしてもよ
い。
第1図は本発明に係る移動棚装置の実施例を示
す側面図、第2図は同上実施例中の阻止部材の構
成を示す一部破断側面図、第3図は本発明に用い
られる電気回路の例を示すブロツク図、第4図は
本発明に用いられる阻止部材の別の例を示す側面
図、第5図は同上阻止部材の部分拡大図、第6図
は本発明に用いられる照明回路の例を示す線図で
ある。 A……固定棚、B,C,D,E,F,G……移
動棚、6,11……阻止部材、21a,21b,
21c,21g……開指令スイツチ、22a,2
2b,22c,22g……停止スイツチ。
す側面図、第2図は同上実施例中の阻止部材の構
成を示す一部破断側面図、第3図は本発明に用い
られる電気回路の例を示すブロツク図、第4図は
本発明に用いられる阻止部材の別の例を示す側面
図、第5図は同上阻止部材の部分拡大図、第6図
は本発明に用いられる照明回路の例を示す線図で
ある。 A……固定棚、B,C,D,E,F,G……移
動棚、6,11……阻止部材、21a,21b,
21c,21g……開指令スイツチ、22a,2
2b,22c,22g……停止スイツチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 移動可能に列設された複数の移動棚を具備
し、各移動棚はそれぞれ次のような構成部分を有
してなる電動式移動棚装置。 (a) 棚間に通路を形成するための開指令操作がな
されることにより開指令信号を出力し、かつ、
これを保持する開指令保持回路 (b) 棚の移行余裕の有無を検出する停止リミツト
検出回路 (c) 棚を駆動する可逆転モーター (d) その棚又は他の棚の開指令保持回路からの開
指令信号とその棚の停止リミツト検出回路の検
出信号に基き、上記モーターを制御し、棚を移
行余裕のある方に移動させるモーター制御回路 (e) 一つの通路を形成するための開指令操作と他
の通路を形成するための開指令操作とが重複し
てなされたとき二重指令検出信号を出力し、す
べての移動棚のモーターへの給電を停止させる
二重指令検出回路 (f) 棚の開口面から突出して隣接棚の接近を阻止
する態位と退避態位とをとりうる阻止部材 (g) 阻止部材が隣接棚接近阻止態位にあるとき
これを検出してその棚の開指令保持回路からの
開指令信号の出力を解除し、かつ、上記阻止部
材が突出している通路に面する棚におけるモー
ター制御回路に検出信号を入力してそれらの棚
のモーターへの給電を阻止する阻止部材検出回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8734880A JPS5711610A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Electromotive shelf apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8734880A JPS5711610A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Electromotive shelf apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5711610A JPS5711610A (en) | 1982-01-21 |
JPH0137128B2 true JPH0137128B2 (ja) | 1989-08-04 |
Family
ID=13912364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8734880A Granted JPS5711610A (en) | 1980-06-27 | 1980-06-27 | Electromotive shelf apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5711610A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3271881B2 (ja) * | 1995-11-08 | 2002-04-08 | 金剛株式会社 | 物置棚装置 |
JP4503258B2 (ja) * | 2003-09-24 | 2010-07-14 | 金剛株式会社 | 電動式移動棚 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5711609A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-21 | Kongo Kk | Electromotive shelf apparatus |
-
1980
- 1980-06-27 JP JP8734880A patent/JPS5711610A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5711609A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-21 | Kongo Kk | Electromotive shelf apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5711610A (en) | 1982-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019183483A (ja) | 移動間仕切装置 | |
CA2599735C (en) | Powered mobile storage system with select and drag operation and selectable aisle width feature | |
JPH0137128B2 (ja) | ||
JPH0126683B2 (ja) | ||
AU2015224389B2 (en) | Electronically driven shelving system with a scanning arrangement | |
US3608674A (en) | Storage elevator having multiple shelves | |
JPS595383Y2 (ja) | 移動棚の安全装置 | |
RU51602U1 (ru) | Система мобильного оборудования | |
DE50206513D1 (de) | Regallager | |
JP2586203B2 (ja) | リニアモータ駆動エレベータの制動装置 | |
JP2680542B2 (ja) | 棚装置 | |
JPH01156212A (ja) | 移動棚設備 | |
JPH11239520A (ja) | 移動物置棚 | |
JP2002045243A (ja) | 移動棚システム | |
JPS6216708A (ja) | 移動棚の制御装置 | |
JPH1159827A (ja) | 移動棚利用倉庫の操作装置 | |
JP2002000365A (ja) | 電動式移動棚装置 | |
JP2002205808A (ja) | 移動棚の安全装置 | |
JPS5837333Y2 (ja) | 電動式移動棚 | |
CN110872040B (zh) | 电梯系统 | |
JP3471943B2 (ja) | 電動間仕切装置 | |
JP2577957B2 (ja) | 自動倉庫用走行クレーン | |
JPH0740967B2 (ja) | 移動棚装置 | |
JP3397664B2 (ja) | 電動式移動棚 | |
JPH05186015A (ja) | 移動棚設備の制御方法 |