JPH0126683B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0126683B2
JPH0126683B2 JP8678780A JP8678780A JPH0126683B2 JP H0126683 B2 JPH0126683 B2 JP H0126683B2 JP 8678780 A JP8678780 A JP 8678780A JP 8678780 A JP8678780 A JP 8678780A JP H0126683 B2 JPH0126683 B2 JP H0126683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
circuit
shelves
command
blocking member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8678780A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5711609A (en
Inventor
Motosuke Taniwaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kongo Co Ltd
Original Assignee
Kongo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kongo Co Ltd filed Critical Kongo Co Ltd
Priority to JP8678780A priority Critical patent/JPS5711609A/ja
Publication of JPS5711609A publication Critical patent/JPS5711609A/ja
Publication of JPH0126683B2 publication Critical patent/JPH0126683B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電動式移動棚装置に関するものであ
る。
従来の電動式移動棚装置には、所望の棚と棚と
の間に通路を形成したのち、さらにその通路はそ
のままにして別の棚と棚との間にも通路を形成す
ることができるようにした多通路方式のものがあ
る。このような多通路方式の電動式移動棚によれ
ば、物品の出し入れ作業の能率が向上するという
効果がある反面、作業者が何れかの通路内に入つ
ているときに他の作業者が棚を移動させることが
できるようになつているため、操作を誤つて通路
内の作業者を棚と棚との間に挾み込んでしまう危
険が多分にあつた。
本発明の目的は、多通路方式の移動棚装置とし
て使用しうるようにして作業能率の向上を図ると
ともに、誤つて通路が狭められようとしても所定
巾の通路が確保されるようにして安全を確保でき
るようにした電動式移動棚装置を提供することに
ある。
本発明の特徴は、棚の間口面から突出して隣接
棚の接近を阻止する態位と退避態位をとりうる阻
止部材を棚に設け、この阻止部材を隣接棚接近阻
止態位においたときにのみ複数の通路を形成する
ことができるようにして、安全性が確実に確保さ
れるようにしたことにある。
以下、図示の実施例によつて本発明を説明す
る。第1図において、室の床1上には固定棚Aが
定置されており、また、固定棚Aと室の壁2との
間には複数の移動棚B,C,D,E,F,Gが、
適宜の案内軌条に沿い棚の間口面に対して直角の
方向に走行可能に置き並べられている。固定棚A
の側面には電源スイツチなどが取付けられた主操
作パネル3が設けられており、また、各棚A乃至
Gの側面には操作パネル4が設けられている。各
棚の天板上には、隣接の棚との間に形成される作
業通路(棚Gにおいてはその棚Gと壁2との間に
形成されるべき作業通路)を照明すべき照明灯5
が適宜のアームを介して支持されている。各棚A
乃至Gの、図において右がわの間口面には、隣接
棚の接近を阻止する阻止部材6が設けられてい
る。阻止部材6は、第2図に詳細に示されている
ように、棚の間口面の一部をなす棚支柱7の前面
に取付けられた軸受部材8により、第2図に実線
で示されるような棚間口面に沿い垂直方向に立ち
上がつた退避態位から、第2図に鎖線6Aで示さ
れるような棚間口面に対し直角方向に突出した隣
接棚接近阻止態位までの範囲内で垂直面内におい
て回動可能に軸支されている。従つて、棚間に通
路を形成したとき、その通路に面する阻止部材6
を隣接棚接近阻止態位にしておけば、上記通路が
狭められる向きに棚が移動させられたとしても、
阻止部材6の先端が隣接棚の間口面をなす支柱の
前面に当り、阻止部材6の長さ分の通路巾が確保
されるようになつている。従つて、阻止部材6の
長さを人体が棚間に挾圧されない長さにしておけ
ば、棚間の作業者の安全が確保されることにな
る。なお、阻止部材6を隣接棚接近阻止態位に保
持する手段は、第2図の例のように、阻止部材6
の基部を軸受部材8の底面に当接させるようにし
てもよいし、その他保持アームを付加するなど、
適宜の手段を選択して差支えない。また、阻止部
材6を垂直態位に保持する手段は、阻止部材6を
磁力により支柱7に吸着させる方法、スプリング
キヤツチを用いる方法、マジツクテープを用いる
方法、その他適宜の手段を選択して差支えない。
第2図に示されるように、支柱7内には軸受部材
8の取付部の上方においてスイツチ9が取付けら
れており、スイツチ9の操作片9aが支柱7の前
面がわに突出している。操作片9aは、阻止部材
6が垂直態位におかれると阻止部材6によつて押
圧され、阻止部材6が隣接棚接近阻止態位におか
れると押圧が解除されるようになつている。
阻止部材6の取付位置は、棚の棚板でも天板で
も、側板でも、台枠でも、その他どこでも差支え
ないが、できれば操作性の良い位置に取付けるこ
とが望ましい。また、阻止部材6は、一つの棚に
複数個設けてもよい。さらに、阻止部材6は水平
態位から垂下態位までの範囲内で、あるいは水平
面内において回動するようにしてもよいし、棚の
間口面に対し直角方向に摺動して進退するように
してもよい。第4図および第5図の実施例は棚の
間口面に対し直角方向に摺動するようにした阻止
部材の例を示すものであつて、棚支柱7の側面に
案内筒10を棚の奥行方向に向けて固定し、案内
筒10内を阻止部材11が摺動しうるようにした
ものである。案内筒10にはスイツチ12が取付
けられ、阻止部材11が棚間口面から突出して隣
接棚接近阻止態位にあるときはスイツチ12の操
作片の押圧が解除され、阻止部材11が案内筒1
0内に押し込まれて退避態位にあるときは阻止部
材11によつてスイツチ12の操作片が押圧され
るようになつている。即ち、スイツチ12は第2
図の実施例におけるスイツチ9と同等のものであ
る。阻止部材11内には鈎形のレバー14が揺動
自在に軸支されている。レバー14は自重によつ
て回動しようとする習性を有していて、阻止部材
11の大部分を案内筒10から引き出すと、レバ
ー14が自重により回動してその先端の鈎部14
aが阻止部材11の窓孔から突出するようになつ
ている。従つて、この状態において、例えば隣接
棚により阻止部材11の先端が押されると、レバ
ー14の鈎部14aが案内筒10の先端に当り、
阻止部材11の退避が阻止されて隣接棚の相互接
近が阻止されることになる。阻止部材11の引き
出し限界は適宜のストツパーによつて画されるも
のとする。阻止部材11を退避させるには、レバ
ー14aを押し上げて阻止部材11の下面内に退
避させ、しかるのち阻止部材11を押し込めばよ
い。
次に、第3図によつて本発明に用いられる電気
回路の例を説明する。第3図において符号A,
B,C,Gはそれぞれ第1図における各棚A,
B,C,Gを示している。棚Aには、開指令スイ
ツチ21a、停止スイツチ22a、開指令保持回
路23a、二重指令検出回路24a、異常状態検
出回路25a、阻止部材検出回路26a、全停止
指令回路27が設けられている。これに対して棚
Bには、開指令スイツチ21b、停止スイツチ2
2b、開指令保持回路23b、左行指令回路28
b、右行指令回路29b、二重指令検出回路24
b、異常状態検出回路25b、停止リミツト検出
回路30b、阻止部材検出回路26b、モーター
制御回路31b、モーター駆動回路32bが設け
られてる。棚C乃至Gにも棚Bと全く同様のスイ
ツチおよび回路部が設けられているが、第3図で
は棚D,E,Fにおける電気回路の開示は省略さ
れている。また、棚Cおよび棚Gにおけるスイツ
チおよび回路部には、棚Bにおけるスイツチおよ
び回路部の符号と対応した数字に「c」又は
「g」のサフイツクスを付してある。なお、各棚
の開指令スイツチおよび停止スイツチは、各棚の
操作パネル4に設けられているものとする。
各棚における開指令スイツチ21a乃至21g
は、その押圧操作により、それぞれの棚における
開指令保持回路に信号を入力するようになつてい
る。各棚の停止スイツチ22a乃至22gは互い
に直列に接続されていて、何れか一つの停止スイ
ツチを操作することにより棚Aにおける全停止指
令回路27に停止信号として入力されるようにな
つている。固定棚Aの開指令保持回路23aの出
力信号は移動棚Bの右行指令回路29bに加えら
れるようになつている。これに対し各移動棚B乃
至Gにおける開指令保持回路23b乃至23gの
出力信号は、その棚の左行指令回路とその棚の右
側の隣接棚の右行指令回路に加えられるようにな
つている。即ち、棚Bの例をとれば、開指令保持
回路23bの出力信号はその棚の左行指令回路2
8bと棚cの右行指令回路29cに加えられるよ
うになつている。各移動棚B乃至Gにおける左行
指令回路28b乃至28gの出力信号はそれぞれ
の棚におけるモーター制御回路31b乃至31g
に左行信号として加えられるようになつており、
さらに、左がわの隣接棚における左行指令回路に
加えられるようになつている。また、各移動棚B
乃至Gにおける右行指令回路29b乃至29gの
出力信号はそれぞれの棚におけるモーター制御回
路31b乃至31gに右行信号として加えられる
ようになつており、さらに、右がわの隣接棚にお
ける右行指令回路に加えられるようになつてい
る。各移動棚の左行指令回路28b乃至28gの
出力信号および右行指令回路29b乃至29gの
出力信号は、それぞれの棚における二重指令検出
回路24b乃至24gに加えられるようになつて
いる。各二重指令検出回路24b乃至24gは左
行信号と右行信号が重複して入力されたときに二
重指令信号を発するものであつて、各二重指令検
出回路24b乃至24gの出力端子は固定棚Aの
全停止指令回路27に並列的に接続されている。
各棚A乃至Gの異常状態検出回路25a乃至2
5gは、例えば、棚と棚との間に人体等の異物が
挾み込まれた場合、あるいは駆動モーターが過熱
した場合などに異常信号を発するものであつて、
各異常状態検出回路の出力端子は固定棚Aにおけ
る全停止指令回路27の入力端子に並列的に接続
されている。各移動棚B乃至Gの停止リミツト検
出回路30b乃至30gは、例えば、隣接する棚
との対向面に設けられていて移動棚の移行余裕が
なくなつたとき、即ち、隣接棚に接しようとした
ときに作動するリミツトスイツチを含み、このリ
ミツトスイツチの作動により信号を発してモータ
ー制御回路31bに信号を加えるようになつてい
る。各棚A乃至Gにおける阻止部材検出回路26
a乃至26gは、前に説明した阻止部材6又は1
1が隣接棚接近阻止態位にあるか又は退避態位に
あるかによつて作動態様が異なるスイツチ9又は
12を含むものであつて、阻止部材が隣接棚接近
阻止態位にあるときに信号を発するようになつて
いる。この各阻止部材検出回路の出力信号はそれ
ぞれの棚における開指令保持回路に加えられて開
指令保持が解除されるようになつており、また、
それぞれの棚における左行指令回路と右行指令回
路に加えられるようになつている。また、各移動
棚B乃至Gの阻止部材検出回路26b乃至26g
の出力信号はそれぞれの棚のモーター制御回路に
加えられるようになつており、さらに、各棚A乃
至Fの阻止部材検出回路26a乃至26fの出力
信号はそれぞれ右方に接続する棚のモーター制御
回路26b乃至26gに加えられるようになつて
いる。固定棚Aの全停止指令回路27の出力は各
移動棚B乃至Gのモーター制御回路31b乃至3
1gのすべてに加えられるようになつている。各
移動棚B乃至Gのモーター制御回路31b乃至3
1gには、その棚における左行指令回路の出力お
よびその棚における右行指令回路の出力が加えら
れるようになつている。また上記モーター制御回
路31b乃至31gの出力はそれぞれの棚におけ
るモーター駆動部32b乃至32gに加えられる
ようになつている。
次に、上記電気回路の作動を説明する。いま、
総ての移動棚B乃至Gが第1図において左方に移
動して総ての棚A乃至Gが一塊になつて重なり合
つているものとする。そこで移動棚Bにおける開
指令スイツチ21bを押圧操作すると、開指令保
持回路23bに信号が入力されて開指令保持回路
23bが開指令信号を出力したままその状態を保
持する。上記開指令信号はその棚Bの左行指令回
路28bと右隣の棚Cの右行指令回路29cに加
えられる。このとき、移動棚Bは左がわに移行す
る余裕はなく、左がわのリミツトスイツチが作動
しているので左行指令回路28bは作動せず、棚
Cの右行指令回路29cが作動して右行指令信号
を出力する。この右行指令信号はさらに右隣の移
動棚の右行指令回路に加えられ、こうして各移動
棚C乃至Gの右行指令回路29c乃至29gが作
動し、それぞれの棚C乃至Gのモーター制御回路
31c乃至31gに右行指令信号を加える。各モ
ーター制御回路31c乃至31gは上記右行指令
信号に基づき、それぞれの棚におけるモータ駆動
部32c乃至32gを作動させ、各棚C乃至Gに
おける駆動モーターを作動させて各棚C乃至Gを
右方に移動させる。そのまま放置すれば、移動棚
C乃至Gは所定距離走行し、各棚における停止リ
ミツト検出回路30c乃至30gが作動して各棚
のモーター制御回路31c乃至31gに停止信号
が加えられて各棚の走行が停止させられる。ここ
において棚Bと棚Cとの間に巾の広い作業通路が
形成されることになる。
ところで、上記のようにして各棚C乃至Gが右
方に走行している途中で各棚A乃至Gの停止スイ
ツチ22a乃至22gのうちの一つを押圧操作す
るか、又は棚Bにおける阻止部材6を隣接棚接近
阻止態位にすることにより各棚C乃至Gの走行を
停止させることができる。即ち、停止スイツチ2
2a乃至22gの一つを操作すると、固定棚Aの
全停止指令回路27に信号が加えられ、全停止指
令回路27から停止信号が出力されて全移動棚B
乃至Gのモーター制御回路に加えられ、全移動棚
の走行が停止させられるからであり、また、棚B
の阻止部材6を阻止態位においた場合は、阻止部
材検出回路26bから信号が出力されて開指令保
持回路23bに入力され、開指令保持回路23b
の開指令保持が解除されて各移動棚への走行指令
信号が止絶えるからである。また、前述のように
して各移動棚が走行しているときに、棚B以外の
棚の開指令スイツチを押圧操作したとき、即ち、
各棚A乃至Gの開指令スイツチ21a乃至21g
のうちの二つを重複して操作したときにも各移動
棚の走行が停止する。例えば、前述のように棚C
乃至Gが右方に走行しているときに棚Cの開指令
スイツチ21cを押圧操作したとすると、開指令
保持回路23cから信号が出力され、この信号に
基づき左行指令回路28cから信号が出力されて
二重指令検出回路24cに加えられ、この二重指
令検出回路24cは、棚Bの開指令スイツチ21
bの操作に基き右行指令回路29cから出力され
た右行信号と相俟つて二重指令信号を出力し、こ
の信号に基づき全停止指令回路27から停止信号
を出力させ、これに基づき移動中の棚が総て停止
することになる。このように、開指令操作が重複
してなされた場合に棚の移動を不可能にすること
により、次のような効果がある。即ち、多数の移
動棚を列設してなる移動棚装置においては、一つ
の開指令操作によつて一つの通路を形成しつつあ
る途中に、他の者が別の通路を形成しようとして
別の開指令操作を行なう場合がある。その場合、
二重指令によつて棚の移動を停止させる回路がな
いとすれば、初めに開きつつあつた通路が逆に狭
められる向きに作動する場合がある。従つて、初
めに開きつつある通路が完全に開ききらないうち
にその通路に入つた者がいるとすれば、その者は
逆行してきた棚と他の棚との間で挾圧される可能
性があり、はなはだ危険である。しかしながら、
上記のように二重指令によつて棚の移動を不可能
にするような構成にしておけば、上記のような危
険性は回避されることになり、電動式移動棚装置
の安全装置の一つとして有効である。
このように、ある一つの開指令スイツチの操作
に基いて移動棚が走行している途中でこれを停止
させた場合は、阻止部材6を隣接棚接近阻止態位
におくことと、他の開指令スイツチを操作するこ
ととを条件として通路を複数個所に形成すること
ができるようになつている。例えば、前述のよう
に、棚Bの開指令スイツチ21bの操作によつて
棚C乃至Gが右方に向つて走行している途中で各
棚の停止スイツチ22a乃至22gのうちの一つ
を操作すること等によつて棚C乃至Gの走行を停
止させたとする。ここにおいては、まず棚Bと棚
Cとの間に通路34(第1図参照)が形成された
ことになる。そこで棚Bの阻止部材6を通路34
がわに突出させて隣接棚接近阻止態位をとらせる
と、阻止部材検出回路26bがこれを検出して信
号を発し、開指令保持回路23bの作動を停止さ
せ、開指令信号を停止させる。従つて、棚Bより
右にある棚C乃至Gへの右行指令信号が止絶え、
棚Bの開指令スイツチ21bと重複して棚C乃至
Gの開指令スイツチを操作しても棚C乃至Gの二
重指令検出回路は作動することがない。これに対
して棚Bにおいては、その阻止部材6を阻止態位
におくことにより阻止部材検出回路26bからそ
の棚Bにおけるモーター制御回路31bおよび右
がわの隣接棚Cにおけるモーター制御回路31c
に停止信号が加えられ、棚Bおよび棚Cは左右何
れの向きにも移動不能に拘束される。そこで次
に、例えば棚Cにおける開指令スイツチ21cを
操作したとすると、開指令保持回路23cが開指
令信号を発してこれを保持すると共に、その棚の
左行指令回路28cと右側の棚Dの右行指令回路
に開指令信号が加えられる。ところが、棚Bの阻
止部材検出回路26bからの信号がその棚のモー
ター制御回路31bおよび右側のモーター制御回
路31cに加えられて双方の棚B,Cのモーター
駆動部32b,32cが不作動状態に拘束される
ようになつているため、棚Dの右行指令回路が有
効に作動する。この右行指令回路の出力信号は、
前に述べたように順次右側に隣接する移動棚の右
行指令回路に加えられ、さらにそれぞれの棚の右
行指令回路からモーター制御回路に右行指令信号
が加えられ、それぞれの棚のモーター駆動部を作
動させる。これによつて棚D乃至Gが右方に走行
し、第1図に示されているように、棚CとDとの
間に第2の通路35を形成することになる。
なお、各棚D乃至Gが右方に走行している途中
で前述の場合と同様に停止スイツチの操作等によ
り棚D乃至Gの走行を停止させ、次に棚Cの阻止
部材6を阻止態位におき、かつ、棚D乃至Gのう
ちの一つ、例えば棚Eの開指令スイツチを操作す
ることにより、前述の場合と全く同様の動作によ
つて棚Eと棚Fとの間に第3の通路を形成するこ
とができる。もつとも、多くの通路を形成するこ
とが可能ということは、それだけ多くの移行余裕
が必要であり、スペース効率が悪くなることがあ
るので、通路を2個所又は3個所に設けたのち
は、それ以上通路を形成することができないよう
にしても差支えない。
ところで、何れかの棚における阻止部材を阻止
態位におくと、その棚における阻止部材検出回路
からその棚における左行指令回路および右行指令
回路に検出信号が加えられるようになつている。
これは、阻止部材検出回路からの検出信号により
その棚における左行指令回路および右行指令回路
の作動を停止させるものである。従つて、例えば
棚Cと棚Dとの間に通路を形成して棚のCの阻止
部材を阻止態位におき、しかるのち、例えば棚D
と棚Eとの間に通路を形成すべく棚Dの開指令ス
イツチを操作したとしても、棚Dの左行指令回路
から発せられた左行指令信号が棚Cの左行指令回
路28cにおいて遮断されてそれより左側にある
移動棚への左行指令信号も遮断されることにな
り、棚Cより左がわにある棚が移動不能に拘束さ
れることになる。即ち、第1の通路形成後、この
通路を中心として左右何れかの棚間に第2の通路
を形成させようとするとき、第一通路を中心とし
て第2の通路形成がわの反対がわの棚がたとえ移
行余裕があつたとしても移動不能に拘束されるよ
うにして安全性を高めたものである。
第3図において符号P1乃至P7は各棚に設けら
れたパイロツトランプであつて、それぞれの棚の
開指令スイツチが操作されているときに点灯する
ようにしたものである。
第6図は本発明に用いられる照明灯5の点灯回
路の例を示す。第6図において、照明灯5は電源
制御部37を介して交流電源に接続されている。
制御部37にはアンド回路38の出力端子が接続
されている。アンド回路38には、オア回路の出
力信号39、インバータの出力信号40、フオト
ダイオード等を有してなる明るさ検知回路からの
信号36が加えられるようになつている。オア回
路には、それぞれの棚における阻止部材検出回路
からの検出信号26、開指令スイツチからの指令
信号21が加えられるようになつており、さら
に、インバータ40にはそれぞれの棚における停
止リミツト検出回路からの検出信号30が加えら
れるようになつている。
上記第6図の照明回路によれば、その棚におけ
る阻止部材6が阻止態位におかれること又は開指
令スイツチが操作されていることと、停止リミツ
トスイツチが作動していないこと、即ち、隣接棚
との間に通路が形成されていて未だ移行しうる余
裕があることと、周囲の明るさが一定以下になつ
ていることを条件として照明灯が点灯するように
なつている。従つて、この回路によれば、必要以
外の場合は照明灯5は点灯しないから、電力の浪
費を防止することができる。なお、場合によつて
は、開指令スイツチの操作によつてのみ、又は阻
止部材の操作によつてのみ照明灯が点灯するよう
に設計しても差支えない。
本発明に用いられている阻止部材自体の効果は
次のようなものである。
まず、大きな地震が発生すると、各移動棚は相
隣接する棚との間ではじき合つて相互に均等な巾
の通路を形成するように、従つて、それまで形成
されていた通路は狭められるように案内軌条上を
滑動し、通路内の作業者は棚間に狭圧される危険
性がある。しかし、阻止部材を阻止態位において
おけばその長さ分の通路巾が確保されるから上記
の危険が回避される。
また、電気回路が万一故障して誤動作により通
路が狭められる方向に動いたとしても、上記の場
合と同様に安全性が確保されることになる。
本発明は、上記の如き安全性確保上きわめて有
効な阻止部材の操作に連動させて二重指令を解除
するようにし、もつて多通路の形成を可能にした
から、多通路形成のための回路が誤動作して通路
が狭められようとしても、また、他の作業者が多
通路形成を解除して通路を狭める方向に棚を移動
させたとしても、阻止部材の長さ分の通路巾が確
実に確保され、きわめて安全性の高い多通路方式
の電動式移動棚装置を提供することができる。ま
た、多通路形成時は、既形成通路に阻止部材が突
出して隣接棚接近阻止態位がとられることになる
から、阻止部材の奏する効果を有効に活用するこ
とができる。
なお、阻止部材検出回路に用いられる検出スイ
ツチ(第2図の符号9参照)と並列に操作スイツ
チを設け、このスイツチの操作によつても二重指
令が解除されるようにしてもよい。また、各棚の
開指令スイツチは、左行用と右行用を分けて設け
てもよい。阻止部材が突出した通路に面する棚
は、上記通路を狭める方向には移動不能とし、上
記通路を広める方向には移動可能としてもよい。
モーターによる移動棚の駆動方法としては、モー
ターの駆動力をそのまま移動棚の駆動力として利
用するようにしてもよいし、モーターによつてエ
ヤシリンダ、油圧シリンダ等の流体シリンダを作
動させ、これによつて移動棚を駆動するようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る移動棚装置の実施例を示
す側面図、第2図は同上実施例中の阻止部材の構
成を示す一部破断側面図、第3図は本発明に用い
られる電気回路の例を示すブロツク図、第4図は
本発明に用いられる阻止部材の別の例を示す側面
図、第5図は同上阻止部材の部分拡大図、第6図
は本発明に用いられる照明回路の例を示す線図で
ある。 A…固定棚、B,C,D,E,F,G…移動
棚、6,11…阻止部材、21a,21b,21
c,21g…開指令スイツチ、22a,22b,
22c,22g…停止スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 移動可能に列設された複数の移動棚を具備
    し、各移動棚はそれぞれ次の(1)乃至(7)の構成部分
    を有してなる電動式移動棚装置。 (1) 棚間に通路を形成するための開指令操作がな
    されることにより開指令信号を出力し、かつ、
    これを保持する開指令保持回路。 (2) 棚の移行余裕の有無を検出する停止リミツト
    検出回路。 (3) 棚を駆動する可逆転モーター。 (4) その棚又は他の棚の開指令保持回路からの開
    指令信号とその棚の停止リミツト検出回路の検
    出信号に基き、上記モーターを制御し、棚を移
    行余裕のある方に移動させるモーター制御回
    路。 (5) 一つの通路を形成するための開指令操作と他
    の通路を形成するための開指令操作とが重複し
    てなされたとき二重指令検出信号を出力し、す
    べての移動棚のモーターへの給電を停止させる
    二重指令検出回路。 (6) 棚の間口面から突出して隣接棚の接近を阻止
    する態位と退避態位とをとりうる阻止部材。 (7) 阻止部材が隣接棚接近阻止態位にあるときこ
    れを検出してその棚の開指令保持回路からの開
    指令信号の出力を解除する阻止部材検出回路。
JP8678780A 1980-06-26 1980-06-26 Electromotive shelf apparatus Granted JPS5711609A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8678780A JPS5711609A (en) 1980-06-26 1980-06-26 Electromotive shelf apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8678780A JPS5711609A (en) 1980-06-26 1980-06-26 Electromotive shelf apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5711609A JPS5711609A (en) 1982-01-21
JPH0126683B2 true JPH0126683B2 (ja) 1989-05-25

Family

ID=13896463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8678780A Granted JPS5711609A (en) 1980-06-26 1980-06-26 Electromotive shelf apparatus

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5711609A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711610A (en) * 1980-06-27 1982-01-21 Kongo Kk Electromotive shelf apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5711609A (en) 1982-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890000334A (ko) 엘리베이터 시스템 및 그 안전운행 방법
CN101137571A (zh) 电梯检查安全装置
JP2019183483A (ja) 移動間仕切装置
JPH0126683B2 (ja)
JPH0137128B2 (ja)
AU2015224389B2 (en) Electronically driven shelving system with a scanning arrangement
US3608674A (en) Storage elevator having multiple shelves
RU51602U1 (ru) Система мобильного оборудования
JPS595383Y2 (ja) 移動棚の安全装置
JP2586203B2 (ja) リニアモータ駆動エレベータの制動装置
DE50206513D1 (de) Regallager
JP3024540B2 (ja) 立体自動倉庫のラック
JPH11113651A (ja) 移動物置棚
JP2680542B2 (ja) 棚装置
JPH01156212A (ja) 移動棚設備
JP2002045243A (ja) 移動棚システム
JP3117940B2 (ja) 移動物置棚
CN110872040B (zh) 电梯系统
JPS6216708A (ja) 移動棚の制御装置
JP3475995B2 (ja) 移動棚利用収納設備の操作装置
JPH0528310B2 (ja)
JPH0124285Y2 (ja)
JP2577957B2 (ja) 自動倉庫用走行クレーン
JPH0330708A (ja) 移動棚装置
JPS5837333Y2 (ja) 電動式移動棚