JPH0136900Y2 - - Google Patents

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JPH0136900Y2
JPH0136900Y2 JP736886U JP736886U JPH0136900Y2 JP H0136900 Y2 JPH0136900 Y2 JP H0136900Y2 JP 736886 U JP736886 U JP 736886U JP 736886 U JP736886 U JP 736886U JP H0136900 Y2 JPH0136900 Y2 JP H0136900Y2
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lance
guide frame
guide
blast furnace
support bracket
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高炉ランス交換装置に係り、特に高炉
送風時にランスの交換ができる装置に関し、高炉
製鉄の分野で利用される。
〔従来の技術〕
一般に高炉には熱風を炉内に羽口を介して送風
するため、送風羽口接続管が炉体に放射線状に配
置され、送風羽口接続管のブローパイプに燃料
(微粉炭、重油)あるいは脱珪材(酸化鉄粉、
CaCO3粉)などを吹込むためのランスが取付け
られて炉内への吹込みが行われている。
近年、オイルシヨツク以後のオールコークス操
業に伴い微粉炭の多量吹込み、または溶銑成分調
整のため酸化粉の多量吹込みが実施されるように
なり、これに伴つて口径が大となり、また空冷用
に多重管構造となつたため大型化し、一方吹込ラ
ンスの摩耗や先端部の溶損および灰分の付着等が
発生し、適正な吹込みが継続できず高炉操業に支
障を生じる時にはランスの速やかな交換が必要と
なつて来た。
ランスの交換は、当初においては操業中に人力
によつて行われていたが、その後前記の如くラン
スの大型化に伴い操業中の交換は炉内圧の影響を
受け抜取り時や挿入時の反力が大きいことや熱風
吹出し等のため、ランス交換時には高炉の減風あ
るいは休風が行われている実状であり、高炉操業
に大きく影響している。
これらの事態に対処するため、実開昭58−
163546に「高炉バーナー交換装置」が開示されて
いるが、次の如き問題点がある。
(イ) 環状管に吊下移動するため、一般の高炉では
環状管および羽口接続管周辺に柱や配管などの
障害物が隣接しているので接触のおそれが多
い。
(ロ) バーナーを交換するための芯出し作業が繁雑
で熟練を要し速やかに交換できない。
従つて一般の高炉では十分に活用されていない
のが現状である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、操業中に迅速にランスを交換できる装置を提
供するにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案の要旨とするところは次の如くである。
すなわち、羽口接続管、下部ベンドおよびブロー
パイプより成る高炉羽口から液体、粉粒体等を吹
込む高炉ランス交換装置において、前記ブローパ
イプに設けられたガイドフレーム芯出しガイド
と、前記下部ベンドに取付けられたトラニオン支
持ブラケツトと、床上に載置された昇降自在の支
持台と、前記ガイドフレーム芯出しガイド、トラ
ニオン支持ブラケツトおよび支持台で保持される
ガイドフレームと、前記ガイドフレーム上を走行
するランス取付移動台車と、前記ランス取付移動
台車を駆動する駆動用ケーブルシリンダーと、を
有して成ることを特徴とする高炉ランス交換装置
である。
本考案の詳細を実施例を示す第1図の側面図お
よび第2図の平面図により説明する。高炉炉体2
は耐火物4でライニングされ、羽口6が設けられ
ている。羽口6は羽口接続管8と下部ベンド1
0、ブローパイプ12で接続している。羽口接続
管8は炉体円周方向に放射線状に20〜40本配置さ
れ、ブローパイプ12にランスガイド管14の逆
止弁16が固定して設けられている。逆止弁16
にはガイドフレーム芯出しガイド18が設けられ
ている。一方下部ベンド10にはトラニオン支持
ブラケツト20が設けられている。これらのガイ
ドフレーム芯出しガイド18およびトラニオン支
持ブラケツト20はいずれも固定装置である。
次に可搬装置を説明する。作業床22上には支
持台24が載置され、支持台24の上部にはジヤ
ツキ26が取付けられている。
ガイドフレーム芯出しガイド18は第2図、第
3図に示す如く、逆止弁16にランスガイド管1
4と平行に取付けられガイドフレーム28の先端
を嵌合する溝を有し、ガイドフレーム28がラン
ス30と平行芯になるようにし、これによつてラ
ンス30の挿入、引抜き時の芯出しを容易にして
いる。ランス30は空冷用外管31Aと粉体吹込
用内管31Bを有している。トラニオン支持ブラ
ケツト20は第3図に示す如く、ガイドフレーム
28先端部のトラニオン軸28Aを支持し、ラン
ス30の挿入および引抜時の反力を受ける。
ガイドフレーム28は、先端部がガイドフレー
ム芯出しガイド18に嵌合する部分と、トラニオ
ン軸28Aおよびランス取付移動台車32を案内
支持する溝形状部分と、ランス30を仮受けする
ランス受け金具28Bから成り、下方には公知の
駆動用ケーブルシリンダー34を取付ける構造と
なつている。
ランス取付移動台車32は第5〜7図に示す如
く、台車フレーム32Aと、台車フレーム32A
に固定されたローラ32Bから成り、ローラ32
Bはガイドフレーム28内に上下、左右に移動自
在に案内支持できるよう設けられ、これによつて
ランス30の正確な芯出しが容易にできるように
なつている。台車フレーム32Aの先端に駆動用
ケーブルシリンダー34のケーブル34Aを取付
け、ランス取付移動台車32が駆動用ケーブルシ
リンダー34によつてガイドフレーム28に沿つ
て前後に移動される。台車フレーム32Aの左右
には、ランス30の取付部分を有し、ランス30
は、取付けピース30Aを介してボルト36によ
つて取付け固定される構造となつている。
一方、作業床22上に設けられた支持台24の
ジヤツキ26の先端は、ピン38を介してガイド
フレーム28に取付けられているので、ガイドフ
レーム28の昇降、傾動が自在である。従つて、
ガイドフレーム28先端部がガイドフレーム芯出
しガイド18に嵌合してランスガイド管14とガ
イドフレーム28とを平行芯とする調整作業が容
易であるほか、ランス30のランス取付移動台車
32への着脱も容易である。
ランス30の交換時にランスを引抜く場合に
は、ガイドフレーム28のトラニオン軸28Aを
下部ベンド10に固定してあるトラニオン支持ブ
ラケツト20にあずけ、支持台24のジヤツキ2
6により、ガイドフレーム28先端が逆止弁16
に固定されているガイドフレーム芯出しガイド1
8に嵌合させ、ランスガイド管14とガイドフレ
ーム28が平行芯になるように高さを調整する。
この際、左右の平行芯はガイドフレーム28先端
がガイドフレーム芯出しガイド18に嵌合した時
点で決められる。次にランス取付移動台車32を
ランス30に設けた取付けピース30Aの位置ま
で移動させ、ランス30とランス取付移動台車3
2をボルト36にて締付け固定する。次に駆動用
ケーブルシリンダー34のランス30の挿入側に
空気圧を加えて逆止弁16のランス止めコツター
金具40を外した時に、炉内からの熱風が吹出す
のを防止するために、ランス30を押えておき、
逆止弁16のランス止めコツター金具40を外
し、駆動用ケーブルシリンダー34をランス30
の引抜側に空気圧を切替えて、ランス取付移動台
車32を後退させランス30を引抜く。逆止弁1
6から引抜かれたランス30は、ガイドフレーム
28先端に設けたランス受け金具28Bに仮支持
されて脱落が防止される。引抜かれたランス30
を取外すには、支持台24のジヤツキ26を作動
せしめてガイドフレーム28を作業可能な位置ま
で降下させ、ボルト36を外してランス30を取
外せばよい。
この状態で新しいランス30を取付け、上記要
領で芯出しを行い、ランス30をランスガイド管
14内に駆動用ケーブルシリンダー34により挿
入し、ランス止めコツター金具40によりランス
30をブローパイプ12に固定した後、ガイドフ
レーム28をガイドフレーム芯出しガイド18お
よびトラニオン支持ブラケツト20から取外す。
以上により新しいランス30の取付作業が終了
し、ランス交換が完了できる。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如き構成と作用を有しているの
で、次の如き効果を挙げることができた。
(イ) 本考案によれば高炉の羽口外周の作業床に設
けられた移動および昇降傾動自在の支持台にガ
イドフレームを取付け支持させ、ランスの交換
を行なうことができるので、高炉外周のいずれ
の高炉ランスをも容易に交換することができ
る。
(ロ) 本考案は、従来の如く高炉の減風もしくは休
風を行なわず、正常操業中に交換作業が可能で
あるほか、取換作業中に熱風の吹出し等の危険
は全くなく安全作業が可能である。
(ハ) ランスの交換作業が迅速、確実に、かつ容易
に実施できるようになり、ひいては安定した高
炉操業の維持が可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案による高炉ランス交換
装置の全体を示す断面図であつて、第1図は側面
図、第2図は平面図、第3図は第2図の−線
矢視拡大断面図、第4図は第2図の−線矢視
拡大断面図、第5図、第6図は本考案装置のラン
ス取付移動台車を示し、第5図は部分側断面図、
第6図は第5図の−線矢視部分断面図、第7
図は第5図の−線矢視断面図、第8図は第2
図の−線矢視断面図である。 2……高炉炉体、4……耐火物、6……羽口、
8……羽口接続管、10……下部ベンド、12…
…ブローパイプ、14……ランスガイド管、18
……ガイドフレーム芯出しガイド、20……トラ
ニオン支持ブラケツト、24……支持台、28…
…ガイドフレーム、30……ランス、32……ラ
ンス取付移動台車、34……駆動用ケーブルシリ
ンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羽口接続管、下部ベンドおよびブローパイプよ
    り成る高炉羽口から液体、粉粒体等を吹込む高炉
    ランス交換装置において、前記ブローパイプに設
    けられたガイドフレーム芯出しガイドと、前記下
    部ベンドに取付けられたトラニオン支持ブラケツ
    トと、床上に載置された昇降自在の支持台と、前
    記ガイドフレーム芯出しガイド、トラニオン支持
    ブラケツトおよび支持台で保持されるガイドフレ
    ームと、前記ガイドフレーム上を走行するランス
    取付移動台車と、前記ランス取付移動台車を駆動
    する駆動用ケーブルシリンダーと、を有して成る
    ことを特徴とする高炉ランス交換装置。
JP736886U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0136900Y2 (ja)

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JP736886U JPH0136900Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JP736886U JPH0136900Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JPS62122854U JPS62122854U (ja) 1987-08-04
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JP2011528065A (ja) * 2008-07-14 2011-11-10 ポール ヴルス エス.エイ. 燃料噴射ランスを溶鉱炉の羽口体に挿入及び抜取する装置

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JPH068985Y2 (ja) * 1988-11-28 1994-03-09 新日本製鐵株式会社 粉粒体の吹込装置

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JP2011528065A (ja) * 2008-07-14 2011-11-10 ポール ヴルス エス.エイ. 燃料噴射ランスを溶鉱炉の羽口体に挿入及び抜取する装置

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