JPH0136773Y2 - - Google Patents

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JPH0136773Y2
JPH0136773Y2 JP11793182U JP11793182U JPH0136773Y2 JP H0136773 Y2 JPH0136773 Y2 JP H0136773Y2 JP 11793182 U JP11793182 U JP 11793182U JP 11793182 U JP11793182 U JP 11793182U JP H0136773 Y2 JPH0136773 Y2 JP H0136773Y2
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JP
Japan
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bent
mouth
annular
wall
edge
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JP11793182U
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JPS5922755U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内容物表面の皮膜生成を防止し、密
封すると共に内容物未収容時に缶が互に重ね合さ
れるようにして比較的小容積とすることを目的と
した高粘性物用缶に関するものである。
従来印刷用インキ、粘性の高いペイントなどを
缶に封入する際にはその表面に薄紙を当接して皮
膜の生成を防止しているが、当該薄紙は缶口部の
密封には無関係に使用されている。また従来この
種物品の包装缶は上下等径の円筒状であるから、
使用前後の空缶の始末に関し比較的大きな容積を
必要としている現状である。
然るにこの考案は、缶口部の二重壁状とした屈
曲部と、これに弾性的に面接触し得る外蓋の嵌着
部との間に、薄紙の上縁を弾力的に挾着すること
により密封性が向上すると共に、底板側を小径と
し、口部側を大径にしたテーパー状絞り缶とした
ので、空缶を多数重ねて収納又は取扱いができる
ことになり、密封性等の性能の向上と作業性の改
善を図つたのである。
次に第1図および第2図の実施例について説明
する。この実施例はテーパー缶1の上端部を若干
幅(例えば10mm)に亘つて180度屈曲して二重の
外側壁4を設け、前記テーパー缶1内へ上端部を
外側へ180度外折りし環状鍔2とした有底紙筒3
を嵌挿し、その外側へ有頂の筒状外蓋5を被冠し
たものである。前記において筒状外蓋5の外壁は
上下等径(円筒状)であり、前記外側壁4は僅か
に斜外方へ拡開したテーパー状に形成してあるの
で、缶口部へ有底紙筒3および筒状外蓋5を嵌着
すれば筒状外蓋5の側壁6によつて外側壁4を押
えて内側へ若干弾性変形させ、環状鍔2を外側壁
4と筒状外蓋5によつて挾着弾持することができ
る。
上記において、外側壁4の下端と缶口外壁との
間には間隙が形成してあり(第1図)、この間隙
は筒状外蓋5の嵌着時には、弾性変形によりほぼ
消失するようにしてある(第2図)。したがつて、
筒状外蓋5の嵌着時には外側壁4は外向きのバネ
力を有する。しかも外側壁4、環状鍔2、筒状外
蓋5の側壁6相互は面接触である。よつて、外側
壁4と筒状外蓋5による環状鍔2の挾着弾持力は
極めて大きなものとなる。
また第3図および第4図に示す実施例は、テー
パー缶7の上端部を若干幅に亘つて180度屈曲し
て二重の外側壁8を設け、前記テーパー缶7内へ
上端部を外側へ180度外折りし、環状鍔9とした
有底紙筒10を嵌挿する。前記有底紙筒10の外
側へ有頂の筒状外蓋11を被冠したものである。
前記において筒状外蓋11の外周側壁は上下等径
であり、前記外側壁8は僅かに斜外方へ拡開した
テーパー状に形成してあるので、缶口部へ有底紙
筒10および筒状外蓋11を嵌着すれば筒状外蓋
11の側壁12によつて前記外側壁8を缶胴側へ
押えて、これを内側へ弾性変形させる。従つて環
状鍔9は前記外側壁8と筒状外蓋11の側壁12
とによつて挾着弾持することができる。
前記において、外側壁8の下縁には円周方向へ
等間隔に数個の切込み13を設けたので、外側壁
8を缶胴側へ弾性変形することが容易であり、全
周を均等に変形させることができる。また第1図
の実施例は外側壁4の下縁を内側へ巻曲し、環状
玉縁4aを形成したが、第3図の実施例は外側壁
8の下端部を缶胴側へ屈曲して環状屈曲縁8aを
形成し、缶胴との間隙を小さくしたので、玉縁と
しなくとも他物に引掛るおそれはない。然して玉
縁を形成し、又は形成しない場合であつても切込
み13を設ければ変形が容易になることは当然で
ある。
前記各実施例に示すように各テーパー缶1,
7、は口部側を大径とし、底部側を小径としたの
で第5図に示すように重ね合せることが可能であ
る。従つて内容物未収容時には(内容物充填前又
は内容物取出後)、互に重ね合せ比較的小容積に
して収納し、又は取扱いができるので便利であ
る。
即ちこの考案によれば、テーパー缶を用いたの
で、内容物充填前には互に重ね合せて小容積に収
容し、又は運搬し得る効果がある。また、缶口部
に二重壁状の屈曲部を形成し、ここに弾性的に嵌
着する外蓋を嵌着し、前記屈曲部と外蓋の環状嵌
着部との間に有底筒の環状鍔を、面接触させて弾
力的に加圧挾着したので、極めて高い挾着力すな
わち気密性が得られ、長時間経過しても密封性が
良好であり、内容物表面の皮膜形成その他の告障
を未然に防止し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の脱蓋時における一
部断面図、第2図は同じく被蓋時における一部断
面図、第3図は同じく外側壁下縁に切込みを設け
た実施例の脱蓋時における一部断面図、第4図は
同じく被蓋時における一部断面図、第5図は同じ
く第1図の缶を重ねた状態の一部断面図である。 1……テーパー缶、2……環状鍔、3……外側
壁、3……有底紙筒、5……筒状外蓋、7……テ
ーパー缶、10……有底紙筒、11……筒状外
蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 底板側を小径にし、口部側を大径にしたテー
    パー缶の缶口部を、端縁部が外側へ180度位屈
    曲した二重壁状の屈曲部として形成し、該屈曲
    部下端と缶口外壁との間に被蓋時に消失する程
    度の空隙を設けると共に、前記缶口部に環状鍔
    付の有底紙筒を嵌装し、更に前記缶口部の屈曲
    部外径より小径の内径とした外蓋の環状嵌着部
    を嵌着し、前記屈曲部と前記環状嵌着部によ
    り、前記有底紙筒の環状鍔を面接触により弾力
    的に加圧挾着してなる高粘性物用缶。 2 屈曲した二重壁は、下端を内側に巻曲した環
    状玉縁、又は内側に屈曲した環状屈曲縁とした
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の高粘性物
    用缶。 3 屈曲部の下縁に、円周方向へ等間隔に切込み
    を設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    高粘性物用缶。
JP11793182U 1982-08-03 1982-08-03 高粘性物用缶 Granted JPS5922755U (ja)

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JP11793182U JPS5922755U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 高粘性物用缶

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11793182U JPS5922755U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 高粘性物用缶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922755U JPS5922755U (ja) 1984-02-13
JPH0136773Y2 true JPH0136773Y2 (ja) 1989-11-08

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ID=30271270

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11793182U Granted JPS5922755U (ja) 1982-08-03 1982-08-03 高粘性物用缶

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62119115U (ja) * 1986-01-20 1987-07-29

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Publication number Publication date
JPS5922755U (ja) 1984-02-13

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