JP3060638U - パイプ端末の包装用キャップ - Google Patents

パイプ端末の包装用キャップ

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JP3060638U
JP3060638U JP1998010692U JP1069298U JP3060638U JP 3060638 U JP3060638 U JP 3060638U JP 1998010692 U JP1998010692 U JP 1998010692U JP 1069298 U JP1069298 U JP 1069298U JP 3060638 U JP3060638 U JP 3060638U
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Inventor
徳治 渡辺
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株式会社ワタコン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パイプ端末の包装用キャップに関するもので、
水道管・排水管・ガス管・配線束収容管その他の各種パ
イプの切り口端面を傷つけないように保護し、且つそれ
に伴ってキャップ体の肉厚を極めて薄くし、且つ保管の
ためにキャップを積み重ね易くすると共に、使用時に取
り出しやすくしたことを目的とする。 【構成】薄肉の合成樹脂製筒形キャップ体(1)の端面
部位(3)にパイプ端面の外周稜線(P1)と内周稜線
(P2)の肉厚部を嵌合する幅(W)で外周稜線(5)と
内周稜線(6)を成形すると共に、外周稜線(5)に沿
って上向きの凸条形を成す隆起縁辺(7)を成形し、パ
イプ端面の内径(r)に嵌合する筒形凹部(31)を成形
し、筒形凹部の壁面(32)と胴部(11)によって筒形凹
溝部(8)を形成し、且つキャップ体(1)の胴部(1
1)に内向きの隆起部(4)を成形した構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パイプ端末の包装用キャップに関するもので、水道管・排水管・ガ ス管・配線束収容管その他の各種パイプの切り口端面を傷つけないように保護し 、且つそれに伴ってキャップ体の肉厚を極めて薄くし、且つ保管のためにキャッ プを積み重ね易くすると共に、使用時に取り出しやすくしたことを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
一般に、上記のパイプは輸送中や保管中にパイプ端部の口から中にほゴミや水 が入ったり、クモやネズミが入って巣を作ったり糞をしたりして汚れることがあ る。そのためにパイプ端末を塞ぐことが望ましい。 そのために、複数のパイプをまとめて結束してその端部を袋体を被せる方法も あるが、個々のパイプに蓋をすることも行われている。この場合、従来は合成樹 脂材料を用い、比較的厚肉で剛性を有する平底の円筒キャップを被せてパイプ端 末に塞ぐことも知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前者は複数のパイプ端末を一挙に塞げる特長があるが、結束には紐 体を必要とすると共に、袋体が所定本数用に設定されているため、パイプが1本 や2〜3本の場合では袋体が大きすぎて不適である。 また、後者はキャップが厚肉で剛性を有するから耐久性には富むが、パイプ外 径に対してキャップ内径の差が少しでも大きいと簡単に逸脱し易い。反対にパイ プ外径に対してキャップ内径の差が少ないと抜け難くなるが、その分嵌め難くな ると共に、一度嵌めると使用時に取り外そうとするときに非常に抜き難くなる問 題点があった。なお、平底の円筒キャップをパイプ内径に嵌合することもあるが 、そのパイプ内径とキャップ外径の差が少しでも大きいとキャップがパイプ内に 入り込んで取り難くなり、且つそのパイプ内径とキャップ外径の差が少ないと使 用時のキャップが嵌め難くなり、また取外し難くなるという問題があった。
【0004】 そこで、本願出願人は、実用新案登録第3032496号(実願平8−407 7号)において、薄肉の合成樹脂製筒形キャップ体の開口端部がパイプの円形又 は多角形の端面外径より多少大きく形成すると共にキャップ体端面部位に向かっ てパイプ外寸より小さい内寸になるようにテ−パ−に形成し、且つキャップ体の 端面部位から胴部にかけて凹凸部を形成すると共に、パイプの端面外周縁と端面 内周縁に対峙するキャップ体に折り線部位を形成した包装用キャップを提供した 。 これによって、従来公知のキャップに比べて各種パイプの端面を結束紐や粘着 テ−プを一切使わずに簡単且つ確実に包装することができるようになった。 すなわち、パイプの端面にキャップ体を被せると、その開口部はパイプ端面の 外寸より大きく形成されているから楽に挿入され、且つその直後にパイプ端面の 外周がその外周より小さいテ−パ−内径のキャップ体の内周に接触するが、強く 押し込むことによってキャップ体の胴部と端面部位にかけて形成されている凹凸 きのうち、まず凸部(外面からみて凹部)が外周方向に膨出し、次いで凹部(外 面から見て凸部)が外周方向に膨出しながらキャップ端面部位にまで達し、パイ プの端末はその外周に適度の摩擦でぴったりと嵌まり、多少の振動や衝撃等では 簡単には外れずに閉蓋状態が保持される。そして、キャップ体は薄肉又は極薄の 構成樹脂材料で胴部をテ−パ−状に形成してあることにより、加工されたキャッ プ体を積み重ねても嵩張ることがなくて保管に便利である。 さらに、キャップ体は肉厚を0.5mmないしそれ以下の薄肉ないし極薄に材 料を用いて真空成形によって加工することができる。 しかしながら、この登録実用新案に係る考案にあっても、多少の課題が生じて いる。すなわち、キャップをパイプ端末に被せたときに、そのパイプ切り口端面 の外周稜線がキャップ体の外周内側の稜線部内面に当たる構造になっているため 、当該パイプを立て掛けたりしたときに、キャップ体の厚みが極めて薄いため、 そのキャップ体を被せてあっても当該パイプが自重や衝撃によって端面の稜角が 傷ついたり、切り口端面にひび割れが生じたして製品価値を低下させる原因にな っている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は上記の目的を達成し、且つ従来技術の課題を解決するために 提供するものである。 本考案の第1はパイプ端末の包装用キャップにおいて、薄肉の合成樹脂製筒形 キャップ体の開口端と対向する側の端面部位にパイプ端面の外周稜線と内周稜線 の肉厚部を嵌合する幅で外周稜線と内周稜線を成形すると共に、外周稜線に沿っ て上向きの隆起縁辺を成形し、パイプ端面の内径に嵌合する筒形凹部を成形し、 筒形凹部の壁面と胴部によって筒形凹溝部を形成し、且つ前記キャップ体の胴部 に内向きの隆起部を成形したものである。
【0006】 本考案の第2はパイプ端末の包装用キャップにおいて、薄肉の合成樹脂製筒形 キャップ体の端面部位に外周稜線を成形すると共に、その外周稜線に沿って上向 き凸条形の隆起縁辺を成形し、且つキャップ体の胴部に内向きの隆起部を成形し たものである。
【0007】
【作用】
上記手段に基づく作用を説明する。まず、パイプの端末に薄肉の合成樹脂製キ ャップ体を被せて押し込んでいく。すると、パイプ端面外周縁部がそのキャップ 体胴部内において、内向き隆起部に接触してその隆起部を外方に押し返し、次い で胴部内周に接する。そして、パイプ端面がキャップ体の外側と内側の稜角部内 面に到達する。このとき、キャップ体外周の稜線に沿って隆起縁辺を形成してあ るため、パイプの端末の外周稜角は当該キャップ体の稜角内側には接触しない。 また、パイプ端末の内周稜線はキャップ体内周の稜線がさらに内側に位置して いるため、そのキャップ体内周の稜線に接触することなく閉蓋状態を終了する。 次に、キャップ体の胴周部に複数の内向き隆起部によって、複数の空のキャッ プ体を嵌めたときに、互いに重なり合うキャップ体同士に僅かな隙間が形成され て密着することがない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係るパイプ端末の包装用キャップの実施例を図面を以て説明す る。図において、1はパイプPの端末に被せるためのキャップ体であり、薄肉の ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂材料で成形し、且つその胴部11 の 内径RはパイプPの外径rよりわずかに大きくし、且つキャップ体の開口端2に あっては、パイプPの外径rが楽に嵌合する内径R1 とする。なお、前記の薄肉 の厚さは具体的には0.5mm程度を可とするが、さらにそれ以下の極薄シ−ト を用いることもあり、これらの薄肉シ−トを真空成形で加工することもある。 4はキャップ体胴部11に形成した複数の内向きの隆起部であり、その内向き突 起面の内径R2 はパイプPの外径rより多少小さく設定してある。 5はパイプ端末の外周稜線P1 に対峙するキャップ体の外周稜線、6は同じく パイプ端末の内周稜線P2 に対峙する内周稜線である。前記の内周稜線6はパイ プ端末の内周稜線P2 よりさらに内側に位置してある。7はキャップ体1の外周 稜線5に沿って成形した上向きの凸条形を成す隆起縁辺である。そして、前記キ ャップ体の隆起縁辺7は、高さh=3.0mm、幅w1 =5.0mm程度に設定 して無端の円形状に成形してある。なお、前記隆起縁辺は、外方からの圧力を受 けたときに稜角内側がパイプの外周稜線P1 に当たらなければ、その高さ及び幅 を任意に設定できる。 なお、図5にあっては、前記のキャップ体1は端面部位3が平坦に形成され、 パイプ端末に被せた場合にパイプ内径の中に凹まない形状を示す。
【0009】
【具体的な加工例ないし使用例】
上記手段に基づく具体的な加工例ないし使用例を説明する。パイプPの端末に 薄肉の合成樹脂製キャップ体1の開口端2から被せて押し込んでいく。すると、 パイプ端面の外周稜線P1 がそのキャップ体胴部11内において、内向き隆起部4 に接してその内向き隆起部4を外方に押し返し作用を与えながら次いで胴部11 の内周面に接触する。 そして、パイプ端面がキャップ体の外周と内周の稜線部内面に到達する。この とき、キャップ体の外周稜線5に沿って隆起縁辺7を成形してあること、パイプ 端面の外周稜線5は接触しない。また、キャップ体の内周稜線6がパイプ端面の 内周稜線P2 よりさらに内側に位置しているため、そのパイプの内周稜線にも接 触しないで閉蓋状態を終了する。 次に、キャップ体1の胴周部11に複数の内向き隆起部4によって、複数の空の キャップ体を嵌めたときに、互いに重なり合うキャップ体同士に僅かな隙間が形 成されて密着することがない。
【0010】
【発明の効果】
本発明は上記の構成であるから、水道管・排水管・ガス管・配線束収容管その 他各種のパイプの端末に薄肉のキャップ体を被せたときに、そのキャップの外周 稜線に沿って上向きの隆起縁辺が形成されているので、パイプを立て掛けたりし てそのキャップ体の端面に圧力や衝撃を受けたときも、その隆起縁辺で吸収され 、仮にキャップ体が損傷してもパイプ端面を傷つけたりひび割れを生じることが なく、製品価値を損ねるおそれがなくなる。なお、キャップ体の内周稜線はパイ プ端面の内周稜線寄りさらに内側に位置していることにより、隆起縁辺を成形し なくてもパイプ内周稜線を傷めることがない。 また、キャップ体の胴周部に内向きの隆起部を形成したから、複数のキャップ 体を嵌めて重ねたときに互いの重ね部にわずかな隙間が形成されて密着すること がなく使用時に取り出し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るパイプ端末の包装用キャップ体
の正面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】 底面図である。
【図4】 キャップ体をパイプ端末に被せた状態の中央
縦断面図である。
【図5】 図1〜図4の他の例を示す中央縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 薄肉の合成樹脂製筒形キャップ体 2 開口端部 3 キャップ体端面部位 31 筒形凹部 4 内向き隆起部 5 外周稜線 6 内周稜線 7 外周稜線に沿って成形した上向きの凸条形を成す
隆起縁辺 8 筒形凹溝部 P パイプ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉の合成樹脂製筒形キャップ体(1)
    の開口端(2)と対向する側の端面部位(3)にパイプ
    端面の外周稜線(P1 )と内周稜線(P2 )の肉厚部
    (p′)を嵌合する幅(W)で外周稜線(5)と内周稜
    線(6)を成形すると共に、外周稜線(5)に沿って上
    向きの隆起縁辺(7)を成形し、パイプの内径(r1
    に嵌合する筒形凹部(31 )を成形し、筒形凹部の壁面
    (32)と胴部(11 )によって筒形凹溝部(8)を形成
    し、且つ前記キャップ体の胴部に内向きの隆起部(4)
    を成形したことを特徴とするパイプ端末の包装用キャッ
    プ。
  2. 【請求項2】 薄肉の合成樹脂製筒形キャップ体(1)
    の端面部位(3)に外周稜線(5)を成形すると共に、
    その外周稜線に沿って上向き凸起形の隆起縁辺(7)を
    成形し、且つキャップ体(1)の胴部(11 )に内向き
    の隆起部(4)を成形したことを特徴とするパイプ端末
    の包装用キャップ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012117555A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Kitz Corp 継手用防塵キャップ

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